JPH0830781A - 空間フィルタ - Google Patents
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- JPH0830781A JPH0830781A JP6162296A JP16229694A JPH0830781A JP H0830781 A JPH0830781 A JP H0830781A JP 6162296 A JP6162296 A JP 6162296A JP 16229694 A JP16229694 A JP 16229694A JP H0830781 A JPH0830781 A JP H0830781A
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Landscapes
- Image Processing (AREA)
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
Abstract
段と、画像信号の動き量を求める手段と、特性可変のフ
ィルタを設け、圧縮率および画像の動き量にの2つのパ
ラメータによってフィルタの空間的な特性を変えるよう
にした。フィルタは空間内の信号処理で構成するように
したので、フレーム間の信号処理に起因する2重像は原
理的に発生しない。
Description
画像データの空間フィルタに関し、画像に含まれるノイ
ズのようなランダムな信号成分を除去し、視覚的にノイ
ズの少ない画像を得るノイズリダクション方式や、画像
の符号化の前段において用いることにより、画像の圧縮
率あるいは画像の動きの大きさに応じて、視覚的に重要
でない画像のランダムな成分ををあらかじめ除去し、圧
縮符号化の行いやすい画像を得ることを目的とするプレ
フィルタなどに関する。
去を用いたHDTV信号符号化の検討」(画像符号化シ
ンポジウムPCSJ88、8−6、pp125〜12
6、88年)に示された従来の時空間フィルタを示すブ
ロック図であり、図において、920は水平バンドパス
フィルタ(以下、「BPF」という)、911、912
はこの水平BPF920の出力にカスケード接続された
フレームメモリ、963は水平BPF920とフレーム
メモリ912の出力を加算する加算回路、950、95
1はそれぞれ、加算回路962、フレームメモリ911
に接続された係数回路、970は係数回路951から9
50の出力を減算する減算回路、971は入力信号から
減算回路970の出力を引く減算回路である。
フィルタはHDTVの輝度信号からノイズの多い周波数
成分を除去するものである。水平BPF920はおよそ
18MHzを中心とする高域周波数成分を抽出する。こ
の周波数成分はカメラのアパーチャー補正などの影響に
より、特にノイズ成分の多く存在する領域とされてい
る。フレームメモリ911から減算回路970までの部
分は時間軸ハイパスフィルタ(以下、「HPF」とい
う)900を構成する。時間軸HPF900は、18M
Hz付近の信号成分から、さらに、時間的に変化の大き
い信号成分だけをノイズとして抽出する。時間軸HPF
900の出力は減算回路971で原信号から除去され
る。
モリ911、912はそれぞれ入力信号を1フレーム期
間遅延させて出力する。時刻tにおいてフレームメモリ
911に入力される信号をX(t)とすると、フレーム
メモリ911、912の出力はそれぞれ、X(t−
F)、X(t−2F)となる(Fはフレーム周期)。加
算回路63はX(t)とX(t−2F)を加算して、 X(t)+X(t−2F) を得る。係数回路950はこれを1/4倍して、 1/4・{X(t)+X(t−2F)} を得る。一方、係数回路951はX(t−F)を1/2
倍して、 1/2・X(t−F) を得る。減算回路970は係数回路951から係数回路
950の出力を減算し、最終的に時間軸HPF900の
出力として、 1/2・X(t−F)−1/4・{X(t)+X(t−
2F)} を得る。これは、時間的に30Hzで変化する信号に対
してはゲインが1となり、時間的に変化しない静止した
信号に対してはゲインが0となる時間方向のHPFであ
る。
に関して、FIR(Finite ImpulseResponse)フィルタ
を用いるという記述があるだけである。したがって、こ
こでは、時間軸FIRフィルタの最も一般的なものにつ
いて説明した。
ルタは、以上のように構成されているので、フレーム間
の信号処理のため、動き物体のエッジ部分が二重像にな
るなどの問題点があった。
めになされたもので、二重像のような不自然な妨害を発
生することのない空間フィルタを提供することを目的と
する。また、画像符号化の前段に用いることにより、目
標レートに応じた符号量削減効果、および目標レートに
期待される復元画像の主観画質を得ることを目的とす
る。
空間フィルタは、画像信号のランダムな信号成分を除去
する空間フィルタであって、画像を現在画素に対して隣
接あるいは近隣の複数の画素からなる、複数のブロック
に分割する手段と、ブロック内の画素の最大値を選択す
る手段と、ブロック内の画素の最小値を選択する手段
と、ブロック内の画素の中央値を選択する手段と、これ
らの最大値、最小値、中央値、現在画素値のすべてある
いは一部を参照して出力画像信号を演算する出力信号制
御回路を備えたものである。
タは、画像信号のランダムな信号成分を除去する空間フ
ィルタであって、画像を現在画素に対してその隣接ある
いは近隣の複数の画素からなる、複数のブロックに分割
する手段と、ブロック内の画素を画素値の大きさに従っ
て並べ替える手段と、これらの並べ替えた画素データか
ら単一あるいは複数のデータを参照して出力画像信号を
演算する出力信号制御回路を備えたものである。
タは、画像信号のランダムな信号成分を除去する空間フ
ィルタであって、画像の局所的な動きを検出する手段を
備え、画像の動きに応じて出力画像信号を制御する機能
を有する出力信号制御回路を備えたものである。
タは、画像信号のランダムな信号成分を除去する空間フ
ィルタであって、符号化装置の符号化速度に応じて出力
画像信号を制御する機能を有する出力信号制御回路を備
えたものである。
タは、画像信号のランダムな信号成分を除去する空間フ
ィルタであって、画像の局所的な動きを検出する手段を
備え、画像の動きの大きさ及び符号化装置の符号化速度
をパラメータとして出力画像信号を制御する機能を有す
る出力信号制御回路を備えたものである。
は、画像の局所的な空間的信号変化に応じて特性を変化
させることにより、効果的に画像信号の空間的なランダ
ム性を除去し、ノイズの抑圧を行いS/Nを向上させ
る。さらに符号化の前段に用いれば、画像を符号化する
場合の符号量を符号化装置の前段において予め効果的に
削減する。
タにおいては、画像の局所的な空間的信号変化に応じて
特性を変化させることにより、効果的に画像信号の空間
的なランダム性を除去し、ノイズの抑圧を行いS/Nを
向上させる。さらに符号化の前段に用いれば、画像を符
号化する場合の符号量を符号化装置の前段において予め
効果的に削減する。
タにおいては、画像の局所的な空間的信号変化および画
像の動き量に応じて特性を変化させることにより、効果
的に画像信号の空間的なランダム性を除去し、ノイズの
抑圧を行いS/Nを向上させる。さらに符号化の前段に
用いれば、画像を符号化する場合の符号量を符号化装置
の前段において予め効果的に削減する。
タにおいては、画像の局所的な空間的信号変化または画
像の動き量に応じて特性を変化させることにより、効果
的に画像信号の空間的なランダム性を除去し、ノイズの
抑圧を行いS/Nを向上させる。さらに符号化の前段に
用いれば、画像を符号化する場合の符号量を符号化装置
の前段において予め効果的に削減する。また画像の圧縮
率に応じてフィルタの特性を変化させることにより、圧
縮率に応じた符号量の削減効果を得るものである。
タにおいては、画像の局所的な空間的信号変化または画
像の動き量に応じて特性を変化させることにより、効果
的に画像信号の空間的なランダム性を除去し、ノイズの
抑圧を行いS/Nを向上させる。さらに符号化の前段に
用いれば、画像を符号化する場合の符号量を符号化装置
の前段において予め効果的に削減する。また画像の圧縮
率に応じてフィルタの特性を変化させることにより、圧
縮率に応じた符号量の削減効果を得るものである。
を示すブロック図である。図において、101は入力画
像信号をブロック化するブロック化回路、102は前記
ブロック化回路101より出力されるブロックに対して
ブロック内の画素値の最大値を選択出力する最大値回
路、103は前記ブロック化回路101より出力される
ブロックに対してブロック内の画素値の最小値を選択出
力する最小値回路、104は前記ブロック化回路101
より出力されるブロックに対してブロック内の中央値を
選択出力する中央値回路、105は前記最大値回路10
2、最小値回路103、中央値回路104、およびブロ
ック化回路101からの出力を入力とし、フィルタの出
力信号を制御する出力信号制御回路である。
ロック化回路101によって例えば現在画素を中心とす
る3画素×3ラインの合計9画素のブロックにブロック
化される。このブロック化された9画素の信号は、最大
値回路102、最小値回路103、中央値回路104に
入力され、それぞれ9画素の最大値(以下、Pmax とい
う)、最小値(以下、Pmin という)、中央値(以下、
Pmid という)が選択出力される。制御回路105に
は、現在画素値(以下、Pinという)および上記Pmax
、Pmin 、Pmid が入力され、これら4つの値のすべ
てあるいは一部をパラメータとして出力画像信号(以
下、Pout という)を例えば次のように制御する。
(中央値フィルタ)をその特性が画像のブロックの空間
的な信号の分布状況に応じて可変になるような改良を加
えたものである。常にPout=Pmidとした場合が従来の
単純なメディアン・フィルタに相当する。単純なメディ
アン・フィルタでは一律にブロックの中央値を出力する
ので画像信号の周波数の高い成分がノイズとともに減衰
してしまい「ボケ」が生じてしまう。ところが上記のよ
うにPmaxとPminによってそのブロックの画像信号が平
坦であるかどうかを判断して、平坦なときはランダムな
信号成分を抑圧し、平坦でない凹凸のある信号のときに
はランダムな成分の抑圧を制限して画像が「ボケ」るこ
とを回避するという効果がある。
空間フィルタを示すブロック図である。図において、2
01は入力画像信号をブロック化するブロック化回路、
202は前記ブロック化回路201より出力されるブロ
ック内の画素データに対して画素値の大きさの順に並べ
替えを行うソーティング回路、203は前記ブロック化
回路201及び前記ソーティング回路202に接続さ
れ、これらの出力信号を入力としてフィルタの出力信号
を演算する出力信号制御回路である。
ロック化回路201によって例えば現在画素を中心とす
る3画素×3ラインの合計9画素のブロックにブロック
化される。ブロック化された9画素の信号は、ソーティ
ング回路202に入力され、画素値の大きさで並び替え
が行われ、小さい順にP0,P1,P2,P3,P4,P5,P6,P
7,P8(よって、P0≦P1≦P2≦P3≦P4≦P5≦P6≦
P7≦P8)が並列に出力される。制御回路205には、
現在画素値(以下、Pin)および上記P0,P1,・・・,
P8が入力され、これら10個のすべてあるいは一部の
値をパラメータとして出力画像信号(以下、Pout とい
う)を例えば次のように制御する。
dをP4と置き換えたもので、その動作は実施例1の制御
例と全く同じである。
P8 、P0 を与える画素をそのブロックの特異点とみな
し、出力信号の制御に2番目に大きい画素値と2番目に
小さい画素値を用いることによって、ブロック内の空間
的な信号変化をより正確に捉えた出力画像信号の制御を
行うことができる。このように、実施例1に記載のブロ
ック内のPmax 、Pmid 、Pmin だけでなく、ブロック
内の画像値の大きさによって並べ替えたデータを必要に
応じてフィルタの特性の制御に利用することによって、
さらに詳細な画像の空間的な信号変化を制御に使うこと
ができるため、より「ボケ」の少ないノイズリダクショ
ンを行えるという効果がある。
空間フィルタを示すブロック図である。図において、3
00は入力画像の動き検出回路、301は入力画像信号
をブロック化するブロック化回路、302は前記ブロッ
ク化回路301より出力されるブロックに対してブロッ
ク内の画素値の最大値を選択出力する最大値回路、30
3は前記ブロック化回路301より出力されるブロック
に対してブロック内の画素値の最小値を選択出力する最
小値回路、304は前記ブロック化回路301より出力
されるブロックに対してブロック内の中央値を選択出力
する中央値回路、305は前記動き検出回路300、最
大値回路302、最小値回路303、中央値304回
路、およびブロック化回路301からの出力を入力と
し、フィルタの出力信号を制御する出力信号制御回路で
ある。
出回路300は、いわゆるブロックマッチング法によ
り、局所的な画像の移動量を求める。すなわち、まず、
現フレームを例えば16画素×16ラインの大きさのブ
ロックに分割し、次に、前フレームの中から、各ブロッ
クと最もよく一致する画像部分を求め、変位量Mを例え
ば画素毎に求め、これを移動量とし、出力画像制御回路
305に出力する。
よって例えば現在画素を中心とする3画素×3ラインの
合計9画素のブロックにブロック化される。ブロック化
された9画素の信号は、最大値回路302、最小値回路
303、中央値回路304に入力され、それぞれ9画素
の最大値(以下、Pmax という)、最小値(以下、Pmi
n という)、中央値(以下、Pmid という)が選択出力
される。出力画像制御回路305には、現在画素値(以
下、Pinという)および上記Pmax 、Pmin 、Pmid が
入力され、これら4つの値のすべてあるいは一部と動き
検出回路300からの動き量Mをパラメータとして出力
画像信号(以下、Pout という)を例えば次のように制
御する。
とによって、人間の視覚では捉えにくい動き量の大きい
ブロックのランダムな信号成分をより減衰させることが
できる。
に、(Pmax−Pmin)と動き量Mによって当該ブロック
の時空間的な特性を判断して出力画像信号を制御するこ
ともできる。すなわち、 ・Pmax−Pmin≦4*Mのとき Pout=Pmid ・4*M<Pmax−Pmin≦8*Mのとき Pout=(Pmid+Pin)/2 ・8*M<Pmax−Pminのとき Pout=Pin このような制御を行うことによって、平坦なブロックあ
るいは動きのあるブロックに対しては、よりランダムな
信号成分を取り除く効果がある。また、平坦でない複雑
な信号変化をもったブロックであっても、動きが大きい
場合は人間の視覚特性上「ボケ」がわかりにくいため、
ランダムな信号成分を取り除くことができる。
を制御する動き量Mの値は画素毎に求めたが、これは画
像を適当なブロックにブロック化してブロック毎にMを
求め、現在画素Pinがそのブロック内にある場合はその
ブロックのMの値によって出力信号制御回路305を制
御するようにしてもよい。
小値Pmin 、中間値Pmid を求めて出力信号制御回路3
05において出力画像信号の制御及び演算を行ったが、
最大値回路302、中央値回路304、最小値回路30
3の代わりに、実施例2に記載のソーティング回路20
2を用いた構成をとってもよい。
空間フィルタを示すブロック図である。図において、5
01は入力画像信号をブロック化するブロック化回路、
502は前記ブロック化回路501より出力されるブロ
ックに対してブロック内の画素値の最大値を選択出力す
る最大値回路、503は前記ブロック化回路501より
出力されるブロックに対してブロック内の画素値の最小
値を選択出力する最小値回路、504はブロック化回路
501より出力されるブロックに対してブロック内の中
央値を選択出力する中央値回路、506は画像の圧縮符
号化を行う符号化装置、505は符号化装置506、最
大値回路502、最小値回路503、中央値回路50
4、およびブロック化回路からの出力を入力とし、フィ
ルタの出力信号を制御する出力信号制御回路である。
はブロック化回路501によって例えば現在画素を中心
とする3画素×3ラインの合計9画素のブロックにブロ
ック化される。ブロック化された9画素の信号は、最大
値回路502、最小値回路503、中央値回路504に
入力され、それぞれ9画素の最大値(以下、Pmax とい
う)、最小値(以下、Pmin という)、中央値(以下、
Pmid という)が選択出力される。出力画像信号制御回
路505には、、現在画素値(以下、Pinという)およ
び上記Pmax 、Pmin 、Pmid が入力され、これらの値
のすべてあるいは一部と符号化装置506から出力され
る圧縮率(以下、Cという)をパラメータとして出力画
像信号(以下、Pout という)を制御する。
zでサンプリングされたHDTV信号を8ビットで量子
化すれば約960Mbpsの符号量になるが、符号化装
置において例えば目標符号化速度を40Mbpsと設定
すれば、圧縮率Cは1/24となる。符号化速度が可変
である符号化装置ではこの圧縮率は可変の値をとる。圧
縮率Cをパラメータとした出力画像信号の制御は例えば
次のように行う。
圧縮率が高い符号化を行う場合には、ランダムな信号成
分をより減衰させることができ、符号化のより行いやす
い画像を得ることができるという効果がある。
値Pmin、中間値Pmidを求めて出力信号制御回路305
において出力画像信号の制御及び演算を行ったが、最大
値回路502、中央値回路504、最小値回路503の
代わりに、実施例2に記載のソーティング回路202を
用いた構成をとれば、ブロック内の画像の空間的性質が
より詳細に参照できるため、さらに細かな制御が可能と
なる。
空間フィルタを示すブロック図である。図において、6
00は入力画像の動き検出回路、601は入力画像信号
をブロック化するブロック化回路、602は前記ブロッ
ク化回路601より出力されるブロックに対してブロッ
ク内の画素値の最大値を選択出力する最大値回路、60
3は前記ブロック化回路601より出力されるブロック
に対してブロック内の画素値の最小値を選択出力する最
小値回路、604は前記ブロック化回路601より出力
されるブロックに対してブロック内の中央値を選択出力
する中央値回路、606は画像の圧縮符号化を行う画像
符号化装置、605は前記動き検出回路600、最大値
回路602、最小値回路603、中央値回路604、ブ
ロック化回路601および画像符号化装置606に接続
され、フィルタの出力信号を制御する出力信号制御回路
である。
出回路600は、いわゆるブロックマッチング法によ
り、局所的な画像の移動量を求める。すなわち、まず、
現フレームを例えば16画素×16ラインの大きさのブ
ロックに分割し、次に、前フレームの中から、各ブロッ
クと最もよく一致する画像部分を求め、変位量Mを例え
ば画素毎に求め、これを移動量とし、出力画像制御回路
605に出力する。
よって例えば現在画素を中心とする3画素×3ラインの
合計9画素のブロックにブロック化される。ブロック化
された9画素の信号は、最大値回路602、最小値回路
603、中央値回路604に入力され、それぞれ9画素
の最大値(以下、Pmax という)、最小値(以下、Pmi
n という)、中央値(以下、Pmid という)が選択出力
される。出力画像制御回路605には、現在画素値(以
下、Pinという)および上記Pmax 、Pmin 、Pmid が
入力され、これら4つの値のすべてあるいは一部と動き
検出回路600からの動き量Mおよび符号化装置606
から出力される圧縮率(以下、Cという)をパラメータ
として出力画像信号(以下、Pout という)を例えば次
のように制御する。ここでいう圧縮率Cとは、実施例4
で説明したものと全く同様のものである。
制御を加えることによって、圧縮率が高い符号化を行う
場合には、動き量の大きい画像に対しては、適応的にラ
ンダムな信号成分を減衰させる符号量の削減をはかるこ
とができる。
に、(Pmax−Pmin)と動き量Mによって当該ブロック
の時空間的な特性を判断して出力画像信号を制御するこ
ともできる。すなわち、 ・Pmax−Pmin≦k1*Mのとき Pout=Pmid ・k1*M<Pmax−Pmin≦k2*Mのとき Pout=(Pmid+Pin)/2 ・k2*M<Pmax−Pminのとき Pout=Pin ここでk1,k2は圧縮率Cの関数として例えば図8の
グラフように決められる。すなわち圧縮率Cが小さくな
るにしたがって、k1,k2の値を大きくすることによ
って、より画像のランダムな成分を取り除くことができ
る。このような制御を行うことで、平坦なブロックある
いは動きのあるブロックに対しては、ランダムな信号成
分をより取り除く効果がある。また、平坦でない複雑な
信号変化をもったブロックであっても、動きが大きい場
合や圧縮率の高い符号化を行う場合には人間の視覚特性
上「ボケ」がわかりにくいように、さらにランダムな信
号成分を取り除くことができる。
を制御する動き量Mの値は画素毎に求めたが、これは画
像を適当なブロックにブロック化してブロック毎にMを
求め、現在画素Pinがそのブロック内にある場合はその
ブロックのMの値によって出力信号制御回路605を制
御するようにしてもよい。
小値Pmin 、中間値Pmid を求めて出力信号制御回路6
05において出力画像信号の制御及び演算を行ったが、
最大値回路602、中央値回路604、最小値回路60
3の代わりに、実施例2に記載のソーティング回路20
2を用いた構成をとってもよい。
トル検出回路は現フレームと前フレーム間の信号の変位
量から動きベクトルを求めるようにしたが、画面全体の
共通な変位がある時には、この変位を減算して、動きベ
クトルを補正するようにしてもよい。これにより、カメ
ラのパンなど目が追随する動きに対して、信号の高域周
波数が減衰することを防ぐことができる。
空間フィルタによれば、フレーム間の処理を行うことな
く、画像信号の局所的な変化を参照することによって、
空間フィルタの特性を変化させて画像信号のランダム成
分を取り除くため、フレーム間処理に起因する2重像や
「ボケ」を発生させることなくノイズを効率的に除去す
ることができる。またこのフィルタを画像符号化の前段
に用いれば、圧縮符号化処理の行ないやすい画像をあら
かじめ得ることができるため、符号化復号化処理による
モスキートノイズ等の画質劣化が起こりにくく、効果的
に符号量を減少させる効果がある。
タによれば、フレーム間の処理を行うことなく、画像信
号の局所的の細かい変化を検出し、これによって空間フ
ィルタの特性を変化させて画像信号のランダム成分を取
り除くため、フレーム間処理に起因する2重像や「ボ
ケ」を発生させることなくノイズを効率的に除去するこ
とができる。またこのフィルタを画像符号化の前段に用
いれば、圧縮符号化処理の行ないやすい画像をあらかじ
め生成するため、符号化復号化処理によるモスキートノ
イズ等の画質劣化が起こりにくく、効果的に符号量を減
少させる効果がある。
タによれば、画像信号の局所的な変化および物体の動き
量の大きさを参照することによって空間フィルタの特性
をフレーム間の処理を行うことなく変化させて画像信号
のランダム成分を取り除くため、フレーム間処理に起因
する2重像や「ボケ」を発生させることなくノイズを効
率的に除去することができる。またこのフィルタを画像
符号化の前段に用いれば、圧縮符号化処理の行ないやす
い画像をあらかじめ生成するため、符号化復号化処理に
よるモスキートノイズ等の画質劣化が起こりにくく、効
果的に符号量を減少させる効果がある。
タによれば、画像信号の局所的な変化および符号化装置
の符号化速度によってフィルタの特性を制御する機能を
有するため、目標とする符号化速度に要求される主観画
質を容易に得ることができる。またフレーム間処理を行
わないため、フレーム間処理に起因する2重像や「ボ
ケ」を発生させることなくノイズを効率的に除去するこ
とができる。またこのフィルタを画像符号化の前段に用
いると、圧縮符号化処理の行ないやすい画像をあらかじ
め生成するため、符号化復号化処理によるモスキートノ
イズ等の画質劣化が起こりにくく、効果的に符号量を減
少させる効果がある。
タによれば、フレーム間の処理を行うことなく、画像信
号の局所的な変化および物体の動き量の大きさを参照す
ることによって空間フィルタの特性を変化させて画像信
号のランダム成分を取り除くため、フレーム間処理に起
因する2重像や「ボケ」を発生させることなくノイズを
効率的に除去することができる。またこのフィルタを画
像符号化の前段に用いれば、圧縮符号化処理の行ないや
すい画像をあらかじめ生成するため、符号化復号化処理
によるモスキートノイズ等の画質劣化が起こりにくく、
効果的に符号量を減少させる効果がある。さらに、符号
化装置の符号化速度によってフィルタの特性を制御する
機能も有するため、目標とする符号化速度に要求される
主観画質を容易に得ることができる。
ブロック回路図である。
ブロック回路図である。
ブロック回路図である。
る。
ブロック回路図である。
ブロック回路図である。
る。
す図である。
である。
回路、102,302,502,602 最大値回路、
103,303,503,603 最小値回路、10
4,304,504,604 中央値回路、202 ソ
ーティング回路、105,203,305,505,6
05 出力信号制御回路、300,600動き検出回
路、506,606 画像符号化回路、911,912
フレームメモリ、920 水平BPF、963 加算
回路、950,951 係数回路、970,971 減
算回路。
Claims (5)
- 【請求項1】 画像信号のランダムな信号成分を除去す
る空間フィルタであって、画像を現在画素に対して隣接
あるいは近隣の複数の画素からなる、複数のブロックに
分割する手段と、ブロック内の画素の最大値を選択する
手段と、ブロック内の画素の最小値を選択する手段と、
ブロック内の画素の中央値を選択する手段と、これらの
最大値、最小値、中央値、現在画素値のすべてあるいは
一部を参照して出力画像信号を演算する出力信号制御回
路を備えたことを特徴とする空間フィルタ。 - 【請求項2】 画像信号のランダムな信号成分を除去す
る空間フィルタであって、画像を現在画素に対してその
隣接あるいは近隣の複数の画素からなる、複数のブロッ
クに分割する手段と、ブロック内の画素を画素値の大き
さに従って並べ替える手段と、これらの並べ替えた画素
データから単一あるいは複数のデータを参照して出力画
像信号を演算する出力信号制御回路を備えたことを特徴
とする空間フィルタ。 - 【請求項3】 画像信号のランダムな信号成分を除去す
る空間フィルタであって、画像の局所的な動きを検出す
る手段を備え、画像の動きに応じて出力画像信号を制御
する機能を有する出力信号制御回路を備えたことを特徴
とする請求項1または請求項2記載の空間フィルタ。 - 【請求項4】 画像信号のランダムな信号成分を除去す
る空間フィルタであって、符号化装置の符号化速度に応
じて出力画像信号を制御する機能を有する出力信号制御
回路を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2
記載の空間フィルタ。 - 【請求項5】 画像信号のランダムな信号成分を除去す
る空間フィルタであって、画像の局所的な動きを検出す
る手段を備え、画像の動きの大きさ及び符号化装置の符
号化速度をパラメータとして出力画像信号を制御する機
能を有する出力信号制御回路を備えたことを特徴とする
請求項1または請求項2記載の空間フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6162296A JPH0830781A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 空間フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6162296A JPH0830781A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 空間フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0830781A true JPH0830781A (ja) | 1996-02-02 |
Family
ID=15751803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6162296A Pending JPH0830781A (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | 空間フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0830781A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8767829B2 (en) | 2001-07-11 | 2014-07-01 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Switch-select single frame reference |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP6162296A patent/JPH0830781A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8767829B2 (en) | 2001-07-11 | 2014-07-01 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Switch-select single frame reference |
US8942285B2 (en) | 2001-07-11 | 2015-01-27 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Motion compensation filtering in an image system |
US8995528B2 (en) | 2001-07-11 | 2015-03-31 | Dolby Laboratories Licensing Corporation | Switch-select single frame reference |
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