JP2001045336A - ノイズ検出装置、ノイズ検出方法、信号処理装置および信号処理方法 - Google Patents

ノイズ検出装置、ノイズ検出方法、信号処理装置および信号処理方法

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JP2001045336A
JP2001045336A JP11215000A JP21500099A JP2001045336A JP 2001045336 A JP2001045336 A JP 2001045336A JP 11215000 A JP11215000 A JP 11215000A JP 21500099 A JP21500099 A JP 21500099A JP 2001045336 A JP2001045336 A JP 2001045336A
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noise
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horizontal
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English (en)
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Hiroshi Nio
寛 仁尾
Katsumi Terai
克美 寺井
Naoji Okumura
直司 奥村
Kazuto Tanaka
和人 田中
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H04N5/00Details of television systems
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    • H04N5/911Television signal processing therefor for the suppression of noise
    • HELECTRICITY
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    • G06T5/00Image enhancement or restoration
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディテイルが細かく続く部分でも映像信号本
来の質感を低下させることなく、映像信号を適正に補正
することができる信号処理装置および信号処理方法を提
供する。 【解決手段】 リンギング検出装置2によりモスキート
ノイズおよびリンギングを検出し、モスキートノイズお
よびリンギングが発生している場合、水平垂直ハイパス
フィルタ22により平滑化された映像信号を出力し、モ
スキートノイズおよびリンギングが発生していない場
合、映像信号をそのまま出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像信号のノイズ
を検出するノイズ検出装置およびノイズ検出方法、なら
びにこれらを用いた信号処理装置および信号処理方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像信号のノイズを除去する従来の信号
処理装置としては、例えば、特開平7−307942号
公報に開示される信号処理装置がある。図5は、この従
来の信号処理装置の構成を示すブロック図である。
【0003】図5に示す信号処理装置は、垂直方向適応
フィルタ8および水平方向適応フィルタ9を備える。垂
直方向適応フィルタ8は、垂直ロジカルフィルタ41、
垂直起伏度判定部42およびセレクタ43を含む。水平
方向適応フィルタ9は、水平ロジカルフィルタ44、水
平起伏度判定部45およびセレクタ46を含む。
【0004】まず、映像信号が入力されると、垂直起伏
度判定部42は、各画素毎にこの画素近傍の垂直方向の
起伏の大小を判定し、この判定結果をセレクタ43へ出
力する。垂直起伏度判定部42により処理対象画素近傍
の垂直方向の起伏が大きいと判定された場合、セレクタ
43は当該画素の信号をそのまま水平方向適応フィルタ
9へ出力する。一方、起伏が小さいと判定された場合、
セレクタ43は、垂直ロジカルフィルタ41により垂直
方向のノイズが除去された映像信号を水平方向適応フィ
ルタ9へ出力する。
【0005】次に、水平起伏度判定部45は、各画素毎
にこの画素近傍の水平方向の起伏の大小を判定し、この
判定結果をセレクタ46へ出力する。水平起伏度判定部
45により処理対象画素近傍の水平方向の起伏が大きい
と判定された場合、セレクタ46は、垂直方向適応フィ
ルタ8から出力される映像信号をそのまま出力する。一
方、起伏が小さいと判定された場合、セレクタ46は、
水平ロジカルフィルタ44により水平方向のノイズが除
去された映像信号を出力する。
【0006】上記の動作により、図5に示す信号処理装
置では、解像度を劣化させることなく、すなわち映像信
号に含まれる線分やエッジ上のノイズをこの線分やエッ
ジをぼかすことなく除去することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の信号処理装置では、大振幅エッジをぼかすことな
く再現することができるが、ディテイルが細かく続くよ
うな部分、例えば、服の表面、人の肌、森等の映像信号
本来の部分が垂直ロジカルフィルタ41および水平ロジ
カルフィルタ44によりぼかされてしまい、その質感を
低下させてしまう。
【0008】本発明の目的は、ディテイルが細かく続く
部分でも映像信号本来の質感を低下させることなく、映
像信号を適正に補正することができる信号処理装置およ
び信号処理方法を提供することである。
【0009】本発明の他の目的は、上記の信号処理装置
および信号処理方法に用いられ、映像信号のモスキート
ノイズおよびリンギングを検出することができるノイズ
検出装置およびノイズ検出方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1)第1の発明 第1の発明に係るノイズ検出装置は、入力される映像信
号の高域成分を抽出する高域成分抽出手段と、高域成分
抽出手段により抽出された高域成分のレベルを検出して
レベル信号を出力するレベル検出手段と、レベル検出手
段により検出されたレベル信号を基に映像信号の大振幅
エッジの周辺の小振幅エッジをノイズとして検出するノ
イズ検出手段とを備えるものである。
【0011】本発明に係るノイズ検出装置は、映像信号
の高域成分を抽出してそのレベルを検出しているので、
検出したレベルを基に映像信号の大振幅エッジの周辺の
小振幅エッジを検出することができ、この部分をノイズ
として検出することができる。この結果、映像信号の大
振幅エッジの周辺に発生するモスキートノイズおよびリ
ンギングを検出することができる。
【0012】(2)第2の発明 第2の発明に係るノイズ検出装置は、第1の発明に係る
ノイズ検出装置の構成において、ノイズ検出手段は、レ
ベル検出手段により検出されたレベル信号のピークを拡
張した拡張信号を出力する拡張手段と、拡張手段から出
力される拡張信号のレベルを1/n倍に変換した1/n
信号を出力する変換手段と、変換手段から出力される1
/n信号とレベル検出手段から出力されるレベル信号と
を比較して映像信号の大振幅エッジの周辺の小振幅エッ
ジを検出する小振幅検出手段とを含むものである。
【0013】この場合、レベル信号のピークを拡張して
さらに1/n倍に圧縮した1/n信号とレベル信号とを
比較することにより、レベル信号のピークに対応する大
振幅エッジの周辺に存在し、この大振幅エッジのn分の
1のレベルより小さい小振幅エッジを検出することがで
き、この小振幅エッジをモスキートノイズおよびリンギ
ングとして検出することができる。
【0014】(3)第3の発明 第3の発明に係るノイズ検出装置は、第2の発明に係る
ノイズ検出装置の構成において、ノイズ検出手段は、拡
張手段から出力される拡張信号と所定の基準値とを比較
して基準値より大きいレベルを有する大振幅エッジを検
出する大振幅検出手段をさらに含み、ノイズ検出手段
は、大振幅検出手段により検出された大振幅エッジに対
して小振幅検出手段により検出された小振幅エッジをノ
イズとして検出するものである。
【0015】この場合、大振幅エッジに対応するレベル
信号のピークを拡張した拡張信号と所定の基準値とを比
較することにより、基準値より大きいレベルを有する映
像信号本来の信号である大振幅エッジを検出することが
できる。したがって、映像信号本来の信号である大振幅
エッジの周辺の小振幅エッジをノイズとして検出するこ
とができ、より正確にモスキートノイズおよびリンギン
グを検出することができる。
【0016】(4)第4の発明 第4の発明に係る信号処理装置は、第3の発明に係るノ
イズ検出装置の構成において、小振幅検出手段は、変換
手段から出力される1/n信号がレベル検出手段から出
力されるレベル信号より大きいことを示す第1の検出結
果信号を出力し、大振幅検出手段は、拡張手段から出力
される拡張信号が基準値より大きいことを示す第2の検
出結果信号を出力し、ノイズ検出手段は、小振幅検出手
段から出力される第1の検出結果信号と大振幅検出手段
から出力される第2の検出結果信号との論理積を演算す
る演算手段をさらに含むものである。
【0017】この場合、1/n信号がレベル信号より大
きい部分、すなわち大振幅エッジ部分を除く部分が第1
の検出結果信号により示され、また、拡張信号が基準値
より大きい部分、すなわち大振幅エッジ部分を含む大振
幅エッジの周辺の小振幅エッジ部分が第2の検出結果信
号により示される。したがって、両出力の論理積をとる
ことにより大振幅エッジの周辺の小振幅エッジのみを検
出することができる。この結果、2値信号を用いたより
簡略な構成で、映像信号の大振幅エッジ周辺からモスキ
ートノイズおよびリンギングのみを検出することができ
る。
【0018】(5)第5の発明 第5の発明に係る信号処理装置は、第1〜第4のいずれ
かの発明に係るノイズ検出装置の構成において、高域成
分抽出手段は、入力される映像信号の水平方向の高域成
分を抽出する水平方向抽出手段と、入力される映像信号
の垂直方向の高域成分を抽出する垂直方向抽出手段と、
水平方向抽出手段により抽出された水平方向の高域成分
と垂直方向抽出手段により抽出された垂直方向の高域成
分とを加算する加算手段とを含み、レベル検出手段は、
加算手段により加算された高域成分のレベルを検出して
レベル信号を出力し、ノイズ検出手段は、レベル検出手
段により検出されたレベル信号を基に映像信号の水平方
向および垂直方向の大振幅エッジの周辺の水平方向およ
び垂直方向の小振幅エッジをノイズとして検出するもの
である。
【0019】この場合、水平方向および垂直方向の高域
成分を抽出して加算した後、加算した高域成分のレベル
を検出し、このレベル信号を基に映像信号の水平方向お
よび垂直方向の大振幅エッジの周辺の水平方向および垂
直方向の小振幅エッジをノイズとして検出することがで
きる。したがって、映像信号の水平方向および垂直方向
の大振幅エッジの周辺に発生する水平方向および垂直方
向のモスキートノイズおよびリンギングを検出すること
ができる。また、抽出した水平方向および垂直方向の高
域成分を加算し、水平方向および垂直方向の以降の処理
を共通化しているので、加算後の構成が簡略化され、簡
略な構成で水平方向および垂直方向のモスキートノイズ
およびリンギングを検出することができる。
【0020】(6)第6の発明 第6の発明に係る信号処理装置は、入力される映像信号
の水平方向および/または垂直方向の大振幅エッジの周
辺の水平方向および/または垂直方向の小振幅エッジを
ノイズとして検出する検出手段と、検出手段の検出結果
に応じて映像信号の水平方向および/または垂直方向の
補正処理を行う処理手段とを備えるものである。
【0021】本発明に係る信号処理装置においては、映
像信号の水平方向および/または垂直方向の大振幅エッ
ジの周辺の水平方向および/または垂直方向の小振幅エ
ッジをノイズとして検出することにより映像信号のモス
キートノイズおよびリンギングを検出し、その検出結果
に応じて入力される映像信号の水平方向および/または
垂直方向の補正処理を行っている。したがって、モスキ
ートノイズおよびリンギングの状態に応じて映像信号を
適切に補正することができる。この結果、細かいディテ
イルが続く部分でも映像信号本来の質感を低下させるこ
となく、映像信号を適正に補正することができる。
【0022】(7)第7の発明 第7の発明に係る信号処理装置は、第6の発明に係る信
号処理装置の構成において、処理手段は、検出手段によ
り検出されたノイズに応じて、映像信号の水平方向およ
び/または垂直方向の平滑化処理を行う平滑化処理手段
を含むものである。
【0023】この場合、検出されたノイズすなわちモス
キートノイズおよびリンギングに応じて、映像信号の水
平方向および/または垂直方向の平滑化処理を行ってい
るので、モスキートノイズおよびリンギングの状態に応
じた適切な平滑化処理を行うことができる。
【0024】(8)第8の発明 第8の発明に係る信号処理装置は、第7の発明に係る信
号処理装置の構成において、平滑化処理手段は、検出手
段によりノイズが検出された場合に、映像信号の水平方
向および/または垂直方向の平滑化処理を行うものであ
る。
【0025】この場合、ノイズすなわちモスキートノイ
ズおよびリンギングが発生しているときに、映像信号の
水平方向および/または垂直方向の平滑化処理を行って
いるので、モスキートノイズおよびリンギングのみを平
滑化することができ、モスキートノイズおよびリンギン
グのない映像を実現することができる。
【0026】(9)第9の発明 第9の発明に係る信号処理装置は、第6の発明に係る信
号処理装置の構成において、処理手段は、検出手段によ
り検出されたノイズに応じて、映像信号の水平方向およ
び/または垂直方向の輪郭補正処理を行う輪郭補正処理
手段を含むものである。
【0027】この場合、検出されたノイズすなわちモス
キートノイズおよびリンギングに応じて、映像信号の水
平方向および/または垂直方向の輪郭補正処理を行って
いるので、モスキートノイズおよびリンギングの状態に
応じた適切な輪郭補正処理を行うことができる。
【0028】(10)第10の発明 第10の発明に係る信号処理装置は、第9の発明に係る
信号処理装置の構成において、輪郭補正処理手段は、検
出手段によりノイズが検出されない場合に、映像信号の
水平方向および/または垂直方向の輪郭補正処理を行う
ものである。
【0029】この場合、ノイズすなわちモスキートノイ
ズおよびリンギングが発生していないときに、映像信号
の水平方向および/または垂直方向の輪郭補正処理を行
っているので、モスキートノイズおよびリンギングを強
調することなく、映像信号本来のエッジ部分が強調され
た高画質な映像を実現することができる。
【0030】(11)第11の発明 第11の発明に係る信号処理装置は、第6〜第10のい
ずれかの発明に係る信号処理装置の構成において、検出
手段は、第1〜第5のいずれかの発明に係るノイズ検出
装置を含むものである。
【0031】この場合、第1〜第5のいずれかの発明に
係るノイズ検出装置を用いて、映像信号の水平方向およ
び/または垂直方向の大振幅エッジ周辺の水平方向およ
び/または垂直方向の小振幅エッジをノイズとして検出
することができる。
【0032】(12)第12の発明 第12の発明に係るノイズ検出方法は、入力される映像
信号の高域成分を抽出するステップと、抽出された高域
成分のレベルを検出してレベル信号を出力するステップ
と、レベル信号を基に映像信号の大振幅エッジの周辺の
小振幅エッジをノイズとして検出するステップとを含む
ものである。
【0033】本発明に係るノイズ検出方法は、映像信号
の高域成分を抽出してそのレベルを検出しているので、
検出したレベルを基に映像信号の大振幅エッジの周辺の
小振幅エッジを検出することができ、この部分をノイズ
として検出することができる。この結果、映像信号の大
振幅エッジの周辺に発生するモスキートノイズおよびリ
ンギングを検出することができる。
【0034】(13)第13の発明 第13の発明に係る信号処理方法は、入力される映像信
号の水平方向および/または垂直方向の大振幅エッジの
周辺の水平方向および/または垂直方向の小振幅エッジ
をノイズとして検出する検出ステップと、ノイズの検出
結果に応じて映像信号の水平方向および/または垂直方
向の補正処理を行うステップとを含むものである。
【0035】本発明に係る信号処理方法においては、映
像信号の水平方向および/または垂直方向の大振幅エッ
ジの周辺の水平方向および/または垂直方向の小振幅エ
ッジをノイズとして検出することにより映像信号のモス
キートノイズおよびリンギングを検出し、その検出結果
に応じて入力される映像信号の水平方向および/または
垂直方向の補正処理を行っている。したがって、モスキ
ートノイズおよびリンギングの状態に応じて映像信号を
適切に補正することができる。この結果、細かいディテ
イルが続く部分でも映像信号本来の質感を低下させるこ
となく、映像信号を適正に補正することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】(1)第1の実施の形態 以下、本発明の第1の実施の形態による信号処理装置に
ついて図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の
第1の実施の形態による信号処理装置の構成を示すブロ
ック図である。なお、以下の説明では、映像信号の一例
として、画面に表示される映像に対応するデジタルデー
タを用い、水平方向は画面の水平方向を意味し、垂直方
向は画面の垂直方向を意味するものとする。
【0037】図1の信号処理装置は、リンギング検出装
置2および信号平滑化装置3を備える。信号平滑化装置
3は、水平垂直ローパスフィルタ(LPF)4およびセ
レクタ5を含む。
【0038】リンギング検出装置2は、映像信号入力端
子1を介して入力される映像信号の水平方向および垂直
方向の大振幅エッジ周辺の水平方向および垂直方向の小
振幅エッジをノイズとして検出し、検出結果をセレクタ
5へ出力する。リンギング検出装置2により検出される
ノイズは、デジタル画像を転送する際に生じるリンギン
グおよびデジタル画像を圧縮符号化する際に生じるモス
キートノイズを含み、大振幅エッジの周辺に生じるリン
ギング成分が該当する。
【0039】水平垂直ローパスフィルタ4は、映像信号
入力端子1を介して入力される映像信号の水平方向およ
び垂直方向の高域成分を除去する平滑化処理を行い、セ
レクタ5の入力端子B0へ出力する。セレクタ5の入力
端子A0には映像信号入力端子1を介して映像信号がそ
のまま入力される。セレクタ5は、リンギング検出装置
2から出力されるノイズ検出結果に応じて入力端子A0
から入力される映像信号または入力端子B0から入力さ
れる水平垂直ローパスフィルタ4の出力信号の一方を選
択して映像信号出力端子6へ出力する。
【0040】本実施の形態の信号処理装置では、リンギ
ング検出装置2が検出手段に相当し、信号平滑化装置3
が処理手段および平滑化処理手段に相当する。
【0041】次に、図1に示す信号処理装置の動作につ
いて説明する。まず、映像信号入力端子1を介して映像
信号が入力され、リンギング検出装置2により映像信号
の大振幅エッジ周辺のモスキートノイズおよびリンギン
グの発生部分が検出され、その検出結果がセレクタ5へ
出力される。
【0042】リンギング検出装置2によりモスキートノ
イズおよびリンギングが発生していない部分であること
が検出された場合、セレクタ5は、映像信号入力端子1
から入力端子A0に入力される映像信号をそのまま映像
信号出力端子6へ出力する。したがって、この場合は、
平滑化処理が行われず、映像信号がそのまま出力され
る。
【0043】一方、リンギング検出装置2によりモスキ
ートノイズおよびリンギングが発生している部分である
ことが検出されると、セレクタ5は入力端子B0に入力
される信号すなわち水平垂直ローパスフィルタ4により
平滑化処理された映像信号を映像信号出力端子6へ出力
する。
【0044】上記の動作により、映像信号の大振幅エッ
ジ周辺のモスキートノイズおよびリンギングに対しての
み平滑化処理を行うことができ、細かいディテイルが続
く部分の質感を低下させることなく、モスキートノイズ
およびリンギングのない映像を実現することができる。
【0045】次に、図1に示すリンギング検出装置につ
いてさらに詳細に説明する。図2は、図1に示すリンギ
ング検出装置の構成を示すブロック図である。
【0046】図2のリンギング検出装置は、水平ハイパ
スフィルタ(HPF)10、垂直ハイパスフィルタ(H
PF)11、加算器12、絶対値検出器13、信号拡張
器14、レベル変換器15およびリンギング判別部19
を含む。リンギング判別部19は、比較器16,17お
よびANDゲート18を含む。
【0047】水平ハイパスフィルタ10および垂直ハイ
パスフィルタ11は、図1に示す映像信号入力端子1と
接続され、それぞれ映像信号が入力される。水平ハイパ
スフィルタ10は、入力される映像信号の水平方向の高
域成分を抽出し、加算器12へ出力する。垂直ハイパス
フィルタ11は、入力される映像信号の垂直方向の高域
成分を抽出し、加算器12へ出力する。
【0048】加算器12は、水平ハイパスフィルタ10
により抽出された水平方向の高域成分と垂直ハイパスフ
ィルタ11により抽出された垂直方向の高域成分とを加
算し、絶対値検出器13へ出力する。
【0049】絶対値検出器13は、加算された高域成分
の絶対値を求め、その結果をレベル信号として信号拡張
器14へ出力する。
【0050】信号拡張器14は、絶対値検出器13から
出力されるレベル信号のピークを水平方向および垂直方
向に拡張した拡張信号をレベル変換器15へ出力する。
【0051】レベル変換器15は、信号拡張器14から
出力される拡張信号のレベルを1/n倍に変換した1/
n信号を比較器16の入力端子A1へ出力する。
【0052】ここで、設定値nは、モスキートノイズお
よびリンギングのレベルが映像信号本来の高域成分のレ
ベルより小さいことに着目し、大振幅エッジのレベルの
n分の1より小さいレベルを有する小振幅エッジをモス
キートノイズおよびリンギングとして検出するための設
定値である。設定値nは、整数、実数等の任意の値を用
いることができるが、例えば、2以上8以下の値を用い
ることが好ましく、4以上8以下の値を用いることがよ
り好ましい。また、設定値nは、装置外部から任意の値
を設定できるようにしてもよいし、予めその値が決定さ
れている場合は装置内部に予め記憶するようにしてもよ
い。
【0053】比較器16は、レベル変換器15から入力
端子A1へ入力される1/n信号と絶対値検出器13か
ら入力端子B1へ入力されるレベル信号とを比較し、1
/n信号がレベル信号より大きい場合、“1”(本例で
はハイレベル)をANDゲート18へ出力し、その他の
場合は、“0”(本例ではローレベル)をANDゲート
18へ出力する。
【0054】比較器17は、信号拡張器14から入力端
子A2へ入力される拡張信号と入力端子B2へ入力され
る基準値SLとを比較し、拡張信号が基準値SLより大
きい場合、“1”をANDゲート18へ出力し、その他
の場合は、“0”をANDゲート18へ出力する。
【0055】ここで、基準値SLは、映像信号の大振幅
エッジのうち映像信号本来の信号を検出するための基準
値である。基準値SLは、整数、実数等の任意の値を用
いることができるが、例えば、映像信号の最大レベルと
して、8ビットすなわち256階調のデータが用いられ
る場合、64以上の値を用いることが好ましい。また、
基準値SLは、装置外部から任意の値を設定できるよう
にしてもよいし、予めその値が決定されている場合は装
置内部に予め記憶するようにしてもよい。なお、比較器
17により比較する信号として、レベル変換器15から
出力される1/n信号を用いてもよく、この場合は、基
準値SLも1/n倍に設定される。
【0056】ANDゲート18は、図1に示すセレクタ
5に接続され、比較器16および比較器17の出力信号
がともに“1”の場合に“1”の信号をセレクタ5へ出
力し、その他の場合は“0”の信号をセレクタ5へ出力
する。
【0057】上記のリンギング検出装置では、水平ハイ
パスフィルタ10、垂直ハイパスフィルタ11および加
算器12が高域成分抽出手段に相当し、絶対値検出器1
3がレベル検出手段に相当し、信号拡張器14、レベル
変換器15およびリンギング判別部19がノイズ検出手
段に相当する。また、信号拡張器14が拡張手段に相当
し、レベル変換器15が変換手段に相当し、比較器16
が小振幅検出手段に相当し、比較器17が大振幅検出手
段に相当し、ANDゲート18が演算手段に相当する。
また、水平ハイパスフィルタ10が水平方向抽出手段に
相当し、垂直ハイパスフィルタ11が垂直方向抽出手段
に相当し、加算器12が加算手段に相当する。
【0058】次に、上記のように構成されたリンギング
検出装置の動作について説明する。図3は、図2に示す
リンギング検出装置の動作を説明するための波形図であ
る。なお、以下の説明では、説明を容易にするため、リ
ンギング検出装置の水平方向の処理についてのみ説明を
行う。なお、垂直方向の処理については、処理される信
号の遅延時間の差による遅延処理等が異なり、それに対
応したメモリ等が使用される点等を除き、以下の水平方
向の処理とほぼ同様であるので説明を省略する。
【0059】まず、図3の(1)に示す映像信号が入力
されると、水平ハイパスフィルタ10および垂直ハイパ
スフィルタ11により映像信号の水平方向および垂直方
向の高域成分が抽出され、抽出された高域成分が加算器
12により加算される。
【0060】次に、絶対値検出器13により加算された
高域成分の絶対値が求められ、図3の(2)に実線で示
すように、図3の(1)の大振幅エッジに対応するピー
ク点P1を有するレベル信号が絶対値検出器13から出
力される。
【0061】次に、図3の(3)に実線で示すように、
信号拡張器14からレベル信号のピーク点P1を水平方
向に左右4画素だけ拡張した拡張信号が出力される。な
お、この例では、水平方向に左右4画素だけ拡張してい
るが、拡張幅は、この例に特に限定されず、検出すべき
ノイズに応じて適宜決定される。
【0062】次に、図3の(2)に破線で示すように、
レベル変換器15から図3の(3)に実線で示す拡張信
号を1/n倍に変換した1/n信号が出力される。この
とき、比較器16により図3の(2)に破線で示す1/
n信号と実線で示すレベル信号とが比較され、1/n信
号がレベル信号より大きい場合、“1”の比較結果信号
がANDゲート18へ出力され、その他の場合は、
“0”の比較結果信号がANDゲート18へ出力され
る。この場合、ピーク点P1以外は1/n信号の方がレ
ベル信号より大きいため、ピーク点P1以外の部分が
“1”で出力され、ピーク点P1の部分が“0”で出力
される。
【0063】また、比較器17により図3の(3)に実
線で示す拡張信号と破線で示す基準値SLとが比較さ
れ、拡張信号が基準値SLより大きい場合、“1”の比
較結果信号がANDゲート18へ出力され、その他の場
合は、“0”の比較結果信号がANDゲート18へ出力
される。この場合、中心の1画素および左右4画素の合
計9画素に対応するピーク部P2では拡張信号の方が基
準値SLより大きいため、ピーク部P2の部分が“1”
で出力され、ピーク部P2の部分以外が“0”で出力さ
れる。
【0064】最後に、ANDゲート18により比較器1
6の比較結果信号と比較器17の比較結果信号との論理
積がとられ、図3の(4)に示す信号が図1に示すセレ
クタ5へ出力される。この場合、ピーク点P1に対応す
る部分は“0”で出力され、その左右4画素に対応する
部分が“1”で出力され、さらにその両側の部分が
“0”で出力される。
【0065】上記のように、比較器16により大振幅エ
ッジの周辺の小振幅エッジのレベルと1/n倍にされた
大振幅エッジのレベルとを比較し、さらに、比較器17
により大振幅エッジのレベルと基準値SLとを比較する
ことにより、大振幅エッジが基準値SLより大きいレベ
ルを有し、その周辺の小振幅エッジのレベルが1/n倍
にされた大振幅エッジのレベルより小さいときにのみ、
大振幅エッジの周辺の小振幅エッジをノイズとして検出
する。この結果、映像信号本来の部分と区別して、モス
キートノイズおよびリンギングのみを正確に検出するこ
とができる。
【0066】また、垂直方向についても上記と同様に処
理され、図2に示すリンギング検出装置2では、映像信
号の垂直方向および水平方向の大振幅エッジ周辺の垂直
方向および水平方向の小振幅エッジをノイズとして検出
することが可能となり、映像信号の水平方向および垂直
方向の大振幅エッジの周辺の水平方向および垂直方向の
モスキートノイズおよびリンギングを検出することがで
きる。
【0067】(2)第2の実施の形態 次に、本発明の第2の実施の形態による信号処理装置に
ついて図面を参照しながら説明する。図4は、本発明の
第2の実施の形態による信号処理装置の構成を示すブロ
ック図である。
【0068】図4の信号処理装置は、リンギング検出装
置2および輪郭補正装置7を備える。輪郭補正装置7
は、水平垂直ハイパスフィルタ(HPF)22、加算器
23およびセレクタ24を含む。なお、図4に示すリン
ギング検出装置2は、図2に示すリンギング検出装置と
同様であるので、以下詳細な説明を省略する。
【0069】水平垂直ハイパスフィルタ22は、映像信
号入力端子1を介して入力される映像信号の水平方向お
よび垂直方向の高域成分を抽出し、加算器23へ出力す
る。加算器23は、水平垂直ハイパスフィルタ22から
出力される水平方向および垂直方向の高域成分と映像信
号入力端子1を介して入力される映像信号とを加算して
輪郭補正処理を行った映像信号をセレクタ24の入力端
子A3へ出力する。セレクタ24の入力端子B3には映
像信号入力端子1を介して映像信号がそのまま入力され
る。セレクタ24は、リンギング検出装置2から出力さ
れるノイズ検出結果に応じて入力端子A3から入力され
る輪郭補正処理された映像信号または入力端子B3から
入力される映像信号の一方を選択して映像信号出力端子
6へ出力する。
【0070】本実施の形態の信号処理装置では、リンギ
ング検出装置2がノイズ検出手段に相当し、輪郭補正装
置7が処理手段および輪郭補正処理手段に相当する。
【0071】次に、図4に示す信号処理装置の動作につ
いて説明する。まず、映像信号入力端子1を介して映像
信号が入力され、リンギング検出装置2により入力した
映像信号の大振幅エッジ周辺のモスキートノイズおよび
リンギングの発生部分が検出され、その検出結果がセレ
クタ24へ出力される。
【0072】リンギング検出装置2によりモスキートノ
イズおよびリンギングが発生していない部分であること
が検出された場合、セレクタ24は、入力端子A3に入
力される信号すなわち水平垂直ハイパスフィルタ22お
よび加算器23により輪郭補正処理された映像信号を映
像信号出力端子6へ出力する。
【0073】一方、リンギング検出装置2によりモスキ
ートノイズおよびリンギングが発生している部分である
ことが検出されると、セレクタ24が映像信号入力端子
1から入力端子B3に入力される映像信号をそのまま映
像信号出力端子6へ出力する。したがって、この場合
は、輪郭補正処理が行われず、映像信号がそのまま出力
される。
【0074】上記の動作により、映像信号のうちモスキ
ートノイズおよびリンギングが発生していない部分に対
してのみ輪郭補正処理が行われ、モスキートノイズおよ
びリンギングが発生している部分には輪郭補正が行われ
ないため、モスキートノイズおよびリンギングを強調す
ることなく、映像信号本来のエッジ部分が強調された高
画質の映像を実現することができる。
【0075】なお、上記の各実施の形態では、リンギン
グ検出装置によりモスキートノイズおよびリンギングが
発生している部分を検出し、検出した部分に対して平滑
化処理または輪郭補正処理を行うか否かを決定していた
が、リンギング検出装置によりモスキートノイズおよび
リンギングのレベルも検出し、モスキートノイズおよび
リンギングのレベルに応じて平滑化処理または輪郭補正
処理を行うか否かを決定してもよく、また、モスキート
ノイズおよびリンギングのレベルに応じて平滑化処理ま
たは輪郭補正処理の程度を変化させるようにしてもよ
い。
【0076】また、上記の各実施の形態では、映像信号
を水平方向および垂直方向についてともに処理する場合
について述べたが、水平方向または垂直方向の一方につ
いてのみ映像信号を処理する場合も本発明を同様に適用
することができる。
【0077】また、上記の各実施の形態では、ハードウ
ェアを用いてリンギング検出装置および信号処理装置を
構成する場合について述べたが、DSP(デジタルシグ
ナルプロセッサ)等を用いて上記の各部の処理をソフト
ウェア化して行ってもよく、この場合も上記の同様の効
果を得ることができる。
【0078】
【発明の効果】上記のように、本発明によるノイズ検出
装置およびノイズ検出方法では、映像信号の大振幅エッ
ジの周辺のノイズを検出することができ、映像信号のモ
スキートノイズおよびリンギングを検出することができ
る。
【0079】また、本発明による信号処理装置および信
号処理方法では、モスキートノイズおよびリンギングの
状態に応じて映像信号を適正に補正することができ、細
かいディテイルが続く部分でも映像信号本来の質感を低
下させることなく、映像信号を適正に補正することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による信号処理装置
の構成を示すブロック図
【図2】図1に示すリンギング検出装置の構成を示すブ
ロック図
【図3】図2に示すリンギング検出装置の動作を説明す
るための波形図
【図4】本発明の第2の実施の形態による信号処理装置
の構成を示すブロック図
【図5】従来の信号処理装置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1 映像信号入力端子 2 リンギング検出装置 3 信号平滑化装置 4 水平垂直ローパスフィルタ 5,24 セレクタ 6 映像信号出力端子 7 輪郭補正装置 10 水平ハイパスフィルタ 11 垂直ハイパスフィルタ 12,23 加算器 13 絶対値検出器 14 信号拡張器 15 レベル変換器 16,17 比較器 18 ANDゲート 19 リンギング判定部 22 水平垂直ハイパスフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥村 直司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 田中 和人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C021 PA33 PA34 PA53 PA66 RA02 RB04 XB02 XB03 XB06 XB17 XB18 5C023 AA07 BA03 BA13 CA02 DA04 DA08 EA03 EA10 5K052 AA01 BB03 DD23 EE02 EE03 EE12 GG19

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される映像信号の高域成分を抽出す
    る高域成分抽出手段と、 前記高域成分抽出手段により抽出された高域成分のレベ
    ルを検出してレベル信号を出力するレベル検出手段と、 前記レベル検出手段により検出されたレベル信号を基に
    映像信号の大振幅エッジの周辺の小振幅エッジをノイズ
    として検出するノイズ検出手段とを備えることを特徴と
    するノイズ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記ノイズ検出手段は、 前記レベル検出手段により検出されたレベル信号のピー
    クを拡張した拡張信号を出力する拡張手段と、 前記拡張手段から出力される拡張信号のレベルを1/n
    倍に変換した1/n信号を出力する変換手段と、 前記変換手段から出力される1/n信号と前記レベル検
    出手段から出力されるレベル信号とを比較して映像信号
    の大振幅エッジの周辺の小振幅エッジを検出する小振幅
    検出手段とを含むことを特徴とする請求項1記載のノイ
    ズ検出装置。
  3. 【請求項3】 前記ノイズ検出手段は、 前記拡張手段から出力される拡張信号と所定の基準値と
    を比較して前記基準値より大きいレベルを有する大振幅
    エッジを検出する大振幅検出手段をさらに含み、 前記ノイズ検出手段は、前記大振幅検出手段により検出
    された大振幅エッジに対して前記小振幅検出手段により
    検出された小振幅エッジをノイズとして検出することを
    特徴とする請求項2記載のノイズ検出装置。
  4. 【請求項4】 前記小振幅検出手段は、前記変換手段か
    ら出力される1/n信号が前記レベル検出手段から出力
    されるレベル信号より大きいことを示す第1の検出結果
    信号を出力し、 前記大振幅検出手段は、前記拡張手段から出力される拡
    張信号が前記基準値より大きいことを示す第2の検出結
    果信号を出力し、 前記ノイズ検出手段は、前記小振幅検出手段から出力さ
    れる第1の検出結果信号と前記大振幅検出手段から出力
    される第2の検出結果信号との論理積を演算する演算手
    段をさらに含むことを特徴とする請求項3記載のノイズ
    検出装置。
  5. 【請求項5】 前記高域成分抽出手段は、 入力される映像信号の水平方向の高域成分を抽出する水
    平方向抽出手段と、 入力される映像信号の垂直方向の高域成分を抽出する垂
    直方向抽出手段と、 前記水平方向抽出手段により抽出された水平方向の高域
    成分と前記垂直方向抽出手段により抽出された垂直方向
    の高域成分とを加算する加算手段とを含み、 前記レベル検出手段は、前記加算手段により加算された
    高域成分のレベルを検出してレベル信号を出力し、 前記ノイズ検出手段は、前記レベル検出手段により検出
    されたレベル信号を基に映像信号の水平方向および垂直
    方向の大振幅エッジの周辺の水平方向および垂直方向の
    小振幅エッジをノイズとして検出することを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載のノイズ検出装置。
  6. 【請求項6】 入力される映像信号の水平方向および/
    または垂直方向の大振幅エッジの周辺の水平方向および
    /または垂直方向の小振幅エッジをノイズとして検出す
    る検出手段と、 前記検出手段の検出結果に応じて映像信号の水平方向お
    よび/または垂直方向の補正処理を行う処理手段とを備
    えることを特徴とする信号処理装置。
  7. 【請求項7】 前記処理手段は、 前記検出手段により検出されたノイズに応じて、映像信
    号の水平方向および/または垂直方向の平滑化処理を行
    う平滑化処理手段を含むことを特徴とする請求項6記載
    の信号処理装置。
  8. 【請求項8】 前記平滑化処理手段は、前記検出手段に
    よりノイズが検出された場合に、映像信号の水平方向お
    よび/または垂直方向の平滑化処理を行うことを特徴と
    する請求項7記載の信号処理装置。
  9. 【請求項9】 前記処理手段は、 前記検出手段により検出されたノイズに応じて、映像信
    号の水平方向および/または垂直方向の輪郭補正処理を
    行う輪郭補正処理手段を含むことを特徴とする請求項6
    記載の信号処理装置。
  10. 【請求項10】 前記輪郭補正処理手段は、前記検出手
    段によりノイズが検出されない場合に、映像信号の水平
    方向および/または垂直方向の輪郭補正処理を行うこと
    を特徴とする請求項9記載の信号処理装置。
  11. 【請求項11】 前記検出手段は、請求項1〜5のいず
    れかに記載のノイズ検出装置を含むことを特徴とする請
    求項6〜10のいずれかに記載の信号処理装置。
  12. 【請求項12】 入力される映像信号の高域成分を抽出
    するステップと、 抽出された高域成分のレベルを検出してレベル信号を出
    力するステップと、 前記レベル信号を基に映像信号の大振幅エッジの周辺の
    小振幅エッジをノイズとして検出するステップを含むこ
    とを特徴とするノイズ検出方法。
  13. 【請求項13】 入力される映像信号の水平方向および
    /または垂直方向の大振幅エッジの周辺の水平方向およ
    び/または垂直方向の小振幅エッジをノイズとして検出
    するステップと、 前記ノイズの検出結果に応じて映像信号の水平方向およ
    び/または垂直方向の補正処理を行うステップとを含む
    ことを特徴とする信号処理方法。
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