JP2000331152A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2000331152A
JP2000331152A JP11136562A JP13656299A JP2000331152A JP 2000331152 A JP2000331152 A JP 2000331152A JP 11136562 A JP11136562 A JP 11136562A JP 13656299 A JP13656299 A JP 13656299A JP 2000331152 A JP2000331152 A JP 2000331152A
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dynamic range
noise
edge
image processing
processing apparatus
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JP11136562A
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Fumio Fujimura
文男 藤村
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズの多い映像に対してもエッジを正確に
抽出し、ノイズを除去する。 【解決手段】 入力映像信号の注目画素データとその周
囲画素データとをブロック化回路102にて抽出し、ブ
ロック内のダイナミックレンジをダイナミックレンジ算
出回路127にて算出する。算出したダイナミックレン
ジの大きさがある閾値よりも大きい場合にはエッジと判
断し、閾値より小さい場合にはエッジでないと判断す
る。閾値は入力映像信号のノイズの量により算出する。
入力映像信号のノイズ量は輪郭成分平均値算出回路12
4にて算出され、算出した輪郭成分平均値からエッジか
どうかの判断をおこなう閾値を閾値算出回路126にて
算出する。ダイナミックレンジと閾値とからエッジ抽出
回路128にてエッジかそうでないかの判断をおこな
い、エッジ保存処理またはノイズ除去処理をおこなう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号からエッ
ジを抽出する処理及びエッジをもとにエッジ以外の部分
にノイズ除去処理を施す画像処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力映像信号からエッジを抽
出し、そのエッジをもとに物体を抽出したり、またエッ
ジ部以外の部分にフィルタを施すことにより入力映像の
エッジを保存しながらノイズを抑制する方法が多く提案
されている。例えば特開平2−134910号公報のよ
うに、エッジを抽出し、エッジ以外の領域のノイズを除
去する画像信号用ディジタルフィルタがある。
【0003】図17は、従来の画像信号用ディジタルフ
ィルタの一例を示すブロック図である。図17におい
て、入力映像信号を入力端子1701に入力し、1画素
遅延回路1704,1705,1706,1707,1
708,1709,1ライン遅延回路1702,170
3によって注目画素及び8個の周辺画素のデータを得る
ことができる。
【0004】注目画素とその周辺画素が最大値及び最小
値検出回路1722に供給され、最大値MAX、最小値
MINが検出される。この最大値MAX及び最小値MI
Nは減算回路1723に供給され、(MAX−MIN)
であらわされるダイナミックレンジDRが算出される。
そしてこのダイナミックレンジDRに応じたフィルタ係
数k及び2kがROM1724から読み出される。RO
M1724には閾値発生回路1725から閾値THが供
給される。
【0005】ROM1724からのフィルタ係数kはフ
ィルタ係数lを発生するl発生回路1726に供給され
ると共に、乗算回路1710,1712,1716,1
718に供給され、フィルタ係数2kは乗算回路171
1,1713,1715,1717に供給され、フィル
タ係数lは乗算回路1714に供給される。
【0006】その係数をもとに図18に示すようなフィ
ルタが入力画像データに施される。すなわち、注目画素
には係数lが、その上下及び左右の画素には2kが、斜
め方向の位置の画素にはkがそれぞれ乗算される。kは
図19に示すようにダイナミックレンジDRが小さいほ
ど1となり、DRが大きいほど0に近づきTHを超える
と0になる特性をもっている。lはDR>THの場合に
はl=16,DR≦THの場合にはl=16−12*k
にて算出される。
【0007】注目画素とその周囲画素の乗算結果は加算
回路1719にて加算された後、割算回路1720にて
1/16に割算される。この一連の処理により、ダイナ
ミックレンジDRが閾値THより大きい場合にはk=
0,l=16となり入力画素データがそのまま出力され
るためエッジが保存できる。ダイナミックレンジDRが
閾値THより小さい場合にはノイズ除去処理がおこなわ
れるが、ノイズ除去の際にはダイナミックレンジDRが
小さいほどノイズ除去の度合いを大きくしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
法では、エッジかどうかの判断を行う閾値が固定のた
め、例えばノイズの多い映像ではノイズ部をエッジと誤
判断してしまう場合があった。またダイナミックレンジ
の算出方法も注目画素とその周辺画素の最大値と最小値
との差分から算出するため、同様にノイズの多い映像で
はノイズ部をエッジと誤判断してしまう場合があり、正
確なノイズ除去処理ができなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る画像処理装置は、入力映像
信号の注目画素データとその周囲画素データからレベル
分布に基づいてダイナミックレンジを算出する手段と、
入力映像信号のノイズ量を算出する手段と、算出したノ
イズ量から閾値を算出する手段と、前記ダイナミックレ
ンジと閾値とから、エッジを抽出する手段とを有するも
のである。
【0010】また、本発明の請求項2に係る画像処理装
置は、請求項1に係る画像処理装置において、前記ノイ
ズ量算出手段が、ノイズ量を入力映像信号の1フレーム
分あるいは1フィールド分の輪郭成分の平均値で算出す
るものである。
【0011】また、本発明の請求項3に係る画像処理装
置は、請求項1に係る画像処理装置において、前記ノイ
ズ量算出手段が、ノイズ量を撮像装置の利得制御情報か
ら算出するものである。
【0012】また、本発明の請求項4に係る画像処理装
置は、請求項2または請求項3に係る画像処理装置にお
いて、前記ダイナミックレンジの算出手段が、入力映像
信号の注目画素データとその周囲画素データにノイズ除
去処理を施したデータの最大値と最小値との差から算出
するものである。
【0013】また、本発明の請求項5に係る画像処理装
置は、請求項2または請求項3に係る画像処理装置にお
いて、前記ダイナミックレンジ算出手段が、入力映像信
号のノイズ量により、ノイズ量が大きいほどダイナミッ
クレンジを狭く、ノイズ量が少ないほどダイナミックレ
ンジを広く選択するものである。
【0014】また、本発明の請求項6に係る画像処理装
置は、請求項2または請求項3に係る画像処理装置にお
いて、前記ダイナミックレンジ算出手段が、入力映像信
号の注目画素とその周囲画素において、注目画素に対し
て向かい合う画素毎に差分の絶対値を算出し、その平均
値によりダイナミックレンジを算出するものである。
【0015】次に、本発明の請求項7に係る画像処理装
置は、入力映像信号の注目画素データとその周囲画素デ
ータからレベル分布に基づいてダイナミックレンジを算
出する手段と、入力映像信号のノイズ量を算出する手段
と、算出したノイズ量から閾値を算出する手段と、前記
ダイナミックレンジと閾値とから、エッジである度合い
を算出し、エッジである度合いが高い場合にはエッジを
保存する処理を行い、エッジである度合いが低いほどノ
イズ除去量が大きくなるノイズ除去処理を行うものであ
る。
【0016】また、本発明の請求項8に係る画像処理装
置は、請求項7に係る画像処理装置において、前記ノイ
ズ量算出手段が、ノイズ量を入力映像信号の輪郭成分の
平均値で算出するものである。
【0017】また、本発明の請求項9に係る画像処理装
置は、請求項7に係る画像処理装置において、前記ノイ
ズ量算出手段が、ノイズ量を撮像装置の利得制御情報か
ら算出するものである。
【0018】また、本発明の請求項10に係る画像処理
装置は、請求項8または請求項9に係る画像処理装置に
おいて、前記ダイナミックレンジの算出手段が、入力映
像信号の注目画素データとその周囲画素データにノイズ
除去処理を施したデータの最大値と最小値との差から算
出するものである。
【0019】また、本発明の請求項11に係る画像処理
装置は、請求項8または請求項9に係る画像処理装置に
おいて、前記ダイナミックレンジ算出手段が、入力映像
信号のノイズ量により、ノイズ量が大きいほどダイナミ
ックレンジを狭く、ノイズ量が少ないほどダイナミック
レンジを広く選択するものである。
【0020】また、本発明の請求項12に係る画像処理
装置は、請求項8または請求項9に係る画像処理装置に
おいて、前記ダイナミックレンジ算出手段が、入力映像
信号の注目画素とその周囲画素において、注目画素に対
して向かい合う画素毎に差分の絶対値を算出し、その平
均値によりダイナミックレンジを算出するものである。
【0021】また、本発明の請求項13に係る画像処理
装置は、請求項8または請求項9に係る画像処理装置に
おいて、前記ノイズ除去処理が、静止画撮影時又は静止
画再生時に行われるものである。
【0022】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)以下に、本発明
の請求項1及び請求項2に記載された発明の実施の形態
について図を参照しながら説明する。図1は実施の形態
1の画像処理装置の構成を示すブロック図である。図1
において、101は入力端子、102はブロック化回
路、103,104,105,106,107,108
は1画素遅延回路、109,110は1ライン遅延回
路、111は1フレーム/1フィールド遅延回路、11
2はノイズ量算出回路、113は輪郭成分算出回路、1
14,115,116,117,118,119,12
0,121,122は乗算器、123は加算器、124
は輪郭成分平均値算出回路、125は全画素数発生回
路、126は閾値算出回路、127はダイナミックレン
ジ算出回路、128はエッジ抽出回路、129は出力端
子である。入力端子101から入力された映像信号か
ら、ブロック化回路102にて注目画素とその周囲8画
素を抽出する。ブロック化回路102は1画素遅延回路
と1ライン遅延回路で構成されている。次にノイズ量算
出回路112にて1フレーム分あるいは1フィールド分
のノイズ量を算出する。一般にノイズ量が多い映像は輪
郭成分が多く、反対にノイズ量が少ない映像は輪郭成分
が少ない。
【0023】そこでノイズ量を輪郭成分の平均値にて算
出する。そのためにまず1フレーム分あるいは1フィー
ルド分の輪郭成分を輪郭成分算出回路113にて算出す
る。輪郭成分算出回路113では乗算器と加算器により
図2に示すようなラプラシアンフィルタが構成されてお
り、注目画素とその周囲画素との差分をとることにより
輪郭成分を算出する。輪郭成分は正の値、負の値が算出
されるが、正の値のみあるいは負の値のみ、あるいは絶
対値にて輪郭成分を算出する。この場合には正の値のみ
を算出する。
【0024】次に輪郭成分平均値算出回路124にて、
輪郭成分を全画素数で割ることにより輪郭成分の平均値
を算出する。全画素数は全画素数発生回路125から発
生される。輪郭成分平均値算出回路124から算出した
輪郭成分の平均値をもとに、エッジか否かの判断を行う
際に用いる閾値を閾値算出回路126にて算出する。
【0025】閾値算出回路126では、輪郭成分の平均
値が大きいほどノイズが多い映像であると判断して閾値
を高く設定し、輪郭成分の平均値が小さいほどノイズが
少ない映像であると判断して閾値を低く設定する。閾値
は例えば輪郭成分の平均値から閾値THを、 TH=(輪郭成分の平均値)/2+20 にて算出する。この算出式により輪郭成分の平均値が大
きい場合には閾値が高くなり、輪郭成分の平均値が小さ
い場合には閾値が低くなることにより、ノイズの量にあ
わせて閾値を最適に設定できる。
【0026】ダイナミックレンジ算出回路127ではブ
ロック化回路102から算出された注目画素とその周囲
画素からレベル分布を調べてダイナミックレンジDRを
算出する。ダイナミックレンジDRは例えば注目画素と
その周囲画素の9画素のなかで最も大きい値MAXと、
最も小さい値MINとの差により算出する。すなわち、
DR=MAX−MINとなる。
【0027】エッジ抽出回路128ではダイナミックレ
ンジ算出回路127から算出したダイナミックレンジD
Rと、閾値算出回路126から算出した閾値THからエ
ッジであるかどうかの判断を行いエッジを抽出する。ダ
イナミックレンジDRが閾値THより大きい場合、すな
わちDR≧THである場合にはエッジであると判断して
例えば値255を出力端子129に出力する。ダイナミ
ックレンジDRが閾値THより小さい、すなわちDR<
THである場合にはエッジでないと判断して例えば0を
出力端子129に出力する。このようにしてエッジ部は
255、非エッジ部は0が出力端子129に出力される
ことにより、エッジ抽出処理をおこなうことができる。
なおノイズ量を輪郭成分の平均値にて算出したが、ある
閾値を超える輪郭成分をもつ画素数等でノイズ量を算出
してもよい。
【0028】このように、本実施の形態1による画像処
理装置では、入力映像信号の注目画素データとその周囲
画素データからレベル分布に基づいてダイナミックレン
ジを算出する手段と、入力映像信号のノイズ量を算出す
る手段と、算出したノイズ量から閾値を算出する手段
と、前記ダイナミックレンジと閾値とからエッジを抽出
する手段とを有することにより、エッジかどうかを判断
する閾値を入力映像データの輪郭成分の平均値により算
出することにより、ノイズが多い映像に対しても正確に
エッジを抽出することができる。
【0029】また、本実施の形態1による画像処理装置
において、前記ノイズ量算出手段が、ノイズ量を入力映
像信号の1フレーム分あるいは1フィールド分の輪郭成
分の平均値で算出することにより、エッジかどうかを判
断する閾値を入力映像データの輪郭成分の平均値により
算出することにより、ノイズが多い映像に対しても正確
にエッジを抽出することができる。
【0030】(実施の形態2)以下に本発明の請求項3
に記載された発明の実施の形態について図を参照しなが
ら説明する。図3は実施の形態2の画像処理装置の構成
を示すブロック図である。図3において、301は撮像
装置、302は利得制御回路、303は利得制御データ
出力回路、304は閾値算出回路、305はブロック化
回路,306はダイナミックレンジ算出回路、307は
エッジ抽出回路、308は出力端子である。
【0031】実施の形態2の画像処理装置では、撮像装
置の利得制御データをもとにノイズ量を算出し、それを
もとにエッジか否かの判断をおこなう。利得制御回路3
02では入力映像信号の明るさや、電子シャッターを用
いる場合にはシャッタースピードに応じて利得の制御を
おこなっている。例えば入力映像信号が暗かったり、電
子シャッタースピードを早くした場合など,露光量が足
りない場合に利得を上げる制御がおこなわれる。従って
利得が高い場合は入力映像信号にはノイズが多く含まれ
ており、利得が低い場合には逆にノイズが少ない。
【0032】そこで撮像装置の利得制御データ出力回路
303からの利得制御データをもとに、利得が高い場合
には閾値THを高く、利得が低い場合には閾値THを低
くすることにより、ノイズの量に合わせて閾値を最適に
設定する。例えば閾値THを、 TH=20*(利得データ(dB))/2+10 として閾値を決定する。なお利得データが負の値の場合
には(利得データ)=0として閾値THを算出する。
【0033】ブロック化回路305では注目画素とその
周囲画素が抽出され、ダイナミックレンジ算出回路30
6でブロック内の画素から例えば最大値MAXと最小値
MINを算出し,その差からダイナミックレンジDRを
算出する。すなわちDR=MAX−MINとなる。
【0034】エッジ抽出回路307ではダイナミックレ
ンジDRと閾値算出回路304から算出した閾値THと
から、DR≧THである場合にはエッジであると判断し
て例えば値255を出力端子308に出力し、ダイナミ
ックレンジDRが閾値THより小さい、すなわちDR<
THである場合にはエッジでないと判断して例えば0を
出力端子308に出力する。
【0035】このようにしてエッジ部は255、非エッ
ジ部は0が出力端子308に出力されることにより、エ
ッジ抽出処理をおこなうことができる。このように、本
実施の形態2による画像処理装置では、ノイズ量を撮像
装置の利得制御情報から算出することにより、ノイズが
多い映像に対しても正確なエッジ抽出処理ができる。
【0036】(実施の形態3)以下に本発明の請求項4
に記載された発明の実施の形態について図を参照しなが
ら説明する。図4は実施の形態3の画像処理装置の構成
を示すブロック図である。図4において、401は入力
端子、402はブロック化回路、403,404,40
5,406,407,408,409,410,41
1,412,413,414は1画素遅延回路、41
5,416は1ライン遅延回路、417はノイズ除去回
路、418,419,420,421,422,42
3,424,425,426はメディアンフィルタ、4
27はダイナミックレンジ算出回路、428はノイズ量
算出回路、429は閾値算出回路、430はエッジ抽出
回路、431は出力端子である。
【0037】実施の形態3の画像処理装置は、エッジか
否かの判断に用いるダイナミックレンジをノイズ除去処
理を施してから算出するものである。ブロック化回路4
02では注目画素とその周囲画素を抽出するが、ノイズ
除去をおこなうためダイナミックレンジ算出時に使用す
る画素より多くの画素を抽出する。この場合ではダイナ
ミックレンジ算出時に使用する画素数は3×3画素の合
計9画素であるが、ブロック化回路402では横5画
素、縦3画素の合計15画素を抽出する。
【0038】次にノイズ除去回路417では各画素とそ
の左右画素とを用いてメディアンフィルタ処理をおこな
いノイズを除去する。このノイズ除去処理によりダイナ
ミックレンジを算出する時にノイズによる影響を抑える
ことができる。このノイズ除去処理について図5を用い
て説明する。図5に示すように入力データが並んでいる
場合、ノイズ除去処理をおこなわない場合には、注目画
素t1とその周辺画素からブロックA1が抽出され、ダ
イナミックレンジDRはブロック内の最大値と最小値と
の差により算出される。したがってブロックA1におい
て最大値は200であり、最小値は50であるからダイ
ナミックレンジは150となる。ところが最大値の20
0はエッジデータではなく、ノイズデータであるからダ
イナミックレンジを正確に算出することができず、ノイ
ズをエッジと判断してしまう可能性がある。そこで注目
画素とその周囲画素とのノイズ除去をおこない、ノイズ
除去後のデータを用いてダイナミックレンジを算出する
ことにより正確なエッジ抽出をおこなう。
【0039】ノイズ除去はブロックA1内のそれぞれの
画素毎に左右画素とのメディアンフィルタ処理を施すこ
とにより処理をおこなう。その結果ブロックA1内の画
素データは図6に示す値に補正される。メディアンフィ
ルタ処理は入力画素の中間の値を取っていく処理であ
り,例えば図5の画素s1に着目した場合、処理をおこ
なうのはA2の領域で、入力データは70,80,70
であるから中間の値は70となる。このようにしてメデ
ィアンフィルタによるノイズ除去処理を施すことによ
り、ノイズがあるような場合でも正確にダイナミックレ
ンジを算出することができる。
【0040】ノイズ量算出回路428では例えば前述し
た入力映像信号の輪郭成分の平均値や利得制御データか
らノイズ量を算出し、ノイズ量をもとに閾値算出回路4
29で閾値を求め、ダイナミックレンジと閾値からエッ
ジであるかどうかの判断をエッジ抽出回路430にてお
こない、結果を出力端子431に出力する。なおノイズ
フィルタにメディアンフィルタを用いたが、ノイズを除
去するフィルタであればこれに限定するものではない。
また横3画素でメディアンフィルタ処理を行ったが、よ
り多くの画素からメディアンフィルタ処理をおこなって
もよい。
【0041】このように、本実施の形態3による画像処
理装置では、ダイナミックレンジの算出を、入力映像信
号の注目画素データとその周囲画素データにノイズ除去
処理を施したデータの最大値と最小値との差から算出す
ることにより、ダイナミックレンジ算出時の画素データ
にノイズ除去処理を施すことにより、ダイナミックレン
ジを正確に算出できるため、ノイズが多い映像に対して
も正確にエッジを抽出することができる。
【0042】(実施の形態4)以下に本発明の請求項5
に記載された発明の実施の形態について図を参照しなが
ら説明する。図7は実施の形態4の画像処理装置の構成
を示すブロック図である。図7において、701は入力
端子、702はブロック化回路、703はダイナミック
レンジ算出回路、704は画素順位付け回路、705は
画素選択回路、706はノイズ量算出回路、707は閾
値算出回路、708はエッジ抽出回路、709は出力端
子である。
【0043】実施の形態4の画像処理装置では、入力映
像信号のノイズ量が大きいほどダイナミックレンジを狭
く、入力映像信号のノイズ量が少ないほどダイナミック
レンジを広く選択することによりノイズに影響されない
エッジ抽出をおこなうものである。
【0044】ノイズ量算出回路706にてノイズの量が
算出されるが、このノイズの量については例えば前述の
輪郭成分の平均値あるいは利得制御データを用いる。入
力データからブロック化回路702にて注目画素とその
周辺画素とを抽出し、画素順位付け回路704にて入力
画素を値の大きいものから小さいものまで順位付けをお
こなう。
【0045】画素選択回路705では入力画像のノイズ
の量に基づき、ノイズが少ない場合にはブロックの中で
1番目に大きい値と1番目に小さい値とを選択し、ダイ
ナミックレンジDRを、 DR=(1番目に大きい値)−(1番目に小さい値) で算出する。
【0046】ノイズが多い場合には画素選択回路704
にてブロックの中で2番目に大きい値と2番目に小さい
値を選択し、ダイナミックレンジDRを、 DR=(2番目に大きい値)−(2番目に小さい値)
【0047】で算出する。
【0048】ノイズが非常に多い場合には画素選択回路
704にてブロックの中で、3番目に大きい値と3番目
に小さい値を選択し、ダイナミックレンジDRを、 DR=(3番目に大きい値)−(3番目に小さい値) とすることにより、ダイナミックレンジDRを算出す
る。
【0049】具体的にはノイズ量を例えば入力映像信号
の輪郭成分の成分の平均値にて算出し輪郭成分の平均値
が、 (輪郭成分の平均値)<10の場合、 DR=(1番目に大きい値)−(1番目に小さい値) 10≦(輪郭成分の平均値)<20の場合、 DR=(2番目に大きい値)−(2番目に小さい値) 20≦(輪郭成分の平均値)の場合、 DR=(3番目に大きい値)−(3番目に小さい値) で算出する。
【0050】このようにして算出したダイナミックレン
ジDRと閾値算出回路707にて算出した閾値THと
を、エッジ抽出回路708にて比較することにより、D
R≧THである場合にはエッジであると判断して例えば
値255を出力端子709に出力し、ダイナミックレン
ジDRが閾値THより小さい、すなわちDR<THであ
る場合にはエッジでないと判断して例えば0を出力端子
709に出力する。このようにしてエッジ部は255、
非エッジ部は0が出力端子に出力されることにより、エ
ッジ抽出処理をおこなうことができる。
【0051】このように、本実施の形態4による画像処
理装置では、ダイナミックレンジの算出を、入力映像信
号のノイズ量に応じて、ノイズ量が大きいほどダイナミ
ックレンジを狭く、ノイズ量が少ないほどダイナミック
レンジを広く選択することにより、入力映像信号のノイ
ズ量によりダイナミックレンジの選択方法を変えること
により、ノイズが多い映像に対しても正確なエッジ抽出
処理をおこなうことができる。
【0052】(実施の形態5)以下に本発明の請求項6に
記載された発明の実施の形態について図を参照しながら
説明する。図8は実施の形態5の画像処理装置の構成を
示すブロック図である。図8において、801は入力端
子、802はブロック化回路、803,804,80
5,806,807,808は1画素遅延回路、80
9,810は1ライン遅延回路、811はダイナミック
レンジ算出回路、812,813,814,815は減
算器、816,817,818,819は絶対値算出回
路、820は平均化回路、821はノイズ量算出回路、
822は閾値算出回路、823はエッジ抽出回路、82
4は出力端子である。
【0053】実施の形態5の画像処理では、入力映像信
号の注目画素とその周囲画素において、注目画素に対し
て向かい合う,上下、左右及び斜め方向の画素毎に差分
の絶対値を算出し、その平均値によりダイナミックレン
ジを算出し、ノイズに影響されないエッジ抽出をおこな
うものである。
【0054】ノイズ量算出回路821にてノイズの量が
算出されるが、このノイズの量については例えば前述の
輪郭成分の平均値あるいは利得制御データを用いる。ダ
イナミックレンジを算出するため、まず注目画素に対し
て向かい合う画素毎に差分を算出する。注目画素に対し
て向かい合う画素とは例えば図9において注目画素をX
とすると、画素データAとHの差分、画素データBとG
の差分、画素データCとFの差分、画素データDとEの
差分となる。この差分値を減算器812,813,81
4,815にて算出する。
【0055】次に各々の差分の絶対値を絶対値算出回路
816,817,818,819にて算出し、その平均
値を平均化回路820にて算出し、ダイナミックレンジ
を算出する。例えば図5に示すように画素が並んでいる
場合、注目画素t1を中心としたブロックA1における
ダイナミックレンジDRは、 DR=(|60−80|+|200−70|+|50−
50|+|60−70|)/4 で算出され、その値は40となる。
【0056】ブロック内の最大値と最小値との差だけで
ダイナミックレンジDRを算出した場合にノイズ成分の
200に影響されてDR=150となるのと比較して、
より正確にダイナミックレンジを算出することができ
る。
【0057】このようにして算出したダイナミックレン
ジDRと閾値算出回路822にて算出した閾値THとを
エッジ抽出回路823にて比較することにより、DR≧
THである場合にはエッジであると判断して例えば値2
55を出力端子824に出力し、ダイナミックレンジD
Rが閾値THより小さい、すなわちDR<THである場
合にはエッジでないと判断して例えば0を出力端子82
4に出力する。このようにしてエッジ部は255、非エ
ッジ部は0が出力端子に出力されることにより、エッジ
抽出処理をおこなうことができる。
【0058】このように、実施の形態5による画像処理
装置では、ダイナミックレンジの算出を、入力映像信号
の注目画素とその周囲画素において、注目画素に対して
向かい合う画素毎に差分の絶対値を算出し、その平均値
によりダイナミックレンジを算出することにより、ノイ
ズが多い画像に対しても正確なエッジ抽出処理をおこな
うことができる。
【0059】(実施の形態6)以下に本発明の請求項7
及び請求項8に記載された発明の実施の形態について図
を参照しながら説明する。図10は本発明の実施の形態
6の画像処理装置の構成を示すブロック図である。図1
0において、1001は入力端子,1002はブロック
化回路、1011は1フレーム/1フィールド遅延回
路、1012は平均化回路、1015はダイナミックレ
ンジ算出回路、1016はノイズ量算出回路、1020
は閾値算出回路、1021はノイズ除去回路、102
2,1023は乗算器、1024は加算器、1025は
エッジ度合い算出回路、1026は出力端子である。
【0060】実施の形態6の画像処理装置では入力映像
信号の輪郭成分の平均値とダイナミックレンジとからエ
ッジである度合いを算出し、エッジである度合いに応じ
てエッジ保存又はノイズ除去処理をおこなうものであ
る。
【0061】まずブロック化回路1002にて注目画素
とその周辺画素とを抽出し,ダイナミックレンジ算出手
段1015にてダイナミックレンジDRを例えば9画素
中の最大値と最小値との差として算出する。ノイズ量算
出回路1016では輪郭成分平均値算出回路1018に
てノイズ量を入力映像全体の輪郭成分の平均値にて算出
し,エッジである度合いを算出するための閾値THを算
出する。閾値THは輪郭成分の平均値をもとに例えば、 TH=(輪郭成分の平均値)/2+20 にて算出する。
【0062】ダイナミックレンジDRと閾値THとから
エッジである度合いkをエッジ度合い算出回路1025
にて算出する。エッジである度合いkは図11に示すよ
うに、ダイナミックレンジDRが閾値THよりも大きい
場合にはエッジである度合いが高くなりkは1に近い値
となり、1.5*THを超えると1となる。DRがTH
よりも小さい場合にはエッジである度合いが低くなりk
は0に近い値となり、0.5*THより小さい場合には
0となる。
【0063】このエッジである度合いkを用いて、エッ
ジである度合いが高くk=1である場合には注目画素の
元データをそのまま出力してエッジデータを保存し、エ
ッジである度合いが低くk=0である場合には注目画素
とその周囲画素のデータを平均化したデータを出力して
ノイズ除去処理をおこない、kが0から1の間ではエッ
ジである度合いに応じて注目画素データと平均化データ
の合成比率を変えて合成をおこなう。
【0064】図10に戻り、平均化回路1012では注
目画素とその周囲画素データを加算器1013にて加算
し、割算器1014にて平均値を算出する。ノイズ除去
回路1021ではエッジ度合い算出回路1025から算
出されたkをもとに乗算器1022にて注目画素にkを
乗じ、乗算器1023により平均化データに(1−k)
を乗じ、加算器1024により乗算結果を加算すること
により、エッジ保持処理またはノイズ除去処理をおこな
う。
【0065】ダイナミックレンジDRが閾値THよりも
大きい場合にはkは1に近い値となり注目画素データの
比率が高くなり、1.5*THよりも大きい場合にはk
=1となってエッジが保持される。DRがTHよりも小
さい場合はkは0に近い値となり、DRが0.5*TH
よりも小さい場合には0となって完全に平均化される。
【0066】このようにエッジ保持処理とノイズ除去処
理とを徐々に切りかえることにより、ノイズ除去処理に
よりエッジ部と非エッジ部の境界に不連続なところが発
生することを防止できる。なお平均化回路では単純に9
画素の平均をとっているが、加算前に係数を乗じてデー
タに重み付けをおこない平均化してもよい。またエッジ
度合いkについてはダイナミックレンジDRが大きくな
るにつれてエッジ度合いkが大きくなる特性であれば図
11に示した特性に限定されるものではない。
【0067】このように、本実施の形態6による画像処
理装置では、入力映像信号の注目画素データとその周囲
画素データからレベル分布に基づいてダイナミックレン
ジを算出する手段と、入力映像信号のノイズ量を算出す
る手段と、算出したノイズ量から閾値を算出する手段
と、前記ダイナミックレンジと閾値とから、エッジであ
る度合いを算出し、エッジである度合いが高い場合には
エッジを保存する処理を、エッジである度合いが低い場
合には、エッジである度合いが低いほどノイズ除去量が
大きくなるノイズ除去処理を行うことにより、エッジで
ある度合いを入力映像データの輪郭成分の平均値及びダ
イナミックレンジにより算出することにより、ノイズが
多い画像に対してもエッジ部は正確に保存し、エッジ以
外のノイズを正確に除去することができる。またエッジ
保存処理とノイズ除去処理を徐々に切り替えることによ
りエッジ部と非エッジ部が不連続になることを防止でき
る。
【0068】また、ノイズ量算出手段が、ノイズ量を入
力映像信号の輪郭成分の平均値で算出することにより、
エッジである度合いを入力映像データの輪郭成分の平均
値及びダイナミックレンジにより算出することにより、
ノイズが多い画像に対してもエッジ部は正確に保存し、
エッジ以外のノイズを正確に除去することができ、また
エッジ保存処理とノイズ除去処理を徐々に切り替えるこ
とによりエッジ部と非エッジ部が不連続になることを防
止できる。
【0069】(実施の形態7)以下に本発明の請求項9
に記載された発明の実施の形態について図を参照しなが
ら説明する。図12は本発明の実施の形態7の画像処理
装置の構成を示すブロック図である。図12において、
1201は撮像装置、1202は利得制御回路、120
3は利得制御データ出力回路、1204はブロック化回
路、1205は平均化回路、1206はダイナミックレ
ンジ算出回路、1207は閾値算出回路、1208はノ
イズ除去回路、1213は出力端子である。
【0070】実施の形態7の画像処理装置では、撮像装
置の利得制御データをもとにエッジである度合いkを算
出し、それをもとにエッジ保存処理またはノイズ除去処
理をおこなう。
【0071】利得制御データ算出回路1203から出力
される利得データをもとに閾値算出回路1207にて閾
値THを算出する。例えば閾値THを、TH=20*
(利得データ(dB))/2+10として閾値を決定す
る。なお利得データが負の値の場合には(利得データ)
=0として閾値THを算出する。
【0072】ブロック化回路1204では注目画素とそ
の周囲画素が抽出され、平均化回路1205では注目画
素と周囲画素の平均化データを算出する。ダイナミック
レンジ算出回路1206ではブロックの画素から例えば
最大値MAXと最小値MINを算出し,その差からダイ
ナミックレンジDRを算出する。すなわちDR=MAX
−MINとなる。ノイズ除去回路1208ではダイナミ
ックレンジDRと閾値THとからエッジ度合い算出回路
1212によりエッジ度合いkを例えば図11に示すよ
うに算出し、注目画素データにkを乗じ、平均化データ
に(1−k)を乗じて加算器1211にて合成すること
によりノイズ除去処理またはエッジ保存処理を行う。
【0073】このように、本実施の形態7による画像処
理装置では、ノイズ量の算出を、ノイズ量を撮像装置の
利得制御情報から算出することにより、撮像装置の利得
制御情報から入力映像信号のノイズ量を算出し、エッジ
である度合いを算出するため正確なノイズ除去処理がで
き、またノイズ除去処理によりエッジとエッジでない領
域の境界に不連続な部分が生じないものである。
【0074】(実施の形態8)以下に本発明の請求項1
0に記載された発明の実施の形態について図を参照しな
がら説明する。図13は実施の形態8の画像処理装置の
構成を示すブロック図である。図13において、130
1は入力端子、1302はブロック化回路、1303は
ノイズ除去回路、1304はダイナミックレンジ算出回
路、1305は平均化回路、1306はノイズ量算出回
路、1307は閾値算出回路、1308はノイズ除去回
路、1313は出力端子である。
【0075】実施の形態8の画像処理装置はノイズ除去
処理を施したダイナミックレンジデータからエッジ度合
いを算出し、それをもとにエッジ保存処理、又はノイズ
除去処理をおこなうものである。
【0076】ブロック化回路1302では注目画素とそ
の周囲画素を抽出し、ノイズ除去回路1303ではメデ
ィアンフィルタ等でノイズの除去を行う。そのデータを
もとにダイナミックレンジDRを算出し,ダイナミック
レンジDRとノイズ量算出回路から算出した閾値THか
らエッジ度合いkをエッジ度合い算出回路1312にて
例えば図11に示すように算出し、注目画素データと平
均化回路1305から出力された平均化データの合成比
率を変えることによりノイズ除去処理またはエッジ保存
処理を行う。
【0077】このように、本実施の形態8による画像処
理装置では、ダイナミックレンジの算出を、入力映像信
号の注目画素データとその周囲画素データにノイズ除去
処理を施したデータの最大値と最小値との差から算出す
ることにより、ノイズが多い映像に対してもエッジがぼ
けることのない正確なノイズ除去処理をおこなうことが
でき、またノイズ除去処理によりエッジとエッジでない
領域の境界に不連続な部分が生じないものである。
【0078】(実施の形態9)以下に本発明の請求項1
1に記載された発明の実施の形態について図を参照しな
がら説明する。図14は実施の形態9の画像処理装置の
構成を示すブロック図である。図14において、140
1は入力端子、1402はブロック化回路、1403は
ダイナミックレンジ算出回路、1404は画素順位付け
回路、1405は画素選択回路、1406は平均化回
路、1407はノイズ量算出回路、1408は閾値算出
回路、1409はノイズ除去回路、1414は出力端子
である。
【0079】実施の形態9画像処理装置は入力映像信号
のノイズ量により、ノイズ量が大きいほどダイナミック
レンジを狭く、ノイズ量が少ないほどダイナミックレン
ジを広く選択してダイナミックレンジを算出し,それを
もとにエッジの度合いkを算出してエッジの保存又はノ
イズ除去処理をおこなうものである。
【0080】まずノイズの量を例えば前述の輪郭成分の
平均値データや利得制御データから算出する。ノイズ量
を輪郭成分の平均値により算出する場合は、画素選択回
路1405により輪郭成分の平均値からダイナミックレ
ンジDRの値を、 (輪郭成分の平均値)<10の場合、 DR=(1番目に大きい値)−(1番目に小さい値) 10≦(輪郭成分の平均値)<20の場合、 DR=(2番目に大きい値)−(2番目に小さい値) 20≦(輪郭成分の平均値)の場合、 DR=(3番目に大きい値)−(3番目に小さい値) で算出する。
【0081】閾値算出回路1408ではエッジである度
合いkを算出するための閾値THを算出する。例えば、 TH=(輪郭成分の平均値)/2+20 にて閾値を算出する。
【0082】このようにして算出したダイナミックレン
ジDRと閾値THとから例えば図11に示すようにエッ
ジである度合いkを算出し、注目画素データと平均化回
路1406から出力された平均化データの合成比率を変
えることによりノイズ除去処理またはエッジ保存処理を
行う。
【0083】このように、本実施の形態9による画像処
理装置では、ダイナミックレンジ算出を、入力映像信号
のノイズ量により、ノイズ量が大きいほどダイナミック
レンジを狭く、ノイズ量が少ないほどダイナミックレン
ジを広く選択することを特徴とする請求項7記載の画像
処理装置であり、入力映像信号のノイズ量によりダイナ
ミックレンジの選択方法を変えることにより、ノイズが
多い画像に対しても正確にエッジ保存またはノイズ除去
処理をおこなうことができる。またエッジ保存処理とノ
イズ除去処理を徐々に切り替えることによりエッジ部と
非エッジ部が不連続になることを防止できる。
【0084】(実施の形態10)以下に本発明の請求項
12に記載された発明の実施の形態について図を参照し
ながら説明する。図15は実施の形態10の画像処理装
置の構成を示すブロック図である。図15において、1
501は入力端子、1502はブロック化回路、150
3はダイナミックレンジ算出回路、1507は平均化回
路、1508はノイズ量算出回路、1509は閾値算出
回路、1510はノイズ除去回路、1515は出力端子
である。
【0085】実施の形態10の画像処理では、入力映像
信号の注目画素とその周囲画素において、注目画素に対
して向かい合う画素毎に差分の絶対値を算出し、その平
均値によりダイナミックレンジを算出し、ノイズ除去処
理をおこなうものである。
【0086】ノイズ量算出回路1508にてノイズの量
が算出されるが、このノイズの量については例えば前述
の輪郭成分の平均値あるいは利得制御データを用いる。
ダイナミックレンジを算出するため、まず注目画素に対
して向かい合う画素毎に差分を算出し、次に各々の差分
の絶対値を算出し、その平均値を算出してダイナミック
レンジを算出する。
【0087】このようにして算出したダイナミックレン
ジDRと閾値THとから例えば図11に示すようにエッ
ジである度合いkを算出し、注目画素データと平均化回
路1507から出力された平均化データの合成比率を変
えることによりノイズ除去処理またはエッジ保存処理を
行う。
【0088】このように、本実施の形態10による画像
処理装置では、ダイナミックレンジ算出手段が、入力映
像信号の注目画素とその周囲画素において、注目画素に
対して向かい合う画素毎に差分の絶対値を算出し、その
平均値によりダイナミックレンジを算出することによ
り、ノイズが多い画像に対してもエッジがぼけることの
ないノイズ除去処理をおこなうことができ、またノイズ
除去処理によりエッジとエッジでない領域の境界に不連
続な部分が生じないものである。
【0089】(実施の形態11)以下に本発明の請求項
13に記載された発明の実施の形態について図を参照し
ながら説明する。図16は実施の形態11の画像処理装
置の構成を示すブロック図である。図16において、1
601は入力装置、1602はブロック化回路、160
3は1フレーム/1フィールド遅延回路、1604はダ
イナミックレンジ算出回路、1605は平均化回路、1
606はノイズ量算出回路、1607は閾値算出回路、
1608はノイズ除去回路、1609は静止画スイッ
チ、1610は出力切り替え回路、1611は出力端子
である。実施の形態11の画像処理装置はノイズ除去処
理を静止画撮影時又は再生時におこなうものである。
【0090】映像に同じ量のノイズが乗っている場合,
動画に比べて静止画の方がはるかにノイズが目立つ。こ
れは動画の場合には人間の目には積分効果があるためノ
イズが目立たなくなるためである。そこで静止画の場合
のみノイズ除去をおこなうことにより画質の低下を最小
限に抑えることができる。以下に静止画撮影時の処理方
法について述べる。静止画撮影時には静止画スイッチ1
609がONとなり、出力切り替え回路1610により
映像の出力がノイズ除去回路1608の出力に切り替わ
り、ノイズ除去処理が行われる。静止画撮影がおこなわ
れない場合には出力切り替え回路1610は注目画素デ
ータを出力するように切り替わりノイズ除去処理はおこ
なわれない。
【0091】このようにノイズが目立つ静止画撮影時の
みノイズ除去処理をおこなうことができる。同様に映像
再生時にも静止画を得る時のみ静止画スイッチをONに
することによりノイズ除去処理をおこない、静止画でな
い場合にはノイズ除去処理をおこなわない。このよう
に、本実施の形態11による画像処理装置では、ノイズ
が目立つ静止画撮影時又は静止画再生時にノイズ除去処
理をおこなうため、ノイズ除去処理による画質劣化を最
小限に抑えることができる。
【0092】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1に係る
画像処理装置によれば、入力映像信号の注目画素データ
とその周囲画素データからレベル分布に基づいてダイナ
ミックレンジを算出する手段と、入力映像信号のノイズ
量を算出する手段と、算出したノイズ量から閾値を算出
する手段と、前記ダイナミックレンジと閾値とからエッ
ジを抽出する手段とを有することにより、エッジかどう
かを判断する閾値を入力映像データの輪郭成分の平均値
により算出することにより、ノイズが多い映像に対して
も正確にエッジを抽出することができる。
【0093】また、本発明の請求項2に係る画像処理装
置によれば、請求項1に係る画像処理装置において、前
記ノイズ量算出手段が、ノイズ量を入力映像信号の1フ
レーム分あるいは1フィールド分の輪郭成分の平均値で
算出することにより、エッジかどうかを判断する閾値を
入力映像データの輪郭成分の平均値により算出すること
により、ノイズが多い映像に対しても正確にエッジを抽
出することができる。
【0094】また、本発明の請求項3に係る画像処理装
置によれば、請求項1に係る画像処理装置において、前
記ノイズ量算出手段が、ノイズ量を撮像装置の利得制御
情報から算出することにより、エッジかどうかを判断す
る閾値を撮像装置の利得制御データからノイズ量を算出
し、ノイズ量によりエッジかどうかを判断する閾値を変
えることにより、ノイズが多い映像に対しても正確にエ
ッジを抽出することができる。
【0095】また、本発明の請求項4に係る画像処理装
置によれば、請求項2または請求項3に係る画像処理装
置において、前記ダイナミックレンジの算出手段が、入
力映像信号の注目画素データとその周囲画素データにノ
イズ除去処理を施したデータの最大値と最小値との差か
ら算出することにより、ダイナミックレンジ算出時の画
素データにノイズ除去処理を施すことにより、ダイナミ
ックレンジを正確に算出できるため、ノイズが多い映像
に対しても正確にエッジを抽出することができる。
【0096】また、本発明の請求項5に係る画像処理装
置によれば、請求項2または請求項3に係る画像処理装
置において、前記ダイナミックレンジ算出手段が、入力
映像信号のノイズ量により、ノイズ量が大きいほどダイ
ナミックレンジを狭く、ノイズ量が少ないほどダイナミ
ックレンジを広く選択することにより、ノイズの影響を
受けないダイナミックレンジを算出できるため、ノイズ
が多い映像に対しても正確にエッジを抽出することがで
きる。
【0097】また、本発明の請求項6に係る画像処理装
置によれば、請求項2または請求項3に係る画像処理装
置において、前記ダイナミックレンジ算出手段が、入力
映像信号の注目画素とその周囲画素において、注目画素
に対して向かい合う画素毎に差分の絶対値を算出し、そ
の平均値によりダイナミックレンジを算出することによ
り、ノイズが多い画像に対しても正確なエッジ抽出処理
をおこなうことができる。
【0098】次に、本発明の請求項7に係る画像処理装
置によれば、入力映像信号の注目画素データとその周囲
画素データからレベル分布に基づいてダイナミックレン
ジを算出する手段と、入力映像信号のノイズ量を算出す
る手段と、算出したノイズ量から閾値を算出する手段
と、前記ダイナミックレンジと閾値とから、エッジであ
る度合いを算出し、エッジである度合いが高い場合には
エッジを保存する処理を、エッジである度合いが低い場
合には、エッジである度合いが低いほどノイズ除去量が
大きくなるノイズ除去処理を行うことにより、エッジで
ある度合いを入力映像データの輪郭成分の平均値及びダ
イナミックレンジにより算出することにより、ノイズが
多い画像に対してもエッジ部は正確に保存し、エッジ以
外のノイズを正確に除去することができる。またエッジ
保存処理とノイズ除去処理を徐々に切り替えることによ
りエッジ部と非エッジ部が不連続になることを防止でき
る。
【0099】また、本発明の請求項8に係る画像処理装
置によれば、請求項7に係る画像処理装置において、前
記ノイズ量算出手段が、ノイズ量を入力映像信号の輪郭
成分の平均値で算出することにより、エッジである度合
いを入力映像データの輪郭成分の平均値及びダイナミッ
クレンジにより算出することにより、ノイズが多い画像
に対してもエッジ部は正確に保存し、エッジ以外のノイ
ズを正確に除去することができる。またエッジ保存処理
とノイズ除去処理を徐々に切り替えることによりエッジ
部と非エッジ部が不連続になることを防止できる。
【0100】また、本発明の請求項9に係る画像処理装
置によれば、請求項7に係る画像処理装置において、エ
ッジである度合いを撮像装置の利得制御データ、及びダ
イナミックレンジにより算出することにより、ノイズが
多い映像に対してもエッジ部を正確に保存し、エッジ以
外のノイズを正確に除去することができる。またエッジ
保存処理とノイズ除去処理を徐々に切り替えることによ
りエッジ部と非エッジ部が不連続になることを防止でき
る。
【0101】また、本発明の請求項10に係る画像処理
装置によれば、請求項8または請求項9に係る画像処理
装置において、前記ダイナミックレンジの算出手段が、
入力映像信号の注目画素データとその周囲画素データに
ノイズ除去処理を施したデータの最大値と最小値との差
から算出することにより、ダイナミックレンジの算出時
の画素データにノイズ除去処理を施すことにより、ノイ
ズが多い映像に対しても正確にダイナミックレンジを算
出できるため、正確なエッジ保存またはノイズ除去処理
をおこなうことができる。またエッジ保存処理とノイズ
除去処理を徐々に切り替えることによりエッジ部と非エ
ッジ部が不連続になることを防止できる。
【0102】また、本発明の請求項11に係る画像処理
装置によれば、請求項8または請求項9に係る画像処理
装置において、前記ダイナミックレンジ算出手段が、入
力映像信号のノイズ量により、ノイズ量が大きいほどダ
イナミックレンジを狭く、ノイズ量が少ないほどダイナ
ミックレンジを広く選択することにより、入力映像信号
のノイズ量によりダイナミックレンジの選択方法を変え
ることにより、ノイズが多い画像に対しても正確にエッ
ジ保存またはノイズ除去処理をおこなうことができる。
またエッジ保存処理とノイズ除去処理を徐々に切り替え
ることによりエッジ部と非エッジ部が不連続になること
を防止できる。
【0103】また、本発明の請求項12に係る画像処理
装置によれば、請求項8または請求項9に係る画像処理
装置において、ダイナミックレンジの算出手段が、入力
映像信号の注目画素データとその周囲画素データにノイ
ズ除去処理を施したデータの最大値と最小値との差から
算出することにより、ダイナミックレンジの算出を注目
画素データとその周囲画素データにノイズ除去処理を施
したデータからおこなうことにより、ノイズが多い画像
に対しても正確にエッジ保存またはノイズ除去処理をお
こなうことができる。またエッジ保存処理とノイズ除去
処理を徐々に切り替えることによりエッジ部と非エッジ
部が不連続になることを防止できる。
【0104】また、本発明の請求項13に係る画像処理
装置によれば、請求項8または請求項9に係る画像処理
装置において、ノイズ除去処理がノイズが視覚的に目立
つ静止画撮影時又は静止画再生時に行われることによ
り、ノイズ除去処理による画質の劣化を最低限に抑える
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像処理装置の
ブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における輪郭抽出フィル
【図3】本発明の実施の形態2における画像処理装置の
ブロック図
【図4】本発明の実施の形態3における画像処理装置の
ブロック図
【図5】本発明の実施の形態3におけるノイズ除去処理
の説明図
【図6】本発明の実施の形態3におけるノイズ除去処理
の説明図
【図7】本発明の実施の形態4における画像処理装置の
ブロック図
【図8】本発明の実施の形態5における画像処理装置の
ブロック図
【図9】本発明の実施の形態5における画素配置図
【図10】本発明の実施の形態6における画像処理装置
のブロック図
【図11】本発明の実施の形態6におけるエッジ度合い
算出図
【図12】本発明の実施の形態7における画像処理装置
のブロック図
【図13】本発明の実施の形態8における画像処理装置
のブロック図
【図14】本発明の実施の形態9における画像処理装置
のブロック図
【図15】本発明の実施の形態10における画像処理装
置のブロック図
【図16】本発明の実施の形態11における画像処理装
置のブロック図
【図17】従来の実施例の概要ブロック図
【図18】従来の実施例のフィルタ係数
【図19】従来の実施例のフィルタ係数の変化を示す図
【符号の説明】
101 入力端子 102 ブロック化回路 103,104,105,106,107,108 1
画素遅延回路 109,110 1ライン遅延回路 111 1フレーム/1フィールド遅延回路 112 ノイズ量算出回路 113 輪郭成分算出回路 114,115,116,117,118,119,1
20,121,122乗算器 123 加算器 124 輪郭成分平均値算出回路 125 全画素数発生回路 126 閾値算出回路 127 ダイナミックレンジ算出回路 128 エッジ抽出回路 129 出力端子 301 撮像装置 302 利得制御回路 303 利得制御データ出力回路 304 閾値算出回路 305 ブロック化回路 306 ダイナミックレンジ算出回路 307 エッジ抽出回路 308 出力端子 401 入力端子 402 ブロック化回路 403,404,405,406,407,408,4
09,410,411,412,413,414 1画
素遅延回路 415,416 1ライン遅延回路 417 ノイズ除去回路 418,419,420,421,422,423,4
24,425,426メディアンフィルタ 427 ダイナミックレンジ算出回路 428 ノイズ量算出回路 429 閾値算出回路 430 エッジ抽出回路 431 出力端子 701 入力端子 702 ブロック化回路 703 ダイナミックレンジ算出回路 704 画素順位付け回路 705 画素選択回路 706 ノイズ量算出回路 707 閾値算出回路 708 エッジ抽出回路 709 出力端子 801 入力端子 802 ブロック化回路 803,804,805,806,807,808 1
画素遅延回路 809,810 1ライン遅延回路 811 ダイナミックレンジ算出回路 812,813,814,815 減算器 816,817,818,819 絶対値算出回路 820 平均化回路 821 ノイズ量算出回路 822 閾値算出回路 823 エッジ抽出回路 824 出力端子 1001 入力端子 1002 ブロック化回路 1003,1004,1005,1006,1007,
1008 1画素遅延回路 1009,1010 1ライン遅延回路 1011 1フレーム/1フィールド遅延回路 1012 平均化回路 1013 加算器 1014 割算器 1015 ダイナミックレンジ算出回路 1016 ノイズ量算出回路 1017 輪郭成分算出回路 1018 輪郭成分平均値算出回路 1019 全画素数発生回路 1020 閾値算出回路 1021 ノイズ除去回路 1022,1023 乗算器 1024 加算器 1025 エッジ度合い算出回路 1026 出力端子 1201 撮像装置 1202 利得制御回路 1203 利得制御データ出力回路 1204 ブロック化回路 1205 平均化回路 1206 ダイナミックレンジ算出回路 1207 閾値算出回路 1208 ノイズ除去回路 1209,1210 乗算器 1211 加算器 1212 エッジ度合い算出回路 1213 出力端子 1301 入力端子 1302 ブロック化回路 1303 ノイズ除去回路 1304 ダイナミックレンジ算出回路 1305 平均化回路 1306 ノイズ量算出回路 1307 閾値算出回路 1308 ノイズ除去回路 1309,1310 乗算器 1311 加算器 1312 エッジ度合い算出回路 1313 出力端子 1401 入力端子 1402 ブロック化回路 1403 ダイナミックレンジ算出回路 1404 画素順位付け回路 1405 画素選択回路 1406 平均化回路 1407 ノイズ量算出回路 1408 閾値算出回路 1409 ノイズ除去回路 1410,1411 乗算器 1412 加算器 1413 エッジ度合い算出回路 1414 出力端子 1501 入力端子 1502 ブロック化回路 1503 ダイナミックレンジ算出回路 1504 差分回路 1505 絶対値算出回路 1506,1507 平均化回路 1508 ノイズ量算出回路 1509 閾値算出回路 1510 ノイズ除去回路 1511,1512 乗算器 1513 加算器 1514 エッジ度合い算出回路 1515 出力端子 1601 入力装置 1602 ブロック化回路 1603 1フレーム/1フィールド遅延回路 1604 ダイナミックレンジ算出回路 1605 平均化回路 1606 ノイズ量算出回路 1607 閾値算出回路 1608 ノイズ除去回路 1609 静止画スイッチ 1610 出力切り替え回路 1611 出力端子 1701 入力端子 1702,1703 ライン遅延回路 1704,1705,1706,1707,1708,
1709 1画素遅延回路 1710,1711,1712,1713,1714,
1715,1716,1717,1518 乗算回路 1719 加算回路 1720 割算回路 1721 出力端子 1722 最大値及び最小値検出回路 1723 減算回路 1724 フィルタ係数発生用のROM 1725 TH発生回路 1726 I発生回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力映像信号の注目画素データとその周
    囲画素データからレベル分布に基づいてダイナミックレ
    ンジを算出するダイナミックレンジ算出手段と、 入力映像信号のノイズ量を算出するノイズ算出手段と、 算出したノイズ量の大きさに応じた、エッジ判定用の閾
    値を算出する閾値算出手段と、 前記ダイナミックレンジと閾値とから、エッジを抽出す
    るエッジ抽出手段とを有する、 ことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 前記ノイズ量算出手段が、ノイズ量を入力映像信号の1
    フレーム分あるいは1フィールド分の輪郭成分の平均値
    で算出する、 ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2または請求項3に記載の画像処
    理装置において、 前記ノイズ量算出手段が、ノイズ量を撮像装置の利得制
    御情報から算出する、ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の画像処
    理装置において、 前記ダイナミックレンジの算出手段が、入力映像信号の
    注目画素データとその周囲画素データにノイズ除去処理
    を施したデータとの最大値と最小値の差から算出する、 ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項3に記載の画像処
    理装置において、 前記ダイナミックレンジ算出手段が、入力映像信号のノ
    イズ量が大きいほどダイナミックレンジを狭く、入力映
    像信号のノイズ量が少ないほどダイナミックレンジを広
    く選択する、 ことを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項2または請求項3に記載の画像処
    理装置において、 前記ダイナミックレンジ算出手段が、入力映像信号の注
    目画素とその周囲画素において、注目画素に対して向か
    い合う全ての画素の差分の絶対値を算出し、その平均値
    によりダイナミックレンジを算出する、 ことを特徴とする画像処理装置。
  7. 【請求項7】 入力映像信号の注目画素データとその周
    囲画素データからレベル分布に基づいてダイナミックレ
    ンジを算出するダイナミックレンジ算出手段と、 入力映像信号のノイズ量を算出するノイズ量算出手段
    と、 算出したノイズ量の大きさに応じた、エッジ度合い判定
    用の閾値を算出する閾値算出手段と、 前記ダイナミックレンジと閾値とから、エッジである度
    合いを算出するエッジ度合い算出手段とを有し、 エッジである度合いが高い場合には、エッジを保存する
    処理を行い、エッジである度合いが低い場合には、エッ
    ジである度合いが低いほどノイズ除去量が大きくなるノ
    イズ除去処理を行う、 ことを特徴とする画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の画像処理装置におい
    て、 前記ノイズ量算出手段が、ノイズ量を入力映像信号の輪
    郭成分の平均値で算出する、 ことを特徴とする画像処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の画像処理装置におい
    て、 前記ノイズ量算出手段が、ノイズ量を撮像装置の利得制
    御情報から算出する、 ことを特徴とする画像処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または請求項9に記載の画像
    処理装置において、 前記ダイナミックレンジの算出手段が、入力映像信号の
    注目画素データとその周囲画素データにノイズ除去処理
    を施したデータとの最大値と最小値の差から算出する、 ことを特徴とする画像処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項8または請求項9に記載の画像
    処理装置において、 前記ダイナミックレンジ算出手段が、入力映像信号のノ
    イズ量が大きいほどダイナミックレンジを狭く、入力映
    像信号のノイズ量が少ないほどダイナミックレンジを広
    く選択する、 ことを特徴とする画像処理装置。
  12. 【請求項12】 請求項8または請求項9に記載の画像
    処理装置において、 前記ダイナミックレンジ算出手段が、入力映像信号の注
    目画素とその周囲画素において、注目画素に対して向か
    い合う全ての画素の差分の絶対値を算出し、その平均値
    によりダイナミックレンジを算出する、 ことを特徴とする画像処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項8または請求項9に記載の画像
    処理装置において、 前記ノイズ除去処理が、静止画撮影時又は静止画再生時
    に行われる、 ことを特徴とする画像処理装置。
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