JP3401894B2 - 映像信号処理装置 - Google Patents
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/64—Circuits for processing colour signals
- H04N9/646—Circuits for processing colour signals for image enhancement, e.g. vertical detail restoration, cross-colour elimination, contour correction, chrominance trapping filters
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N5/00—Details of television systems
- H04N5/14—Picture signal circuitry for video frequency region
- H04N5/21—Circuitry for suppressing or minimising disturbance, e.g. moiré or halo
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Signal Processing (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
- Color Television Systems (AREA)
- Color Television Image Signal Generators (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー画像を扱うビデ
オ、ムービーカメラ、ビデオプリンタ等の映像分野にお
いて、特にNTSC、ビデオ等の色ノイズの低減に関す
るものである。
オ、ムービーカメラ、ビデオプリンタ等の映像分野にお
いて、特にNTSC、ビデオ等の色ノイズの低減に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ハードコピー技術、特にフルカラ
ーのハードコピー技術の発展にともない、昇華型熱転写
方式などの印写技術を用いて高忠実な画像の再現が可能
になってきている。色再現においては、記録材料や画像
処理により銀塩写真と同等の再現能力を備えるに至り、
また解像度の点でも、ハイビジョンなどの高精細な映像
信号を用いることにより銀塩写真に迫りつつある。
ーのハードコピー技術の発展にともない、昇華型熱転写
方式などの印写技術を用いて高忠実な画像の再現が可能
になってきている。色再現においては、記録材料や画像
処理により銀塩写真と同等の再現能力を備えるに至り、
また解像度の点でも、ハイビジョンなどの高精細な映像
信号を用いることにより銀塩写真に迫りつつある。
【0003】ところが、現行方式のテレビ信号を記録す
るビデオプリンタにおいては、NTSC等の映像信号の
帯域制限から解像度が制限されるためプリンタの分解能
に対して十分な解像度を得ることができないのが現状で
あり、特に、色信号(色差信号)においては、水平解像
度が数10本と極めて低解像度であるため、色にじみの
多い画像を記録しているのが現状である。
るビデオプリンタにおいては、NTSC等の映像信号の
帯域制限から解像度が制限されるためプリンタの分解能
に対して十分な解像度を得ることができないのが現状で
あり、特に、色信号(色差信号)においては、水平解像
度が数10本と極めて低解像度であるため、色にじみの
多い画像を記録しているのが現状である。
【0004】色にじみ等の映像ノイズを除去するため、
特開平5−153608号公報に示されているような映
像信号処理方法および装置がある。この方法では、注目
画素と垂直方向に隣接する上下の色データとの相加平均
をとることにより、画像の輝度の劣化をまねくことなく
色データに対し、垂直方向の平滑化フィルタをかけてい
る。さらに、垂直方向の連続した3画素の輝度の相関を
検出することにより、輝度の相関に応じて、垂直方向の
輝度の変化が激しいエッジ部に対しては、色データも変
化の大きい部分であるとみなし、平滑化フィルタの掛け
具合いを軽くし、輝度の変化が少ない場合は平滑化フィ
ルタの掛け具合いを強くしている。前述の相加平均を行
なう演算を注目画素に対し、複数回繰り返すことによ
り、簡単な構成で垂直方向への色データの平滑化を拡張
し、色ノイズ低減のより高い効果を得ることができる。
特開平5−153608号公報に示されているような映
像信号処理方法および装置がある。この方法では、注目
画素と垂直方向に隣接する上下の色データとの相加平均
をとることにより、画像の輝度の劣化をまねくことなく
色データに対し、垂直方向の平滑化フィルタをかけてい
る。さらに、垂直方向の連続した3画素の輝度の相関を
検出することにより、輝度の相関に応じて、垂直方向の
輝度の変化が激しいエッジ部に対しては、色データも変
化の大きい部分であるとみなし、平滑化フィルタの掛け
具合いを軽くし、輝度の変化が少ない場合は平滑化フィ
ルタの掛け具合いを強くしている。前述の相加平均を行
なう演算を注目画素に対し、複数回繰り返すことによ
り、簡単な構成で垂直方向への色データの平滑化を拡張
し、色ノイズ低減のより高い効果を得ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
に示す方法で複数回この色ノイズ除去処理を繰り返す場
合は、特開平5−153608号公報に示されているよ
うに、処理の課程で輝度ラインメモリと2つの色ライン
メモリが必要になり、またアドレスの切換等の処理も必
要であった。また、ラインメモリへの読み書き等に時間
がかかり、高速に画像処理を行う場合に十分な処理回数
を確保することができなかった。
に示す方法で複数回この色ノイズ除去処理を繰り返す場
合は、特開平5−153608号公報に示されているよ
うに、処理の課程で輝度ラインメモリと2つの色ライン
メモリが必要になり、またアドレスの切換等の処理も必
要であった。また、ラインメモリへの読み書き等に時間
がかかり、高速に画像処理を行う場合に十分な処理回数
を確保することができなかった。
【0006】本発明は上記課題に鑑み、1ライン分の輝
度データ及び色データのラインメモリを必要とせず、し
かも高速に複数回の処理を行える映像信号処理装置を提
供するものである。
度データ及び色データのラインメモリを必要とせず、し
かも高速に複数回の処理を行える映像信号処理装置を提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の映像信号処理装置は、輝度データと色データ
とから成る画像の垂直方向の輝度データの相関により、
色データに垂直方向のローパスフィルタをかける装置で
あって、入力輝度データと入力輝度データの上部に隣接
する輝度データとの相関を調べる輝度相関検出手段と、
輝度相関検出手段から出力される輝度相関情報を複数記
憶し、輝度相関情報を基に4通りの色データのローパス
フィルタを制御するためフィルタ制御情報を出力するフ
ィルタ制御手段と、フィルタ制御情報によって、4通り
の色データのローパスフィルタを制御し、3画素分の色
データからローパスのフィルタリングを行って新色デー
タを生成する色データ生成手段を複数有し、複数の色デ
ータ生成手段を逐次的に従属接続する構成をとる。
に本発明の映像信号処理装置は、輝度データと色データ
とから成る画像の垂直方向の輝度データの相関により、
色データに垂直方向のローパスフィルタをかける装置で
あって、入力輝度データと入力輝度データの上部に隣接
する輝度データとの相関を調べる輝度相関検出手段と、
輝度相関検出手段から出力される輝度相関情報を複数記
憶し、輝度相関情報を基に4通りの色データのローパス
フィルタを制御するためフィルタ制御情報を出力するフ
ィルタ制御手段と、フィルタ制御情報によって、4通り
の色データのローパスフィルタを制御し、3画素分の色
データからローパスのフィルタリングを行って新色デー
タを生成する色データ生成手段を複数有し、複数の色デ
ータ生成手段を逐次的に従属接続する構成をとる。
【0008】また、色データ生成手段は、入力される色
データを遅延させる2画素分の遅延手段と、入力される
色データと遅延手段から出力される2画素分の色データ
とから新色データを生成する合成手段とを備え、合成手
段は、3画素の色データの相加平均を演算する第1の演
算手段と、3画素のうちの中心画素の色データと中心画
素の上部に隣接する画素の色データとの相加平均を演算
する第2の演算手段と、中心画素の色データと中心画素
の下部に隣接する画素の色データとの相加平均を演算す
る第3の演算手段と、フィルタ制御情報によって、3画
素全ての輝度データに相関がある場合は第1の演算手段
から出力される第1の色データを選択し、中心画素と中
心画素の上部に隣接する画素の輝度データのみに相関が
ある場合は第2の演算手段から出力される第2の色デー
タを選択し、中心画素と中心画素の下部に隣接する画素
の輝度データのみに相関がある場合は第3の演算手段か
ら出力される第3の色データを選択し、3画素の輝度デ
ータに相関がない場合は中心画素の色データを選択する
色データ選択手段とを備えた構成にしてもよい。
データを遅延させる2画素分の遅延手段と、入力される
色データと遅延手段から出力される2画素分の色データ
とから新色データを生成する合成手段とを備え、合成手
段は、3画素の色データの相加平均を演算する第1の演
算手段と、3画素のうちの中心画素の色データと中心画
素の上部に隣接する画素の色データとの相加平均を演算
する第2の演算手段と、中心画素の色データと中心画素
の下部に隣接する画素の色データとの相加平均を演算す
る第3の演算手段と、フィルタ制御情報によって、3画
素全ての輝度データに相関がある場合は第1の演算手段
から出力される第1の色データを選択し、中心画素と中
心画素の上部に隣接する画素の輝度データのみに相関が
ある場合は第2の演算手段から出力される第2の色デー
タを選択し、中心画素と中心画素の下部に隣接する画素
の輝度データのみに相関がある場合は第3の演算手段か
ら出力される第3の色データを選択し、3画素の輝度デ
ータに相関がない場合は中心画素の色データを選択する
色データ選択手段とを備えた構成にしてもよい。
【0009】また、色データ生成手段は、入力される色
データを遅延させる2画素分の遅延手段と、入力される
色データと遅延手段から出力される2画素分の色データ
とから新色データを生成する合成手段とを備え、合成手
段は、フィルタ制御情報によって、4通りの色データの
ローパスフィルタの係数を切り換えるフィルタ係数切換
手段を有する構成にしてもよい。
データを遅延させる2画素分の遅延手段と、入力される
色データと遅延手段から出力される2画素分の色データ
とから新色データを生成する合成手段とを備え、合成手
段は、フィルタ制御情報によって、4通りの色データの
ローパスフィルタの係数を切り換えるフィルタ係数切換
手段を有する構成にしてもよい。
【0010】また、フィルタ制御手段は、輝度相関検出
手段から出力される輝度相関情報を記憶するために、色
データ生成手段の接続段数分の輝度相関情報を遅延させ
る遅延手段を備えたものでもよい。
手段から出力される輝度相関情報を記憶するために、色
データ生成手段の接続段数分の輝度相関情報を遅延させ
る遅延手段を備えたものでもよい。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成によって、まず輝度相関
検出手段が入力される画素の輝度データとその上部に隣
接する輝度データの相関を調べる。輝度相関検出手段で
検出された輝度相関情報はフィルタ制御手段に入力され
記憶される。一方、逐次的に従属接続する複数の色デー
タ生成手段の初段(以後、第1の色データ生成手段と呼
ぶ)に入力画像の色データが入力される。第1の色デー
タ生成手段は、フィルタ制御手段から出力されるフィル
タ制御情報を用いて、4通りのローパスフィルタを制御
し、3画素の色データから新色データ(以後、第1の色
データと呼ぶ)を生成する。第1の色データはローパス
のフィルタリングを1度行った色データに相当する。第
1の色データは次段の色データ生成手段(以後、第2の
色データ生成手段と呼ぶ)に入力され、第1の色データ
生成手段と同様に、フィルタ制御情報を用いて4通りの
ローパスフィルタを制御し、3画素の第1の色データか
ら新色データ(以後、第2の色データと呼ぶ)を生成す
る。第2の色データはローパスのフィルタリングを2度
行った色データに相当する。
検出手段が入力される画素の輝度データとその上部に隣
接する輝度データの相関を調べる。輝度相関検出手段で
検出された輝度相関情報はフィルタ制御手段に入力され
記憶される。一方、逐次的に従属接続する複数の色デー
タ生成手段の初段(以後、第1の色データ生成手段と呼
ぶ)に入力画像の色データが入力される。第1の色デー
タ生成手段は、フィルタ制御手段から出力されるフィル
タ制御情報を用いて、4通りのローパスフィルタを制御
し、3画素の色データから新色データ(以後、第1の色
データと呼ぶ)を生成する。第1の色データはローパス
のフィルタリングを1度行った色データに相当する。第
1の色データは次段の色データ生成手段(以後、第2の
色データ生成手段と呼ぶ)に入力され、第1の色データ
生成手段と同様に、フィルタ制御情報を用いて4通りの
ローパスフィルタを制御し、3画素の第1の色データか
ら新色データ(以後、第2の色データと呼ぶ)を生成す
る。第2の色データはローパスのフィルタリングを2度
行った色データに相当する。
【0012】同様に、第3,第4と色データ生成手段を
従属的に接続することにより、複数回のフィルタリング
(色ノイズ除去処理)が可能となる。
従属的に接続することにより、複数回のフィルタリング
(色ノイズ除去処理)が可能となる。
【0013】以上の構成をとることにより、輝度データ
並びに色データのためのラインメモリは処理の途中で必
要なく、必要な少数の遅延手段(記憶媒体)を備えるだ
けでよい。また、途中にラインメモリ等を介せず、一度
に複数回の色ノイズ除去処理が実行された最終の色デー
タを生成するので、処理時間が短い。
並びに色データのためのラインメモリは処理の途中で必
要なく、必要な少数の遅延手段(記憶媒体)を備えるだ
けでよい。また、途中にラインメモリ等を介せず、一度
に複数回の色ノイズ除去処理が実行された最終の色デー
タを生成するので、処理時間が短い。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例における映像信号処
理装置のブロック図を示すものである。図1に示す映像
信号処理装置は輝度相関検出手段1、フィルタ制御手段
2、第1の色データ生成手段3、第2の色データ生成手
段4、第3の色データ生成手段5からなる。
理装置のブロック図を示すものである。図1に示す映像
信号処理装置は輝度相関検出手段1、フィルタ制御手段
2、第1の色データ生成手段3、第2の色データ生成手
段4、第3の色データ生成手段5からなる。
【0015】図2から図4および図7を用いて本実施例
の映像信号処理装置の動作原理について説明する。
の映像信号処理装置の動作原理について説明する。
【0016】図2は本実施例で基本処理としている色ノ
イズ除去処理の説明図である。輝度データと色データか
らなる画像の垂直方向の入力輝度データ20の相関情報
を用いて入力された垂直方向の色データ21(以後、入
力色データと呼ぶ)から新たな色データ22(以後、新
色データと呼ぶ)を生成する。なお、本実施例における
色データは映像信号の色差信号R−Y,B−Y(図示し
ていない)のことであり、説明の簡単化のためにまとめ
て色データとして説明する。図2において新色データC
1(b)30を生成するためには、入力色データC
(a)26,C(b)27,C(c)28と輝度データ
Y(a)23,Y(b)24,Y(c)25が必要とな
る。新色データC1(b)は、輝度データ20の輝度相
関情報(フィルタ制御情報)によって入力色データ21
から生成した以下に述べる4つの新たな色データから選
択される。
イズ除去処理の説明図である。輝度データと色データか
らなる画像の垂直方向の入力輝度データ20の相関情報
を用いて入力された垂直方向の色データ21(以後、入
力色データと呼ぶ)から新たな色データ22(以後、新
色データと呼ぶ)を生成する。なお、本実施例における
色データは映像信号の色差信号R−Y,B−Y(図示し
ていない)のことであり、説明の簡単化のためにまとめ
て色データとして説明する。図2において新色データC
1(b)30を生成するためには、入力色データC
(a)26,C(b)27,C(c)28と輝度データ
Y(a)23,Y(b)24,Y(c)25が必要とな
る。新色データC1(b)は、輝度データ20の輝度相
関情報(フィルタ制御情報)によって入力色データ21
から生成した以下に述べる4つの新たな色データから選
択される。
【0017】輝度データY(a)23,Y(b)24,
Y(c)25のすべてに相関があった場合(Y(b)2
4とY(a)23との輝度差が所定のしきい値以下で、
かつY(b)24とY(c)25との輝度差が所定のし
きい値以下の場合)、新色データC1(b)は(数1)
に示す式で生成した色データとする。また、Y(b)2
4と上部に隣接するY(a)23との間にのみ相関があ
った場合(Y(b)24とY(a)23との輝度差が所
定のしきい値以下で、Y(b)24とY(c)25との
輝度差が所定のしきい値より大きい場合)、新色データ
C1(b)30は(数2)に示す式で生成した色データ
とする。また、Y(b)24と下部に隣接するY(c)
25との間にのみ相関があった場合(Y(b)24とY
(c)25との輝度差が所定のしきい値以下で、Y
(b)24とY(a)23との輝度差が所定のしきい値
より大きい場合)、新色データC1(b)30は(数
3)に示す式で生成した色データとする。そして、すべ
てに相関がなかった場合(Y(b)24とY(a)23
との輝度差が所定のしきい値より大きく、かつY(b)
24とY(c)25との輝度差が所定のしきい値より大
きい場合)は、新色データC1(b)30はC(b)2
7の色データとする。
Y(c)25のすべてに相関があった場合(Y(b)2
4とY(a)23との輝度差が所定のしきい値以下で、
かつY(b)24とY(c)25との輝度差が所定のし
きい値以下の場合)、新色データC1(b)は(数1)
に示す式で生成した色データとする。また、Y(b)2
4と上部に隣接するY(a)23との間にのみ相関があ
った場合(Y(b)24とY(a)23との輝度差が所
定のしきい値以下で、Y(b)24とY(c)25との
輝度差が所定のしきい値より大きい場合)、新色データ
C1(b)30は(数2)に示す式で生成した色データ
とする。また、Y(b)24と下部に隣接するY(c)
25との間にのみ相関があった場合(Y(b)24とY
(c)25との輝度差が所定のしきい値以下で、Y
(b)24とY(a)23との輝度差が所定のしきい値
より大きい場合)、新色データC1(b)30は(数
3)に示す式で生成した色データとする。そして、すべ
てに相関がなかった場合(Y(b)24とY(a)23
との輝度差が所定のしきい値より大きく、かつY(b)
24とY(c)25との輝度差が所定のしきい値より大
きい場合)は、新色データC1(b)30はC(b)2
7の色データとする。
【0018】
【数1】
【0019】
【数2】
【0020】
【数3】
【0021】なお、(数1)から(数3)は単純に輝度
の相関がある画素間の色データの相加平均によって新色
データを生成しているが、一般には(数4)のようにな
り、フィルタ係数x,y,zを変えることにより、数通
りのローパスフィルタを構成できる。
の相関がある画素間の色データの相加平均によって新色
データを生成しているが、一般には(数4)のようにな
り、フィルタ係数x,y,zを変えることにより、数通
りのローパスフィルタを構成できる。
【0022】
【数4】
【0023】例えば、図7(a)のようなフィルタ係数
x,y,zの配列をとるとき、(数1)の変わりに図7
(b)のフィルタ係数x,y,zを用いた(数4)を用
い、同様に(数2)の変わりに図7(c)、(数3)の
変わりに図7(d)、そしてすべてに相関が無かった場
合に図7(e)のフィルタ係数x,y,zを用いるよう
にして4通りのローパスフィルタを構成してもよい。
x,y,zの配列をとるとき、(数1)の変わりに図7
(b)のフィルタ係数x,y,zを用いた(数4)を用
い、同様に(数2)の変わりに図7(c)、(数3)の
変わりに図7(d)、そしてすべてに相関が無かった場
合に図7(e)のフィルタ係数x,y,zを用いるよう
にして4通りのローパスフィルタを構成してもよい。
【0024】図3は図2で説明した基本の色ノイズ除去
処理を複数回実施する場合の説明図である。図3では色
ノイズ除去処理を3回繰り返している。輝度データ35
の輝度相関情報36(フィルタ制御情報に相当する)を
用いて入力色データ37から最終的な新色データ40を
生成する。ここで、色ノイズ除去処理を1度行って得ら
れた色データを第1の色データ38、色ノイズ除去処理
を2度行って得られた色データを第2の色データ39、
色ノイズ除去処理を3度行って得られた色データを第3
の色データ40(本実施例では、第3の色データは最終
的に得られる新色データに等しい)と呼ぶ。
処理を複数回実施する場合の説明図である。図3では色
ノイズ除去処理を3回繰り返している。輝度データ35
の輝度相関情報36(フィルタ制御情報に相当する)を
用いて入力色データ37から最終的な新色データ40を
生成する。ここで、色ノイズ除去処理を1度行って得ら
れた色データを第1の色データ38、色ノイズ除去処理
を2度行って得られた色データを第2の色データ39、
色ノイズ除去処理を3度行って得られた色データを第3
の色データ40(本実施例では、第3の色データは最終
的に得られる新色データに等しい)と呼ぶ。
【0025】特開平5−153608号公報の実施例で
示された映像信号処理装置では、2つの色データのライ
ンメモリを用い、入力色データ37から1ラインすべて
の第1の色データ38を求め、次に第1の色データ38
から1ラインすべての第2の色データ39を求め、さら
に第2の色データ39から1ラインすべての第3の色デ
ータ40を求める構成になっている。
示された映像信号処理装置では、2つの色データのライ
ンメモリを用い、入力色データ37から1ラインすべて
の第1の色データ38を求め、次に第1の色データ38
から1ラインすべての第2の色データ39を求め、さら
に第2の色データ39から1ラインすべての第3の色デ
ータ40を求める構成になっている。
【0026】図3において輝度相関情報36は輝度デー
タ35から生成する。輝度相関情報36のRab48は
輝度データY(a)41と輝度データY(b)42との
輝度差を所定のしきい値と比較して生成する。本実施例
では輝度差がしきい値以下の場合は相関有りとし、しき
い値よりも大きい場合は相関なしとしている。同様に、
輝度相関情報Rbc49は輝度データY(b)42,Y
(c)43を用いて生成し、輝度相関情報Rcd50,
Rde51,Ref52,Rfg53はそれぞれ、輝度
データY(c)43とY(d)44,輝度データY
(d)44とY(e)45,輝度データY(e)45と
Y(f)46,輝度データY(f)46とY(g)47
を用いて生成する。輝度相関情報36は、1ラインの色
データを求めるたびに生成している。
タ35から生成する。輝度相関情報36のRab48は
輝度データY(a)41と輝度データY(b)42との
輝度差を所定のしきい値と比較して生成する。本実施例
では輝度差がしきい値以下の場合は相関有りとし、しき
い値よりも大きい場合は相関なしとしている。同様に、
輝度相関情報Rbc49は輝度データY(b)42,Y
(c)43を用いて生成し、輝度相関情報Rcd50,
Rde51,Ref52,Rfg53はそれぞれ、輝度
データY(c)43とY(d)44,輝度データY
(d)44とY(e)45,輝度データY(e)45と
Y(f)46,輝度データY(f)46とY(g)47
を用いて生成する。輝度相関情報36は、1ラインの色
データを求めるたびに生成している。
【0027】特開平5−153608号公報では1ライ
ンすべての色データを求める処理を複数回行っていた
が、色データ除去処理の回数が決まっている場合は1度
に最終の色データを生成することができる。以下、この
ことについて説明する。
ンすべての色データを求める処理を複数回行っていた
が、色データ除去処理の回数が決まっている場合は1度
に最終の色データを生成することができる。以下、この
ことについて説明する。
【0028】最終的に出力する第3の色データC3
(d)69を生成するためには第2の色データC2
(c)66,C2(d)67,C2(e)68が必要で
あり、その他の第2の色データは必要ではない。また、
第2の色データC2(c)66を生成するためには第1
の色データC1(b)61,C1(c)62,C1
(d)63が必要であり、第2の色データC2(d)6
7を生成するためには第1の色データC1(c)62,
C1(d)63,C1(e)64が必要であり、第2の
色データC2(e)68を生成するためには第1の色デ
ータC1(d)63,C1(e)64,C1(f)65
が必要である。つまり、第3の色データC3(d)69
を生成するためには第1の色データC1(b)61〜C
1(f)65が必要となる。逆に言えばそれ以外の第1
の色データは必要ではない。
(d)69を生成するためには第2の色データC2
(c)66,C2(d)67,C2(e)68が必要で
あり、その他の第2の色データは必要ではない。また、
第2の色データC2(c)66を生成するためには第1
の色データC1(b)61,C1(c)62,C1
(d)63が必要であり、第2の色データC2(d)6
7を生成するためには第1の色データC1(c)62,
C1(d)63,C1(e)64が必要であり、第2の
色データC2(e)68を生成するためには第1の色デ
ータC1(d)63,C1(e)64,C1(f)65
が必要である。つまり、第3の色データC3(d)69
を生成するためには第1の色データC1(b)61〜C
1(f)65が必要となる。逆に言えばそれ以外の第1
の色データは必要ではない。
【0029】同様に、第3の色データC3(d)69を
生成するためには入力色データC(a)54〜C(g)
60が必要であり、それ以外の入力色データは必要では
ない。
生成するためには入力色データC(a)54〜C(g)
60が必要であり、それ以外の入力色データは必要では
ない。
【0030】また、第3の色データC3(d)69を生
成するために必要な輝度相関情報はRcd50とRde
51であり、第2の色データC2(c)66〜C2
(e)68を生成するために必要な輝度相関情報はRb
c49〜Ref52であり、第1の色データC1(b)
61〜C1(f)65を生成するために必要な輝度相関
情報はRab48〜Rfg53である。換言すれば、C
3(d)69を生成するために必要な輝度相関情報はR
ab48〜Rfg53であり、それ以外の輝度相関情報
は必要ない。したがって、色データC3(d)69を生
成するために必要な輝度データはY(a)41〜Y
(g)47のみである。
成するために必要な輝度相関情報はRcd50とRde
51であり、第2の色データC2(c)66〜C2
(e)68を生成するために必要な輝度相関情報はRb
c49〜Ref52であり、第1の色データC1(b)
61〜C1(f)65を生成するために必要な輝度相関
情報はRab48〜Rfg53である。換言すれば、C
3(d)69を生成するために必要な輝度相関情報はR
ab48〜Rfg53であり、それ以外の輝度相関情報
は必要ない。したがって、色データC3(d)69を生
成するために必要な輝度データはY(a)41〜Y
(g)47のみである。
【0031】以上のように、求める第3の色データC3
(d)69を生成するために必要な色データ37,3
8,39、輝度相関情報36、および輝度データ35は
1ラインすべてではなく、特定の部分だけでよい。
(d)69を生成するために必要な色データ37,3
8,39、輝度相関情報36、および輝度データ35は
1ラインすべてではなく、特定の部分だけでよい。
【0032】また、色ノイズ除去処理において色データ
40の生成が逐次的に行われていくことを考慮すると、
色データC3(d)を生成するために必要な輝度データ
35、輝度相関情報36、色データ37,第1の色デー
タ38,第2の色データ39はさらに限定することがで
きる。図4を用いて説明する。
40の生成が逐次的に行われていくことを考慮すると、
色データC3(d)を生成するために必要な輝度データ
35、輝度相関情報36、色データ37,第1の色デー
タ38,第2の色データ39はさらに限定することがで
きる。図4を用いて説明する。
【0033】図4は逐次的な色データ生成方法の説明図
である。図4を用いて第3の色データC3(d)94を
求めるために必要な色データ72,第1の色データ7
3,第2の色データ74、輝度データ70、輝度相関情
報71について説明する。輝度データY(g)77が入
力されたとき、輝度相関情報Rfg81を生成するため
に必要な輝度データはY(f)76である。また、入力
色データC(g)84が入力されたとき、入力色データ
C(e)82,C(f)83、及び輝度相関情報Ref
80,Rfg81の値がわかっていたら、第1の色デー
タC1(f)87を生成することができる。第1の色デ
ータC1(f)87が求められたとき、第1の色データ
C1(d)85,C1(e)86,及び輝度相関情報R
de79,Ref80の値がわかっていると、第2の色
データC2(e)90を生成することができる。そし
て、第2の色データC2(e)90が生成され、第2の
色データC2(c)88,C2(d)89、及び輝度相
関情報Rcd78,Rde79の値がわかっていると、
求める第3の色データC3(d)94を生成することが
できる。つまり、輝度データY(g)並びに入力色デー
タC(g)84が入力される時点で、輝度データY
(f)、輝度相関情報Rcd78,Rde79,Ref
80、入力色データC(e)82,C(f)83、第1
の色データC1(d)85,C1(e)86、第2の色
データC2(c)88,C2(d)89がわかっている
と、求める第3の色データC3(d)94を生成するこ
とができる。
である。図4を用いて第3の色データC3(d)94を
求めるために必要な色データ72,第1の色データ7
3,第2の色データ74、輝度データ70、輝度相関情
報71について説明する。輝度データY(g)77が入
力されたとき、輝度相関情報Rfg81を生成するため
に必要な輝度データはY(f)76である。また、入力
色データC(g)84が入力されたとき、入力色データ
C(e)82,C(f)83、及び輝度相関情報Ref
80,Rfg81の値がわかっていたら、第1の色デー
タC1(f)87を生成することができる。第1の色デ
ータC1(f)87が求められたとき、第1の色データ
C1(d)85,C1(e)86,及び輝度相関情報R
de79,Ref80の値がわかっていると、第2の色
データC2(e)90を生成することができる。そし
て、第2の色データC2(e)90が生成され、第2の
色データC2(c)88,C2(d)89、及び輝度相
関情報Rcd78,Rde79の値がわかっていると、
求める第3の色データC3(d)94を生成することが
できる。つまり、輝度データY(g)並びに入力色デー
タC(g)84が入力される時点で、輝度データY
(f)、輝度相関情報Rcd78,Rde79,Ref
80、入力色データC(e)82,C(f)83、第1
の色データC1(d)85,C1(e)86、第2の色
データC2(c)88,C2(d)89がわかっている
と、求める第3の色データC3(d)94を生成するこ
とができる。
【0034】第3の色データC3(d)94を生成する
場合に、入力された輝度データY(g)77並びに入力
色データC(g)84から新たに生成されるのは、輝度
相関情報Rfg81、第1の色データC1(f)87、
第2の色データC2(e)90である。同様に、第3の
色データC3(c)93を生成する場合に入力された輝
度データY(f)76並びに入力色データC(f)83
から生成されるのは輝度相関情報Ref80、第1の色
データC1(e)86、第2の色データC2(d)89
であることがわかる。つまり、輝度相関情報Ref8
0、第1の色データC1(e)86、及び第2の色デー
タC2(d)89は、第3の色データC3(d)94を
生成する前に、第3の色データC3(c)93を生成す
るときに既に生成されていることになる。同様に、輝度
相関情報Rde79、第1の色データC1(d)85、
第2の色データC2(c)88も第3の色データC3
(b)92を生成するときに生成されている。また、第
3の色データC3(a)91を生成するときに輝度相関
情報Rcd78は生成されている。
場合に、入力された輝度データY(g)77並びに入力
色データC(g)84から新たに生成されるのは、輝度
相関情報Rfg81、第1の色データC1(f)87、
第2の色データC2(e)90である。同様に、第3の
色データC3(c)93を生成する場合に入力された輝
度データY(f)76並びに入力色データC(f)83
から生成されるのは輝度相関情報Ref80、第1の色
データC1(e)86、第2の色データC2(d)89
であることがわかる。つまり、輝度相関情報Ref8
0、第1の色データC1(e)86、及び第2の色デー
タC2(d)89は、第3の色データC3(d)94を
生成する前に、第3の色データC3(c)93を生成す
るときに既に生成されていることになる。同様に、輝度
相関情報Rde79、第1の色データC1(d)85、
第2の色データC2(c)88も第3の色データC3
(b)92を生成するときに生成されている。また、第
3の色データC3(a)91を生成するときに輝度相関
情報Rcd78は生成されている。
【0035】以上から、第3の色データC3(d)94
を生成するために必要な輝度相関データRcd78,R
de79,Ref80、第1の色データC1(d)8
5,C1(e)86、第2の色データC2(c)88,
C2(d)89は既に生成されていることがわかる。
(なお、輝度データY(f)76、入力色データC
(e)82,C(f)83は既に入力されている。)し
たがって、新たに生成する必要はなく、保存しておけば
よい。
を生成するために必要な輝度相関データRcd78,R
de79,Ref80、第1の色データC1(d)8
5,C1(e)86、第2の色データC2(c)88,
C2(d)89は既に生成されていることがわかる。
(なお、輝度データY(f)76、入力色データC
(e)82,C(f)83は既に入力されている。)し
たがって、新たに生成する必要はなく、保存しておけば
よい。
【0036】なお初期状態においては、相関がないとし
たダミーの輝度相関情報を用意して、ダミーの第3の色
データを生成しながら、入力色データ、第1の色デー
タ、第2の色データ、及び輝度相関情報をそろえていく
(生成保存していく)必要がある。本実施例では3画素
分のダミーの第3の色データが生成される。
たダミーの輝度相関情報を用意して、ダミーの第3の色
データを生成しながら、入力色データ、第1の色デー
タ、第2の色データ、及び輝度相関情報をそろえていく
(生成保存していく)必要がある。本実施例では3画素
分のダミーの第3の色データが生成される。
【0037】以上の動作原理に基づいて図1に示す本実
施例の映像信号処理装置について説明する。
施例の映像信号処理装置について説明する。
【0038】入力された輝度データ6は輝度相関検出手
段1に入力されて、入力された輝度データ6と以前に入
力された上部に隣接する輝度データ(図示していない)
との相関を調べる。得られた輝度相関情報7はフィルタ
制御手段2に入力され保存される。一方、入力色データ
8は第1の色データ生成手段3に入力され、フィルタ制
御手段2から出力されるフィルタ制御情報9(2つの輝
度相関情報)によって、1回目の色ノイズ除去処理が行
われる。第1の色データ生成手段3から出力される第1
の色データ12は、第2の色データ生成手段4に入力さ
れ、第2の色データ生成手段4はフィルタ制御手段2か
ら出力されるフィルタ制御情報10を用いて2回目の色
ノイズ除去処理を行い、第2の色データ13を生成す
る。また、第3の色データ生成手段5は、フィルタ制御
手段2から出力されるフィルタ制御情報11を用いて、
第2の色データ13から3回目の色ノイズ除去処理を行
って、第3の色データ14を生成する。第3の色データ
生成手段5から出力される第3の色データ14が、求め
る色ノイズ除去が行われた色データである。
段1に入力されて、入力された輝度データ6と以前に入
力された上部に隣接する輝度データ(図示していない)
との相関を調べる。得られた輝度相関情報7はフィルタ
制御手段2に入力され保存される。一方、入力色データ
8は第1の色データ生成手段3に入力され、フィルタ制
御手段2から出力されるフィルタ制御情報9(2つの輝
度相関情報)によって、1回目の色ノイズ除去処理が行
われる。第1の色データ生成手段3から出力される第1
の色データ12は、第2の色データ生成手段4に入力さ
れ、第2の色データ生成手段4はフィルタ制御手段2か
ら出力されるフィルタ制御情報10を用いて2回目の色
ノイズ除去処理を行い、第2の色データ13を生成す
る。また、第3の色データ生成手段5は、フィルタ制御
手段2から出力されるフィルタ制御情報11を用いて、
第2の色データ13から3回目の色ノイズ除去処理を行
って、第3の色データ14を生成する。第3の色データ
生成手段5から出力される第3の色データ14が、求め
る色ノイズ除去が行われた色データである。
【0039】図5に本実施例の映像信号処理装置の実施
例である映像信号処理回路のブロック図を示す。
例である映像信号処理回路のブロック図を示す。
【0040】図5に示す映像信号処理回路は、輝度相関
検出手段1の実施例である輝度相関検出回路、フィルタ
制御手段2の実施例であるフィルタ制御回路、第1の色
データ生成手段3の実施例である第1の色データ生成回
路、第2の色データ生成手段4の実施例である第2の色
データ生成回路、第3の色データ生成手段5の実施例で
ある第3の色データ生成回路からなる。
検出手段1の実施例である輝度相関検出回路、フィルタ
制御手段2の実施例であるフィルタ制御回路、第1の色
データ生成手段3の実施例である第1の色データ生成回
路、第2の色データ生成手段4の実施例である第2の色
データ生成回路、第3の色データ生成手段5の実施例で
ある第3の色データ生成回路からなる。
【0041】輝度相関検出回路は、1画素の遅延手段1
00、輝度差の絶対値を求める演算手段101、しきい
値発生手段102、比較器103からなる。輝度データ
6は遅延手段100と演算手段101に入力される。遅
延手段100から出力される輝度データ116は1画素
分の時間遅延しているので、輝度データ6の1つ前の隣
接した輝度データである。図4に示した例における輝度
データY(g)77が輝度データ6、輝度データY
(f)76が輝度データ116に相当する。演算手段1
01では輝度データ6と1画素前の輝度データ116と
の輝度差の絶対値を求める。比較器103は演算手段1
01から出力された輝度差の絶対値117をしきい値発
生手段102から出力されるしきい値118と比較す
る。しきい値発生手段102は、ディップスイッチ等で
切換て固定のしきい値を出力する回路にしてもよいし、
入力画像に適応したしきい値を発生するようにしてもよ
い。比較器103は、差分値117がしきい値118以
下の場合に相関有りの信号(例えばハイレベル信号)
を、差分値117がしきい値118よりも大きければ相
関なしの信号(例えばローレベル信号)を輝度相関情報
7として出力する。輝度相関情報7は、図4の例ではR
fg81に相当する。
00、輝度差の絶対値を求める演算手段101、しきい
値発生手段102、比較器103からなる。輝度データ
6は遅延手段100と演算手段101に入力される。遅
延手段100から出力される輝度データ116は1画素
分の時間遅延しているので、輝度データ6の1つ前の隣
接した輝度データである。図4に示した例における輝度
データY(g)77が輝度データ6、輝度データY
(f)76が輝度データ116に相当する。演算手段1
01では輝度データ6と1画素前の輝度データ116と
の輝度差の絶対値を求める。比較器103は演算手段1
01から出力された輝度差の絶対値117をしきい値発
生手段102から出力されるしきい値118と比較す
る。しきい値発生手段102は、ディップスイッチ等で
切換て固定のしきい値を出力する回路にしてもよいし、
入力画像に適応したしきい値を発生するようにしてもよ
い。比較器103は、差分値117がしきい値118以
下の場合に相関有りの信号(例えばハイレベル信号)
を、差分値117がしきい値118よりも大きければ相
関なしの信号(例えばローレベル信号)を輝度相関情報
7として出力する。輝度相関情報7は、図4の例ではR
fg81に相当する。
【0042】フィルタ制御回路は1画素の輝度相関情報
の遅延手段104〜106で構成できる。輝度相関情報
の遅延手段104〜106はそれぞれ1画素分の時間だ
け輝度相関情報を遅延させるので、遅延手段104から
出力される輝度相関情報119は輝度相関情報7の1画
素前の輝度相関情報となり、遅延手段105から出力さ
れる輝度相関情報120は輝度相関情報7の2画素前の
輝度相関情報となり、遅延手段106から出力される輝
度相関情報121は輝度相関情報7の3画素前の輝度相
関情報となる。図4の例では、輝度相関情報119が輝
度相関情報Ref80、輝度相関情報120が輝度相関
情報Rde79、輝度相関情報121が輝度相関情報R
cd78にそれぞれ対応する。
の遅延手段104〜106で構成できる。輝度相関情報
の遅延手段104〜106はそれぞれ1画素分の時間だ
け輝度相関情報を遅延させるので、遅延手段104から
出力される輝度相関情報119は輝度相関情報7の1画
素前の輝度相関情報となり、遅延手段105から出力さ
れる輝度相関情報120は輝度相関情報7の2画素前の
輝度相関情報となり、遅延手段106から出力される輝
度相関情報121は輝度相関情報7の3画素前の輝度相
関情報となる。図4の例では、輝度相関情報119が輝
度相関情報Ref80、輝度相関情報120が輝度相関
情報Rde79、輝度相関情報121が輝度相関情報R
cd78にそれぞれ対応する。
【0043】第1の色データ生成手段3は、色データを
1画素分遅延させる色データ遅延手段107,108、
および合成手段113からなる。入力色データ8は合成
手段113に入力される。同時に入力色データ8は色デ
ータ遅延手段108に入力され1画素分の時間だけ遅延
され、合成手段113に入力される。同様に色データ遅
延手段108から出力された色データ122は色データ
遅延手段107でさらに1画素分の時間遅延され、合成
手段113に入力される。以上の構成により、3画素分
の入力色データを合成できる。図4の例では、入力色デ
ータ8が入力色データC(g)84、入力色データ12
2が入力色データC(f)83、入力色データ123が
入力色データC(e)82に相当する。合成手段113
は入力色データ8,122,123と、フィルタ制御情
報9(本実施例では輝度相関情報7と輝度相関情報11
9に等しい)を用いて第1の色データ12(図4におけ
る第1の色データC1(f)87に相当する)を生成す
る。
1画素分遅延させる色データ遅延手段107,108、
および合成手段113からなる。入力色データ8は合成
手段113に入力される。同時に入力色データ8は色デ
ータ遅延手段108に入力され1画素分の時間だけ遅延
され、合成手段113に入力される。同様に色データ遅
延手段108から出力された色データ122は色データ
遅延手段107でさらに1画素分の時間遅延され、合成
手段113に入力される。以上の構成により、3画素分
の入力色データを合成できる。図4の例では、入力色デ
ータ8が入力色データC(g)84、入力色データ12
2が入力色データC(f)83、入力色データ123が
入力色データC(e)82に相当する。合成手段113
は入力色データ8,122,123と、フィルタ制御情
報9(本実施例では輝度相関情報7と輝度相関情報11
9に等しい)を用いて第1の色データ12(図4におけ
る第1の色データC1(f)87に相当する)を生成す
る。
【0044】第2の色データ生成手段4は、第1の色デ
ータを1画素分遅延させる色データ遅延手段109,1
10、および合成手段114からなる。第1の色データ
生成手段3から出力された第1の色データ12は合成手
段114に入力される。同時に第1の色データ12は色
データ遅延手段110に入力され1画素分の時間だけ遅
延され、合成手段114に入力される。同様に色データ
遅延手段110から出力された第1の色データ124は
色データ遅延手段109でさらに1画素分の時間遅延さ
れ、合成手段114に入力される。以上の構成により、
3画素分の第1の色データを合成できる。図4の例で
は、第1の色データ12が第1の色データC1(f)8
7、第1の色データ124が第1の色データC1(e)
86、第1の色データ125が第1の色データC1
(d)85に相当する。合成手段114は第1の色デー
タ12,124,125と、フィルタ制御情報10(本
実施例では輝度相関情報119と輝度相関情報120に
等しい)を用いて第2の色データ13(図4では第2の
色データC2(e)90に相当する)を生成する。
ータを1画素分遅延させる色データ遅延手段109,1
10、および合成手段114からなる。第1の色データ
生成手段3から出力された第1の色データ12は合成手
段114に入力される。同時に第1の色データ12は色
データ遅延手段110に入力され1画素分の時間だけ遅
延され、合成手段114に入力される。同様に色データ
遅延手段110から出力された第1の色データ124は
色データ遅延手段109でさらに1画素分の時間遅延さ
れ、合成手段114に入力される。以上の構成により、
3画素分の第1の色データを合成できる。図4の例で
は、第1の色データ12が第1の色データC1(f)8
7、第1の色データ124が第1の色データC1(e)
86、第1の色データ125が第1の色データC1
(d)85に相当する。合成手段114は第1の色デー
タ12,124,125と、フィルタ制御情報10(本
実施例では輝度相関情報119と輝度相関情報120に
等しい)を用いて第2の色データ13(図4では第2の
色データC2(e)90に相当する)を生成する。
【0045】第3の色データ生成手段5は、第2の色デ
ータを1画素分遅延させる色データ遅延手段111,1
12、および合成手段115からなる。第2の色データ
生成手段4から出力された第2の色データ13は合成手
段115に入力される。同時に第2の色データ13は色
データ遅延手段112に入力され1画素分の時間だけ遅
延され、合成手段115に入力される。同様に色データ
遅延手段112から出力された第2の色データ126は
色データ遅延手段111でさらに1画素分の時間遅延さ
れ、合成手段115に入力される。以上の構成により、
3画素分の第2の色データを合成できる。図4の例で
は、第2の色データ13が第2の色データC2(e)9
0、第2の色データ126が第2の色データC2(d)
89、第2の色データ127が第2の色データC2
(c)88に相当する。合成手段115は第2の色デー
タ13,126,127と、フィルタ制御情報11(本
実施例では輝度相関情報120と輝度相関情報121に
等しい)を用いて第3の色データ14(図4では第3の
色データC3(d)94に相当する)を生成する。
ータを1画素分遅延させる色データ遅延手段111,1
12、および合成手段115からなる。第2の色データ
生成手段4から出力された第2の色データ13は合成手
段115に入力される。同時に第2の色データ13は色
データ遅延手段112に入力され1画素分の時間だけ遅
延され、合成手段115に入力される。同様に色データ
遅延手段112から出力された第2の色データ126は
色データ遅延手段111でさらに1画素分の時間遅延さ
れ、合成手段115に入力される。以上の構成により、
3画素分の第2の色データを合成できる。図4の例で
は、第2の色データ13が第2の色データC2(e)9
0、第2の色データ126が第2の色データC2(d)
89、第2の色データ127が第2の色データC2
(c)88に相当する。合成手段115は第2の色デー
タ13,126,127と、フィルタ制御情報11(本
実施例では輝度相関情報120と輝度相関情報121に
等しい)を用いて第3の色データ14(図4では第3の
色データC3(d)94に相当する)を生成する。
【0046】以上の構成で、複数回ローパスのフィルタ
リング(色ノイズ除去)された色データ14を得ること
ができる。
リング(色ノイズ除去)された色データ14を得ること
ができる。
【0047】図6は合成手段113の実施例である第1
の合成回路のブロック図である。図6に示す第1の合成
回路は3入力の加算手段130、2入力の加算手段13
1,132、除算手段133〜135、およびセレクタ
(色データ選択手段)136からなる。
の合成回路のブロック図である。図6に示す第1の合成
回路は3入力の加算手段130、2入力の加算手段13
1,132、除算手段133〜135、およびセレクタ
(色データ選択手段)136からなる。
【0048】なお、以下の説明において(入力)色デー
タとは前述したようにR−Y信号,B−Y信号をまとめ
て表現するものであり、実際はそれぞれの信号に対して
同じ処理を行う。
タとは前述したようにR−Y信号,B−Y信号をまとめ
て表現するものであり、実際はそれぞれの信号に対して
同じ処理を行う。
【0049】第1の合成回路に入力された3画素分の入
力色データ8,122,123は3入力の加算手段13
0で加算される。得られた加算データ137は除算手段
133で1/3されて(平均値)、セレクタ136に入
力される。また、入力色データ122,123は2入力
の加算手段131で加算され、さらに除算手段134で
1/2されて(平均値)、セレクタ136に入力され
る。同様に、入力色データ122,8は2入力の加算手
段132で加算され、除算器135で1/2されて(平
均値)、セレクタ136に入力される。また、セレクタ
136には入力色データ122も直接入力される。
力色データ8,122,123は3入力の加算手段13
0で加算される。得られた加算データ137は除算手段
133で1/3されて(平均値)、セレクタ136に入
力される。また、入力色データ122,123は2入力
の加算手段131で加算され、さらに除算手段134で
1/2されて(平均値)、セレクタ136に入力され
る。同様に、入力色データ122,8は2入力の加算手
段132で加算され、除算器135で1/2されて(平
均値)、セレクタ136に入力される。また、セレクタ
136には入力色データ122も直接入力される。
【0050】以上4つの色データ140,141,14
2,122のうちのいずれか1つの色データが、フィル
タ制御情報9(本実施例では輝度相関情報7,119)
によって選択される。輝度相関情報7と輝度相関情報1
19の両方とも相関有り(ハイレベル信号)の場合、セ
レクタ136は色データ140を選択して、第1の色デ
ータ12として出力する。輝度相関情報7が相関なし
(ローレベル信号)で、輝度相関情報119が相関有り
(ハイレベル信号)の場合、セレクタ136は色データ
141を選択して、第1の色データ12として出力す
る。また、輝度相関情報7が相関有り(ハイレベル信
号)で、輝度相関情報119が相関なし(ローレベル信
号)の場合、セレクタ136は色データ142を選択し
て、第1の色データ12として出力する。また、輝度相
関情報7,119の両方とも相関なし(ローレベル信
号)であった場合は、セレクタ136は色データ122
をそのまま第1の色データ12として出力する。以上の
ようにフィルタ制御情報9を用いてセレクタ136(色
データ選択手段)で各ローパスフィルタの出力を切り換
え、第1の色データを生成する。
2,122のうちのいずれか1つの色データが、フィル
タ制御情報9(本実施例では輝度相関情報7,119)
によって選択される。輝度相関情報7と輝度相関情報1
19の両方とも相関有り(ハイレベル信号)の場合、セ
レクタ136は色データ140を選択して、第1の色デ
ータ12として出力する。輝度相関情報7が相関なし
(ローレベル信号)で、輝度相関情報119が相関有り
(ハイレベル信号)の場合、セレクタ136は色データ
141を選択して、第1の色データ12として出力す
る。また、輝度相関情報7が相関有り(ハイレベル信
号)で、輝度相関情報119が相関なし(ローレベル信
号)の場合、セレクタ136は色データ142を選択し
て、第1の色データ12として出力する。また、輝度相
関情報7,119の両方とも相関なし(ローレベル信
号)であった場合は、セレクタ136は色データ122
をそのまま第1の色データ12として出力する。以上の
ようにフィルタ制御情報9を用いてセレクタ136(色
データ選択手段)で各ローパスフィルタの出力を切り換
え、第1の色データを生成する。
【0051】図8は合成手段113の別の実施例である
第2の合成回路のブロック図である。第2の合成回路は
乗算手段150〜152、セレクタ(フィルタ係数切換
手段)153〜155、3入力の加算手段156,15
7、除算手段158からなる。
第2の合成回路のブロック図である。第2の合成回路は
乗算手段150〜152、セレクタ(フィルタ係数切換
手段)153〜155、3入力の加算手段156,15
7、除算手段158からなる。
【0052】図8に示す第2の合成回路はローパスフィ
ルタの係数を切り換える構成になっている。まず、フィ
ルタ制御情報9が入力されると、セレクタ(フィルタ係
数切換手段)153〜155は、フィルタリングに適し
たローパスフィルタ係数を選択し出力する。例えば、フ
ィルタ係数として前述した図7(b)〜図7(e)に示
した値がある。図8のフィルタ係数160x〜160z
が図7(b)に示したフィルタ係数に相当する。同様
に、フィルタ係数161x〜161zが図7(c)、フ
ィルタ係数162x〜162zが図7(d)、フィルタ
係数163x〜163yが図7(e)に相当する。
ルタの係数を切り換える構成になっている。まず、フィ
ルタ制御情報9が入力されると、セレクタ(フィルタ係
数切換手段)153〜155は、フィルタリングに適し
たローパスフィルタ係数を選択し出力する。例えば、フ
ィルタ係数として前述した図7(b)〜図7(e)に示
した値がある。図8のフィルタ係数160x〜160z
が図7(b)に示したフィルタ係数に相当する。同様
に、フィルタ係数161x〜161zが図7(c)、フ
ィルタ係数162x〜162zが図7(d)、フィルタ
係数163x〜163yが図7(e)に相当する。
【0053】フィルタ制御情報9(本実施例では輝度相
関係数7,119)において、3画素すべての輝度に相
関がある場合、セレクタ153はフィルタ係数160x
を選択し、セレクタ154はフィルタ係数160yを選
択し、セレクタ155はフィルタ係数160zを選択す
る。また、中心画素とその上部に隣接する画素のみに相
関がある場合は、セレクタ153はフィルタ係数161
xを選択し、セレクタ154はフィルタ係数161yを
選択し、セレクタ155はフィルタ係数161zを選択
する。また、中心画素とその下部に隣接する画素のみに
相関がある場合は、セレクタ153はフィルタ係数16
2xを選択し、セレクタ154はフィルタ係数162y
を選択し、セレクタ155はフィルタ係数162zを選
択する。そして、3画素すべての輝度に相関がない場合
は、セレクタ153はフィルタ係数163xを選択し、
セレクタ154はフィルタ係数163yを選択し、セレ
クタ155はフィルタ係数163zを選択する。以上に
より、ローパスのフィルタ係数164x〜164zが得
られる。
関係数7,119)において、3画素すべての輝度に相
関がある場合、セレクタ153はフィルタ係数160x
を選択し、セレクタ154はフィルタ係数160yを選
択し、セレクタ155はフィルタ係数160zを選択す
る。また、中心画素とその上部に隣接する画素のみに相
関がある場合は、セレクタ153はフィルタ係数161
xを選択し、セレクタ154はフィルタ係数161yを
選択し、セレクタ155はフィルタ係数161zを選択
する。また、中心画素とその下部に隣接する画素のみに
相関がある場合は、セレクタ153はフィルタ係数16
2xを選択し、セレクタ154はフィルタ係数162y
を選択し、セレクタ155はフィルタ係数162zを選
択する。そして、3画素すべての輝度に相関がない場合
は、セレクタ153はフィルタ係数163xを選択し、
セレクタ154はフィルタ係数163yを選択し、セレ
クタ155はフィルタ係数163zを選択する。以上に
より、ローパスのフィルタ係数164x〜164zが得
られる。
【0054】乗算手段150において入力色データ12
3とフィルタ係数164xとが乗算され、また乗算手段
151において入力色データ122とフィルタ係数16
4yが乗算され、また乗算手段152において入力色デ
ータ8とフィルタ係数164zが乗算される。それぞれ
の乗算結果165〜167は3入力の加算手段156で
加算される。
3とフィルタ係数164xとが乗算され、また乗算手段
151において入力色データ122とフィルタ係数16
4yが乗算され、また乗算手段152において入力色デ
ータ8とフィルタ係数164zが乗算される。それぞれ
の乗算結果165〜167は3入力の加算手段156で
加算される。
【0055】一方、フィルタ係数164x〜164zは
3入力の加算手段157で加算される。除算手段158
は3入力の加算手段156から出力される加算結果16
8を3入力の加算手段157から出力される加算結果1
69で除算する。得られた結果が新色データとなる。
3入力の加算手段157で加算される。除算手段158
は3入力の加算手段156から出力される加算結果16
8を3入力の加算手段157から出力される加算結果1
69で除算する。得られた結果が新色データとなる。
【0056】なお、各々のフィルタ係数x,y,zをフ
ィルタ係数x,y,zの和で除算した係数を新たなフィ
ルタ係数x’,y’,z’としておくことにより、3入
力の加算手段157と除算手段158を省略することが
できる(このとき新たなフィルタ係数x’,y’,z’
の和は値’1’となるため、加算手段157と除算手段
158は必要ない。)。
ィルタ係数x,y,zの和で除算した係数を新たなフィ
ルタ係数x’,y’,z’としておくことにより、3入
力の加算手段157と除算手段158を省略することが
できる(このとき新たなフィルタ係数x’,y’,z’
の和は値’1’となるため、加算手段157と除算手段
158は必要ない。)。
【0057】合成手段114,115は図6または図8
に示す第1または第2の合成回路と同様の構成で実現で
きる。合成手段114の場合は、入力色データ123,
122,8をそれぞれ第1の色データ125,124,
12に置き換え、輝度相関情報9を輝度相関情報10に
置き換える(輝度相関情報7,119をそれぞれ輝度相
関情報119,120に置き換える)とよい。また、合
成手段115の場合は、同様に入力色データ123,1
22,8をそれぞれ第2の色データ127,126,1
3に置き換え、輝度相関情報9を輝度相関情報11に置
き換える(輝度相関情報7,119をそれぞれ輝度相関
情報120,121に置き換える)とよい。
に示す第1または第2の合成回路と同様の構成で実現で
きる。合成手段114の場合は、入力色データ123,
122,8をそれぞれ第1の色データ125,124,
12に置き換え、輝度相関情報9を輝度相関情報10に
置き換える(輝度相関情報7,119をそれぞれ輝度相
関情報119,120に置き換える)とよい。また、合
成手段115の場合は、同様に入力色データ123,1
22,8をそれぞれ第2の色データ127,126,1
3に置き換え、輝度相関情報9を輝度相関情報11に置
き換える(輝度相関情報7,119をそれぞれ輝度相関
情報120,121に置き換える)とよい。
【0058】以上により、本実施例の映像信号処理装置
が実現できる。本実施例では色データ生成の基本処理を
特開平5−153608号公報に示される方法とした
が、この方法に限られるものではない。
が実現できる。本実施例では色データ生成の基本処理を
特開平5−153608号公報に示される方法とした
が、この方法に限られるものではない。
【0059】また、本実施例では第1の色データ生成手
段3、第2の色データ生成手段4、第3の色データ生成
手段5を同一の構成にしたが、色データの生成方法を各
生成手段で異なるようにしてもよい。例えば、フィルタ
係数を各色データ生成手段で異なるようにする方法があ
る。
段3、第2の色データ生成手段4、第3の色データ生成
手段5を同一の構成にしたが、色データの生成方法を各
生成手段で異なるようにしてもよい。例えば、フィルタ
係数を各色データ生成手段で異なるようにする方法があ
る。
【0060】また、本実施例では色データ生成手段の接
続数を3つにしたが、色データ生成手段の接続数は3つ
に限られるものではなく、必要なノイズ除去(ローパス
フィルタリング)の回数分接続できる。
続数を3つにしたが、色データ生成手段の接続数は3つ
に限られるものではなく、必要なノイズ除去(ローパス
フィルタリング)の回数分接続できる。
【0061】また、色データはR−Y信号,B−Y信号
に限られるものではない。例えば、NTSC方式の色差
信号I,Q等がある。
に限られるものではない。例えば、NTSC方式の色差
信号I,Q等がある。
【0062】また、遅延手段100,104〜106,
107〜112として、ラッチやフリップフロップ等を
用いて、所定クロックで同期した同期回路で構成しても
よい。
107〜112として、ラッチやフリップフロップ等を
用いて、所定クロックで同期した同期回路で構成しても
よい。
【0063】また、本実施例ではハードウェア構成で説
明したが、命令を実行するCPU(もしくはDSP)、
CPUに与える命令やテーブルを格納するROM、CP
Uが命令を実行するためのワークエリアおよびCPUが
作業用に用いるRAM、映像信号の入出力用のIOポー
トとでCPUシステムを構成し(図示していない)、実
質的同一なソフトウェアルーチンを用いて実現してもよ
い。
明したが、命令を実行するCPU(もしくはDSP)、
CPUに与える命令やテーブルを格納するROM、CP
Uが命令を実行するためのワークエリアおよびCPUが
作業用に用いるRAM、映像信号の入出力用のIOポー
トとでCPUシステムを構成し(図示していない)、実
質的同一なソフトウェアルーチンを用いて実現してもよ
い。
【0064】
【発明の効果】本発明の構成手段をとることにより、複
数回の色ノイズ除去(ローパスフィルタリング)を行う
場合に輝度データ並びに色データのためのラインメモリ
を処理の途中で必要とせず、必要な少数の遅延手段(記
憶媒体)を備えるだけでよい。したがって、アドレス切
換等の回路も必要なく、映像信号処理装置を簡易な構成
で実現できる。また、途中にラインメモリ等を介せず、
一度に複数回の色ノイズ除去処理が実行された最終の色
データを生成するので、処理が高速である。
数回の色ノイズ除去(ローパスフィルタリング)を行う
場合に輝度データ並びに色データのためのラインメモリ
を処理の途中で必要とせず、必要な少数の遅延手段(記
憶媒体)を備えるだけでよい。したがって、アドレス切
換等の回路も必要なく、映像信号処理装置を簡易な構成
で実現できる。また、途中にラインメモリ等を介せず、
一度に複数回の色ノイズ除去処理が実行された最終の色
データを生成するので、処理が高速である。
【図1】本発明の一実施例における映像信号処理装置の
ブロック図
ブロック図
【図2】本実施例で基本処理としている色ノイズ除去処
理の説明図
理の説明図
【図3】基本の色ノイズ除去処理を複数回実施する場合
の説明図
の説明図
【図4】逐次的な色データ生成方法の説明図
【図5】本発明の映像信号処理装置の実施例である映像
信号処理回路のブロック図
信号処理回路のブロック図
【図6】図5における合成手段113〜115の実施例
である第1の合成回路のブロック図
である第1の合成回路のブロック図
【図7】ローパスフィルタの説明図
【図8】図5における合成手段113〜115の別の実
施例である第2の合成回路のブロック図
施例である第2の合成回路のブロック図
1 輝度相関検出手段
2 フィルタ制御手段
3 第1の色データ生成手段
4 第2の色データ生成手段
5 第3の色データ生成手段
20,35,70 垂直方向の輝度データ
21,37,72 垂直方向の入力色データ
22 新色データ
36,71 輝度相関情報
38,73 第1の色データ
39,74 第2の色データ
40,75 第3の色データ
100,104〜106,107〜112 遅延手段
101 輝度差の絶対値を求める演算手段
102 しきい値発生手段
103 比較器
113〜115 合成手段
130,156,157 3入力の加算手段
131,132 2入力の加算手段
133〜135,158 除算手段
136,153〜155 セレクタ
150〜152 乗算手段
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平5−153608(JP,A)
特開 平1−200892(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04N 9/44 - 9/898
Claims (4)
- 【請求項1】輝度データと色データとから成る画像の垂
直方向の輝度データの相関により、色データに垂直方向
のローパスフィルタをかける装置であって、入力輝度デ
ータと前記入力輝度データの上部に隣接する輝度データ
との相関を調べる輝度相関検出手段と、 前記輝度相関検出手段から出力される輝度相関情報を複
数記憶し、前記輝度相関情報を基に4通りの色データの
ローパスフィルタを制御するためフィルタ制御情報を出
力するフィルタ制御手段と、 前記フィルタ制御情報によって、前記4通りの色データ
のローパスフィルタを制御し、3画素分の色データから
ローパスのフィルタリングを行って新色データを生成す
る色データ生成手段を複数有し、 前記複数の色データ生成手段を逐次的に従属接続するこ
とを特徴とする映像信号処理装置。 - 【請求項2】色データ生成手段は、入力される色データ
を遅延させる2画素分の遅延手段と、 前記入力される色データと前記遅延手段から出力される
2画素分の色データとから新色データを生成する合成手
段とを備え、前記合成手段は、3画素の色データの相加
平均を演算する第1の演算手段と、 前記3画素のうちの中心画素の色データと前記中心画素
の上部に隣接する画素の色データとの相加平均を演算す
る第2の演算手段と、 前記中心画素の色データと前記中心画素の下部に隣接す
る画素の色データとの相加平均を演算する第3の演算手
段と、 フィルタ制御情報によって、前記3画素全ての輝度デー
タに相関がある場合は前記第1の演算手段から出力され
る第1の色データを選択し、前記中心画素と前記中心画
素の上部に隣接する画素の輝度データのみに相関がある
場合は前記第2の演算手段から出力される第2の色デー
タを選択し、前記中心画素と前記中心画素の下部に隣接
する画素の輝度データのみに相関がある場合は前記第3
の演算手段から出力される第3の色データを選択し、前
記3画素の輝度データに相関がない場合は前記中心画素
の色データを選択する色データ選択手段とを備えたこと
を特徴とする請求項1記載の映像信号処理装置。 - 【請求項3】色データ生成手段は、入力される色データ
を遅延させる2画素分の遅延手段と、 前記入力される色データと前記遅延手段から出力される
2画素分の色データとから新色データを生成する合成手
段とを備え、 前記合成手段は、前記フィルタ制御情報によって、4通
りの色データのローパスフィルタの係数を切り換えるフ
ィルタ係数切換手段を有することを特徴とする請求項1
記載の映像信号処理装置。 - 【請求項4】フィルタ制御手段は、輝度相関検出手段か
ら出力される輝度相関情報を記憶するために、色データ
生成手段の接続段数分の輝度相関情報を遅延させる遅延
手段を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3の
いずれかに記載の映像信号処理装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02014494A JP3401894B2 (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | 映像信号処理装置 |
US08/388,654 US5541668A (en) | 1994-02-17 | 1995-02-14 | Filter for reducing a noise component of a chrominance signal and chrominance signal noise component reducing method |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02014494A JP3401894B2 (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | 映像信号処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07231458A JPH07231458A (ja) | 1995-08-29 |
JP3401894B2 true JP3401894B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=12018962
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02014494A Expired - Fee Related JP3401894B2 (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | 映像信号処理装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5541668A (ja) |
JP (1) | JP3401894B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5959693A (en) * | 1997-05-07 | 1999-09-28 | General Instrument Corporation | Pixel adaptive noise reduction filter for digital video |
US6795580B1 (en) * | 1998-09-10 | 2004-09-21 | Tektronix, Inc. | Picture quality measurement using blockiness |
CN1296703A (zh) * | 1999-02-16 | 2001-05-23 | 皇家菲利浦电子有限公司 | 采用过滤来减少块效应的视频解码设备和方法 |
US6980326B2 (en) * | 1999-12-15 | 2005-12-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Image processing method and apparatus for color correction of an image |
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