JP3364342B2 - 雑音除去装置 - Google Patents
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Description
音を効果的に除去する雑音除去装置に関するものであ
る。
ームメモリが安価で使えることもあり、映像信号の3次
元処理が盛んに行われるようになってきている。家庭用
VTRやTV受像機に用いられる雑音除去装置に関して
も、フレームメモリを用いたものが数多く提案されてい
る。その中で映像信号と不規則雑音の3次元的な統計的
性質の違いを利用した雑音除去装置として、直交変換の
一方式であるアダマール変換(Hadamard Tr
ansform)を用いたフレーム巡回型の雑音除去装
置が提案されている(テレビジョン学会誌、Vol. 3
7、No. 12、1983、pp56−62)。
時間軸のいずれの方向に関しても相関が大きく、一方不
規則雑音は、水平、垂直、時間軸にいずれの方向に関し
ても相関が小さいという性質がある。アダマール変換を
用いた雑音除去装置は、かような映像信号と不規則雑音
の3次元相関の相違をより有効に用いて雑音を除去しよ
うとする手法である。アダマール変換を用いたフレーム
巡回型の雑音除去装置は、S/N比の改善量が同じとい
う条件下で、アダマール変換を用いない単なるフレーム
巡回型の雑音除去装置よりは、動画部分の画質劣化が少
ないという利点がある。
レーム巡回型の雑音除去装置について図34を参照して
説明する。図34において、1は第一の減算器で、入力
映像信号と入力映像信号から雑音除去した出力信号を1
ないし数フレーム遅延させた信号との減算を行い、フレ
ーム差分信号を得る。2はフレームメモリで、雑音が除
去された出力信号を1ないし数フレーム遅延させる。3
は直列・並列変換器で、時間的に直列なデータ列を、ア
ダマール変換の次数に合うように、時間的に並列なデー
タ列に変換するものである。4はアダマール変換器で、
並列なデータ列に対してアダマール変換を施すものであ
る。5_1〜5_kは非線形処理部で、アダマール変換
器4でアダマール変換されたデータに対して非線形処理
を施して雑音成分を抽出するものである。6はアダマー
ル逆変換器で、非線形処理を施されたデータに対して、
アダマール変換器4での変換操作とは逆の操作、すなわ
ちアダマール逆変換を施すものである。7は並列・直列
変換器で、アダマール逆変換された並列なデータ列を直
列なデータ列に変換するものである。8は第二の減算器
で、入力映像信号から並列・直列変換器7の出力を減算
し、雑音が除去された出力信号を得るものである。
作を以下に説明する。まず第一の減算器1で、フレーム
メモリ2によってN(N=1,2,・・・)フレーム遅
延させた雑音除去された出力信号と入力信号との差分を
とる。不規則雑音および映像信号中の動き成分は、時間
軸方向に相関が小さいので雑音および信号の振幅に応じ
てフレーム差分信号として取り出される。直列・並列変
換器3は、第一の減算器1が出力する時間的に直列なフ
レーム差分データを水平方向mサンプル点、垂直方向n
ライン(m、nは自然数)の時間的に並列なデータに変
換する。直列・並列変換器3は(n−1)個のラインメ
モリと(m−1)×n個のラッチで構成される。今、例
としてm=4サンプル、n=2ラインとして説明する。
直列・並列変換器3で生成される時間的に並列なブロッ
クを行列の形で(数1)に示す。
データについて説明する。x00を基準にすると、x01、
x02、x03は画面上で右へそれぞれ1サンプル、2サン
プル、3サンプル右へ位置するデータであり、x10を基
準にすると、x11、x12、x 13は画面上で右へそれぞれ
1サンプル、2サンプル、3サンプル右へ位置するデー
タである。また、x10〜x13はx00〜x03に対して画面
上で1ライン下へ位置するデータである。
プル点、垂直方向2ラインの時間的に並列なブロックデ
ータに対して(数2)で示されるアダマール変換操作を
行い、4×2=8個の周波数成分に展開する。ただし、
yij(0≦i≦1,0≦j≦3)はアダマール変換後の
データである。
(数2)のyijの各周波数成分に均等に分布している。
非線形処理部5_1〜5_kでは、アダマール変換で各
周波数成分に均等に分布した雑音を抽出する。非線形処
理部5の入出力関係を図35に示す。図35において、
横軸は入力で縦軸は出力である。図34の構成からも分
かるように、絶対値がA以上のyijが入力されると出力
はゼロである。
出された雑音成分を、アダマール逆変換器6において
(数3)で示される演算を行い、データを再び実空間領
域成分に戻す。
x’ijを、並列・直列変換器7で時間的に直列なデータ
に変換した後、第二の減算器8で雑音を含んだ入力信号
から減算することで、従来のアダマール変換を用いた雑
音除去装置は、雑音除去作用を実現している。
来の雑音除去装置では、図34に示す構成から明らかな
ように、Aの値は固定されており、映像信号の動き成分
がA以下の値のときには、非線形処理部5は動き成分を
抽出して入力映像信号に帰還するので、動画部分に残像
や尾引きといった画質劣化を引き起こしてしまういう問
題点があった。また、雑音の振幅が大きい場合には、非
線形処理部の抽出する雑音がもとの雑音に比べて小さく
なり、雑音除去効果が小さくなってしまい、一方、雑音
の振幅が小さい場合には、非線形処理部は信号の動き成
分を抽出し、残像や尾引きといった現象が、雑音が少な
い分余計に目立ってしまうという問題点があった。
ので、映像信号の動き量に応じて適応的に帰還量を調整
することで、動画部分に残像や尾引き等の画質劣化を生
じない雑音除去装置を提供することを目的とする。ま
た、雑音の振幅、または入力信号振幅、または入力信号
レベルに応じて適応的に帰還量を調整することで、効果
的に雑音除去を行う雑音除去装置を提供することを目的
とする。
に、本発明の雑音除去装置は、入力映像信号から雑音除
去した雑音除去信号を遅延させる遅延手段と、前記入力
映像信号から前記遅延手段の出力を減算して差分信号を
出力する第一の減算手段と、前記差分信号を時間的に直
列から並列に変換する直列並列変換手段と、前記直列並
列変換手段の出力に直交変換を施す直交変換手段と、前
記直交変換手段の出力に対して非線形処理を施す非線形
処理手段と、アダマール前記直交変換手段の少なくとも
1つの出力の絶対値のうち最大値を動き量として出力す
る動き量決定手段と、前記差分信号から前記入力映像信
号に含まれる雑音振幅を検出する雑音振幅検出手段と、
前記動き量が小さいまたは前記雑音振幅が大きい場合は
前記非線形処理手段のいき値を高い値に設定し、前記動
き量が大きいまたは前記雑音振幅が小さい場合は前記い
き値を低い値に設定する第一の制御手段と、前記非線形
処理手段の出力に対して、前記直交変換手段における直
交変換に対する逆変換である直交逆変換を施す直交逆変
換手段と、前記直交逆変換手段の出力の同一画素位置の
平均を算出して出力する平均化手段と、前記平均化手段
の出力を減衰させて前記入力映像信号の雑音を抽出する
減衰手段と、前記動き量が小さいまたは前記雑音振幅が
大きい場合は前記減衰手段で用いる帰還係数を大きい値
に設定し、前記動き量が大きいまたは前記雑音振幅が小
さい場合は前記帰還係数を小さい値に設定する第二の制
御手段と、前記入力映像信号から前記雑音を減算して雑
音除去した信号を出力する第二の減算手段と、を備えた
ことを特徴とするものである。
雑音除去装置は、入力映像信号から雑音除去した雑音除
去信号を遅延させる遅延手段と、前記入力映像信号から
前記遅延手段の出力を減算して差分信号を出力する第一
の減算手段と、前記差分信号を時間的に直列から並列に
変換する直列並列変換手段と、前記直列並列変換手段の
出力に直交変換を施す直交変換手段と、前記直交変換手
段の出力に対して非線形処理を施す非線形処理手段と、
前記直交変換手段の出力のうち所定の割合を孤立点除去
した結果の絶対値と残りの孤立点除去しない前記直交変
換手段の出力の絶対値のうち最大値を動き量とする動き
量決定手段と、前記差分信号から前記入力映像信号に含
まれる雑音振幅を検出する雑音振幅検出手段と、前記動
き量が小さいまたは前記雑音振幅が大きい場合は前記非
線形処理手段のいき値を高い値に設定し、前記動き量が
大きいまたは前記雑音振幅が小さい場合は前記いき値を
低い値に設定する第一の制御手段と、前記非線形処理手
段の出力に対して、前記直交変換手段における直交変換
に対する逆変換である直交逆変換を施す直交逆変換手段
と、前記直交逆変換手段の出力の同一画素位置の平均を
算出して出力する平均化手段と、前記平均化手段の出力
を減衰させて前記入力映像信号の雑音を抽出する減衰手
段と、前記動き量が小さいまたは前記雑音振幅が大きい
場合は前記減衰手段で用いる帰還係数を大きい値に設定
し、前記動き量が大きいまたは前記雑音振幅が小さい場
合は前記帰還係数を小さい値に設定する第二の制御手段
と、前記入力映像信号から前記雑音を減算して雑音除去
した信号を出力する第二の減算手段と、を備えたことを
特徴とするものである。
雑音除去装置は、入力映像信号から雑音除去した雑音除
去信号を遅延させる遅延手段と、前記入力映像信号から
前記遅延手段の出力を減算して差分信号を出力する第一
の減算手段と、前記差分信号を時間的に直列から並列に
変換する直列並列変換手段と、前記直列並列変換手段の
出力に直交変換を施す直交変換手段と、前記直交変換手
段の出力に対して非線形処理を施す非線形処理手段と、
前記直交変換手段の少なくとも1つの出力の絶対値のう
ち最大値を動き量として出力する動き量決定手段と、前
記入力映像信号の信号振幅を検出する信号振幅検出手段
と、前記動き量が小さいまたは前記信号振幅が大きい場
合は前記非線形処理手段のいき値を高い値に設定し、前
記動き量が大きいまたは前記信号振幅が小さい場合は前
記いき値を低い値に設定する第一の制御手段と、前記非
線形処理手段の出力に対して、前記直交変換手段におけ
る直交変換に対する逆変換である直交逆変換を施す直交
逆変換手段と、前記直交逆変換手段の出力の同一画素位
置の平均を算出して出力する平均化手段と、前記平均化
手段の出力を減衰させて前記入力映像信号の雑音を抽出
する減衰手段と、前記動き量が小さいまたは前記信号振
幅が大きい場合は前記減衰手段で用いる帰還係数を大き
い値に設定し、前記動き量が大きいまたは前記信号振幅
が小さい場合は前記帰還係数を小さい値に設定する第二
の制御手段と、前記入力映像信号から前記雑音を減算し
て雑音除去した信号を出力する第二の減算手段と、を備
えたことを特徴とするものである。
雑音除去装置は、入力映像信号から雑音除去した雑音除
去信号を遅延させる遅延手段と、前記入力映像信号から
前記遅延手段の出力を減算して差分信号を出力する第一
の減算手段と、前記差分信号を時間的に直列から並列に
変換する直列並列変換手段と、前記直列並列変換手段の
出力に直交変換を施す直交変換手段と、前記直交変換手
段の出力に対して非線形処理を施す非線形処理手段と、
前記直交変換手段の出力のうち所定の割合を孤立点除去
した結果の絶対値と残りの孤立点除去しない前記直交変
換手段の出力の絶対値のうち最大値を動き量とする動き
量決定手段と、前記入力映像信号の信号振幅を検出する
信号振幅検出手段と、前記動き量が小さいまたは前記信
号振幅が大きい場合は前記非線形処理手段のいき値を高
い値に設定し、前記動き量が大きいまたは前記信号振幅
が小さい場合は前記いき値を低い値に設定する第一の制
御手段と、前記非線形処理手段の出力に対して、前記直
交変換手段における直交変換に対する逆変換である直交
逆変換を施す直交逆変換手段と、前記直交逆変換手段の
出力の同一画素位置の平均を算出して出力する平均化手
段と、前記平均化手段の出力を減衰させて前記入力映像
信号の雑音を抽出する減衰手段と、前記動き量が小さい
または前記信号振幅が大きい場合は前記減衰手段で用い
る帰還係数を大きい値に設定し、前記動き量が大きいま
たは前記信号振幅が小さい場合は前記帰還係数を小さい
値に設定する第二の制御手段と、前記入力映像信号から
前記雑音を減算して雑音除去した信号を出力する第二の
減算手段と、を備えたことを特徴とするものである。
雑音除去装置は、入力映像信号から雑音除去した雑音除
去信号を遅延させる遅延手段と、前記入力映像信号から
前記遅延手段の出力を減算して差分信号を出力する第一
の減算手段と、前記差分信号を時間的に直列から並列に
変換する直列並列変換手段と、前記直列並列変換手段の
出力に直交変換を施す直交変換手段と、前記直交変換手
段の出力に対して非線形処理を施す非線形処理手段と、
前記直交変換手段の少なくとも1つの出力の絶対値のう
ち最大値を動き量として出力する動き量決定手段と、前
記入力映像信号の平均信号レベルを検出する信号レベル
検出手段と、前記動き量が小さいまたは前記平均信号レ
ベルが大きい場合は前記非線形処理手段のいき値を高い
値に設定し、前記動き量が大きいまたは前記平均信号レ
ベルが小さい場合は前記いき値を低い値に設定する第一
の制御手段と、前記非線形処理手段の出力に対して、前
記直交変換手段における直交変換に対する逆変換である
直交逆変換を施す直交逆変換手段と、前記直交逆変換手
段の出力の同一画素位置の平均を算出して出力する平均
化手段と、前記平均化手段の出力を減衰させて前記入力
映像信号の雑音を抽出する減衰手段と、前記動き量が小
さいまたは前記平均信号レベルが大きい場合は前記減衰
手段で用いる帰還係数を大きい値に設定し、前記動き量
が大きいまたは前記平均信号レベルが小さい場合は前記
帰還係数を小さい値に設定する第二の制御手段と、前記
入力映像信号から前記雑音を減算して雑音除去した信号
を出力する第二の減算手段と、を備えたことを特徴とす
るものである。
雑音除去装置は、入力映像信号から雑音除去した雑音除
去信号を遅延させる遅延手段と、前記入力映像信号から
前記遅延手段の出力を減算して差分信号を出力する第一
の減算手段と、前記差分信号を時間的に直列から並列に
変換する直列並列変換手段と、前記直列並列変換手段の
出力に直交変換を施す直交変換手段と、前記直交変換手
段の出力に対して非線形処理を施す非線形処理手段と、
前記直交変換手段の出力のうち所定の割合を孤立点除去
した結果の絶対値と残りの孤立点除去しない前記直交変
換手段の出力の絶対値のうち最大値を動き量とする動き
量決定手段と、前記入力映像信号の平均信号レベルを検
出する信号レベル検出手段と、前記動き量が小さいまた
は前記平均信号レベルが大きい場合は前記非線形処理手
段のいき値を高い値に設定し、前記動き量が大きいまた
は前記平均信号レベルが小さい場合は前記いき値を低い
値に設定する第一の制御手段と、前記非線形処理手段の
出力に対して、前記直交変換手段における直交変換に対
する逆変換である直交逆変換を施す直交逆変換手段と、
前記直交逆変換手段の出力の同一画素位置の平均を算出
して出力する平均化手段と、前記平均化手段の出力を減
衰させて前記入力映像信号の雑音を抽出する減衰手段
と、前記動き量が小さいまたは前記平均信号レベルが大
きい場合は前記減衰手段で用いる帰還係数を大きい値に
設定し、前記動き量が大きいまたは前記平均信号レベル
が小さい場合は前記帰還係数を小さい値に設定する第二
の制御手段と、前記入力映像信号から前記雑音を減算し
て雑音除去した信号を出力する第二の減算手段と、を備
えたことを特徴とするものである。
のいき値および減衰手段の減衰量を動き量決定手段から
出力される動き量で制御することにより、動画像の画質
劣化を抑えて、動画像、静止画像の双方における雑音を
効果的に除去することができる。
を詳細に述べる。まず、第1の実施例について述べる。
第1の実施例の構成を図1に示す。図1において、10
は入力端子で、雑音を含んだ映像信号が加えられる。1
1はフレーム遅延器で、後述する第二の減算器19に接
続され、第二の減算器19が出力する、入力映像信号か
ら雑音成分を除いた出力信号をNフレーム(N=1,
2,・・・)遅延させるものである。12は第一の減算
器で、入力端子10とフレーム遅延器11に接続され、
入力映像信号とフレーム遅延器11が出力するNフレー
ム分遅延された信号との差分信号を得るためのものであ
る。13は直列並列変換器で、第一の減算器12に接続
され、時間的に直列なデータ列を、直交変換する前に時
間的に並列なデータ列に変換し、直交変換するための画
素ブロックのデータを生成するものである。ここで、画
素ブロックのサイズを水平方向にmサンプル、垂直方向
にnライン(m、nは自然数)とする。本実施例では例
としてm=4(サンプル)、n=2(ライン)とする。
ここで、図2に直列並列変換器13の構成の一例を示
す。101_1〜101_6は1サンプル遅延器で、1
02は1ライン遅延器である。直列並列変換器13で生
成された画素ブロックを図3に示す。
並列変換器13に接続され、直列並列変換器13で生成
された画素ブロックのデータに対して直交変換を施すも
のである。本実施例では、直交変換器14での直交変換
をアダマール変換とする。アダマール変換は、回路構成
が簡単で、変換、逆変換で回路を共通に用いることがで
きるという特長がある。15_1〜15_kはk個(k
=m×n)の非線形処理部で、直交変換器14に接続さ
れ、直交変換された後のデータに対して非線形処理を施
して雑音成分を抽出するものである。16は直交逆変換
器で、非線形処理部15_1〜15_kに接続され、雑
音成分として抽出されたデータを直交逆変換するもので
ある。
6に接続され、直交逆変換された水平方向にmサンプ
ル、垂直方向にnラインの時間的に並列なデータ(画素
ブロックのデータ)を、異なるブロック間で水平方向、
垂直方向に重なりあうサンプル点同士でその平均値をと
るものである。水平垂直平均部17の構成の一例を図4
に示す。図4において、201_1〜201_6は1サ
ンプル遅延器で、202は1ライン遅延器で、203_
1〜203_7は加算器で、204は加算器203_7
の出力を1/8倍する減衰器である。
平均部17に接続され、水平垂直平均部17の出力の利
得を下げるものである。19は第二の減算器で、入力端
子10、減衰器18およびフレーム遅延器11に接続さ
れ、入力映像信号から減衰器18の出力、すなわち雑音
成分を減算し、入力映像信号から雑音成分を除去するも
のである。
接続され、入力映像信号の動き量を決定する。動き量決
定部20の構成を図5に示す。図5において、301_
1〜301_kは直交変換器14に接続されたk個の絶
対値回路である。
の出力と後述する雑音振幅検出部33の出力に基づいて
非線形処理部のパラメータを制御する。32は第二の制
御部で、動き量決定部20の出力と後述する雑音振幅検
出部33の出力に基づいて減衰器18でのパラメータを
制御する。
2と第一の制御部31と第二の制御部32に接続され
る。雑音振幅検出部33の構成を図6に示す。図6で、
401はハイパスフィルタで第一の減算器12に接続さ
れる。402は絶対値回路でハイパスフィルタ401に
接続される。403は平滑化回路で絶対値回路402と
第一の制御部31と第二の制御部32に接続される。平
滑化回路403は、例えばローパスフィルタである。
続され、雑音除去された映像信号が出力する。
音除去装置について、以下その動作を説明する。入力端
子10から雑音を含んだ映像信号が入力される。第一の
減算器12で、フレーム遅延器11が出力するNフレー
ム(N=1,2,・・・)遅延された信号と入力映像信
号との差分をとり、フレーム差分データを出力する。第
一の減算器12では、フレーム間で相関の小さい不規則
な雑音および映像信号の動き成分が検出される。雑音を
含まない静止領域では、第一の減算器12の出力は0で
ある。
び動き成分の時間的に直列なデータは、直列並列変換器
13で、(n−1)個の1ライン遅延器と(m−1)個
の1サンプル遅延器により、水平方向にmサンプル、垂
直方向にnラインの時間的に並列なデータに変換され
る。今、例としてm=4(サンプル)、n=2(ライ
ン)として説明する。直列並列変換器13で生成される
時間的に並列なブロックを行列の形で(数4)に示す。
x13で構成される画素ブロックについて説明する。図3
は4×2の画素ブロックの構成図であり、x00を基準に
すると、x01、x02、x03は画面上で右へそれぞれ1サ
ンプル、2サンプル、3サンプル右へ位置するデータで
あり、x10を基準にすると、x11、x12、x13は画面上
で右へそれぞれ1サンプル、2サンプル、3サンプル右
へ位置するデータである。また、x10〜x13はx00〜x
03に対して画面上で1ライン下へ位置するようなデータ
である。
のデータxij(0≦i≦1,0≦j≦3)は直交変換器
14でアダマール変換される。アダマール変換後のデー
タをyij(0≦i≦1,0≦j≦3)として、変換式を
(数5)に示す。
を施すことで、水平方向および垂直方向の相関が小さい
不規則な雑音成分は、例えば周波数特性の平坦な白色雑
音である場合、(数5)のy00〜y13のそれぞれにほぼ
同じレベルで均等に分配される。一方、映像信号の動き
成分は、ある特定の周波数特性を持っており、これをア
ダマール変換すると、(数5)のy00〜y13の8成分の
うちのある特定の成分(1成分〜4成分程度)に集中す
る。
線形処理部15_1〜15_kに通し雑音を抽出する。
非線形処理部15_1〜15_kの入出力特性の一例を
図7に示す。図7において、|yij|が2A以上の場合
は、第一の減算器12の出力は動き信号であるとみなし
て何も抽出しない。以降Aの値を非線形処理部のいき値
と呼ぶことにする。
Aは、動き量決定部20の出力の動き量と雑音振幅検出
部33の出力とに基づいて第一の制御部31で決定され
るが、動き量決定部20の動作と雑音振幅検出部33の
動作と第一の制御部31の動作は、説明の便宜上、本実
施例の動作説明の最後の部分で説明する。
出力を、入力yijに対応させてy’ ijとする。直交逆変
換器16では、y’ijに対して(数6)に示す4×2次
のアダマール逆変換を施す。ここでx’ijは、直交逆変
換手段16の出力である。
の有無を除けばアダマール逆変換式はアダマール変換式
と同一である。アダマール逆変換された後の画素ブロッ
クを図8に示す。
クデータは、サンプルタイミングT毎に直交逆変換器1
6から出力されるが、水平方向だけで考えると、ある時
刻t=t0 でのx’00と、t0 より1T前のt=t0 −
Tでのx’01と、t0 より2T前のt=t0 −2Tの
x’02と、t0 より3T前のt=t0 −3Tのx’03と
は、画面上の物理的な画素位置は同一である。この様子
を図9に示す。垂直方向をも考えると、ある時刻t=t
0 でのx’00と、t0 よりも1ライン周期th 前のt=
t0 −th でのx’10と、t0 よりも(th +T)前の
t=t0 −th −Tでのx’11と、t0 よりも(th +
2T)前のt=t0 −th −2Tでのx’ 12と、t0 よ
りも(th +3T)前のt=t0 −th −3Tでのx’
13とは、画面上の物理的な画素位置は同一である。すな
わち、ある画素位置に対して8個の異なる直交逆変換出
力が得られるわけである。水平垂直平均部17では、こ
れら同一の画素位置の8個の直交逆変換出力の平均をと
る。水平垂直平均部17を設けることで、動きの水平成
分および垂直成分のリンギング現象を抑制できるという
効果がある。水平垂直平均部17の構成は先ほど図4 に
示した通りである。
部1 7の出力に対して帰還係数a(0≦a<1)を乗じ
る。帰還係数aは動き量決定部20の動き量と雑音振幅
検出部33の出力に基づいて第二の制御部32で決定さ
れるが、動き量決定部20の動作と第二の制御部32の
動作も便宜上、動作説明の最後の部分で説明する。
おいて雑音として抽出されたデータを入力映像信号から
減算することで、出力端子21に動画部分の画質劣化の
少ない、雑音除去された映像信号を得ることができる。
決定部20と、雑音振幅検出部33と第一の制御部31
と第二の制御部32の動作を説明する。図5に動き量決
定部20の構成を示してある。第1の実施例では直交変
換器14の出力の絶対値を動き量とする。直交変換をア
ダマール変換とすると、(数5)に示すアダマール変換
出力のうち、y00に動き成分、y02およびy03に水平方
向にみたエッジ成分、y10に垂直方向にみたエッジ成
分、y12およびy13に斜めエッジ成分が多く含まれてい
る。4×2次アダマール変換出力8成分のうち、例えば
|y00|、|y02|、|y03|、|y10|、|y12|、
|y13|の6成分を動き量とする。ここでは一例とし
て、第一の制御部31が動き成分|y00|に基づいて非
線形処理部15_1〜15_kのいき値を制御し、第二
の制御部32がエッジ成分|y02|、|y03|、|y10
|、|y12|、|y13|の最大値に基づいて減衰器18
の帰還係数aを制御する場合について述べる。
ば、第二の制御部32は、max(|y02|、|y
03|、|y10|、|y12|、|y13|)が大きければ、
それぞれ入力映像信号に動き信号が含まれていると見な
して、それぞれいき値A、帰還係数aを小さくして帰還
量を減らし、動画部分に画質劣化を起こさないようにす
る。逆に|y00|、max(|y02 |、|y03|、|y
10|、|y12|、|y13|)が小さければ、入力映像信
号に含まれている動き信号が少ないと見なして、いき値
A、帰還係数aを大きくして、帰還量を増やし、動きの
小さい部分あるいは静止画部分の雑音を効果的に除去す
る。第一の制御部31および第二の制御部32の制御特
性の一例は雑音振幅検出部33の動作説明の後に示す。
10を用いて説明する。図10は図6で示される雑音振
幅検出部33の途中波形を示したものである。図6にお
いて、第一の減算器12の出力、すなわちフレーム差分
信号に対してハイパスフィルタ401をかけて、高域成
分の雑音を抽出する。図10(a)に示すように、フレ
ーム差分信号に含まれる動き信号成分Sは、一般的に時
間的に緩慢な変化をし、雑音成分Nは、時間的に急激な
変化をするので、図10(b)のように、ハイパスフィ
ルタにより雑音成分だけを取り出すことが可能である。
絶対値回路402では、ハイパスフィルタ401で抽出
された雑音成分の絶対値をとる(図10(c))。次い
で、絶対値回路402の出力を平滑化回路403に通し
て、図10(d)のような波形を得る。平滑化回路40
3の出力を雑音振幅検出部33の出力とし、その値をh
とする。hが大きければ、第一の制御部21および第二
の制御部22は、それぞれいき値A、帰還係数aを大き
くして振幅の大きい雑音を効果的に除去する。雑音振幅
検出部33の出力hが小さければ、第一の制御部31お
よび第二の制御部32は、それぞれいき値A、帰還係数
aを小さくして動画部分の画質劣化を抑える。
を図11に示し、第二の制御部32の制御特性の一例を
図12に示す。
が入力される入力端子10と、出力映像信号をNフレー
ム(N=1、2、...)遅延させるフレーム遅延器1
1と、入力映像信号とフレーム遅延器11の出力との差
分をとる第一の減算器12と、時間的に直列な第一の減
算器12の出力信号を時間的に並列な信号に変換して直
交変換のブロックを生成する直列並列変換器13と、直
列並列変換器13の出力を直交変換する直交変換器14
と、直交変換器14の出力に対して非線形処理を施して
雑音成分を抽出する非線形処理部と15_1〜15_k
と、非線形処理部15_1〜15_kの出力を直交逆変
換する直交逆変換器16と、直交逆変換器16が出力す
る画素ブロックにおいて異なるブロック間で水平方向、
垂直方向に重なりあうサンプル点同士でその平均をとる
垂直水平平均部17と、水平垂直平均部17の出力を減
衰させる減衰器18と、入力映像信号から減衰器18の
出力を減算する第二の減算器19と、第二の減算器19
の出力を雑音除去された映像信号として出力する出力端
子21と、直交変換器14の出力に基づいて動き量を決
定する動き量決定部20と、第一の減算器12の出力か
ら雑音振幅を検出する雑音振幅検出部33と、雑音振幅
検出部33の出力と動き量決定部20の出力に基づいて
非線形処理部15_1〜15_kのいき値を制御する第
一の制御部31と、雑音振幅検出部33の出力と動き量
決定部20の出力に基づいて減衰器18での減衰量を制
御する第二の制御部32とで構成することにより、入力
映像信号の雑音振幅に応じて、動画部分に画質劣化の少
ない状態で、静止画部分、動画部分の雑音を効果的に除
去することができる。
ついて述べる。第2の実施例の構成を図13に示す。図
13において、第1の実施例と構成および動作が同一の
ものには図1と同一符号を付し、その説明は省略する。
び第二の制御部32は、動き量決定部20の出力の他に
雑音振幅検出部33の出力に基づいて、それぞれ非線形
処理部15_1〜15_kおよび減衰器18を制御して
いたが、本実施例では第一の制御部41および第二の制
御部42は、動き量決定部20の出力と信号振幅検出部
43の出力に基づいて、それぞれ非線形処理部15_1
〜15_kおよび減衰器18を制御することが特徴であ
る。
で、入力端子10と第一の制御部41と第二の制御部4
2に接続される。信号振幅検出部43の構成を図14に
示す。図14において、501は直列並列変換器で、入
力端子10に接続される。直列並列変換器501の構成
は、図2に示した直列並列変換器13の構成と同一であ
る。502は最大値検出器で、直列並列変換器501に
接続される。503は最小値検出器で、直列並列変換器
501に接続される。504は減算器で、最大値検出器
502と最小値検出器503と第一の制御部41と第二
の制御部42に接続される。
して、以下にその動作を述べる。図13において、信号
振幅検出部43、第一の制御部41、第二の制御部42
以外の動作は、図1の第1の実施例の説明で述べたもの
と同一である。まず、信号振幅検出部43の動作を図1
4を用いて述べる。直列並列変換器501で入力映像信
号を時間的に並列な画素ブロックのデータに変換し、最
大値検出器502で画素ブロック内のデータの最大値を
検出し、最小値検出器503で画素ブロック内のデータ
の最小値を検出する。そして減算器504で、最大値検
出器502の出力から最小値検出器503の出力を減算
し、減算器504の出力を入力映像信号の振幅値とす
る。減算器504の出力は、第一の制御部41と第二の
制御部42に供給される。この振幅値は入力映像信号に
よって表示される絵柄を示しており、例えば入力映像信
号が輝度信号であれば、振幅値が大きいときには、輝度
変化の激しい絵柄が表示されることを示し、逆に振幅値
が小さい場合には輝度変化の小さいなめらかな絵柄が表
示されることを示す。
例を図15に示し、第二の制御部42の制御特性の一例
を図16に示す。第一の制御部41および第二の制御部
42は、信号振幅検出部43の出力値が大きければ、変
化の大きい絵柄(細かい絵柄)が表示されているとみな
して、それぞれいき値A、帰還係数aを小さくして帰還
量を減らし、変化の大い絵柄の画質劣化を抑える。逆
に、信号振幅検出部43の出力が小さければ、なめらか
な絵柄が表示されているとみなして、いき値A、帰還係
数aを大きくして帰還量を増やし、雑音除去効果を大き
くする。
施例の構成において雑音振幅検出部33の代わりに、入
力映像信号の信号振幅を検出する信号振幅検出部43を
設け、信号振幅検出部43の出力と動き量決定部20の
出力に基づいて非線形処理部15_1〜15_kのいき
値を制御する第一の制御部41と、信号振幅検出部43
の出力と動き量決定部20の出力に基づいて減衰器18
での減衰量を制御する第二の制御部42とで構成するこ
とにより、入力映像信号の信号振幅に応じて、動画部
分、特に変化の大きい細かい絵柄に画質劣化の少ない状
態で、静止画部分、動画部分の雑音を効果的に除去する
ことができる。
ついて述べる。第3の実施例の構成を図17に示す。図
17において、第1の実施例と構成および動作が同一の
ものには図1と同一符号を付し、その説明は省略する。
び第二の制御部32は、動き量決定部20の出力の他に
雑音振幅検出部33出力に基づいて、それぞれ非線形処
理部15_1〜15_kおよび減衰器18を制御してい
たが、本実施例では、第一の制御部51および第二の制
御部52は、動き量決定部20の出力と信号レベル検出
部53の出力に基づいて、それぞれ非線形処理部15_
1〜15_kおよび減衰器18を制御することが特徴で
ある。
で、入力端子10と第一の制御部51と第二の制御部5
2に接続される。信号レベル検出部53の構成を図18
に示す。図18において、601は直列並列変換器で、
入力端子10に接続される。直列並列変換器601の構
成は、図2に示した直列並列変換器13の構成と同一で
ある。602は平均値算出器で、直列並列変換器601
と第一の制御部51と第二の制御部52に接続される。
して、以下にその動作を述べる。図17において、信号
レベル検出部53、第一の制御部51、第二の制御部5
2以外の動作は、第1の実施例の説明に述たものと同一
である。まず、信号レベル検出部53の動作を図17を
用いて述べる。直列並列変換器601で入力映像信号を
時間的に並列な画素ブロックのデータに変換し、平均値
算出器602で画素ブロック内のデータの平均値を算出
する。この平均値算出器602の出力は、第一の制御部
51と第二の制御部52に供給される。平均値602の
出力は、入力映像信号の画素ブロック内のデータの平均
信号レベルを表しており、例えば入力映像信号が輝度信
号であれば、この平均値が大きいときには輝度が高いこ
とを示し、逆に平均値が小さいときには輝度が低いこと
を示す。
例を図19に示し、第二の制御部52の制御特性の一例
を図20に示す。第一の制御部51および第二の制御部
52は、信号レベル検出部53の出力値が大きければ、
高輝度の映像信号が入力されているとみなして、それぞ
れいき値A、帰還係数aを小さくして帰還量を減らし、
高輝度映像の雑音除去効果を抑える。逆に、信号レベル
検出部53の出力が小さければ、低輝度の映像信号が入
力されているとみなして、いき値A、帰還係数aを大き
くして帰還量を増やし、低輝度映像の雑音除去効果を大
きくする。
施例の構成において雑音振幅検出部33の代わりに、入
力映像信号の信号レベルを検出する信号レベル検出部5
3を設け、信号レベル検出部53の出力と動き量決定部
20の出力に基づいて非線形処理部のいき値を制御する
第一の制御部51と、信号レベル検出部53の出力と動
き量決定部20の出力に基づいて減衰器18での減衰量
を制御する第二の制御部52とで構成することにより、
入力映像信号の輝度の応じて、動画部分に画質劣化の少
ない状態で、静止画部分、動画部分の雑音を効果的に除
去することができる。
ついて述べる。第4の実施例の構成を図21に示す。図
21において、第1の実施例と構成および動作が同一の
ものには図1と同一符号を付し、その説明は省略する。
第4の実施例は、図1の第1の実施例の構成において、
動き量決定部20の構成を代えたものである。第4の実
施例における動き量決定部60の構成を図22に示す。
図22において、701_1〜701_i(iはk未満
の自然数)は直交変換器14に接続されたk個の孤立点
除去部である。702_1〜702_(k−i)は、直
交変換器14に接続された(k−i)個の遅延器であ
る。これらの遅延器の遅延量は、孤立点除去部701_
1〜701_iの遅延量と同じである。703_1〜7
03_kは、孤立点除去部701_1〜701_iおよ
び遅延器702_1〜702_(k−i)に接続された
k個の絶対値回路である。
01_1〜701_iの異なる構成例を示す。図23に
おいて、1001_1は直交変換器14に接続された1
サンプル遅延器、1001_2は1サンプル遅延器10
01_1に接続された1サンプル遅延器、1002は直
交変換器14と1サンプル遅延器1001_1、100
1_2に接続された制御信号PQによって3入力より1
入力を選択出力するセレクタ、1003_1は1サンプ
ル遅延器1001_1、1001_2に接続された比較
器で、1003_2は直交変換器14と1サンプル遅延
器1001_2に接続された比較器で、1003_3は
直交変換器14と1サンプル遅延器1001_1に接続
された比較器である。1004_1は比較器1003_
1、1003_2とセレクタ1002に接続されたイク
スクルーシブオアゲート(EXORゲートと呼ぶ)で、
1004_2は比較器1003_2、1003_3とセ
レクタ1002に接続されたEXORゲートである。
器1001_1、1001_2を1ライン遅延器101
1_1、1011_2で置き換えたものである。
器1001_1、1001_2を1フレーム遅延器10
21_1、1021_2で置き換えたものである。
してその動作を説明する。第4の実施例では、直交変換
器14の出力のk個の成分のうち、孤立点除去されたi
個の成分の絶対値と孤立点除去されない(k−i)個の
成分の絶対値を動き量とする。ここでは、k=4×2=
8である。
て説明する。孤立点除去は、隣接した3サンプル点から
その中間値を選択することである。孤立点除去により、
突発的な値を持ったサンプル点を除去することができ
る。エッジ信号も含めた動き信号の場合、サンプル点毎
に突発的な値をもつことは少ないので、動き信号に対し
て孤立点除去を施しても動き信号は保存される。一方、
雑音の場合サンプル点によって突発的な値をもつことが
多いので、雑音に対して孤立点除去を施すと突発的な値
のものは除去される。従って孤立点除去を行うと、突発
的な値を持つ雑音と突発的な値を持たない動き信号との
識別能力は、孤立点除去を行わない場合(実施例1で説
明)に比べて高くなる。
方を図23では画面水平方向、図24では画面垂直方
向、図25では画面時間軸方向としている。
除去部の構成を図23として動作の説明を行う。直交変
換器14からのアダマール変換出力y00〜y13のうち、
y00が孤立点除去部701_1で孤立点除去される。孤
立点除去部701_1の動作を図23を用いて説明す
る。現在のy00の値をα、1サンプル前のy00をβ、2
サンプル前のy00をγとする。比較器1003_1、1
003_2、1003_3は2個の入力の減算結果が正
または0ならばフラグ1になり、2個の入力の減算結果
が負ならばフラグが0になるものである。比較器100
3_1、1003_2、1003_3の出力フラグをそ
れぞれFL1、FL2、FL3とし、EXORゲート1
004_1、1004_2でそれぞれFL1とFL2、
FL2とFL3の排他的論理和をとる。そして、EXO
Rゲート1005_1、1005_2のそれぞれの出力
P、Qをセレクタ1002に対する制御信号とする。表
1にα、β、γの大小の順序を6通り考えた場合のフラ
グFL1、FL2、FL3とセレクタ制御信号P、Qの
値と、セレクタ制御信号に対応して、セレクタ1002
からα、β、γのいずれを出力するかを示す。
場合にはセレクタ1002出力をβとし、(P,Q)=
(0,1)の場合にはセレクタ1002出力をαとし、
(P,Q)=(1,0)の場合にはセレクタ1002出
力をγとする。従って、セレクタ1002は制御信号P
Qによって中間値すなわち孤立点除去された値を出力す
る。
立点除去されたy00(以降y00medと呼ぶ)に対し
て、絶対値回路703_1で絶対値をとる。アダマール
変換出力のうち、孤立点除去されないy00以外の7成分
に対しては、絶対値回路703_2〜703_8で絶対
値をとる。
×2次アダマール変換出力8成分のうち、例えば|y00
|、|y02|、|y03|、|y10|、|y12|、|y13
|の6成分を動き量とし、一例として、第一の制御部3
1が|y00med|で非線形処理部15_1〜15_k
のいき値Aを制御し、第二の制御部32が|y02|、|
y03|、|y10|、|y12|、|y13|の最大値で減衰
器18の帰還係数aを制御する場合を述べる。
例を図26に示し、第二の制御部32の制御特性の一例
を図27に示す。第一の制御部31は、|y00med|
が大きければ、第二の制御部32は、max(|y
02|、|y03|、|y10|、|y 12|、|y13|)が大
きければ、それぞれ入力映像信号を動き信号とみなし
て、それぞれいき値A、帰還係数aを小さくして帰還量
を減らし、動画部分に画質劣化を起こさないようにす
る。逆に|y00med|、max(|y02|、|y
03|、|y10|、|y12|、|y13|)が小さければ、
入力映像信号に含まれる動き信号が多いとみなして、い
き値A、帰還係数aを大きくして、帰還量を増やし、動
きの小さい部分あるいは静止画部分の雑音を効果的に除
去する。雑音振幅検出部33の動作は第1の実施例と同
一である。
1の実施例の構成において、動き量決定部を、直交変換
器14の出力の孤立点を除去する孤立点除去部701_
1〜701_iと遅延器702_1〜702_(k−
i)、絶対値回路703_1〜703_kで構成するこ
とで、サンプル点毎に突発的な値を持つ雑音を動き信号
として誤検出することなく、雑音の振幅に応じて、動画
部分に画質劣化の少ない状態で、静止画部分、動画部分
の雑音を効果的に除去することができる。
5_kのいき値を制御するのに|y 00med|のみを用
いた例を示したが、y00以外のアダマール変換出力を孤
立点除去したもの用いてもよいし、アダマール変換出力
8成分のうちのn成分(nは8以下の自然数)の孤立点
除去したもの絶対値最大値などを用いてもよい。また、
減衰器18での帰還係数を制御するのに、上記したアダ
マール変換出力の6成分の絶対値の最大値以外にもアダ
マール変換出力n成分(nは8以下の自然数)の孤立点
除去したものの絶対値最大値などを用いてもよい。
て、水平方向に孤立点除去を行う図23で示されるもの
を用いて説明したが、図24、図25で示されるものを
孤立点除去部として用いてもよい。
ついて述べる。第5の実施例の構成を図28に示す。第
5の実施例は、図13の第2の実施例における動き量決
定部20(図5に構成を示す)を第4の実施例の説明で
述べた動き量決定部60(図21に構成を示す)に代え
たものである。図28において、第2の実施例と構成お
よび動作が同一のものには図13と同一符号を付し、そ
の説明は省略する。
施例と異なる点のみを述べる。第5の実施例では、動き
量決定部60の動作が、第2の実施例と異なる。第5の
実施例では、図13の第2の実施例における動き量決定
部20を、第4の実施例の説明で述べた動き量決定部6
0に置き換えたものであるので、動き量決定部60がサ
ンプル点毎に突発的な値をもつ雑音を動き信号と誤検出
することが、第2の実施例よりも少なくなり、動き量決
定部の動き信号と雑音の識別能力が高くなる。
例を図29に示し、第二の制御部42の制御特性の一例
を図30に示す。信号振幅検出部43の動作は第2に実
施例と同一である。
第2の実施例の構成において、動き量決定部20を第4
の実施例の動き量決定部60に置き換えることで、第2
の実施例の効果に加えて、サンプル点毎に突発的な値を
持つ雑音を動き信号として誤検出することなく、動画部
分に画質劣化の少ない状態で、静止画部分、動画部分の
雑音を効果的に除去することができる。
ついて述べる。第6の実施例の構成を図31に示す。第
6の実施例は、図17の第3の実施例における動き量決
定部20(図5に構成を示す)を第4の実施例の説明で
述べた動き量決定部60(図21に構成を示す)に代え
たものである。図31において、第3の実施例と構成お
よび動作が同一のものには図17と同一符号を付し、そ
の説明は省略する。
施例と異なる点のみを述べる。第6の実施例では、動き
量決定部60の動作が第3の実施例と異なる。第6の実
施例では、図17の第3の実施例における動き量決定部
20を、第4の実施例の説明で述べた動き量決定部60
に置き換えたものであるので、動き量決定部60がサン
プル点毎に突発的な値をもつ雑音を動き信号と誤検出す
ることが、第2の実施例よりも少なくなり、動き量決定
部の動き信号と雑音の識別能力が高くなる。
例を図32に示し、第二の制御部52の制御特性の一例
を図33に示す。信号レベル検出部53の動作は第3の
実施例と同一である。
第3の実施例の構成において、動き量決定部20を第4
の実施例の動き量決定部60に置き換えることで、第3
の実施例の効果に加えて、サンプル点毎に突発的な値を
持つ雑音を動き信号として誤検出することなく、動画部
分に画質劣化の少ない状態で、静止画部分、動画部分の
雑音を効果的に除去することができる。
て、画素ブロックの採り方は、水平m=4サンプル、垂
直n=2ラインであったが、m、nはこれら以外の値で
もよい。また画素ブロックのサンプル間隔は、r画素お
き、ライン間隔はs画素おき(r,sは自然数)でもよ
い。また、非線形処理部の入出力特性は、図7に示した
ものに限らず、例えば、入力が一定の値以上の場合一定
値を出力するようなリミタ特性であったり、特性曲線の
形状が図7のような三角形ではなく、台形であったり、
曲線であったりしてもよい。さらに、第一の制御部の制
御特性および第二の制御部の制御特性は、折れ線特性で
あったが、曲線特性であっても構わず、実施例に示した
ものには限らない。
装置によれば、非線形処理のいき値、帰還係数といった
雑音成分抽出のためのパラメータを、映像信号の動き量
と、雑音振幅または入力信号振幅または入力信号レベル
との組み合わせに応じて制御するので、動画像の劣化の
ない状態で、動画像、静止画像の双方における雑音を効
果的に除去できる。
構成を示すブロック図
示すブロック図
のデータの概念を示す模式図
示すブロック図
部の構成を示すブロック図
示すブロック図
性図
後の画素ブロックを示す模式図
す模式図
を説明するための信号波形図
性を示す特性図
性を示す特性図
の構成を示すブロック図
を示すブロック図
性を示す特性図
性を示す特性図
の構成を示すブロック図
成を示すブロック図
性を示す特性図
性を示す特性図
の構成を示すブロック図
定部の構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
構成を示すブロック図
性を示す特性図
性を示す特性図
の構成を示すブロック図
性を示す特性図
性を示す特性図
の構成を示すブロック図
性を示す特性図
性を示す特性図
ロック図
ート 1011_1、1011_2 1ライン遅延器 1021_1、1021_2 1フレーム遅延器
Claims (9)
- 【請求項1】 入力映像信号から雑音除去した雑音除去
信号を遅延させる遅延手段と、 前記入力映像信号から前記遅延手段の出力を減算して差
分信号を出力する第一の減算手段と、前記差分信号を時間的に直列から並列に変換する直列並
列変換手段と、 前記直列並列変換手段の出力 に直交変換を施す直交変換
手段と、前記直交変換手段の出力に対して非線形処理を施す非線
形処理手段と、 アダマール前記直交変換手段の少なくとも1つの出力の
絶対値のうち最大値を動き量として出力する動き量決定
手段と、 前記差分信号から前記入力映像信号に含まれる雑音振幅
を検出する雑音振幅検出手段と、 前記動き量が小さいまたは前記雑音振幅が大きい場合は
前記非線形処理手段のいき値を高い値に設定し、前記動
き量が大きいまたは前記雑音振幅が小さい場合は前記い
き値を低い値に設定する第一の制御手段と、 前記非線形処理手段の出力に対して、前記直交変換手段
における直交変換に対する逆変換である直交逆変換を施
す直交逆変換手段と、前記直交逆変換手段の出力の同一画素位置の平均を算出
して出力する平均化手段と、 前記平均化手段の出力を減衰させて前記入力映像信号の
雑音を抽出する減衰手段と、 前記動き量が小さいまたは前記雑音振幅が大きい場合は
前記減衰手段で用いる帰還係数を大きい値に設定し、前
記動き量が大きいまたは前記雑音振幅が小さい場合は前
記帰還係数を小さい値に設定する第二の制御手段と、 前記入力映像信号から前記雑音を減算して雑音除去した
信号を出力する第二の減算手段と、 を備えたことを特徴とする 雑音除去装置。 - 【請求項2】 入力映像信号から雑音除去した雑音除去
信号を遅延させる遅延手段と、 前記入力映像信号から前記遅延手段の出力を減算して差
分信号を出力する第一の減算手段と、前記差分信号を時間的に直列から並列に変換する直列並
列変換手段と、 前記直列並列変換手段の出力 に直交変換を施す直交変換
手段と、前記直交変換手段の出力に対して非線形処理を施す非線
形処理手段と、 前記直交変換手段の出力のうち所定の割合を孤立点除去
した結果の絶対値と残りの孤立点除去しない前記直交変
換手段の出力の絶対値のうち最大値を動き量とする動き
量決定手段と、 前記差分信号から前記入力映像信号に含まれる雑音振幅
を検出する雑音振幅検出手段と、 前記動き量が小さいまたは前記雑音振幅が大きい場合は
前記非線形処理手段のいき値を高い値に設定し、前記動
き量が大きいまたは前記雑音振幅が小さい場合は前記い
き値を低い値に設定する第一の制御手段と、 前記非線形処理手段の出力に対して、前記直交変換手段
における直交変換に対する逆変換である直交逆変換を施
す直交逆変換手段と、前記直交逆変換手段の出力の同一画素位置の平均を算出
して出力する平均化手段と、 前記平均化手段の出力を減衰させて前記入力映像信号の
雑音を抽出する減衰手段と、 前記動き量が小さいまたは前記雑音振幅が大きい場合は
前記減衰手段で用いる帰還係数を大きい値に設定し、前
記動き量が大きいまたは前記雑音振幅が小さい場合は前
記帰還係数を小さい値に設定する第二の制御手段と、 前記入力映像信号から前記雑音を減算して雑音除去した
信号を出力する第二の減算手段と、 を備えたことを特徴とする 雑音除去装置。 - 【請求項3】 孤立点除去手段が、前記直交変換手段の
出力に対して水平方向、あるいは垂直方向、あるいは時
間軸方向の前記直交変換出力に対して孤立していると認
識された場合に補正値を算出するように動作するフィル
タで構成された請求項2記載の雑音除去装置。 - 【請求項4】 入力映像信号から雑音除去した雑音除去
信号を遅延させる遅延手段と、 前記入力映像信号から前記遅延手段の出力を減算して差
分信号を出力する第一の減算手段と、前記差分信号を時間的に直列から並列に変換する直列並
列変換手段と、 前記直列並列変換手段の出力 に直交変換を施す直交変換
手段と、前記直交変換手段の出力に対して非線形処理を施す非線
形処理手段と、 前記直交変換手段の少なくとも1つの出力の絶対値のう
ち最大値を動き量として出力する動き量決定手段と、 前記入力映像信号の信号振幅を検出する信号振幅検出手
段と、前記動き量が小さいまたは前記信号振幅が大きい場合は
前記非線形処理手段のいき値を高い値に設定し、前記動
き量が大きいまたは前記信号振幅が小さい場合は前記い
き値を低い値に設定する第一の制御手段と、 前記非線形処理手段の出力に対して、前記直交変換手段
における直交変換に対する逆変換である直交逆変換を施
す直交逆変換手段と、前記直交逆変換手段の出力の同一画素位置の平均を算出
して出力する平均化手段と、 前記平均化手段の出力を減衰させて前記入力映像信号の
雑音を抽出する減衰手段と、 前記動き量が小さいまたは前記信号振幅が大きい場合は
前記減衰手段で用いる帰還係数を大きい値に設定し、前
記動き量が大きいまたは前記信号振幅が小さい場合は前
記帰還係数を小さい値に設定する第二の制御手段と、 前記入力映像信号から前記雑音を減算して雑音除去した
信号を出力する第二の減算手段と、 を備えたことを特徴とする 雑音除去装置。 - 【請求項5】 入力映像信号から雑音除去した雑音除去
信号を遅延させる遅延手段と、 前記入力映像信号から前記遅延手段の出力を減算して差
分信号を出力する第一の減算手段と、前記差分信号を時間的に直列から並列に変換する直列並
列変換手段と、 前記直列並列変換手段の出力 に直交変換を施す直交変換
手段と、前記直交変換手段の出力に対して非線形処理を施す非線
形処理手段と、 前記直交変換手段の出力のうち所定の割合を孤立点除去
した結果の絶対値と残りの孤立点除去しない前記直交変
換手段の出力の絶対値のうち最大値を動き量とする動き
量決定手段と、 前記入力映像信号の信号振幅を検出する信号振幅検出手
段と、前記動き量が小さいまたは前記信号振幅が大きい場合は
前記非線形処理手段のいき値を高い値に設定し、前記動
き量が大きいまたは前記信号振幅が小さい場合は前記い
き値を低い値に設定する第一の制御手段と、 前記非線形処理手段の出力に対して、前記直交変換手段
における直交変換に対する逆変換である直交逆変換を施
す直交逆変換手段と、前記直交逆変換手段の出力の同一画素位置の平均を算出
して出力する平均化手段と、 前記平均化手段の出力を減衰させて前記入力映像信号の
雑音を抽出する減衰手段と、 前記動き量が小さいまたは前記信号振幅が大きい場合は
前記減衰手段で用いる帰還係数を大きい値に設定し、前
記動き量が大きいまたは前記信号振幅が小さい場合は前
記帰還係数を小さい値に設定する第二の制御手段と、 前記入力映像信号から前記雑音を減算して雑音除去した
信号を出力する第二の減算手段と、 を備えたことを特徴とする 雑音除去装置。 - 【請求項6】 孤立点除去手段が、直交変換手段の出力
に対して水平方向、あるいは垂直方向、あるいは時間軸
方向の前記直交変換出力に対して孤立していると認識さ
れた場合に補正値を算出するように動作するフィルタで
構成された請求項5記載の雑音除去装置。 - 【請求項7】 入力映像信号から雑音除去した雑音除去
信号を遅延させる遅延手段と、 前記入力映像信号から前記遅延手段の出力を減算して差
分信号を出力する第一の減算手段と、前記差分信号を時間的に直列から並列に変換する直列並
列変換手段と、 前記直列並列変換手段の出力 に直交変換を施す直交変換
手段と、前記直交変換手段の出力に対して非線形処理を施す非線
形処理手段と、 前記直交変換手段の少なくとも1つの出力の絶対値のう
ち最大値を動き量として出力する動き量決定手段と、 前記入力映像信号の平均信号レベルを検出する信号レベ
ル検出手段と、 前記動き量が小さいまたは前記平均信号レベルが大きい
場合は前記非線形処理手段のいき値を高い値に設定し、
前記動き量が大きいまたは前記平均信号レベルが小さい
場合は前記いき値を低い値に設定する第一の制御手段
と、 前記非線形処理手段の出力に対して、前記直交変換手段
における直交変換に対する逆変換である直交逆変換を施
す直交逆変換手段と、前記直交逆変換手段の出力の同一画素位置の平均を算出
して出力する平均化手段と、 前記平均化手段の出力を減衰させて前記入力映像信号の
雑音を抽出する減衰手段と、 前記動き量が小さいまたは前記平均信号レベルが大きい
場合は前記減衰手段で用いる帰還係数を大きい値に設定
し、前記動き量が大きいまたは前記平均信号レベルが小
さい場合は前記帰還係数を小さい値に設定する第二の制
御手段と、 前記入力映像信号から前記雑音を減算して雑音除去した
信号を出力する第二の減算手段と、 を備えたことを特徴とする 雑音除去装置。 - 【請求項8】 入力映像信号から雑音除去した雑音除去
信号を遅延させる遅延手段と、 前記入力映像信号から前記遅延手段の出力を減算して差
分信号を出力する第一の減算手段と、前記差分信号を時間的に直列から並列に変換する直列並
列変換手段と、 前記直列並列変換手段の出力 に直交変換を施す直交変換
手段と、前記直交変換手段の出力に対して非線形処理を施す非線
形処理手段と、 前記直交変換手段の出力のうち所定の割合を孤立点除去
した結果の絶対値と残りの孤立点除去しない前記直交変
換手段の出力の絶対値のうち最大値を動き量とする動き
量決定手段と、 前記入力映像信号の平均信号レベルを検出する信号レベ
ル検出手段と、 前記動き量が小さいまたは前記平均信号レベルが大きい
場合は前記非線形処理手段のいき値を高い値に設定し、
前記動き量が大きいまたは前記平均信号レベルが小さい
場合は前記いき値を低い値に設定する第一の制御手段
と、 前記非線形処理手段の出力に対して、前記直交変換手段
における直交変換に対する逆変換である直交逆変換を施
す直交逆変換手段と、前記直交逆変換手段の出力の同一画素位置の平均を算出
して出力する平均化手段と、 前記平均化手段の出力を減衰させて前記入力映像信号の
雑音を抽出する減衰手段と、 前記動き量が小さいまたは前記平均信号レベルが大きい
場合は前記減衰手段で用いる帰還係数を大きい値に設定
し、前記動き量が大きいまたは前記平均信号レベルが小
さい場合は前記帰還係数を小さい値に設定する第二の制
御手段と、 前記入力映像信号から前記雑音を減算して雑音除去した
信号を出力する第二の減算手段と、 を備えたことを特徴とする 雑音除去装置。 - 【請求項9】 孤立点除去手段が、前記直交変換手段の
出力に対して水平方向、あるいは垂直方向、あるいは時
間軸方向の前記直交変換出力に対して孤立していると認
識された場合に補正値を算出するように動作するフィル
タで構成された請求項8記載の雑音除去装置。
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