JP2871066B2 - X線画像処理装置 - Google Patents

X線画像処理装置

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JP2871066B2 JP2295618A JP29561890A JP2871066B2 JP 2871066 B2 JP2871066 B2 JP 2871066B2 JP 2295618 A JP2295618 A JP 2295618A JP 29561890 A JP29561890 A JP 29561890A JP 2871066 B2 JP2871066 B2 JP 2871066B2
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哲雄 今西
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Shimazu Seisakusho KK
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、X線診断装置に関し、とくにX線透視画
像の雑音を低減するX線画像処理装置に関する。
【従来の技術】
X線イメージインテンシファイアとX線TV撮像装置と
を用いたX線診断装置では、低線量下でX線透視画像を
得るようにしているため、量子ノイズが多く、十分な画
質を確保することが難しい。そこで、X線透視画像に対
しリカーシブフィルタや移動積分などのフィルタ処理を
行って雑音を低減しているが、これらのフィルタ処理は
時間方向の積分であるため、動きの大きな被写体につい
ては動きによるぼけが生じ、逆に画質が劣化してしま
う。 そのため、従来より、被写体の動きを検出して雑音低
減の程度を変化させることで、動きによるぼけを抑える
ようにした雑音低減フィルタが考えられている。この場
合、被写体の動きの検出方式として、X線透視画像のフ
レーム間差分で画素ごとの濃度差を求める方式や、フレ
ーム間差分を1フレーム間で積分した値を動き検出量と
する方式などが提案されている(今西哲雄:被写体の動
きに適応するリカーシブフィルタとその消化管X線透視
検査への応用、Medical Imaging Technology,vol.8,No.
3,313−314,1990)。
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のフレーム間差分の1フレーム間
積分値を動き検出量とする方式は、消化管検査に有効で
あるが、X線絞りによりX線照射野が変化すると、同じ
被写体が同じ速度で移動していても照射野の面積に応じ
て検出される動き検出量が異なってしまう。そのため、
たとえば、照射野が狭い場合には被写体の移動スピード
が大きくても検出量は小さくなり、被写体の動きが小さ
いと判断されることになって、より大きな雑音低減効果
が付与され、その結果動きによるぼけが大きくなって画
質が劣化してしまうという問題が生じる。 この発明は、上記に鑑み、X線照射野が変化しても動
きぼけが大きくならないようにして、画質劣化を防ぐよ
うに改善しながら、画像のノイズを低減する、X線画像
処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明のX線画像処理
装置においては、X線透視画像のビデオ信号が入力され
るリカーシブフィルタ手段と、X線照射野を検出する手
段と、リカーシブフィルタ処理後の画像と原画像との差
分値の絶対値の1フレーム間総和値を求める手段と、こ
の総和値を上記の検出された照射野により修正する手段
と、この修正された総和値で制御された比率でリカーシ
ブフィルタ処理後の画像と原画像とを加算する手段とを
備えられている。
【作用】
リカーシブフィルタ手段により、画像の時間方向の積
分がなされてノイズ低減が行われる。 一方、リカーシブフィルタ処理後の画像と原画像との
差分値の絶対値の1フレーム間総和値を求めると、それ
は被写体の動きに対応したものとなる。 ところが、X線照射野が小さいときは、同じ被写体が
同じ速度で移動していても、上記の1フレーム間の総和
値も小さなものとなる。 そこで、X線照射野を別に検出して、照射野の大きさ
に応じて上記の総和値を修正する。これにより、照射野
の大きさが変わったことの影響を相殺できるので、その
修正された総和値は照射野の大小に関わりなく、被写体
の動きに対応したものとなる。 そして、この修正された総和値で、リカーシブフィル
タ処理後の画像と原画像とを加算する場合の、その比率
を制御すれば、照射野の大きさの変動に関わりなく、動
きの大きな被写体については原画像の比率を大きくし、
動きの小さな被写体についてはリカーシブフィルタ処理
後の画像の比率を大きくすることができる。そのため、
大きな動きの被写体について動きによるぼけを生じさせ
ることなく、最適なノイズ低減処理を行うことができ
る。
【実 施 例】
以下、この発明の一実施例について図面を参照しなが
ら詳細に説明する。第1図において、X線管1からのX
線は可変絞り装置2で絞られ、被検者3に照射される。
被検者3を透過したX線はイメージインテンシファイア
4に入射し、X線透視像は可視光の画像に変換され、撮
像管5によってテレビジョン方式のビデオ信号に変換さ
れる。このX線透視像のビデオ信号はA/D変換器6によ
ってデジタル信号に変換された後、リカーシブフィルタ
回路7に送られる。 このリカーシブフィルタ回路7は、2つの乗算器71、
72と、加算器73と、フレームメモリ75とを有している。
現在のフレームの画像に対して乗算器71で1/Kを乗算し
たものと、過去のフレームの画像のフレームメモリ75に
蓄えられていたものに対して乗算器72で{1−(1/
K)}を乗算したものとを加算器73で加算し、再びフレ
ームメモリ75に格納するということを、各フレーム毎に
繰り返すことによりリカーシブフィルタとしての機能を
果たしている。乗算器76、77及び加算器74は、リカーシ
ブフィルタ処理後の画像と原画像とを所定の比率で加算
するためのものである。 そして、この比率は動き検出回路8により制御され
る。動き検出回路8には、リカーシブフィルタ処理後の
画像と原画像との差分をとる減算器81が備えられてお
り、この減算器81の出力の絶対値を絶対値回路82で求
め、それを1フレーム分だけ加算器83で加算する。する
とこの加算信号Σは、被写体の動きの量を表すものとな
る。 すなわち、たとえば得られた画像が第2図Aのような
ものであったとすると、その被写体像21が矢印22で示す
ような方向で動く場合、その動きのスピードが大きけれ
ば、リカーシブフィルタ処理後の画像と原画像との間の
ずれも大きくなり、そのため、リカーシブフィルタ処理
後の画像と原画像との間の差分値の絶対値の1フレーム
間の総和値である信号Σも大きくなる。 ところが可変絞り装置2でX線が絞られて照射野が狭
くなっている場合には、第2図Bのように絞り像(絞り
の影)23が画像に現れる。この場合、被写体像21がいか
に大きなスピードで動いていても、その被写体像21が現
れる領域自体が限定され、且つ、絞り像23は動かないの
で、その動きのスピードの割には上記の信号Σは小さい
ものとなってしまい、動き量に対応しなくなってしま
う。 そこで、ここではA/D変換器6からのデジタルビデオ
信号を照射野検出器85にも入力し、黒レベルに近い値を
しきい値としてその値よりも大きな値を持つ画素数を求
める。この画素数が第2図Bのような絞り像23でマスク
されていない領域つまり照射野の大きさに対応する。こ
うして求めた照射野情報を変換器84に送り、上記の信号
Σを修正する。これにより、照射野の大きさが変わった
ことに応じて信号Σを修正し、照射野の変動があって
も、被写体像21の動き量に正確に対応させることができ
る。 この実施例では、変換器84に第3図の曲線31、32、
…、3nで表される種々の変換特性を持たせ、照射野変換
器85からの信号によりこれらの曲線のいずれかを選択す
るよう構成している。そして、選択された変換特性に応
じて、信号Σが係数1/Lに変換される。 たとえば、絞り全開の場合には曲線31の特性が指定さ
れ、大きな信号Σは、動きが大きいものとして大きな係
数1/Lに変換される。このとき乗算器76の係数1/Lが大き
くなり、乗算器77の係数{1−(1/L)}は小さくなる
ため、原画像の比率を高くし、リカーシブフィルタ処理
後の画像の比率を低くした上で加算器74でこれらの画像
の加算が行われることになり、動きのある被写体像21の
残像は抑えられる。 照射野が小さくなるにつれて特性曲線は曲線3n側のも
のが選択される。そのため、照射野が小さくなって、同
じ被写体像21が同じスピードで動いていても信号Σが小
さくなる場合、その被写体像21が同じで動きのスピード
も同じであれば、同じ係数1/Lに変換することができ
る。そのため、絞り全開のときとなんら変わらず、動き
のある被写体像21の残像を抑えることができる。 そして、加算器74から出力されるデジタルビデオ信号
をD/A変換器9を経てモニター装置10に送ることによ
り、動きのある場合にはリカーシブフィルタ作用を抑制
して動きによるぼけを抑えて画質の劣化を防いだ画像が
表示される。 なお、上記の実施例では照射野の大きさ(面積)を出
力ビデオ信号より求めているが、可変絞り装置2からX
線絞りの位置情報を直接得て、それを変換器84に入力す
るようにしてもよい。
【発明の効果】
この発明のX線画像処理装置によれば、X線照射野が
変化してもそれに対応して、リカーシブフィルタ処理後
の画像と原画像との差分値の絶対値の1フレーム間の総
和値として求めた動き検出量を修正することができ、小
さな照射野のとき被写体の動きが大きくても上記の動き
検出量が小さくなってしまうことを防ぐことができるた
め、動きぼけが大きくならないようにして画質劣化を防
ぐように改善しながら、画像のノイズを低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図は照
射野を変えたときの画像の例を示す図、第3図は信号Σ
から係数1/Lへの変換特性を示すグラフである。 1……X線管、2……可変絞り装置、3……被検者、4
……イメージインテンシファイア、5……撮像管、6…
…A/D変換器、7……リカーシブフィルタ回路、8……
動き検出回路、9……D/A変換器、10……モニター装
置、71、72、76、77……乗算器、73、74、83……加算
器、81……減算器、82……絶対値回路、84……変換器、
85……照射野検出器、21……被写体像、23……絞り像。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線透視画像のビデオ信号が入力されるリ
    カーシブフィルタ手段と、X線照射野を検出する手段
    と、リカーシブフィルタ処理後の画像と原画像との差分
    値の絶対値の1フレーム間総和値を求める手段と、この
    総和値を上記の検出された照射野により修正する手段
    と、この修正された総和値で制御された比率でリカーシ
    ブフィルタ処理後の画像と原画像とを加算する手段とを
    備えることを特徴とするX線画像処理装置。
JP2295618A 1990-10-31 1990-10-31 X線画像処理装置 Expired - Lifetime JP2871066B2 (ja)

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JPH04166134A JPH04166134A (ja) 1992-06-12
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