JP2792133B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2792133B2
JP2792133B2 JP1223964A JP22396489A JP2792133B2 JP 2792133 B2 JP2792133 B2 JP 2792133B2 JP 1223964 A JP1223964 A JP 1223964A JP 22396489 A JP22396489 A JP 22396489A JP 2792133 B2 JP2792133 B2 JP 2792133B2
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宜久 後藤
哲雄 今西
幸一 柴田
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、X線透視像などの画像のノイズを低減す
るための画像処理装置に関する。
【従来の技術】 画像のノイズを低減するには、通常、リカーシブフィ
ルタが用いられている。このリカーシブフィルタは、過
去のフレームの画像を所定の比率で現在のフレームの画
像に加えるもので、一種の残像効果を付与するものであ
る。リカーシブフィルタはこのように残像効果を与える
ものであるから、静止している画像については効果的に
ノイズ低減を行うことができるが、画像が動いている場
合には動く物体が尾を引くような画像となってこれがノ
イズとなる。 そこで、従来では、画像の動きを検出してリカーシブ
フィルタの働きをコントロールする動き補正処理を行う
ようにしている。すなわち、もとの画像またはそれに類
する画像と、リカーシブフィルタ処理を経た画像との間
の、各画素値の差分値の絶対値を検出し、これが大きい
ときは大きく動いたものと判定してリカーシブフィルタ
の動作を抑制し、画像の尾引き現象を抑える。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のようにもとの画像またはそれに
類する画像と、リカーシブフィルタ処理を経た画像との
間の、各画素値の差分値の絶対値を検出し、これに応じ
てリカーシブフィルタの働きを抑制するという動き補正
処理を行う場合には、リカーシブフィルタの作用が抑制
されることによってもとの画像ノイズはあまり除去され
ないことになるが、このノイズが動きによっては視覚的
に非常に目障りになることがある。すなわち、人間の眼
の感覚は明るい部分でのノイズにより敏感であるという
傾向をもつため、画像の明から暗に変化して行く部分で
は、原画像のノイズは比較的目立たないのであるが、画
像の暗から明に変化していく部分では、原画像のノイズ
が目立つのである。 この発明は、人間の眼の感覚により合致したノイズ低
減処理を行うことができる画像処理装置を提供すること
を目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明による画像処理装
置においては、画像に対してリカーシブフィルタ処理を
行う手段と、実質的な原画像とリカーシブフィルタ処理
後の画像との差分値から画像の動きについて、その明る
さの変化量とともに明から暗へあるいは暗から明への変
化であるかの変化方向をも検出する手段と、上記検出さ
れた変化量及び変化方向に基づいて実質的な原画像とリ
カーシブフィルタ処理後の画像との加算比率を定めて両
者を加算する手段とを備えることが特徴となっている。
【作 用】
実質的な原画像(つまり原画像そのものあるいはそれ
に類する画像)とリカーシブフィルタ処理後の画像との
差分値から、画像の動きについて、その明るさの変化量
とともに明から暗へあるいは暗から明への変化であるか
の変化方向が検出される。 そして検出された変化量及び変化方向に基づいて実質
的な原画像とリカーシブフィルタ処理後の画像との加算
比率が定められて両者が加算される。 ここで、リカーシブフィルタ処理後の画像では、ノイ
ズが低減されているが、画像の動きがある場合には尾引
き現象がみられる。他方、原画像については、もちろん
尾引き現象はみられないが、ノイズは低減されてはいな
い。 そのため、上記のように、画像の動きについて検出さ
れた変化量及び変化方向に基づいて実質的な原画像とリ
カーシブフィルタ処理後の画像との加算比率を定めて両
者を加算するようにすれば、明から暗に変化する場合に
はノイズが目立たないので尾引き現象をなくすことに重
点をおいた画像を得ることができ、暗から明に変化する
場合にはリカーシブフィルタ処理後の画像に重みをおく
ことにより目につき易いノイズを低減しながら動き補正
を加えた画像を得ることができる。
【実 施 例】
つぎにこの発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。第1図はこの発明をX線透視像のノイズを
低減する画像処理を行う装置に適用した一実施例を示
す。この図において、X線管1から放射されたX線は被
写体2を透過してイメージインテンシファイア3に入射
する。この透過X線による被写体2の像はイメージイン
テンシファイア3で可視光の像に変換され、TVカメラ4
によってビデオ信号に変換される。このビデオ信号はA/
D変換器5によりデジタル化される。 このデシタルビデオ信号はルックアップテーブル(Lo
ok Up Table:LUT)6に入力される。このルックアップ
テーブル6は一種の入出力変換器で、入力に対応するア
ドレスに、出力すべきデータが書き込まれた半導体メモ
リなどからなり、入力と出力とを直接1対1に対応させ
ることによって任意の入出力特性(関数)を実現するも
のである。このルックアップテーブル6では、入力信号
の大きさ(画素の明暗値に対応する)が一律に1/K倍に
されて出力されるように設定されている。 他方、フレームメモリ7には、それ以前のフレームに
おいて加算器15から出力されたデジタルビデオ信号が1
フレーム分格納されている。上記のようにA/D変換器5
から新たなフレームのデジタルビデオ信号が画素ごとに
得られると、それに対応した画素ごとにフレームメモリ
7から各画素の信号の読み出しが行われる。この読み出
された信号はルックアップテーブル8で、一律に(1−
1/K)倍にされる。 これらルックアップテーブル6、8を通った2つの信
号は加算器9において加算される。この加算器9から出
力される画像は、基本的に現フレームの各画素値に前フ
レームの各画素値を所定の比率で加算したものであっ
て、リカーシブフィルタ作用を受けた画像となってい
る。 このリカーシブフィルタ作用を受けた画像は減算器11
に送られ、単にフィルタ10を通ってフィルタ処理を受け
たにすぎない、現在のもとの画像との間の差分がとられ
る。この減算器11の出力は動き検出器12に送られる。こ
の動き検出器12は上記の差分値が大きいとき大きく動い
たと判定する。すなわち、画像がまったく静止している
ときはリカーシブフィルタ作用を受けた画像ともとの画
像とはノイズ成分に差があるだけで基本的に同じである
から、この差分値は0になる。画像が動くと、差分値は
大きなものとなる。ここでは、この動き検出器12は、上
記のルックアップテーブル6、8と同じで、その入出力
特性が第2図のようになっているルックアップテーブル
で構成されるものとする。入力である差分値がブラス側
に大きくなると出力である1/Lの値が1になるが、マイ
ナス側に大きくなったときは1/Lの値は0.6程度にとどめ
られる。ここで、差分値がプラス側に大きくなるという
のは、画像が明から暗に変化する動きの場合であり、マ
イナス側に大きくなるというのは暗から明に変化する動
きの場合である。 この動き検出器12の出力(1/L)はルックアップテー
ブル13、14に送られ、その入出力変換特性の設定に用い
られる。これにより、ルックアップテーブル13ではフィ
ルタ10を通ったもとの画像の各画素値が一律に1/L倍に
され、ルックアップテーブル14では加算器9から出力さ
れるリカーシブフィルタ処理後の画像の各画素値が一律
に(1−1/L)にされる。これらルックアップテーブル1
3、14を経た信号は加算器15に送られて加算される。 そのため、画像が明から暗に大きく変化する動きの場
合1/Lは1となるので、ルックアップテーブル13からは
もとの入力信号のままの信号が出力され、ルックアップ
テーブル14からはもとの入力信号がすべて0とされた信
号が出力されることになり、その結果、加算器15から出
力される画像はもとの画像そのものということになる。 これに対して、画像が暗から明に大きく変化する動き
の場合には1/Lの値は0.6程度にとどめられるため、加算
器15から出力される画像はもとの画像が6割、リカーシ
ブフィルタ処理を受けた画像が4割の画像となる。 したがって、動きによる明るさの変動が大きい場合、
明から暗への動きであればリカーシブフィルタ処理を受
けないもとの画像を主体として画像の尾引き現象を抑え
た画像を得ることができ、暗から明への動きであると
き、リカーシブフィルタ処理を受けた画像の成分を多く
することにより、画像の尾引き現象低減の方はある程度
軽くしその分ノイズ低減を取り入れた画像を得ることが
できる。 この加算器15から出力されるデジタル信号は、フレー
ムメモリ7に送られて格納されるとともに、D/A変換器1
6を経てアナログ信号に変換され、TVモニター装置17に
送られてその画面上に表示される。
【発明の効果】
この発明の画像処理装置によれば、リカーシブフィル
タによってノイズ低減する場合に動きのある部分はそれ
を抑制して尾引き現象を避けることができるとともに、
暗から明に変化する動きについてはリカーシブフィルタ
処理後の画像に重点をおいてノイズによる見にくさを改
善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は第1図の動き検出器の入出力特性を示すグラフであ
る。 1……X線管、2……被写体、3……イメージインテン
シファイア、4……TVカメラ、5……A/D変換器、6、
8、13、14……ルックアップテーブル、7……フレーム
メモリ、9、15……加算器、10……フィルタ、11……減
算器、16……D/A変換器、17……TVモニター装置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−271668(JP,A) 特開 平2−287886(JP,A) 特開 平1−277975(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 5/00 G06T 5/20 A61B 6/00 H04N 1/40 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像に対してリカーシブフィルタ処理を行
    う手段と、実質的な原画像とリカーシブフィルタ処理後
    の画像との差分値から画像の動きについて、その明るさ
    の変化量とともに明から暗へあるいは暗から明への変化
    であるかの変化方向をも検出する手段と、上記検出され
    た変化量及び変化方向に基づいて実質的な原画像とリカ
    ーシブフィルタ処理後の画像との加算比率を定めて両者
    を加算する手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
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