JP3899129B2 - ビデオノイズ低減方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ビデオノイズ低減方法に関する。
ビデオ信号における公知のノイズ低減方法は、再帰形フィルタを使用する。この方法は、連続した画像の同様の領域を平均化することによって機能し、ビデオ信号内の本質的な画像情報は高度に相関しているという事実に基づいている。しかしながら、ノイズは一般的にランダムなものであり、平均過程において減少するものである。再帰定数kは平均過程における現在およびその前のフレームの相対重みを決定し、これにより効果的な平均化が生じるフレームの数が決定される。平均することによって、比較的少いフレームでかなりのノイズが低減される。
再帰形ノイズ低減の基となっている画像の相関関係が、入力画像に動きがある場合に崩れることは周知のことである。動きが検出された時に再帰的でなくなることが重要であり、もしそうでなければ、画像が不鮮明になってしまう。移動物体の縁部にある画像領域は実質的に周辺の画像よりノイズが多いため、動適応ノイズを低減してしまうことはなるべく避けたい。移動物体の縁部は再帰形ノイズ低減を無効にすることと関係するため、移動物体の各縁部はそれぞれノイズが低減されない信号の領域を伴うことになる。空間的に濾波されなければならない動き検出信号が通常必要となるため、この問題は深刻化する。この結果、より大きな領域においてノイズ低減がなされなくなる。また、全体的に映像上のノイズ低減過程がより効果的になるほど、移動物体周辺のノイズ領域が目立ってしまう。
映像が不鮮明にならないようにする必要性を移動物体の検出に関して述べてきたが、再帰を無効にすることはまた、パンニングのような広域移動、及びショットチェンジ及び他の編集にも適用される。
本発明の目的は、上記問題点を除去あるいは減少するノイズ低減方法を提供することである。
従って、本発明はビデオ信号におけるノイズ低減方法からなり、ピクセル情報は、再帰が分離点(disjuncture)で無効とされる状態で再帰的に濾波され、再帰的に濾波されたピクセル情報は、分離点に先行して、分離点に続くピクセル情報が適度にノイズが低減されるべく再帰的に濾波されるまで出力され続ける。
再帰形フィルタの出力は、画像間隔遅延チェーン、それに続く分離点の検出、及び再帰の無効のために存在し、画像間隔遅延フィルタ出力間で選択がなされる。
本発明は、ショットチェンジの例を挙げて言えば、単調な、大きくノイズを低減したショットを新しいショットの第1のノイズフィールドで置き換えることによって、視覚的に乱れる影響は、十分な領域が、現在のショットのレベルに達するか、あるいは等しくなっている新しいショットのノイズレベルに再帰的に濾波されるまで、新しいショットを示すのを遅らせることによって回避できる。同様の手段が、動きにかかわらずに、ピクセルごとに適用される。
この形態において、本発明は、一時的再帰形フィルタと、動きを検出する際にフィルタ内の再帰を無効にするための手段と、画像間隔によって相互に遅延させられた多重フィルタ出力を供給する遅延パスと、最小のノイズを持つ出力を提供するために動きの検出時にフィルタ出力間で選択を行うための手段とを有するビデオノイズ低減フィルタからなる。
本発明の目的は、改良されたビデオノイズ低減フィルタと、一時的再帰形フィルタを使用するノイズ低減方法を提供することであり、再帰を無効にするような、例えば動きのような分離点の後、ノイズレベルはさらに急速に低減される。
従って、再帰は、利用可能なピクセルがフィルタ出力と等しく寄与するように分離点の後に制御される。
例えば、ピクセルa及びbが利用可能である場合、ノイズは、出力(a+b)/2を引くことによって最小化する。同様に、もし、ピクセルa、b、及びcが利用可能である場合に、好ましい出力は、(a+b+c)/3となる。
好ましくは、再帰定数は、再帰を無効にする分離点以後は、画像間隔の数に基づいて変化する。
第1図は、公知の一時的再帰形ノイズ低減フィルタのブロック図である。
第2図は、本発明によって扱われる問題を説明するための図である。
第3図は、本発明の一実施例のブロック図である。
第4図は、本発明の実施例を示した、更に詳しい図である。
第5図は、本発明の一実施例における空間ノイズ低減フィルタの要求される応答を示したグラフである。
第6図は、第4図の配置において使用される参照用テーブルの内容を示したグラフである。
第7図は、相補的参照用テーブルの内容を示したグラフである。
第8図は、本発明の実施例によるノイズ低減器の図である。
本発明を、付随する図面を参照して例を挙げて説明する。
まず初めに、従来の一時的ノイズ低減フィルタについて説明する。第1図を参照して、減算器10は、端子12における入力ビデオ信号と、フレーム遅延器16において1フレーム遅延されたフィルタの端子14の信号との差分を生じさせるように機能する。減算器10から出力されたフレーム差分信号は掛け算器18を通り、掛け算器18には、フレーム差分信号を入力信号として受信する制御ブロック20とノイズ測定システムにおいて発生される係数kが与えられる。この構成において、入力信号とフィルタのフレーム遅延出力との間の整流かつ濾波された差分は動き分として得られる。掛け算器18を通過した信号は、端子14でフィルタ出力を発生させるために、加算器22内でフレーム遅延器16の出力に加算される。
第1図の回路は、それぞれのピクセルに対して、現在のピクセルと前のフレームのフィルタ出力との差分をk回、前のフレームのフィルタ出力に加算するように機能する。動きが無い場合、すなわち減算器10からのフレーム差分信号がわずかに出力された場合、kの値は恐らく0.5となる。その場合のフィルタ出力は現在のフレームが50%、前のフレームが25%、前のフレームの更に前のフレーム等が12.5%となっている。もし動きが検出された場合、すなわち、減算器10からのフレーム差分信号出力が所定の閾値を超過した場合、kの値は1となる。減算器10と加算器22を組み合わせると、まず現在のフレームからの情報のみを残した前のフレームからのフィルタ出力を引き算して、それから加算することができるという効果がある。従って、kの値を1にすることによって、再帰を無効にする。
第2図を参照して、物体50はフレームi及びフレームi+1の間を移動するように示されている。動き信号kが示されており、これは、フレームi及びフレームi+1の間の整流された差分である。kの値はフレームiの物体の立上がり縁で大きくなり、フレームi+1の物体の立上がり縁で小さくなる。同様に、kの値はフレームiの物体の立ち下がり縁で大きくなり、フレームi+1の物体の立ち下がり縁で小さくなっている。kの値が大きい間は再帰形ノイズ低減が無効となることがわかる。このようにして、ノイズ低減が無い移動物体の縁にある画像の部分がつくられる。これらの部分は、A及びBのフレームi+1に示されている。
動き信号kは単に整流されたフレーム差分として示されているが、通常は空間的に広がって動き信号を濾波する。
従来のフィルタのノイズ低減出力の比較的ノイズを多く含んでいる領域A及びBはア−ティファクトを示しており、その視覚的効果は、ノイズ低減及び出力画像改善の他の品質には、より妨げになる。
本発明は、第3図に概略的に示されている構成を用いてこの問題を解決する。端子70におけるビデオ信号入力は、動適応一時的ノイズ低減フィルタ72を通り、このフィルタは第1図に示されている形式で良いが、さまざまな他の形式をとることも可能である。他の形式の再帰形フィルタは、FIRのような異なった、一時的ノイズ低減フィルタ同様に使用することができる。フィルタ72の出力は空間ノイズ低減フィルタ74に至る。このフィルタ74は、制御入力として、フィルタ72内部で生じ、76で反転される動き信号を受信する。空間ノイズ低減フィルタ74の出力は出力端子78に至る。
フィルタ72が、動きを検出するとすぐに再帰を無効にする値に切り替わるという、通常決められている再帰係数kを有する再帰形フィルタである場合、通常ローの動き信号は、反転した後、無効になった空間ノイズ低減フィルタ74を保持する。従って、出力端子78の信号は、一時的にフィルタ72のノイズ低減出力となる。動き信号が高くなり、一時的ノイズ低減フィルタ72が無効となるので、反転した動き信号を相補的な方法で低くすることによって、空間ノイズ低減フィルタ74が有効となる。そして、本質的に一時的ノイズ低減フィルタ72を通過する入力信号は、フィルタ74の空間ノイズ低減を被る。
さらに典型的な状況では、動き信号は矩形波ではなく、一時的及び空間的フィルタは相補的方法においてフェードイン及びフェードアウトする。
空間ノイズ低減フィルタは、様々な形式をとり、水平及び垂直方向に機能する低域通過フィルタを有することができる。縁部が緩やかになってしまうことを避けるために、空間フィルタは、規定の高さを越える縁部が濾波されずに通過することを許容するように適応的であることが好ましい。都合の良いことに、濾波されないまま通過する縁部を越えるレベルが、ノイズの幅広い測定によって設定される。このように、低ノイズレベルにおいて、比較的低い高さの縁部でさえ、障害無く通過することができる。また都合の良いことに、一時的ノイズ低減フィルタ72からの制御出力は、空間ノイズ低減フィルタ74における適応性のために適切な広いノイズ測定として使用され得る。
第4図を参照して、本発明による特定の実施例について説明する。
この構成は、第1図に示されている一時的再帰形ノイズ低減フィルタを組み込んだものである。従って、減算器110、フレーム遅延器116、掛け算器118、ノイズ測定システム、及び制御ブロック120及び加算器122の構成及び機能についてはこれ以上説明の必要はないが、ブロック120が好ましくはノイズの広域測定を実行し、大体、ノイズではなく動きに関するパラメ−タkを作るために非線形処理でこの測定を使用することを述べておく。この構成からの出力信号は低域通過フィルタ150に入る。フィルタ150の出力は減算器152の反転入力と加算器154の両方に入る。それとは別に、低域通過フィルタ150の中央タップは、減算器152の非反転入力に入る。この減算器152からの出力は、参照用テーブル156による非線形処理の後に加算器154に入る。参照用テ−ブルのための二次アドレス部分は、ブロック120からの動き信号出力をインバータ158、スケーリング及び整形ブロック160を通過させることにより与えれる。ブロック160の機能は、空間フィルタにおける制御パラメ−タnの視覚的効果が一時的フィルタにおけるパラメ−タkの効果に対して相補的であることを確保することにある。
回路素子150〜156によって形成される空間ノイズ低減フィルタに要求される特性が、第5図にグラフで示されている。
パラメ−タnは、スケーリングされ整形されているものの、一般的に言えば、動きにかかわらず一時的ノイズ低減フィルタを無効にする信号の逆数である。従って、k=1の時、n=0となる。動きが無い場合、一時的ノイズ低減フィルタにおいて再帰がフルの状態では、n=1となる。第5図を参照して、n=1の時、空間ノイズ低減フィルタのフィルタ応答は平らになる。n=0の時、一時再帰が無効となるのに対応して、空間フィルタ応答は低域通過フィルタの応答と同じになる。n=0.5の時、フィルタ応答はn=0とn=1の場合の中間になる。実際、nはブロック160で形成される。
この場合、第6図に示されている特性を有する参照用テーブルによって、要求された特性が達成される。n=1の時、参照用テーブル156による出力の値は、減算器152の出力に対応する。従って、フィルタ150の中央タップは出力端子162まで直接通過し、フィルタ150の出力は減算器152及び加算器154で相殺される。n=0といったような、その他の極端な場合において、参照用テーブルの出力は全ての減算器の出力に対してゼロとなる。そして加算器154は、低域通過フィルタ150の出力のみを出力162に出力する。
もし、空間ノイズ低減フィルタがFIR以外の形をとるならば、中央タップは利用不可能となり、補正遅延を伴って、フィルタへの入力が中央タップと同じ機能を果たす。
好ましい構成においては、参照用テーブルは、ノイズの広域測定であるブロック120から更なるアドレス部分を受信する。このノイズレベル制御入力に基づいて、参照用テーブルは第7図に示されている機能を実行する。可変ノイズフロア以上の入力の値に対し、参照用テーブルの出力は入力と同じとなり、動きとは無関係に空間的濾波は無効となる。
この方法において、動きが無い場合に空間ノイズ低減を伴わない一時再帰形フィルタ信号となる出力が与えられる。動きにかかわらず、再帰的濾波はなく、もし空間差分(フィルタ150の出力タップと中央タップ間の差分)が閾値以下である場合に空間的濾波が導入される。この閾値はこのような低ノイズ状態において変化し、大きさは小さいが、周囲のノイズよりも大きい縁は支障無く通過することができる。
上記の構成は、結果的に一時ノイズ低減を無効にすることになる動きを検出すると機能する空間的低減を提供する例である。当業者には、これ以外の様々な例が自明である。
再帰形ノイズ低減フィルタにおけるノイズレベルを考慮し、これが、最適なkの値を選択する際にどれくらい影響するかを考慮することは、有益なことである。動きが検出されると、kは再帰がなくても動きを通せるように1になることは説明してきた。静止している領域において、kは記憶されている信号への入力信号の割合を制御する。最適な値は、記憶されている信号上に現在あるノイズのレベルに基づく。これは、動きが最後に検出されるので、時間の長さと、再帰がノイズを低減する程度に基づく。
入力のノイズ電力がσi 2で、記憶されている信号のノイズ電力がσs 2である場合、出力のノイズは以下の式(1)のようになる。
Figure 0003899129
この値は、もし、式(3)が与えられた場合に、式(2)が成り立つのであれば、最小値となる。
Figure 0003899129
Figure 0003899129
現在の地点σs 2=σi 2で動きが止まった直後、kopt=1/2であるとき、σs 2=σi 2/2となる。これは新しい記憶信号となる。従って、次のフレームでは、σs 2=σi 2/2となり、kopt=1/3では、σo 2=σi 2/3となる。継続したフレームにおいては、ノイズ電力は1/2、1/3、1/4、1/5のように減少し、kの値も、1/2、1/3、1/4、1/5となっていく。
本発明の好ましい形式においては、kの導出がこの手法を具体化する。もちろん、本発明は、分離測定が再帰を無効にする可視性を低減するために採用されるかどうかに関係なく、分離点の後に、ノイズ低減フィルタがより素早くノイズレベルを減らすことが可能であるこの手法をより一般的に使用することを意図している。
もし、分離点の後に、連続画像における特定のピクセルの値が、a:b:c:d:e:…で示される場合、再帰形フィルタの連続出力は、以下の式(4)となる。
Figure 0003899129
もし、ピクセル値d及びeの間で、例えば、動きあるいはショットチェンジによって分離が起こった場合、再帰は無効となり、フィルタ出力は以下の式(5)のようになる。
Figure 0003899129
両方の場合において、ノイズレベルがa及びbの比較的高いレベルから低減される場合は、分離点以降kの値がフレームの数に基づくため、非常に早くなる。分離点に続く期間においては、利用可能なピクセルはフィルタ出力に等しく寄与する。
にもかかわらず、ノイズレベルは、以下の式(6)の後、かなり増加する。
Figure 0003899129
本発明の前に述べた実施例において、eにおいて一時ノイズ低減が無い時は空間ノイズ低減によって補正される。本発明のもう一つの実施例においては、eにおける増加したノイズの視覚的効果は画像間隔遅延を導入し、再帰形フィルタが分離点に続く出力を生成するまで式(7)のように出力し続けることによって回避できる。この出力は、適当にノイズが低減されており、例えば、式(8)で表される。
Figure 0003899129
本発明によるノイズ低減の例を第8図を参照して説明する。”再帰セクション”と記されている回路の左側部分は、概してこれまで説明してきた一時ノイズ低減フィルタに対応している。従って、減算器210、掛け算器218、加算器222及びフレーム遅延器216の機能についてもう一度説明する必要はないと思われる。この実施例において、信号kは2段階で達成される。動き検出器ブロック250は減算器210からの出力を受信し、適切な濾波を実行する。動き検出信号はそれから動き制御ブロック252の一つの入力に移るが、このブロックの機能は上述の特性を有する信号kを提供することであり、これによって正しい特性が、ノイズ低減を最適化するために再帰内で維持される。この最適なシーケンスにkが伴うことを確実にするため、式(9)で表される現在の値、
Figure 0003899129
が、フレーム遅延器254を含むループを使用することによって、フレーム内の各ピクセルに記憶される。動き制御ブロック252は付加的に信号mを得る。この機能は後述する。
第8図の回路は、右手側の端の方に、3つのフレーム遅延器を含むトランスバーサルフィルタを有する。再帰セクションのフレーム遅延器216は、トランスバーサルセクションにおける第1のフレーム遅延器の2倍であり、付加的フレーム遅延器256及び258が存在する。スイッチ260、262、及び264が、フレーム遅延パスから適切な出力を選択するために設けられている。スイッチ260は、再帰形ノイズ低減フィルタの出力214とフレーム遅延器216からの出力のポイント266との間を切り替える。スイッチ262は、スイッチ260の出力とフレーム遅延器256と258の中間点268との間を切り替える。スイッチ264は、スイッチ262の出力とフレーム遅延器258の出力のポイント270との間を切り替える。
スイッチ260の制御入力は、動き制御ブロック252からの信号mである。この信号は、スイッチ262及び264にそれぞれ制御入力を与えるために、フレーム遅延器272及び274を通過する。
フレーム遅延器216、256、及び258は、スイッチ260、262及び264を介して再帰形フィルタからの画像遅延出力を与える画像間隔遅延パスとして見なされている。信号mを適切に制御することによって、各スイッチが2つの入力の安定な方を選択するようになっている。
スイッチ260は、再帰セクションの出力と記憶されている出力との間を切り替えるる。これまでの分析から、出力時のノイズ電力は、式(10)であり、式(11)が成り立てば、mは記憶されている出力を選択する。
この状態は式(12)まで減少する。
Figure 0003899129
実際、kの値(動きの分析によって生じる)は、koptと1との間を非常に迅速に通過する。従って、正確な閾値はさほど重要ではない。
次のスイッチは前の遅延出力と第1のスイッチとの間で選択可能である。もし、第1のスイッチが現在記憶されている出力を選択しているなら、第2のスイッチは第1のスイッチに与えられている信号の遅延したものが提供される。従って、同じ決定(m)の遅延バージョンを使用することができる。一方、もし、第1のスイッチが現在、非遅延出力を選択しているならば(遅延出力よりも安定であるため)、第2のスイッチはより低い閾値を使用して、理想的には決定しなおすべきである。しかしながら、閾値はさほど重要ではないため、満足のいく結果は、両方の場合において、1つのフレームによって遅延している元の決定(m)を単に使用することによって得られる。同様に、その後のスイッチもまた、遅延したmによって制御され得る。この単純化によってもたらされたわずかなエラーは、mを生成するためにわずかに低い閾値を使用することによって、平均すると低減される。
動き制御ブロックは多くの方法で実行される。もっとも簡単な方法は、おそらく、入力の全ての組み合わせに対してあらかじめ計算された出力値を含むPROMであろう。
回路の動作を明らかにするために、画像間隔によって分かれている連続ピクセル値a、b、c、d・・・に関する、d及びeの間で生じるショットチェンジのような分離を伴ったこれまでの記載を使用することができる。重要な位置で現れる信号は、以下の表に示されている。
Figure 0003899129
値eがフィルタの入力に現れると、以前にノイズ低減された式(13)の値は、同じノイズ値を持つ以下の式(14)の値をつくるために、分離点に続く再帰形ノイズ低減を可能にしている入力において3つの値f、g、hが受信されるまで、出力され続ける。
Figure 0003899129
記載されている遅延器及びスイッチの配置は、最小のノイズを有する出力を選択するための再帰形フィルタの遅延出力間で選択がなされるかということの単なる一例にすぎない。もっと一般的に言えば、本発明はほんの一例によってのみ記載されており、さらに幅広い修正が本発明の範囲から逸脱することなく可能である。

Claims (7)

  1. ピクセル情報が、再帰が分離点で無効となる状態で再帰的に濾波され、再帰的に濾波されたピクセル情報は、分離点に先行して、分離点に続くピクセル情報が適度にノイズが低減されるべく再帰的に濾波されるまで、出力され続けることを特徴とするビデオ信号におけるノイズ低減方法。
  2. 再帰形フィルタの出力が、画像間隔遅延チェーン、それに続く分離点の検出及び再帰の無効のために存在し、画像間隔遅延フィルタ出力間で選択がなされることを特徴とする請求項1による方法。
  3. 第1のショットから第2のショットまでのショットチェンジの形式で分離点を検出すると、2番目からのフィールドの出力は、第2のショットにおけるノイズレベルが第1のものとほぼ同じにまで低減されるべく十分なフィールドが再帰的に濾波されるまで遅延されることを特徴とする請求項1あるいは2による方法。
  4. 動きの形式で分離点を検出すると、分離点の後に生じるピクセルの出力は、分離点の前のものとほぼ同じ程度まで低減される分離点の後のノイズレベルに対して十分なピクセルが再帰的に濾波されるまで、遅延されることを特徴とする請求項1あるいは2による方法。
  5. 再帰は、利用可能なピクセルがフィルタ出力に等しく寄与するように分離点の後に制御されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つによる方法。
  6. 再帰を無効にする分離点から、画像間隔の数に基づいて再帰定数が変えられることを特徴とする請求項5による方法。
  7. 再帰定数は、出力ノイズレベルを最小にするために、分離点より画像間隔の数に基づいて分難点以後で変えられることを特徴とする請求項1から4のいずれかによる方法。
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