JPH07322240A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH07322240A
JPH07322240A JP6114832A JP11483294A JPH07322240A JP H07322240 A JPH07322240 A JP H07322240A JP 6114832 A JP6114832 A JP 6114832A JP 11483294 A JP11483294 A JP 11483294A JP H07322240 A JPH07322240 A JP H07322240A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズ低減に伴う残像効果を極力少なくし、
ノイズ低減のみを効率的に行うことができるとともに、
自然な画像を得ることができるようにする。 【構成】 画像信号が入力される周波数成分分離回路1
は入力された画像信号からノイズ成分を含む映像信号の
中でも高周波領域に分布する成分とそれ以外の成分とに
分離する。そして、高周波領域成分のみがリカーシブフ
ィルタ回路2に入力され、ノイズ成分のみにノイズ低減
効果が得られる。このリカーシブフィルタ回路2の出力
と上記周波数成分分離回路1からの低周波領域成分とを
加算器3で加算して画像を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置に関し、
特にX線テレビシステムにおいて、テレビモニター装置
に表示する画像についてのノイズ処理を行うのに好適な
画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線テレビシステムでは、従来、図5に
示すようにX線管21からのX線を被写体22に照射
し、被写体22を通ったX線をイメージインテンシファ
イア23に入射させ、得られた可視像をテレビカメラ2
4でビデオ信号に変換し、A/D変換器25でデジタル
信号に変換した後、リカーシブフィルタ回路26に通し
て画像処理を行い、その処理後の画像データをD/A変
換器27でアナログ信号に戻してテレビモニター28に
送り、X線透視像を表示するようにしている。
【0003】このリカーシブフィルタ回路26は2つの
乗算器29、30とフレームメモリ31と加算器32と
からなり、フレームメモリ31には1つ前のフレームの
画像処理信号が格納されている。そして、A/D変換器
25の出力は乗算器29によりその振幅が1/k倍に変
換(kはリカーシブフィルタ係数)され、フレームメモ
リ31の出力はその振幅が乗算器30により(1−1/
k)倍に変換され、これらの振幅変換出力が加算器32
で加算されてD/A変換器27に供給される。このよう
に、リカーシブフィルタ回路26では、画像データに前
のフレームの画像処理データが所定の比率で加算されて
量子ノイズが低減される。すなわち、量子ノイズはラン
ダムに生じるためフレームが異なれば重なり合うことが
なくこのような加算によって増強されることがないのに
対し、信号成分は複数フレームの間で重なり合いこのよ
うな加算によって増強されるので、相対的にノイズが低
減される。
【0004】しかしながら、リカーシブフィルタ回路を
用いた場合、前のフレームの画像を加算するという原理
のため、動きのある部分の画像に残像が発生することが
避けられない。リカーシブフィルタ係数kを大きくして
量子ノイズ低減効果を大きくすればするほど静止部の画
像は見やすくなるが、残像は顕著になり、動きのある部
分の画像は見づらくなる。
【0005】このため、X線透視画像の画素ごとにノイ
ズ成分と動き成分とを求め、これらの成分の大きさに応
じて画素ごとにリカーシブフィルタ係数kを制御するこ
とにより、動きによる画像のぼけを抑えながらノイズを
除去することも考えられている。すなわち、動き成分が
小さい画素についてはリカーシブフィルタ係数kを大き
くしてノイズ除去効果を大きくするとともに、動き成分
が大きい画素についてはその画素のリカーシブフィルタ
係数kを小さくしてノイズ除去効果よりも動きによるぼ
けを防止することを優先させるものである。
【0006】このように画素ごとに求めたノイズ成分と
動き成分とに応じてリカーシブフィルタ係数kを画素ご
とに制御する従来の画像処理装置を図6、7により説明
する。図6において、X線透視画像のビデオ信号のnフ
レーム目を表すデジタル画像データInがフレームメモ
リ41に入力されて記憶されるとともに、その1フレー
ム前のデジタル画像データIn−1が読み出されてノイ
ズ係数算出回路42に送られる。ノイズ係数算出回路4
2には現在のデジタル画像データInも送られてきてお
り、これら現在のフレームのデジタル画像データInと
遅延された1フレーム前のデジタル画像データIn−1
とにより、画素(x,y)におけるノイズ係数Pn
(x,y)が算出される。
【0007】このノイズ係数Pn(x,y)は、 Pn(x,y)=△Dn(x,y)−△Mn(x,y) で表される。ここで、△Dn(x,y)はIn(x,
y)とIn−1(x,y)との間についての、それぞれ
のその画素(x,y)近傍(W個×W個の画素のテンプ
レート)の平均誤差、すなわち、図7に示すように、画
面51の各画素の位置をX−Y座標系で表すとしたと
き、(x,y)の位置の画素52の近傍のW個×W個の
局所領域53についての、現在のフレームとその1つ前
のフレームとの間の平均誤差を求めたものである。ま
た、△Mn(x,y)はIn(x,y)とIn−1
(x,y)とについての、それぞれのその画素(x,
y)近傍(W個×W個の画素のテンプレート)の平均値
の差である。
【0008】したがって、画素(x,y)近傍で動きが
まったくない場合、△Mn(x,y)=0となり、 Pn(x,y)=△Dn(x,y) となるが、△Dn(x,y)はランダムノイズの大きさ
に比例した値であるため、ノイズ係数Pn(x,y)も
同じくランダムノイズの大きさに比例した値となる。
これに対して、画素(x,y)近傍で動きがある場合に
は、△Mn(x,y)はその動き量に比例した値とな
り、これがランダムノイズに対応した△Dn(x,y)
から引かれるため、動きが大きくなるほどノイズ係数P
n(x,y)は小さな値となる。
【0009】このような性質を持つノイズ係数Pn
(x,y)がリカーシブフィルタ係数算出回路43に送
られ、リカーシブフィルタ係数kn(x,y)が求めら
れる。こうして求めたリカーシブフィルタ係数kn
(x,y)から1/{kn(x,y)}と1−1/{k
n(x,y)}とが求められ、前者が乗算器44に送ら
れて現フレームのデジタル画像データIn(x,y)に
乗算され、後者が乗算器45に送られてフレームメモリ
46に蓄えられていた1フレーム前の処理後のデジタル
画像データI´n−1(x,y)に乗算される。これら
乗算器44、45の出力は加算器47で加算されて処理
後のデジタル画像データI´n(x,y)が得られ、こ
れがフレームメモリ46に書き込まれる。
【0010】このようにリカーシブフィルタ係数をノイ
ズと動きの大きさに応じて制御することにより、ノイズ
が大きく、動きが小さい領域についてはリカーシブフィ
ルタ係数が大きくなってノイズ除去効果が大きくなり、
反対にノイズが小さく、動きが大きい領域についてはリ
カーシブフィルタ係数が小さくなって動きによるぼけを
防ぐことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のノイズ除去処理
を行う画像処理装置は上記のように構成されているが、
図5の画像処理装置では上記したように、動きのある部
分の画像に残像が発生することが避けられないという問
題点がある。また、図6の画像処理装置では動きによる
ぼけを防止することはできるが、基本的に動きが検出さ
れた部分のノイズ低減効果をおとして残像を抑えている
ため、画像が不自然な動きになるという問題点がある。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、ノイズ低減に伴う残像効果を極力少な
くし、ノイズ低減のみを効率的に行うことができるとと
もに、自然な画像を得ることができる画像処理装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の画像処理装置は図1に示すように、画像信
号が入力される周波数成分分離回路1と、この周波数成
分分離回路からの高周波領域成分が入力されるリカーシ
ブフィルタ回路2と、このリカーシブフィルタ回路2の
出力と上記周波数成分分離回路1からの低周波領域成分
とが入力される加算器3と、を備えることを特徴とす
る。
【0014】
【作用】本発明の画像処理装置は上記のように構成され
ており、画像信号が入力される周波数成分分離回路1は
入力された画像信号からノイズ成分を含む映像信号の中
でも高周波領域に分布する成分とそれ以外の低周波領域
成分とに分離する。高周波領域成分にはノイズ成分の
他、映像信号の輪郭部分が含まれるが、自然画像では急
峻な濃度差を有する映像は少なく、大きな濃度差を有す
る輪郭部分のみがこの成分に含まれる。一方、低周波領
域成分には大部分の濃度差の少ない輪郭部分等のその他
の映像信号が含まれる。そして、高周波領域成分のみが
リカーシブフィルタ回路2に入力され、ノイズ成分のみ
にノイズ低減効果が与えられる。このリカーシブフィル
タ回路2の出力と上記周波数成分分離回路1からの低周
波領域成分とを加算器3で加算して画像を得る。これに
より、ノイズ成分を含む成分にのみノイズ低減効果が得
られ、さらに、被写体が動かない場合には、輪郭部分の
信号は劣化することなく再現されるので、得られた画像
には残像が発生することがなく、ノイズ低減効果のみ得
られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の画像処理装置の具体的一実施
例について図2を用いて説明する。図2に図示されるよ
うに、周波数成分分離回路1はスムージング回路4と減
算器5とからなり、リカーシブフィルタ回路2は乗算器
6、7、フレームメモリ8、加算器9よりなる。
【0016】図2の画像処理装置の動作を説明すると、
入力端子Inに入力された画像データ信号はスムージン
グ回路4に入力され、現時点から過去m+1サンプルに
ついて平均値が求められることにより高周波成分が除去
され、スムージング回路4からはノイズ成分を含まない
信号のみが出力される。このスムージング回路4の出力
は、入力端子Inに入力された画像データ信号とともに
減算器5に入力されるので、減算器5からはノイズ成分
等の高周波領域成分のみが出力される。
【0017】そして、減算器5からの高周波領域成分は
リカーシブフィルタ回路2に入力され、乗算器6により
1/k倍に変換(kはリカーシブフィルタ係数)され
る。一方、1フレーム前の画像処理データが記憶された
フレームメモリ8の出力はその振幅が乗算器7により
(1−1/k)倍に変換され、これらの振幅変換出力が
加算器9で加算され、加算出力がフレームメモリ8に入
力されて記憶される。
【0018】このように、リカーシブフィルタ回路2で
は前のフレームの画像が所定の比率で加算されるので、
量子ノイズはこのような加算によって増強されることが
なく、ノイズが低減される。
【0019】そして、スムージング回路4からのノイズ
成分を含まない低周波領域信号と、リカーシブフィルタ
回路2からのノイズ低減処理された高周波領域成分とが
加算器3に入力されるので、ノイズ成分を含む成分にの
みノイズ低減効果が得られ、輪郭部分の信号等は劣化す
ることなく再現される。
【0020】したがって、濃度差の大きい輪郭部分にも
同時にノイズ低減フィルタがかけられるが、自然画像で
は急峻な濃度差を有する映像は少なく、画像が制止して
いる場合には、輪郭はそのまま残り、動きがある場合で
も濃度差が小さいため大きな残像とはならない。
【0021】図2の実施例では原理的に画像に動きが生
じた場合、残像を生じにくい構成となっているが、濃度
変化の激しいエッジ部分では残像を完全に消すことは出
来ない。このような状態は、例えば、X線照射位置を透
視下で目視しながら変更するような場合、画像全体が動
くため生じやすい。これを解決するための本発明の画像
処理装置の他の一実施例を図3に示す。
【0022】図3の実施例は、図2の基本的構成に、フ
レームメモリ11、減算器12、積算器13、リカーシ
ブ係数変換回路14よりなる、動き検出回路10を加え
たものである。
【0023】動き検出回路10以外の動作は図2と同様
であるので、動き検出回路10の動作のみ説明する。こ
の動き検出回路10では、スムージング回路4からの高
周波成分が除去されたデジタル画像データがフレームメ
モリ11に入力されて記憶されるとともに、その1フレ
ーム前のデジタル画像データが読み出されて減算器12
に送られる。減算器12には現在の高周波成分が除去さ
れたデジタル画像データも送られてきており、これら現
在のフレームのデジタル画像データと遅延された1フレ
ーム前のデジタル画像データとの差が積算器13により
1フレーム分積算される。この積算結果は動き量に比例
した値となり、この積算結果がリカーシブ係数変換回路
14に入力されて、リカーシブフィルタ係数kに変換さ
れる。こうして求めたリカーシブフィルタ係数kから1
/kと1−1/kとが求められ、前者が乗算器6に送ら
れて現フレームの高周波領域成分のみのデジタル画像デ
ータに乗算され、後者が乗算器7に送られてフレームメ
モリ8に蓄えられていた1フレーム前の処理後のデジタ
ル画像データに乗算される。これら乗算器6、7の出力
は図2と同様加算器9で加算されてフレームメモリ8に
書き込まれるとともに、加算器3に入力される。
【0024】上記のように、画像全体の動きを検出する
ことにより、照射位置を移動せず、観察部位が固定され
た場合には、本発明の効果が十分得られ、照射位置を変
え、画像全体が動かない場合には、より残像ボケのない
画像が得られる。
【0025】上記図3の実施例において、動き検出を行
う場合に使用するデータは入力端子Inからのデータを
直接使用することもできるが、スムージング回路を介し
たデータではノイズの影響を受けにくいため、スムージ
ング回路を介したデータのほうが望ましい。
【0026】また、図3の実施例では、動き検出のため
現時点での画像データと比較する構成としているが、従
来方式のように動き検出部に入力されるデータとしてリ
カーシブフィルタリングを行ったデータを用い、フィル
タリング処理後のデータと現時点での画像データから動
きを検出しても良い。
【0027】更に、図4は本発明の画像処理装置の他の
一実施例を示すものであり、エッジ部分の動きのみ検出
して動き量を知るものである。
【0028】図4の実施例の動作を説明すると、減算器
5からのノイズ成分を含む高周波領域成分とフレームメ
モリ8からの1フレーム前の処理後のデジタル画像デー
タとが減算器12に入力され、現在のフレームの高周波
領域画像データと遅延された1フレーム前の高周波領域
画像データとの差が積算器13により1フレーム分積算
される。この積算結果は動き量に比例した値となり、こ
の積算結果がリカーシブ係数変換回路14に入力され
て、リカーシブフィルタ係数kに変換される。こうして
求めたリカーシブフィルタ係数kから1/kと1−1/
kとが求められ、前者が乗算器6に送られて現フレーム
の高周波領域成分のみのデジタル画像データに乗算さ
れ、後者が乗算器7に送られてフレームメモリ8に蓄え
られていた1フレーム前の処理後のデジタル画像データ
に乗算される。これら乗算器6、7の出力は図2と同様
加算器9で加算されてフレームメモリ8に書き込まれる
とともに、加算器3に入力される。
【0029】図4の実施例では、エッジ部分が残像とな
るその残像要因を直接検出するため、他の映像信号の影
響を受けずにより正確な検出が可能となる。
【0030】なお、上記実施例では周波数成分分離回路
をスムージング回路と減算器とから構成したが、これに
限らず、デジタルの高周波フィルタと低周波フィルタを
使用することができる。また、画像データ信号としてア
ナログ信号を用い、アナログの周波数成分分離回路を用
いることもでき、この場合には、周波数成分分離回路の
後に、それぞれA/D変換器を用いてデジタル信号に変
換した後、処理することができる。
【0031】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく特許請求の範
囲に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の変更を行
うことが可能である。本発明の変更実施態様を下記に例
示する。
【0032】(1)スムージング回路と減算器とからな
り、画像信号が入力される周波数成分分離回路と、この
周波数成分分離回路からの高周波領域成分が入力される
リカーシブフィルタ回路と、このリカーシブフィルタ回
路の出力と上記周波数成分分離回路からの低周波領域成
分とが入力される加算回路とを備える画像処理装置。
【0033】(2)高周波フィルタと低周波フィルタと
からなり、画像信号が入力される周波数成分分離回路
と、この周波数成分分離回路からの高周波領域成分が入
力されるリカーシブフィルタ回路と、このリカーシブフ
ィルタ回路の出力と上記周波数成分分離回路からの低周
波領域成分とが入力される加算回路とを備える画像処理
装置。
【0034】(3)画像信号が入力される周波数成分分
離回路と、画像信号が入力される動き検出回路と、上記
周波数成分分離回路からの高周波領域成分が入力される
とともに、動き検出回路の出力によりリカーシブフィル
タ係数が変更されるリカーシブフィルタ回路と、このリ
カーシブフィルタ回路の出力と上記周波数成分分離回路
からの低周波領域成分とが入力される加算回路とを備え
る画像処理装置。
【0035】(4)スムージング回路と減算器とからな
り、画像信号が入力される周波数成分分離回路と、スム
ージング回路からの低周波成分が入力される動き検出回
路と、上記周波数成分分離回路からの高周波領域成分が
入力されるとともに、動き検出回路の出力によりリカー
シブフィルタ係数が変更されるリカーシブフィルタ回路
と、このリカーシブフィルタ回路の出力と上記周波数成
分分離回路からの低周波領域成分とが入力される加算回
路とを備える画像処理装置。
【0036】(5)画像信号が入力される周波数成分分
離回路と、上記周波数成分分離回路からの高周波領域成
分が入力されるリカーシブフィルタ回路と、上記周波数
成分分離回路からの高周波領域成分とリカーシブフィル
タ回路からの1フレーム前の高周波領域成分が入力され
る動き検出回路とを備え、動き検出回路の出力により上
記リカーシブフィルタ回路のリカーシブフィルタ係数が
変更される画像処理装置。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、原理的にノイズ成分の
みを選択的にノイズ低減させるため、原画像にできるだ
け処理を加えず、より忠実な形でノイズリダクションを
行うことができる。このため、従来方法では弊害となっ
ていた残像効果も減少させることができる。このこと
は、例えば、X線画像における造影剤濃度の薄い部位な
ど空間周波数の低い部位を観察する場合、残像による像
のぼけが防止できる効果とノイズリダクションの効果か
らより原画像に近い形で動きをとらえることができる。
さらに、この場合でも動かない部位の輪郭は忠実に再現
される。また、ノイズリダクションの効果を変化させる
パラメータにノイズ成分を選択するパラメータが加わる
ため、より細かなコントロールが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の原理を示す図である。
【図2】本発明の画像処理装置の一実施例を示す図であ
る。
【図3】本発明の画像処理装置の他の一実施例を示す図
である。
【図4】本発明の画像処理装置の更に他の一実施例を示
す図である。
【図5】従来の画像処理装置を示す図である。
【図6】他の従来の画像処理装置を示す図である。
【図7】図6の画像処理装置の動作説明を行うための図
である。
【符号の説明】
1 周波数成分分離回路 2 リカーシブフィルタ
回路 3 加算器 4 スムージング回路 5 減算器 6 乗算器 7 乗算器 8 フレームメモリ 9 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03H 17/02 E 8842−5J H04N 5/21 B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号が入力される周波数成分分離回
    路と、この周波数成分分離回路からの高周波領域成分が
    入力されるリカーシブフィルタ回路と、このリカーシブ
    フィルタ回路の出力と上記周波数成分分離回路からの低
    周波領域成分とが入力される加算回路と、を備えること
    を特徴とする画像処理装置。
JP6114832A 1994-05-27 1994-05-27 画像処理装置 Expired - Lifetime JP2885066B2 (ja)

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