JP3397377B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP3397377B2 JP17425293A JP17425293A JP3397377B2 JP 3397377 B2 JP3397377 B2 JP 3397377B2 JP 17425293 A JP17425293 A JP 17425293A JP 17425293 A JP17425293 A JP 17425293A JP 3397377 B2 JP3397377 B2 JP 3397377B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は撮像装置に係り、特に電
子ズーム機能を有する撮像装置に関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、電子ズーム回路は、映像信号を
処理することにより画像を電子的に拡大するもので、画
像メモリに記憶した映像信号からズーム倍率に応じた所
定範囲の映像信号を読み出すとともに、読み出した映像
信号を水平及び垂直方向の補間係数に基づいて補間演算
を行うことにより所定の画素数にするようにしている。 【0003】例えば、走査線の数を1.2 倍に増やす場合
について説明すると、図6(A)に示すように入力ライ
ンn,n+1に対して所定位置にある出力ラインN+1
を得る場合には、出力ラインN+1の位置に応じた補間
係数(この場合,2/12と10/12)を、それぞれ
入力ラインn,n+1に乗算して加算する。他の出力ラ
インについても同様に上下の2ラインに対する出力ライ
ンの位置に応じた補間係数を乗算して加算することによ
り得られる。 【0004】ところで、上記補間演算によって得られる
出力信号は、補間係数が1/2となるとき、入力ライン
の完全平均となり、垂直方向の周波数応答特性が最も低
くなり、補間係数が1又は0のとき、2入力ラインのい
ずれか一方がそのまま出力されることになるので、垂直
方向の周波数応答特性が最も高くなる。従って、出力ラ
インの垂直方向の周波数応答特性は、そのライン位置
(補間係数)に応じて図6(B)のグラフに示すように
なる。このため、上記電子ズーム回路によってズーミン
グされた画像は、図7に示すように垂直方向の周波数応
答特性が高い部分と低い部分とが生じ、特に垂直方向の
画質の劣化が顕著であった。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】一方、従来から鮮鋭な
画像を得るために、映像信号にアパーチャ信号を付加す
るアパーチャ付加回路が設けられている。ところで、上
記電子ズーム回路によって補間演算されて出力される映
像信号は、上述したように垂直方向の周波数応答特性が
変動するため、この周波数応答特性が変動した映像信号
からアパーチャ信号を生成すると、アパーチャ信号も周
波数応答特性が変動したものとなる。従って、上記電子
ズーム回路によって補間演算された映像信号に、その映
像信号から作成したアパーチャ信号をそのまま付加する
と、シャープネスは増加するが、縞模様が目立った見苦
しい画像になるという問題があった。 【0006】上記問題を解決するために、従来、垂直ア
パーチャ信号の利得を補間係数に応じて制御し、垂直周
波数応答特性が異なることによる画質の劣化を抑圧する
ようにしたものがある(特開平4−157988号公
報)。本発明はこのような事情に鑑みてなされたもの
で、電子ズーム回路から出力される映像信号の垂直周波
数応答特性と異なる垂直周波数応答特性をもった垂直ア
パーチャ信号を付加することにより、映像信号の垂直周
波数応答特性をできるだけフラットにし、垂直アパーチ
ャ信号の利得を制御するようにした従来の撮像装置より
も良好な画質が得られる撮像装置を提供することを目的
とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、画像メモリに記憶した映像信号からズーム
倍率に応じた所定範囲の映像信号を読み出すとともに、
読み出した映像信号を水平及び垂直方向の補間係数に基
づいて補間演算することにより所定の画素数を得る電子
ズーム手段を有する撮像装置において、前記補間演算に
よって得られた映像信号の周波数応答特性と逆の周波数
応答特性をもった垂直アパーチャ信号を生成すべく垂直
方向の補間係数に対応した係数を発生する係数発生手段
と、前記補間演算によって得られた映像信号及び前記係
数発生手段から発生される係数に基づいて該映像信号の
周波数応答特性と逆の周波数応答特性をもった垂直アパ
ーチャ信号を生成する垂直アパーチャ信号生成手段と、
前記垂直アパーチャ信号を前記補間演算によって得られ
る映像信号に加算する加算手段と、前記垂直アパーチャ
信号生成手段と前記加算手段との間に設けられ、前記垂
直アパーチャ信号の利得を前記補間演算時の補間係数に
対応して制御する利得制御手段と、を備えたことを特徴
としている。 【0008】 【0009】 【作用】本発明によれば、補間演算によって得られた映
像信号の周波数応答特性と逆の周波数応答特性をもった
垂直アパーチャ信号を生成し、この垂直アパーチャ信号
を前記補間演算によって得られる映像信号に加算するこ
とにより、垂直アパーチャ信号が加算された映像信号の
垂直周波数応答特性をできるだけフラットにするように
している。 【0010】 【0011】 【実施例】以下添付図面に従って本発明に係る撮像装置
の好ましい実施例を詳述する。図1は本発明に係る撮像
装置の第1実施例を示す要部ブロック図である。同図に
おいて、10はズームコントローラ、12及び14はそ
れぞれ輝度系及びクロマ系の画像メモリ、16及び18
はそれぞれ輝度系及びクロマ系の水平方向の補間演算
部、20及び22はそれぞれ輝度系及びクロマ系の垂直
方向の補間演算部、24は垂直アパーチャ信号生成回路
である。 【0012】輝度系及びクロマ系の画像メモリ12及び
14には、ビデオカメラの撮像部から映像信号処理部
(図示せず)を介して輝度信号Y及びクロマ信号Cが加
えられている。これらの輝度信号Y及びクロマ信号C
は、逐次画像メモリ12及び14に記憶され、ズームコ
ントローラ10から加えられるアドレス信号に基づいて
これらの画像メモリ12及び14に記憶された所定範囲
の輝度信号Y及びクロマ信号Cが順次読み出される。 【0013】即ち、ズームコントローラ10は、ズーム
倍率及び垂直アパーチャ信号の周波数応答特性を制御す
るもので、ビデオカメラのズームスイッチの操作等に基
づいてズーム倍率を示す信号magh,magv 及び水平同期信
号HV,垂直同期信号VDが加えられている。そして、
ズーム倍率を示す信号magh,magv に基づいて画像メモリ
12及び14から読み出す範囲(一画面内からの切出し
範囲)を決定し、水平同期信号HV,垂直同期信号VD
に対応してアドレス信号を出力し、画像メモリ12及び
14から順次輝度信号Y及びクロマ信号Cを読み出し、
それぞれ輝度系及びクロマ系の水平方向の補間演算部1
6及び18に出力する。 【0014】ここで、補間演算について簡単に説明する
と、例えば、ある時刻nのデータD n と次の時刻n+1
のデータDn+1 とから、両者のデータDn , n+1 間を
k:(1−k)の比率で内分する位置の補間データDN
は、次式、 DN =Dn ・(1−k)+Dn+1 ・k =( Dn+1 −Dn ) k+Dn …(1) によって算出することができる。 【0015】前記補間演算部16は1画素分の遅延を行
う遅延素子16A、減算器16B、乗算器16C及び加
算器16Dから構成されており、上記式(1)に基づい
て補間演算する。尚、ズームコントローラ10は、遅延
素子16Aを動作させるためのイネーブル信号DENを出
力するとともに、水平方向の補間位置に応じた補間係数
khを出力している。 【0016】この補間演算部16により、画像メモリ1
2から出力される輝度信号Yの水平方向の画素数は、通
常の水平方向の画素数となるように増加させられ、これ
により水平方向のズーミングが行われる。また、クロマ
系の補間演算部18は、輝度系の補間演算部18と同様
に構成されており、上記と同様な補間演算を行うことに
より画像メモリ14から出力されるクロマ信号Cの水平
方向の画素数を、通常の水平方向の画素数となるように
増加させて出力する。尚、khc はズームコントローラ1
0から出力されるクロマ系の水平方向の補間係数であ
る。また、クロマ系の補間演算部18には、2つの遅延
素子が設けられているが、これは画像メモリ14から1
画素毎に交互に色の異なるクロマ信号CR , B が出力
されているからである。即ち、同一色のクロマ信号間の
補間演算を行うためである。 【0017】輝度系及びクロマ系の水平方向の補間演算
部16及び18から出力される輝度信号Y及びクロマ信
号Cは、それぞれローパスフィルタLPFでノイズ成分
が除去されたのち、輝度系及びクロマ系の垂直方向の補
間演算部20及び22に出力される。輝度系の垂直方向
の補間演算部20は、上述した水平方向の補間演算と同
様にして垂直方向の補間演算を行うもので、1水平走査
線期間(1H)だけ遅延させるラインメモリ等を使用し
た遅延回路20A,20B、減算器20C、乗算器20
D及び加算器20Eから構成されている。尚、ズームコ
ントローラ10は、遅延回路20A及び20Bを動作さ
せるためのイネーブル信号LENを出力するとともに、垂
直方向の補間位置に応じた補間係数kvを出力している。
また、前段の遅延回路20Aはバッファの役割を果たす
ものである。 【0018】この補間演算部20により、入力する輝度
信号Yの垂直方向の画素数(ライン数)は、通常のライ
ン数となるように増加させられ、これにより垂直方向の
ズーミングが行われる。また、クロマ系の垂直方向の補
間演算部22は、輝度系の補間演算部20と同様に構成
されており、上記と同様な補間演算を行うことにより、
入力する輝度信号Yのライン数を通常のライン数となる
ように増加させて出力する。尚、kvc はズームコントロ
ーラ10から出力されるクロマ系の垂直方向の補間係数
である。 【0019】輝度系及びクロマ系の垂直方向の補間演算
部20及び22から出力される輝度信号Y及びクロマ信
号Cは、それぞれローパスフィルタLPFでノイズ成分
が除去され、輝度信号Yは垂直アパーチャ信号生成回路
24に出力される。垂直アパーチャ信号生成回路24
は、遅延回路24A,24B、加算器24C、乗算器2
4D,24E及び減算器24Fから構成されている。こ
の垂直アパーチャ信号生成回路24には、ズームコント
ローラ10から垂直アパーチャ信号の周波数特性(f
特)を変更するf特変更係数fv1,fv2 が加えられてい
る。尚、f特変更係数fv1,fv2 の詳細については後述す
る。 【0020】次に、垂直アパーチャ信号生成回路24に
よって生成されるアパーチャ信号について説明すると、
垂直アパーチャ信号生成回路24の入力する信号aを図
2(A)とすると、それぞれ遅延回路24A及び24B
から出力される信号b及びcは、図2(B),(C)に
示すように1H及び2H遅延された信号となる。そし
て、加算器24Cによって信号aと信号cが加算された
加算器24Cの出力信号dは、図2(D)となる。上記
信号d及び信号bには、それぞれ乗算器24D,24E
によってf特変更係数fv1 及びfv2 が乗算される。 【0021】ここで、f特変更係数fv1 及びfv2 を、例
えば、0.5 と1.0 とした場合には、信号dは信号e(0.
5 d=e)となり(図2(E)参照)、信号bは信号f
(b=f)となる(図2(F)参照)。そして、減算器
24Fによって信号fから信号eを減算した信号g(垂
直アパーチャ信号)は、図2(G)のようになる。尚、
同図(G)に示した垂直アパーチャ信号gは、通常の垂
直アパーチャ信号生成回路によって生成される垂直アパ
ーチャ信号と同じものとなる。 【0022】ところで、本発明では、ズームコントロー
ラ10からf特変更係数fv1 及びfv2 を逐次変更して出
力することにより、垂直アパーチャ信号gのf特を変更
するようにした点に特徴がある。即ち、従来技術の図6
(B)で説明したように、補間演算によって電子ズーム
された映像信号は、周波数応答特性の高い部分と低い部
分とが周期的に生じ、これにより特に垂直方向の画質の
劣化が顕著となるが、本発明では、図3の点線で示す周
波数応答特性をもった映像信号に対して、実線で示すよ
うな逆の周波数応答特性をもった垂直アパーチャ信号を
付加することにより、f特ができるだけフラットとなる
映像信号を生成するようにしている。 【0023】そして、図3の実線で示すような周波数応
答特性をもった垂直アパーチャ信号を生成するために、
ズームコントローラ10は現在の輝度信号Yの周波数応
答特性(即ち、補間係数kv) に対応したf特変更係数fv
1 及びfv2 を、垂直アパーチャ信号生成回路24に出力
するようにしている。このようにして生成された垂直ア
パーチャ信号gは、ローパスフィルタ27で水平方向の
折り返しひずみや高周波成分が除去されたのち、乗算器
32に出力される。 【0024】一方、遅延回路24Aから出力される信号
bは、水平アパーチャ信号生成回路26に加えられる。
水平アパーチャ信号生成回路26は周知の方法によって
水平アパーチャ信号を生成し、これを乗算器30に出力
する。乗算器30及び32には、それぞれ利得制御用の
係数HAP 及びVAP が加えられており、乗算器30は水平
アパーチャ信号と係数 HAPとを乗算し、この積を加算器
34に出力し、乗算器32は垂直アパーチャ信号と係数
VAP とを乗算し、この積を加算器34に出力する。尚、
上記係数HAP 及びVAP も、輝度信号Yの周波数応答特性
(即ち、補間係数kv) に対応して、例えば輝度信号Yの
周波数応答特性が高い場合には、係数HAP 及びVAP が小
さくなるように、輝度信号Yの周波数応答特性が低い場
合には係数VAP 及び HAPが大きくなるように逐次制御す
ることが好ましい。 【0025】上記利得制御用の係数HAP 及びVAP が乗算
された水平アパーチャ信号及び垂直アパーチャ信号は、
加算器34によって加算され、コアリング36によって
微小ノイズが除去されたのち、加算器39に加えられ
る。一方、遅延回路24Aから出力される1H遅延され
た輝度信号bは、上記アパーチャ信号との時間軸を合わ
せるための遅延回路38を介して所定時間遅延されたの
ち、加算器39に加えられる。 【0026】加算器39はこの輝度信号に対してコアリ
ング36を介して加えられる水平アパーチャ信号及び垂
直アパーチャ信号を加算し、これによりアパーチャ信号
が付加された輝度信号を出力する。このように補間演算
によって電子ズームされた輝度信号は、周波数応答特性
の高い部分と低い部分とが周期的に生じるが、上記構成
の垂直アパーチャ信号生成回路24は、その輝度信号と
逆の周波数応答特性をもった垂直アパーチャ信号を生成
するため、両者を加算することにより、f特ができるだ
けフラットとなる輝度信号を生成することができる。 【0027】図4は図1に示した垂直アパーチャ信号生
成回路24の他の実施例を示すブロック図であり、この
垂直アパーチャ信号生成回路40は、前記垂直アパーチ
ャ信号生成回路24に置き換えることができるものであ
る。図4に示す垂直アパーチャ信号生成回路40は、そ
れぞれ1H遅延させる4つの遅延回路41〜44を有
し、入力する輝度信号a及び遅延回路41〜44からの
遅延信号に基づいて第1の垂直アパーチャ信号g1 を生
成するための加算器51、乗算器52、減算器53と、
第2の垂直アパーチャ信号g2 を生成するための加算器
61、乗算器62、減算器63と、これらの2種類の第
1及び第2の垂直アパーチャ信号g1 , 2 を適宜の比
率で混合して垂直アパーチャ信号のf特を制御する乗算
器71、72、加算器73とから構成されている。 【0028】即ち、加算器51は入力する輝度信号aと
遅延回路44から出力される4H遅延された信号とを加
算し、この加算した信号d1 (図2(D)に対応する信
号)を乗算器52に出力する。乗算器52には係数0.5
が加えられており、乗算器52は信号d1 にこの係数を
乗算することにより信号d1 を1/2にした信号e
1(図2(E)に対応する信号)を減算器53に出力す
る。減算器53の他の入力には、遅延回路42から2H
遅延された信号f(図2(F)に対応する信号)が加え
られており、減算器53は信号fから信号e1 を減算し
た信号g1 (第1の垂直アパーチャ信号)を出力する。 【0029】同様にして、加算器61は入力する遅延回
路41及び43から出力される1H及び3H遅延された
信号とを加算し、この加算した信号d2 を乗算器62に
出力する。乗算器62には係数0.5 が加えられており、
乗算器62は信号d1 にこの係数を乗算することにより
信号d2 を1/2にした信号e2 を減算器63に出力す
る。減算器63の他の入力には、遅延回路42から2H
遅延された信号f(図2(F)に対応する信号)が加え
られており、減算器63は信号fから信号e2を減算し
た信号g2 (第2の垂直アパーチャ信号)を出力する。 【0030】このようにして生成された第1の垂直アパ
ーチャ信号g1 及び第2の垂直アパーチャ信号g2 は、
それぞれ乗算器71及び72に加えられる。乗算器71
及び72の他の入力には、それぞれズームコントローラ
10からf特変更係数fv1 ′及びfv2 ′が加えられてお
り、乗算器71及び72はそれぞれ2入力信号を乗算し
て加算器73に出力する。加算器73は2入力信号を加
算し、これを垂直アパーチャ信号として後段のローパス
フィルタ27(図1参照)に出力する。 【0031】このようにして垂直アパーチャ信号生成回
路40は、図1に示した垂直アパーチャ信号生成回路2
4と同様に、輝度信号と逆の周波数応答特性をもった垂
直アパーチャ信号を生成することができる。図5は本発
明に係る撮像装置の第2実施例を示すブロック図であ
る。同図に示すように、固体撮像素子(例えば、補色フ
ィルタを有するCCD)80から出力される信号は、サ
ンプルホールド回路/利得制御回路82及びA/Dコン
バータ84を介して画像メモリ86に逐次記憶される。 【0032】画像メモリ86に記憶された信号は、補間
演算処理を行う電子ズーム回路88によって電子的にズ
ーミングされた信号として輝度処理回路90及び色分離
処理回路92に出力される。輝度処理回路90はローパ
スフィルタ等を有し、電子ズーム回路88から入力する
信号を平滑して輝度信号YH を取り出し、この輝度信号
H を加算器94に出力する。 【0033】色分離処理回路92は入力信号を色分離し
て色差マトリクス回路94に出力し、色差マトリクス回
路96は色分離された信号から輝度信号YL を生成する
とともに、色分離された信号及び輝度信号YL から色差
信号(R−YL )及び(B−YL )を生成し、色差信号
(R−YL )及び(B−YL )を後段の処理回路(図示
せず)に出力するとともに、輝度信号YL を垂直アパー
チャ信号生成回路98に出力する。 【0034】垂直アパーチャ信号生成回路98は、色差
マトリクス回路96から入力する輝度信号YL に基づい
て垂直アパーチャ信号を生成し、この垂直アパーチャ信
号を加算器94に出力する。尚、輝度信号YL は色分離
された信号から再生成されているため、f特は十分に低
下しており、折り返し歪みの影響が少ない。加算器94
は輝度信号YH と垂直アパーチャ信号生成回路98から
加えられる垂直アパーチャ信号とを加算して出力する。 【0035】上記構成によれば、輝度信号YH の垂直ア
パーチャ信号として、色差マトリクス回路96によって
生成された輝度信号YL を使用することにより折り返し
歪みの少ない垂直アパーチャ信号を得ることができ、こ
れにより電子ズーム処理を施した輝度信号であっても折
り返し歪みの少ない良好な画質が得られる。 【0036】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子ズーム回路から出力される映像信号の垂直周波数応答
特性と逆の垂直周波数応答特性をもった垂直アパーチャ
信号を付加することにより、映像信号の垂直周波数応答
特性をできるだけフラットにすることができ、良好な画
質が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は本発明に係る撮像装置の第1実施例を示
す要部ブロック図である。 【図2】図2は図1の垂直アパーチャ信号生成回路を説
明するために用いたタイミングチャートである。 【図3】図3は電子ズーム回路によりズームングされた
映像信号の周波数応答特性に対する本発明によって生成
される垂直アパーチャ信号の周波数応答特性を示すグラ
フである。 【図4】図4は図1の垂直アパーチャ信号生成回路の他
の実施例を示す回路図である。 【図5】図5は本発明に係る撮像装置の第2実施例を示
すブロック図である。 【図6】図6は従来の撮像装置の水平ラインの補間演算
を示す模式図とライン毎の垂直方向の周波数応答特性を
示すグラフである。 【図7】図7は従来の撮像装置における補間演算によっ
て得られる画像の垂直方向の周波数応答特性の高低の分
布を示す模式図である。 【符号の説明】 10…ズームコントローラ 12、14、86…画像メモリ 16、18、20、22…補間演算部 24、40、98…垂直アパーチャ信号生成回路 26…水平アパーチャ信号生成回路 24D、24E、71、72、30、32…乗算器 39、94…加算器 88…電子ズーム回路 90…輝度処理回路 92…色分離処理回路 96…色差マトリクス回路 fv1 、fv2 、fv1 ′、fv2 ′…f特変更係数

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 画像メモリに記憶した映像信号からズー
    ム倍率に応じた所定範囲の映像信号を読み出すととも
    に、読み出した映像信号を水平及び垂直方向の補間係数
    に基づいて補間演算することにより所定の画素数を得る
    電子ズーム手段を有する撮像装置において、 前記補間演算によって得られた映像信号の周波数応答特
    と逆の周波数応答特性をもった垂直アパーチャ信号を
    生成すべく垂直方向の補間係数に対応した係数を発生す
    る係数発生手段と、 前記補間演算によって得られた映像信号及び前記係数発
    生手段から発生される係数に基づいて該映像信号の周波
    数応答特性と逆の周波数応答特性をもった垂直アパーチ
    ャ信号を生成する垂直アパーチャ信号生成手段と、 前記垂直アパーチャ信号を前記補間演算によって得られ
    る映像信号に加算する加算手段と、 前記垂直アパーチャ信号生成手段と前記加算手段との間
    に設けられ、前記垂直アパーチャ信号の利得を前記補間
    演算時の補間係数に対応して制御する利得制御手段と、 を備えたことを特徴とする撮像装置。
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