JPH09116912A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

Info

Publication number
JPH09116912A
JPH09116912A JP7297804A JP29780495A JPH09116912A JP H09116912 A JPH09116912 A JP H09116912A JP 7297804 A JP7297804 A JP 7297804A JP 29780495 A JP29780495 A JP 29780495A JP H09116912 A JPH09116912 A JP H09116912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
video signal
averaging
signal
selecting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7297804A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Hamazaki
岳史 浜崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP7297804A priority Critical patent/JPH09116912A/ja
Publication of JPH09116912A publication Critical patent/JPH09116912A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小規模回路の追加のみで垂直画素ずらし処理
システムにおけるCCD駆動制御方式手振れ補正処理を
行えるようにする。 【解決手段】 選択手段6−1では平均化手段5−1ま
たは5−2出力を、選択手段6−2では1H遅延素子2
−3の出力または入力を、選択手段6−3では1H遅延
素子2−4の出力または入力を、選択手段6−4では平
均化手段5−3出力または1H遅延素子2−3入力を、
選択手段6−5では平均化手段5−4または1H遅延素
子2−4の入力を、選択手段6−6ではLPF8出力ま
たは平均化手段5−2出力をそれぞれ選択する。このよ
うな構成とすることで、マトリクス回路7−2および7
−3に入力されるRGB信号の空間位置を切り換えるこ
とにより、Y2とCの空間位置を切り換えることがで
き、小規模回路の追加で垂直内挿処理が可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラに用
いられる手振れ補正機能に伴う映像信号処理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近ビデオカメラにおいて、簡単操作で
高画質記録できることに対する要求が高まってきてお
り、それに対して様々な技術が導入されている。その中
の要素として、手振れ補正,画素ずらし処理などがあげ
られるが、これらについて説明する。
【0003】まず手振れ補正について説明する。手振れ
補正方式には、現在可変頂角プリズム方式,フィールド
メモリ駆動制御方式,CCD(Charge Coup
led Device)駆動制御方式などが存在する
(テレビジョン学会誌Vol.49,No.2,199
5,pp.131−134)。
【0004】このうちフィールドメモリ駆動制御方式と
CCD駆動制御方式について簡単に説明すると、撮像素
子出力信号から被写体の動きの量および向き(動きベク
トル)を検出し、「手振れ」と判断した場合には動きベ
クトルに応じて信号の水平および垂直方向出力タイミン
グを制御することにより、信号の「切り出し」を行う。
以上の処理により、手振れによる画面全体の動きが吸収
され、被写体はほぼ静止状態になる。
【0005】フィールドメモリ駆動制御方式では撮像素
子出力信号を一旦フィールドメモリに蓄え、動きベクト
ルに応じて読み出しアドレスを制御する。これに対して
CCD駆動制御方式は、通常より画素数の多いCCDを
用い、画像の水平および垂直方向の切り出しをCCD駆
動で行う方式である。フィールドメモリを必要としない
ことから、これを特にメモリレス方式と呼ぶこともあ
る。
【0006】ところが、水平および垂直の切り出しは原
理的に1画素単位でしか行えないため、そのままでは動
きのぎこちない補正しか行えないことになる。そこで、
通常は切り出した信号を水平および垂直に補間処理する
ことで1画素未満の切り出しを行い、スムーズな動きを
実現している。これを図8に示す。
【0007】図8は垂直画素ずらしを行わない場合の輝
度信号Yおよび色差信号Cの垂直方向の補間処理を説明
するための模式図である。図中の数字はライン番号を示
し、補間信号に記してある(Y1,Y2),(C1,C2
などは輝度信号Y,色差信号Cの1ライン目と2ライン
目の補間信号を示すものである。撮像素子駆動制御によ
り切り出された輝度信号Yおよび色差信号Cが同図左に
ように入力され、これに対して垂直補間処理を施し、同
図右のような空間位置の信号として出力される。図は下
側のラインから約1/4ラインの場所に存在するはずの
ラインを補間で求める場合である。この垂直補間処理回
路の構成を示すブロック図を図9に示す。図9において
2−5は1H(H:水平走査期間)遅延素子、12は遅
延素子2−5の出力から回路入力xを減算する減算器、
13は減算器12の出力に補間係数kを乗算する乗算
器、14は乗算器13の出力と回路入力xを加算する加
算器であり、この回路の入力をxとすると、出力yは次
式で表される。
【0008】 y=(1−k)x+kH-1x (0≦k≦1) ここで、H-1は1H遅延素子による遅延を示す。
【0009】次に画素ずらし処理について説明する。画
素ずらし処理とは、複数のCCDなどの撮像素子を水平
または垂直方向に画素間隔の1/2だけ互いにずらして
配置することにより、撮像素子の受光素子数を見かけ上
2倍にして解像度向上を図るものである。水平方向での
画素ずらし処理は古くから行われているが、最近は垂直
方向での画素ずらし処理も行われるようになってきてい
る(例えばテレビジョン学会技術報告Vol.19,N
o.20,pp.47−52)。
【0010】ここで垂直画素ずらしについて簡単に説明
する。図5は3板カメラにおける垂直画素ずらし処理を
説明するための模式図である。Gと同じ空間位置に存在
するはずのRおよびBのラインを係数1/2の内挿処理
により求め、これら3つの信号から得られる輝度信号Y
をY1、同様にRおよびBと同じ空間位置に存在するは
ずのGのラインを内挿で求めて得られる輝度信号YをY
2とする。これにより1フィールドに含まれる輝度信号
Yのライン数は2倍となる。
【0011】色差信号Cはあまり信号帯域を要求されな
いため、通常処理と同じライン数とし、その空間位置は
例えばY1と同じ位置に求められる。ただし、画素ずら
し処理においては無彩色部分のエッジにおいて実際には
存在しない色がつく偽色という現象がある。この偽色現
象を抑えるために、色差信号を求める前にレスポンスの
高いG信号にLPF(Low Pass Filte
r)処理を行う必要がある。
【0012】上記の垂直画素ずらし処理回路の構成を示
すブロック図を図4に示す。CCD1−1〜1−3はそ
れぞれG,R,B用CCDである。まず輝度信号処理に
ついて説明すると、CCD駆動制御により切り出された
CCD1−1〜1−3の出力映像信号は1H遅延素子2
−1,2−3,2−4にそれぞれ入力される。1H遅延
素子2−2には1H遅延素子2−1の出力が入力され
る。1H遅延素子2−1および2−2の出力は加算器3
−1で加算され、1/2を乗算する乗算手段4−1で乗
算され、これら加算器3−1,乗算手段4−1からなる
平均化手段5−1において係数1/2の内挿処理が施さ
れる。同様にCCD1−2および1H遅延素子2−3の
出力は加算器3−3および乗算手段4−3からなる平均
化手段5−3において、CCD1−3および1H遅延素
子2−4の出力は加算器3−4および乗算手段4−4か
らなる平均化手段5−4においてそれぞれ内挿処理され
る。
【0013】1H遅延素子2−1,乗算手段4−3およ
び4−4の出力は、Y1用マトリクス回路7−1に入力
されGと垂直内挿されたR,BよりY1が求められる。
マトリクス回路7−1においては例えば次式に示す処理
がなされる。
【0014】Y=0.3R+0.6G+0.1B 同様に乗算手段4−1,1H遅延素子2−3および2−
4の出力はY2用マトリクス回路7−2に入力され垂直
内挿されたGとR,BよりY2が求められる。
【0015】LPF8は垂直方向のLPFであり、3つ
の入力に対して加重平均処理がなされる。LPF8出力
と乗算手段4−3および4−4出力はC用マトリクス回
路7−3に入力され、垂直高周波成分が除去されたGと
垂直内挿されたR,BよりCが求められる。マトリクス
回路7−3において例えば次式に示す処理がなされる。
【0016】C=R−G または B−G 以上の処理におけるRGB信号とY1,Y2,Cの空間
位置関係を示すものが垂直画素ずらし処理を説明する模
式図である図5である。
【0017】図5においてG0H,G1H,G2HはC
CD1−1,1H遅延素子2−1および2−2の出力を
それぞれ示す。RB0H,RB1HはR,B信号を併記
したものであり、Gと同様にCCD1−2,1H遅延素
子2−3の出力およびCCD1−3,1H遅延素子2−
4の出力をそれぞれ示す。またG1.5H,RB0.5
Hは乗算手段4−1,4−3および4−4の出力をそれ
ぞれ示している。同図に示す空間位置関係のR,G,B
信号をもとに、Y1はG1HとRB0.5Hから、Y2
はG1.5HとRB1Hから、CはLPF(G0〜2
H)とRB0.5Hからそれぞれ同図に示す空間位置に
求められる。ここで、LPF(G0〜2H)はG0H,
G1H,G2HのLPF処理結果を示す。また、同図は
同時に得られるY1,Y2,Cの組をも示している。
【0018】マトリクス回路7−1および7−2の出力
はY用垂直補間回路9に入力され、手振れ補正時には次
式に示す補間処理が施される。
【0019】 Y=(1−k)Y1+kY2 (0≦k≦1) 上式に示すように、Y信号に関しては補間に必要な2つ
の信号が同時に得られるため、垂直補間回路9において
1H遅延素子は不要となる。同様にマトリクス回路7−
3の出力はC用垂直補間回路10において手振れ補正時
には次式に示す補間処理が施される。
【0020】 C’=(1−k)C+kH-1C (0≦k≦1) ただし、H-1は1Hの遅延を示す。
【0021】この垂直補間処理を説明するための模式図
を図6に示す。図6は垂直画素ずらしによって求められ
たY1,Y2,Cに対して手振れ補正時の垂直補間処理
を行う場合について示したものである。図6において、
各ライン上の数字はRGB信号の最初のラインが入力さ
れる時刻を1ライン目とした時の信号の入出力時刻を示
す。つまり2が付加されたY1,Y2,C信号,および
補間Y,補間C信号は2ライン目のRGB信号が入力さ
れるのと同時刻に求められる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
処理ではメモリレス方式において不都合が生じる場合が
ある。例えば、図6のように補間Y信号をY1の上側か
つY2の下側に求める場合は特に問題はないが、垂直補
間処理を説明する模式図である図7のようにY1の下側
かつY2の上側に求める場合はY1より1H後に求めら
れるY2を用いて補間する必要があるため、Y1を遅延
させるために別の1H遅延素子が必要となる。さらに、
補間Y信号およびC信号の出力タイミングが図6の場合
に比べて1H遅れることになるので、両者間でシステム
遅延を揃えようとすると、図6の処理を行う場合にも補
間Y信号およびC信号を遅延させる1H遅延素子がそれ
ぞれ必要となる。
【0023】この問題はフィールドメモリを用いる手振
れ補正方式ならば、Y2およびCのフィールドメモリ読
み出しタイミングをY1に対して1H早くすることによ
り解決できるが、メモリレス方式では前述のように合計
3つの1H遅延素子が余分に必要となるので回路規模の
増大を招く。
【0024】本発明は上記課題を解決するもので、メモ
リレス手振れ補正方式において余分な1H遅延素子を必
要としない補間処理が可能な映像信号処理装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の映像信号処理装置は、Gと同じ空間位置に存
在するはずのRおよびBのラインを係数1/2の内挿処
理により求め、これらG,B,R3つの信号を第1のマ
トリクス回路に入力して輝度信号Y1を、RおよびBと
同じ空間位置に存在するはずのGのラインを係数1/2
の内挿処理により求め、これらR,B,G3つの信号を
第2のマトリクス回路に入力して輝度信号Y2を、Gと
垂直内挿処理されたRおよびB3つの信号を第3のマト
リクス回路に入力して色差信号Cをそれぞれ作成する映
像信号処理装置において、第2,第3のマトリクス回路
に入力されるR,G,Bの空間位置を切り換えることに
より輝度信号Y2と色差信号Cの空間位置を切り換える
構成としたものであり、上記した構成により、必要最小
限度の回路規模によりメモリレス手振れ補正方式におけ
る補間処理が可能な映像信号処理装置が得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、Gと同じ空間位置に存在するはずのRおよびBのラ
インを係数1/2の内挿処理により求め、これらG,
B,R3つの信号を第1のマトリクス回路に入力して輝
度信号Y1を、RおよびBと同じ空間位置に存在するは
ずのGのラインを係数1/2の内挿処理により求め、こ
れらR,B,G3つの信号を第2のマトリクス回路に入
力して輝度信号Y2を、Gと垂直内挿処理されたRおよ
びB3つの信号を第3のマトリクス回路に入力して色差
信号Cをそれぞれ作成する映像信号処理装置において、
第2,第3のマトリクス回路に入力されるR,G,Bの
空間位置を切り換えることにより輝度信号Y2と色差信
号Cの空間位置を切り換える映像信号処理装置であり、
輝度信号Y2と色差信号Cの空間位置を切り換えること
により、Y1を1H遅延させることなく、補間Y信号を
Y1の下側かつY2の上側に求めることができ、また補
間C信号も同じタイミングで求めることができる。
【0027】本発明の請求項2に記載の発明は、第1の
映像信号を所定期間遅延させる第1の遅延手段と、前記
第1の遅延手段出力を所定期間遅延させる第2の遅延手
段と、第2の映像信号を所定期間遅延させる第3の遅延
手段と、第3の映像信号を所定期間遅延させる第4の遅
延手段と、前記第1および第2の遅延手段出力を平均化
する第1の平均化手段と、前記第1の映像信号と前記第
1の遅延手段出力を平均化する第2の平均化手段と、前
記第2の映像信号と前記第3の遅延手段出力を平均化す
る第3の平均化手段と、前記第3の映像信号と前記第4
の遅延手段出力を平均化する第4の平均化手段と、前記
第1または第2の平均化手段出力を選択して出力する第
1の選択手段と、前記第3の遅延手段出力または前記第
2の映像信号を選択して出力する第2の選択手段と、前
記第4の遅延手段出力または前記第3の映像信号を選択
して出力する第3の選択手段と、前記第3の平均化手段
出力または前記第2の映像信号を選択して出力する第4
の選択手段と、前記第4の平均化手段出力または前記第
3の映像信号を選択して出力する第5の選択手段と、前
記第1の映像信号と前記第1および第2の遅延手段出力
にフィルタ処理を施すフィルタ手段と、前記フィルタ手
段出力または前記第2の平均化手段出力を選択して出力
する第6の選択手段と、前記第1の遅延手段出力,前記
第3および第4の平均化手段出力に対してマトリクス演
算を施す第1のマトリクス回路と、前記第1,第2およ
び第3の選択手段出力に対してマトリクス演算を施す第
2のマトリクス回路と、前記第4,第5および第6の選
択手段出力に対してマトリクス演算を施す第3のマトリ
クス回路を備え、前記第1,第2,第3のマトリクス回
路出力を出力する構成とした映像信号処理装置であり、
必要最小限度の回路規模で垂直画素ずらしに対応したメ
モリレス手振れ補正処理に必要な信号を垂直補間回路に
供給できる。
【0028】以下本発明の実施の形態について、図1か
ら図3を用いて説明する。 (実施の形態)図1は本発明の実施の形態における映像
信号処理装置の構成を示すブロック図であり、従来の垂
直画素ずらし処理回路を示す図4と同じ構成,作用,効
果を示す部分には同じ符号を付して説明する。CCD1
−1〜1−3はそれぞれG,R,B用CCDである。
【0029】まず輝度信号Y1およびY2について説明
すると、CCD駆動制御により切り出されたCCD1−
1〜1−3の出力映像信号は1H遅延素子2−1,2−
3,2−4にそれぞれ入力される。1H遅延素子2−2
には1H遅延素子2−1の出力が入力される。1H遅延
素子2−1および2−2出力は加算器3−1および係数
1/2を乗算する乗算手段4−1からなる平均化手段5
−1において係数1/2の内挿処理が施される。同様に
CCD1−1および1H遅延素子2−1の出力は加算器
3−2および乗算手段4−2からなる平均化手段5−2
において、CCD1−2および1H遅延素子2−3の出
力は加算器3−3および乗算手段4−3からなる平均化
手段5−3において、CCD1−3および1H遅延素子
2−4の出力は加算器3−4および乗算手段4−4から
なる平均化手段5−4においてそれぞれ内挿処理され
る。乗算手段4−1および4−2の出力は選択手段6−
1においていずれか一方が選択されて出力される。同様
にCCD1−2および1H遅延素子2−3の出力は選択
手段6−2において、CCD1−3および1H遅延素子
2−4の出力は選択手段6−3においていずれか一方が
選択されて出力される。1H遅延素子2−1,乗算手段
4−3および4−4の出力は、Y1用マトリクス回路7
−1に入力されY1が求められる。同様に選択手段6−
1〜6−3の出力はY2用マトリクス回路7−2に入力
されY2が求められる。マトリクス回路7−1および7
−2の出力は垂直補間回路9において補間処理され、輝
度信号Yが求められる。
【0030】ここで、選択手段6−1〜6−3の制御信
号を切り換える場合を考えると、各選択手段の上側の信
号を選択した場合は従来例を示す図4のブロック図と同
じ構成となり、従来例の模式図である図5における空間
位置のY1とY2が求められるが、各選択手段の下側の
信号を選択した場合の両者の空間位置は図2の模式図に
示すようになる。この場合の各信号のタイミング関係と
補間処理の様子を図3の模式図に示す。同図から明らか
なようにY1を1H遅延させることなくY1の下側かつ
Y2の上側に補間Y信号を求めることが可能になる。
【0031】次に色差信号Cについて説明する。CCD
1−1,1H遅延素子2−1および2−2の出力はLP
F8に入力され、G信号に含まれる垂直方向の高周波成
分が除去される。これは前述のように垂直画素ずらしに
おける偽色を抑えるためである。LPF8の出力および
乗算手段4−2の出力は選択手段6−6においていずれ
か一方が選択されて出力される。また、乗算手段4−3
およびCCD1−2の出力は選択手段6−4において、
乗算手段4−4およびCCD1−3の出力は選択手段6
−5においてそれぞれいずれか一方が選択されて出力さ
れる。選択手段6−4〜6−6の出力はC用マトリクス
回路7−3に入力され、色差信号が求められる。
【0032】ここで、選択手段6−1〜6−6の制御信
号を切り換える場合を考えると、各選択手段の上側の信
号を選択した場合は従来例の模式図である図5における
空間位置のCが求められるが、下側の信号を選択した場
合の色差信号Cの空間位置は図2の模式図に示すように
なる。この場合のタイミング関係と補間処理の様子を図
3の模式図に示す。同図から明らかなようにY1の下側
かつY2の上側に補間Y信号を求める場合にも、補間C
信号を同じタイミングで求めることが可能になる。
【0033】ところで、選択手段6−6において下側の
信号を選択した場合にはG信号はLPF8は通らない
が、乗算手段4−2の出力は2ラインの垂直LPF処理
がなされていると見なすことができるので問題ないと考
えられる。
【0034】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、必要最小
限度の回路規模で垂直画素ずらしに対応したメモリレス
手振れ補正処理に必要な信号を垂直補間回路に供給で
き、その実用的効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による映像信号処理装置
の構成を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態による映像信号処理装置
での垂直画素ずらし処理を説明するための模式図
【図3】本発明の一実施の形態による映像信号処理装置
での垂直補間処理を説明するための模式図
【図4】従来の垂直画素ずらし処理回路の構成を示すブ
ロック図
【図5】従来の垂直画素ずらし処理を説明するための模
式図
【図6】垂直画素ずらし処理を行った場合の従来の垂直
補間処理を説明するための模式図
【図7】垂直画素ずらし処理を行った場合の従来の垂直
補間処理を説明するための模式図
【図8】垂直画素ずらしを行わない場合の垂直補間処理
を説明するための模式図
【図9】垂直補間処理回路の構成を示すブロック図
【符号の説明】
1−1,1−2,1−3 CCD 2−1 第1遅延素子 2−2 第2遅延素子 2−3 第3遅延素子 2−4 第4遅延素子 3−1,3−2,3−3,3−4 加算器 4−1,4−2,4−3,4−4 乗算手段 5−1 第1平均化手段 5−2 第2平均化手段 5−3 第3平均化手段 5−4 第4平均化手段 6−1 第1選択手段 6−2 第2選択手段 6−3 第3選択手段 6−4 第4選択手段 6−5 第5選択手段 6−6 第6選択手段 7−1 第1マトリクス回路 7−2 第2マトリクス回路 7−3 第3マトリクス回路 8 LPF

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリーン信号(以下Gという)と同じ空
    間位置に存在するはずのレッド信号(以下Rという)お
    よびブルー信号(以下Bという)のラインを係数1/2
    の内挿処理により求め、これらG,B,R3つの信号を
    第1のマトリクス回路に入力して輝度信号Y1を、Rお
    よびBと同じ空間位置に存在するはずのGのラインを係
    数1/2の内挿処理により求め、これらR,B,G3つ
    の信号を第2のマトリクス回路に入力して輝度信号Y2
    を、Gと垂直内挿処理されたRおよびB3つの信号を第
    3のマトリクス回路に入力して色差信号Cをそれぞれ作
    成する映像信号処理装置において、第2,第3のマトリ
    クス回路に入力されるR,G,Bの空間位置を切り換え
    ることにより輝度信号Y2と色差信号Cの空間位置を切
    り換える映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】 第1の映像信号を所定期間遅延させる第
    1の遅延手段と、前記第1の遅延手段出力を所定期間遅
    延させる第2の遅延手段と、第2の映像信号を所定期間
    遅延させる第3の遅延手段と、第3の映像信号を所定期
    間遅延させる第4の遅延手段と、前記第1および第2の
    遅延手段出力を平均化する第1の平均化手段と、前記第
    1の映像信号と前記第1の遅延手段出力を平均化する第
    2の平均化手段と、前記第2の映像信号と前記第3の遅
    延手段出力を平均化する第3の平均化手段と、前記第3
    の映像信号と前記第4の遅延手段出力を平均化する第4
    の平均化手段と、前記第1または第2の平均化手段出力
    を選択して出力する第1の選択手段と、前記第3の遅延
    手段出力または前記第2の映像信号を選択して出力する
    第2の選択手段と、前記第4の遅延手段出力または前記
    第3の映像信号を選択して出力する第3の選択手段と、
    前記第3の平均化手段出力または前記第2の映像信号を
    選択して出力する第4の選択手段と、前記第4の平均化
    手段出力または前記第3の映像信号を選択して出力する
    第5の選択手段と、前記第1の映像信号と前記第1およ
    び第2の遅延手段出力にフィルタ処理を施すフィルタ手
    段と、前記フィルタ手段出力または前記第2の平均化手
    段出力を選択して出力する第6の選択手段と、前記第1
    の遅延手段出力,前記第3および第4の平均化手段出力
    に対してマトリクス演算を施す第1のマトリクス回路
    と、前記第1,第2および第3の選択手段出力に対して
    マトリクス演算を施す第2のマトリクス回路と、前記第
    4,第5および第6の選択手段出力に対してマトリクス
    演算を施す第3のマトリクス回路とを備え、前記第1,
    第2,第3のマトリクス回路出力を出力する映像信号処
    理装置。
JP7297804A 1995-10-20 1995-10-20 映像信号処理装置 Pending JPH09116912A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7297804A JPH09116912A (ja) 1995-10-20 1995-10-20 映像信号処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7297804A JPH09116912A (ja) 1995-10-20 1995-10-20 映像信号処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09116912A true JPH09116912A (ja) 1997-05-02

Family

ID=17851389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7297804A Pending JPH09116912A (ja) 1995-10-20 1995-10-20 映像信号処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09116912A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1173029A2 (en) * 2000-07-14 2002-01-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Color image pickup device
JP2007060437A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Canon Inc 記録再生装置、記録再生方法、及びコンピュータプログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1173029A2 (en) * 2000-07-14 2002-01-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Color image pickup device
EP1173029A3 (en) * 2000-07-14 2004-09-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Color image pickup device
US6917383B2 (en) 2000-07-14 2005-07-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Image sensing device
JP2007060437A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Canon Inc 記録再生装置、記録再生方法、及びコンピュータプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5268758A (en) Horizontal line interpolation circuit and image pickup apparatus including it
JPH10150668A (ja) 撮像装置及びカラー画像信号の処理方法
JP2001086391A (ja) 撮像装置
JP2547686B2 (ja) 映像信号処理回路
EP0746166B1 (en) Image sensing apparatus and method
JP2004193911A (ja) 画像処理装置および画像処理方法、デジタルスチルカメラ
JPH09116912A (ja) 映像信号処理装置
JPH10155158A (ja) 撮像装置及びカラー画像信号の処理方法
JP3754803B2 (ja) 撮像装置
JPH06303617A (ja) 撮像装置
JP3134513B2 (ja) 水平ライン補間機能付き撮像装置
JPH0795595A (ja) カラー撮像装置
JP2552558B2 (ja) 電子的に拡大撮影可能な撮像装置
JPH0767025A (ja) 映像処理装置
JPH11168653A (ja) 輪郭補償システム
JP2004153848A (ja) 画像入力装置の画像処理回路
JP3463695B2 (ja) 撮影装置
JP3158781B2 (ja) ノイズ低減装置
JPH06178307A (ja) 撮像装置
JP3134515B2 (ja) 水平ライン補間機能付き撮像装置
JP3397377B2 (ja) 撮像装置
JPH07177531A (ja) 撮像装置
JP3018384B2 (ja) ビデオ信号処理回路
JP3134514B2 (ja) 水平ライン補間機能付き撮像装置
JP2001309231A (ja) 画像処理装置