JP2007208723A - 輪郭強調装置及び輪郭強調プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】二次微分信号にリミットをかける従来の輪郭強調装置により、OSDにより表示される映像信号に対して輪郭強調処理を行った場合、急峻なエッジ部分の輪郭強調を弱めるだけで、輪郭強調自体は残るため、OSDの文字などの周囲がすっきりせず見にくい。
【解決手段】入力映像信号aの連続する4画素の値を取り出し、隣接する2画素毎の差分絶対値信号dを生成し、比較器で閾値TH1、TH2とレベル比較する。比較器は差分絶対値信号dがTH1未満のときは”0”、TH1以上TH2未満のときは”1”、TH2以上のときには”2”の値の信号を出力する。パターン検出部は3つの比較器から並列に出力される隣接する4画素の差分絶対値信号の比較結果が、「020」のパターンの時には、”2”の値の差分絶対値信号dの2画素とその前後の各1画素の4画素伝送期間「H」レベルの制御信号を発生して、輪郭強調信号bが加算されないようにする。
【選択図】図3
【解決手段】入力映像信号aの連続する4画素の値を取り出し、隣接する2画素毎の差分絶対値信号dを生成し、比較器で閾値TH1、TH2とレベル比較する。比較器は差分絶対値信号dがTH1未満のときは”0”、TH1以上TH2未満のときは”1”、TH2以上のときには”2”の値の信号を出力する。パターン検出部は3つの比較器から並列に出力される隣接する4画素の差分絶対値信号の比較結果が、「020」のパターンの時には、”2”の値の差分絶対値信号dの2画素とその前後の各1画素の4画素伝送期間「H」レベルの制御信号を発生して、輪郭強調信号bが加算されないようにする。
【選択図】図3
Description
本発明は輪郭強調装置及び輪郭強調プログラムに係り、特に映像の輪郭を強調する輪郭強調装置及び輪郭強調プログラムに関する。
映像の鮮鋭感を向上させるため、テレビジョン装置には広く輪郭強調回路が搭載されている。最も一般的な手法は、映像信号から二次微分信号を抽出したものの振幅を調整した後、元の映像信号に加算するものである。オーバーシュート・アンダーシュートが付き輪郭(エッジ)の傾斜が急峻になって、鮮鋭感が向上したように見える。ただし、大振幅の二次微分信号をそのまま用いると、急峻なエッジが過度に強調され見にくくなる。特に図形・文字・細線などを含む画像やOSD(オンスクリーン・ディスプレイ)画像では画質劣化が顕著になる。
そのため、二次微分信号に対してある一定値で振幅制限をかけて過度の輪郭補正を防止する輪郭強調装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、注目画素の映像信号から生成した二次微分信号が閾値以上となったときは、注目画素の映像信号に加算する注目画素付近の二次微分信号をゼロとすることで、オーバーシュートを付加しないようにする輪郭強調装置も従来開示されている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、近年、ハイビジョン放送やハイビジョンOSDが普及してきていることに加え、ベースバンドのデジタル映像・音声入出力インタフェース規格のHDMI(High-Definition Multimedia Interface)端子の登場により高精細で鮮明、かつ、低ノイズな映像信号がディスプレイに入力されるようになっている。自然画像はカメラの撮影時にノイズが混入するのに対し、機器内部でデジタルで信号が生成されるOSDにはノイズはなく、加えてHDMIによるデジタル伝送を行うと、ノイズが全く混入せずディスプレイに到達する。
さらに、一般にOSDは輪郭強調が行われることを前提としているものではなく、急峻なエッジにより構成された文字や図形の映像をそのまま表示しても、十分鮮鋭な表示がなされる。従って、ノイズがなく最初から急峻なエッジを含む映像部分に対しては輪郭強調をせずに表示する方が見易い。
このため、二次微分信号にリミットをかける従来の輪郭強調装置により、OSDにより表示される映像信号に対して輪郭強調処理を行った場合は、急峻なエッジ部分の輪郭強調を弱めるだけで、輪郭強調自体は残るため、OSDの文字などの周囲がすっきりせず見にくい。また、特許文献2記載の従来の輪郭強調装置では、映像信号のオーバーシュート部分の輪郭強調自体を0にできるが、アンダーシュートには制限を行わないし、大振幅の輪郭部にしか効果がない。また、二次微分信号の1点だけに注目して輪郭強調のオン/オフを判断しているため、輪郭強調を行いたい部分でも輪郭強調がオフされるという弊害が起き易い。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、高精細OSDまたは急峻なエッジを含む映像ソースをより見易く表示し得る輪郭強調装置及び輪郭強調プログラムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の輪郭強調装置は、入力映像信号の所定周波数以上の高域周波数成分を輪郭強調成分として抽出し、入力映像信号に輪郭強調成分を加算して輪郭強調された映像信号を出力する輪郭強調装置であって、直列接続されたN個(Nは4以上の自然数)の1画素遅延素子からなり、入力映像信号を構成する各画素を水平走査順に1画素ずつ、直列接続されたN個の1画素遅延素子のうちの入力側の1画素遅延素子に入力させて、各画素をN個の1画素遅延素子によって順次遅延させ、各画素がそれぞれ1画素遅延する毎に、N個の1画素遅延素子のそれぞれの出力となる水平走査順に連続するN個の画素の画素値を抽出する抽出手段と、N個の画素の画素値のうち、それぞれ隣接する2つの画素の画素値の差分を取り、その差分を絶対値化して(N−1)個の画素差分絶対値を算出する算出手段と、(N−1)個の画素差分絶対値を、予め設定されている第1の閾値及び予め第1の閾値よりもレベルが大きく設定されている第2の閾値とそれぞれ比較し、各画素差分絶対値が、第1の閾値未満のときは値m0、第1の閾値以上で第2の閾値未満のときは値m1、第2の閾値以上のときは値m2、とする比較結果をそれぞれ出力する比較手段と、比較手段から出力される(N−1)個の比較結果を、これらの比較結果を得る基となった各画素の水平走査順に並べたときに、少なくとも「m0,m2,m0」という順番のパターンがあるかどうか検出し、パターンを検出したときは、検出したパターンのうちの比較結果m2を得る基となった2画素を中心とした連続する複数の画素の伝送期間で所定の論理値の制御信号を生成するパターン検出手段と、パターン検出手段から出力される制御信号が所定論理値の期間、入力映像信号に加算される輪郭強調成分を0にする制御手段とを有することを特徴とする。
また、本発明の輪郭強調プログラムは、上記の本発明の輪郭強調装置の構成手段をコンピュータに実行させる輪郭強調プログラムであることを特徴とする。
本発明の輪郭強調装置及び輪郭強調プログラムでは、輪郭強調をする入力映像信号のN個の画素の画素値のうち、隣接する2つの画素の画素値の差分を取り、その差分を絶対値化して(N−1)個の画素差分絶対値を取得し、各画素差分絶対値を、それぞれ予め設定されている第1の閾値と第1の閾値よりもレベルが大である第2の閾値と比較し、各画素差分絶対値が第1の閾値未満のときは値m0、第1の閾値以上で第2の閾値未満のときは値m1、第2の閾値以上のときは値m2とする比較結果をそれぞれ出力し、(N−1)個の上記の比較結果をこれらの比較結果を得る基となった各画素の水平走査順に並べたときに、少なくとも「m0,m2,m0」という順番のパターンを検出したときは、検出したパターンのうちの比較結果m2を得る基となった2画素を中心とした連続する複数の画素の伝送期間で、入力映像信号に加算される輪郭強調成分を0にする。
上記の比較結果m0は隣接する2つの画素の差分絶対値が極めて小さく、上記の比較結果m2は隣接する2つの画素の差分絶対値が極めて大きい場合であるので、上記の「m0,m2,m0」のパターンは、隣接する4画素が極めて急峻なエッジ部分であることを示す。従って、この急峻なエッジ部分の所定周波数以上の高域周波数成分を輪郭強調成分として、入力映像信号に加算しないようにすることにより、オーバーシュートやアンダーシュートの無い輪郭強調後の映像信号を出力することができる。
本発明によれば、高精細・低ノイズな映像信号の急峻なエッジ部分に対しては、輪郭強調成分を映像信号に加算しないようにすることにより、オーバーシュートやアンダーシュートの無い輪郭強調後の映像信号を出力することができると共に、エッジ以外の部分には輪郭強調を行うことで、OSD等は見易く、自然画像は鮮鋭感を向上させて表示することが可能となる。また、本発明によれば、隣接する複数の画素の画素値から急峻なエッジ部分を検出するようにしているので、二次微分信号の1点だけに注目して輪郭強調のオン/オフを判断する従来装置に比べて、オーバーシュートやアンダーシュートの無い輪郭強調が高精度に行える。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。図1は本発明になる輪郭強調装置の一実施の形態のブロック図を示す。同図において、入力映像信号は、パターン認識部1に供給されて後述するパターン認識処理される一方、高域フィルタ(HPF)2に供給されて、輪郭強調成分を示す所定高域周波数成分が周波数選択されて取り出され、アンプ3に供給される。アンプ3はパターン認識部1からの制御信号により、その動作がオン又はオフに制御される。
アンプ3はオンに制御されているときにのみ、HPF2からの高域周波数成分を増幅することで振幅調整して加算器4へ供給し、ここで入力映像信号に加算して輪郭成分が強調された映像信号を生成して出力させる。また、アンプ3はオフに制御されているときには信号を出力しないため、入力映像信号は加算器4をそのまま通過して輪郭強調されずに出力される。
本実施の形態は、パターン認識部1を設けた点に特徴があり、次に、パターン認識部1の構成及び動作について更に詳細に説明する。図2はパターン認識部1の一実施の形態のブロック図を示す。同図に示すように、パターン認識部1は、輪郭強調対象の映像信号が供給される4段縦続接続された(直列に接続された)遅延回路111、112、113及び114と、遅延回路114の出力遅延映像信号から遅延回路113の出力遅延映像信号を減算する減算器121と、遅延回路113の出力遅延映像信号から遅延回路112の出力遅延映像信号を減算する減算器122と、遅延回路112の出力遅延映像信号から遅延回路111の出力遅延映像信号を減算する減算器123と、減算器121〜123の各出力信号の絶対値を出力する絶対値(abs)回路131〜133と、絶対値回路131〜133から出力された各絶対値信号を各々2つの閾値TH2とTH1とレベル比較して比較結果を出力する比較器141〜143と、比較器141〜143からそれぞれ出力された比較結果を共通に受け、それらの比較結果が所定のパターンであるかどうかを検出して制御信号を生成し、図1のアンプ4へ出力するパターン検出部15とから構成されている。
遅延回路111、112、113及び114は、各々入力映像信号の1画素伝送期間の遅延時間を有する。従って、減算器121、122、123からは互いに水平方向に連続する4画素のうち隣接する2画素の差分信号が取り出されることになる。
次に、図2のパターン認識部1の動作について、図3の波形図及び図4のフローチャートと共に説明する。なお、図3(a)〜(g)中、黒丸は画素を示す。図3(a)に示す立ち上がりエッジ部分を有する映像信号が入力されると、遅延回路111、112、113及び114によりそれぞれ1画素期間ずつ遅延される一方、図1のHPF2により図3(b)に示すような所定高域周波数成分である輪郭強調成分が抽出される。図3(b)に示す輪郭強調成分を、従来のように輪郭強調のために同図(a)に示す入力映像信号に加算すると、同図(c)に示すような、元の映像信号にアンダーシュートc1やオーバーシュートc2を有する波形となり、これらがエッジの縁取りになり、OSD文字などを見にくくする原因となる。
そこで、本実施の形態では、図2に示すパターン認識部1において、まず、遅延回路111、112、113及び114により入力映像信号の水平方向に連続する4つの画素値を抽出し(図4のステップS1)、続いて、それら4つの画素値のうち隣接する2画素毎の差分値の絶対値を算出する(図4のステップS2)。すなわち、入力映像信号の任意の水平方向に連続する4画素の信号レベルを入力順に図3(a)にp1〜p4で示すものとし、また、遅延回路114から信号レベルp1が出力される時点では、減算器121からは(p1−p2)の信号レベル、減算器122からは(p2−p3)の信号レベル、減算器123からは(p3−p4)の信号レベルの差分信号が取り出され、それら差分信号が絶対値(abs)回路131、132、133で別々に絶対値をとられることにより、絶対値回路131、132、133からは図3(d)にp11、p12、p13で示す絶対値信号が取り出される。なお、図3(d)を絶対値回路132から出力される絶対値信号とした場合は、絶対値回路131からは同図(d)に示す絶対値信号を左へ1画素期間シフトした信号が取り出され、絶対値回路133からは同図(d)に示す絶対値信号を右へ1画素期間シフトした信号が取り出される。
絶対値信号p11、p12、p13は、比較器131、132、133に別々に供給され、ここで図3(e)に示す2つの閾値TH1及びTH2(ただし、TH2>TH1>0)とレベル比較される。比較器131、132、133は、入力絶対値信号のレベルが閾値TH1未満のときには、値”0”の信号を出力し、閾値TH1以上で閾値TH2未満のときには、値”1”の信号を出力し、閾値TH2以上のときには値”2”の信号を出力する。
ここで、上記の閾値TH1はノイズや階調部分などの小振幅の高周波成分であると判断するための閾値で、適切に設定すればノイズがほぼ皆無で一定の画素値が連続するOSDを判断することができる。また、閾値TH2はエッジを検出するための閾値である。
すなわち、比較器131〜133はそれぞれ入力された絶対値信号のレベルが閾値TH1未満であるかどうか判定し(図4のステップS3)、TH1未満であれば値”0”の信号を出力し(図4のステップS4)、TH1以上であれば閾値TH2未満であるかどうか判定する(図4のステップS5)。TH2未満であれば、比較器131〜133は値”1”の信号を出力し(図4のステップS6)、TH2未満でなければTH2以上であると判断して値”2”の信号を出力する(図4のステップS7)。
ここでは、画素信号レベルがp1=p2、p3=p4、p2>p3であるものとすると、上記の絶対値信号p12は、図3(a)に示す入力映像信号の急峻な立ち上がりエッジ部分に基づく信号で、図3(e)に示すように、閾値TH2よりも大レベルの信号であるので、比較器132からは値”2”の信号が出力される。一方、上記の絶対値信号p11及びp13は、それぞれ0レベルの信号であるので、図3(e)に示すように、閾値TH1未満のレベルの信号であり、よって比較器131及び133からはそれぞれ値”0”の信号が出力される。
パターン検出部15は、比較器131、132、133から並列に供給される3信号の値が、それぞれ”0”、”2”、”0”であるパターンかどうかを検出する(図4のステップS8)。パターン検出部15が上記の”0”、”2”、”0”のパターンを検出した時は、値”2”の差分絶対値信号が得られる2画素を中心とした前後各1画素の計4画素の伝送期間「H」レベルのイネーブル信号を生成し、それを制御信号として出力する(図4のステップS9)。また、パターン検出部15は、上記のパターンを検出できない時には、「L」レベルの制御信号を出力する(図4のステップS10)。
従って、図3の例の場合、比較器131、132、133から並列に供給される3信号の値が、それぞれ”0”、”2”、”0”であるときは、パターン検出部15は比較器132から出力される値”2”の差分絶対値信号p12の基となっている信号p2及びp3の2画素と、その前後の信号p1とp4の各1画素の計4画素の伝送期間「H」レベルの図3(f)に示すイネーブル信号を生成し、制御信号として図1のアンプ3の動作を制御する。また、パターン検出部15は、上記の”0”、”2”、”0”のパターンを検出できない時には、「L」レベルの信号を出力する。
アンプ3は制御信号が「H」の期間は動作オフ状態に制御され、図1のHPF2から出力される図3(b)に示す輪郭強調成分を出力せず、制御信号が「L」の期間のみ動作オン状態に制御され、HPF2から出力される輪郭強調成分の振幅を調整して出力して加算器4で入力映像信号に加算する。
これにより、本実施の形態によれば、加算器4からは図3(g)に示すように、入力映像信号の立ち上がりの急峻なエッジ部分によるオーバーシュートやアンダーシュートの無い、入力映像信号と同じ波形の輪郭強調後の映像信号が取り出される。従って、この出力映像信号をOSDにより表示した場合、すっきりとした輪郭が鮮明な画像表示ができる。
また、本実施の形態によれば、高精度の輪郭強調処理ができる。すなわち、従来は注目画素の二次微分信号が1つでも閾値を超えると、その注目画素付近のオーバーシュートを0にするため、従来ではシュートをつけて輪郭強調したい部分でもシュートが無くなって鮮鋭感が低下し易いのに対し、本実施の形態では、二次微分信号を3画素分検出しているため、急峻なエッジ部分(輪郭部分)によるオーバーシュート、アンダーシュートだけを正確に0にすることが可能である。
なお、上記の実施の形態では輪郭強調成分を0にする期間は「020」のパターンを検出した付近の4画素としたが、実際には輪郭強調成分を作り出すフィルタの特性に合わせて画素数を調整するものであり、4画素に限定されない。また、フィルタのタップ数(図2の遅延回路の数)が大きければ、輪郭強調成分をオフにする期間を広げる。
また、本発明は、図1及び図2の構成や図4のフローチャートの手順をコンピュータにより実現させる輪郭強調プログラムも含むものである。この場合、輪郭強調プログラムは、記録媒体から読み出されてコンピュータに取り込まれてもよく、また、ネットワークを介して配信されてコンピュータに取り込まれてもよく、更には装置内にファームウェアとして取り込まれていてもよい。
1 パターン認識部
2 高域フィルタ(HPF)
3 アンプ
4 加算器
111〜114 遅延回路
121〜123 減算器
131〜133 絶対値(abs)回路
141〜143 比較器
15 パターン検出部
2 高域フィルタ(HPF)
3 アンプ
4 加算器
111〜114 遅延回路
121〜123 減算器
131〜133 絶対値(abs)回路
141〜143 比較器
15 パターン検出部
Claims (2)
- 入力映像信号の所定周波数以上の高域周波数成分を輪郭強調成分として抽出し、前記入力映像信号に前記輪郭強調成分を加算して輪郭強調された映像信号を出力する輪郭強調装置であって、
直列接続されたN個(Nは4以上の自然数)の1画素遅延素子からなり、前記入力映像信号を構成する各画素を水平走査順に1画素ずつ、前記直列接続されたN個の1画素遅延素子のうちの入力側の1画素遅延素子に入力させて、前記各画素を前記N個の1画素遅延素子によって順次遅延させ、前記各画素がそれぞれ1画素遅延する毎に、前記N個の1画素遅延素子のそれぞれの出力となる前記水平走査順に連続するN個の画素の画素値を抽出する抽出手段と、
前記N個の画素の画素値のうち、それぞれ隣接する2つの画素の画素値の差分を取り、その差分を絶対値化して(N−1)個の画素差分絶対値を算出する算出手段と、
前記(N−1)個の画素差分絶対値を、予め設定されている第1の閾値及び予め前記第1の閾値よりもレベルが大きく設定されている第2の閾値とそれぞれ比較し、前記各画素差分絶対値が、前記第1の閾値未満のときは値m0、前記第1の閾値以上で前記第2の閾値未満のときは値m1、前記第2の閾値以上のときは値m2、とする比較結果をそれぞれ出力する比較手段と、
前記比較手段から出力される(N−1)個の比較結果を、これらの比較結果を得る基となった各画素の水平走査順に並べたときに、少なくとも「m0,m2,m0」という順番のパターンがあるかどうか検出し、該パターンを検出したときは、検出した前記パターンのうちの比較結果m2を得る基となった2画素を中心とした連続する複数の画素の伝送期間で所定の論理値の制御信号を生成するパターン検出手段と、
前記パターン検出手段から出力される前記制御信号が前記所定論理値の期間、前記入力映像信号に加算される前記輪郭強調成分を0にする制御手段と
を有することを特徴とする輪郭強調装置。 - 入力映像信号の所定周波数以上の高域周波数成分を輪郭強調成分として抽出し、前記入力映像信号に前記輪郭強調成分を加算して輪郭強調された映像信号を出力する輪郭強調機能をコンピュータに実行させる輪郭強調プログラムであって、
前記コンピュータを、
直列接続されたN個(Nは4以上の自然数)の1画素遅延素子からなり、前記入力映像信号を構成する各画素を水平走査順に1画素ずつ、前記直列接続されたN個の1画素遅延素子のうちの入力側の1画素遅延素子に入力させて、前記各画素を前記N個の1画素遅延素子によって順次遅延させ、前記各画素がそれぞれ1画素遅延する毎に、前記N個の1画素遅延素子のそれぞれの出力となる前記水平走査順に連続するN個の画素の画素値を抽出する抽出手段と、
前記N個の画素の画素値のうち、それぞれ隣接する2つの画素の画素値の差分を取り、その差分を絶対値化して(N−1)個の画素差分絶対値を算出する算出手段と、
前記(N−1)個の画素差分絶対値を、予め設定されている第1の閾値及び予め前記第1の閾値よりもレベルが大きく設定されている第2の閾値とそれぞれ比較し、前記各画素差分絶対値が、前記第1の閾値未満のときは値m0、前記第1の閾値以上で前記第2の閾値未満のときは値m1、前記第2の閾値以上のときは値m2、とする比較結果をそれぞれ出力する比較手段と、
前記比較手段から出力される(N−1)個の比較結果を、これらの比較結果を得る基となった各画素の水平走査順に並べたときに、少なくとも「m0,m2,m0」という順番のパターンがあるかどうか検出し、該パターンを検出したときは、検出した前記パターンのうちの比較結果m2を得る基となった2画素を中心とした連続する複数の画素の伝送期間で所定の論理値の制御信号を生成するパターン検出手段と、
前記パターン検出手段から出力される前記制御信号が前記所定論理値の期間、前記入力映像信号に加算される前記輪郭強調成分を0にする制御手段と
して機能させることを特徴とする輪郭強調プログラム。
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