JPH0385683A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH0385683A
JPH0385683A JP1223964A JP22396489A JPH0385683A JP H0385683 A JPH0385683 A JP H0385683A JP 1223964 A JP1223964 A JP 1223964A JP 22396489 A JP22396489 A JP 22396489A JP H0385683 A JPH0385683 A JP H0385683A
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JP1223964A
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後藤 宜久
Tetsuo Imanishi
今西 哲雄
Koichi Shibata
幸一 柴田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、X線透視像などの画像のノイズを低減する
ための画像処理装置に関する。
【従来の技術】
画像のノイズを低減するには、通常、リカーシブフィル
タが用いられている。このリカーシブフィルタは、過去
のフレームの画像を所定の比率で現在のフレームの画像
に加えるもので、一種の残像効果を付与するものである
。リカーシブフィルタはこのように残像効果を与えるも
のであるから、静止している画像については効果的にノ
イズ低減を行うことができるが、画像が動いている場合
には動く物体が尾を引くような画像となってこれがノイ
ズとなる。 そこで、従来では、画像の動きを検出してリカーシブフ
ィルタの働きをコントロールする動き補正処理を行うよ
うにしている。すなわち、もとの画像またはそれに類す
る画像と、リカーシブフィルタ処理を経た画像との間の
、各画素値の差分値の絶対値を検出し、これが大きいと
きは大きく動いたものと判定してリカーシブフィルタの
動作を抑制し、画像の尾引き現象を抑える。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のようにもとの画像またはそれに類
する画像と、リカーシブフィルタ処理を経た画像との間
の、各画素値の差分値の絶対値を=2 検出し、これに応じてリカーシブフィルタの働きを抑制
するという動き補正処理を行う場合には、リカーシブフ
ィルタの作用が抑制されることによってもとの画像のノ
イズはあまり除去されないことになるが、このノイズが
動きによっては視覚的に非常に目障りになることがある
。すなわち、人間の眼の感覚は明るい部分でのノイズに
より敏感であるという傾向をもつため、画像の明から暗
に変化して行く部分では、原画像のノイズは比較的目立
たないのであるが、画像の暗から明に変化していく部分
では、原画像のノイズが目立つのである。 この発明は、人間の眼の感覚により合致したノイズ低減
処理を行うことができる画像処理装置を提供することを
目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明による画像処理装置
においては、画像に対してリカーシブフィルタ処理を行
う手段と、実質的な原画像とリカーシブフィルタ処理後
の画像との差分値から画像の動きについて、その明るさ
の変化量とともに明から暗へあるいは暗から明への変化
であるかの変化方向をも検出する手段と、上記検出され
た変化量及び変化方向に基づいて実質的な原画像とリカ
ーシブフィルタ処理後の画像との加算比率を定めて両者
を加算する手段とを備えることが特徴となっている。
【作  用】
実質的な原画像(つまり原画像そのものあるいはそれに
類する画像)とリカーシブフィルタ処理後の画像との差
分値から、画像の動きについて、その明るさの変化量と
ともに明から暗へあるいは暗から明への変化であるかの
変化方向が検出される。 そして検出された変化量及び変化方向に基づいて実質的
な原画像とリカーシブフィルタ処理後の画像との加算比
率が定められて両者が加算される。 ここで、リカーシブフィルタ処理後の画像では、ノイズ
が低減されているが、画像の動きがある場合には尾引き
現象がみられる。他方、原画像については、もちろん尾
引き現象はみられないが、ノイズは低減されてはいない
。 そのため、上記のように、画像の動きについて検出され
た変化量及び変化方向に基づいて実質的な原画像とリカ
ーシブフィルタ処理後の画像との加算比率を定めて両者
を加算するようにすれば、明から暗に変化する場合には
ノイズが目立たないので尾引き現象をなくすことに重点
をおいた画像を得ることができ、暗から明に変化する場
合にはリカーシブフィルタ処理後の画像に重みをおくこ
とにより目につき易いノイズを低減しながら動き補正を
加えた画像を得ることができる。
【実 施 例】
つぎにこの発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。第1図はこの発明をX線透視像のノイズを低
減する画像処理を行う装置に適用した一実施例を示す。 この図において、XwA管1から放射されたX線は被写
体2を透過してイメージインテンシファイア3に入射す
る。この透過X線による被写体2の像はイメージインテ
ンシファイア3で可視光の像に変換され、TVカメラ4
によってビデオ信号に変換される。このビデオ信号はA
/D変換器5によりデジタル化される。 このデジタルビデオ信号はルックアップテーブル(Lo
ok Lip Table:LOT)6に入力される。 このルックアップテーブル6は一種の入出力変換器で、
入力に対応するアドレスに、出力すべきデータが書き込
まれた半導体メモリなどからなり、入力と出力とを直接
1対1に対応させることによって任意の入出力特性(関
数)を実現するものである。 このルックアップテーブル6では、入力信号の大きさく
画素の明暗値に対応する〉が−律に1/に倍にされて出
力されるように設定されている。 他方、フレームメモリ7には、それ以前のフレームにお
いて加算器15から出力されたデジタルビデオ信号が1
フレ一ム分格納されている。上記のようにA/D変換器
5から新たなフレームのデジタルビデオ信号が画素ごと
に得られると、それに対応した画素ごとにフレームメモ
リ7から各画素の信号の読み出しが行われる。この読み
出された信号はルックアップテーブル8で、−律に(1
17K〉倍にされる。 これらルックアップテーブル6.8を通った2つの信号
は加算器9において加算される。この加算器9から出力
される画像は、基本的には現フレームの各画素値に前フ
レームの各画素値を所定の比率で加算したものであって
、リカーシブフィルタ作用を受けた画像となっている。 このリカーシブフィルタ作用を受けた画像は減算器11
に送られ、単にフィルタ10を通ってフィルタ処理を受
けたにすぎない、現在のもとの画像との間の差分がとら
れる。この減算器11の出力は動き検出器↓2に送られ
る。この動き検出器12は上記の差分値が大きいとき大
きく動いたと判定する。すなわち、画像がまったく静止
しているときはリカーシブフィルタ作用を受けた画像と
もとの画像とはノイズ成分に差があるだけで基本的に同
じであるから、この差分値は0になる。画像が動くと、
差分値は大きなものとなる。ここでは、この動き検出器
12は、上記のルックアップテーブル6.8と同じで、
その入出力特性が第2図のようになっているルックアッ
プテーブルで構成されるものとする。入力である差分値
がプラス側に大きくなると出力である1/Lの値が1に
なるが、マイナス側に大きくなったときは1/Lの値は
0.6程度にとどめられる。ここで、差分値がプラス側
に大きくなるときというのは、画像が明から暗に変化す
る動きの場合であり、マイナス側に大きくなるというの
は暗から明に変化する動きの場合である。 この動き検出器12の出力(1/L)はルックアップテ
ーブル13.14に送られ、その入出力変換特性の設定
に用いられる。これにより、ルックアップテーブル13
ではフィルタ10を通ったもとの画像の各画素値が一律
に1/L倍にされ、ルックアップテーブル14では加算
器9から出力されるリカーシブフィルタ処理後の画像の
各画素値が一律に(1−1/L)にされる。これらルッ
クアップテーブル13.14を経た信号は加算器15に
送られて加算される。 そのため、画像が明から暗に大きく変化する動きの場合
1/Lは1となるので、ルックアップテーブル13から
はもとの入力信号のままの信号が出力され、ルックアッ
プテーブル14からはもとの入力信号がすべてOとされ
た信号が出力されることになり、その結果、加算器15
から出力される画像はもとの画像そのものということに
なる。 これに対して、画像が暗から明に大きく変化する動きの
場合には1/Lの値は0.6程度にとどめられるため、
加算器15から出力される画像はもとの画像が6割、リ
カーシブフィルタ処理を受けた画像が4割の画像となる
。 したがって、動きによる明るさの変動が大きい場合、明
から暗への動きであればリカーシブフィルタ処理を受け
ないもとの画像を主体として画像の尾引き現象を抑えた
画像を得ることができ、暗から明への動きであるとき、
リカーシブフィルタ処理を受けた画像の成分を多くする
ことにより、画像の尾引き現象低減の方はある程度軽く
しその分ノイズ低減を取り入れた画像を得ることができ
る。 この加算器15から出力されるデジタル信号は、フレー
ムメモリ7に送られて格納されるとともに、D/A変換
器16を経てアナログ信号に変換され、TVモニター装
置17に送られてその画面上に表示される。
【発明の効果】
この発明の画像処理装置によれば、リカーシブフィルタ
によってノイズ低減する場合に動きのある部分はそれを
抑制して尾引き現象を避けることができるとともに、暗
から明に変化する動きについてはリカーシブフィルタ処
理後の画像に重点をおいてノイズによる見にくさを改善
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示すブロック図、第2図
は第工図の動き検出器の入出力特性を示すグラフである
。 1・・・X線管、2・・・被写体、3・・・イメージイ
ンテンシファイア、4・・・TVカメラ、5・・・A/
D変換器、1〇− 6.8、′13.14・・・ルックアップテーブル、7
・・・フレームメモリ、9.15・・・加算器、10・
・・フィルタ、11・・・減算器、16・・・D/A変
換器、17・・・TVモニター装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)画像に対してリカーシブフィルタ処理を行う手段
    と、実質的な原画像とリカーシブフィルタ処理後の画像
    との差分値から画像の動きについて、その明るさの変化
    量とともに明から暗へあるいは暗から明への変化である
    かの変化方向をも検出する手段と、上記検出された変化
    量及び変化方向に基づいて実質的な原画像とリカーシブ
    フィルタ処理後の画像との加算比率を定めて両者を加算
    する手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
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