JP2000059663A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2000059663A
JP2000059663A JP10227390A JP22739098A JP2000059663A JP 2000059663 A JP2000059663 A JP 2000059663A JP 10227390 A JP10227390 A JP 10227390A JP 22739098 A JP22739098 A JP 22739098A JP 2000059663 A JP2000059663 A JP 2000059663A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示用の画像データに関する画サイズ調整処
理と記録用の画像データに対する画サイズ調整処理をそ
れぞれ好適に実行できるようにする。 【解決手段】 撮像手段から出力された画像データに対
して直線補間による画サイズ調整処理を行って表示出力
用の画像データを生成する表示用画サイズ調整手段9
と、撮像手段から出力された画像データに対して曲線補
間による画サイズ調整処理を行って、記録媒体への記録
用の画像データを生成する記録用画サイズ調整手段10
とを設ける。この曲線補間は、画像データをN/M
(M、Nは互いに素な正の整数)に補間する際に、周波
数軸上におけるj/M(但しj=1,2,・・・,M−
1)、k/N(但しk=1,2,・・・,N−1)に零
点を持つ特性となるフィルタリングを行うことで実現す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばデジタルスチ
ルカメラといわれるように、光電変換素子などによる画
像データ取り込みを行い、撮像画像データとして記録媒
体に記録したり表示出力できる撮像装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】CCD2次元固体撮像素子を用いたいわ
ゆる電子カメラ(デジタルスチルカメラ)が知られてい
る。このような電子カメラはCCD固体撮像素子で取り
込んだ静止画の画像データをメモリカードや磁気ディス
ク、光磁気ディスクなどの記録媒体に撮影画像データと
して記憶させることで、通常のカメラのようなフィルム
を不要としている。
【0003】例えば撮像時にはCCD固体撮像素子で取
り込まれる被写体側の情景をビューファインダーに再生
出力させる。ユーザーはビューファインダーからの画像
を確認してシャッタ操作を行なうと、その際に取り込ま
れる画像データが撮像画像として記録媒体に記録され
る。記録媒体に取り込んだ画像データはビューファイン
ダーに再生出力させたり、外部のテレビジョンモニタ機
器、コンピュータ機器に出力して撮影写真のように表示
させることなどができるようにされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、CCD固体
撮像素子から取り込み1フレーム分(1画像)のデータ
として得られた画像データは、もちろんそのままの画サ
イズ(画素数)で例えばメモリカードなどの記録媒体に
記録させるようにしてもよいが、記録媒体の容量の事情
や、撮影可能枚数を多くしたいなどの要望がある場合
は、得られた画像データに対して圧縮を行うなどの、画
サイズ調整処理が行われることが好適とされる。また表
示出力用の画像データとしても、表示画面が対応できる
画素数の都合や、或いはモニタ上での拡大表示、縮小表
示などを実現するために画サイズ調整処理が行われる。
【0005】このような画サイズ調整処理は、いわゆる
補間処理によって実現される。大まかにいえば、例えば
画サイズをN/Mに調整するには、画像データのレート
がN,Mの最小公倍数のレートとなるように補間すると
ともに必要なレートで間引きを行うことで、N/Mの画
サイズのデータを得るようにしている。そして補間処理
としては、前値補間(いわゆる前値ホールドによる補
間)、直線補間、フィルタを用いた高性能な補間などが
知られている。
【0006】前値補間、直線補間ともに、フィルタを用
いた補間として表現できる。例えばN/Mの画サイズ調
整についていえば、前値補間は、周波数軸上でのk/N
(但しk=1,2,・・・,N−1)に零点を持つフィ
ルタ特性を有することとなり、また直線補間は、周波数
軸上でのk/Nに2重の零点を持つフィルタ特性とな
る。従って画像データに対する画サイズ調整は、デジタ
ルフィルタリング処理により実現できる。
【0007】ここで、一般的なフィルタを用いる場合
は、零点の位置は任意であり、主に通過域の平坦化と阻
止域の減衰量に注意がおかれて設計が行われている。と
ころが前値補間、直線補間では、それぞれk/Nのポイ
ントに零点がおかれ、この特性にはMの値は関与しない
ことになる。このため、N/Mの値が1に近い場合は比
較的良好な補間が行われるが、1から離れると「M」に
ついての再サンプルの結果発生するエリアシングが減衰
しないことになり、これは画質劣化を招くものとなる。
【0008】デジタルスチルカメラでの画サイズ調整を
考えた場合、例えばモニタ出力用の画像データに関して
は、多少画質劣化があっても大きな問題とはならない。
また表示出力の際に、拡大、縮小などの多様な表示動作
を実現させることには補間処理としてのフレキシビリテ
ィのある直線補間が好ましい。ところが、記録用の画像
データに関して画サイズ調整を行う場合は、画質劣化は
極力避けなければならないものとなる。つまり、前値補
間、直線補間による画サイズ調整は、記録用の画像デー
タに関しては不適切となる場合がある。
【0009】また画質劣化を避けるためにはより高次の
フィルタを用いることも考えられるが、この場合はハー
ドウエア規模がかなり大きくなってしまうという問題が
生ずる。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、撮像装置において表示用の画像データに関
する画サイズ調整処理と、記録用の画像データに対する
画サイズ調整処理をそれぞれ好適に実行できるようにす
ること、及びハードウエア規模をさほど増大させないよ
うにすることを目的とする。
【0011】このために撮像装置として、撮像手段から
出力された画像データに対して直線補間による画サイズ
調整処理を行って表示出力用の画像データを生成する表
示用画サイズ調整手段と、撮像手段から出力された画像
データに対して曲線補間による画サイズ調整処理を行っ
て、記録媒体への記録用の画像データを生成する記録用
画サイズ調整手段とを設けるようにする。即ち記録用の
画像データに関する画サイズ調整は曲線補間により実行
することで画質劣化を防止する。一方、表示用の画像デ
ータに関する画サイズ調整は直線補間により実行するこ
とで、多様な表示動作に対応できるようにする。
【0012】また、表示用画サイズ調整手段と記録用画
サイズ調整手段では、画サイズ調整処理に用いるライン
メモリが共用されるようにすることで、ハードウエア規
模の増大を最小限にとどめる。また、記録用画サイズ調
整手段における曲線補間は、画像データをN/M(但
し、M、Nは互いに素な正の整数。つまりN/Mは約分
できない値としたとき)に補間する際に、周波数軸上に
おけるn/M(但しn=1,2,・・・,M−1)、k
/N(但しk=1,2,・・・,N−1)に零点を持つ
特性となるフィルタリングを行うことで、画質劣化を良
好に防止する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の撮像装置の実施の
形態としてのデジタルスチルカメラを次の順序で説明す
る。 1.直線補間及び曲線補間 2.デジタルスチルカメラの回路構成 3.記録用画サイズ調整部 4.表示用画サイズ調整部
【0014】1.直線補間及び曲線補間 本例のデジタルスチルカメラでは、後述する表示用画サ
イズ調整部9で直線補間による画サイズ調整を行い、ま
た記録用画サイズ調整部10で曲線補間による画サイズ
調整を行うものとなる。まずここでは、直線補間及び曲
線補間としてのフィルタリングについて説明する。
【0015】まず図1、図2で直線補間の原理を説明す
る。説明上、入力データXn(n=1,2,・・・)を
N/Mに変換する場合として、M=4、N=3の例、つ
まり入力データを3/4に圧縮する例をあげる。
【0016】図1(a)は所定のサンプリング周波数F
sでサンプルされ、その周波数のクロックレートで入力
される入力データX1,X2・・・を示している。この
入力データを周波数成分で見ると、図2(a)のように
サンプリング周波数Fsを単位として繰り返す特性とな
る。このような入力データXnを3/4(N/M)に直
線補間で縮小することは、図1(b)に示すように、ま
ず入力データ(画素データ)をクロックレートが3倍
(N倍)となるようにサンプルポイントを設定し、各サ
ンプルポイントでの入力データXn間の距離比から対応
するデータを求め、さらに図1(c)に示すようにそれ
を1/4(1/M)に間引くことと等価である。
【0017】図1(b)において各サンプルポイントの
下方に示した数字は、そのサンプルポイントの両側の入
力データ(XnとXn+1)に対する距離比である。こ
の距離比はフィルタ係数と見ることができる。そして3
/4に縮小されたデータである図1(c)のデータY
1、Y2・・・についてみると、まずデータY1につい
ては、図1(a)の入力データX1、X2に対して図1
(b)のように距離比(3,0)のポイントであるた
め、 Y1=(3・X1+0・X2)/3 となる。同様に入力データXnと距離比から、 Y2=(2・X2+1・X3)/3 Y3=(1・X3+2・X4)/3 Y4=(3・X5+0・X6)/3 となることが理解される。
【0018】即ちこの直線補間は、3倍のサンプルポイ
ントとなる位置に0データを挿入して(1,1,1)
(1,1,1)=(1,2,3,2,1)のフィルタを
かけたものと等しいことになる。周波数特性でみると、
図2(b)のようにFs、2Fsのポイント、つまり1
/3、2/3のポイントに2重の零点を持つものとな
る。また1/Mに間引いた出力データY1、Y2・・・
については、図2(c)のように(3/4)Fsを単位
として繰り返す特性となる。
【0019】以上のことからわかるようにN/Mの直線
補間をフィルタ特性として見ると、入力データのサンプ
リング周波数Fsのk/N倍(k=1,2,・・・,N
−1)に2重の零点を持つフィルタであり、この特性に
「M」は関与しない。このため、N/Mの値が1から離
れると、Mでの再サンプルの結果発生するエリアシング
が減衰せず、画像データの場合は画質劣化が著しくなる
ことになる。
【0020】次に図3、図4で曲線補間を説明するが、
同じく入力データXn(n=1,2,・・・)をN/M
に変換する場合として、M=4、N=3の例、つまり入
力データを3/4に圧縮する例をあげる。この場合は、
図3(a)のように所定のサンプリング周波数Fsでサ
ンプルされ、その周波数のクロックレートで入力される
入力データX1,X2・・・について、0データ挿入に
よりN倍(3倍)にしたデータに対し、サンプリング周
波数Fsのk/N倍(k=1,2,・・・,N−1)
と、n/M倍(n=1,2,・・・,M−1)の周波数
ポイントに零点を持つようにフィルタリングを行う(図
3(b))。そして図3(c)のように1/Mに間引く
ことになるが、図3(b)に示した距離比をフィルタ係
数と見ることができるため、 Y1=(3・X1+1・X2)/4 Y2=(2・X2+2・X3)/4 Y3=(1・X3+3・X4)/4 Y4=(3・X5+1・X6)/4 となる。即ちM=4、N=3の場合は(1,1,1,
1)(1,1,1)=(1,2,3,3,2,1)とな
る。
【0021】周波数特性で見ると、図4(a)のように
サンプリング周波数Fsを単位として繰り返す入力デー
タXnの特性、及び図4(c)の出力データYnの特性
に対して、図4(b)のようにサンプリング周波数Fs
のk/N倍(k=1,2,・・・,N−1)と、n/M
倍(n=1,2,・・・,M−1)の周波数ポイントに
零点を持つようなフィルタ特性となる。これは即ち、図
4(a)の入力データのキャリア成分を抑圧するととも
に、図4(c)の1/Mに間引かれた後にキャリアとな
る周波数成分をも抑圧するフィルタ特性となり、従っ
て、N,Mの値がどのように設定されていても(変換比
がいくらであっても)、エリアシングを減衰させること
ができる。従って画像データで見れば、視覚上目立つ低
周波への折り返しが減衰され、画質劣化を抑えることが
できるものとなる。
【0022】以上のことから、直線補間と曲線補間にお
いてN/Mに補間する場合のフィルタは次のようにな
る。まず直線補間は、
【数1】 となる。これはN=3の場合は、 (1+Z-1+Z-22=(1,1,1)(1,1,1) =(1,2,3,2,1) となり、上記例の通りである。
【0023】また曲線補間は、
【数2】 となり、これはN=3、M=4の場合は上記のように (1+Z-1+Z-2+Z-3)(1+Z-1+Z-2) =(1,1,1,1)(1,1,1) =(1,2,3,3,2,1) となる。
【0024】この(数1)(数2)の式で表されるフィ
ルタを係数時変のポリフェーズフィルタで構成する場
合、ポリフェーズフィルタのタップ数は次のようにな
る。まず直線補間の場合は、タップ数Tは、 T=(2N−1)/N =2−1/N<2 であるため、変換比N/Mをどのような値としても、2
タップで構成できる。つまり直線補間のためのフィルタ
は、簡易な構成であって、かつ変換比の異なる補間処理
に対してフレキシビリティの高い回路とすることがで
き、変換比を変える場合は係数設定の変更などで容易に
対応できるものとなる。
【0025】一方曲線補間の場合のタップ数Tは、 T≧(M+N−1)/N を満たす整数Tとなり、M、Nの値、つまり変換比によ
って必要なタップ数が異なるものとなる。タップ数Tか
らMの値を考えると、 M≦(T−1)N+1 となり、つまりタップ数T=2の場合はMはM≦N+1
を満たす整数、タップ数T=3の場合はMはM≦2N+
1を満たす整数である。即ち変換比をN/N+1より縮
小させる場合はフィルタに必要なタップ数が増えること
になる。
【0026】以上のことから画像データに対して(数
1)のフィルタリングによる直線補間を行う場合は、変
換比が1から離れることに従って画質劣化が著しくな
る。しかしながら各種の変換比の切り換えが容易でかつ
回路構成も簡単となる。また画像データに対して(数
2)のフィルタリングによる曲線補間を行う場合は、変
換比によらず高品質な画質を維持できる。その一方で、
変換比により必要なタップ数も異なるものとなり各種の
変換比の切り換えが容易な回路構成を簡易に実現するこ
とは困難である。
【0027】2.デジタルスチルカメラの回路構成 以上のような直線補間、曲線補間を利用する本例のデジ
タルスチルカメラ1の構成を図5で説明する。図5はデ
ジタルスチルカメラ1のブロック図である。
【0028】レンズ系1はズームレンズ、フォーカスレ
ンズなどのレンズと、これらレンズを駆動してフォーカ
ス調整、ズーム調整、アイリス調整を行なうレンズドラ
イバが設けられている部位である。
【0029】レンズ系1を介して入射された光線は光電
変換素子であるCCD固体撮像素子3(以下、単にCC
Dという)に結像される。CCD3には光電変換素子が
垂直及び水平方向にマトリクス状に配置され、2次元の
撮像領域が形成され、1H(Hは水平走査期間)内に1
フレーム分の信号電荷を読み出す。
【0030】このCCD4の駆動はタイミング発生部6
により行われる。タイミング発生部6はCCD4の駆動
のための基準タイミングを生成するとともに基準タイミ
ングに基づいてCCD4に対する垂直走査信号、水平走
査信号を出力し、CCD4の撮像動作を実行させる。ま
た、垂直走査信号、水平走査信号の設定制御等により1
チャンネル読出/2チャンネル読出の切り換えも行な
う。
【0031】CCD3から出力される画像データは、C
DS及びA/D変換回路4に供給される。CDS及びA
/D変換回路4では、まずCDS(Correlated Double
Sampling:相関二重サンプリング)と呼ばれるサンプル
/ホールド動作が行なわれる。これはCCD3の出力と
してはプリチャージレベル(黒レベル)とデータレベル
(信号レベル)が交互に出力されることになることか
ら、プリチャージレベルとデータレベルを各々別にサン
プリングし、その差分をとることで通常の映像信号の状
態にするものである。このCDS処理が行なわれた後、
ゲイン調整、ダイナミックレンジ調整が行われ、A/D
変換処理が行われてデジタル画像データとして次段のD
SP(Digital Signal Processor)5に出力される。
【0032】DSP5では入力されるデジタル画像デー
タに対して補正処理や色分離、ホワイトバランス調整、
ガンマ補正等の処理を行ない、カラーマトリクス処理で
R/G/B信号を抽出する。そしてそのR/G/B信号
からY信号生成及び各種Y信号処理、クロマ信号生成及
び各種色信号処理を行なって、輝度信号Y、及び色差信
号CR(=R−Y)、CB(=B−Y)という形態で出
力する。出力される輝度信号Y、色差信号CR、CBの
データ量の比は4:2:2の形態とされる。また、DS
P5では輝度信号Y、及び色差信号CR、CBについて
の垂直同期信号、水平同期信号や、後述する水平有効映
像期間信号(XDPHEN)、垂直有効映像期間信号
(XDPVEN)等を生成し、所要部位に供給する。
【0033】ここまでのレンズ系2、タイミング発生部
6、CDS及びA/D変換回路4、DSP5の動作制御
はカメラコントローラ8によって行われる。カメラコン
トローラ8は、マイクロコンピュータによる形成され、
主に撮像動作に関しての制御を行なうことになる。ま
た、その制御動作のための各種定数や設定値などが内部
メモリもしくは外部メモリ(EEP−ROMなど)に保
持されている。
【0034】カメラコントローラ31はインターフェー
スコントローラ23を介して操作部24の操作を監視し
ている。操作部24としてはユーザーが操作する各種キ
ーやスイッチが設けられている。例えばこのデジタルス
チルカメラ1をパワーオフ/撮像モード/再生モードに
切り換えるメインスイッチや、撮像のためのレリーズボ
タン(シャッタボタン)、ズーム操作キー、フォーカス
モード操作キー、スロトボ発光モードキーなどである。
カメラコントローラ31はこれらの操作キーやスイッチ
に応じて、レンズ系2におけるズーム動作、フォーカス
動作、アイリス調整動作などを指示する。また、撮影時
の基準となるタイミングをタイミング発生部6に指示
し、さらにCDS及びA/D変換回路4に設定すべきゲ
イン値などを与える。またDSP58における各種処理
の制御を行なう。またDSP5における処理タイミング
を制御することで、DSP5においてCCD3からの出
力に同期した状態で信号処理が行なわれるようにする。
またストロボ発光モードとされているときは、レリーズ
スイッチ34の操作に同期してストロボユニット36の
駆動も行なう。
【0035】DSP5から出力される画像データ(輝度
信号Y、色差信号CB、CR)は表示用画サイズ調整部
9に供給され、表示に用いる画像データとしての画サイ
ズ調整が行われる。詳しくは後述するが、ここでは直線
補間処理により画サイズ調整を行うことになる。表示用
画サイズ調整部9で画サイズ調整(縮小又は拡大)され
た画像データはビデオRAMコントローラ11の制御に
よってビデオRAM12に書き込まれる。そしてビデオ
RAMコントローラ11の制御に基づく所定タイミング
でビデオRAM12から読み出される画像データ(輝度
信号Y、色差信号CB、CR)はビデオエンコーダ13
に供給され、RGBエンコード処理、デジタル/アナロ
グ変換処理等が行われる。即ちビデオ信号としてのエン
コードが行われることになる。また表示する画像にキャ
ラクタ画像が重畳される場合には、発生したキャラクタ
画像信号をビデオ信号に重畳して出力する。
【0036】このビデオエンコーダ13からのビデオ信
号はビデオ出力部14から外部モニタ装置に供給され、
画像表示させることができる。またデコーダ/ドライバ
15において処理され、例えばビューファインダとして
の液晶表示部16において画像表示出力される。即ちデ
コーダ/ドライバ15では供給されたRGB画像信号に
対して液晶表示部16での表示のためのデコード処理を
行ない、インターレース方式による表示駆動を行なう。
これにより、液晶表示部16で撮影時の画像、つまり被
写体側からCCD3によって取り込んだ画像をモニタす
ることができる。
【0037】DSP5から出力される画像データはま
た、記録用画サイズ調整部10を介して、もしくは直
接、DRAMコントローラ17に供給され、DRAMコ
ントローラ17の制御によってDRAM18に書き込ま
れる。これは記録媒体であるPCカード25に対する記
録データとして扱われる。従って、データ量を少なくし
て記録する場合は、記録用画サイズ調整部10で画サイ
ズ調整が実行され、画サイズが縮小されることになる。
詳しくは後述するが、この記録用画サイズ調整部10で
は曲線補間フィルタリングによる画サイズ調整が行われ
る。
【0038】JPEGコントローラ19及びJPEG処
理回路20は、DRAM18に記憶された画像データに
対して、JPEG方式(Joint Photographic Experts G
roup)による圧縮処理を行なったり、また逆に圧縮処理
された画像データを元のデータに伸長する動作を行な
う。記録時にはJPEGコントローラ19がDRAM1
8に記憶された画像データをJPEG処理回路20に供
給して圧縮処理を実行させる。圧縮された画像データは
DRAM22に格納され、所定タイミングでインターフ
ェースコントローラ23を介してPCカード25に記録
される。またPCカード25に記録されていた画像デー
タを再生する際には、インターフェースコントローラ2
3によりPCカード25から読み込まれた画像データが
DRAM22に格納された後、JPEG処理部20に供
給され、伸長処理が行われる。JPEGコントローラ1
9は伸長処理された画像データを表示用画サイズ調整部
9に供給する。
【0039】メインコントローラ21はこれらの各部の
全体の制御を行う部位とされる。即ち操作部24の操作
に応じて、このデジタルスチルカメラ1としては、モニ
タ動作、記録動作、再生動作が実行されるが、各動作を
実現するための制御を実行することになる。また、制御
動作のための各種定数や設定値などが内部もしくは外部
のメモリ(EEP−ROMなど)に保持されている。
【0040】メインコントローラ21の指示によって各
部の動作で実行されるモニタ動作、記録動作、再生動作
は次のようになる。モニタ動作とは、記録動作のために
ユーザーが被写体を選択している期間の動作を言い、即
ちこの期間は、CCD3で撮像される画像を液晶表示部
16もしくはビデオ出力部14に接続された外部モニタ
装置において表示する動作が実行されることになる。こ
のためメインコントローラ21はカメラコントローラ8
に対して撮像動作を指示するとともに、表示用画サイズ
調整部9及びビデオRAMコントローラ11〜液晶表示
部16までの各部での表示のための動作を指示する。
【0041】記録動作はユーザーのシャッター操作に応
じて実行される画像記録動作となる。操作部24におけ
るシャッタ操作はインターフェースコントローラ23に
よって検出されてメインコントローラ21及びカメラコ
ントローラ8に伝えられるが、このときカメラコントロ
ーラ8はDSP5で検出される輝度レベルを確認して必
要であればストロボ7を発光させる。またCCD3から
記録画としての画像データを出力させるようにタイミン
グ発生部6に指示する。CCD3から出力され、DSP
5での処理により得られた画像データは必要であれば記
録用画サイズ調整部10で調整されてからDRAM18
に格納される。そしてDRAM18にフレーム画像が蓄
積されたら、上記したようにJPEGコントローラ19
は、DRAM18に記憶された画像データをJPEG処
理回路20に供給して圧縮処理を実行させ、DRAM2
2に格納させる。するとメインコントローラ21はDR
AM22に蓄積された画像データをインターフェースコ
ントローラ23を介してPCカード25に記録すべく制
御を行うことになる。
【0042】再生動作はPCカード25に記録されてい
た画像データをユーザーの操作に応じて再生表示させる
動作である。このときメインコントローラ21は操作に
応じて、インターフェースコントローラ23によりPC
カード25から所要の画像データを読み出させ、DRA
M22に格納させる。するとJPEGコントローラ19
は、上記したようにDRAM22に格納された画像デー
タについてJPEG処理部20で伸長処理を実行させ、
伸長処理された画像データをDRAMコントローラ17
を介して表示用画サイズ調整部9に供給する。そして表
示用画サイズ調整部9で必要な画サイズ調整が行われた
後、表示用の画像データとして処理され、ビデオ出力部
14に接続された外部モニタ装置や、液晶表示部16で
表示されることになる。これによりユーザーは撮影して
PCカード25に記録しておいた画像を見ることができ
る。
【0043】3.記録用画サイズ調整部 このデジタルスチルカメラ1の記録画像データの最大サ
イズは水平−垂直方向に1360×1020画素とな
る。つまりこれはCCD3により取り込まれる画像デー
タとしてのサイズである。ここで、PCカード25に画
像データを記録することに関しては、もちろんこの13
60×1020画素の画像データをそのまま用いてJP
EG圧縮して記録するようにしてもよい。しかしながら
PCカード25の容量を考えると、画サイズが大きい画
像データの記録を行っていく場合、記録可能枚数が少な
くなる。そこで本例では、1枚の画像データに関して画
サイズを縮小して記録するようにすることで、記録枚数
を多くできるモードが用意されている。本例では、CC
D3から取り込んだ1360×1020画素の画像デー
タを640×480画素の画像データに縮小してからJ
PEG圧縮を行ってPCカード25に記録できるように
しており、このような画サイズ変換を、記録用画サイズ
変換部10で実行するようにしている。なおこの場合縮
小比率は8/17となる。
【0044】この記録用画サイズ調整部10では、8/
17の画サイズ縮小を可能とするが、特に本例では記録
用画サイズ調整部10で図3、図4及び(数2)で説明
した曲線補間としてのフィルタリングにより画サイズ縮
小を行うことで、大きな画質劣化が生じないようにして
いる。N/M=8/17であることから上記(数2)か
らフィルタの最小構成は、(1,1,1,1,1,1,
1,1)(1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,
1,1,1,1,1,1,1)と表すことができる。
【0045】このフィルタの特性は図6に示すようにな
る。なお図6において横軸(周波数軸)は、サンプリン
グ周波数Fs=8として正規化した値としている。そし
て図には周波数0.00〜4.00の範囲を示している
が、4.00〜8.00の範囲は、図示する特性が折り
返されたものとなる。図からわかるように、「N」即ち
「8」に関与するポイントとして、サンプリング周波数
Fsの1/8、2/8、3/8、4/8、及び4.00
〜8.00の範囲として図示していないがサンプリング
周波数Fsの5/8、6/8、7/8、8/8、の各ポ
イントに零点を持つフィルタ特性となる。これは即ち、
フィルタへの入力データのキャリア成分を抑圧する特性
となる。また同じく図からわかるように、「M」即ち
「17」に関与するポイントとして、サンプリング周波
数Fsの1/17、2/17、3/17、4/17、5
/17、6/17、7/17、8/17、及び4.00
〜8.00の範囲として図示していないがサンプリング
周波数Fsの9/17、10/17、11/17、12
/17、13/17、14/17、15/17、16/
17、17/17、の各ポイントに零点を持つフィルタ
特性となる。これは即ち、間引き後にキャリアとなる周
波数成分を抑圧するフィルタ特性となる。
【0046】従って8/17の縮小を行うことに関し
て、エリアシングを減衰させることができ、つまり縮小
された画像データにおいて視覚上目立つ低周波への折り
返しが減衰されたものとなる。即ち画質劣化を抑えた画
サイズ調整ができる。
【0047】このフィルタに必要なタップ数Tは、N=
8、M=17であることから、 T≧(17+8−1)/8=3 となるため、3タップが必要となる。
【0048】この8/17の画サイズ調整を行うフィル
タリングの概念を図7に示す。[0][1][2]・・
・の[ ]の数字は、それぞれ1つのデータを示してい
る。そのデータとして、図7(a)はフィルタに入力さ
れる輝度信号としての入力データYin、及び処理後の
出力データYoutを示しており、また図7(b)はフ
ィルタに入力される色差信号としての入力データCi
n、及び処理後の出力データCoutを示している。但
し、色差信号についてはCB又はCRの一方のみで示し
ているため、入力データのタイミング間隔は輝度信号の
2倍としている。またcoef(0)〜coef(7)
は、係数時変のポリフェーズフィルタとしての係数を示
している。例えば3タップで得られる輝度信号入力Yi
nとしてのデータ[2][3][4]に対しては係数c
oef(0)が乗算される。具体的にはデータ[2]に
対してcoef(0(1))の値が乗算され、データ
[3]に対してcoef(0(2))の値が乗算され、デ
ータ[3]に対してcoef(0(3))の値が乗算さ
れ、そして各乗算値が加算されて出力データYout
[1]が得られる。なお、出力データの下部に示した数
値(例えば出力データYout[1]についての−3/
8)は、図中矢印の量としての中心タイミングからのず
れ量を表し、これは上述したように演算係数と見ること
ができる値となる。
【0049】この図からわかるように、輝度信号として
の入力データYinは、入力データ[0]〜[17]に
ついて、8/17された出力データ[0]〜[8]が得
られる。また色差信号としての入力データCinは、入
力データ[0]〜[32]について、8/17とされた
出力データ[0]〜[13]が得られる。そしてこれら
の出力データYout[0]〜[8]及び出力データC
out[0]〜[13]については、それぞれ3タップ
の入力データから下部に示した係数が与えられているこ
とで、曲線補間が実現されているものとなる。
【0050】以下、本例の記録用画サイズ調整部10の
構成及び動作について説明していく。図8は記録用画サ
イズ調整部10の内部の構成を示す。記録用画サイズ調
整部10にはフィルタ部31、制御部32、出力部33
が設けられる。フィルタ部31には、DSP5からの輝
度データとしての入力としてデータYin、及び色差デ
ータとしての入力としてデータCin(CB及びCR)
が供給される。
【0051】そしてデータYinは、Y水平フィルタ3
1YHにおいて水平方向のフィルタリングが行われてデ
ータYf1とされ、続いてY垂直フィルタ31YVにお
いて垂直方向のフィルタリングが行われてデータYf2
とされる。データYinは画素数で1360×1020
のデータであり、データYf2は8/17に縮小された
640×480のデータとなる。またデータCinは、
C水平フィルタ31CHにおいて水平方向のフィルタリ
ングが行われてデータCf1とされ、続いてC垂直フィ
ルタ31CVにおいて垂直方向のフィルタリングが行わ
れてデータCf2とされる。データCinは画素数で6
80×1020のCBデータ及び680×1020のC
Rデータという2チャンネルのデータであり、またデー
タCf2は8/17に縮小された320×480のCB
データ及び320×480のCRデータという2チャン
ネルのデータとなる。
【0052】Y水平フィルタ31YH、Y垂直フィルタ
31YV、C水平フィルタ31CH、C垂直フィルタ3
1CVはそれぞれ3タップ、8ポリフェーズフィルタと
される。そして各フィルタに対して、乗算係数としての
8ビット値coef10〜17、coef20〜27、
coef30〜37が共通に供給され、後述する内部レ
ジスタにセットされる。
【0053】フィルタ部31でのフィルタリングにより
画サイズ調整されたデータYf2、Cf2は、出力部3
3に供給され、後段のDRAM18に書き込むためのタ
イミング調整(位相調整)が行われる。そしてタイミン
グ調整されたデータが出力データYout、Coutと
して、メモリライトイネーブル信号MWENOととも
に、DRAMコントローラ17に供給され、DRAM1
8に書き込まれることになる。
【0054】制御部32は、フィルタ部31及び出力部
33に対して各種タイミングを規定する信号を出力す
る。この制御部32は、DSP5からの水平有効映像期
間信号XDPHEN、垂直有効映像期間信号XDPVE
Nに基づいて各種信号を生成する。即ち水平有効映像期
間信号XDPHEN、垂直有効映像期間信号XDPVE
Nが「L」レベルの期間において、次に説明する各タイ
ミング信号でフィルタ部31、出力部32の動作を実行
させる。
【0055】まずフィルタ部31に対しては、8/17
の変換のための間引きタイミング信号YHEN、CHE
N、YCVENを供給するとともに、係数制御信号YH
CN、YVCN、CHCN、CVCNを供給する。間引
きタイミング信号YHENは、Y水平フィルタ31YH
におけるデータYinに対する水平方向の間引きタイミ
ングを規定する。間引きタイミング信号CHENは、C
水平フィルタ31CHにおけるデータCinに対する水
平方向の間引きタイミングを規定する。間引きタイミン
グ信号VCVENは、Y垂直フィルタ31YV及びC垂
直フィルタ31CVにおける各垂直方向の間引きタイミ
ングを規定する。
【0056】係数制御信号YHCNは、ポリフェーズフ
ィルタとしてのY水平フィルタ31YHにおける係数ア
ドレスであり、つまり係数coef10〜17、coe
f20〜27、coef30〜37をそれぞれ8段階に
順次切り換えていく制御を行うための信号である。係数
制御信号YVCN、CHCN、CVCNも同様であり、
それぞれY垂直フィルタ31YV、C水平フィルタ31
CH、C垂直フィルタ31CVに対する係数アドレスと
なる。
【0057】制御部32はまた、出力部33に対してセ
レクト信号YSEL,CSEL、メモリライトイネーブ
ル信号MWHEN、MWVENを出力する。セレクト信
号YSEL,CSELは、出力部33におけるデータ並
び替えの制御信号となる。メモリライトイネーブル信号
MWHEN、MWVENは、それぞれDRAMコントロ
ーラ17に供給するメモリライトイネーブル信号MWE
NOの元になる水平成分及び垂直成分である。
【0058】Y水平フィルタ31YH、Y垂直フィルタ
31YV、C水平フィルタ31CH、C垂直フィルタ3
1CVのそれぞれの構成を図9〜図12に示すととも
に、図13〜図17のタイミングチャートを用いて、フ
ィルタ部31の動作を説明していく。
【0059】まず図13には入力データYin、Cin
を示している。Y:CB:CRは4:2:2の割合とさ
れ、従ってDSP5から入力データYinとして、クロ
ックCKのタイミングで各8ビットのデータY0、Y
1、Y2・・・が供給されてくるとともに、入力データ
Cinとして、クロックCKのタイミングで各8ビット
のデータCB0、CR0、CB2、CR2、CB4、C
R4・・・が供給されてくることになる。
【0060】入力データYinについては、図9の構成
のY水平フィルタ31YHに入力され、図14に示すよ
うに処理されることになる。なお、図14の処理は水平
有効映像期間信号XDPHENが「L」の期間に行われ
ることになる。
【0061】Y水平フィルタ31YHは図9に示すよう
に、入力データYinに対して、ラッチ回路51a、5
1b、51cによるシフトレジスタ51が設けられ、各
ラッチ回路51a、51b、51cで1クロックタイミ
ングの遅延が行われることで、3タップのデータSR1
y、SR2y、SR3yが得られる。従って図13に示
した入力データYinに対してデータSR1y、SR2
y、SR3yは図14に示すようになる。
【0062】データSR1y、SR2y、SR3yはそ
れぞれスイッチ52a、52b、52cを介してラッチ
回路53a、53b、53cに入力される。ラッチ回路
53a、53b、53cのラッチ出力データMI1y、
MI2y、MI3yは乗算器54a、54b、54cに
供給される。
【0063】ここで、スイッチ52a、52b、52c
は間引きタイミング信号YHENにより切り換えられる
ことになる。このスイッチ52a、52b、52cによ
って、ラッチ回路53a、53b、53cへの入力デー
タが、データSR1y、SR2y、SR3yと、ラッチ
出力データMI1y、MI2y、MI3yとの間で選択
されることで、ラッチ回路53a、53b、53cのラ
ッチ出力データMI1y、MI2y、MI3yとして
は、データの間引きが行われた状態となる。つまり時間
の進行に伴って、図14に示す間引きタイミング信号Y
HENのタイミングでラッチ出力データMI1y、MI
2y、MI3yが、(Y1、Y0、Y−1)→(Y4、
Y3、Y2)→(Y6、Y5、Y4)→・・・と切り換
えられていくことになり、つまり図7(a)の上段に示
したように間引きされた3タップのデータが得られるこ
とになる。
【0064】一方、レジスタ55a、55b、55cに
は、それぞれ乗算係数としての8ビット値coef10
〜17、coef20〜27、coef30〜37がセ
ットされている。この各レジスタ55a、55b、55
cから乗算器54a、54b、54cに供給される乗算
係数は、係数制御信号(係数アドレス)YHCNにより
切り換えられていく。即ち図14に示すように係数制御
信号YHCN=0の時は、レジスタ55a、55b、5
5cからcoef10、coef20、coef30が
出力され、乗算器54a、54b、54cにおいてそれ
ぞれラッチ出力データMI1y、MI2y、MI3yと
乗算される。つまりこのとき乗算器54aでY1×co
ef10、乗算器54bでY0×coef20、乗算器
54cでY−1×coef30という乗算が行われる。
また係数制御信号YHCN=1の時は、レジスタ55
a、55b、55cからcoef11、coef21、
coef31が出力され、従ってこのときは乗算器54
aでY4×coef11、乗算器54bでY3×coe
f21、乗算器54cでY2×coef31という乗算
が行われる。以降同様に乗算係数が切り換えられていく
とともに、それぞれラッチ出力データMI1y、MI2
y、MI3yと乗算されていく。
【0065】そして乗算器54a、54b、54cの出
力は加算器56、57で加算され、丸め処理部58で処
理された後、ラッチ回路59a、59bから成るタイミ
ング調整部59を介してデータYf1として出力され
る。例えば(Y1×coef10)+(Y0×coef
20)+(Y−1×coef30)=YHO0とされ、
また(Y4×coef11)+(Y3×coef21)
+(Y2×coef31)=YHO1とされ・・・とい
うように、図14に示すデータYf1(=YHO0、Y
HO1、YHO2・・・・)が出力される。このデータ
Yf1は、水平方向に画サイズ調整されたデータであ
り、画素数で640×1020のデータとなる。これが
次段のY垂直フィルタ31YVに供給されることにな
る。
【0066】なおタイミング調整部59は、データYf
1と、後述するC水平フィルタ31CHからの出力デー
タCf1とのタイミングを調整するものであり、データ
Yf1の出力は図14に示すように所定期間遅延され
る。また図14のようにデータYf1に対してメモリラ
イトイネーブル信号Y−MWENが形成される。
【0067】入力データYinとともにフィルタ部31
に供給される入力データCinは、図11の構成のC水
平フィルタ31CHに入力され、図15に示すように処
理されることになる。このH水平フィルタ31CHの処
理も水平有効映像期間信号XDPHENが「L」の期間
に行われる。
【0068】C水平フィルタ31CHは図11に示すよ
うに、入力データCinに対して、ラッチ回路81a、
81b1、81b2、81c1、81c2によるシフト
レジスタ81が設けられる。そしてラッチ回路81aで
1クロックタイミングの遅延が行われ、またラッチ回路
81b1、81b2、及びラッチ回路81c1、81c
2、でそれぞれ2クロックタイミングの遅延が行われる
ことで、3タップのデータSR1c、SR2c、SR3
cが得られる。この場合、図13に示した入力データC
inに対してデータSR1c、SR2c、SR3cは図
15に示すようになり、つまりデータCB、CRを一対
として2クロックづつ遅延されたデータとなる。
【0069】データSR1c、SR2c、SR3cはそ
れぞれスイッチ82a、82b、82cを介してラッチ
回路83a、83b、83cに入力される。ラッチ回路
83a、83b、83cのラッチ出力データMI1c、
MI2c、MI3cは乗算器84a、84b、84cに
供給される。
【0070】ここで、スイッチ82a、82b、82c
は間引きタイミング信号CHENにより切り換えられる
ことになる。このスイッチ82a、82b、82cによ
って、ラッチ回路83a、83b、83cへの入力デー
タが、データSR1c、SR2c、SR3cと、ラッチ
出力データMI1c、MI2c、MI3cとの間で選択
されることで、ラッチ回路83a、83b、83cのラ
ッチ出力データMI1c、MI2c、MI3cとして
は、データの間引きが行われた状態となる。つまり時間
の進行に伴って、図15に示す間引きタイミング信号C
HENのタイミングでラッチ出力データMI1c、MI
2c、MI3cが切り換えられていく。但しこの場合
は、間引きタイミング信号CHENが2クロック周期の
期間のパルスとされていることで、一対のデータCB、
CRがまとめて選択されることになる。これによりMI
1c、MI2c、MI3cとしては、(CB2、CB
0、CB−2)→(CR2、CR0、CR−2)→(C
B−6、CB4、CB2)→(CR6、CR4、CR
2)・・・と切り換えられていくことになり、つまり図
7(b)の上段に示したように間引きされた3タップの
データが得られる。
【0071】レジスタ85a、85b、85cには、上
記Y水平フィルタ31YHのレジスタ55a、55b、
55cと同様に、それぞれ乗算係数としての8ビット値
coef10〜17、coef20〜27、coef3
0〜37がセットされている。この各レジスタ85a、
85b、85cから乗算器84a、84b、84cに供
給される乗算係数は、係数制御信号(係数アドレス)C
HCNにより切り換えられていく。
【0072】即ち図15に示すように係数制御信号YH
CN=0の時は、レジスタ85a、85b、85cから
coef10、coef20、coef30が出力さ
れ、乗算器84a、84b、84cにおいてそれぞれラ
ッチ出力データMI1c、MI2c、MI3cと乗算さ
れる。つまりこのとき乗算器84aでCB2×coef
10、乗算器84bでCB0×coef20、乗算器8
4cでCB−2×coef30という乗算が行われる。
また係数制御信号YHCN=1の時は、レジスタ85
a、85b、85cからcoef11、coef21、
coef31が出力され、従ってこのときは乗算器84
aでCR2×coef10、乗算器84bでCR0×c
oef20、乗算器84cでCR−2×coef30と
いう乗算が行われる。さらに係数制御信号YHCN=2
となる次のタイミングでは、レジスタ85a、85b、
85cからcoef12、coef22、coef32
が出力され、従ってこのときは乗算器84aでCB6×
coef10、乗算器84bでCB4×coef20、
乗算器84cでCB2×coef30という乗算が行わ
れる。以降同様に乗算係数が切り換えられていくととも
に、それぞれラッチ出力データMI1c、MI2c、M
I3cと乗算されていく。
【0073】そして乗算器84a、84b、84cの出
力は加算器86,87で加算され、丸め処理部88で処
理された後、ラッチ回路89を介してデータCf1とし
て出力される。即ち図15に示すデータCf1(=CB
O0、CRO0、CBO4、CRO4・・・・)が出力
されるが、例えばCBO0=(CB2×coef10)
+(CB0×coef20)+(CB−2×coef3
0)となる。またCRO0=(CR2×coef10)
+(CR0×coef20)+(CR−2×coef3
0)となる。さらにCBO4=(CB6×coef1
0)+(CB4×coef20)+(CB2×coef
30)となる。
【0074】このデータCf1は、水平方向に画サイズ
調整されたデータであり、CBデータ、CRデータとし
てそれぞれ画素数で320×1020のデータとなる。
これが次段のC垂直フィルタ31CVに供給されること
になる。また図15のようにデータCf1に対してメモ
リライトイネーブル信号C−MWENが形成される。
【0075】ここで、上記Y水平フィルタ31YHから
タイミング調整部59を介して出力されるデータYf1
と、このC水平フィルタ31CHから出力されるデータ
Cf1のタイミング関係は図16のようになる。即ち1
水平ライン期間内において、輝度データと色差データは
位相がずれたものとなっている。このため後述するよう
に出力部33で位相合わせ処理が行われる。
【0076】Y水平フィルタ31YHから出力されるデ
ータYf1は図10に示すY垂直フィルタ31YVにお
いて垂直方向のフィルタリングが行われ、またC水平フ
ィルタ31CHから出力されるデータCf1は図12に
示すC垂直フィルタ31CVにおいて垂直方向のフィル
タリングが行われる。いずれの処理も動作は基本的に同
様であるため図17のタイミングチャートを用いて説明
するが、この処理は図示するように水平有効映像期間信
号XDPHEN、垂直有効映像期間信号XDPVENが
「L」の期間に行われる。
【0077】なお図10のY垂直フィルタ31YVにお
けるスイッチ60a、60b、及び図12のC垂直フィ
ルタ31CVにおけるスイッチ90a、90bは、記録
用画サイズ調整部10の処理が行われているときは常に
TR端子が接続され、表示用画サイズ調整部9での処理
が行われる際にTP端子に切り換えられるものである。
従って、Y垂直フィルタ31YV、C垂直フィルタ31
CVの説明に限っては、スイッチ60a、60b、及び
スイッチ90a、90bは存在しないものと捉えてよ
い。
【0078】まずY垂直フィルタ31YVは、図10に
示すようにFIFO(ファーストイン−ファーストアウ
ト)方式のラインメモリ62、63が設けられ、それぞ
れ1水平ラインタイミングの遅延が行われるようにされ
ている。なおラインメモリ62、63は、供給されるデ
ータYf1に対して、ラッチ回路61a、61b、61
cで3クロック分遅延された間引きタイミング信号YH
ENに基づいてデータ記憶を行う。間引きタイミング信
号YHENとは上記Y水平フィルタ31YHにおいてス
イッチ52a、52b、52cの切換制御を行ってデー
タ間引きを実現した信号であり、これがデータYf1の
3クロック分の遅延要素(ラッチ回路53a(又は53
b/53c)、59a、59b)にタイミングを合わせ
て供給されることで、ラインメモリ62,63に適正に
データYf1が取り込まれていくことになる。
【0079】このY垂直フィルタ31YVでは、ライン
メモリ62,63による遅延によって、3タップのデー
タDL1、DL2、DL3が得られる。つまり図17に
示すようにデータDL1、DL2、DL3は、1ライン
単位で遅延されたデータとして例えばラインデータ(L
1、L0、L−1)→(L2、L1、L0)→(L3、
L2、L1)→・・・となる。
【0080】データDL1、DL2、DL3はそれぞれ
スイッチ64a、64b、64cを介してラッチ回路6
5a、65b、65cに入力される。ラッチ回路65
a、65b、65cのラッチ出力データMI1、MI
2、MI3は乗算器66a、66b、66cに供給され
る。
【0081】ここで、スイッチ64a、64b、64c
は間引きタイミング信号YCVENにより切り換えられ
る。このスイッチ64a、64b、64cによって、デ
ータDL1、DL2、DL3がライン単位で間引かれた
状態でラッチ回路65a、65b、65cへ供給され
る。従ってラッチ回路65a、65b、65cのラッチ
出力データMI1、MI2、MI3は、図17に示すよ
うにライン単位でデータの間引きが行われた状態とな
る。
【0082】レジスタ67a、67b、67cには、Y
水平フィルタ31YHと同様に、それぞれ乗算係数とし
ての8ビット値coef10〜17、coef20〜2
7、coef30〜37がセットされている。この各レ
ジスタ67a、67b、67cから乗算器66a、66
b、66cに供給される乗算係数は、係数制御信号(係
数アドレス)YVCNにより切り換えられていく。この
場合は、図17からわかるように係数制御信号YVCN
に基づいて3ラインもしくは2ライン間隔で、乗算係数
が切り換えられていくことになる。
【0083】そして例えば図17に示すように係数制御
信号YVCN=0の時は、乗算器66aでL1×coe
f10、乗算器66bでL0×coef20、乗算器6
6cでL−1×coef30という乗算が行われる。ま
た係数制御信号YHCN=1の時は、乗算器66aでL
4×coef11、乗算器66bでL3×coef2
1、乗算器66cでL2×coef30という乗算が行
われる。以降同様に乗算係数が切り換えられていくとと
もに、それぞれラッチ出力データMI1、MI2、MI
3と乗算されていく。
【0084】そして乗算器66a、66b、66cの出
力は加算器68,69で加算され、丸め処理部70で処
理された後、ラッチ回路71を介してデータYf2とし
て出力される。例えば(L1×coef10)+(L0
×coef20)+(L−1×coef30)=LO0
とされ、また(L4×coef11)+(L3×coe
f21)+(L2×coef31)=LO1とされ・・
・というように、図17に示すデータYf2(=LO
0、LO1、LO2・・・・)が出力される。このデー
タYf2は、水平方向に加えて垂直方向にもサイズ調整
されたデータであり、画素数で640×480のデータ
となる。つまりフィルタ部31で8/17の画サイズ調
整が行われた輝度データとなる。
【0085】続いてC垂直フィルタ31CVを説明する
が、これも図12に示すようにFIFO(ファーストイ
ン−ファーストアウト)方式のラインメモリ92、93
が設けられ、それぞれ1水平ラインタイミングの遅延が
行われるようにされている。このラインメモリ92、9
3は、供給されるデータCf1に対して、ラッチ回路9
1a、91bで2クロック分遅延された間引きタイミン
グ信号CHENに基づいてデータ記憶を行う。間引きタ
イミング信号CHENとは上記C水平フィルタ31CH
においてスイッチ82a、82b、82cの切換制御を
行ってデータ間引きを実現した信号であり、これがデー
タCf1の2クロック分の遅延要素(ラッチ回路83a
(又は83b/83c)、89)にタイミングを合わせ
て供給されることで、ラインメモリ92,93に適正に
データCf1が取り込まれていくことになる。
【0086】このC垂直フィルタ31CVでも、ライン
メモリ92,93による遅延によって、3タップのデー
タDL1、DL2、DL3が得られる。そしてデータD
L1、DL2、DL3はそれぞれスイッチ94a、94
b、94cを介してラッチ回路95a、95b、95c
に入力される。さらにラッチ回路95a、95b、95
cのラッチ出力データMI1、MI2、MI3は乗算器
96a、96b、96cに供給される。スイッチ94
a、94b、94cが間引きタイミング信号YCVEN
により切り換えられることで、ラッチ出力データMI
1、MI2、MI3がライン単位でデータの間引きが行
われた状態となることは上記Y垂直フィルタ31YVと
同様である。なおスイッチ94a、94b、94cの他
端にデータ「80h」が供給されるようにしているが、
色差データは符号付(オフセットバイナリ)コードとさ
れ、80hがゼロコードとなるためである。
【0087】レジスタ97a、97b、97cには、Y
垂直フィルタ31YVと同様に、それぞれ乗算係数とし
ての8ビット値coef10〜17、coef20〜2
7、coef30〜37がセットされている。そして乗
算器96a、96b、96cに供給される乗算係数は、
係数制御信号(係数アドレス)YVCNにより切り換え
られていく。そして乗算器96a、96b、96cの出
力は加算器98,99で加算され、丸め処理部100で
処理された後、ラッチ回路101を介してデータCf2
として出力される。以上の処理は図10、図17で説明
したY垂直フィルタ31YVと同様になる。このC垂直
フィルタ31CVから出力されるデータCf2は、水平
方向に加えて垂直方向にもサイズ調整されたデータであ
り、画素数で320×480のCBデータ及び320×
480のCRデータとなる。つまりフィルタ部31で8
/17の画サイズ調整が行われた色差データとなる。
【0088】以上のようにフィルタ部31で8/17に
変換されたデータYf2、Cf2は、出力部33に供給
される。そして位相タイミング調整が行われて後段のD
RAMコントローラ17に出力されることになる。
【0089】図18に出力部33の構成を示す。出力部
33は、アンドゲート110、ラッチ回路111,11
3,114,116、スイッチ112,115により構
成される。アンドゲート110では制御部32からのメ
モリライトイネーブル信号MWHEN、MWVENの論
理積をとり、これがメモリライトイネーブル信号MWE
NY2とされる。そしてこのメモリライトイネーブル信
号MWENY2としての1ビットと、Y垂直フィルタ3
1YVからの8ビットのデータYf2がスイッチ112
の0端子に供給され、またラッチ回路111を介して1
クロック遅延されてデータYf3及びメモリライトイネ
ーブル信号MWENY3としてスイッチ112の1端子
に供給される。
【0090】スイッチ112は制御部32からのセレク
ト信号YSELにより切り換えられる。スイッチ112
で選択されたデータYSELO及びメモリライトイネー
ブル信号MWENSは、ラッチ回路113を介して、出
力データYout及びメモリライトイネーブル信号MW
ENOとされてDRAMコントローラ17に供給される
ことになる。
【0091】またC垂直フィルタ31CVからの8ビッ
トのデータCf2はスイッチ115の0端子に供給さ
れ、またラッチ回路114を介して1クロック遅延され
てデータCf3としてスイッチ114の1端子に供給さ
れる。スイッチ114は制御部32からのセレクト信号
CSELにより切り換えられる。スイッチ114で選択
されたデータCSELOは、ラッチ回路116を介し
て、出力データCoutとされてDRAMコントローラ
17に供給されることになる。
【0092】この出力部33による動作は図19のよう
になる。図19に示すデータYf2、データCf2は、
水平期間内では図16で説明した位相関係となってい
る。このようなデータYf2、データCf2と遅延デー
タYf3、Cf3がそれぞれ図示するようなセレクト信
号YSEL、CSELによってスイッチ112,115
で選択されることで、データYSELO、CSELO、
メモリライトイネーブル信号MWENSは、図示するよ
うな位相関係になり、これがラッチ回路113、116
で1クロック遅延されることで、図示するような出力デ
ータYout、メモリライトイネーブル信号MWEN
O、出力データCoutが得られる。
【0093】この図19の出力データYout、メモリ
ライトイネーブル信号MWENO、出力データCout
を図20(a)に示す。後段のDRAMコントローラ1
7では、メモリライトイネーブル信号MWENOに基づ
いて出力データYout、CoutをDRAM18に書
き込んでいく。つまりメモリライトイネーブル信号MW
ENOがHレベルとなる破線で囲ったタイミングでDR
AM18にデータが書き込まれていく。そして図からわ
かるように少なくともメモリライトイネーブル信号MW
ENOに規定されるタイミングにおいては、輝度データ
Yout(YHO0、YHO3、YHO5・・・)と、
色差データCout(CBO0、CRO0、CBO4、
CRO4、CBO8、CRO8・・・)との間の位相ず
れが調整された状態となっており、これによって図20
(b)のように、輝度データYout(YHO0、YH
O3、YHO5・・・)と、色差データCout(CB
O0、CRO0、CBO4、CRO4、CBO8、CR
O8・・・)が適切なタイミングでDRAM18に書き
込まれていくことになる。
【0094】記録用画サイズ調整部10では以上のよう
にデータYin、Cinに対して7/18の画像調整が
行われ、調整したデータYout、CoutをDRAM
18に格納していくことができる。そしてこの記録用画
サイズ調整部10では、8/17の画サイズ縮小に際し
て図6に示したフィルタ特性での処理を実行すること
で、大きな画質劣化が生じないようにすることを実現し
たものとなる。
【0095】4.表示用画サイズ調整部 続いて表示用画サイズ調整部9について説明する。上述
したように、本例のデジタルスチルカメラ1の記録画像
データの最大サイズは水平−垂直方向に1360×10
20画素である。液晶表示部16や外部モニタ装置にお
いて表示させる画像データとしては、もちろんこのまま
の画素数のデータでもよいが、その表示装置の仕様によ
り画サイズを縮小しなければならないことも生じる。ま
た拡大表示や縮小表示を行いたい場合もある。このた
め、1360×1020画素の画像データに対して或る
程度フレキシブルな画サイズ調整が求められるが、この
ような画サイズ変換を、表示用画サイズ変換部9での直
線補間により実行するようにしている。
【0096】図21は表示用画サイズ調整部9の内部の
構成を示す。表示用画サイズ調整部9はフィルタ部4
1、制御部42、出力部43が設けられる。フィルタ部
41には、DSP5からの輝度データとしての入力とし
てデータYin、及び色差データとしての入力としてデ
ータCin(CB及びCR)が供給される。
【0097】そしてデータYinは、Y水平フィルタ4
1YHにおいて水平方向のフィルタリングが行われてデ
ータYf11とされ、続いてY垂直フィルタ41YVに
おいて垂直方向のフィルタリングが行われてデータYf
12とされる。データYinは画素数で1360×10
20のデータであり、データYf2はフィルタ係数及び
間引きタイミングによって規定された比率で縮小された
データとなる。またデータCinは、C水平フィルタ4
1CHにおいて水平方向のフィルタリングが行われてデ
ータCf11とされ、続いてC垂直フィルタ41CVに
おいて垂直方向のフィルタリングが行われてデータCf
12とされる。データCinは画素数で680×102
0のCBデータ及び680×1020のCRデータとい
う2チャンネルのデータであり、またデータCf2は所
定の比率で縮小された2チャンネルのデータとなる。
【0098】上述したように直線補間の場合、フィルタ
は2タップで構成できる。このためY水平フィルタ41
YH、Y垂直フィルタ41YV、C水平フィルタ41C
H、C垂直フィルタ41CVはそれぞれ2タップ構成と
される。またこの例ではY水平フィルタ41YH、C水
平フィルタ41CHは3ポリフェーズフィルタ、C垂直
フィルタ41CV、Y垂直フィルタ41YVは4ポリフ
ェーズフィルタとされる。そしてY水平フィルタ41Y
H、C水平フィルタ41CHに対しては、乗算係数とし
ての8ビット値coef40〜42、coef50〜5
2が共通に供給され、後述する内部レジスタにセットさ
れる。またY垂直フィルタ41YV、C垂直フィルタ4
1CVに対しては、乗算係数としての8ビット値coe
f60〜63、coef70〜73が共通に供給され、
内部レジスタにセットされる。
【0099】フィルタ部41でのフィルタリングにより
画サイズ調整されたデータYf2、Cf2は、出力部4
3に供給され、後段のビデオRAMコントローラ11に
供給するための処理が行われる。そしてその直線補間に
より得られたデータが出力データYout、Coutと
して、メモリライトイネーブル信号MWENOととも
に、ビデオRAMコントローラ11に供給され、ビデオ
RAM12に書き込まれることになる。
【0100】制御部42は、フィルタ部41及び出力部
43に対して各種タイミングを規定する信号を出力す
る。この制御部42は、DSP5からの水平有効映像期
間信号XDPHEN、垂直有効映像期間信号XDPVE
Nに基づいて各種信号を生成する。即ち水平有効映像期
間信号XDPHEN、垂直有効映像期間信号XDPVE
Nが「L」レベルの期間において、各タイミング信号で
フィルタ部41、出力部42の動作を実行させる。フィ
ルタ部41に対するタイミング信号としては、N/Mの
変換のための間引きタイミング信号YHEN、CHE
N、YCVEN、及び係数時変のための係数制御信号
(係数アドレス)YHCN、YVCN、CHCN、CV
CNとなる。
【0101】Y水平フィルタ41YH、Y垂直フィルタ
41YV、C水平フィルタ41CH、C垂直フィルタ4
1CVのそれぞれの構成を図22〜図25に示す。なお
DSP5からの入力データYin、Cinは、図13に
示したとおりとなる。
【0102】入力データYinについては、図22の構
成のY水平フィルタ41YHに入力される。Y水平フィ
ルタ41YHは図示するように、入力データYinに対
して、ラッチ回路151a、151bによるシフトレジ
スタ151が設けられ、各ラッチ回路151a、151
bで1クロックタイミングの遅延が行われることで、2
タップのデータが得られる。
【0103】ラッチ回路151a、151bからのデー
タはそれぞれスイッチ152a、152bを介してラッ
チ回路153a、153bに入力される。ラッチ回路1
53a、153bのラッチ出力データは乗算器154
a、154bに供給される。スイッチ152a、152
bは間引きタイミング信号YHENにより切り換えられ
ることになり、上記記録用画サイズ調整部10のY水平
フィルタ31YHと同様に、この動作によって、ラッチ
回路153a、153bのラッチ出力データとしては、
データの間引きが行われた状態となる。
【0104】一方、レジスタ155a、155bには、
それぞれ乗算係数としての8ビット値coef40〜4
2、coef50〜52がセットされている。この各レ
ジスタ155a、155bから乗算器154a、154
bに供給される乗算係数は、係数制御信号(係数アドレ
ス)YHCNにより切り換えられていく。これも基本的
には上記記録用画サイズ調整部10のY水平フィルタ3
1YHと同様の動作となる。
【0105】乗算器154a、154bでは、ラッチ回
路153a、153bのラッチ出力データと、順次切り
換えられて供給される乗算係数coef40〜42、c
oef50〜52の間で乗算が行われていく。そして乗
算器154a、154bの出力は加算器156で加算さ
れ、丸め処理部158で処理された後、ラッチ回路15
9a、159bから成るタイミング調整部159を介し
てデータYf11として出力される。このデータYf1
1は、水平方向に画サイズ調整されたデータであり、こ
れが次段のY垂直フィルタ41YVに供給されることに
なる。
【0106】ここで直線補間を実行する際に、水平方向
に関してN1/M1の変換比での処理を実行するとし、
N1=3であるとすると、上記のように各3つの乗算係
数が用意され、また各タップに対して対になる係数は、
係数Kと係数1−Kの関係となる。即ち図中の表に示す
ように乗算係数coef40=1/3、coef50=
2/3となる。同様に、乗算係数coef41=2/
3、coef51=1/3となり、さらに乗算係数co
ef42=3/3、coef52=0となる。これによ
り図1、図2で説明した直線補間としての処理が実現さ
れる。
【0107】入力データYinとともにフィルタ部41
に供給される入力データCinは、図24の構成のC水
平フィルタ41CHに入力される。C水平フィルタ41
CHは図示するように、入力データCinに対して、ラ
ッチ回路181a、181b1、181b2によるシフ
トレジスタ181が設けられる。そしてラッチ回路18
1aで1クロックタイミングの遅延が行われ、またラッ
チ回路181b1、181b2で2クロックタイミング
の遅延が行われることで、2タップのデータが得られ
る。この場合、上述した記録用画サイズ調整部10のC
水平フィルタ31CHと同様にデータCB、CRを一対
として2クロック遅延されたデータとなる。
【0108】2タップのデータはそれぞれスイッチ18
2a、182bを介してラッチ回路183a、183b
に入力される。ラッチ回路183a、183bのラッチ
出力データは乗算器184a、184bに供給される。
そしてスイッチ182a、182bは間引きタイミング
信号CHENにより切り換えられ、これによってラッチ
出力データとしては、データの間引きが行われた状態と
なる。
【0109】レジスタ185a、185bには、上記Y
水平フィルタ41YHのレジスタ155a、155bと
同様に、それぞれ乗算係数coef40〜42、coe
f50〜52がセットされている。この表示用画サイズ
調整部9では水平方向に関してN1/M1の変換比での
処理を実行する際にN1=3としており、従って乗算係
数coef40〜42、coef50〜52の値は図2
2に示したとおりとなる。この各レジスタ155a、1
55bから乗算器154a、154bに供給される乗算
係数は、係数制御信号(係数アドレス)CHCNにより
切り換えられていく。
【0110】乗算器184a、184bでは、ラッチ回
路183a、183bのラッチ出力データと、順次切り
換えられて供給される乗算係数coef40〜42、c
oef50〜52の間で乗算が行われていく。そして乗
算器184a、184bの出力は加算器186で加算さ
れ、丸め処理部188で処理された後、ラッチ回路18
9を介してデータCf11として出力される。このデー
タCf11は、直線補間により水平方向に画サイズ調整
されたデータであり、これが次段のC垂直フィルタ41
CVに供給されることになる。
【0111】Y水平フィルタ41YHから出力されるデ
ータYf11は図23に示すY垂直フィルタ41YVに
おいて垂直方向のフィルタリングが行われ、またC水平
フィルタ41CHから出力されるデータCf11は図2
5に示すC垂直フィルタ41CVにおいて垂直方向のフ
ィルタリングが行われる。
【0112】まずY垂直フィルタ41YVは、2タップ
構成とするものであるが、この例では1ラインの遅延の
ためのラインメモリは設けられていない。上記図10に
示したY垂直フィルタ31YVにおけるスイッチ60
a、60bは、表示用画サイズ調整部9での処理が行わ
れる際にTP端子に切り換えられるものである。つまり
表示用画サイズ調整部9での処理が行われている際に
は、データYf11は図23及び図10に示すの経路
により、記録用画サイズ調整部10内のY垂直フィルタ
31YVにおけるラインメモリ62に供給され、またラ
インメモリ62の出力がの経路により戻されるものと
なる。即ちラインメモリ62が共用されるようにしてい
る。そしてこれにより、この図23のY垂直フィルタ4
1YVでは、ラインメモリ62による遅延信号と非遅延
信号としての2タップのデータが得られる。
【0113】2タップのデータはそれぞれスイッチ16
4a、164bを介してラッチ回路165a、165b
に入力される。ラッチ回路165a、165bのラッチ
出力データは乗算器166a、166bに供給される。
そしてスイッチ164a、164bが間引きタイミング
信号YCVENにより切り換えられることでラッチ回路
165a、165bのラッチ出力データはライン単位で
データの間引きが行われた状態となる。
【0114】レジスタ167a、167bには、それぞ
れ乗算係数としての8ビット値coef60〜63、c
oef70〜73がセットされている。この各レジスタ
167a、167bから乗算器166a、166bに供
給される乗算係数は、係数制御信号(係数アドレス)Y
VCNにより切り換えられていく。つまりこの場合は、
係数制御信号YVCNに基づいて所要のライン間隔で、
乗算係数が切り換えられていくことになる。そして乗算
器166a、166bでは、ラッチ回路165a、16
5bのラッチ出力データと、順次切り換えられて供給さ
れる乗算係数coef60〜63、coef70〜73
の間で乗算が行われていく。そして乗算器166a、1
66bの出力は加算器168で加算され、丸め処理部1
70で処理された後、ラッチ回路171を介してデータ
Yf12として出力される。このデータYf12は、水
平方向に加えて垂直方向にもサイズ調整されたデータと
なる。
【0115】ここで直線補間を実行する際に、垂直方向
に関してN2/M2の変換比での処理を実行するとし、
N2=4であるとすると、上記のように各4つの乗算係
数が用意され、また各タップに対して対になる係数は、
係数Kと係数1−Kの関係となる。即ち図中の表に示す
ように乗算係数coef60=1/4、coef70=
3/4となる。同様に、乗算係数coef61=2/
4、coef71=2/4となり、さらに乗算係数co
ef62=3/4、coef72=1/4となる。さら
に乗算係数coef63=4/4、coef73=0と
なる。これにより図1、図2で説明した直線補間として
の処理が実現される。
【0116】次にC垂直フィルタ41CVを図25に示
す。このフィルタも2タップ構成とするものであるが、
1ラインの遅延のためのラインメモリは設けられていな
い。そして上記図12に示したC垂直フィルタ31CV
におけるスイッチ90a、90bは、表示用画サイズ調
整部9での処理が行われる際にTP端子に切り換えられ
るものであり、つまり表示用画サイズ調整部9での処理
が行われている際には、データCf11は図25及び図
12に示すの経路により、記録用画サイズ調整部10
内のC垂直フィルタ31CVにおけるラインメモリ92
に供給され、またラインメモリ92の出力がの経路に
より戻されるものとなる。即ちラインメモリ92が共用
される。そしてこれにより、この図25のC垂直フィル
タ41CVでは、ラインメモリ92による遅延信号と非
遅延信号としての2タップのデータが得られる。
【0117】2タップのデータはそれぞれスイッチ19
4a、194bを介してラッチ回路195a、195b
に入力される。ラッチ回路195a、195bのラッチ
出力データは乗算器196a、196bに供給される。
そしてスイッチ194a、194bが間引きタイミング
信号YCVENにより切り換えられることでラッチ回路
195a、195bのラッチ出力データはライン単位で
データの間引きが行われた状態となる。
【0118】レジスタ197a、197bには、図23
のレジスタ167a、167bと同様の値としての乗算
係数coef60〜63、coef70〜73がセット
されている。この各レジスタ197a、197bから乗
算器196a、196bに供給される乗算係数は、係数
制御信号(係数アドレス)YVCNにより切り換えられ
ていく。そして乗算器196a、196bでは、ラッチ
回路195a、195bのラッチ出力データと、順次切
り換えられて供給される乗算係数coef60〜63、
coef70〜73の間で乗算が行われていく。乗算器
196a、196bの出力は加算器198で加算され、
丸め処理部200で処理された後、ラッチ回路201を
介してデータCf12として出力される。このデータC
f12は、水平方向に加えて垂直方向にもサイズ調整さ
れたデータとなる。
【0119】以上のようにフィルタ部41で画サイズ調
整されたデータYf12、Cf12は、出力部43にお
いて所要の処理が施され、後段のビデオRAMコントロ
ーラ11に出力されることになる。
【0120】表示用画サイズ調整部9では以上のような
構成のフィルタにより直線補間を行って画サイズ調整を
行うようにしているが、直線補間の場合は変換比が変わ
ってもフィルタのタップ数は2タップでよい。また目的
とする変換比に応じて乗算係数を変更すればよく、その
際も乗算係数は係数K及び1−Kとして容易に設定する
ことができる。即ち、直線補間であることで、変換比に
よっては画質が大きく劣化することもあり得るが、単に
表示用に用いる画像データとしては、これはさほどの欠
点とはならない。そして逆に、変換比をフレキシブルに
コントロールできることで、表示デバイスの仕様への対
応や、縮小表示、拡大表示といった要望にも容易かつ多
様に対応できることになり、表示用データの画サイズ調
整処理として好適なものとなる。
【0121】また本例ではY垂直フィルタ41YV及び
C垂直フィルタ41CVにおいては、記録用画サイズ調
整部10内のY垂直フィルタ31YV、C垂直フィルタ
31CVにおけるラインメモリを用いるようにしている
ため、比較的回路規模の大きいものであるラインメモリ
を不要とし、回路規模の削減をはかっている。これによ
り、表示用画サイズ調整部9と記録用画サイズ調整部1
0を設けることによる回路規模の増大は最小限にとどめ
ることができる。
【0122】以上実施の形態の例について説明してきた
が、本発明は上記例に限らず、多様な変形例が考えられ
る。また上記例は記録用画サイズ調整部10において8
/17の縮小を実行するものとしているが、これ以外の
変換比を設定する場合ももちろんあり得る。また記録用
画サイズ調整部10、表示用画サイズ調整部9における
デジタルフィルタ及びその周辺回路の構成は各種多様な
例が考えられることはいうまでもない。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように本発明の撮像装置
は、撮像手段から出力された画像データに対して直線補
間による画サイズ調整処理を行って表示出力用の画像デ
ータを生成する表示用画サイズ調整手段と、撮像手段か
ら出力された画像データに対して曲線補間による画サイ
ズ調整処理を行って、記録媒体への記録用の画像データ
を生成する記録用画サイズ調整手段とを設けるようにし
ている。従って記録用の画像データに関しては画サイズ
調整による画質劣化を防止でき、高品質な画像データを
記録媒体に記録できるという効果がある。一方、表示用
の画像データに関しては簡易な構成の直線補間により実
行することで、変換比の変更などにも容易に対応でき、
拡大表示や縮小表示などの多様な表示動作に対応でき
る。また撮像装置に設けられるビューファインダーや、
接続される外部モニタ装置などの仕様にも容易に対応で
きる。
【0124】また、表示用画サイズ調整手段と記録用画
サイズ調整手段では、画サイズ調整処理に用いるライン
メモリが共用されるようにすることで、比較的規模の大
きいラインメモリを有効利用でき、ハードウエア規模の
増大を最小限にとどめることができる。
【0125】また、記録用画サイズ調整手段における曲
線補間は、画像データをN/M(M、Nは互いに素な正
の整数)に補間する際に、周波数軸上におけるn/M
(但しn=1,2,・・・,M−1)、k/N(但しk
=1,2,・・・,N−1)に零点を持つ特性となるフ
ィルタリングを行うことで、画質劣化を良好に防止する
ことができ、記録データとしての品質を保つことに好適
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】直線補間の説明図である。
【図2】直線補間での周波数特性の説明図である。
【図3】曲線補間の説明図である。
【図4】曲線補間での周波数特性の説明図である。
【図5】本発明の実施の形態のデジタルスチルカメラの
ブロック図である。
【図6】実施の形態の記録用画サイズ調整部のフィルタ
特性の説明図である。
【図7】実施の形態の記録用画サイズ調整部のフィルタ
リング概念の説明図である。
【図8】実施の形態の記録用画サイズ調整部のブロック
図である。
【図9】実施の形態の記録用画サイズ調整部のY水平フ
ィルタのブロック図である。
【図10】実施の形態の記録用画サイズ調整部のY垂直
フィルタのブロック図である。
【図11】実施の形態の記録用画サイズ調整部のC水平
フィルタのブロック図である。
【図12】実施の形態の記録用画サイズ調整部のC垂直
フィルタのブロック図である。
【図13】実施の形態の記録用画サイズ調整部への入力
データの説明図である。
【図14】実施の形態のY水平フィルタの動作の説明図
である。
【図15】実施の形態のC水平フィルタの動作の説明図
である。
【図16】実施の形態のY水平フィルタ及びC水平フィ
ルタの出力タイミングの説明図である。
【図17】実施の形態のY垂直フィルタ及びC垂直フィ
ルタの動作の説明図である。
【図18】実施の形態の記録用画サイズ調整部の出力部
のブロック図である。
【図19】実施の形態の記録用画サイズ調整部の出力部
の動作の説明図である。
【図20】実施の形態の記録用画サイズ調整部の出力デ
ータの説明図である。
【図21】実施の形態の表示用画サイズ調整部のブロッ
ク図である。
【図22】実施の形態の表示用画サイズ調整部のY水平
フィルタのブロック図である。
【図23】実施の形態の表示用画サイズ調整部のY垂直
フィルタのブロック図である。
【図24】実施の形態の表示用画サイズ調整部のC水平
フィルタのブロック図である。
【図25】実施の形態の表示用画サイズ調整部のC垂直
フィルタのブロック図である。
【符号の説明】
1 デジタルスチルカメラ、2 レンズ系、3 CC
D、4 CDS及びA/D変換回路、5 DSP、6
タイミング発生部、7 ストロボ、8 カメラコントロ
ーラ、9 表示用画サイズ調整部、10 記録用画サイ
ズ調整部、11ビデオRAMコントローラ、12 ビデ
オRAM、13 ビデオエンコーダ、14 ビデオ出力
部、15 デコーダ/ドライバ、16 液晶表示部、1
7 DRAMコントローラ、18 DRAM、19 J
PEGコントローラ、20 JPEG処理部、21 メ
インコントローラ、22 DRAM、23 インターフ
ェースコントローラ、24 操作部、25 PCカー
ド、31 フィルタ部、32制御部、33 出力部、3
1YH Y水平フィルタ、31YV Y垂直フィルタ、
31CH C水平フィルタ、31CV C垂直フィル
タ、41 フィルタ部、42 制御部、43 出力部、
41YH Y水平フィルタ、41YV Y垂直フィル
タ、41CH C水平フィルタ、41CV C垂直フィ
ルタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像した画像を画像データとして出力す
    る撮像手段と、 前記撮像手段から出力された画像データに対して直線補
    間による画サイズ調整処理を行って表示出力用の画像デ
    ータを生成する表示用画サイズ調整手段と、 前記撮像手段から出力された画像データに対して曲線補
    間による画サイズ調整処理を行って、記録媒体への記録
    用の画像データを生成する記録用画サイズ調整手段と、 前記表示用画サイズ調整手段で画サイズ調整された画像
    データにより表示用出力動作を行なうことができる表示
    データ出力手段と、 前記記録用画サイズ調整手段で画サイズ調整された画像
    データを記録媒体に記録することができる記録手段と、 を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記表示用画サイズ調整手段と前記記録
    用画サイズ調整手段では、画サイズ調整処理に用いるラ
    インメモリが共用されることを特徴とする請求項1に記
    載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記記録用画サイズ調整手段は、 供給された画像データをN/Mに補間する際に、周波数
    軸上におけるn/M(但しn=1,2,・・・,M−
    1)、k/N(但しk=1,2,・・・,N−1)に零
    点を持つ特性となるフィルタリングを行うことで前記曲
    線補間を実現することを特徴とする請求項1に記載の撮
    像装置。但し、M、Nは互いに素な正の整数である。
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