JP2004032234A - 画像表示装置 - Google Patents
画像表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004032234A JP2004032234A JP2002183901A JP2002183901A JP2004032234A JP 2004032234 A JP2004032234 A JP 2004032234A JP 2002183901 A JP2002183901 A JP 2002183901A JP 2002183901 A JP2002183901 A JP 2002183901A JP 2004032234 A JP2004032234 A JP 2004032234A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- field
- output
- input
- cinema
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Picture Signal Circuits (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
【解決手段】この課題を解決するため、本画像表示装置においては、シネマ検出手段の前段に字幕検出手段を挿入し、字幕検出手段で文字情報を消去した後、シネマ検出手段でシネマ検出を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像機器における映像輝度信号の信号処理により高画質化を実現する画像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シネマ信号をテレビ、DVD用のビデオ信号にする変換する際、NTSCでは2:3プルダウン、PALでは2:2プルダウン処理によりシネマのプログレッシブ信号からインターレース信号に変換している(以下、「テレシネ変換」という。)。このプルダウン変換時の規則性を検出し、インターレース信号から、プログレッシブ信号に変換する手法(以下、「シネマリアリティ」という。)を用いる際、プルダウン変換時の規則性を持っていない字幕等の後から付加された情報が含まれることがある。この字幕等の後から付加された情報を除去するため、従来のテレシネ信号検出手段では映像信号の表示位置内の検出位置を決定する検出窓設定時に、字幕等が重畳される位置を検出窓から外す設定にすることで対応していた。これによりプルダウン変換時の規則性を検出しシネマリアリティを実現していた。これにより通常のIP変換を行うのに比べ、鮮鋭感の高い画像が得られていた。
【0003】
例えば特開平08−289199号がその一例としてあげられる。
【0004】
また映像信号の輝度信号から二次微分処理等で輪郭強調波形を算出し、原信号に補正波形を付加することにより、エッジ部を強調することにより、解像度感を改善する手法があった。RGB信号に対してもRGB信号から逆マトリクス手段から輝度信号を算出し輝度信号から輪郭強調波形を作成し、RGBに均等に付加する輪郭補正処理が考案されていた。ここで、Rとは赤色の、Gとは緑色の、Bとは青色の略称である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、シネマ信号をプルダウン処理によりインターレース信号に変換したテレシネ信号の規則性を検出してシネマリアリティを行う場合、プルダウン変換時の規則性を保つ表示部分だけを検出窓で抽出する必要があり、プルダウン変換時の規則性を持たない字幕等の後から挿入される情報を含んで検出するとシネマソースではないソースをシネマ判別したり、その逆の場合を含めた誤判別の原因となる。このため、字幕情報を除去することが必要となるが、字幕の位置はシネマソース毎に千差万別であり、ソースのアスペクト比まで考慮すると検出窓の位置設定だけで字幕情報を完全に除去することは困難であるという問題点を有していた。
【0006】
また、RGB信号に対する輪郭補正手段において輪郭強調波形を作成するためだけにRGB信号から逆マトリクス手段により輝度信号を算出することは、デジタル手段で考えた場合に重い処理のためコストアップの原因となるという問題点を有しており、簡易的な処理が求められていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
これに対し本発明は、入力映像輝度信号から表示エリア内の全入力信号レベルのヒストグラムを検出する全入力信号レベルヒストグラム検出手段と、前記全入力信号レベルヒストグラム検出手段の出力から字幕の信号レベルを検出する字幕検出手段と、前記入力映像輝度信号を1フィールド遅延させるフィールド遅延手段と、前記字幕検出手段の出力に基づいて前記フィールド遅延手段の出力を適当な信号レベルに置換する置換手段と、前記置換手段の出力からシネマ信号を検出するシネマ検出手段を備え、入力映像信号から字幕等の白文字情報を除去した映像輝度信号に基づきシネマ検出を行うことを特徴としたものである。
【0008】
前記第1の課題を解決するために、本発明の画像表示装置では、シネマ信号検出手段の前段で入力輝度信号のヒストグラムを検出しそのヒストグラム情報から挿入されている字幕の輝度レベルを検出しさらに字幕の輝度レベルを0等のシネマ信号検出時に無視される一定輝度レベルに置換する。これにより、字幕の情報が消去された状態でシネマ検出を行うことが可能となり、シネマ検出の精度向上を可能とする。
【0009】
また前記第2の課題を解決するために、本発明は、R信号入力、G信号入力、B信号入力から簡易的な輝度信号を作成する簡易逆マトリクス変換手段と、前記簡易逆マトリクス変換手段の出力である簡易輝度信号から輪郭強調波形を作成する輪郭強調波形作成手段と、前記輪郭強調波形作成手段の出力に対してコアリングを施すコアリング手段と、前記コアリング手段の出力に輪郭強調補正波形のレベルを設定するゲイン設定手段と、前記ゲイン設定手段の出力をR信号入力と加算する第1の加算手段と、前記ゲイン設定手段の出力をG信号入力と加算する第2の加算手段と、前記ゲイン設定手段の出力をB信号入力と加算する第3の加算手段を備え、RGB入力に対し輪郭強調処理を行うことを特徴としたものである。
【0010】
このため、RGB信号から輪郭強調波形を作成するため逆マトリクスから厳密な輝度信号を作成するのではなく、デジタル手段で簡便な処理となる近似式を用いて簡易輝度信号を作成し、さらにこれを基に輪郭強調波形を作成しRGB信号に補正を行う。これにより、簡便な構成で実画像上で十分な性能を保つ輪郭強調処理を可能とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、入力映像輝度信号から表示エリア内の全入力信号レベルのヒストグラムを検出する全入力信号レベルヒストグラム検出手段と、前記全入力信号レベルヒストグラム検出手段の出力から字幕の信号レベルを検出する字幕検出手段と、前記入力映像輝度信号を1フィールド遅延させるフィールド遅延手段と、前記字幕検出手段の出力に基づいて前記フィールド遅延手段の出力を適当な信号レベルに置換する置換手段と、前記置換手段の出力からシネマ信号を検出するシネマ検出手段を備え、入力映像信号から字幕を含む白文字情報を除去した映像輝度信号に基づきシネマ検出を行うことを特徴とする画像表示装置であり、シネマリアリティ時のシネマ検出において字幕の白文字等のプルダウン変換時の規則性を持たない情報が含まれる画像に対して、高精度のシネマ検出を実現する。
【0012】
請求項2に記載の発明は、入力映像輝度信号から表示エリア内の信号分布であるヒストグラムを検出するヒストグラム検出手段と、前記ヒストグラム検出手段のヒストグラムの刻みを設定するヒストグラム刻み値発生手段と、前記ヒストグラム検出手段の出力から字幕の信号レベルを検出する字幕検出手段と、前記入力映像輝度信号を1フィールド遅延させるフィールド遅延手段と、前記字幕検出手段の出力に基づいて前記フィールド遅延手段の出力を信号レベルに置換する置換手段と、前記置換手段の出力からシネマ信号を検出するシネマ検出手段を備え、入力映像信号から字幕を含む白文字情報を除去した映像輝度信号に基づきシネマ検出を行うことを特徴とする画像表示装置であり、シネマリアリティ時のシネマ検出において字幕の白文字等のプルダウン変換時の規則性を持たない情報が含まれる画像に対して、高精度のシネマ検出を実現する。
【0013】
請求項3に記載の発明は、入力映像輝度信号を1フィールド遅延させるフィールド遅延手段と、前記入力映像輝度信号と前記フィールド遅延手段の出力との差分を検出するフィールド差分手段と、前記フィールド差分手段の出力信号からフィールド内のフィールド差分大小の連続性を検出するフィールド内静動連続性検出手段と、前記フィールド差分手段の出力と前記フィールド内静動連続性検出手段との出力からフィールド毎のフィールド差分値の積算を算出する差分値積算手段を備え、フィールド差分情報から得られるフィールド内のフィールド差分大小の連続性情報によって重み付けを行いながらフィールド差分積算を行い、その結果を基にシネマ信号検出を行うことを特徴とする画像表示装置であり、シネマリアリティ時のシネマ検出において字幕の白文字等のプルダウン変換時の規則性を持たない情報が含まれる画像に対して、簡便な構成で高精度のシネマ検出を実現する。
【0014】
請求項4に記載の発明は、R信号入力とG信号入力とB信号入力に基づき輝度信号を作成する簡易逆マトリクス変換手段と、前記簡易逆マトリクス変換手段の出力である簡易輝度信号から輪郭強調波形を作成する輪郭強調波形作成手段と、前記輪郭強調波形作成手段の出力に対してコアリングを施すコアリング手段と、前記コアリング手段の出力に輪郭強調補正波形のレベルを設定するゲイン設定手段と、前記ゲイン設定手段の出力をR信号入力と加算する第1の加算手段と、前記ゲイン設定手段の出力をG信号入力と加算する第2の加算手段と、前記ゲイン設定手段の出力をB信号入力と加算する第3の加算手段を備え、RGB入力に対し輪郭強調処理を行うことを特徴とする画像表示装置であり、RGB信号に対して簡便な構成で高性能の輪郭強調処理を実現する。
【0015】
以下、本発明の実施の形態について、図1から図6を用いて説明する。
【0016】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における画像表示装置の構成を示すブロック図であり、図5は本発明の実施の形態1における字幕検出アルゴリズムを示す図である。入力映像輝度信号1を全入力信号レベルヒストグラム検出手段2に入力し、全信号レベルのヒストグラムを検出する。例えば10bit処理であれば0から1023までの信号レベル分布を検出する。この情報を字幕検出手段3に入力し、各隣接レベル間の差を順に演算する。閾値である差分値Aをあらかじめ設定し、隣接差分値が差分値Aを上回ったつまりA以上の輝度レベルの段差が生じた場合、字幕が含まれている可能性があると考える。図5で説明すると、信号レベルJと信号レベルKの差がA以上の場合である。加えて信号レベルKの分布値と隣接する輝度が1大きい信号レベルLの分布値との差が閾値である差分値C以下であることを次の条件とする。さらに信号レベルLと隣接する輝度が1大きい信号レベルの分布値との差が閾値である差分値C以下の場合、字幕の可能性を残す。さらに隣接する信号レベル間の差分値がC以下が続いた後に、信号レベルMと隣接する輝度が1大きい信号レベルNの分布値との差が閾値である差分値B以上の場合、信号レベルK〜Mは字幕であると判断する。差分値Aを越える差分が検出された後、一度のみ1大きい隣接信号レベルとの差分値がC以下となった後、1大きい隣接信号レベルとの差分値がB以上となった場合も3信号レベルは字幕であると判断する。このように閾値である差分値A、差分値B、差分値Cを最適化することにより、字幕検出レベルを最適化する。さらにこの判断条件に加えて字幕は一定以上の輝度レベルであるという点から閾値Wを設け、信号レベルが閾値W以下ではこの字幕検出は行わないという条件を加えてもよい。また字幕のデジタル信号時の信号レベルの広がりは一定値以下であるという点から、先程の差分値Cの連続がある閾値以上の信号レベルにわたり続いた場合、字幕である条件からはずしてもよい。このようにして字幕である信号レベルを検出し、字幕信号レベル出力信号4を置換手段6に出力する。前述の手段と並行して入力映像輝度信号1をフィールド遅延手段5に入力してヒストグラム検出手段から出力される字幕信号レベル出力信号4と映像輝度信号との位相差をなくす。その後映像輝度信号は前述の置換手段6に入力され、字幕と判断した信号レベル(上記例では信号レベルK〜M)は例えば0のような信号レベルに置換される。この置換される信号レベルは後段のシネマ検出手段7でテレシネ信号を検出するために施されるフィールド差分をとる際、差分値が無視できる0に設定する。さらに置換手段6で字幕の信号レベルを除去した映像輝度信号がシネマ検出手段7に入力され、検出精度が高い状態でシネマ検出され、シネマ検出結果信号8が出力される。
【0017】
以上のように本実施の形態では、字幕等のプルダウン情報を含まない情報を除去した後、シネマ検出を行うため、シネマ検出の精度を向上できる。またもし検出した信号レベルデータが字幕でなくプルダウン情報を含むシネマ原画データである場合でも他に十分なシネマ原画データを検出する場合、シネマ検出レベルを劣化させることはない。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2における画像表示装置の構成を示すブロック図であり、図6は本発明の実施の形態2における字幕検出アルゴリズムを示す図である。なお実施の形態1の図1と同一要素については同一符号を付し、同一の動作をするものとする。入力映像輝度信号1をヒストグラム検出手段9に入力しヒストグラムを検出する。例えば10bit処理であれば0から1023までの信号レベル分布を検出する。字幕情報を検出する概要は実施の形態1と同様であるが、実施の形態1で入力映像輝度信号の全信号レベルでヒストグラムを算出したのに比べ、本発明では入力映像輝度信号レベルに対し適当なヒストグラム刻み値をヒストグラム刻み値発生手段10で決定し、この設定値に基づいた刻み毎分布をヒストグラム化する。全信号レベルのヒストグラムを参照するのに比べ、手段が簡便になる。さらにこの刻み値を適当に設定し、字幕分布情報がヒストグラム分布の1ブロックあるいは2ブロックに入るように設定する。閾値である差分値Aをあらかじめ設定し、隣接差分値が差分値Aを上回ったつまりA以上の輝度レベルの段差が生じた場合、字幕が含まれている可能性があると考える。図6で説明すると、ブロックJとブロックKの差がA以上の場合である。加えてブロックKの分布値と隣接する輝度が1大きいブロックLの分布値との差が閾値である差分値C以下であるか差分値B以上であるかが次の条件である。差分値B以上である場合、この時点で字幕情報であると判断する。つまり信号レベルブロックKが字幕情報であると判断する。また差分値C以下である場合、前述のように字幕情報を2ブロック内に入るようにヒストグラム刻み値を設定しているため、字幕である次の条件はブロックLと隣接する輝度が1大きいブロックMの分布値との差が閾値である差分値B以上であるか否かである。差分値B以上の場合、ブロックK、Lは字幕であると判断する。このように閾値である差分値A、差分値B、差分値Cを最適化することにより、字幕検出レベルを最適化する。実施の形態1と同様に、この判断条件に加えて字幕は一定以上の輝度レベルであるという点から閾値Wを設け、信号レベルが閾値W以下ではこの字幕検出は行わないという条件を加えてもよい。また字幕のデジタル信号時の信号レベルの広がりは一定値以下であるという点から、先程の差分値Cの連続がある閾値以上の信号レベルにわたり続いた場合、字幕である条件からはずしてもよい。このようにして字幕である信号レベルブロックを検出し、これに加え前述のヒストグラム刻み値発生手段10からのヒストグラムの刻み値から字幕信号レベルを算出し、字幕信号レベル出力信号4を置換手段6に出力する。以下の動作は実施の形態1と同様であるため省略する。
【0018】
以上のように本実施の形態では、字幕等のプルダウン情報を含まない情報を除去した後、シネマ検出を行うため、シネマ検出の精度を向上できる。またもし検出した信号レベルデータが字幕でなくプルダウン情報を含むシネマ原画データである場合でも他に十分なシネマ原画データを検出する場合、シネマ検出レベルを劣化させることはない。
(実施の形態3)
図3は本発明の実施の形態3における画像表示装置の構成を示すブロック図である。実施の形態1、実施の形態2の図1、図2と同一要素については同一符号を付し、同一の動作をするものとする。
【0019】
入力映像輝度信号1をシネマ信号検出手段7に入力する。シネマ信号検出手段7内のフィールド遅延手段5でフィールド遅延させた信号と入力輝度信号1をフィールド差分手段11に入力し画素毎のフィールド差分値を算出する。このフィールド差分手段11の出力はフィールド内静動連続性検出手段12に入力され、時系列で入力される映像輝度信号のフィールド差分信号に対して、フィールド差分の小さい静止画素か、あるいはフィールド差分の大きい動き画素かを判断し各々の連続性を検出する。
【0020】
テレシネ信号を検出する場合、定期的に検出されるフィールド全体に画素毎のフィールド差分が小さいフィールドの規則性から判断する。字幕等の後から付加される情報を含む場合、本来フィールド全体にわたり画素毎のフィールド差分値が小さくなるべきところが、後から付加された字幕部のみフィールド差分が大きくなり設定する閾値次第で、動きフィールドと判断してしまう。
【0021】
前述のフィールド内静動連続性検出手段12で連続してフィールド差分が小さい静止画素が続く中で、字幕と思われるフィールド差分が大きい画素が存在する場合は、フィールド差分検出手段11の出力からフィールド内の差分値の合計を算出する差分値積算手段13中の積算結果を減らす作用をさせる。これによりランダムに現れる動き画素を多く含むフィールドに対しては正常にフィールド差分が大きいと判断し、局所的に字幕を含むフィールドに対しては前述のフィールド内静動連続性手段12の出力に基づき差分値積算手段13内で積算結果を少なく修正し、フィールド差分が小さいフィールドであると判断する。
【0022】
以上のように本実施の形態では、テレシネ信号であれば定期的に現れるフィールド差分値が小さくなるフィールドを高精度に検出でき、正確なシネマリアリティを実現できる。
(実施の形態4)
図4は本発明の実施の形態4における画像表示装置の構成を示すブロック図である。
【0023】
R信号入力14、G信号入力15、B信号入力16を各々簡易逆マトリクス変換手段17に入力する。従来はここで本来の逆マトリクス変換により輝度信号を算出し輪郭強調波形を作成するのであるが、本発明ではデジタル演算で手段負荷を小さくするため、近似の逆マトリクス演算を行う。具体的な演算式は以下のとおりである。
【0024】
簡易輝度信号出力=R信号入力×3/8+G信号入力×1/2+B信号入力×1/8
これにより従来の乗算をビットシフトで代用できるため、ゲートを削減できる。この演算で算出した簡易輝度信号を輪郭強調波形作成手段18に出力する。輪郭強調波形作成手段18で作成する輪郭強調波形は輝度信号を二次微分した波形でもよいし輝度信号の一次微分でもよく方式は問わない。輪郭強調波形作成手段18の出力はコアリング手段19に入力されノイズ成分を低減するためにコアリング処理される。コアリング手段19の出力信号はゲイン設定手段20に入力され最適な振幅レベルにゲイン調整される。ゲイン設定手段20の出力は第1の加算手段、第2の加算手段、第3の加算手段に入力され、各々R信号入力14、G信号入力15、B信号入力16と加算される。第1の加算手段21からR信号出力24、第2の加算手段22からG信号出力25、第3の加算手段からB信号出力26が各々出力され、輪郭強調処理後の出力となる。
【0025】
以上のように本実施の形態では、簡便な構成で実画像上で十分な性能を保つ輪郭強調処理を可能とする。
【0026】
【発明の効果】
以上のように本発明は、映像輝度信号のヒストグラムに基づく字幕検出手段により映像輝度信号から後から挿入されることが多い字幕情報を削除することで、本来のシネマ信号に含まれるプルダウン情報検出精度を向上でき、高品位なシネマリアリティを実現できるという優れた効果が得られる。
【0027】
またRGB信号に対する輪郭強調波形作成時に用いられていた逆マトリクス手段を簡易化することで、低コストで高性能の輪郭強調手段が実現できるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像表示装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2における画像表示装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3における画像表示装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態4における画像表示装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態1における字幕検出アルゴリズムを示す図
【図6】本発明の実施の形態2における字幕検出アルゴリズムを示す図
【符号の説明】
1 入力映像輝度信号
2 全入力信号レベルヒストグラム検出手段
3 字幕検出手段
4 字幕信号レベル出力手段
5 フィールド遅延手段
6 置換手段
7 シネマ信号検出手段
8 シネマ検出結果信号
9 ヒストグラム検出手段
10 ヒストグラム刻み値発生手段
11 フィールド差分手段
12 フィールド内静動連続性検出手段
13 差分値積算手段
14 R信号入力
15 G信号入力
16 B信号入力
17 簡易マトリクス変換手段
18 輪郭強調波形作成手段
19 コアリング手段
20 ゲイン設定手段
21 第1の加算手段
22 第2の加算手段
23 第3の加算手段
24 R信号出力
25 G信号出力
26 B信号出力
Claims (4)
- 入力映像輝度信号から表示エリア内の全入力信号レベルのヒストグラムを検出する全入力信号レベルヒストグラム検出手段と、前記全入力信号レベルヒストグラム検出手段の出力から字幕の信号レベルを検出する字幕検出手段と、前記入力映像輝度信号を1フィールド遅延させるフィールド遅延手段と、前記字幕検出手段の出力に基づいて前記フィールド遅延手段の出力を適当な信号レベルに置換する置換手段と、前記置換手段の出力からシネマ信号を検出するシネマ検出手段を備え、入力映像信号から字幕を含む白文字情報を除去した映像輝度信号に基づきシネマ検出を行うことを特徴とする画像表示装置。
- 入力映像輝度信号から表示エリア内の信号分布であるヒストグラムを検出するヒストグラム検出手段と、前記ヒストグラム検出手段のヒストグラムの刻みを設定するヒストグラム刻み値発生手段と、前記ヒストグラム検出手段の出力から字幕の信号レベルを検出する字幕検出手段と、前記入力映像輝度信号を1フィールド遅延させるフィールド遅延手段と、前記字幕検出手段の出力に基づいて前記フィールド遅延手段の出力を信号レベルに置換する置換手段と、前記置換手段の出力からシネマ信号を検出するシネマ検出手段を備え、入力映像信号から字幕を含む白文字情報を除去した映像輝度信号に基づきシネマ検出を行うことを特徴とする画像表示装置。
- 入力映像輝度信号を1フィールド遅延させるフィールド遅延手段と、前記入力映像輝度信号と前記フィールド遅延手段の出力との差分を検出するフィールド差分手段と、前記フィールド差分手段の出力信号からフィールド内のフィールド差分大小の連続性を検出するフィールド内静動連続性検出手段と、前記フィールド差分手段の出力と前記フィールド内静動連続性検出手段との出力からフィールド毎のフィールド差分値の積算を算出する差分値積算手段を備え、フィールド差分情報から得られるフィールド内のフィールド差分大小の連続性情報によって重み付けを行いながらフィールド差分積算を行い、その結果を基にシネマ信号検出を行うことを特徴とする画像表示装置。
- R信号入力とG信号入力とB信号入力に基づき輝度信号を作成する簡易逆マトリクス変換手段と、前記簡易逆マトリクス変換手段の出力である簡易輝度信号から輪郭強調波形を作成する輪郭強調波形作成手段と、前記輪郭強調波形作成手段の出力に対してコアリングを施すコアリング手段と、前記コアリング手段の出力に輪郭強調補正波形のレベルを設定するゲイン設定手段と、前記ゲイン設定手段の出力をR信号入力と加算する第1の加算手段と、前記ゲイン設定手段の出力をG信号入力と加算する第2の加算手段と、前記ゲイン設定手段の出力をB信号入力と加算する第3の加算手段を備え、RGB入力に対し輪郭強調処理を行うことを特徴とする画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002183901A JP2004032234A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002183901A JP2004032234A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004032234A true JP2004032234A (ja) | 2004-01-29 |
Family
ID=31179926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002183901A Pending JP2004032234A (ja) | 2002-06-25 | 2002-06-25 | 画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004032234A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007259314A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Toshiba Corp | 字幕検出装置及び字幕検出方法ならびにプルダウン信号検出装置 |
JP2007306450A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | シネマ判定方法、シネマ判定装置、および字幕検出方法 |
WO2008120272A1 (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Fujitsu Limited | プルダウンシーケンス検出方法及びその検出装置 |
WO2009081626A1 (en) * | 2007-12-26 | 2009-07-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Interpolation processing apparatus, interpolation processing method, and picture display apparatus |
JP2010136374A (ja) * | 2008-12-03 | 2010-06-17 | Thomson Licensing | フィルムモードまたはカメラモードの検出方法 |
WO2010092631A1 (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-19 | パナソニック株式会社 | 映像処理装置 |
-
2002
- 2002-06-25 JP JP2002183901A patent/JP2004032234A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007259314A (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Toshiba Corp | 字幕検出装置及び字幕検出方法ならびにプルダウン信号検出装置 |
US8063984B2 (en) | 2006-03-24 | 2011-11-22 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Subtitle detection apparatus, subtitle detection method and pull-down signal detection apparatus |
JP2007306450A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | シネマ判定方法、シネマ判定装置、および字幕検出方法 |
WO2008120272A1 (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-09 | Fujitsu Limited | プルダウンシーケンス検出方法及びその検出装置 |
WO2009081626A1 (en) * | 2007-12-26 | 2009-07-02 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Interpolation processing apparatus, interpolation processing method, and picture display apparatus |
JP2010136374A (ja) * | 2008-12-03 | 2010-06-17 | Thomson Licensing | フィルムモードまたはカメラモードの検出方法 |
WO2010092631A1 (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-19 | パナソニック株式会社 | 映像処理装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2007060580A (ja) | 画像処理装置、画像表示装置および画像処理方法 | |
JP2007060636A (ja) | ノイズ検出装置及び方法、並びにノイズ低減装置及び方法 | |
JP3879692B2 (ja) | 映像信号処理装置及びそれを用いたテレビ受像機 | |
US20070195202A1 (en) | Method and apparatus for video mode judgement | |
JP3044501B2 (ja) | 映像信号処理方法および装置 | |
JP2004032234A (ja) | 画像表示装置 | |
JP2007208723A (ja) | 輪郭強調装置及び輪郭強調プログラム | |
JP2000165776A (ja) | 映像信号処理方法 | |
US20050243934A1 (en) | Processing auxiliary data of video sequences | |
JP5147655B2 (ja) | 映像信号処理装置および映像表示装置 | |
KR102166685B1 (ko) | 애니메이션 영상 리마스터링 방법 및 장치 | |
US7636129B2 (en) | Method and device for detecting sawtooth artifact and/or field motion | |
JP4551343B2 (ja) | 映像処理装置、及び映像処理方法 | |
US7420626B1 (en) | Systems and methods for detecting a change in a sequence of interlaced data fields generated from a progressive scan source | |
JP3389984B2 (ja) | 順次走査変換装置及び方法 | |
JP2002330408A (ja) | 映像信号処理装置 | |
KR100898133B1 (ko) | 영상신호판별장치 및 방법 | |
JP4019503B2 (ja) | 映像信号処理装置及び映像信号処理方法 | |
US7545443B2 (en) | Image signal processing apparatus and method | |
JP2938090B2 (ja) | 動き適応処理装置 | |
JP3393972B2 (ja) | 動き適応3次元y/c分離回路 | |
WO2012114373A1 (ja) | 映像信号処理方法及び装置 | |
JPH0440795A (ja) | 動き適応型信号処理回路 | |
JP2548950B2 (ja) | 映像信号処理回路 | |
JPH05292352A (ja) | ラインノイズ除去回路 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040825 |
|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050707 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060821 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060905 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061101 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070508 |