JPH07154651A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH07154651A
JPH07154651A JP5298379A JP29837993A JPH07154651A JP H07154651 A JPH07154651 A JP H07154651A JP 5298379 A JP5298379 A JP 5298379A JP 29837993 A JP29837993 A JP 29837993A JP H07154651 A JPH07154651 A JP H07154651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recursive filter
image
motion
signal
noise
Prior art date
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Pending
Application number
JP5298379A
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English (en)
Inventor
Makoto Yoshioka
誠 吉岡
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Priority to JP5298379A priority Critical patent/JPH07154651A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運動部位でも静止部位でも鮮明な画像を得る
ことのできるリカーシブフィルタを用いた画像処理装置
を得る。 【構成】 動き検出部Mと、リカーシブフィルタ部Rの
後段に設けられたノイズ除去部Nとよりなり、動き検出
部Mで動きを検出すると現時の画像信号Aiがリカーシ
ブフィルタ部R、ノイズ除去部Nを通さずに出力される
ようにし、動き検出部Mで動きを検出しない場合は現時
の画像信号Aiをリカーシブフィルタ部Rとノイズ除去
部Nを経て出力されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、X線テレビジョンカ
メラにより得たX線透視等の映像(画像)信号を処理す
る装置、特にノイズリダクションのためにリカーシブフ
ィルタを用いた画像処理装置に関する。
【0002】
【従来技術】X線テレビジョンカメラを用いたX線透視
システムでは、被検者に対するX線被曝を抑えるために
X線量を増大できず、また、散乱線などの影響を受けそ
の結果得られる透視画像にノイズが含まれることは避け
られない。そこで従来では、映像信号をリカーシブフィ
ルタ(時間的再帰フィルタ)を通して残像効果を与える
という画像処理によるノイズリダクションを行なうよう
にしている。リカーシブフィルタは図3に示すように、
1フレーム分の画像を蓄えるフレームメモリ1を使用
し、これに蓄えた以前のフレームの画像の各画素の値B
を乗算器2でa倍(但し0<a<1)したものを加算器
3において、現時点で得られた画像の各画素の値Aを乗
算器4で(1−a)倍したものに加えて A(1−a)+Ba の演算(加重平均)を行い、その結果でフレームメモリ
1を書き換えることにより、リカーシブフィルタが構成
される。ここでaはリカーシブフィルタの係数といわれ
るもので、aの値を小さくする程リカーシブフィルタの
効果が弱く残像が短かくなり(a=0なら残像は付加さ
れない)、逆に大きくなる程リカーシブフィルタの効果
が強く残像が長くなり、ノイズリダクション作用が増大
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記リカーシブフィル
タにおいてaの値を大きくし、リカーシブフィルタの効
果を強くする程ノイズは√(1−a)/(1+a)倍に
低減し、S/N比は向上するが、動きのある画像に対し
ては、残像効果が画像のずれ(時間的ボケ)となって現
われ、分解能やコントラストの低下による画質劣下が生
じるので、かえって見ずらくなる。逆に時間的ボケを抑
えるためにaの値を小さくし、リカーシブフィルタの効
果を弱くすると、残像効果が付与されず、ノイズリダク
ション作用が小さく、S/Nが改善されないという、相
反する問題がある。また、透視像をモニタに表示するた
めに、一般にリカーシブフィルタを経た画像信号にエッ
ヂ強調の処理が行なわれるが、この処理がなされると、
ノイズまで強調されて画質が低下し見ずらいという問題
がある。
【0004】この発明は上記に鑑み、動きのある部位の
画像に対しては時間的ボケをなくし、動きのない部位の
画像に対しては残像効果による十分なノイズリダクショ
ンを行ない、運動部位でも静止部位でも鮮明な画像を得
ることのできる、リカーシブフィルタを用いた画像処理
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【問題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明はリカーシブフィルタの後段にリカーシ
ブフィルタを経た画像信号のノイズを除去するノイズ除
去手段を設けると共に現時の画像信号と以前の画像信号
とを比較して画像の動きを検出する動き検出手段を設
け、動き検出手段の動作により現時の画像信号を直接出
力するようにしたことを特徴としている。
【0006】
【作用】X線透視像映像系等からの画像(映像)信号
は、リカーシブフィルタを通すことで、それ以前の複数
の画像との間での所定の残像効果を与えることができ、
被写体の静止時に最適なノイズリダクションを行ない、
S/N比を改善できる。ノイズ除去手段は、リカーシブ
フィルタを経てノイズリダクションされた画像信号のノ
イズをさらに除去する。
【0007】動き検出手段は、現時の画像信号と以前の
画像信号とが各画素毎、または、フレーム単位で比較し
て、その変化量がしきい値より小さければ、現時の画像
信号をリカーシブフィルタならびにノイズ除去手段を通
して出力する。
【0008】したがって、この場合の出力画像信号は、
リカーシブフィルタとノイズ除去手段の2段のノイズリ
ダクションが行なわれて著しくノイズが低減しているの
でエッヂ強調処理を施しても画質低下を生じない。
【0009】また、変化量がしきい値より大きければ、
リカーシブフィルタ、ノイズ除去手段を通さず、現時の
画像信号を直接出力する。したがって、動きのある部位
の画像に対してはリカーシブフィルタによる残像効果が
与えられないので、時間的ボケが生じない。
【0010】
【実施例】以下、この発明を実施例を示す図面に基づい
て説明する。図1はこの発明の一実施例を示すブロック
図で、Rはリカーシブフィルタ部、Mは動き検出部、N
はノイズ除去部である。リカーシブフィルタ部Rは図3
と同様にフレームメモリ1、乗算器2、4、加算器3と
で構成されており、動き検出部Mはフレームメモリ5、
加算器3と減算器9と後述の信号セレクタ11を制御す
る比較器6とで構成されており、ノイズ除去部Nはフレ
ームメモリ7、8、減算器9、10、信号セレクタ11
とで構成されている。なお、リカーシブフィルタ部Rを
構成する加算器3とノイズ除去部Nを構成する減算器1
0とは、リカーシブフィルタならびにノイズ除去手段と
して作用するときは、それぞれ加算器、減算器として機
能するが、動き検出部Mが動きを検出し、比較器6より
制御信号が与えられると、現時の画像信号を通過させる
バイパス路として機能する。なお、12はA/D変換
器、13はエッヂ強調などの画像処理回路である。
【0011】上記の構成において、X線テレビジョンカ
メラから得られ、A/D変換器12でディジタル信号に
変換された現時の映像(画像)信号Aiは、リカーシブ
フィルタ部Rに送られると共に動き検出部Mに送られ
る。動き検出部Mの比較器6は、現時の映像信号Aiと
フレームメモリ5に記憶されている現時の映像信号Ai
より1フレーム前の映像信号Ai−1とを比較し、両者
の差があるしきい値より小さければ、動きなしと判断
し、図1に示すように加算器3と減算器9をそれぞれ本
来の加算器ならびに減算器として機能させ、両者の差が
あるしきい値より大きければ動きありと判断し、加算器
3と減算器9の本来の機能から図2に示すようにバイパ
ス機能に切り換える。
【0012】したがって、動き検出部Mが動きを検出し
ない場合には、図1のように加算器3と減算器9は本来
の機能を行ない、A/D変換器12でディジタル信号に
変換された現時の映像信号Aiは乗算器4で(1−a)
倍されて加算器3でフレームメモリ1に記憶されている
前の時点(1フレーム前)の映像信号Bi−1に乗算器
2でa倍された映像信号とが加算され、フレームメモリ
1に書き込まれると共にフレームメモリ8に書き込まれ
る。リカーシブフィルタ部Rを経てリカーシブフィルタ
処理された現時の映像信号Biとフレームメモリ7に記
憶されている前の時点(1フレーム前)のリカーシブフ
ィルタ処理された映像信号Bi−1とが減算器9で減算
されノイズ成分のみが抽出され、このノイズ成分信号は
減算器10に送られる。減算器10ではフレームメモリ
8に記憶されているリカーシブフィルタ処理された現時
の映像信号Biからノイズ成分信号nが減算され、この
減算された映像信号Bi−nが信号セレクタ11を経て
画像処理回路13に送り出される。
【0013】この映像信号Bi−nはリカーシブフィル
タ部Rでノイズリダクションされた映像信号Biからさ
らにノイズ除去回路部Nでノイズ除去されたものである
ので、画像処理回路13でエッヂ強調がなされても画質
劣下をきたすことが少ない。また、動き検出部Mが動き
を検出すると、加算器3と減算器9は図2に示すように
バイパス機能となり、リカーシブフィルタ部R、ノイズ
除去部Nは本来の機能を有しないので、A/D変換器1
2でディジタル信号に変換された現時の映像信号Ai
は、処理されることなくそのまま信号セレクタ11を経
て画像処理回路13に送られる。この画像処理回路13
に送られる映像信号は、リカーシブフィルタ処理がなさ
れていないので時間的ボケのないものである。
【0014】なお、図1、図2中二点鎖線の矢印は現時
の映像信号の流れを、一点鎖線の矢印は、それ以前(1
フレーム前)の映像信号の流れを示す。また、動き検出
部Mの比較器6による現時の映像信号Aiとそれ以前の
フレームメモリ5に記憶された映像信号Ai−1との比
較、リカーシブフィルタ部Rでの加算器3での現時の映
像信号Aiの(1−a)倍された映像信号Ai(1−
a)とそれ以前のフレームメモリ1に記憶された映像信
号Bi−1のa倍された映像信号Bi−1・aとの加
算、ならびにノイズ除去部Nでの減算器9、10での現
時の映像信号Biとフレームメモリ7、8に記憶された
映像信号Bi−1ないしBiとの減算は、各画素毎、あ
るいは、関心領域の画素毎に行なっても、また、フレー
ム単位で行なってもよい。
【0015】
【変形実施例】実施例ではリカーシブフィルタを構成す
る加算器3に本来の加算器としての機能とバイパス機能
を持たせ、動き検出部Mで両機能を切り換えるようにし
たが、動き検出部Mで、動きのない場合と、動きのある
場合とで係数aを切り換えるようにしてもよい(動きの
ない場合は係数aをノイズリダクションに適したa値
に、動きのある場合には係数aを零にする)。
【0016】また、実施例では動きのある場合、現時の
映像信号をそのまま出力するようにしたが、運動物体の
映像信号のノイズを低減するために、1つの画像内での
2次元的平滑を行なう平滑化手段を通して出力するよう
にしてもよい。
【0017】さらに、実施例ではノイズ除去手段を2つ
のフレームメモリと2つの減算器とで構成したが、上記
の1つの画像内で2次元的平滑化を行なう平滑手段に置
き代えることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】動作説明用のブロック図である。
【図3】従来のリカーシブフィルタを示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
R:リカーシブフィルタ部 M:動き検出部 N:ノイズ除去部 1、5、7、8:フレームメモリ 2、4:乗算器 3:加算器(バイパス機能付) 6:比較器 9:減算器(バイパス機能付) 10:減算器 11:信号セレクタ 12:A/D変換

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数画像間での残像効果を与えるリカー
    シブフィルタと、リカーシブフィルタを経た画像信号の
    ノイズを除去するノイズ除去手段と、現時の画像信号と
    以前の画像信号とを比較して画像の動きを検出する動き
    検出手段を設け、前記動き検出手段の動作により現時の
    画像信号を直接出力するようにしたことを特徴とする画
    像処理装置。
  2. 【請求項2】 ノイズ除去手段が、現時のリカーシブフ
    ィルタを経た画像信号と以前にリカーシブフィルタを経
    た画像信号との間の減算を行なう減算器と、この減算さ
    れた画像信号と現時のリカーシブフィルタを経た画像信
    号とを減算する減算器とで構成されていることを特徴と
    する請求項1に記載の画像処理装置。
JP5298379A 1993-11-29 1993-11-29 画像処理装置 Pending JPH07154651A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5298379A JPH07154651A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5298379A JPH07154651A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 画像処理装置

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Publication Number Publication Date
JPH07154651A true JPH07154651A (ja) 1995-06-16

Family

ID=17858939

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5298379A Pending JPH07154651A (ja) 1993-11-29 1993-11-29 画像処理装置

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JP (1) JPH07154651A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007306107A (ja) * 2006-05-09 2007-11-22 Sony Corp 撮像装置、撮像方法、およびプログラム
US10504210B2 (en) 2014-05-19 2019-12-10 Shimadzu Corporation Image-processing device

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