JPS60229731A - 柔軟性に優れる多孔質フイルム - Google Patents

柔軟性に優れる多孔質フイルム

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JPS60229731A
JPS60229731A JP8550284A JP8550284A JPS60229731A JP S60229731 A JPS60229731 A JP S60229731A JP 8550284 A JP8550284 A JP 8550284A JP 8550284 A JP8550284 A JP 8550284A JP S60229731 A JPS60229731 A JP S60229731A
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film
filler
porous film
stretching
weight
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JP8550284A
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English (en)
Inventor
Shoji Kumazaki
熊崎 昌治
Shogo Okumura
奥村 正吾
Minoru Kashino
柏野 稔
Masami Yamaguchi
山口 正見
Yu Suzuki
祐 鈴木
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は柔軟性に優れる多孔質フィルムに関する。詳し
くは、充填剤を含有するポリオレフィン樹脂組成物から
溶融成形して得られたフィルムを一軸延伸して得られる
柔軟性に優れた多孔質フィルムであって、衣料用、包装
用、電池セパレーター用、濾過材用、医療用等の材料特
に包装用、医療用の材料として用いて好適な柔軟性に優
れる多孔質フィルムに関するものである0 〔従来の技術〕 近年、ポリオレフィン系樹脂の多孔質フィルムに関する
開発が進められ、衣料用、包装用、電池セパレーター用
、濾過材用、医療用等への応用が計られておシ、本発明
者等も多孔質フィルムまたはシートの製造法につき先に
出願した(特願昭3’)−/lλ59&、tざ一10コ
J2.!;g−/IIq、yq ’) しかるに1ポリオレフイン系樹脂あるいは充填剤入りポ
リオレフィン系樹脂から得られた多孔質フィルムは柔軟
性において必ずしも満足されるものではなく、特に包装
用、医療用等の用途においてフィルムの1しなやかさ′
を必要とする場合には不適当である。
〔発明の目的〕
本発明者等は従来のフィルムの上記のような欠点の解消
を目的に鋭意検討を行なった結果、フィルムの厚さ、平
均孔径、空孔容積、透湿度、剛軟度を特定のものに設定
することにより目的を達成し本発明に到ったものである
〔発明の構成〕
本発明の要旨は、充填剤を含有するポリオレフィン樹脂
組成物を溶融押出成形して得たフィルムを一軸延伸して
得られた、フィルム厚み35μ以下の多孔質フィルムで
あって、水銀ポロシメーターで測定した微小空孔の平均
孔径がO,OS〜Sμの範囲にあり、フィルムの単位体
積/−当りの空孔容積が0./c1−以上で、且つ透湿
度がj−009/pt・2 II hr以上で、フィル
ムの縦方向および横方向の剛軟度が共に35−以下であ
ることを特徴とする多孔質フィルムに存する。
本発明のフィルムは上述したような特定の物性を有する
ものであり、フィルム厚みを3Sμ以下とし、かつ平均
孔径o、o s −sμの微小空孔を単位体積/d轟り
空孔容積Q、/ac以上形成することにより、フィルム
が柔軟で肌ざわりの良いものとなり、また透湿度を! 
001/h 、lhr以上好ましくは100011/d
−,241hr以上に調節することにより水蒸気は良好
に透過し、かつ平均孔径の関係から水分が直接しみ出す
ことがない性質を有するものとなっている。従って衣料
用、包装用、医療用等の水蒸気は通すが水滴等は通さず
、肌に直接ふれる用途等に用いて大変好適なものである
ポリオレフィン樹脂としては高密度ポリエチレン、中密
度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレンが単独で、あ
るいはこれらの二種類以上の混合物が用いられ、該ポリ
エチレンのメルトレ インデックスは0.0 / −1011/10分(AS
TMしlコ、3g−70により、/デO℃、 、2./
 6Kgで測定)の範囲が好ましい。
線状低密度ポリエチレンとは、エチレンと他のα−オレ
フィンとの共重合物であり、従来の高圧法により製造さ
れた低密度ポリエチレン樹脂とは異なる。線状低否度ポ
リエチレンは、例えばエチレンと、他のα−オレフィン
としてブテン、ヘキセン、オクテン、デセン、ダメチル
ペンテン−1等をl〜77重量%程度、好ましくは5〜
/S重貴%穆度共重合したものであり中低圧法部密度ポ
リエチレン製造に用いられるチーグラー型触媒又はフィ
リップス型触媒を用いて製造されたものであり、従来の
高密度ポリエチレンを共重合成分により短い枝分かれ構
造とし、密度もこの短鎖枝分かれを利用して適当に低下
させ0.9/〜0.9 !; # /−程度としだもの
であり、従来の低密度ポリエチレンより直鎖性があり、
高密度ポリエチレンより枝分かれが多い構造のポリエチ
レンである。
メルトインデックスが0.0/I/’10分より小さい
か、あるいはIO1/10分より大きいと、溶融押出成
形における原反成形時に押出性が態化したり、あるいは
成形安定性が低1する。
更には該ポリエチレンには高圧法低密度ポリエチレンが
混合されてもよい。また結晶性ポリプロピレンも用いら
れる。結晶性ポリプロピレンとしては、プロピレンの単
独重合体あるいはプロピレンと他のα−オレフィンとの
共重合体が単独でまたはコ徨以上の混合物として使用さ
れる。
これらのポリオレフィン樹脂は、ベレット状、顆粒状、
粉末状等任意の形態で使用されるが、顆粒状または粉末
状のものを使用することが好ましい。
充填剤としては無機及び有機の充填剤が用いられ、無機
充填剤としては、炭酸カルシウム、タルク、クレー、カ
オリン、シリカ、珪藻土、炭酸マグネ7ウム、炭酸バリ
ウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、水酸化マグネシウ
ム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、
アルミナ、マイカ、アスベスト粉、ガラス粉、シラスバ
ルーン、ゼオライト、珪酸白土等が使用され、重機充填
剤としては、木粉、パルプ粉等のセルロール系粉末等が
使用される。
これらは単独又は混合して用いられる。充填剤の平均粒
径としては、30μ以下のものが好ましく、IOμ以下
のものが史に好it、<、sμ以下のものが最も好まし
い。粒径が大きすぎると延伸物の気孔の緻密性が悪くな
る。充填剤の表面処理は、樹脂への分散性、更には延伸
性の点で、実施されていることが好ましく、脂肪酸又は
その金属塩での処理が好ましい結果を与える。液状また
はワックス状の炭化水素重合体としては、液状ポリブタ
ジェン、液状ポリブテン、液状ポリイソプレン、及びそ
れらの誘導体が用いられる。なかでもカルボキシル基あ
るいは水酸基末端液状ポリブタジェンが用いられ、水酸
基末端液状ポリブタジェンの誘導体、例えば末端がイン
シアネート変性、無水マレイン酸変性、エポキシ基変性
等の液状物も用いられる。
更には液状ポリブタジェンを水素添加した液状のポリブ
タジェン水添物、水酸基末端液状ポリブタジェンを水素
添加したポリヒドロキシ飽和炭化水素が用いられる。該
ポリヒドロキシ飽和炭化水素は、7分子量たり少なくと
もi、s個の水酸基を有する主鎖が飽和したまたは大部
分飽和した炭化水素重合体である。またカルボキシル基
末端液状ポリブタジェンの水添物を用いてもよい。これ
らの分子量(数平均)は1Ioo〜10000さらには
SOO〜gooo が好ましい。
しかしてこのようなポリヒドロキシ飽和炭化水素は、公
知の方法、例えば過酸化水素等を重合開始剤として、ブ
タジェン単独あるいは共重合性モノマーとをラジカル重
合して得られるブタジェン系液状重合体を水素添加する
ことによって得られる。共重合上ツマ−としてはイソプ
レン、クロロプレン、スチレン、メチル(メタ)アクリ
レート、メチルビニルエーテル等が挙げられる。
水素添加はニッケル系触媒(例えば還元ニッケル、ラネ
ーニッケル)、コノくルト系触媒、白金触媒、パラジウ
ム触媒、ロジウム触媒、ルテニウム触媒、これらの混合
又は合金系触媒を使用して通常の方法で実施される。
末端に極性基のあるもののポリオレフィン樹脂、充填剤
系への導入は、両者の相溶性を向上させる上で好ましい
結果を与えるものと推定される。
又、ポリヒドロキシ飽和炭化水素を用いるときには、液
状エポキシ樹脂あるいはエポキシ化植物油の如きエポキ
シ基含有の液状有機化合物を併用することも出来る0 エポキシ基含有有機化合物としては、例えばエポキシ化
アマニ油、エポキシ化大豆油等のエポキシ化植物油、エ
ポキシ樹脂、好壕しくは硬化剤を含まない液状エポキシ
樹脂等が挙げられるO なお、前記ポリオレフィン樹脂には常法に従い熱安定剤
、紫外線安定剤、帯電防止剤、顔料、螢光剤等を添加し
ても差支えない。
ポリオレフィン樹脂、充填剤、および液状またはワック
ス状の炭化水素重合体、あるいは更にエポキシ基含有有
機化合物の配合割合はポリオレフィン樹脂100重量部
に対して充填剤23〜1Ioo重量部好ましくは50〜
25011部、液状またはワックス状の炭化水素重合体
は1〜ノ00重量部好ましくは3〜70重1部、エポキ
シ基含有有機化合物はQ−100重量部好ましくは0〜
70重量部であり、液状またはワックス状の炭化水素重
合体とエポキシ基含有有機化合物との合計量は7〜10
0重量部好ましくは3〜70重量部である。充填剤の配
合割合が23重量部未満のときには一軸延伸したフィル
ムの気孔形成が充分でなく、多孔化度合が低くなる0ま
た、充填剤の配合割合が1100重蓋部を越えると混線
性、分散性、フィルムの成形性が劣る。液状またはワッ
クス状の炭化水素重合体、あるいは該炭化水素重合体と
エポキシ基含有有機化合物との混合物量は、ポリオレフ
ィン樹脂700重量部に対して、100重量部を越える
と、ポリオレフィン樹脂の持つ特性が薄れ、満足な混線
性、フィルムの成形性および延伸性を確保することが出
来ない。また7重量部未満でもフィルムの成形性および
延伸性で劣る0 ポリオレフィン樹脂、充填剤および液状またはワックス
状の炭化水素重合体、あるいは更にエポキシ基含有有機
化合物の混合においては通常のブレンダー又は混合機が
用いられる。混合機は、ドラム型混合機、タンブラ−型
混合機、リボンブレンダー、ヘンシェルミキサー、スー
ハーミキサー等が使用されるが、ヘンシェルミキサー等
の高速攪拌型の混合機が望ましい。
混合順序としては、これらの混合機にまずポリオレフィ
ン樹脂と充填剤を入れ、充分攪拌し混合する。次いで液
状またはワックス状炭化水素重合体あるいは更にエポキ
シ基含有有機化合物を添加し、更に攪拌して分散、展着
させることが好ましい。この方法を用いることにより、
液状またはワックス状炭化水素重合体と充填剤を直接接
触、分散させる際に発生する凝集塊の発生を防ぐ事が出
来、混線時に樹脂中の充填剤の分散性を向上させる事が
出来る。更にはフィルムの成形に於いて、極度にブッの
発生を低減させることが出来る。
次に、混合物の混線には従来公知の装置、例えば通常の
スクリュー押出機、二軸スクリュー押出機、ミキシング
ロール、バンバリーミキサ−1二軸型混練機等により適
宜実施される。
フィルムの成形については、通常のフィルムの成形装置
及び成形方法に準じて実施すれば良く、円形ダイによる
インフレーション成形、T−ダイによるTダイ押出成形
等を適宜採用すれば良い。−軸延伸tよ、チューブラ−
延伸で、−軸方向く引取方向)を強調きせた形であって
も良いがロール延伸が通常好んで採用される。延伸倍率
はハ2〜6倍の範囲が好ましい。フィルムの浮さけ、あ
まり薄いと機械的物性劣り、フィルムに成形後巻き取り
性が不十分となるので、10μ以上が好ましい。
本発明のフィルムは、フィルム厚みが3Sμ以下であっ
て微小空孔の平均孔径がo、os−sμの範囲にあり、
フィルムの単位体積/ cd当りの空孔容積がQ、/C
C以上で、且つ透湿度がk 001/m“・214 h
r以上で、フィルムの縦方向および横方向の剛軟度が共
にJjam以下であるものであり、これらの要求特性を
満たすフィルムは包装用、医療用等に好適に用いること
が出来る0 〔実施例〕 次に本発明を実施例によシ更に具体的に説明するが、本
発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定され
るものではない。
参考例/(液状ポリブタジェンの水添物の製造)容量1
01のオートクレーブに、市販の液状ポリブタジェン〔
日本曹達■製; B、2000 、平均分子量、200
0〕(IK、、シクロヘキサン、7 K9及びカーボン
担持ルテニウム(3%)触媒(日本エンゲルハルト社製
)30011を仕込み、精製アルゴンガスで系内金置換
した後、高純度水素ガスをオートクレーブに供給し、同
時に加熱を開始し、約3θ分を要して定常条件(内温的
100℃、内圧的!; OK4/m )に到達させた。
この条件に約15時間維持し、次いで水素化反応を停止
した。得られたポリマーはヨウ素価L21/100&の
ポリブタジェン水添物で、常温で液状物であった。
参考例コ(ポリヒドロキン飽和炭化水素の製造)参考例
/において液状ポリブタジェンとして、日本曹達■製の
a−、zooo(平均分子i−〇oo>を用いた他は、
全て参考例/と同様にした。
得られたポリマーはヨウ素価11.4f1/1009゜
水酸基価52 KOHη/Iの液状のポリヒドロキシ飽
和炭化水素であった。
実施例1 メルトインデックスがOl、2θl/10分、密度が0
.94 ? l/−である高密度ポリエチレン樹脂3.
31と、炭酸カルシウム(平均粒径/、0μ、脂肪酸処
理)A、/KSIを、まずヘンシェルミキサー中で攪拌
混合し、次いでこれに参考例コで得たポリヒドロキシ飽
和炭化水素0.6に9を添加し、更に攪拌混合を行ない
、10Kqの混合物を得た。
該配合操作を5回実施し、最終的に5oK9の混合物を
得た。
なお、メルトインデックスはASTMD/コ3g−70
により、/?θ℃、荷重コ、/6Kfの時の樹脂の押出
量を示し、密度ViASTM D /sos に準拠し
、密度勾配管法により、−0℃でめたものである。かく
して得られた混合物を、二軸混練機D13M−1,3(
日本製鋼所■製)により混練し、造粒した。これをSO
鴎φ押出機によりインフL/−ジョン成形り、、埠ミl
IOμのフィルムに製膜した。
ここで押出条件は下記のとおりでりる。
シリンダ一温度: /lo−/70−190℃ヘッド、
ダイス温度: /9(1)−/90℃ブ ロ − 比 
=2.7 かくして得られたフィルムをロール延伸機により一軸延
伸し、その后、熱処理してフィルム厚さ、2Sμの多孔
質フィルムを得た。
延伸条件は下記のとおシである。
延伸温度 ?!’C 延伸倍率 3.0倍 また熱処理は温度100℃、縦方向の弛緩率10チで行
なった。
得られたフィルムは、フィルムの単位体積/−当たり、
空孔容積が0.2901.、微小空孔の平均孔径が0.
31μである多孔質フィルムで、透湿度が47AθQ 
J//yn’・、21Ibr、フィルムの縦方向及び横
方向の剛軟度が共に17鰭であって、剛軟度が低く、非
常に柔軟性に優れるものであった。
なお、これらの計測項目の測定法は下記のとおりである
/)空孔容積Q積と平均孔径μ:水銀ポロシメーターC
AM工NCO社製、60,000peiポロシメータ〕
を用いて測定。空孔容積は、累積空孔容積分布図におい
て、微小孔径のものから半径lθμまでの累積空孔容積
をフィルムの単位体積/cI11当たりの量で示した。
平均孔径は該空孔容積の半分となる累積空孔容積をとる
空孔の半径で示した。
、2)透湿度(1/rr’、2Qhr ) : JIS
 202O20/ 974に準じ、温度30℃、相対湿
度?0%で測定した。
3)剛軟度(叫) : JIS L10/g−/9り7
のダ左0カンチレバ法にて測定した。測定は温度、20
℃相対湿度65%で行なった。
比較例1 実施例/で使用した高密度ポリエチレンS、OKりと炭
酸カルシウム!;、OKりを実施例/と同様の方法で配
合混練した。得られた組成物を実施例1と同じ押出条件
でSO霞φ押出機でインフレ=ンヨン成形し厚み?θμ
のフィルムに製膜し、次いでロール延伸機により一軸延
伸し、フィルム厚さ30μの多孔質フィルムを得た。
ここで延伸条件は以下のとおりである。
延伸温度 100℃ 延伸倍率 S、S倍 また熱処理L1温度/lQ℃、縦方向の弛緩率10チで
行なった。
得られたフィルムは、フィルムの空孔容積がに1..2
/CC,個、平均孔径が0.コアμであり、透湿度は3
/θ011/−・コ41hrであった。フィルムの剛軟
度は縦方向!igwa、横方向79鴫で、非常に剛軟度
が大きく、柔軟性の点で、実施例/に劣るものである。
実施例コ 実施例/と同じ高密度ポリエチレン、?、jXzと、同
じ〈実施例/で使用した炭酸カルシウム6.0〜を、ま
ずヘンシェルミキサー中で攪拌混合し、次いで実施例/
で用いたポリヒドロキシ飽和炭化水素o、spとエポキ
シ化大豆油〔アデカ・アーガス化学■; ADK C1
zer O−/JOL ) 0.3 kを添加し、更に
攪拌混合を行ない、10.JKgの混合物を得た。その
后、実施例/と同じ方法にて混練造粒し、次いで、イン
フレーション成形により、厚みIIoμのフィルムを製
膜した。製膜条件は実施例/と同じである。該フィルム
をロール延伸機で一軸延伸しフィルム厚さJ4(μの多
孔質フィルムを得た。
延伸条件は下記のとおりである。
延伸温度 75℃ 延伸倍率 2.0倍 また、熱処理は実施例1と同一条件である。
得られたフィルムは、空孔容積が0./ 5 (fed
平均孔径がOl、2μであり、透湿度λ2o o pi
ti・コ1hl−であった。フィルムの縦方向及び横方
向の剛軟度はそれぞれコ3簡と25飄と小さく、柔軟性
に優れるものであった。
実施例3 メルトインデックスがハコ9// 0分、密度が0.9
2Qli/cdである線状低密度ポリエチレン3.73
に9、メルトインデックスλ、01// 0分、密度0
.9/Kl/−の高圧法低密度ポリエチレンo、3sK
2と、実施例1の炭酸カルシウム60Kgをヘンシェル
ミキサー中で攪拌混合し、次いで、実施例/のポリヒド
ロキシ飽和炭化水素o、3に4と実施例コで使用したエ
ポキシ化大豆油O,J Kpを添加、再度攪拌混合し、
混合物を得た。実施例/と同様の方法で混練造粒し、次
いでインフレーション成形して、厚み35μのフィルム
を得た。
延伸温度60℃、延伸倍率q、o倍でロール延伸(−軸
延伸)し、フイルミ厚み/lμの多孔質フィルムを得た
。なお、フィルムの熱処理は実施例/と同一条件で行な
った。
得られた多孔質フィルムの空孔容積は0.ダ9咄、平均
孔径は0.30μであり、透湿度は37001/メ・2
ダhrであった。剛軟度は縦方向/6m1横方向/3m
であり、柔軟性に富む多孔質フィルムである。
実施例ダ 実施例3で用いた線状低密度ポリエチレン3゜F K9
 、実施例/の炭酸カルシウム5.9に4及びポリヒド
ロキシ飽和炭化水素Q、7Kyを使用して実施例/と同
様の方法で配合混練して造粒した。
次いで厚み−gμのフィルムを実施例/と同一条件にて
インフレーション成形により得た0該フイルムを延伸温
度60℃、延伸倍率−1S倍にてロール−軸延伸した0
尚、フィルムの熱処理は実施例/と同じ条件で実施した
得られたフィルムは、空孔容積が0.3 / cC/c
4C/孔径が0.2 gμの、フィルム厚み=θμの多
孔質フィルムであり、透湿度は!; 0001/l−赴
hr。
縦方向及び横方向の剛軟度はそれぞれlコ■及び//鴎
と非常に小さく、優れた柔軟性を示すものであった。
実施例S 実施例3の線状低密度ポリエチレン3.7Kg。
メルトインデックス0.311710分、密度0.92
−El/aAの高圧法低密度ポリエチレン0.3に9及
び実施例1の炭酸カルシウムs、tKgをヘンシェルミ
キサー中で攪拌混合し、次いで、これに参考例1で得た
液状ポリブタジェンの水添物をO,?Kfを添加し、再
度攪拌混合し、混合物を得た。該混合物を混線・造粒後
、インフレーション成形を行ない、IIOμのフィルム
を得た。次いで、延伸温度60℃、延伸倍率3.3倍で
ロール−軸延伸、熱処理を行なった。熱処理条件は実施
例/に同μであり透湿度!;、2001/rd−2ダh
r、剛軟度は縦方向/jm、横方向/4’+mであった
〔発明の効果〕
本発明の多孔質フィルムは柔軟性に優れるものであるか
ら肌ざわりが良く、包装用途、衣料用途、医療用途等の
材料として好適なものである0 出 願 人 三菱化成工業株式会社 代 理 人 弁理士長香川 − (ほか7名)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)充填剤を含有するポリオレフィン樹脂組成物を溶
    融押出成形して得たフィルムを一軸延伸して得られた、
    フィルム厚み35μ以下の多孔質フィルムであって、水
    銀ポロシメーターで測定した微小空孔の平均孔径が0.
    05〜Sμの範囲にあり、フィルムの単位体積/−当り
    の空孔容積が0./cC以上で、且つ透湿度が! 00
    11/yl・ユ4Lhr以上で、フィルムの縦方向及び
    横方向の剛軟度が共にJ51DI以下であることを特徴
    とする多孔質フィルム。
  2. (2)ポリオレフィン樹脂100重量部、充填剤−5−
    tioo重量部、液状またはワックス状の炭化水素重合
    体あるいは該炭化水素重合体とエポキシ基含有有機化合
    物との混合物7〜100重量部とからなる組成物を溶融
    押出成形して得たフィルムを一軸延伸して得られた特許
    請求の範囲第1項に記載の多孔質フィルム0
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