JPH05207337A - 適応雑音除去フィルタ - Google Patents

適応雑音除去フィルタ

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JPH05207337A
JPH05207337A JP4010977A JP1097792A JPH05207337A JP H05207337 A JPH05207337 A JP H05207337A JP 4010977 A JP4010977 A JP 4010977A JP 1097792 A JP1097792 A JP 1097792A JP H05207337 A JPH05207337 A JP H05207337A
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JP
Japan
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signal
frame
value
replacement
pixel
Prior art date
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Pending
Application number
JP4010977A
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English (en)
Inventor
Migaku Saito
琢 斎藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 動画像信号において、静止部分でのノイズを
除去し、かつ動的に変化する部分においてもボケをなく
する適応雑音除去フィルタを得る。 【構成】 画像信号を記憶遅延させる複数のフレームメ
モリと、このフレームメモリよりフィルタ対象画素の値
の、少なくとも時間的な変化を検出する複数の検出手段
と、この複数の検出手段の出力による変化量と変化の向
きとで定まる置換値を持ち、上記対象画素の値を上記置
換値に置き換える選択手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、動画像伝送装置など
に使用されるテレビジョン信号のノイズ除去を目的とす
るフィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のフィルタとして図5に示
すようなものがある。この図は、特公昭59−1758
0『テレビジョン信号の雑音抑圧装置』に示されている
フレーム巡回型雑音軽減回路の構成図である。図におい
て、6はフレームメモリ、7は減算部、8は加算部、9
は抑圧部である。また図6は、図5の抑圧部9のフレー
ム間差分信号の抑圧特性を示す。
【0003】次に動作について説明する。入力信号10
0は、フレームメモリ6から読出された1フレーム前の
画像信号201と減算部7でフレーム間差分信号202
が作られる。この差分信号202は、図6の抑圧特性に
示すように抑圧部9において、差分信号202が比較的
小さい正(または負)の場合には抑圧部より負(または
正)の値が出力され、加算部8において加算される。よ
って、この差分信号202は入力信号100の変動に即
応しないように動作するため静止画部分におけるランダ
ム雑音が抑圧される。また差分信号202が大きい場合
には、0が出力され入力信号100が直接出力信号20
4として出力されることになる。次に、雑音除去フィル
タの出力信号204は、次のフレームに対する前フレー
ムデータとしてフレームメモリ6に書込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の雑音除去フィル
タは以上のように構成されているので、画像信号の静止
部分における時間方向で微小に変化するものはノイズと
して抑圧される。しかしながら、動き際の微小に変化す
る部分や動きがゆるやかに変化する部分においては、現
信号が微小なため抑圧されてしまい動画像の部分がボケ
てしまう。 また、動画像の部分のボケを少なくするた
めに、雑音除去フィルタの抑圧量を少なくすると静止部
分でのノイズの抑圧効果が減ってしまうなどの課題があ
った。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、画像信号の静止部分でのノイズ除
去効果を高め、かつ動画部分についてのボケをなくすこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る適応雑音
除去フィルタは、画像記憶遅延用の複数のフレームメモ
リと、これらから対象画素の値の時間的な変化を検出す
る複数の検出手段と、検出した時間変化量と変化方向と
で定まる置換値を持ち、対象画素の値をこの置換値で置
き換える選択手段を設けた。また請求項2の発明では、
さらに隣接するフレームでは対象位置の対象画素の値が
直接には定まらない時に、隣接フレームの前または後の
フィールドの値から補間する生成手段も設けた。
【0007】
【作用】この発明における適応雑音除去フィルタは、対
象画素の値が、フレーム間の画素値の変化量、方向によ
っては置換されることがある。または対象位置の画素値
が、直接には求まらなくても、前または後のフィールド
から補間計算されて、同様に変化量、方向で置換される
ことがある。
【0008】
【実施例】実施例1.図1は、この発明の一実施例を示
す構成図であり、6及び100は図5に示した従来装置
と同一のものである。1は制御部、2はセレクタ、3及
び4は減算部、5は1フレーム分を遅延させるためのも
う一つのフレームメモリである。図2は、図1の制御部
の置換えパターンを示す図である。
【0009】次に本発明の一実施例の動作について説明
する。図1において入力信号100は、フレームメモリ
5及びフレームメモリ6によって1フレーム分づつ遅延
される。雑音除去の対象画素は、フレームメモリ5の出
力101である。減算部3では、入力信号100とフレ
ームメモリ5の出力101からフレーム間差分信号10
3を生成する。同様に、減算部4では、フレームメモリ
5の出力101とフレームメモリ6の出力102からフ
レーム間差分信号104を生成する。それぞれのフレー
ム間差分信号103及び104から制御部1では、図2
に示すような置換えを行う選択信号105が出力され
る。この信号に従いセレクタ2から隣接画素か又は対象
画素があるアルゴリズムで適宜選択されてフィルタ出力
106として出力される。これは、図2に示すように置
換え処理が、2つのフレーム間差分の変化量が互いに反
対方向の場合でかつ隣接する画素との差があらかじめ設
定したしきい値より小さい時に行われる。但し、隣接す
る画素との差が2つとも大きい時や差分の変化量が互い
に同一方向の場合にはそのまま出力する。
【0010】実施例2.なお上記実施例では、しきい値
をあらがじめ設定してフィルタ対象画素とその前後の3
フレームの向き及び変化量から画素の置換えを制御して
いるが、参照フレーム数を増やして、例えば2フレーム
前後の対象画素もみて、画像の変化率を検知して、しき
い値を適応的に変化させてもよい。参照フレームは2フ
レーム前と1フレーム後とか、適宜、選択できる。
【0011】実施例3.また、フィルタ対象画素とその
上下左右位置の画素の差分を取り、その差分信号の振幅
が大きい時には、適応的にしきい値を大きく変化させて
空間的に孤立したノイズも取れるようにしてもよい。
【0012】実施例4.図3は、この発明の請求項2の
一実施例を示す適応雑音除去フィルタの構成図である。
10はセレクタ、11は制御部、51、52及び61は
フィールドメモリ、53及び63はラインメモリ、54
及び64は加算部、55及び65は1/2部、56及び
66は減算部である。図4は、図3の構成の適応雑音除
去フィルタの動作で、補間画素の位置を説明するための
図である。
【0013】次に本発明の請求項2の一実施例の動作に
ついて説明する。本発明の請求項1の実施例では、置換
えを決定するために前後のフレーム間差分信号の大きさ
と向きを使用したが、通常テレビジョン信号で使用され
ているインタレース信号においては、図3に示すように
その前後のフィールドからフィルタ対象フィールドの画
素と同一位置の補間画素を作り、その画素と入力画素と
の差分の変化量から置換え等の処理を行っても良い。入
力信号100は、フィールドメモリ51及びフィールド
メモリ52によって1フレーム分遅延されて置換え対象
画素101となる。フィールドメモリ51の出力は、入
力信号100より1フィールド遅れた信号107であ
る。
【0014】この信号107は、置換え対象画素101
と空間的にフレームで1ライン前の位置であるため、ラ
インメモリ53により遅延させて置換え対象画素101
と空間的にフレームで1ライン後の信号108を作る。
そして、その平均を取ることにより置換え対象画素10
1と空間的に同一位置で時間的に1フィールド分前の補
間画素110を作成する。同様にフィールドメモリ61
の出力から、置換え対象画素101と空間的に同一位置
で時間的に1フィールド分後の補間画素114を作成す
る。以下は、前述した本発明の一実施例の動作と同様に
それぞれのフィールド間差分信号116と117から制
御部11では、差分が小さくなるような置換えを行う選
択信号119が出力される。この信号に従いセレクタ1
1から補間画素か又は対象画素が適宜選択される。
【0015】実施例5.なお、本発明の請求項2の一実
施例では補間画素のみで置換えを行ったが、補間画素の
ほかに請求項1で行った同一位置の前後のフレームの画
素を含めて4つ画素を制御及び選択に使用してもよい。
【0016】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、複数の
フレームメモリと、これらから対象画素の値の時間的変
化をみる複数の検出手段と、設定置換値を持ち、変化量
によっては置換する選択手段を設けたので、画像信号の
細かい変動に適応した静止ランダムノイズ除去を行うこ
とができ、かつ細かい動画部分においてはボケを防ぐこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による適応雑音除去フィル
タのブロック図である。
【図2】この発明の一実施例の置換えのパターンの一例
を示す図である。
【図3】この発明の請求項2の一実施例を示すブロック
図である。
【図4】この発明の請求項2の補間画素の位置を説明す
る図である。
【図5】従来例の一実施例を示すブロック図である。
【図6】従来例の一実施例のフレーム間差分信号の抑圧
量の特性を示す図である。
【符号の説明】
1 制御部 2,10 セレクタ 3,4 減算器 5,6 フレームメモリ 51,52,61 フレームメモリ 11 制御部 53,63 ラインメモリ 54,64 加算器 55,65 1/2演算器 56,66 減算器
【手続補正書】
【提出日】平成4年4月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を記憶遅延させる複数のフレー
    ムメモリと、 上記フレームメモリよりフィルタ対象画素の値の、少な
    くとも時間的な変化を検出する複数の検出手段と、 上記複数の検出手段の出力による変化量と変化の向きと
    で定まる置換値を持ち、上記対象画素の値を上記置換値
    に置き換える選択手段とを備えた適応雑音除去フィル
    タ。
  2. 【請求項2】 画像信号を記憶遅延させる複数のフレー
    ムメモリと、 対象位置のフィルタ対象画素の値を、上記フレームメモ
    リの前後のフィールドの、各補間値より計算する生成手
    段と、 上記フィルタ対象画素の値の、少なくとも時間的な変化
    を検出する複数の検出手段と、 上記複数の検出手段の出力による変化量と変化の向きと
    で定まる置換値を持ち、上記対象画素の値を上記置換値
    に置き換える選択手段とを備えた適応雑音除去フィル
    タ。
JP4010977A 1992-01-24 1992-01-24 適応雑音除去フィルタ Pending JPH05207337A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100349593B1 (ko) * 1995-12-15 2003-01-14 삼성탈레스 주식회사 변형된 자동회귀 필터 및 그 필터링 방법
JP2008522555A (ja) * 2004-12-01 2008-06-26 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. デジタル映像のアーティファクト削減
JP2009253341A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Sony Corp 信号処理装置および方法、並びにプログラム

Cited By (3)

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KR100349593B1 (ko) * 1995-12-15 2003-01-14 삼성탈레스 주식회사 변형된 자동회귀 필터 및 그 필터링 방법
JP2008522555A (ja) * 2004-12-01 2008-06-26 ヒューレット−パッカード デベロップメント カンパニー エル.ピー. デジタル映像のアーティファクト削減
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