JPS6022792Y2 - 磁石発電機用電機子 - Google Patents

磁石発電機用電機子

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JPS6022792Y2
JPS6022792Y2 JP11849877U JP11849877U JPS6022792Y2 JP S6022792 Y2 JPS6022792 Y2 JP S6022792Y2 JP 11849877 U JP11849877 U JP 11849877U JP 11849877 U JP11849877 U JP 11849877U JP S6022792 Y2 JPS6022792 Y2 JP S6022792Y2
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JP
Japan
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armature
steel plate
iron core
mounting
magnet generator
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JP11849877U
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JPS5445308U (ja
Inventor
敏和 辻
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国産電機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関等に取付けられる磁石発電機の電機子
に関するものである。
磁石発電機の電機子、特に内燃機関に取付けられる磁石
発電機の電機子として、1字形またはコの字形鉄心に電
機子コイルを巻装したものが広く用いられている。
この種の電機子の鉄心はその両端に磁極部を有腰この磁
極部に設けられた取付孔を利用して固定台板或いは機関
のケース等の取付部にねじ止めされる。
従来のこの種の電機子の取付孔は鉄心の磁極部を積層方
向に貫通する真円状の孔からなっており、取付ピッチに
合せて、即ち取付部側のねじ穴の間隔に合せて所定の間
隔で設けられている。
したがって取付部側のねじ大の間隔が異なる場合、例え
は機関の型式が異なる場合には発電機の定格が同一であ
っても鉄心を共用することができず、取付部側のねじ大
の間隔に合った取付ピッチを有する鉄心を別々に作成し
なければならなかった。
種々の取付ピッチをする鉄心を作るためには、鉄心の構
成する鋼板を打抜くためのプレス型を多数用意しておか
なければならないため不経済であり、また同じプレス型
で生産できる数量が限られるため、大量生産による価格
の低減を図ることが困難であった。
本考案の目的は、鉄心を構成する鋼板の大部分を取付ピ
ッチが異なる場合に共用できるようにして大量生産を可
能にし、価格の低減を図った磁石発電機用電機子を提供
することにある。
以下図示の実施例により本考案の電機子を詳細に説明す
る。
第1図乃至第4図において1は打抜きにより形成された
鋼板を積層してリベット2でかしめてなる鉄心で、この
鉄心は両端の磁極部1a、laと胴部1bとを有する略
■字形に形成されている。
磁極部1a、laの磁極面1c、lcは円筒面状に形成
され、これらの磁極面が図示しない磁石回転子の磁極に
間隙を介して対向する。
鉄心1の胴部1bには電機子コイル3が巻装され、鉄心
1及び電機子コイル3により磁石発電機用電機子4が構
成されている。
電機子コイル3は、例えは内燃機関用点火装置を駆動す
るためのエキサイタコイルや信号コイル、或いはヘッド
ランプ等の他の負荷を駆動する発電コイルとして用いら
れるものであって、通常は鉄心1の胴部に巻枠(図示せ
ず)を介して巻回される。
鉄心1を構成する鋼板のうち、電機子が固定される取付
部側の最端部(第3図及び第4図の最下部)に位置する
1枚の鋼板11の両端磁極部には取付ねじの外径よりや
や大きめの内径を有する真円状の孔12,12が設けら
れ、これらの孔12.12の周縁部には外側(取付部側
)に突出する打出部13.13が形成されている。
尚この打出部は孔12,12の全周に亘って設けてもよ
く、また孔12.12の周縁の一部のみに設けてもよい
上記鋼板11以外の他の鋼板の両端磁極部には、取付ね
じの外径よりやや大きめの幅を有して孔12,12と整
合する長孔14,14が設けられている。
鋼板11は他の鋼板とともに前述のリベット2によりか
しめられ、真円状の孔12.12及び長孔14.14に
より1対の取付孔が構成されている。
取付ねじ(図示せず)は長孔14.14を通して孔12
.12にそれぞれ挿入され、長孔14.14の内面との
係合により垂直に保たれる。
長孔14,14は鉄心1の軸線Xに対して角度α(図示
の例では45°)傾斜して設けられ、孔12,12はそ
のピッチに応じて長孔14.14の長手方向の適宜の位
置で長孔14,14に整合するように設けられている。
例えば、第5図aに示すように孔12.12のピッチが
Plである場合長孔14,14の間隔が狭い側の端部付
近で孔12.12と長孔14,14とが整合し、第5図
すに示すように孔12,12のピッチがP2(>pt)
である場合には長孔14,14の間隔が広い側の端部付
近で孔12.12と長孔14.14とが整合する(第7
図参照)。
上記電機子4を機関のケース等の取付部に取付けるには
、取付部側に所定ピッチで設けられたねじ大の上端開口
部付近にねじ穴より大径の凹部を設けておき、先ず鋼板
11に設けた打出部13゜13をこの凹部に嵌入させて
鉄心1を位置決めする。
次いで長孔14,14及び孔12.12を通して取付ね
じを取付部側のねじ穴に螺入し、鉄心1を固定する。
上記のように、孔12.12の周縁部に打出部13.1
3を設けると、この打出部を取付部側の凹部に嵌入させ
ることにより電機子の位置決めを容易且つ正確に行なう
ことができる。
尚電機子の位置決め精度を余り高くする必要がない場合
、または他の位置決め手段がある場合には上記打出部を
省略することができる。
上記実施例のように、長孔14,14を鉄心の軸線方向
に対して傾斜させて設けると、種々の取付ピッチに対し
て長孔14,14が設けられる鋼板を共用することがで
き、真円状の孔12.12が設けられる1枚の鋼板11
のみを取付ピッチに応じて数種類用意しておけばよいの
で大量生産が容易になり、価格の低減を図ることができ
る。
尚長孔14,14の方向は、上記の例に限定されるもの
ではなく、種々の取付部のねじ穴のピッチ及びねじ大の
位置に応じて、鉄心の軸線方向と直交する方向以外の任
意の方向に、即ち鉄心の軸線に対して傾斜した向きに、
長孔14,14を設けることができる。
例えば、取付部のねじ大のピッチがPlからP2に変る
場合に単にねじ大の位置が鉄心の軸線方向に移動するだ
けの場合には、第7図すに示すように鉄心の軸線Xと平
行な方向に長孔14,14を設ければよい。
また第7図Cに示すように、長孔14,14を湾曲した
形状として異なる取付ピッチP工乃至P3に適合させる
こともできる。
上記の実施例では、真円状の孔12,12を設ける鋼板
11が他の鋼板と同一の形状に形成されているが、第6
図に示したように、鉄心1の磁極部1a、laに相応し
た形状の鋼板11′を設けて、この鋼板11′に真円状
の孔12を形成してもよい。
この場合鋼板11′を他の鋼板とともにリベットにより
かしめるようにしてもよいが、第6図に示したように鋼
板11′に突起15.15を設けて、鋼板11′が重合
される他の鋼板に設けた凹部にこれらの突起15,15
を係入することにより鋼板11′を鉄心1に対して位置
決めするようにしてもよい。
尚この場合、突起15,15の代りに図に破線で示した
ような折曲部を設けてこの折曲部を他の積層鋼板の側面
に設けた凹部に嵌スさせることにより鋼板11′を位置
決めしてもよい。
このように真円状の孔12が設けられた鋼板11′と他
の積層鋼板とを凹凸嵌合部により相互に位置決めした場
合には、取付ねじにより鉄心1を固定した際に、鋼板1
1′が取付部と他の積層鋼板との間に挟持される状態で
他の鋼板と一体化され、鉄心1の磁極部の一部を構成す
る。
上記実施例において、真円状の孔12を鉄心の取付部か
ら離れた位置にある1枚の鋼板に設けることも考えられ
るが、このようにした場合には、取付孔を通して取付部
にねじを螺入した際に該ねじが傾くと、鉄心が所定位置
からずれる虞れがある。
これに対し、上記実施例のように、鉄心の取付部側に位
置する最端部の鋼板に真円状の孔12を設けておけば、
ねじが多少類いて螺入されたとしても鉄心を所定位置に
正確に取付けることができる。
真円状の孔を設ける鋼板は2枚以上設けることができる
が、共用できる鋼板(長孔が設けられた鋼板)の数を多
くして大量生産による利点を活すためには、真円状の孔
を設ける鋼板の数を少なくした方が有利であることは云
うまでもない。
尚真円状の孔が設けられる鋼板を2枚設けて鉄心の積層
方向に間隔をあけて配置すると、取付ねじを2個所で真
円状の孔により垂直に保持できるので、ねじの螺入作業
をより容易にすることができる。
また鉄心の形状は上記したI字形に限定されるものでは
なく、コの字形等他の形状に形成される場合にも本考案
を適用できる。
以上のように、本考案によれば、鉄心を構成する鋼板の
大部分に設ける取付孔の形状を鉄心の軸線に対して傾斜
した向きの長孔の形にしたので、取付部側のねじ大の間
隔が種々異なる場合に鋼板の大部分を共用することがで
きる。
したがって大量生産が可能になり、電機子の価格の低減
を図ることができる。
しかも各取付孔は、鉄心の取付部側の最端部に位置する
鋼板に設けられた真円状の孔を備えていて、該真円状の
孔と取付ねじとの係合により鉄心を位置決めするので、
電機子を所定位置に正確に固定することができ、また固
定後に電機子の位置がずれることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本考案の一実施例を示したもので、
第1図及び第2図はそれぞれ平面図及び底面図、第3図
は半部拡大正面図、第4図は半部の拡大斜視図、第5図
a及びbはそれぞれ真円状の孔が設けられる鋼板の異な
る例を示す半部断面図、第6図は真円状の孔が設けられ
る鋼板の他の例を示す斜視図、第7図a乃至Cはそれぞ
れ鉄心に設けられる長孔の異なる例を示す説明図である
。 1・・・・・・鉄心、1a・・・・・・磁極部、11,
11・・・・・・真円状の孔が設けられる鋼板、12・
・・・・・真円状の孔、13・・・・・・打出部、14
・・・・・・長孔、3・・・・・・電機子コイル、4・
・・・・・電機子。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)積層鋼板により形成され両端に磁極部を有する鉄
    心に電機子コイルが巻装され、前記磁極部に設けられた
    取付孔を貫通するねじにより固定位置にある取付部に取
    付けられる磁石発電機用電機子において、前記取付孔は
    前記鉄心を構成する鋼板のうち少くとも前記取付部側に
    位置する最端部の1枚の鋼板に設けられた真円状の孔と
    、前記真円状の孔が設けられた鋼板以外の鋼板に設けら
    れた長孔とからなり、前記長孔は前記鉄心の軸線に対し
    て傾斜した向きに設けられていることを特徴とする磁石
    発電機用電機子。
  2. (2)前記真円状の孔は前記取付部側の最端部に位置す
    る1枚の鋼板に設けられている実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の磁石発電機用電機子。
  3. (3)前記真円状の孔の周縁部の少なくとも一部が前記
    取付部側に打出されている実用新案登録請求の範囲第2
    項に記載の磁石発電機用電機子。
  4. (4)前記1枚の鋼板は前記磁極部のみを構成するよう
    に形成されている実用新案登録請求の範囲第2項または
    第3項に記載の磁石発電機用電機子。
  5. (5)前記1枚の鋼板と他の積層鋼板とは凹凸嵌合部に
    より相互に位置決めされている実用新案登録請求の範囲
    第2項乃至第4項のいずれか1つに記載の磁石発電機用
    電機子。
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JPS5445308U JPS5445308U (ja) 1979-03-29
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