JP3266416B2 - 動き補償フレーム間符号化復号装置 - Google Patents

動き補償フレーム間符号化復号装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は動き補償フレーム間符号
化復号装置に関し、特に、動画像に重畳している雑音を
取り除き、高画質化を達成するための動き補償フレーム
間符号化復号装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、動画像から雑音を除去する方式
(以下、第1方式と呼ぶ)として、画像信号はフレーム
間相関が高く、一方該画像信号に重畳した雑音はフレー
ム相関が低いことを利用して、フレーム間低域通過フィ
ルタにより雑音だけを効率よく除去するようにするもの
がある。この方式によれば、画像の静止部分あるいはゆ
っくりした動き部分において、雑音を信号部分から効率
よく弁別し、該雑音を除去することができる。
【0003】また、圧縮を前提とした動き補償フレーム
間符号化において、符号化雑音を除去することを目的と
して、雑音除去フィルタを導入する場合、一度再生画像
を作ったあとで、再びフレーム間閉ループを構成し、フ
ィルタをかける方式(以下、第2方式と呼ぶ)すなわち
ポスト処理方式が実施されていた。
【0004】例えば、図8に示すように、動き補償フレ
ーム間符号化部にて、入力信号xiを符号化して量子化
雑音ni が重畳された予測誤差信号(εi +ni )を
得、これを一度予測信号yi2に再生した後、雑音除去フ
イルタ部で雑音を除去し、最終出力信号yi3を得るよう
にしていた。ここに、Z-1はフレーム遅延を表す遅延因
子である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記第
1の方式は、動き補正は全く行わないか、たとえ行った
としても画面単位などの単純なものであった。この結
果、動き補正が不完全なため、動画像にボケが生じるこ
ととなり、雑音除去が不完全となっていた。また、原信
号がフレーム間で大きく変化している所、すなわち激し
い動きをしている所へ前記フレーム間低域通過フィルタ
をかけると原信号が大きく損なわれ、2線ボケなどの歪
を生じることとなる。例えば、人が静止しながら手だけ
を上下に勢い良く振る映像があったような場合、これに
前記フレーム間の低域通過フィルタを適用すると、静止
している人の映像部分は雑音を効率良く除去できるが、
振られている手の映像部分は2線ボケなどの歪を生じる
こととなった。
【0006】また、前記第2の方式は、ハードウェアの
増大をまねき、また伝送すべき情報量、すなわち予測誤
差信号εi の情報量の削減になんら寄与するものでもな
かった。
【0007】
【0008】本発明の目的は、ハードウェア増加につな
がらず、かつ伝送すべき情報量の削減に寄与する動き適
応型雑音除去フィルタを用いた動き補償フレーム間符号
化装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は符号化側の動き補償フレーム間D
PCMループと、復号化側のフレーム間DPCMループ
とを備えた動き補償フレーム間符号化復号装置におい
て、前記符号化側の動き補償フレーム間のDPCMルー
プ内で決定されたフィルタ計数kと 前記符号化側の動
き補償フレーム間DPCMループ内の逆量子化部の出力
に前記フィルタ係数kを乗じる掛算器と、前記復号化側
のフレーム間DPCMループの前段に設けられた逆量子
化部の出力に、前記フィルタ係数kを乗じる掛算器とを
具備した点に特徴がある。
【0010】
【0011】
【作用】請求項1の発明によれば、局所的に、正確な動
きベクトルを検出し、得られた動きベクトルに基づいて
動き補正を行った上で、フレーム間の低域通過フィルタ
をかける。この時、画素単位にフィルタ係数を制御する
ことにより、動きのある画像においてもボケを最小限に
とどめながら、雑音を大幅に低減し、高画質化が可能と
なる。また、画像圧縮のために動き補償フレーム間符号
化を行う場合、エンコーダ側とデコーダ側において、予
測誤差の量子化再生値に各々フィルタ係数を乗じること
により、ハードウェアの増加をほとんどなくして前述の
動き適応雑音除去フィルタと等価な処理が実現でき、し
かも発生情報量の削減にもつながり、コンパクトなハー
ドウェアで高圧縮ながら高画質化が実現可能となる。
【0012】
【0013】
【実施例】以下に、本発明を、図面を参照して、詳細に
説明する。図1は、本発明の動き適応型雑音除去フィル
タの一例の構成を示すブロック図である。
【0014】図において、1は動き検出部であり、たと
えば8画素×8ラインサイズのブロック単位に動き検出
を行う。2は動き検出を行うために、前フレームを蓄積
しておくためのフレームメモリである。3はブロック単
位で動きの補正を行う動き補正部であり、4はフレーム
間フィルタの係数を制御するためのフィルタ係数制御部
である。5は雑音除去された出力画像を蓄積しておくた
めのフレームメモリである。またSi(x,y)はフレームi
(現フレーム)内の位置(x,y)の入力画像における
画素である。また、6、7は掛算器、8は加算器であ
り、これらにより雑音除去フィルタが形成されている。
【0015】前記フィルタ係数制御部4は、画素メモリ
11、減算器12、13、および該減算器12、13の
出力であるフレーム内画素間差分値、フレーム間差分値
をフィルタ計数kに変換するROM14から構成されて
いる。該ROM14中に格納されている変換テーブルの
一例を、図2に示す。図は、横軸にフレーム間差分値、
縦軸にフレーム内画素間差分値を示し、それぞれは8ビ
ット表現による数値を示している。大体の傾向として
は、フレーム間差分およびフレーム内画素間差分の値が
小さい程、すなわち相関が強い程、フィルタ係数kは小
さくなり、逆にこれらが大きくなると、すなわち相関が
弱くなると、フィルタ係数kは大きくなる。 前記動き
検出部1は、雑音が重畳した入力画像画面を複数個の小
ブロックに分割し、フレームメモリ2に格納されている
1フレーム遅延した前フレームと、現フレームの間で、
ブロック単位の動き検出を行い、各ブロックにおける動
きベクトル(MVx ,MVy )を求める。これと同時
に、掛算器6は、入力画像の雑音を除去すべき画素Si
(x,y)の画素値にフィルタ係数1−kを乗じる。
【0016】一方、すでにフィルタをかけられた前フレ
ーム(i−1)はフレームメモリ5に蓄えられており、
動きベクトル(MVx ,MVy )により動き補正が行わ
れた画素に掛算器(ROM)7によりフィルタ係数kを
乗じ、この両者を加算器8により加え合わせ、出力画像
S´i(x,y)を得る。また、この時、前記フィルタ係数制
御部4内の減算器13によりフレーム間差分値(Si −
S´i-1 )を得、また、画素メモリ11および減算器1
2によりフレーム内の近傍画素との画素間差分値を得、
これらの差分値によりROM14において、フィルタ係
数kを制御する。以上のように、このフィルタによれ
ば、動き補正部3にて、画像を、ブロック単位で動き補
正すると共に、フィルタ係数制御部4にて、フレーム間
差分値およびフレーム内画素間差分値をもとに、画素毎
にフィルタ係数kを求め、掛算器6、7および加算器1
1によりフィルタ処理するようにしているので、入力画
像の静止部分あるいはゆっくりとした動き部分の雑音除
去だけでなく、早く動く画像部分の雑音をも、有効に除
去できるという効果がある。
【0017】次に、本発明の一実施例を、図3を参照し
て説明する。この実施例は、前記第1実施例の動き適応
型雑音除去フィルタを、動き補償フレーム間符号化方式
に適用した、雑音除去フィルタ内蔵動き補償フレーム間
符号化方式の原理ブロック図である。
【0018】図において、20は入力画像の画素ui
(x,y) と予測値ui-1(x−MVx ,y−MVy )との差
をとり予測誤差εi(x,y)を出力する減算器、21はDC
Tやアダマール変換などの直交変換部であり、より高い
圧縮を行うときに用いられる。22は量子化部、23は
逆量子化部である。24はフィルタ係数制御部4からの
フィルタ計数kと、前記予測誤差εi(x,y)に量子化操作
により雑音が重畳された予測誤差再生値とを掛算し、該
雑音を除去する掛算器、25は逆直交変換部、26は加
算器である。また、27は局部復号画像を蓄積しておく
ためのフレームメモリ、28は動きベクトル(MVx ,
MVy )を検出するための動き検出部、29は動き補正
部である。なお、4は図1の同符号のものと同一または
同等の構成を有するフィルタ係数制御部である。
【0019】以上の構成により、雑音除去フィルタ内蔵
動き補償フレーム間符号化方式の送信側、すなわちエン
コーダ側の動き補償フレーム間DPCMループ(DPC
M:Differeycial Puls Coded Modulation )が構成さ
れている。
【0020】次に、受信側、すなわち、デコーダ側の構
成を説明する。31は送信側から送られてきた量子化さ
れた予測誤差εi(x,y)と雑音ni を逆量子化する逆量子
化部、32は掛算器、33は逆直交変換部、34は加算
器、35はフレームメモリ、36は動き補正部である。
前記加算器34、フレームメモリ35および動き補正部
36は、復号化側のフレーム間DPCMループを構成し
ている。
【0021】この実施例の構成上の特徴は、動き補償フ
レーム間符号化方式の送信側に、フィルタ制御部4と掛
算器24を設け、また受信側にフィルタ制御部4と掛算
器32を設けた点であり、他の構成は従来の公知の構成
である。
【0022】次に、本実施例の動作を説明する。送信(
エンコーダ) 側において、動き検出部28は符号化すべ
き現フレームi上の画素ui (x,y) と、フレームメモリ
27に格納されている前フレーム(i−1)の再生画像
との間で動き検出を行い、動きベクトル(MVx ,MV
y )を求める。動き補正部29は、この動きベクトルを
もとにして、動き補正を行い、予測値ui-1(x−MVx
,y−MVy )を作り出す。
【0023】減算器20は、画素ui (x,y) と予測値u
i-1(x−MVx ,y−MVy )との差分値( 予測誤差)
εi(x,y)を求める。量子化部22は、該εi(x,y)を量子
化した後、動きベクトルと共に受信側へ送る。
【0024】受信側では、予測誤差の再生値ε'i(x,y)
に対して、フィルタ制御部4と掛算器32からなる動き
適応型雑音除去フィルタを適用し、雑音の除去を行う。
次いで、加算器34、フレームメモリ35および動き補
正部36により、予測誤差の再生値ε'i(x,y) を通常の
画像信号に再生し出力する。この再生画像が、u'i(x,
y) である。
【0025】次に、前記図3の実施例の構成を簡単化し
てモデル図で表すと、図4のようになる。ここで、xi
は入力信号、yi1は予測信号、εi は予測誤差信号、n
i は量子化雑音信号であり、yi3は最終的な出力信号で
ある。また、kはフィルタ係数であり、Z-1はフレーム
遅延を表す遅延因子である。
【0026】次に、図8の従来のモデル図と図4のモデ
ル図とを参照することにより、両者の動作が等価である
ことを証明する。
【0027】まず、図8のモデル図において、入力信号
xi からみた伝達関数を求める。予測信号yi1、予測誤
差信号εi に着目すると、それぞれ次の式が成立する。
【0028】 yi1=Z-1(yi1+xi −yi1+ni )=Z-1(xi +ni )…(1) εi =xi −yi =(1−Z-1)xi −Z-1ni …(2) また、yi2、yi3に関して、次の(3) 、(4) 式が成立す
る。 yi2=(εi +ni )/(1−Z-1)…(3) yi3=kZ-1yi3+(1−k)(εi +ni )/(1−Z-1)…(4) ここで、(2) 式を(3) 式に代入すると、yi2=xi +n
i になるから、(4) 式から、最終の出力信号yi3を求め
ると、次のようになる。 yi3=(1−k)/(1−kZ-1)・(xi +ni )…(5) 次に、図4のモデル図において、入力信号xi からyi3
を見た伝達関数を求める。まず、予測信号yi1、予測誤
差信号εi に着目すると、それぞれ次の式(6) 、(8) が
成立する。 yi1=Z-1{yi +(1−k)(xi −yi +ni )…(6) これをyi1で整理すると、次のようになる。 yi1=(1−k)Z-1/(1−kZ-1)・(xi +ni )…(7) εi =xi −yi1 ={(1−Z-1)xi −(1−k)Z-1ni }/(1−kZ-1)…(8) また、最終出力yi3に着目すると、次の式が成立する。 yi3=Z-1yi3+(1−k)(εi +ni ) すなわち、yi3=(1−k)/(1−Z-1)・(εi +ni )…(9) ここで、(8) 式を(9) 式に代入すると、次の式が成立す
る。 yi3=(1−k)/(1−Z-1)・{(1−Z-1)xi −(1−k)Z-1ni }/(1−kZ-1)+ni } =(1−k)/(1−kZ-1)・(xi +ni )…(10) したがって、図8のモデル図における(5) 式と、図4の
モデル図における(10) 式とは一致し、両者は等価であ
ることがわかる。換言すれば、この第2実施例によれ
ば、送信及び受信における符号化処理にフィルタ制御部
4を内蔵させることで、ハードウェアの増加をほとんど
みることなく、動き補償フレーム間符号化方式を実現す
ることができる。
【0029】次に、本実施例の送信側から受信側に出力
される信号、すなわち予測誤差εiは、(8)式で表され
ている。そこで、この予測誤差εi に関して、図8のモ
デル図の(2) 式と、(8)式とを比較する。そうすると、
差分値(1−Z-1)xi と、帰還量子化雑音−Z-1ni
について、下記の関係、H(z) 、kH(z) があることが
わかる。
【0030】差分値(1−Z-1)xi に関しては、(8)
式は(2) 式の、1/(1−kZ-1)倍である。また、帰
還量子化雑音−Z-1ni に関しては、(8)式は(2) 式
の、(1−k)/(1−kZ-1)倍である。すなわち、
下記のように表される。
【0031】H(z) =1/(1−kZ-1) kH(z) =(1−k)/(1−kZ-1) 前記のH(z) 、kH(z) は、高域抑圧型のフィルタを表
している。換言すれば、フレーム間相関が低く、高周波
成分を多く含んでいる動き補償フレーム間差分値および
帰還量子化雑音は、このフィルタにより小さくなり、送
信側から受信側に出力される情報量の圧縮につながるこ
ととなる。
【0032】
【発明の効果】図5に示されているような動き補償離散
コサイン変換フレーム間符号化方式(動き補償DCT)
を用いて、本発明の効果を検証する。図において、41
は動き補償DCTの符号化側、42は動き補償DCTの
復号化側、43は従来技術である単純フレーム間雑音除
去フィルタ部、44は本発明の第1実施例で説明した動
き適応雑音除去フィルタ部である。また、45、46、
47は、それぞれ、従来装置と本発明の装置を適宜実現
するためのスイッチング部である。
【0033】該スイッチング部45、46、47によ
り、Aが選択された場合には、符号化に際して発生する
雑音に対し、雑音除去を行わない場合が実現される。B
が選択された場合には、符号化に際して発生する雑音に
対し、動きを考慮せず単純フレーム間雑音除去フィルタ
を入れる場合、すなわち従来技術が実現される。また、
Cが選択された場合には、符号化に際して発生する雑音
に対し、図1のフィルタを適用する場合が実現される。
さらに、Dが選択された場合には、符号化に際して発生
する雑音に対し、請求項1を適用する場合が実現され
る。
【0034】次に、動き補償DCT符号化における符号
化パラメータ及び用いるテストデータを図6に示す。具
体的なテストデータとしては、「フラワガーデン」、
「モーバイルアンドカレンダ」を用いた。なお、これら
の具体的な画像は、周知ではあるが、例えば、テレビジ
ョン学会誌「画像情報工学と放送技術」、1993年、
NO.9、VOL.47の第1225(71)頁に掲載
されている。
【0035】このような条件のもとで行われた、再生画
像の主観評価結果と発生ビットレートを示したのが、図
7である。図示されている通り、従来方式A、Bにおい
ては、雑音はほとんど除去されない。
【0036】しかしながら、前記雑音除去方式Cによれ
ば、特に目立つエッジ部分の雑音が大きく軽減されてい
ることがわかる。また、請求項1の方式Dを適用するこ
とにより、ほとんどハードウェアの増加なしで、前記雑
音除去方式Cと同じ画質が得られ、また発生情報量の削
減も達成されており、本発明が効果的であることが理解
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のフィルタの構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 フィルタ係数制御部における変換テーブルの
一例を示す図である。
【図3】 本発明の第1実施例の構成を示すブロック図
である。
【図4】 図3の主要部のモデル図である。
【図5】 本発明の効果を検証するために使用した装置
の概略のブロック図である。
【図6】 前記検証に使用したテストデータおよび符号
化パラメータの説明図である。
【図7】 評価比較結果の説明図である。
【図8】 従来の動き補償フレーム間符号化方式に、雑
音除去フィルタを適用した場合のモデル図である。
【符号の説明】
1…動き検出部、2…フレームメモリ、3…動き補正
部、4…フィルタ係数制御部、5…フレームメモリ、
6、7…掛算器、8…加算器、11…画素メモリ、1
2、13…減算器、14…ROM、20…減算器、22
…量子化部、23…逆量子化部、24…掛算器、26…
加算器、27…フレームメモリ、28…動き検出部、2
9…動き補正部、31…逆量子化部、32…掛算器、3
4…加算器、35…フレームメモリ、36…動き補正
部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−121375(JP,A) 特開 昭57−193179(JP,A) 特開 平2−96480(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/14 - 5/217 H04N 7/24 - 7/68

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号化側の動き補償フレーム間DPCM
    ループと、復号化側のフレーム間DPCMループとを備
    えた動き補償フレーム間符号化装置において、前記符号化側の動き補償フレーム間のDPCMループ内
    で決定されたフィルタ係数kと、 前記符号化側の動き補
    償フレーム間DPCMループ内の逆量子化部の出力に
    記フィルタ係数kを乗じる掛算器と、 前記復号化側のフレーム間DPCMループの前段に設け
    られた逆量子化部の出力に、前記フィルタ係数kを乗じ
    る掛算器とを具備したことを特徴とする動き補償フレー
    ム間符号化復号装置。
  2. 【請求項2】 請求項の動き補償フレーム間符号化装
    置において、 前記フィルタ係数kは、前記符号化側の動き補償フレー
    ム間のDPCMループ内で、フレーム内の近傍画素との
    画素間差分の絶対値と、動きフレーム間差分の絶対値と
    に基づいて決定されるようにしたことを特徴とする動き
    補償フレーム間符号化復号装置。
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