JPH04207292A - 符号化雑音除去フィルタ - Google Patents

符号化雑音除去フィルタ

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JPH04207292A
JPH04207292A JP2332410A JP33241090A JPH04207292A JP H04207292 A JPH04207292 A JP H04207292A JP 2332410 A JP2332410 A JP 2332410A JP 33241090 A JP33241090 A JP 33241090A JP H04207292 A JPH04207292 A JP H04207292A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、直交変換を用いる画像符号化・復号化装置に
おける符号化雑音除去フィルタに関するものである。
従来の技術 近年の画像符号化技術の発達に伴い、直交変換やヘクト
ル量子化を用いた画像符号化・復号化装置が開発されて
いる。しかしその復号画像は、特に低ビツトレート画像
符号化・復号化装置では、粗い量子化により輪郭領域の
近傍に特有の雑音が発生し、視覚的に好ましくないこと
が多い。
このような課題に対し、種々の符号化雑音除去方式が提
案されており、例えば特開平２−５６１７９号公報に記
載されている画像雑音除去処理方式がある。この方法は
、フィルタリングによってかえって画像のぼけを招くこ
とがあることをも考慮して、周辺が平坦領域であるエツ
ジ部の画素に対してのみ選択的な雑音除去フィルタリン
グを行なっている。即ち、以下の条件ｌ及び条件２を満
たす画素を、フィルタリング対象画素と判断する。
［条件１］！像のエツジ部分を表わす情報ｅによりエツ
ジ部と画素ａとの位置関係を求 め、画素ａがエツジ部で発生する雑音 の影響を受ける位１にある。
［条件２１画素ａの周辺の画素でラプラシアンの値が予
め定めた閾値Ｔｈｌ以下である 画素すの数ｎが、予め定めた閾値Ｔｈ ｎ以上である。
選択的な雑音除去フィルタリングは、上記２条件を満た
す画素ａ及び画素すを用いて、例えば既に公知の平滑化
フィルタ等を用いて行なう。
発明が解決しようとする課題 しかし上述のように従来の技術は、フィルタリング対象
画素の判定が複雑で演算量が多いという課題、さらに復
号画像の画品質を表わすパラメータを用いていないため
、画品質に応じたフィルタ制御が行いにくいという課題
があった。
本発明は上記課題に鑑み、複雑な演算を行なうことなし
に、復号画像の画品質に応じた符号化雑音除去を実現す
るとともに、フレーム間差分を直交変換する動画像符号
化・復号化装置においても画質改善が実現できる符号化
雑音除去フィルタを提供するものである。
課題を解決するための手段 本発明は画像全体の量子化幅の平均値から復号画像の画
質を判定する画質判定手段と、ディジタル画像信号を前
記ｉｉｉ質判定手段の判定結果に応してコアリング処理
するコアリング手段と、前記コアリング手段の出力信号
を前記画質判定手段の判定結果に応して補正する高域強
調手段とを設けたものである。
作用 本発明は上記構成により、コアリング手段で符号化雑音
を低減し、高域強調手段で画像のぼけを補正し、さらに
画像全体にわたる量子化幅の平均値を用いて判定した復
号画像の画質で前記コアリング手段と高域強調手段の特
性を制御することにより、画品質に応した符号化雑音除
去を行なって、良好な再生画像を提供するものである。
実施例 第１図は、本発明の一実施例における符号化雑音除去フ
ィルタのブロック構成図である。第１図においで、１は
符号化ブロック毎の量子化幅を入力とする画質判定手段
、２はディジクル画像信号と画質判定手段の出力を入力
とするコアリング手段、３は画質判定手段１の出力とコ
アリング手段２の出力を入力とする高域強調手段である
。
以上のような構成において、以下その動作を説明する。
画質判定手段１は、画像ブロックを符号化したときに用
いた量子化幅の画像全体にわたる平均値を算出し、予め
定めた闇値と比較して、その比較結果を出力する。コア
リング手段１は、復号したディジタル画像信号を入力と
し、空間周波数の高域成分のうち絶対値がある閾値Ｔｃ
以下の低振幅成分を（ｌに置換する。これは、映像信号
が空間周波数の低域成分に集中することが多いことに注
目して、雑音を除去するものである。このとき、闇値Ｔ
ｃＯ値は、画質判定手段工の出力によって制御される。
高域強調手段３は、コアリング手段２で低下する解像度
を補うために、注目画素のラプラシアンの値と画質判定
手段ｌの出力とに応じた補正を加える。
以下に、コアリング手段２のより詳細な構成について第
２図を用いて説明する。第２図において、４は復号した
ディジタル画像信号を入力とするローパスフィルタ、５
はローパスフィルタ４の入力と出力を入力とする減算器
、６は減算器５の出力を入力とする絶対値算出回路、７
は画質判定手段１の出力を制御入力とするセレクタ回路
、８は絶対値算出回路６とセレクタ回路７の出力を入力
とする比較器、９は比較器８の出力を制御入力とするセ
レクタ回路、１０はローパスフィルタ４とセレクタ回路
９の出力を入力とする加算器である。
以上のような構成において、以下その動作を説明するが
、画質判定手段］は、復号画像の画質を２段階に判定し
ているものとする。ローパスフィルタ４でディジタル画
像信号の低域成分を分離し、減算器５で原信号から低域
成分を減算することにより、高域成分を求める。セレク
タ回路７には、コアリング処理の高画質用閾値Ｔｃｇと
低画質用閾値Ｔｃｂとがスイッチ等なんらかの方法で入
力されており、画質判定手段１の判定結果を制御入力と
して、ＴｃｇあるいはＴｃｂをコアリング処理の閾値Ｔ
ｃとして出力する。絶対値算出回路６で高域成分の絶対
値を求め、比較器８で閾値Ｔｃと比較し、その比較結果
をセレクタ回路９の制御信号とする。セレクタ回路９は
、高域成分の絶対値が閾値Ｔｃ以上の場合には高域成分
の値をそのまま出力し、閾値Ｔｃのほうが大きい場合に
は値Ｏを出力する。したがって、セレクタ回路９は処理
された高域成分を出力している。原信号の低域成分であ
るローパスフィルタ４の出力と、処理された高域成分の
和を、加算器１０で求めることにより、コアリング処理
された画像信号が得られる。
次に、高域強調手段３のより詳細な構成について第３図
を用いて説明する。第３図において、１）はラプラシア
ン算出回路、１２は補正値算出回路、１３は加算器であ
る。まず、ラプラシアン算出回路１）は、コアリング手
段２の出力信号のラプラシアンを算出する。補正値算出
回路１２は、画質判定手段１の判定結果とラプラシアン
算出回路１）の出力に応じて補正値を算出し、加算器Ｉ
３で補正値と原信号を加える。補正値算出回路１２は、
画質判定手段１の判定結果とラプラシアン算出回路１）
の出力を入力アドレスとし補正値を出力データとするＲ
ＯＭ等により、容易に実現できる。
なお本実施例では、画質判定手段ｌは、復号画像の画質
を２段階に判定するものとしたが、３段階以上に判定し
てもよい。また本実施例では、唯一の闇値でコアリング
処理する構成について説明したが、高域成分の正碩域と
負領域で異なる闇値を用いてコアリング処理することも
考えられる。
発明の効果 以上のように本発明によれば、複雑な演算を行なうこと
なしに、復号画像の画品質に応じた符号化雑音除去を実
現することができる。また本発明は、フレーム間差分を
直交変換する動画像符号化・復号化装置においても画質
改善が実現でき、その効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の一実施例における符号化雑音除去フィ
ルタのブロック結線図、第２図は同フィルタの要部であ
るコアリング手段のブロック結線図、第３図は同フィル
タの要部である高域強調手段のブロック結線図である。 １・・・・・・画質判定手段、２・・・・・・コアリン
グ手段、３・・・・・・高域強調手段、４・・・・・・
ローパスフィルタ、５・・・・・・減算器、６・・・・
・・絶対値算出回路、７，９・・・・・・セレクタ回路
、８・・・・・・比較器、１０・・・・・・加算器、１
）・・・・・・ラプラシアン算出回路、１２・・・・・
・補正値算出回路、１３・・・・・・加算器。 代理人の氏名　弁理士　小鍜治　明　ほか２名第１図 第３図 ノ３ ／ ／ｌ　　　　　　　　　　／２

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. （１）画像全体の量子化幅の平均値から復号画像の画質
    を判定する画質判定手段と、ディジタル画像信号を前記
    画質判定手段の判定結果に応じてコアリング処理するコ
    アリング手段と、前記コアリング手段の出力信号を前記
    画質判定手段の判定結果に応じて補正する高域強調手段
    を具備することを特徴とする符号化雑音除去フィルタ。
  2. （２）高域強調手段は、ラプラシアン計算回路と、前記
    ラプラシアン計算回路の計算結果及び画質判定手段の出
    力とから補正値を決定する補正値算出回路と、前記補正
    値算出回路を原信号に加算する加算器より構成されるこ
    とを特徴とする請求項１記載の符号化雑音除去フィルタ
    。
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