JPH06319152A - 時空間画像フィルタ - Google Patents

時空間画像フィルタ

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JPH06319152A
JPH06319152A JP5105518A JP10551893A JPH06319152A JP H06319152 A JPH06319152 A JP H06319152A JP 5105518 A JP5105518 A JP 5105518A JP 10551893 A JP10551893 A JP 10551893A JP H06319152 A JPH06319152 A JP H06319152A
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JP
Japan
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filter
motion vector
horizontal
signal
image
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JP5105518A
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Hiroshi Ito
浩 伊藤
Hiroshi Hasegawa
弘 長谷川
徹 ▲くわ▼原
Tooru Kuwahara
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2重像のない時間フィルタを提供すること。 【構成】 動きベクトル検出回路20は入力画像信号と
フレームメモリ10で遅延された1フレーム前の信号と
からブロック単位に動きベクトルを検出する。LPF1
00〜102は互いに通過帯域の異なる水平LPFであ
り、その帯域は100から102の順に狭くなるよう設
定されている。係数発生回路30は動きベクトル検出回
路20から与えられる動きベクトルの値に応じて係数回
路40〜43の係数k0〜k3を制御する。この制御
は、動きベクトルの値が大きいほど入力信号の水平周波
数帯域が強く制限されるように行われる。LPF100
〜102はフィールド内の信号処理をするので、フレー
ム間の信号処理に起因する2重像は原理的に発生しな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタル化された
画像データの時空間フィルタに関し、例えば、NTSC
変調器における輝度・色信号の3次元帯域制限、あるい
は、画像の符号化において、視覚的に重要でない周波数
領域をあらかじめ除去する3次元帯域制限フィルタなど
に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば野垣他「動静適応型雑音除
去を用いたHDTV信号符号化の検討」(画像符号化シ
ンポジウムPCSJ88、8−6、pp125〜12
6、88年)に示された従来の時空間フィルタを示すブ
ロック回路図であり、120は水平バンドパスフィルタ
(以下、「水平BPF」という)、11,12はこの水
平BPF120の出力にカスケード接続されたフレーム
メモリ、63は水平BPF120とフレームメモリ12
の出力を加算する加算回路、50,51はそれぞれ、加
算回路62,フレームメモリ11に接続された係数回
路、70は係数回路51から50の出力を減算する減算
回路、71は入力信号から減算回路70の出力を引く減
算回路である。
【0003】次に動作について説明する。水平BPF1
20はおよそ18MHzを中心とする高域周波数成分を
抽出する。この周波数成分はカメラのアパーチャー補正
などの影響により、特にノイズ成分の多く存在する領域
とされている。フレームメモリ11から減算回路70ま
での部分は時間軸ハイパスフィルタ(以下、「HPF」
という)300を構成する。時間軸HPF300は、1
8MHz付近の信号成分から、さらに、時間的に変化の
大きい信号成分だけをノイズとして抽出する。時間軸H
PF300の出力は減算回路71で原信号から除去され
る。
【0004】時間軸HPF300において、フレームメ
モリ11,12はそれぞれ入力信号を1フレーム期間遅
延させて出力する。時刻tにおいてフレームメモリ11
に入力される信号をX(t)とすると、フレームメモリ
11,12の出力は、それぞれX(t−F),X(t−
2F)となる(Fはフレーム周期)。加算回路63はX
(t)とX(t−2F)を加算して、 X(t)+X(t−2F) を得る。係数回路50はこれを1/4倍して、 1/4・{X(t)+X(t−2F)} を得る。一方、係数回路51はX(t−F)を1/2倍
して、 1/2・X(t−F) を得る。減算回路70は係数回路51から係数回路50
の出力を減算し、最終的に時間軸HPF300の出力と
して、 1/2・X(t−F)−1/4・{X(t)+X(t−
2F)} を得る。これは、時間的に30Hzで変化する信号に対
してはゲインが1となり、時間的に変化しない静止した
信号に対してはゲインが0となる時間方向のHPFであ
る。
【0005】なお、前記文献においては、時間軸HPF
に関して、FIR(Finite ImpulseResponse)フィルタ
を用いるという記述があるだけである。したがって、こ
こでは、時間軸FIRフィルタの最も簡単で一般的なも
のについて説明した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の時空間画像フィ
ルタは以上のように構成されているので、フレーム間の
信号処理のため、動き物体のエッジ部分が2重像になる
などの問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、2重像のような不自然な妨害を
発生することのない時空間フィルタを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る時空間フ
ィルタは、画像の局所的な動きベクトルを求める手段
と、画素単位に周波数特性が可変である空間フィルタを
備え、上記動きベクトルで上記空間フィルタの特性を制
御して画像信号の時空間的な周波数制限または強調を行
うようにしたものである。
【0009】
【作用】この発明における空間フィルタは、画像の局所
的な動き量に応じてその周波数特性を変化させることに
より等価的に時間方向のフィルタリングを行う。
【0010】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1において、10は画像信号を入力するフレー
ムメモリ、20は入力およびフレームメモリ10に接続
された動きベクトル検出回路、30はこの動きベクトル
検出回路20に接続された係数発生回路、100〜10
2は入力に対して互いに並列に接続された水平ローパス
フィルタ(以下、「LPF」という)、40〜43はそ
れぞれ、入力および水平LPF100〜102に接続さ
れ、係数発生回路30により係数値が制御される可変係
数回路、60はこれらの可変係数回路40〜43の出力
を加算する加算回路で、係数発生回路30,LPF10
0〜101,可変係数回路40〜43および加算器60
で適応型水平フィルタ200を構成している。
【0011】次に動作について説明する。画像信号の時
間周波数は物体の空間周波数と動きの速度に比例し、時
間周波数をf(サイクル/秒)、動きの速度をv(画素
/フレーム)、空間周波数をμ(サイクル/画素)とす
ると、次の関係が成り立つ。 f=k・μ・v ここで、k(フレーム/秒)はフレーム周波数である。
HDTV信号の場合は、k=29.97であり、vをパ
ラメータとしたμとfの関係は、図2に示すように、原
点を通る直線群となる。
【0012】図1において、フレームメモリ10は入力
画像信号を1フレーム期間遅延し、動きベクトル検出回
路20に現フレームの信号と、1フレーム前の信号を与
える。動きベクトル検出回路20は、いわゆるブロック
マッチング法により、局所的な画像の移動量を求める。
すなわち、まず、現フレームを例えば16画素×16ラ
インの大きさのブロックに分割し、次に、前フレームの
中から、各ブロックと最もよく一致する画像部分を求
め、変位量(vx、vy)をそのブロックの移動量とす
る。ここで、vxは移動量の水平成分、vyは垂直成分
である。係数発生回路30にはこのうちvxのみが与え
られる。
【0013】LPF100〜102、係数発生回路3
0、可変係数回路40〜43、加算回路60は特性可変
な適応型水平フィルタ200を構成する。入力画像信号
はLPF100〜102によりそれぞれ異なる周波数帯
域に制限される。このLPFの通過地域は例えば、fs
を信号のサンプリング周波数として、 LPF100 : fs/4 LPF101 : fs/8 LPF102 : fs/12 のように設定される。図3にこれらの通過帯域を示す。
HDTV信号では、通常fs=74.25MHzであ
る。
【0014】可変係数回路40〜43、加算回路60
は、入力信号およびLPF100〜102の出力を移動
量vxの値で定まる混合比により加算して出力する。入
力信号をX0、LPF100〜102の出力をそれぞれ
X1〜X3、可変係数回路40〜43の係数値をそれぞ
れk0〜k3とすると、加算回路60の出力Yは次式と
なる。 Y=k0・X0+k1・X1+k2・X2+k3・X3 X0〜X3は互いに周波数帯域の異なる信号であるか
ら、k0〜k3の値を制御して、出力Yの周波数帯域を
変えることができる。係数発生回路30は移動量の水平
成分vxの値によって次のように係数値k0〜k3を制
御する。
【0015】画素/フレーム(以下「p/f」と略記す
る)が0≦vx≦4のとき、 k0=1−vx/4 k1=vx/4 k2=0 k3=0
【0016】p/fが4≦vx≦12のとき、 k0=0 k1=1−(vx−4)/8 k2=(vx−4)/8 k3=0
【0017】p/fが12≦vx≦24のとき、 k0=0 k1=0 k2=1−(vx−12)/12 k3=(vx−12)/12
【0018】p/fが24≦vxのとき、 k0=0 k1=0 k2=0 k3=1
【0019】すなわち、p/fが0≦vx≦4において
は、出力は次式に従ってX0からX1に連続的に切り替
わる。 Y=(1−vx/4)・X0+(vx/4)・X1 ここで、X0は入力信号、X1はLPF100によって
fs/4以下に帯域制限された信号であるから、この処
理によりfs/4以上の高域周波数成分がvxの増加に
応じて徐々に減衰することになる。
【0020】以下同様に、p/fが4≦vx≦12のと
きは、 Y={1−(vx−4)/8}・X1+{(vx−4)
/8}・X2 p/fが12≦vx≦24(p/f)のときは、 Y={1−( vx−12) /12}・X2 +{( vx−12) /12}・X3 p/fが24≦vx(p/f)のときは、 Y=X3 となるから、適応型水平フィルタ200において、画像
信号の高域周波数成分は移動量により段階的に減衰す
る。
【0021】図2において、vx=4、12、24(p
/f)の直線上に、それぞれ水平周波数がfs/4、f
s/8、fs/12となる点を・で示した。これより高
い周波数成分は、上記の説明により減衰する。したがっ
て、本実施例は、時間−水平周波数領域において、等価
的に斜線で表わす信号成分を除去するようなフィルタで
ある。
【0022】実施例2.上記実施例1においては、移動
量の水平成分により信号の高域周波数を制限するように
したが、さらに移動量の垂直成分を利用して、これによ
り信号の垂直高域成分を制限するようにしてもよい。
【0023】以下、この発明の実施例2を図について説
明する。図4において、10は画像信号を入力するフレ
ームメモリ、20は入力およびフレームメモリ10に接
続された動きベクトル検出回路である。適応型水平フィ
ルタ200の構成は実施例1と同一である。31は動き
ベクトル検出回路20に接続された係数発生回路、11
0,111は適応型水平フィルタ200の出力に並列に
接続された垂直LPF、44〜46はそれぞれ適応型水
平フィルタ200および垂直LPF110,111に接
続され、係数発生回路31により制御される可変係数回
路、61は可変係数回路44〜46の出力を加算する加
算回路で、係数発生回路31,垂直LPF110,11
1、可変係数回路44〜46および加算回路61で特性
可変な適応型垂直フィルタ201を構成している。
【0024】次に動作について説明する。フレームメモ
リ10と動きベクトル検出回路20の動作は実施例1と
同じである。動きベクトル検出回路20で求められる移
動量の水平成分vxは係数発生回路30に、垂直成分v
yは係数発生回路31に与えられる。水平周波数の帯域
制限は、適応型水平フィルタ200により、実施例1と
同様に行われる。
【0025】適応型垂直フィルタ201を構成する垂直
LPF110,111の通過帯域は、次のように設定さ
れる。 LPF110 : fs/4 LPF111 : fs/8 ただし、fsは垂直方向のサンプリング周波数である。
HDTVの場合、インタレースを考慮して、fs=11
25/2(c/ph:cycle/picture h
eight)となる。図3にこの通過帯域を水平LPF
と併せて示す。垂直LPF110,111の出力はその
入力信号とともに、可変係数回路44〜46、加算回路
61を経て混合加算される。
【0026】係数発生回路31は移動量の垂直成分vy
により、以下のように可変係数回路44〜46の係数値
k4〜k6を決定する。ここで、移動量はフィールド内
の走査線間隔を1ラインと数える。
【0027】ライン/フレーム(以下「l/f」と略記
する)が0≦vy≦4のとき、 k4=(4−vy)/4 k5=vy/4 k6=0
【0028】l/fが4≦vy≦12のとき、 k4=0 k5=(12−vy)/8 k6=(vy−4)/8
【0029】l/fが12≦vyのとき、 k4=0 k5=0 k6=1
【0030】すなわち、l/fが0≦vy≦4のときは
fs/4、4≦vy≦12のときはfs/8より高い垂
直周波数成分がvyの値によって徐々に減衰する。した
がって、適応型垂直フィルタ201により、等価的に垂
直−時間周波数領域における帯域制限が行える。
【0031】実施例3.実施例2においては、水平フィ
ルタと垂直フィルタをカスケード接続し、それぞれの特
性を、動きベクトルの水平、垂直成分で制御するように
したが、空間フィルタを変数分離型でない2次元フィル
タで構成し、動きベクトルの大きさでその特性を制御す
るようにしてもよい。
【0032】以下、この発明の実施例3を図について説
明する。図5において、10は画像信号を入力するフレ
ームメモリ、20は入力およびフレームメモリ10に接
続された動きベクトル検出回路、80は動きベクトル検
出回路20に接続されたリードオンリメモリ(Read Onl
y Memory、以下、「ROM」という)、32はROM8
0に接続された係数発生回路、130は入力に接続され
た2次元LPF、47,48はそれぞれ入力および2次
元LPF130に接続され、係数発生回路32により制
御される可変係数回路、62は可変係数回路47,48
の出力を加算する加算回路である。
【0033】図6は2次元LPF130の詳細を示すブ
ロック構成図である。図において、90は入力に接続さ
れたラインメモリ、140,141はラインメモリ90
にカスケード接続された遅延回路、91は遅延回路14
1に接続されたラインメモリ、52〜56はそれぞれ、
入力,ラインメモリ90,遅延回路140,141,ラ
インメモリ91に接続された係数回路、64はこれら係
数回路52〜56の出力を加算する加算回路で、2次元
LPF130から加算回路62までの部分は特性可変な
適応型2次元フィルタ202を構成する。
【0034】次に動作について説明する。フレームメモ
リ10、動きベクトル検出回路20の動作は実施例1と
同じである。動きベクトルの水平成分vxと垂直成分v
yは、ROM80により、次式で定義されるベクトルの
大きさVに変換される。 V=√[vx2 +vy2 ]
【0035】2次元LPF130は画像信号の空間的な
高域周波数成分を減衰させるフィルタである。その詳細
な動作は後述する。入力画像信号をX0、2次元LPF
130の出力をX1、可変係数回路47、48の係数値
をそれぞれk6、k7とすると、加算回路60の出力Y
は次式で与えられる。 Y=k6・X0+k7・X1
【0036】係数発生回路32はVの値によって、係数
k6、k7を例えば次のように設定する。 p/fが0≦V≦6のとき、 k6=(6−V)/4 k7=V/6 p/fが6≦Vのとき、 k6=0 k7=1 この制御により、出力信号の空間的な高域周波数成分は
動きの量に応じて連続的に減衰する。
【0037】ここで、2次元LPF130の動作につい
て説明する。図6において、ラインメモリ90から、遅
延回路140,141を経て、ラインメモリ91までの
部分は信号を一定期間遅延させるメモリ回路を構成す
る。遅延回路140,141の遅延量は1サンプル周期
である。ラインメモリ90,91の遅延量は、それぞれ
カスケードに接続されている遅延回路140,141の
遅延量と合わせて1ライン周期となるように設定され
る。したがって、入力画像信号をx0、ラインメモリ9
0,遅延回路140,141,ラインメモリ91の出力
を順番にx1〜x4とすると、図7に示すように、x0
とx4はx2の上下、x1とx3はx2の左右の隣接点
となる。
【0038】係数回路54はx2の値を1/2倍し、そ
の他の係数回路52,53,55,56はそれぞれx
0,x1,x3,x4の値を1/8倍する。加算回路6
4はこの結果を全て加算して、2次元LPF130の出
力として、 X1=x2/2+(x0+x1+x3+x4)/8 を得る。この演算により、空間的な高域周波数成分は減
衰する。
【0039】なお、上記各実施例においては、動きベク
トル検出回路20は現フレームと前フレーム間の信号の
変位量から動きベクトルを求めるようにしたが、画面全
体の共通な変位がある時には、この変位を減算して、動
きベクトルを補正するようにしてもよい。これにより、
カメラのパンなど目が追随する動きに対して、信号の高
域周波数が減衰するのを防ぐことができる。
【0040】また、上記各実施例においては、係数k0
〜k8の制御は動き検出のブロック単位で行い、同一ブ
ロック内の信号に対してはすべて同じ帯域制限を加えた
が、隣接ブロックの動き量から補間するなどして画素毎
の動きベクトルを求め、係数の制御を画素毎に行っても
よい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、物体
の動き量に応じて、局所的に画像の空間的な周波数を制
限するようにしたので、フレーム間処理に起因する2重
像を発生させることなく、人間の視覚特性に合った時間
周波数の制限が行える効果がある。また、画像符号化の
前段に用いれば、通常符号量の多い動き部分の信号帯域
の削減を行っているので、効果的に符号量を減少させる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による時空間画像フィルタ
を示すブロック回路図である。
【図2】実施例1による時空間フィルタの周波数特性を
示す説明図である。
【図3】実施例1および実施例2の水平フィルタおよび
垂直フィルタの周波数特性を示す説明図である。
【図4】この発明の実施例2による時空間画像フィルタ
を示すブロック回路図である。
【図5】この発明の実施例3による時空間画像フィルタ
を示すブロック回路図である。
【図6】実施例3の2次元LPFを示すブロック回路図
である。
【図7】実施例3の2次元LPFの動作を示す説明図で
ある。
【図8】従来例による時空間画像フィルタを示すブロッ
ク回路図である。
【符号の説明】
10 フレームメモリ 20 動きベクトル検出回路 200 適応型水平フィルタ 201 適応型垂直フィルタ 202 適応型2次元フィルタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時間方向の相関を利用して局所的に画像
    の動きベクトルを求める手段と、画像信号の空間的な周
    波数帯域を制限または強調する特性可変な空間フィルタ
    とを備え、動きベクトルの大きさで空間フィルタの特性
    を制御することにより、画像信号の時空間的な周波数制
    限または強調を行う時空間画像フィルタ。
  2. 【請求項2】 時間方向の相関を利用して画像信号から
    局所的に動きベクトルの水平成分と垂直成分を求める手
    段と、画像信号の水平方向の周波数帯域を制限または強
    調する特性可変な水平フィルタと、画像信号の垂直方向
    の周波数帯域を制限または強調する特性可変な垂直フィ
    ルタとを備え、動きベクトルの水平成分で水平フィルタ
    の特性を制御し、動きベクトルの垂直成分で垂直フィル
    タの特性を制御することにより、画像信号の時空間的な
    周波数制限または強調を行う時空間画像フィルタ。
  3. 【請求項3】 時間方向の相関を利用して局所的に画像
    の動きベクトルを求める手段と、画像信号の水平・垂直
    方向の周波数帯域を制限または強調する特性可変な2次
    元フィルタとを備え、動きベクトルの大きさで2次元フ
    ィルタの特性を制御することにより、画像信号の時空間
    的な周波数制限または強調を行う時空間画像フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記動きベクトルを求める手段と、前記
    特性可変なフィルタの間に動きベクトルの値を補正する
    手段を設けたことを特徴とする請求項1〜3に記載の時
    空間画像フィルタ。
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