JP2885066B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2885066B2
JP2885066B2 JP6114832A JP11483294A JP2885066B2 JP 2885066 B2 JP2885066 B2 JP 2885066B2 JP 6114832 A JP6114832 A JP 6114832A JP 11483294 A JP11483294 A JP 11483294A JP 2885066 B2 JP2885066 B2 JP 2885066B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置の関し、
特にX線テレビシステムにおいて、テレビモニター装置
に表示する画像についてのノイズ処理を行うのに好適な
画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】X線テレビシステムでは、従来、図3に
示すようにX線管21からのX線を被写体22に照射
し、被写体22を通ったX線をイメージインテンシファ
イア23に入射させ、得られた可視像をテレビカメラ2
4でビデオ信号に変換し、A/D変換器25でデジタル
信号に変換した後、リカーシブフィルタ回路26に通し
て画像処理を行い、その処理後の画像データをA/D変
換器27でアナログ信号に戻してテレビモニター28に
送り、X線透視像を表示するようにしている。
【0003】このリカーシブフィルタ回路26は2つの
乗算器29、30とフレームメモリ31と加算器32と
からなり、フレームメモリ31には1つ前のフレームの
画像処理信号が格納されている。そして、A/D変換器
25の出力は乗算器29によりその振幅が1/k倍に変
換(kはリカーシブフィルタ係数)され、フレームメモ
リ31の出力はその振幅が乗算器30により(1−1/
k)倍に変換され、これらの振幅変換出力が加算器32
で加算されてD/A変換器27に供給される。
【0004】このように、リカーシブフィルタ回路26
では、画像データに前のフレームの画像データが所定の
比率で加算されて量子ノイズが低減される。すなわち、
量子ノイズはランダムに生じるためフレームが異なれば
重なり合うことがなくこのような加算によって増強され
ることがないのに対し、信号成分は複数フレームの間で
重なり合いこのような加算によって増強されるので、相
対的にノイズが低減される。
【0005】しかしながら、リカーシブフィルタ回路を
用いた場合、前のフレームの画像を加算するという原理
のため、動きのある部分の画像に残像が発生することが
避けられない。リカーシブフィルタ係数kを大きくして
量子ノイズ低減効果を大きくすればするほど静止部の画
像は見やすくなるが、残像は顕著になり、動きのある部
分の画像は見づらくなる。
【0006】このため、X線透視画像の画素ごとにノイ
ズ成分と動き成分とを求め、これらの成分の大きさに応
じて画素ごとにリカーシブフィルタ係数kを制御するこ
とにより、動きによる画像のぼけを抑えながらノイズを
除去することが行われている。すなわち、動きの大きさ
が小さい画素についてはリカーシブフィルタ係数kを大
きくしてノイズ除去効果を大きくするとともに、動き成
分が大きい画像についてはその画素のリカーシブフィル
タ係数kを小さくしてノイズ除去効果よりも動きによる
ぼけを防止することを優先させるものである。
【0007】このように画素ごとに求めたノイズ成分と
動き成分との応じてリカーシブフィルタ係数kを画素ご
とに制御する従来の画像処理装置を図4、図5により説
明する。図4において、X線透視画像のビデオ信号のn
フレーム目を表すデジタル画像データInがフレームメ
モリ41に入力されて記憶されるとともに、その1フレ
ーム前のデジタル画像データIn−1が読み出されてノ
イズ係数算出回路42に送られる。ノイズ係数算出回4
2には現在のデジタル画像データInも送られてきてお
り、これら現在のフレームのデジタル画像データInと
遅延された1フレーム前のデジタル画像データIn−1
とにより、画素(x,y)におけるノイズ係数Pn
(x,y)が算出される。
【0008】このノイズ係数Pn(x,y)は、 Pn(x,y)=△Dn(x,y)−△Mn(x,y) で表される。ここで、△Dn(x,y)はIn(x,
y)とIn−1(x,y)との間についての、それぞれ
のその画素(x,y)近傍(W個×W個の画素のテンプ
レート)の平均誤差、すなわち、図5に示すように、画
面51の各画素の位置をX−Y座標系で表すとしたと
き、(x,y)の位置の画素52の近傍のW個×W個の
局所領域53についての、現在のフレームとその1つ前
のフレームとの間の平均誤差を求めたものである。ま
た、△Mn(x,y)はIn(x,y)とIn−1
(x,y)とについての、それぞれのその画素(x,
y)近傍(W個×W個の画素のテンプレート)の平均値
の差である。
【0009】したがって、画素(x,y)近傍で動きが
全くない場合、△Mn(x,y)=0となり、 Pn(x,y)=△Dn(x,y) となるが、△Dn(x,y)はランダムノイズの大きさ
に比例した値であるため、ノイズ係数 Pn(x,y)
も同じくランダムノイズの大きさに比例した値となる。
これに対して、画素(x,y)近傍で動きがある場合に
は、△Mn(x,y)はその動き量に比例した値とな
り、これらがランダムにノイズに対応した△Dn(x,
y)から引かれるため、動きが大きくなるほどノイズ係
数Pn(x,y)は小さくなる。
【0010】このような性質を持つノイズ係数Pn
(x,y)がリカーシブフィルタ係数算出回路43に送ら
れ、リカーシブフィルタ係数kn(x,y)が求められ
る。こうして求められたリカーシブフィルタ係数kn
(x,y)から1/{kn(x,y)}と1−1/{k
n(x,y)}とが求められ、前者が乗算器44に送ら
れて現フレームのデジタル画像データIn(x,y)に
乗算され、後者が乗算器45に送られフレームメモリ46
に蓄えられていた1フレーム前の処理後のデジタル画像
データI´n−1(x,y)に乗算される。これらの乗
算器44、45の出力は加算器47で加算されて処理後
のデジタル画像データI´n(x,y)が得られ、これ
がフレームメモリ46に書き込まれる。
【0011】このようにリカーシブフィルタ係数をノイ
ズと動きの大きさに応じて制御することにより、ノイズ
が大きく、動きが小さい領域についてはリカーシブフィ
ルタ係数が大きくなってノイズ除去効果が大きくなり、
反対にノイズが小さく、動くが大きい領域についてはリ
カーシブフィルタ係数が小さくなって動きによるぼけを
防ぐことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のノイズと動きの
大きさに応じて画素ごとにリカーシブフィルタ係数を変
更することでノイズ除去を行う図4の画像処理装置で
は、動きによるぼけを防止することはできるが、基本的
に動きが検出された部分のノイズ低減効果をおとして残
像を抑えるため、画像が不自然な動きになるという問題
点がある。
【0013】本発明は、このような事情の鑑みなされた
ものであって、リカーシブフィルタ係数を変更するため
の動き検出を原画像に近い形でとらえてノイズ除去を原
画像にできるだけ処理を加えずに忠実な形で行うことが
でき、ノイズ低減に伴う残像効果を極力少なくし、ノイ
ズ低減のみを効果的に行うことができるとともに、自然
な画像を得ることができる画像処理装置を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の本発明に係る画像処理装置は、
画像信号が入力される周波数成分分離回路と、前記周
波数成分分離回路からの高周波領域成分が入力されるリ
カーシブフィルタ回路と、前記周波数成分分離回路から
の低周波領域成分と周波数成分分離回路からの1フレー
ム前の低周波領域成分が入力される動き検出回路と、前
記リカーシブフィルタ回路の出力と前記周波数成分分離
回路からの低周波領域成分とが入力される加算回路とを
備え、前記動き検出回路の出力により前記リカーシブフ
ィルタ回路のリカーシブフィルタ係数が変更されること
を特徴としている。
【0015】また、請求項2に記載の本発明に係る画像
処理装置は、画像信号が入力される周波数成分分離回路
と、前記周波数成分分離回路からの高周波領域成分が入
力されるリカーシブフィルタ回路と、前記周波数成分分
離回路からの高周波領域成分とリカーシブフィルタ回路
からの1フレーム前の高波領域成分が入力される動き検
出回路と、前記リカーシブフィルタ回路の出力と前記低
周波成分分離回路からの低周波領域成分とが入力される
加算回路とを備え、前記動き検出回路の出力により前記
リカーシブフィルタ回路のリカーシブフィルタ係数が変
更されることを特徴としている。
【0016】
【作用】本発明の画像処理装置は上記のように構成され
ており、画像信号が入力される周波数成分分離回路は入
力された画像信号からノイズ成分を含む映像信号の中で
も高周波領域に分布する成分とそれ以外の低周波領域成
分とに分離する。高周波領域成分にはノイズ成分の他、
映像信号の輪郭部分が含まれているが、自然画像では急
峻な濃度差を有する映像は少なく、大きな濃度差を有す
る輪郭部分のみがこの成分に含まれる。一方、低周波領
域成分には大部分の濃度差の少ない輪郭部分等のその他
の映像信号が含まれる。そして、高周波領域成分のみが
リカーシブフィルタ回路に入力され、ノイズ成分のみに
ノイズ低減効果が与えられる。このリカーシブフィルタ
回路の出力と上記周波数成分分離回路からの低周波領域
成分とを加算器で加算して画像を得る。
【0017】リカーシブフィルタ回路のリカーシブフィ
ルタ係数が変更は動き検出回路の出力で行われるが、請
求項1に係る発明では、動き検出回路に周波数成分分離
回路からの低周波領域成分と周波数成分分離回路からの
1フレーム前の低周波領域成分が入力されており、ま
た、請求項2に係る発明では、動き検出回路に周波数成
分分離回路からの高周波領域成分とリカーシブフィルタ
回路からの1フレーム前の高波領域成分が入力されてい
る。したがって、動き検出を原画像に近い形でとらえて
ノイズリダクションを原画像にできるだけ処理を加えず
に忠実な形で行うことができる。これにより、原画像に
近い形でノイズ成分を含む成分にのみノイズ低減効果が
得られ、さらに、被写体が動かない場合には、輪郭部分
の信号は劣化することなく再現されるので、得られた画
像には残像が発生することがなく、ノイズ低減効果のみ
得らるとともに、自然な画像を得れる。
【0018】また、請求項2に係る発明では、動き検出
回路に周波数成分分離回路からの高周波領域成分とリカ
ーシブフィルタ回路からの1フレーム前の高波領域成分
が入力されて高周波領域成分で動きを検出するので、残
像要因のエッジ部分の動きを直接検出することから、他
の映像信号の影響を受けずにより正確な検出が可能とな
り、残像ボケのない画像が得られる。
【0019】
【実施の態様】以下、請求項1に記載の本発明に係る画
像処理装置に一実施例について図1を用いて説明する。
図1に図示されるように、画像信号が入力される周波数
成分分離回路1と、この周波数成分分離回路1からの高
周波領域成分が入力されるリカーシブフィルタ回路2
と、このリカーシブフィルタ回路2の出力と上記周波数
成分分離回路1からの低周波領域成分とが入力される加
算器3と、動き検出回路10とで構成されている。周波
数成分分離回路1はスムージング回路4と減算器5とか
らなり、リカーシブフィルタ回路2は乗算器6、7、フレ
ームメモリ8、加算器9とからなり、また、動き検出回
路10はフレームメモリ11、減算器12、積算器1
3、リカーシブ係数変換回路14よりなる。
【0020】図1の画像処理装置の動作を説明すると、
入力端子Inに入力された画像データ信号はスムージン
グ回路4に入力され、現時点から過去m+1サンプルに
ついて平均値が求められることにより高周波成分が除去
され、スムージング回路4からはノイズを含まない信号
のみが出力される。このスムージング回路4の出力は、
入力端子Inに入力された画像データ信号と共に減算器
5に入力されるので、減算器5からはノイズ成分等の高
周波成分のみが出力される。
【0021】そして、減算器5からの高周波領域成分は
リカーシブフイルタ回路2に入力され乗算器6により1/
k倍に変換(kはリカーシブフィルタ係数)される。一
方、1フレーム前の画像処理データが記憶されたフレー
ムメモリ8の出力はその振幅が乗算機7により(1−1/
k)倍に変換され、これらの振幅変換出力が加算器9で
加算され、加算出力がフレームメモリ8に入力され記憶
される。
【0022】このように、リカーシブフィルタ回路2で
は前のフレームの画像が所定の比率で加算されるので、
量子ノイズはこのような加算によって増強されることが
なく、ノイズが低減される。そして、スムージング回路
4からのノイズ成分を含まない低周波領域信号と、リカ
ーシブフィルタ回路2からのノイズ低減処理された高周
波領域成分とが加算器3に入力されるので、ノイズ成分
を含む成分のみノイズ低減効果が得られ、輪郭部分の信
号等は劣化することなく再現される。
【0023】したがって、濃度差の大きい輪郭部分にも
同時にノイズ低減フィルタがかけられるが、自然画像で
は急峻な濃度差を有する映像は少なく、画像が静止して
いる場合には、輪郭はそのまま残り、動きのある場合で
も濃度差が小さいため大きな残像とはならず、周波数成
分分離回路1、リカーシブフィルタ回路2、加算器3と
で構成される画像処理回路であっても原理的に画像には
動きが生じた場合でも残像を生じにくい構成となってい
る。
【0024】しかしながら、濃度変化の激しいエッジ部
分では残像を完全に消すことは出来ない。このような状
態は、たとえば、X線照射位置を透視下で目視しながら
変更するような場合、画像全体が動くため生じやすい。
動き検出回路10はこれを解決するものである。
【0025】動き検出回路10では、スムージング回路
4からの高周波成分が除去されたデジタル画像データが
フレームメモリ11に入力されて記憶されるとともに、
その1フレーム前のデジタル画像データが読み出されて
減算器12に送られる。減算器12には現在の高周波成
分が除去されたデジタル画像データも送られてきてお
り、これら現在のフレームのデジタル画像データと遅延
された1フレーム前のデジタル画像データとの差が積算
器13により1フレーム分積分される。
【0026】この積分結果は動きに比例した値となり、
この積分結果がリカーシブ係数変換回路14に入力され
て、リカーシブ係数kに変換される。 このようにして
求めたリカーシブフィルタ係数kから1/kと1−1/
kとが求められ、前者が乗算器6に送られて現フレーム
の高周波領域成分のみのデジタル画像データに乗算さ
れ、後者が乗算器7に送られてフレームメモリ8に蓄え
られていた1フレーム前の処理後のデジタル画像データ
に乗算される。これら乗算器6、7の出力は加算器9で
加算されてフレームメモリ8に書き込まれるとともに、
加算器3に入力される。
【0027】したがって、画像全体の動きを検出するこ
とにより、照射位置を移動せず、観察部位が固定された
場合には、本発明の効果が十分得られ、また、透視下で
目視しながら照射位置を変え、画像全体が動く場合に
は、濃度変化の激しいエッジ部分での残像が生じず、よ
り残像ぼけのない画像が得られる。また、動き検出に使
用するデータは、スムージング回路を介したデータであ
るのでノイズの影響を受けにくく、このスムージング回
路を通った現時点の画像データとそれの1フレーム前の
画像データとの比較で動きが検出されるので、正確な動
き検出が可能となる。
【0028】更に、図2は請求項2に記載の本発明に係
る画像処理装置の一実施例を示すものであり、エッジ部
分の動きのみを検出して動き量を知るものである。図2
の実施例の動作を説明すると、減算器5からのノイズ成
分を含む高周波領域成分とフレームメモリ8からの1フ
レーム前の処理後のデジタル画像データとが減算器12
に入力され、現在のフレームの高周波領域画像データと
遅延された1フレーム前の高周波領域画像データとの差
が積算器13により1フレーム分積算される。この積算
結果は動き量に比例した値となり、この積算結果がリカ
ーシブフィルタ係数変換回路14に入力されて、リカー
シブフィルタ係数kに変換される。
【0029】このようにして求めたリカーシブフィルタ
係数kから1/kと1−1/kとが求められ、前者が乗
算器6に送られて現フレームの高周波領域成分のみのデ
ジタル画像データに乗算され、後者が乗算器7に送られ
てフレームメモリ8に蓄えられていた1フレーム前の処
理後のデジタル画像データに乗算される。これら乗算器
6、7の出力は加算器9で加算されてフレームメモリ8
に書き込まれるとともに、加算器3に入力される。
【0030】残像は、画像のエッジ部分が動くことで発
生する。したがって、図2の構成で高周波領域成分で動
きを検出することは、残像の発生源である残像要因のエ
ッジ部分の動きを直接検出することから、他の映像信号
の影響を受けずにより正確な検出が可能となり、残像ぼ
けのない画像が得られる。
【0031】なお、上記実施例では周波数成分分離回路
をスムージング回路と減算器とから構成したが、これに
限らず、デジタルの高周波フィルタと低周波フィルタを
使用することができる。また、画像データ信号としてア
ナログ信号を用い、アナログの周波数成分分離回路を用
いることもでき、この場合には、周波数成分分離回路の
後に、それぞれA/D変換器を用いてデジタル信号に変
換した後、処理することができる。
【0032】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記の実施例に限定されるものではなく特許請求の
範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の変更を
行うことが可能である。本発明の変更実施態様を下記に
例示する。
【0033】(1)スムージング回路と減算器とからな
り、画像信号が入力される周波数成分分離回路と、前記
周波数成分分離回路からの高周波領域成分が入力される
リカーシブフィルタ回路と、前記周波数成分分離回路か
らの低周波領域成分と周波数成分分離回路からの1フレ
ーム前の低周波領域成分が入力される動き検出回路と、
前記リカーシブフィルタ回路の出力と前記周波数成分分
離回路からの低周波領域成分とが入力される加算回路と
を備え、前記動き検出回路の出力により前記リカーシブ
フィルタ回路のリカーシブフィルタ係数が変更される画
像処理回路。
【0034】(2)高周波フィルタと低周波フィルタと
からなり、画像信号が入力される周波数成分分離回路
と、前記周波数成分分離回路からの高周波領域成分が入
力されるリカーシブフィルタ回路と、前記周波数成分分
離回路からの低周波領域成分と周波数成分分離回路から
の1フレーム前の低周波領域成分が入力される動き検出
回路と、前記リカーシブフィルタ回路の出力と前記周波
数成分分離回路からの低周波領域成分とが入力される加
算回路とを備え、前記動き検出回路の出力により前記リ
カーシブフィルタ回路のリカーシブフィルタ係数が変更
される画像処理回路。
【0035】(3)スムージング回路と減算器とからな
り、画像信号が入力される周波数成分分離回路と、前記
周波数成分分離回路からの高周波領域成分が入力される
リカーシブフィルタ回路と、前記周波数成分分離回路か
らの高周波領域成分とリカーシブフィルタ回路からの1
フレーム前の高波領域成分が入力される動き検出回路
と、前記リカーシブフィルタ回路の出力と前記低周波成
分分離回路からの低周波領域成分とが入力される加算回
路とを備え、前記動き検出回路の出力により前記のリカ
ーシブフィルタ係数が変更されることを特徴とする画像
処理回路。
【0036】(4)高周波フィルタと低周波フィルタと
からなり、画像信号が入力される周波数成分分離回路
と、前記周波数成分分離回路からの高周波領域成分が入
力されるリカーシブフィルタ回路と、前記周波数成分分
離回路からの高周波領域成分とリカーシブフィルタ回路
からの1フレーム前の高波領域成分が入力される動き検
出回路と、前記リカーシブフィルタ回路の出力と前記低
周波成分分離回路からの低周波領域成分とが入力される
加算回路とを備え、前記動き検出回路の出力により前記
のリカーシブフィルタ係数が変更されることを特徴とす
る画像処理回路。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、ノイズ成分のみを選択
的にノイズ低減させるため、原画像にきるだけ処理を加
えず、より忠実な形でノイズリダクションを行うことが
出来る。このため、従来の画像処理装置では弊害となっ
ていた残像効果も減少させることができる。また、X線
画像における造影剤濃度の薄い部分など空間周波数の低
い部分を観察する場合、残像による像のぼけが防止でき
る効果とノイズリダクションの効果からより原画像に近
い形で動きをとらえることができ、動かない部分の輪郭
は忠実に再現できる。さらに、ノイズリダクションの効
果を変化させるパラメータにノイズ成分を選択するパラ
メータが加われため、より細かなコントロールが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の一実施例を示す図であ
る。
【図2】本発明の画像処理装置の他の実施例を示す図で
ある。
【図3】従来の画像処理装置を示す図である。
【図4】従来の画像処理装置を示す図である。
【図5】図4の画像処理装置の動作説明を行うための図
である。
【符号の説明】
1 周波数成分分離回路 2 リカーシブフ
ィルタ回路 3 加算器 4 スムージング
回路 5 減算器 6 乗算器 7 乗算器 8 フレームメモ
リ 9 加算器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/18 A61B 6/00 G06T 5/00 H04N 5/21

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号が入力される周波数成分分離回
    路と、前記周波数成分分離回路からの高周波領域成分が
    入力されるリカーシブフィルタ回路と、前記周波数成分
    分離回路からの低周波領域成分と周波数成分分離回路か
    らの1フレーム前の低周波領域成分が入力される動き検
    出回路と、前記リカーシブフィルタ回路の出力と前記周
    波数成分分離回路からの低周波領域成分とが入力される
    加算回路とを備え、前記動き検出回路の出力により前記
    リカーシブフィルタ回路のリカーシブフィルタ係数が変
    更されることを特徴とする画像処理回路。
  2. 【請求項2】 画像信号が入力される周波数成分分離回
    路と、前記周波数成分分離回路からの高周波領域成分が
    入力されるリカーシブフィルタ回路と、前記周波数成分
    分離回路からの高周波領域成分とリカーシブフィルタ回
    路からの1フレーム前の高波領域成分が入力される動き
    検出回路と、前記リカーシブフィルタ回路の出力と前記
    低周波成分分離回路からの低周波領域成分とが入力され
    る加算回路とを備え、前記動き検出回路の出力により前
    記リカーシブフィルタ回路のリカーシブフィルタ係数が
    変更されることを特徴とする画像処理回路。
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