JP3734430B2 - 輪郭補正回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ディジタル映像信号で表わされる画像の輪郭を補正する輪郭補正回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
テレビやパソコンの表示端末としてのディスプレイ装置には、表示された画像の輪郭を強調して先鋭感を向上させる方法としてディジタル信号処理による輪郭補正がある。一般には、ディジタル化された映像信号にディジタルフィルタを用いることで高域信号成分を抽出し、抽出した高域信号成分を原信号に加算することで輪郭補正された映像信号が得られる。
【0003】
図16は、従来の輪郭補正回路を示す構成図である。この輪郭補正回路は、ディジタル化された映像信号Saを入力する入力端子101と、信号Saを1画素分遅延し、信号Sbとして出力する1画素遅延器1と、信号Sbを1画素分遅延し、信号Scとして出力する1画素遅延器2と、信号Scを1画素分遅延し、信号Sdとして出力する1画素遅延器3と、信号Sdを1画素分遅延し、信号Seとして出力する1画素遅延器4と、ディジタルフィルタで構成された高域信号抽出回路5と、加算回路8と、輪郭補正された映像信号を出力する出力端子102とを有する。
【0004】
次に、従来の輪郭補正回路の動作について、各部の信号波形を示す図17を参照して説明する。
【0005】
まず、入力端子101に図17(a)に示すような映像信号Saが入力されたとすると、この映像信号Saは1画素遅延器1、2、3及び4により次々に遅延される。図17(b)及び(c)は、信号Sc及びSeを示す。
【0006】
高域信号抽出回路5は、信号Sa、Sc及びSeを用いた演算を行なって、図17(d)に示すような高域信号Sfを発生する。この信号Sfは、入力信号(Sa)の立ち上がり部分と立ち下がり部分において振幅が最大となる高域信号である。
【0007】
一例として、高域信号抽出回路5は、入力された信号Sa、Sc及びSeに、それぞれ係数−1/4、1/2、−1/4を乗じて加算し、必要に応じて振幅調整を行なってその結果を出力する。例えば振幅調整で振幅を4倍にする場合には、出力信号Sfは、図示のように、Sf=−Sa+2Sc−Seを表わすものとなる。
【0008】
高域信号抽出回路5から出力される高域信号Sfは、高域信号抽出回路5で生じる遅延を補償した原信号Scと加算回路8により加算され、図17(e)に示すような輪郭補正された信号Spが得られる。ここでは、わかりやすいように0以下の値も示しているが、表示装置で表示する場合は、0以下は0にクリップされる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の輪郭補正回路では、輪郭部分にオーバーシュートやアンダーシュート(以下、両者を含めて単に「オーバーシュート」と記す)が過剰に発生するという問題点があった。また、オーバシュートを目立たなくするために、高域信号抽出回路5内の振幅調整により高域信号を小さくすることも可能であるが、その場合には、必要な輪郭強調が十分に行なえないという問題があった。
【0010】
この発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的はオーバシュートを抑制乃至除去し、しかも必要な輪郭強調を十分に行ない得る輪郭補正回路を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、
ディジタル化された映像信号により表わされる画像の輪郭補正回路であって、
補正対象画素(以下、注目画素と言う)から右方向または上方向にm(mは2以上の整数)画素離れた画素の信号と、上記注目画素から左方向または下方向にm画素離れた画素の信号と、上記注目画素の信号とに基づく演算により画像の高域信号を抽出する高域信号抽出手段(5)と、
上記注目画素から右方向または下方向にn(nは1以上でmより小さい整数)画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分の絶対値と、上記注目画素から左方向または上方向にn画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分の絶対値との最小値又は最大値に基づいて振幅制限信号(Si)を求める振幅制限信号発生手段(6)と、
上記高域信号抽出手段(5)の出力の絶対値が上記振幅制限信号発生手段(6)の出力以下になるように、上記高域信号抽出手段(5)の出力を制限する振幅制限手段(7)と、
上記振幅制限手段(7)の出力(Si)又はこれを元にして得られる信号を輪郭補正信号(Sj、Sq)として上記注目画素の信号(Sc)に加算する加算手段(8)と
を備えた輪郭補正回路を提供する。
【0012】
上記高域信号抽出手段(5)が、出力される高域信号の振幅を変更する機能を有するものであっても良い。
【0013】
上記振幅制限信号発生手段(6)が、出力される振幅制限信号の振幅を変更する機能を有するものであっても良い。
【0014】
上記高域信号抽出手段(5)の出力(Sf)から上記振幅制限手段(7)の出力(Sj)を減算する減算手段(9)と、
上記減算手段(9)の出力の振幅を制御する振幅制御手段(10)と、
上記振幅制御手段(10)の出力と上記振幅制限回路(7)の出力とを加算する第2の加算手段(12)とをさらに備え、
上記第2の加算手段(12)の出力が上記輪郭補正信号(Sq)として用いられるように構成されていても良い。
【0015】
上記高域信号抽出手段(5)の出力(Sf)から上記振幅制限手段(7)の出力(Sj)を減算する減算手段(9)と、
上記振幅制限回路(7)の出力の振幅を調整する振幅調整手段(11)と、
上記減算回路(9)の出力と上記振幅調整回路(11)の出力とを加算する第2の加算手段(12)とをさらに備え、
上記第2の加算手段(12)の出力が上記輪郭補正信号(Sq)として用いられるように構成されていても良い。
【0016】
この発明はまた、
ディジタル化された映像信号で表わされる画像の輪郭補正回路であって、
補正対象画素(以下、注目画素と言う)から右方向または上方向にm(mは2以上の整数)画素離れた画素の信号と、上記注目画素から左方向または下方向にm画素離れた画素の信号と、上記注目画素の信号とに基づく演算により画像の高域信号を抽出する高域信号抽出手段(5)と、
上記注目画素から右方向または下方向にn(nは1以上でmよりも小さい整数)画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分と、上記注目画素から左方向または上方向にn画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分とに基づいて振幅制限信号を求める振幅制限信号発生手段(13)と、
上記高域信号抽出手段(5)の出力の絶対値が上記振幅制限信号発生手段(6)の出力以下になるように、上記高域信号抽出手段(5)の出力を制限する振幅制限手段(7)と、
上記振幅制限手段(7)の出力又はこれを元にして得られる信号を輪郭補正信号(Sj、Sq)として上記注目画素の信号(Sc)に加算する加算手段(8)とを備え、
上記振幅制限信号発生手段(13)が、
上記注目画素から右方向または下方向にn画素離れた画素の信号から上記注目画素の信号を減算して得られる第1の減算値と、上記注目画素から左方向または上方向にn画素離れた画素の信号から上記注目画素の信号を減算して得られる第2の減算値とが同一の符号のとき(又は少なくとも一方がゼロのとき)には、0を選択して出力し、
上記第1の減算値と上記第2の減算値との双方がゼロでなく、かつ符号が異なるときには、上記第1の減算値と上記第2の減算値のうち、上記高域信号抽出手段(5)の出力と同一の符号である方を選択して上記振幅制限信号として出力する
ことを特徴とする輪郭補正回路を提供するものである。
【0017】
上記高域信号抽出手段(5)が、出力される高域信号の振幅を変更する機能を有するものであっても良い。
【0018】
上記振幅制限信号発生手段(6)が、出力される振幅制限信号の振幅を変更する機能を有するものであっても良い。
【0019】
上記高域信号抽出手段(5)の出力(Sf)から上記振幅制限手段(7)の出力(Sj)を減算する減算手段(9)と、
上記減算手段(9)の出力の振幅を制御する振幅制御手段(10)と、
上記振幅制御手段(10)の出力と上記振幅制限回路(7)の出力とを加算する第2の加算手段(12)とをさらに備え、
上記第2の加算手段(12)の出力が上記輪郭補正信号(Sq)として用いられるように構成されていても良い。
【0020】
上記高域信号抽出手段(5)の出力(Sf)から上記振幅制限手段(7)の出力(Sj)を減算する減算手段(9)と、
上記振幅制限回路(7)の出力の振幅を調整する振幅調整手段(11)と、
上記減算回路(9)の出力と上記振幅調整回路(11)の出力とを加算する第2の加算手段(12)とをさらに備え、
上記第2の加算手段(12)の出力が上記輪郭補正信号(Sq)として用いられるように構成されていても良い。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、この発明をその実施の形態を示す図1乃至図15を参照して説明する。
【0022】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1である輪郭補正回路を示すものである。図2及び図3は、その各部における信号を示す。
【0023】
図1に示すように、この輪郭補正回路は、それぞれ各画素の輝度や色を表わすディジタル化された画素信号の列で構成されるディジタル化された映像信号Saを受ける入力端子101と、互いに直列に接続された4つの1画素遅延器1、2、3及び4と、高域信号抽出回路5と、振幅制限信号発生回路6と、振幅制限回路7と、加算回路8と、輪郭補正された映像信号を出力する出力端子102とを有する。
【0024】
入力端子101に入力された映像信号Sa(図2(a))は、1画素遅延素子1、2、3及び4により順次遅延され、各遅延器の出力信号Sb、Sc、Sd及びSe(図2(b)、(c)、(d)及び(e))となる。
【0025】
高域信号抽出回路5は、ディジタルフィルタで構成されており、信号Sa、Sc及びSeを受けて、これらに基づく所定の演算を行なって、図2(f)に示す高域信号Sfを生成する。この信号Sfは、入力信号の立ち上がり部分と立ち下がり部分において振幅が最大となる高域信号である。
【0026】
図4は高域信号抽出回路5の詳細を示す。図示のように、この高域信号抽出回路5は、信号Saが入力される入力端子501と、信号Scが入力される入力端子502と、信号Seが入力される入力端子503と、それぞれ入力端子501、502及び503に入力される信号に係数−1/4、1/2及び−1/4を掛ける係数乗算器51、52及び53と、係数乗算器51、52及び53の出力を加算する加算回路54と、加算回路54の出力の振幅を調整する振幅調整回路55とを有する。
【0027】
信号Scは後述の理由で注目画素の信号と呼ばれる。信号Saは、注目画素の2画素右の画素(注目画素から右方向に2画素離れた画素)の信号であり、信号Seは、注目画素の信号Scの2画素左の画素(注目画素から左方向に2画素離れた画素)の信号である。
【0028】
信号Sa、Sc及びSeは、それぞれ係数乗算器51、52、53で係数−1/4、1/2、−1/4が乗じられ、次に加算回路54で互いに加算される。加算回路54の出力は、振幅調整回路55によりその振幅が調整され、信号Sfとして出力端子504へ供給される。振幅調整回路55は、入力信号の状態により輪郭強調量を変更するためのものである。図2は、振幅調整回路55において、振幅が4倍にされる場合を示している。この場合、信号Sfは、Sf=−Sa+2Sc−Seとなる。出力端子504は、振幅制限回路7の入力に接続されている。
【0029】
振幅制限信号発生回路6は、信号Sb(注目画素から右方向に1画素離れた画素)及びSc(注目画素から左方向に1画素離れた画素)から、振幅制限信号Siを生成し、振幅制限回路7へ供給する。図5は、振幅制限信号発生回路6の詳細を示す。図示のように、この振幅制限信号発生回路6は、信号Scが入力される入力端子601と、信号Sbが入力される入力端子602と、信号Sbから信号Scを減ずる演算を行なう減算回路61と、減算回路61における減算結果の絶対値Sg(図3(c))を求める絶対値回路62と、絶対値回路62の出力を1画素分遅延させて遅延信号Shを出力する1画素遅延器63と、最小値選択回路64と、振幅調整回路65とを有する。
【0030】
遅延信号Shは、信号Scと信号Sdの差の絶対値とに等価である。最小値選択回路64は、信号Sgと信号Shを受け、小さい方を選択して出力する。振幅調整回路65は、最小値選択回路64の出力の振幅を調整して図3(e)に示す信号Siを出力端子603へ供給する。出力端子603は、振幅制限回路7の入力に接続されている。
【0031】
振幅制限回路7は、入力された高域信号Sfの絶対値が振幅制限信号Siを超えないように振幅制限を行ない、振幅制限された高域信号Sjを、加算回路8へ供給する。図6は振幅制限回路7の詳細を示す。図示のようにこの振幅制限回路7は、高域信号抽出回路5の出力信号Sfが入力される入力端子701と、振幅制限信号発生回路6の出力信号Siが入力される入力端子702と、信号Sfの絶対値を求める絶対値回路71と、絶対値回路71の出力信号と信号Siを比較して比較結果を示す信号を出力する比較回路72と、信号Siの符号を反転する符号反転回路73と、第1の選択回路74と、第2の選択回路75と、出力端子703とを有する。
【0032】
第1の選択回路74は、信号Sfの符号が正のときには信号Siを、信号Sfの符号が負のときには符号反転回路73の出力信号を選択して出力する。第2の選択回路75は、比較回路72が、絶対値回路71の出力信号の方が信号Siよりも小さいと判定したときは、信号Sfを、それ以外のときは、選択回路74の出力信号を選択し、図3(f)に示すような信号Sjを出力する。選択回路75の出力信号Sjは、出力端子703を介して加算回路8へ供給される。
【0033】
加算回路8は、1画素遅延器2の出力である注目画素の信号Scに対して振幅制限された高域信号Sjを加算して、輪郭補正された画像信号Spを出力端子102へ供給する。注目画素の信号(原信号)として1画素遅延器2の出力Scを用いるのは、処理によって生じる遅延を補償するためである。
【0034】
以上の動作により、高域信号抽出回路7の出力信号Sfは、振幅制限回路7により、その振幅の絶対値が、振幅制限信号発生回路6の出力信号Si以下になるように制限されて信号Sjとなる。信号Sjは、オーバーシュート成分が除去された高域信号であるため、本明細書では、「傾き改善信号」と呼ぶ。
【0035】
傾き改善信号Sjとそれを抽出する処理によって生じる遅延を補償した原信号Scが加算回路8で加算され、図3(g)にSpの実線に示すような輪郭補正された信号Spとなる。
【0036】
以上のように、高域信号Sfを振幅制限信号Siを用いて振幅制限をかけることで、オーバーシュートが除去された、輪郭補正された信号Spが得られる。
【0037】
実施の形態1では、上記のようにオーバシュートが除去された映像信号を得ているが、画像を目で見た場合に、信号としてオーバーシュートが若干混入している場合の方が先鋭感があり良く見える場合がある。その場合には、振幅制限信号発生回路6の構成要素である振幅調整回路65を用い、振幅制限信号Siの振幅を変更して若干大きくすることで、オーバーシュート成分を若干混入させることも出来る。
【0038】
上記のように、振幅調整回路65で振幅を調整することにより、オーバシュートを完全に除去するのではなく、オーバーシュートが適度に抑制され、先鋭感を併わせ持つ、輪郭補正された映像信号を得ることができる。
【0039】
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2の輪郭補正回路を示すものである。この実施の形態の回路の各部に現れる信号は、図8及び図2に示されている。この実施の形態の輪郭補正回路は、図1に示す第1の実施の形態と概して同じであるが、減算回路9、振幅制御回路10、振幅調整回路11、及び加算回路12が付加されている点で異なる。
【0040】
減算回路9は、高域信号抽出回路5から出力される高域信号Sfから、振幅制限回路7から出力される傾き改善信号Sjを減算して、図8(g)に示すオーバーシュート信号Skを出力する。
【0041】
振幅制御回路10は、オーバーシュート信号Skの振幅を調整し、さらに、クリッピングにより振幅を所定値以内に制限する。振幅調整回路11は、振幅制限回路7から出力される傾き改善信号Sjの振幅を調整する。
【0042】
加算回路12は、振幅制御回路10の出力と振幅調整回路11の出力とを加算する。加算回路8は、加算回路12の出力と、1画素遅延器2から出力される、遅延補償された原信号である信号Scとを加算し、図8(h)に示すように輪郭補正された信号Spを生成する。
【0043】
以上のように、実施の形態1が傾き改善信号Sj(図3(f))を原信号に加算することで輪郭補正された信号を得ているのに対し、実施の形態2では、高域信号Sfから傾き改善信号Sjを減算することでオーバーシュート信号Skを抽出し、その振幅を調整し、これとともに、傾き改善信号Sjの振幅を調整し、振幅を制御されたオーバシュート信号Sk(振幅制御回路10の出力)及び振幅を調整された傾き改善信号(振幅調整回路11の出力)の和Sqを原信号Scに加算することで、オーバーシュート成分と傾きが最適な輪郭補正信号Sp(図8(h))を得るものである。
【0044】
なお、振幅制御回路10及び振幅調整回路11のいずれか一方を省略しても良い。
【0045】
実施の形態2によれば、オーバーシュート成分と輪郭の傾きを改善する成分を独立に調整することができ、最適な輪郭補正が可能である。
【0046】
実施の形態3.
図9は、この発明の実施の形態3の輪郭補正回路を示す。実施の形態3の回路の各部に現れる信号は、図10及び図2に示されている。実施の形態3は、実施の形態1と概して同じであるが、図1の振幅制限信号発生回路6の代りに、振幅制限信号発生回路13を備えている。
【0047】
この振幅制限信号発生回路13は、1画素遅延器1及び2の出力信号Sb及びScのほか、高域抽出回路5から出力される高域信号Sfを受け、これらに基づいてオーバシュート成分を除去するための振幅制限信号Siを生成している点で、図1の振幅制限信号発生回路6とは異なる。
【0048】
図11は、図9の振幅制限信号発生回路13の詳細を示す。図11で、図5と同一の符号は同一又は相当する部材を示す。図11に示すように、この振幅制限信号発生回路13は、図5の振幅制限信号発生回路6と同様、1画素遅延器2の出力信号Scを受ける入力端子601と、1画素遅延器1の出力信号Sbを受ける入力端子602と、出力端子603とを有するほか、高域信号抽出回路5から出力される高域信号Sfを受ける入力端子604を更に有する。
【0049】
振幅制限信号発生回路13はさらに、減算回路61と、遅延器67と、符号反転回路68と、選択回路69とを有する。減算回路61は、(図5の減算回路61と同様)信号Sbから信号Scを減算し、図10(c)に示すような信号Smを出力する。減算回路61の出力Smは、注目画素の1画素右の画素の信号Sbから注目画素の信号Scを減算した結果を表わすものである。
【0050】
1画素遅延器67は、信号Smを1画素分遅延させる。符号反転回路68は、1画素遅延器67の出力信号の符号を反転し図10(d)に示す信号Snを出力する。この信号Snは、1画素遅延器3の出力信号(即ち注目画素の1画素左の画素の信号)Sdから、1画素遅延器2の出力信号(即ち注目画素の信号)Scを減算した結果と等価である。
【0051】
選択回路69は、高域信号Sf、信号Sm、信号Sn、及び階調"0"を表わす信号を入力とし、信号Sm、信号Snおよび、階調"0"のいずれかを選択して、図10(e)に示すような出力信号Srとして出力する。選択回路69は、信号Smと信号Snの少なくとも一方がゼロであるか、又は両者の符号が同一ならば、"0"を選択して出力し、信号Smと信号Snが共にゼロではなく、両者の符号が異なれば、信号Smと信号Snのうち高域信号Sfと同一符号の方を出力する。なお、信号Sfがゼロのときは、正であるとして扱っても良く、負であるとして扱っても良い。図示の例では、信号Sfがゼロのときは正であるとして扱っている。図示の例では、選択回路69は信号Sfを受けて、内部でその符号を判定しているが、信号Sfの符号を表わす信号を選択回路69に供給するようにしても良い。選択回路69の出力信号が振幅制御信号Srとして出力端子60を通して振幅制限回路7へ供給されている。
【0052】
以下、実施の形態1と同様の動作により、振幅制限回路7において高域信号Sfから振幅制限信号Sr以上の振幅であるオーバーシュート成分が除去され図10(f)に示すような信号Sjとなり、加算回路8で、原信号Scと加算されて、出力端子102に、図10(g)に示すような輪郭補正された信号Spが得られる。
【0053】
以上のように、実施の形態3によれば、オーバシュートが除去された輪郭補正された映像信号を得ることができる。
【0054】
なお、実施の形態1について、上記振幅制限信号発生手段6が振幅制限信号の振幅を変更する機能を有しても良い旨述べたが、実施の形態3の振幅制限信号発生手段13についても同様に振幅制限信号の振幅を変更する機能を有することとしても良い。
【0055】
実施の形態4.
上記の実施の形態2は、実施の形態1に対して、図7に示すように、減算回路9、振幅制御回路10、振幅調整回路11、及び加算回路12を付加してオーバーシュート信号Sk及び傾き改善信号Sjを調整可能にすることにより、最適な画質が得られるようにしたものであるが、実施の形態3についても、同様の回路を付加することができる。
【0056】
図12は、実施の形態3に対してそのような変形を加えた輪郭補正回路の構成を示す。図12の回路9、10、11、及び12の動作及びこれらを付加することによる効果は、実施の形態2について説明したのと同様である。
【0057】
実施の形態5.
実施の形態1では、振幅制限信号発生回路6の構成要素において信号Sgと信号Shの最小値を選択する最小値選択回路64を用いたが、この代りに、図13に示すように、信号Sgと信号Shの最大値を選択する最大値選択回路66を用いても良い。図13に示される回路の各部に現れる信号は、図14及び図2に示されている。
【0058】
最小値選択回路64の代りに用いた最大値選択回路を用いることにより、振幅制限信号発生回路の出力である振幅制限信号Siは、図14(e)に示すようになる。この振幅制限信号Siにより高域信号Sfの振幅が制限され、図14(f)に示す傾き改善信号Sjが振幅制限回路7の出力信号として得られる。傾き改善信号Sjが遅延補償された原信号である信号Scに加算されることにより図14(g)に示すような輪郭補正された信号Spが得られる。
【0059】
実施の形態6.
実施の形態1乃至5では、1画素遅延器を用いて構成することにより水平方向の輪郭補正が行なわれたが、1画素遅延器を1ライン遅延器に置き換えると垂直方向の輪郭補正が可能である。例えば図15は、図1の1画素遅延器1、2、3及び4を、1ライン遅延器21、22、23及び24に置き換えたものである。
【0060】
変形例.
なお、以上の実施の形態では、注目画素の信号と、注目画素から2画素離れた画素の信号とを用いて画像の高域信号を抽出し、注目画素の信号と、注目画素から1画素離れた画素の信号とを用いて振幅制限信号を発生しているが、代りに、注目画素の信号と、注目画素からm(mは2以上の整数)画素離れた画素の信号とを用いて高域信号を抽出し、注目画素の信号と、注目画素からn(nは1以上でmより小さい整数)画素離れた画素の信号とを用いて、これらの差分などから振幅制限信号(Si)を発生することとしても良い。
【0061】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0062】
請求項1〜4によれば、水平方向又は垂直方向のオーバシュートを抑制乃至除去した、輪郭補正された映像信号を得ることができる。また、オーバーシュート成分と輪郭の傾きを改善する成分を独立に調整することができ、最適な輪郭補正が可能である。
【0067】
請求項5〜8によれば、水平方向又は垂直方向のオーバシュートを抑制乃至除去した、輪郭補正された映像信号を得ることができる。また、オーバーシュート成分と輪郭の傾きを改善する成分を独立に調整することができ、最適な輪郭補正が可能である。
【0068】
請求項9によれば、入力信号の状態により輪郭強調量を調整することができる。
【0069】
請求項10によれば、オーバシュートの混入割合を調整することができ、所望の先鋭度を有する映像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の輪郭補正回路を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1の回路の各部に現れる信号を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態1の回路の各部に現れる信号を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1で用いられる高域信号抽出回路を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態1で用いられる振幅制限信号発生回路を示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態1で用いられる振幅制限回路を示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態2の輪郭補正回路を示すブロック図である。
【図8】 実施の形態2の回路の各部に現れる信号を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態3の輪郭補正回路を示すブロック図である。
【図10】 この発明の実施の形態3の回路の各部に現れる信号を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態3で用いられる振幅制限信号発生回路を示すブロック図である。
【図12】 この発明の実施の形態3の輪郭補正回路を示すブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態4で用いられる振幅制限信号発生回路を示すブロック図である。
【図14】 この発明の実施の形態5の回路の各部に現れる信号を示す図である
【図15】 この発明の実施の形態6の輪郭補正回路を示すブロック図である。
【図16】 従来の輪郭補正回路を示すブロック図である。
【図17】 従来の輪郭補正回路の各部に現れる信号を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 1画素遅延器、 5 高域信号抽出回路、 6 振幅制限信号発生回路、 7 振幅制限回路、 8 加算回路、 9 減算回路、 10 振幅制御回路 11 振幅調整回路、 12 加算回路、 13 振幅制限信号発生回路。

Claims (10)

  1. ディジタル化された映像信号により表わされる画像の輪郭補正回路であって、
    補正対象画素(以下、注目画素と言う)から右方向にm(mは2以上の整数)画素離れた画素の信号と、上記注目画素から左方向にm画素離れた画素の信号と、上記注目画素の信号とからディジタルフィルタにより画像の高域信号を抽出する高域信号抽出手段と
    上記注目画素から右方向にn(nは1以上でmより小さい整数)画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分の絶対値と、上記注目画素から左方向にn画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分の絶対値との最小値若しくは最大値又は上記最小値若しくは最大値振幅を調整した信号を振幅制限信号とする振幅制限信号発生手段と
    上記高域信号抽出手段の出力の絶対値が上記振幅制限信号発生手段の出力以下になるように、上記高域信号抽出手段の出力を制限する振幅制限手段と
    上記高域信号抽出手段の出力から上記振幅制限手段の出力を減算する減算手段と、
    上記減算手段の出力の振幅を制御することにより得られる信号と、上記振幅制限回路の出力又はその振幅を調整することにより得られる信号とを、上記注目画素の信号に加算することにより輪郭補正された映像信号を出力する手段と
    を備えた輪郭補正回路。
  2. ディジタル化された映像信号により表わされる画像の輪郭補正回路であって、
    補正対象画素(以下、注目画素と言う)から右方向にm(mは2以上の整数)画素離れた画素の信号と、上記注目画素から左方向にm画素離れた画素の信号と、上記注目画素の信号とからディジタルフィルタにより画像の高域信号を抽出する高域信号抽出手段と、
    上記注目画素から右方向にn(nは1以上でmより小さい整数)画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分の絶対値と、上記注目画素から左方向にn画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分の絶対値との最小値若しくは最大値又は上記最小値若しくは最大値振幅を調整した信号を振幅制限信号とする振幅制限信号発生手段と、
    上記高域信号抽出手段の出力の絶対値が上記振幅制限信号発生手段の出力以下になるように、上記高域信号抽出手段の出力を制限する振幅制限手段と、
    上記高域信号抽出手段の出力から上記振幅制限手段の出力を減算する減算手段と、
    上記減算手段の出力又はその振幅を制御することにより得られる信号と、上記振幅制限回路の出力の振幅を調整することにより得られる信号とを、上記注目画素の信号に加算することにより輪郭補正された映像信号を出力する手段と
    を備えた輪郭補正回路。
  3. ディジタル化された映像信号により表わされる画像の輪郭補正回路であって、
    補正対象画素(以下、注目画素と言う)から下方向にm(mは2以上の整数)画素離れた画素の信号と、上記注目画素から上方向にm画素離れた画素の信号と、上記注目画素の信号とからディジタルフィルタにより画像の高域信号を抽出する高域信号抽出手段と、
    上記注目画素から下方向にn(nは1以上でmより小さい整数)画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分の絶対値と、上記注目画素から上方向にn画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分の絶対値との最小値若しくは最大値又は上記最小値若しくは最大値振幅を調整した信号を振幅制限信号とする振幅制限信号発生手段と、
    上記高域信号抽出手段の出力の絶対値が上記振幅制限信号発生手段の出力以下になるように、上記高域信号抽出手段の出力を制限する振幅制限手段と、
    上記高域信号抽出手段の出力から上記振幅制限手段の出力を減算する減算手段と、
    上記減算手段の出力の振幅を制御することにより得られる信号と、上記振幅制限回路の出力又はその振幅を調整することにより得られる信号とを、上記注目画素の信号に加算することにより輪郭補正された映像信号を出力する手段と
    を備えた輪郭補正回路。
  4. ディジタル化された映像信号により表わされる画像の輪郭補正回路であっ て、
    補正対象画素(以下、注目画素と言う)から下方向にm(mは2以上の整数)画素離れた画素の信号と、上記注目画素から上方向にm画素離れた画素の信号と、上記注目画素の信号とからディジタルフィルタにより画像の高域信号を抽出する高域信号抽出手段と、
    上記注目画素から下方向にn(nは1以上でmより小さい整数)画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分の絶対値と、上記注目画素から上方向にn画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分の絶対値との最小値若しくは最大値又は上記最小値若しくは最大値振幅を調整した信号を振幅制限信号とする振幅制限信号発生手段と、
    上記高域信号抽出手段の出力の絶対値が上記振幅制限信号発生手段の出力以下になるように、上記高域信号抽出手段の出力を制限する振幅制限手段と、
    上記高域信号抽出手段の出力から上記振幅制限手段の出力を減算する減算手段と、
    上記減算手段の出力又はその振幅を制御することにより得られる信号と、上記振幅制限回路の出力の振幅を調整することにより得られる信号とを、上記注目画素の信号に加算することにより輪郭補正された映像信号を出力する手段と
    を備えた輪郭補正回路。
  5. ディジタル化された映像信号で表わされる画像の輪郭補正回路であって、
    補正対象画素(以下、注目画素と言う)から右方向にm(mは2以上の整数)画素離れた画素の信号と、上記注目画素から左方向にm画素離れた画素の信号と、上記注目画素の信号とからディジタルフィルタにより画像の高域信号を抽出する高域信号抽出手段と
    上記注目画素から右方向にn(nは1以上でmよりも小さい整数)画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分と、上記注目画素から左方向にn画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分とに基づいて振幅制限信号を求める振幅制限信号発生手段と
    上記高域信号抽出手段の出力の絶対値が上記振幅制限信号発生手段の出力以下になるように、上記高域信号抽出手段の出力を制限する振幅制限手段と
    上記高域信号抽出手段の出力から上記振幅制限手段の出力を減算する減算手段と、
    上記減算手段の出力の振幅を制御することにより得られる信号と、上記振幅制限回路の出力又はその振幅を調整することにより得られる信号とを、上記注目画素の信号に加算することにより輪郭補正された映像信号を出力する手段とを備え、
    上記振幅制限信号発生手段が、上記注目画素から右方向にn画素離れた画素の信号から上記注目画素の信号を減算して得られる第1の減算値と、上記注目画素から左方向にn画素離れた画素の信号から上記注目画素の信号を減算して得られる第2の減算値とが同一の符号のとき(又は少なくとも一方がゼロのとき)には、0を選択して出力し、
    上記第1の減算値と上記第2の減算値との双方がゼロでなく、かつ符号が異なるときには、上記第1の減算値と上記第2の減算値のうち、上記高域信号抽出手段の出力と同一の符号である方を選択して上記振幅制限信号として出力する
    ことを特徴とする輪郭補正回路。
  6. ディジタル化された映像信号で表わされる画像の輪郭補正回路であって、
    補正対象画素(以下、注目画素と言う)から右方向にm(mは2以上の整数)画素離れた画素の信号と、上記注目画素から左方向にm画素離れた画素の信号と、上記注目画素の信号とからディジタルフィルタにより画像の高域信号を抽出する高域信号抽出手段と、
    上記注目画素から右方向にn(nは1以上でmよりも小さい整数)画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分と、上記注目画素から左方向にn画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分とに基づいて振幅制限信号を求める振幅制限信号発生手段と、
    上記高域信号抽出手段の出力の絶対値が上記振幅制限信号発生手段の出力以下になるように、上記高域信号抽出手段の出力を制限する振幅制限手段と、
    上記高域信号抽出手段の出力から上記振幅制限手段の出力を減算する減算手段と、
    上記減算手段の出力又はその振幅を制御することにより得られる信号と、上記振幅制限回路の出力の振幅を調整することにより得られる信号とを、上記注目画素の信号に加算す ることにより輪郭補正された映像信号を出力する手段とを備え、
    上記振幅制限信号発生手段が、上記注目画素から右方向にn画素離れた画素の信号から上記注目画素の信号を減算して得られる第1の減算値と、上記注目画素から左方向にn画素離れた画素の信号から上記注目画素の信号を減算して得られる第2の減算値とが同一の符号のとき(又は少なくとも一方がゼロのとき)には、0を選択して出力し、
    上記第1の減算値と上記第2の減算値との双方がゼロでなく、かつ符号が異なるときには、上記第1の減算値と上記第2の減算値のうち、上記高域信号抽出手段の出力と同一の符号である方を選択して上記振幅制限信号として出力する
    ことを特徴とする輪郭補正回路。
  7. ディジタル化された映像信号で表わされる画像の輪郭補正回路であって、
    補正対象画素(以下、注目画素と言う)から下方向にm(mは2以上の整数)画素離れた画素の信号と、上記注目画素から上方向にm画素離れた画素の信号と、上記注目画素の信号とからディジタルフィルタにより画像の高域信号を抽出する高域信号抽出手段と、
    上記注目画素から下方向にn(nは1以上でmよりも小さい整数)画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分と、上記注目画素から上方向にn画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分とに基づいて振幅制限信号を求める振幅制限信号発生手段と、
    上記高域信号抽出手段の出力の絶対値が上記振幅制限信号発生手段の出力以下になるように、上記高域信号抽出手段の出力を制限する振幅制限手段と、
    上記高域信号抽出手段の出力から上記振幅制限手段の出力を減算する減算手段と、
    上記減算手段の出力の振幅を制御することにより得られる信号と、上記振幅制限回路の出力又はその振幅を調整することにより得られる信号とを、上記注目画素の信号に加算することにより輪郭補正された映像信号を出力する手段とを備え、
    上記振幅制限信号発生手段が、上記注目画素から下方向にn画素離れた画素の信号から上記注目画素の信号を減算して得られる第1の減算値と、上記注目画素から上方向にn画素離れた画素の信号から上記注目画素の信号を減算して得られる第2の減算値とが同一の符号のとき(又は少なくとも一方がゼロのとき)には、0を選択して出力し、
    上記第1の減算値と上記第2の減算値との双方がゼロでなく、かつ符号が異なるときには、上記第1の減算値と上記第2の減算値のうち、上記高域信号抽出手段の出力と同一の符号である方を選択して上記振幅制限信号として出力する
    ことを特徴とする輪郭補正回路。
  8. ディジタル化された映像信号で表わされる画像の輪郭補正回路であって、
    補正対象画素(以下、注目画素と言う)から下方向にm(mは2以上の整数)画素離れた画素の信号と、上記注目画素から上方向にm画素離れた画素の信号と、上記注目画素の信号とからディジタルフィルタにより画像の高域信号を抽出する高域信号抽出手段と、
    上記注目画素から下方向にn(nは1以上でmよりも小さい整数)画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分と、上記注目画素から上方向にn画素離れた画素の信号と上記注目画素の信号との差分とに基づいて振幅制限信号を求める振幅制限信号発生手段と、
    上記高域信号抽出手段の出力の絶対値が上記振幅制限信号発生手段の出力以下になるように、上記高域信号抽出手段の出力を制限する振幅制限手段と、
    上記高域信号抽出手段の出力から上記振幅制限手段の出力を減算する減算手段と、
    上記減算手段の出力又はその振幅を制御することにより得られる信号と、上記振幅制限回路の出力の振幅を調整することにより得られる信号とを、上記注目画素の信号に加算することにより輪郭補正された映像信号を出力する手段とを備え、
    上記振幅制限信号発生手段が、上記注目画素から下方向にn画素離れた画素の信号から上記注目画素の信号を減算して得られる第1の減算値と、上記注目画素から上方向にn画素離れた画素の信号から上記注目画素の信号を減算して得られる第2の減算値とが同一の符号のとき(又は少なくとも一方がゼロのとき)には、0を選択して出力し、
    上記第1の減算値と上記第2の減算値との双方がゼロでなく、かつ符号が異なるときに は、上記第1の減算値と上記第2の減算値のうち、上記高域信号抽出手段の出力と同一の符号である方を選択して上記振幅制限信号として出力する
    ことを特徴とする輪郭補正回路。
  9. 上記高域信号抽出手段が、出力される高域信号の振幅を変更する機能を有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の輪郭補正回路。
  10. 上記振幅制限信号発生手段が、出力される振幅制限信号の振幅を変更する機能を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の輪郭補正回路。
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