JP3810546B2 - 画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法およびその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はテレビ、ビデオカセットレコーダー、ビデオカメラ、ドアホン(door phone)、または監視用カメラなどの画像処理システムで画像信号の改良(enhancement)のためにヒストグラムを用いるコントラスト拡張装置に係り、特にコントラスト拡張装置で画像面をヒストグラム等化するためのヒストグラム等化方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像処理システムでは、画像のコントラストを拡張するために画像の動的範囲(dynamic range)を拡張するヒストグラム等化(higstogram equalization)方法が用いられる。ここで、画像の動的範囲とは、1つの画像面をなす画素値のうち最も明るい画素値と最も暗い画素値との割合をいい、動的範囲が大きくなるほどコントラストは拡張される。
【0003】
従来の代表的なヒストグラム等化方法として、グローバルヒストグラム等化(global histogram equalization )方法がある。例えば、"Fundamental of Digital Image Processing" という題で A. K. Jain 氏により出版された本(Prentice-Hall 出版社、1989年)の第241〜242ページにはその内容が詳しく記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したグローバルヒストグラム等化方法を全画像に適用した場合、発生頻度の高い輝度値を有する画素が位置する領域のコントラストは顕著に拡張される反面、頻度の低い画素の領域では元画面の画像よりそのコントラストが逆に低下する現像が起こる。このため、頻度の低い画素が占めている画像面上の領域が重要な情報を含んでいる部分であれば、情報の致命的な損失をもたらすという問題点があった。すなわち、従来のヒストグラム等化方法により全画像をヒストグラム等化する場合、情報の損失が発生する可能性があった。
【0005】
本発明が果たそうとする第1の技術的課題は、頻度の低い情報の損失を防ぐため、すべての画像面を相互重畳するウィンドウ(window)に分割してヒストグラム等化するヒストグラム等化方法を提供することにある。
本発明が果たそうとする第2の技術的課題は、前記ヒストグラム等化方法で行われる演算の回数を減らすため、前のウィンドウから得たヒストグラムを用いて現在のウィンドウをヒストグラム等化するヒストグラム等化方法を提供することにある。
本発明が果たそうとする第3の技術的課題は、前記第1の技術的課題のヒストグラム等化方法を行うためのヒストグラム等化装置を提供するにある。
本発明が果たそうとする第4の技術的課題は、前記第2の技術的課題のヒストグラム等化方法を行うためのヒストグラム等化装置を提供するにある。
【0006】
【発明を解決するための手段】
前記第1の課題を果たすため、本発明に係る画像処理システムのコントラスト拡張装置でのヒストグラム等化方法は、前記画像面のうちヒストグラム等化する画面の等化画像面のサイズ、前記等化画像面に被せるウィンドウのサイズ、および前記ウィンドウが移動する移動画素の数を決定する(a)段階と、移動、または移動しなかったウィンドウを前記等化画像面上に被せる(b)段階と、前記被せたウィンドウに含まれたすべての画素のヒストグラムを求める(c)段階と、前記ヒストグラムより変換関数を求める(d)段階と、前記すべての画素のうち所定数の画素に対するヒストグラム等化値を前記変換関数を用いて求める(e)段階と、前記ウィンドウが前記等化画像面上に被せる最後のウィンドウなのかを判断する(f)段階と、前記ウィンドウが前記等化画像面上に被せる前記最後のウィンドウでなければ、前記ウィンドウを前記移動画素の数まで移動し、前記(b)段階に戻る(g)段階と、前記ウィンドウが前記等化画像面上に被せる前記最後のウィンドウであれば、前記(e)段階で求めたすべてのヒストグラム等化値を前記等化画像面のヒストグラム等化した値として決定する(h)段階からなる。ここで、前記ウィンドウと前記移動したウィンドウの所定部分は相互重畳し、且つ前記所定数の画素は前記重畳する部分に含まれるのが望ましく、重畳するウィンドウに画像面を分割してヒストグラム等化を行うので、頻度の低い画素のコントラスト損失を防ぐことができる。
【0007】
前記第2の技術的課題を果たすため、本発明に係る画像処理システムのコントラスト拡張装置でのヒストグラム等化方法は、前記画像面のうちヒストグラム等化する画面の等化画像面のサイズ、前記等化画像面に被せるウィンドウのサイズおよび前記ウィンドウが移動する移動画素の数を決定する(a)段階と、移動、または移動しなかったウィンドウを前記等化画像面上に被せる(b)段階と、前記被せたウィンドウが境界ウィンドウかまたは非境界ウィンドウかを判断する(c)段階と、前記被せたウィンドウが前記境界ウィンドウの場合、前記境界ウィンドウに含まれたすべての画素に対するヒストグラムを求める(d)段階と、前記被せたウィンドウが前記非境界ウィンドウの場合、前記非境界ウィンドウが移動前のウィンドウと重畳しない前記非境界ウィンドウの画素に対して第1の仮想ヒストグラムを求め、前記非境界ウィンドウと重畳しない前記前のウィンドウの画素に対して第2の仮想ヒストグラムを求める(e)段階と、前記第1の仮想ヒストグラムを前記前のウィンドウのヒストグラムに加算するとともに、前記第2の仮想ヒストグラムを前記前のウィンドウのヒストグラムから減算して、前記非境界ウィンドウに対するヒストグラムを求める(f)段階と、前記(d)または前記(f)段階で求めた前記ヒストグラムから変換関数を求める(g)段階と、前記変換関数を用いて前記被せたウィンドウに含まれた画素のうち所定数の画素に対するヒストグラム等化値を求める(h)段階と、前記ウィンドウが前記等化画像面上に被せる最後のウィンドウなのかを判断する(i)段階と、前記ウィンドウが前記等化画像面上に被せる前記最後のウィンドウでなければ、前記ウィンドウの次のウィンドウを前記前の画素数まで移動し、前記(b)段階に戻る(j)段階、および前記ウィンドウが前記等化画像面上に被せる前記最後のウィンドウであれば、前記(h)段階で求めたすべての前記ヒストグラム等化値を前記等化画像面のヒストグラム等化した値として決定する(k)段階からなる。ここで、前記ウィンドウと前記移動したウィンドウの所定部分は相互重畳し、且つ前記所定数の画素は前記重畳する部分に含まれるのが望ましく、現在のウィンドウに対するヒストグラムを前のウィンドウに対するヒストグラムを用いて求めるが故に、計算量を低減できる。
【0008】
前記第3の技術的課題を果たすため、本発明に係る画像処理システムのコントラスト拡張装置において、ヒストグラム等化装置は、前記画像データを保存し、第1のアドレス信号に応じてウィンドウに含まれた画素に対する第1の画素データを出力し、第2のアドレス信号に応じて前記画素のうち第1の所定数の画素に対する第2の画素データを出力する画像データ保存手段と、前記第1の画素データを入力してヒストグラムを生成するヒストグラム演算手段と、前記ヒストグラムの頻度を累算し、その累算した値を使って計算した前記第1の画素データに対する等化値のうち前記第1の所定数の等化値を前記第2の画素データに応じてヒストグラム等化値として出力する等化値生成手段と、前記ヒストグラム等化値を保存し、その保存したすべてのヒストグラム等化値を前記画像データのヒストグラム等化した値として出力する等化値保存手段と、前記画像面上に被せた前記ウィンドウの移動画素の数およびサイズに応じて前記第1のアドレス信号を生じ、前記第1の所定数に応じて前記第2のアドレス信号を生じる制御手段とからなる。ここで、重畳するウィンドウに画像面を分割してヒストグラム等化を行うので、頻度の低い画素のコントラスト損失を防ぐことができ、さらにルックアップテーブルでヒストグラム等化値を出力するように制御する画素データを低域通過フィルタリングするので、増幅される熱雑音もしくは量子化雑音をなくすにより、優れた画質を得ることができる。
【0009】
前記第4の技術的課題を果たすため、本発明に係る画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化装置は、前記画像データを保存し、第1のアドレス信号に応じて境界ウィンドウに含まれたすべての画素に対する第1の画素データを出力するか、非境界ウィンドウの前のウィンドウと重畳しない前記非境界ウィンドウに含まれた画素、および前記非境界ウィンドウと重畳しない前記前のウィンドウに含まれた画素に対する第2の画素データを第2のアドレス信号に応じて出力するか、または前記非境界ウィンドウと前記前のウィンドウに重畳する画素の中で第1の所定数の画素に対する第3の画素データを第3のアドレス信号に応じて出力するイメージデータ保存手段と、第1の制御信号に応じて前記第1の画素データからヒストグラムを生成するか、第2の制御信号に応じて前記第2の画素データから生成した仮想ヒストグラムを前記以前ウィンドウのヒストグラムと加算/減算して、その加算/減算した結果を前記ヒストグラムとして出力するヒストグラム演算手段と、前記ヒストグラムの頻度を累算し、その累算した値を使って計算した前記境界ウィンドウまたは前記非境界ウィンドウに含まれたすべての画素の等化値のうち前記第1の所定数の等化値を前記第3の画素データに応じてヒストグラム等化値として出力する等化値生成手段と、前記ヒストグラム等化値を保存し、その保存したすべてのヒストグラム等化値を前記画像データのヒストグラム等化した値として出力する等化値保存手段と、前記画像面上に被せた前記ウィンドウの移動方向、移動画素の数およびサイズに応じて、前記ヒストグラム等化するウィンドウが前記境界ウィンドウの時に前記第1のアドレス信号および前記第1の制御信号を生じ、前記非境界ウィンドウの時に前記第2のアドレス信号および前記第2の制御信号を生じ、前記第1の所定数に応じて前記第3のアドレス信号を生じる制御手段とからなる。ここで、現在のウィンドウに対するヒストグラムを前のウィンドウに対するヒストグラムを用いて求めるので、計算量を低減できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して本発明による画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法およびその装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1を参照すると、本発明によるヒストグラム等化方法の一実施の形態が示されており、以下同図を用いて本発明の実施の形態1を説明する。
【0011】
〔第1の実施の形態〕
図1は本発明に係るヒストグラム等化方法の第1の実施の形態を説明するためのフローチャートである。すなわち、図1には、ヒストグラム等化を行う準備をした上でウィンドウを被せる段階(ステップ10およびステップ12)、ヒストグラムを求める段階(ステップ14およびステップ16)、変換関数を求めて所定数の画素に対する等化値を求める段階(ステップ18〜ステップ24)および最後のウィンドウかにより、ウインドウを移動するか、それともヒストグラム等化値を決定する段階(ステップ26〜ステップ30)からなる。
【0012】
図1において、まず、ヒストグラム等化のための準備をする(ステップ10)。A×B(横画素の数×縦画素の数)のサイズの1つの画像面でヒストグラム等化する画像面を“等化画像面”という。ここで、等化画像面のサイズN×M(横画素の数×縦画素の数)が画像面の全面であるか、それとも1面であるか、すなわち、画像面を全体的にヒストグラム等化するか、それとも局部的に等化するかを決定する。そして、等化画像面に被せるウィンドウのサイズをP×Q(横画素の数×縦画素の数)、例えば11×11〜41×41(横画素の数×縦画素の数)から選択する。このとき、ウィンドウの移動する移動画素の数FをPより小さい値、すなわち、移動する前のウィンドウと移動した後のウィンドウとが重なるように決定する。ステップ10で、等化画像面に被せるウィンドウの数Cが次の式1から得られる。
【0013】
【数1】
【0014】
ここで、式1で用いたDおよびEは等化画像面の列数および行数をそれぞれ示す。
【0015】
ステップ10の後、初めに第1番目のウィンドウを等化画像面に被せる(ステップ12)。ステップ12の後、第1番目のウィンドウに含まれるP×Qの画素データから第1番目のヒストグラムを求める(ステップ14およびステップ16)。画素データは各画素の輝度(または輝度値)情報がK種の異なる値で表わされ、P×Q個の画素データそれぞれの輝度が検出される(ステップ14)。ステップ14の後、K種の相異なる輝度それぞれに対する頻度を計算し、その計算した値を第1番目のヒストグラムとして決定する(ステップ16)。
【0016】
ステップ16の後、第1番目のヒストグラムを用いて第1番目の変換関数を求める(ステップ18)。すなわち、X−Y座標系において、X軸を輝度値、Y軸を累積値とし、K種の輝度情報の頻度をX軸の進行方向に進めながら累積してX−Y座標に示して第1番目の関数を求めた後、第1番目の関数のY軸をK種の相異なる輝度値に均等に分割する。これにより、X軸は輝度値として、またY軸は分割した輝度値として、それぞれ示された第1番目の変換関数が求められる。
【0017】
ステップ18の後、第1番目のウィンドウに含まれた画素のうちT個の画素に対するヒストグラム等化値を変換関数を用いて求める(ステップ20〜24)。ここで、T個の画素は隣接する第2番目のウィンドウと重畳する部分に含まれる画素である。まず、第1番目のウィンドウに含まれたすべての画素それぞれに対する等化値を求める(ステップ20)。すなわち、各画素の画素データを変換関数に代入すれば、K個の相異なる輝度値として示される等化値が得られる。
【0018】
ステップ20の後、第1ウィンドウのすべての画素の等化値のうち、T個の画素それぞれの該当等化値を第1ウィンドウの第1ヒストグラム等化値として求める(ステップ22および24)。すなわち、画像データがMPEGにより圧縮されたデータの場合、K個の画素データを低域通過フィルタリングする(ステップ22)。これは、MPEGにより圧縮および復元されたデータはコントラスト拡張により量子化雑音が増幅されるので、その増幅した量子化雑音を無くすためである。たとえ、画像データがMPEGにより圧縮および復元されたデータでないとしても、画像データを低域通過フィルタリングすることにより熱雑音(THERMAL NOISE)を無くすことができる。ステップ22の後、フィルタリングしたT個の画素データに基づいてステップ20で求めた等化値のうちT個の第1ヒストグラム等化値を求める(ステップ24)。
【0019】
ステップ24の後、等化画像面に被せたウィンドウが最後のウィンドウである第C番目のウィンドウであるかを判断する(ステップ26)。現在の等化画像面に被せたウィンドウは第1番目のウィンドウなので、第1番目のウィンドウをFだけ水平または垂直方向に移動する(ステップ28)。ステップ28の後、第(C−1)番目のウィンドウを移動して第C番目のウィンドウとした時、第2番目のウィンドウを等化画像面に被せる(ステップ12)。通常、画素データの有効な保存および管理のため、ウィンドウは等化画像面上の左側の上から右側の下に向って水平方向に被せていく。
【0020】
ステップ12の後、第1番目のヒストグラムおよび第1番目の変換関数を求めた方法と同じ方法で第2番目のヒストグラム等化値を求める(ステップ14および24)。ステップ24の後、最後のウィンドウが第C番目のウィンドウなのかどうかを判断する(ステップ26)。
【0021】
以上述べたように、上記のステップを繰返して第C番目のヒストグラム等化値を求めたならば、すなわち、等化画像面に被せたウィンドウが第C番目のウィンドウの場合、第1〜第C番目のヒストグラム等化値を等化画像面のヒストグラム等化した値として決定する(ステップ30)。
【0022】
次に、図2を用いて本発明に係る他の実施の形態である第2の実施の形態のヒストグラム等化方法につき説明する。
〔第2の実施の形態〕
図2は、本発明に係る第2の実施の形態のヒストグラム等化方法を説明するためのフローチャートである。第2の実施の形態では、ヒストグラム等化を準備してウィンドウを被せる段階(ステップ40および42)、ウィンドウの種類によってそれぞれ異なるヒストグラムを求める段階(ステップ44〜50)、変換関数を求めて各ウィンドウに対しT個のヒストグラム等化値を求める段階(ステップ52〜58)および最後のウィンドウであるかによってウインドウを移動するか、すべてのヒストグラム等化値を決定する段階(ステップ60〜64)からなる。
【0023】
図2に示したステップ40および42は、図1に示したステップ10および12と同一な過程を経る。
ウィンドウを水平方向の等化画像面に被せるときに等化画像面上の最左側の列に位置する画素を含んだウィンドウを境界ウィンドウとし、それ以外のウィンドウを非境界ウィンドウとする。なお、境界ウィンドウは最左側の列に位置する画素を含んだウィンドウに限定されるものではなく、例えばウィンドウを垂直方向の等化画像面に被せる場合には、等化画像面上の最上側に位置する画素を含んだウィンドウを境界ウィンドウとし、それ以外のウィンドウを非境界ウィンドウとしてもよい。
【0024】
ステップ42の後、現在の等化画像面に被せたウィンドウが境界ウィンドウか、または非境界ウィンドウかを判断する(ステップ44)。もし、現在の等化画像面に被せるウィンドウが境界ウィンドウであれば、境界ウィンドウに含まれたすべての画素に対するヒストグラムをステップ14およびステップ16で行った過程と同一な過程を経て求める(ステップ46)。
【0025】
一方、現在の等化画像面に被せるウィンドウが非境界ウィンドウであれば、次のように非境界ウィンドウのヒストグラムを求める(ステップ48および50)。非境界ウィンドウの移動前のウィンドウを以前のウィンドウとしたとき、非境界ウィンドウの画素のうち以前のウィンドウと重畳しない画素を第1の仮想ヒストグラムとして求め、また以前のウィンドウの画素のうち現在の非境界ウィンドウと重畳しない画素を第2の仮想ヒストグラムとしてそれぞれ求める。すなわち、第(C−1)番目のウィンドウと第C番目のウィンドウとに含まれたすべての画素のうち、重畳しない画素に対するヒストグラムを仮想ヒストグラムとしてそれぞれ求める(ステップ48)。ステップ48の後、第1の仮想ヒストグラムを以前のウィンドウに対するヒストグラムに加算し、第2の仮想ヒストグラムを以前のウィンドウに対するヒストグラムから減算し、その加算および減算したヒストグラムを現在の非境界ウィンドウのヒストグラムとする(ステップ50)。
【0026】
ステップ46または50の後、ステップ18〜30で行われた過程と同一な過程を経て各ウィンドウ別にヒストグラム等化値を求め、その求められたすべてのヒストグラム等化値を等化画像面のヒストグラム等化した値として決定する(ステップ52〜64)。
【0027】
前述したTは、現在被せるウィンドウが境界ウィンドウか非境界ウィンドウかによって相異なる値を有する。すなわち、現在のウィンドウが境界ウィンドウの場合より非境界ウィンドウの場合に、Tの値がさらに小さくなる。
【0028】
図3は、本発明に係る等化画像面のヒストグラム等化方法を説明するための、例示的な等化画像面の一部を示した図である。
本発明への理解を助けるため、ウィンドウのサイズが3×3で、水平方向にウィンドウが移動し、移動画素の数が1つで、輝度値の種類のKを10としたとき、図1および図2でそれぞれ行われるヒストグラム等化過程を以下に説明する。
【0029】
図3に図示のように、等化画像面の1面70は、細い点線で示した第1のウィンドウ72と太い実線で示した第2のウィンドウ74とに分割され、且つ第1のウィンドウ72と第2のウィンドウ74は相互重畳した画素データ6,2,1,9,4および2を有する。ここで、第1,第2のウィンドウ72,74に含まれた各画素データは0ないし9の輝度のうち何れか1つの輝度を有する。
【0030】
図1に図示の方法により、第1および第2のウィンドウの第1および第2のヒストグラムおよび第1および第2の変換関数を求めれば、次の表1の通りである。
【0031】
【表1】
【0032】
一方、図2に示した方法により、第1ウィンドウおよび第2ウィンドウのヒストグラムを求めるためには、まず、図1に図示と同一な方法で境界ウィンドウである第1ウィンドウ72の第1ヒストグラムを表1のように求める。次に、非境界ウィンドウである第2ウィンドウ74に移動したとき、第1ウィンドウ72と重畳しないの画素データ3,7および8の発生回数(前述の第2の仮想ヒストグラム)を求め第1ヒストグラムより減算する。そして、第1ウィンドウ72と重畳しない第2ウィンドウ74の画素データ5,2および7の発生回数(前述の第1の仮想ヒストグラム)を第1のヒストグラムに加算する。このような処理を行うことによって、表1に示した第2ウィンドウの第2ヒストグラムを少量の演算量で求めることができる。
【0033】
図1または図2に図示の方法により第1および第2ヒストグラムを求めた後、これらを以て変換関数を求める。次に、第1ウィンドウ72の真ん中に位置するT=1個の画素データ2に対するヒストグラム等化値を変換関数を以て求め、第2ウィンドウ74の中央に位置する画素データ4に対するヒストグラム等化値を変換関数を以てそれぞれ求める。この際、画素データ3,7,6,8および1に対するヒストグラム等化値は第1ウィンドウ72の変換関数を以て求める。
【0034】
次に、本発明に係るヒストグラム等化装置の構成およびその動作を、第3の実施の形態として添付した図面に基づき説明する。
〔第3の実施の形態〕
図4は、図1に示した本発明に係るヒストグラム等化方法を行う本発明による望ましい一実施の形態のヒストグラム等化装置のブロック図である。すなわち、この実施の形態によるヒストグラム等化装置は、画像データ記憶部80、ヒストグラム演算部82をなす比較器84およびカウンター86、等化値生成部88をなす累算器90と変換関数実行部92とルックアップテーブル(LUT:Look Up Table)94と低域通過フィルター(LPF:Low Pass Filter)96とスイッチ98、等化値記憶部100および制御部102からなる。
【0035】
図4に示した画像データ記憶部80は、A×Bのサイズ、すなわち、A×B個の画素データからなるデジタル画像データ(Y:輝度信号)を入力端子IN1を通じてフレームもしくはフィールド単位で入力して保存し、制御部102から出力する第1アドレス信号AD1に応じてウィンドウに含まれるすべての第1画素データを出力し、第2アドレス信号AD2に応じて画素のうちT個の画素に対する第2画素データを出力する。
【0036】
ヒストグラム演算部82は、画像データ記憶部80から出力される第1画素データの輝度を検出し、K個の相異なる輝度それぞれに対する発生回数を検出した輝度から計算し、その計算された値をヒストグラムとして出力する。そのために、比較器84は、入力した第1画素データを、画素の輝度をそれぞれ示すK個の相異なる比較値と比較し、K個の比較した結果を第1〜Kのカウント制御信号としてカウンター86に出力する。カウンター86は、第1〜Kのカウント制御信号をカウントするK個のカウンターからなり、制御部102から出力される制御信号Cに応じて、最終的にカウントされた値をヒストグラムとして等化値生成部88の累算器90に出力する。この時、制御部102は各ウィンドウのすべての画素データをK個の比較値と比較時に制御信号を発生する。
【0037】
等化値生成部88は、カウンター86から出力されるヒストグラムを累算し、その累算した値を使ってウィンドウに含まれたすべての画素のヒストグラム等化値を計算し、画像データ記憶部80から入力した第2画素データに応じて当該T個のヒストグラム等化値を出力する。そのために、累算器90は、最後にカウントされたカウンター値、すなわち、ヒストグラムを入力して各輝度の頻度を累算する。変換関数実行部92は、累算器90におけるX−Y座標系で累算した値をY軸に、K個の輝度をX軸とする所定関数を求めてから、所定関数のY軸で最大の累算値と最小の累算値との間をK個に分割し変換関数を生成し、生成した変換関数を乗算および割り算動作により行い、その行われた結果を各ウィンドウの画素それぞれに対するヒストグラム等化値として出力する。LUT94は、変換関数実行部92から出力されるヒストグラム等化値をLUT94のアドレスに相当するK個の輝度にLUT94のデータとして保存し、その保存したヒストグラム等化値のうちT個の画素をLUT94のアドレスに相当する第2画素データに応じて等化値記憶部100に出力する。
【0038】
このとき、上記した理由のため、第2画素データは低域通過フィルター96で選択的にフィルタリングされ、そのフィルタリングされた第2画素データはスイッチ98に印加される。スイッチ98は、制御部102から出力されるスイッチング信号に応じて、フィルタリングした第2の画素データまたはフィルタリングしなかった第2の画素データをLUT94に選択的に出力する。制御部102は、入力端子IN1を通じて入力される画像データがMPEGにより圧縮されてから復元されたデータのときには、スイッチ98でフィルタリングした第2の画素データを選択するように制御する。
【0039】
等化値記憶部100は、等化値生成部88から順次にT個ずつ入力されるヒストグラム等化値を保存し、その保存したC×T個のヒストグラム等化値を画像データのヒストグラム等化した値として等化値出力の制御信号に応じて出力端子OUTを通じて出力する。
【0040】
一方、制御部102は、ヒストグラム等化する画像面のサイズ、画像面上に被せるウィンドウの移動方向、すなわち、水平方向かそれとも垂直方向か、ウィンドウが移動する量である移動画素の数およびウィンドウのサイズなどを示す情報を入力端子IN2を通じて入力し、入力した情報に応じて第1アドレス信号を発生する半面、各ウィンドウより抽出するヒストグラム等化値の数Tに応じて第2アドレス信号を生じる。
【0041】
〔第5の実施の形態〕
図5は、図2に示したヒストグラム等化方法を行う本発明による他の実施の形態のヒストグラム等化装置のブロック図である。この実施の形態によるヒストグラム等化装置は、画像データ記憶部120、ヒストグラム演算部122をなす比較器124およびカウンター126、等化値生成部128をなす累算器132と変換関数実行部134とLUT136と低域通過フィルター136およびスイッチ138と、等化値保存部140、および制御部142からなる。
【0042】
図5に図示の画像データ保存部120は、入力端子IN1を通じてA×B個の画素データからなる画像データをフレームもしくはフィールド単位で入力して保存する。画像データ保存部120は、制御部142から生ずる第1アドレス信号AD1に応じて境界ウィンドウに含まれたすべての画素に対する第1の画素データ、例えば、図3に図示の第1のウィンドウ72に含まれた3,6,9,7,2,4,8,1および2を出力する。または、第2のアドレス信号AD2に応じて非境界ウィンドウに含まれた画素のうち以前のウィンドウと重畳しない画素に対する第2の画素データ、例えば、図3に図示の第2のウィンドウ74の5,2および7と、境界ウィンドウに含まれた画素のうち非境界ウィンドウと重畳する画素に対する第3の画素データ、例えば、図3に図示の第1ウィンドウ72の3,7および8を出力する。または、画像データ保存手段120は制御部142から出力される第3のアドレス信号AD3に応じて各ウィンドウに含まれた画素のうちT個の画素に対する第4の画素データをLUT134のアドレスとして出力する。
【0043】
ヒストグラム演算部122は、画像データ保存部120から出力される第1の画素データより第1の制御信号C1に応じてヒストグラムを生成するか、アップおよびダウン制御信号の第2の制御信号C2に応じて第2および第3の画素データから生成した仮想ヒストグラムを前に生成したヒストグラムと加算および減算を行い、その加算および減算した値をヒストグラムとして出力する。そのために、比較器124は、第1画素データまたは第2および第3の画素データを画素の輝度をそれぞれ示すK個の比較値と比較し、K個の比較した結果を出力する。カウンター126はK個の比較した結果を第1の制御信号C1に応じてアップカウントし、第2の制御信号C2に応じて最後にカウントした値、すなわち、前のウィンドウのヒストグラムを初期値としてK個の比較した結果をアップもしくはダウンカウントし、最後のカウント値を制御部142から出力される制御信号C3に応じて、ヒストグラムとして等化値生成部128に出力する。
【0044】
ここで、制御部142はヒストグラム等化する画像面のサイズ、画像面上に被せるウィンドウの移動方向、移動画素の数およびサイズなどを示す情報のそれぞれに応じて、ヒストグラム等化するウィンドウが境界ウィンドウのときに第1アドレス信号を生じ、非境界ウィンドウの時には第2アドレス信号を生じる。さらに、画像データ記憶部120から第1または第2の画素データが出力される際にはアップカウント制御信号を、第3の画素データが出力される際にはダウンカウント制御信号を、第2の制御信号としてそれぞれ出力する。一方、制御部142は、第2および第3の画素データを比較器124で比較した時点で第3の制御信号を生じ、画像データの種類により制御信号C4を生じ、CおよびKに応じて等化値記憶部140の出力を制御する第5の制御信号C5をそれぞれ出力する。
【0045】
なお、図5に示した等化値生成部128および等化値記憶部140は、図4に示した等化値生成部88および等化値記憶部100とそれぞれ同一の動作を行う。
【0046】
【発明の効果】
以上で説明した如く、本発明に係る画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法および装置は、重畳するウィンドウに画像面を分割してヒストグラム等化を行う。これにより、低頻度の画素のコントラスト損失を防止できるとともに、全画像面もしくはその一面に対して選択的にヒストグラム等化を行うので、全体的、または局部的な画質の劣化を改善できる。また、ウィンドウのサイズおよび移動画素の数を自由に調節することにより、ヒストグラム等化の演算時間および画像信号の改良をも自由に調節でき、しかも現在のウィンドウに対するヒストグラムを前のウィンドウに対するヒストグラムを以て求めるので、計算量を減らすことができる。さらに、ルックアップテーブルでヒストグラム等化値が出力されるように制御する画素データを低域通過フィルタリングするので、増幅する熱雑音もしくは量子化雑音を無くし、優れた画質を得られるとともに、ウィンドウのサイズおよび移動画素の数を自由に調節することにより、ヒストグラム等化の演算時間および画像信号の改良程度をも自由に調節できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る望ましい一実施の形態のヒストグラム等化方法を説明するためのフローチャートである。
【図2】本発明に係る他の実施の形態のヒストグラム等化方法を説明するためのフローチャートである。
【図3】例示的な等化画像面の一部を示した図である。
【図4】本発明に係る望ましい一実施の形態のヒストグラム等化装置を説明するためのブロック図である。
【図5】本発明に係る他の実施の形態のヒストグラム等化装置を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
80、120 画像データ記憶部
82、122 ヒストグラム演算部
84、124 比較器
86、126 カウンター
88、128 等化値生成部
90、130 累算器
92、132 変換関数実行部
94、134 ルックアップテーブル
96、136 低域通過フィルター
98、138 スイッチ
100、140 等化値記憶部
102、142 制御部
Claims (27)
- 画像処理システムのコントラスト拡張装置における、画像面をヒストグラム等化するためのヒストグラム等化方法において、
(a)前記画像面のうちヒストグラム等化する画面の等化画像面のサイズ、前記等化画像面に被せるウィンドウのサイズ、および前記ウィンドウが移動する移動画素の数を決定する段階と、
(b)移動、または移動しなかったウィンドウを前記等化画像面上に被せる段階と、
(c)前記被せたウィンドウに含まれたすべての画素のヒストグラムを求める段階と、
(d)前記ヒストグラムより変換関数を求める段階と、
(e)前記すべての画素のうち所定数の画素に対するヒストグラム等化値を前記変換関数を用いて求める段階と、
(f)前記ウィンドウが前記等化画像面上に被せる最後のウィンドウなのかを判断する段階と、
(g)前記ウィンドウが前記等化画像面上に被せる前記最後のウィンドウでなければ、前記ウィンドウを前記移動画素の数だけ移動し、前記(b)段階に戻る段階と、
(h)前記ウィンドウが前記等化画像面上に被せる前記最後のウィンドウであれば、前記(e)段階で求めたすべてのヒストグラム等化値を前記等化画像面のヒストグラム等化した値として決定する段階とを備え、
前記ウィンドウと前記移動したウィンドウの所定の部分は相互重畳し、さらに前記所定数の画素は前記重畳する部分に含まれることを特徴とする画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法。 - 前記(c)段階は、
前記被せたウィンドウに含まれたすべての画素それぞれに対する輝度情報を有する画素データから前記画素の輝度を検出する段階と、
前記すべての画素データから検出した前記輝度それぞれの回数を計算し、その計算した値を前記ヒストグラムとして決定する段階とを備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法。 - 前記等化画像面は、前記画像面の全面であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法。
- 前記等化画像面は、前記画像面の一面であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法。
- 前記ウィンドウは、前記等化画像面上で水平方向に移動することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法。
- 前記ウィンドウは、前記等化画像面上で垂直方向に移動することを特徴とする請求項1に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法。
- 前記(e)段階は、
(e1)前記画素の明るさを表わす相異なる輝度値それぞれの当該等化値を前記変換関数を用いて求める段階と、
(e2)前記変換関数を用いて得た等化値のうち前記ヒストグラム等化値の前記所定数の画素それぞれの該当等化値を前記所定数の画素それぞれの画素データに基づいて求める段階とを備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法。 - 前記(e2)段階は、
前記所定数の画素データを低域通過フィルタリングする段階と、
前記フィルタリングした画素データに基づいて前記等化値のうち前記ヒストグラム等化値を求める段階とを備えることを特徴とする請求項7に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法。 - 画像処理システムのコントラスト拡張装置で、画像面をヒストグラム等化するためのヒストグラム等化方法において、
(a)前記画像面のうちヒストグラム等化する画面の等化画像面のサイズ、前記等化画像面に被せるウィンドウのサイズおよび前記ウィンドウが移動する移動画素の数を決定する段階と、
(b)移動、または移動しなかったウィンドウを前記等化画像面上に被せる段階と、
(c)前記被せたウィンドウが境界ウィンドウかまたは非境界ウィンドウかを判断する段階と、
(d)前記被せたウィンドウが前記境界ウィンドウの場合、前記境界ウィンドウに含まれたすべての画素に対するヒストグラムを求める段階と、
(e)前記被せたウィンドウが前記非境界ウィンドウの場合、この非境界ウィンドウが移動前のウィンドウと重畳しない前記非境界ウィンドウの画素に対して第1の仮想ヒストグラムを求め、前記非境界ウィンドウと重畳しない前記前のウィンドウの画素に対して第2の仮想ヒストグラムを求める段階と、
(f)前記第1の仮想ヒストグラムを前記前のウィンドウのヒストグラムに加算するとともに、前記第2の仮想ヒストグラムを前記前のウィンドウのヒストグラムから減算して、前記非境界ウィンドウのヒストグラムを求める段階と、
(g)前記(d)または前記(f)段階で求めた前記ヒストグラムから変換関数を求める段階と、
(h)前記変換関数を用いて前記被せたウィンドウに含まれた画素のうち所定数の画素に対するヒストグラム等化値を求める段階と、
(i)前記ウィンドウが前記等化画像面上に被せる最後のウィンドウなのかを判断する段階と、
(j)前記ウィンドウが前記等化画像面上に被せる前記最後のウィンドウでなければ、前記ウィンドウの次のウィンドウを前記移動画素の数だけ移動し、前記(b)段階に戻る段階と、
(k)前記ウィンドウが前記等化画像面上に被せる前記最後のウィンドウであれば、前記(h)段階で求めたすべての前記ヒストグラム等化値を前記等化画像面のヒストグラム等化した値として決定する段階とを備え、
前記ウィンドウと前記移動したウィンドウの所定部分は相互重畳し、且つ前記所定数の画素は前記重畳した部分に含まれることを特徴とする画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法。 - 前記等化画像面は、前記画像面の全面であることを特徴とする請求項9に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法。
- 前記等化画像面は、前記画像面の一面であることを特徴とする請求項9に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法。
- 前記ウィンドウは、前記等化画像面上で水平方向に移動することを特徴とする請求項9に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法。
- 前記ウィンドウは、前記等化画像面上で垂直方向に移動することを特徴とする請求項9に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法。
- 前記(h)段階は、
(h1)前記画素の明るさを表わす相異なる輝度値それぞれに対する等化値を前記変換関数を用いて求める段階と、
(h2)前記変換関数を用いて求めた等化値のうち前記ヒストグラム等化値を前記所定数の画素それぞれの画素データに基づいて求める段階とを備えることを特徴とする請求項9乃至13のいずれか一項に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法。 - 前記(h2)段階は、
前記所定数の画素データを低域通過フィルタリングする段階と、
前記フィルタリングした画素データに基づいて前記等化値のうち前記ヒストグラム等化値を求める段階とを備えることを特徴とする請求項14に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化方法。 - 画像処理システムのコントラスト拡張装置で、画像面に対する画像データをヒストグラム等化するためのヒストグラム等化装置において、
前記画像データを保存し、第1のアドレス信号に応じてウィンドウに含まれた画素に対する第1の画素データを出力し、且つ第2のアドレス信号に応じて前記画素のうち第1の所定数の画素に対する第2の画素データを出力する画像データ保存手段と、
前記第1の画素データを入力してヒストグラムを生成するヒストグラム演算手段と、
前記ヒストグラムの頻度を累算し、その累算した値を使って計算した前記第1の画素データに対する等化値のうち、前記第1の所定数の等化値を前記第2の画素データに応じてヒストグラム等化値として出力する等化値生成手段と、
前記ヒストグラム等化値を保存し、その保存したすべてのヒストグラム等化値を前記画像データのヒストグラム等化した値として出力する等化値保存手段と、
前記画像面上に被せたウィンドウのサイズおよび前記ウィンドウが移動する量を示す移動画素の数に応じて前記第1のアドレス信号を生じ、移動前の以前のウィンドウと移動後の現在のウィンドウの重畳部分に相応する前記第1の所定数に応じて前記第2のアドレス信号を生じる制御手段と、を備えることを特徴とする画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化装置。 - 前記ヒストグラム演算手段は、
前記第1の画素データを前記画素の明るさを表わす前記第2の所定数の比較値と比較し、前記第2の所定数の比較した結果を出力する比較手段と、
前記第2の所定数の比較した結果をカウントし、制御信号に応じて前記カウントした値を前記ヒストグラムとして前記等化値生成手段に出力するカウンターとを備え、
前記制御手段は前記すべての第1の画素データを前記比較手段で比較する時に前記制御信号を出力することを特徴とする請求項16に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化装置。 - 前記制御手段は、ヒストグラム等化する前記画像面のサイズに応じて、前記第1のアドレス信号を出力するのを制御することを特徴とする請求項16に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化装置。
- 前記制御手段は、前記ウィンドウの移動方向に応じて前記第1のアドレス信号を出力するのを制御することを特徴とする請求項16に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化装置。
- 前記等化値生成手段は、
前記ヒストグラムを入力して累算する累算手段と、
前記累算手段で累算した値を使って求めた変換関数を乗算および割り算動作により行い、その行われた結果を前記第1の画素データに対する等化値として出力する変換関数の実行手段と、
前記変換関数の実行手段から入力した前記等化値のうち、前記ヒストグラム等化値を前記第2の画素データに応じて前記等化値保存手段に出力するルックアップテーブルとを備えることを特徴とする請求項16,17,18または19に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化装置。 - 前記等化値生成手段は、
前記画像データ保存手段から入力した前記第2の画素データを低域通過フィルタリングして前記ルックアップテーブルに出力する低域通過フィルターを更に備えることを特徴とする請求項20に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化装置。 - 画像処理システムのコントラスト拡張装置で、画像面に対するイメージデータをヒストグラム等化するためのヒストグラム等化装置において、
前記画像データを保存し、第1のアドレス信号に応じて境界ウィンドウに含まれたすべての画素に対する第1の画素データを出力するか、非境界ウィンドウの前のウィンドウと重畳しない前記非境界ウィンドウに含まれた画素、および前記非境界ウィンドウと重畳しない前記前のウィンドウに含まれた画素に対する第2の画素データを第2のアドレス信号に応じて出力するか、または前記非境界ウィンドウと前記前のウィンドウに重畳する画素のうち第1の所定数の画素に対する第3の画素データを第3のアドレス信号に応じて出力する画像データ保存手段と、
第1の制御信号に応じて前記第1の画素データからヒストグラムを生成するか、第2の制御信号に応じて前記第2の画素データから生成した仮想ヒストグラムを前記前のウィンドウのヒストグラムと加算/減算し、その加算/減算した結果を前記ヒストグラムとして出力するヒストグラム演算手段と、
前記ヒストグラムの頻度を累算し、その累算した値を使って計算した前記境界ウィンドウもしくは前記非境界ウィンドウに含まれたすべての画素の等化値のうち前記第1の所定数の等化値を前記第3の画素データに応じてヒストグラム等化値として出力する等化値生成手段と、
前記ヒストグラム等化値を保存し、その保存したすべてのヒストグラム等化値を前記画像データのヒストグラム等化した値として出力する等化値保存手段と、
前記画像面上に被せる前記ウィンドウのサイズ、前記ウィンドウの移動方向および前記ウィンドウが移動する量を示す移動画素の数の入力を受けて、前記ヒストグラム等化するウィンドウが前記境界ウィンドウの時には、前記第1のアドレス信号および前記第1の制御信号を生じ、前記ヒストグラム等化するウィンドウが前記非境界ウィンドウの時には、前記第2のアドレス信号および前記第2の制御信号を生じ、移動前の以前のウィンドウと移動後の現在のウィンドウの重畳部分に相応する前記第1の所定数に応じて前記第3のアドレス信号を生じる制御手段と、を備えることを特徴とする画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化装置。 - 前記ヒストグラム演算手段は、
前記第1または前記第2の画素データを前記画素の明るさをそれぞれ表わす第2の所定数の比較値と比較し、前記第2の所定数の比較した結果を出力する比較手段と、
前記第2の所定数の比較した結果を前記第1の制御信号に応じてアップカウントし、前記第2の制御信号に応じて、前記前のウィンドウのヒストグラムを初期値として前記第2の所定数の比較した結果をアップおよびダウンカウントし、第3の制御信号に応じて、前記カウントした値を前記ヒストグラムとして前記等化値生成手段に出力するカウンターとを備え、
前記制御手段は前記第1の画素データまたは前記第2の画素データのすべてを前記比較手段で比較した際に前記第3の制御信号を出力することを特徴とする請求項22に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化装置。 - 前記制御手段は、前記ウィンドウの移動方向に応じて前記第1のアドレス信号を出力することを特徴とする請求項22に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化装置。
- 前記制御手段は、
前記ヒストグラム等化する前記画像面のサイズに応じて、前記第1および前記第2のアドレス信号と前記第1および前記第2の制御信号とを生じることを特徴とする請求項22に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化装置。 - 前記等化値生成手段は、
前記ヒストグラムを入力して累算する累算手段と、
前記累算手段で累算した値を使って求めた変換関数を乗算および割り算動作により行い、その行われた結果を前記境界ウィンドウもしくは前記非境界ウィンドウに含まれた画素データに対する等化値として出力する変換関数実行手段と、
前記変換関数実行手段から入力した前記等化値のうち、前記ヒストグラム等化値を前記第3の画素データに応じて前記等化値保存手段に出力するルックアップテーブルとを備えることを特徴とする請求項22,23,24または25に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化装置。 - 前記等化値生成手段は、
前記画像データ保存手段から入力した前記第3の画素データを低域通過フィルタリングして前記ルックアップテーブルに出力する低域通過フィルターを更に備えることを特徴とする請求項26に記載の画像処理システムのコントラスト拡張装置におけるヒストグラム等化装置。
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