JPH0410649Y2 - - Google Patents

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JPH0410649Y2
JPH0410649Y2 JP1987186840U JP18684087U JPH0410649Y2 JP H0410649 Y2 JPH0410649 Y2 JP H0410649Y2 JP 1987186840 U JP1987186840 U JP 1987186840U JP 18684087 U JP18684087 U JP 18684087U JP H0410649 Y2 JPH0410649 Y2 JP H0410649Y2
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JP
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yoke
plate
solenoid
coil
magnetic pole
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JP1987186840U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、ソレノイドのヨーク構造に関す
る。
(ロ) 従来の技術 従来、丸型のソレノイドaは、第9図及び第1
0図で示すように、丸棒状の鋼材からヨークb、
及び内部磁極dの二者を一体に削り出し、別途に
プレス打抜きしたロウワープレートcをヨークb
の開口端に圧入することで製作されていた。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記の従来構造では、丸棒状の
鋼材から第10図で示すような有底筒状のヨーク
bを削成するのに工数がかかり、同ヨークbの内
部には内部磁極dが突設されているので更に工数
が増加してコストがかさむばかりでなく、コイル
eと接続したり、同コイルeの外週面とヨークb
の内週面との間にリード線fを通す必要上からコ
イルeの外径の割に大径のヨークbを用いなけれ
ばならず、ソレノイドaの外径が大きくなり、実
装上不便であるという欠点があつた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この考案では、略矩形状の鋼板を略円弧形状に
弯曲させ、しかも上記鋼板の端縁の間に所定間隔
を有する開口部を設けて略c字形状のヨークを形
成し、同ヨークの両端縁に、それぞれアツパー及
びロウワープレートを固着して、ヨークと各プレ
ートとで形成された内形空間中にコイルを巻回し
たボビン及び内部磁極を収納すべく構成してなる
ソレノイドのヨーク構造を提供せんとするもので
ある。
(ホ) 作用・効果 この考案によれば、略矩形状の鋼板を略円弧状
に曲げ加工して端面略C字形状のヨークを形成す
るのであるから、鋼板を略矩形状に形成するには
プレス打抜き加工で容易に形成することができ、
しかも、アツパー及びロウワープレートの連結部
も同プレス打抜き加工で同時に形成することがで
きる。このようにして略矩形状に打抜かれた鋼板
は、曲げ加工によつて略C字形状に形成するので
あるが、曲げローラーなどで簡単に形成すること
ができ、しかも、同鋼板の端縁が突き合わせ状で
なく所定間隔を保つて開いているため、曲げロー
ラー加工が更に容易である。
また、アツパー及びロウワープレートの製作
も、鋼板の打抜き加工で行うことができ製作が容
易であり、ヨークとの連結部の形成も同時に行う
ことができる。
更に内部磁極も、別途に製作してロウワープレ
ートに取付けるようにすることができ、ヨークと
別体にしたことから製作に複雑な加工を要せず、
また、ヨークとは異材質、例えば、鉄系焼結合金
等を用いることもできる。
(ヘ) 実施例 本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれば、
第1図〜第4図はソレノイドAの正面図、側面
図、背面図、側断面図を示しており、同ソレノイ
ドAは、ヨーク1、アツパープレート2,ロウワ
プレート3内部磁極4、コイル5を巻回したボビ
ン6、ガイドカラー7及びアーマチユア8で構成
されている。
第5図〜第7図にヨーク1を示しており、同ヨ
ーク1は、所定厚さの鋼板を第8図の展開図で示
す形状にプレス機等で打抜き、この打抜き鋼体9
を、曲げロール機等で、略円弧状に弯曲させて正
面視で略C字形状のヨーク1を形成している。
特に本考案では、ヨーク1を完全な円筒形とは
せずに、上記鋼板9の端縁10,11の間に所定
間隔12を有する開口部13を設けて、同ヨーク
1の内部と外部とを連通させている。
なお、図中14は、アツパープレート2及びロ
ウワープレート3を固着させるための固着突部を
示し、ヨーク1の長手端縁15から各プレート
2,3の厚さと略等しい高さだけ略矩形状に突出
しており、同固着突部14の突出基端両側には、
長手端縁15を略半円形状に切欠した係合凹部1
6を形成しており、かかる固着突部14を各長手
端縁に3個宛計6個設けている。
アツパープレート2は、ヨーク1と略同厚の鋼
板を略ドーナツ状に打抜き形成されており、同プ
レート2の内周円には、略L字形状断面のガイド
カラー7を嵌着して、アーマチユア8の摺動をガ
イドさせており、同外周面には、ヨーク1の長手
端縁15に突設した固着突部14を挿入するため
の固着凹部17を切欠形成しており、第9図及び
第10図で示すように同凹部17の両側端縁を一
方に折曲17bさせて、屈曲端縁17aを形成し
ている。
ロウワープレート3も、ヨーク1と略同厚の鋼
板を略ドーナツ状に打抜き形成されており、同プ
レート3の内周円には、内部磁極4の外側端面に
突設した嵌入部4aを嵌着し、同外周縁には、ア
ツパープレート2と同様の固着凹部17を切欠形
成している。なお、18はソレノイドAをプリン
ター等に装着させるための取付ねじ孔を示す。
内部磁極4は、有底筒状で内周面の開口端より
には同開口端に向つて拡径した内面テーパーを形
成している。
ボビン6は、両端面にフランジ6a,6aを周
設した略円筒形状で、フランジ6a,6aの間に
コイル5を巻回しており、同コイル5巻線の始端
及び終端は、それぞれリード線19,19にハン
ダ付され、同コイル5の外周面を巻回した粘着テ
ープ20にて、同コイル5の外周面に固着されて
いる。なおこの固着状態は、リード線19,19
をコイル5の外周面に巻回した絶縁シート20a
の外周面に並置してその上から狭幅の粘着テープ
20bを巻回し、リード線19,19を180°折返
して更にその上からボビン6の内幅と略同幅の粘
着テープ20cを巻回するというリード線19,
19の引張りに強い固着構造をとつており、従つ
て、コイル5の外周面には、リード線19が4本
並列して同外周面から突出している。
そして、上記のように製作された各パーツは、
次の手順でソレノイドAに組立てるれる。まず、
アツパープレート2にガイドカラー7を、ロウワ
ープレート3には内部磁極4をそれぞれ嵌着し、
内部磁極4にボビン6を嵌入し、同ボビン6にヨ
ーク1を外嵌して、同ヨーク1の上下端面に、そ
れぞれアツパープレート2及びロウワープレート
3を、各プレート2,3の固着凹部17にヨーク
1の固着突部14が挿入されるようにして取付
け、固着と筒部14の端縁にタガネ等を打込んで
刻み目21を形成して同突部14の側端縁14a
を外側方向に拡げることで、各プレート2,3の
固着凹部17の屈折端縁17aと係合させること
によりソレノイドAを組立てる。
特に、固着突部14の両側に形成した係合凹部
16に、各プレート2,3の固着凹部17の屈曲
端縁17aを収納させるようにしているで、固着
突部14の突出高さを、各プレート2,3の厚さ
と略同一高さとすることにより、ソレノイドA装
着時の据わりをよくしている。
このようにして組立てられたソレノイドAにア
ーマチユア8を挿入して組立て作業が完了する。
また、ボビン6の内周面には、後方から内部磁
極4を挿入し、同前方からは、アツパープレート
2に嵌着したガイドカラー7を後部を挿入するこ
とにより、内部磁極4の内周面と、アツパープレ
ート2の内周との芯ずれを防止している。
なお、ヨーク1と各プレート2,3との固着に
は、溶接を用いることもでき、この場合、固着突
部14及び固着凹部17等の加工が不要となる。
特に、上記工程中、ボビン6にヨーク1を外嵌
する際、前記のリード線19が4本並列した位置
を、同ヨーク1の開口部13と一致させることで
ヨーク1の外径を可及的に小径とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるヨーク構造を有するソ
レノイドの正面図。第2図は、同側面図。第3図
は、同背面図。第4図は、同側面断面図。第5図
は、ヨークの側面図。第6図は、同正面図。第7
図は、同側面図。第8図は、同展開図。第9図
は、固着凹部の拡大平面図。第10図は、同拡大
側面図。第11図は、従来のヨーク構造の正面
図。第12図は、同側面断面図。 1……ヨーク、2……アツパープレート、3…
…ロウワープレート、4……内部磁極、5……コ
イル、6……ボビン、10,11……端縁、12
……所定間隔、13……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略矩形状の鋼板を略円弧形状に弯曲させ、しか
    も上記鋼板の端縁10,11の間に所定間隔12
    を有する開口部13を設けて略C字形状のヨーク
    1を形成し、同ヨーク1の両端縁に、それぞれア
    ツパー及びロウワープレート2,3を固着して、
    ヨーク1と各プレート2,3とで形成された内部
    空間中にコイル5を巻回したボビン6及び内部磁
    極4を収納すべく構成してなるソレノイドのヨー
    ク構造。
JP1987186840U 1987-12-07 1987-12-07 Expired JPH0410649Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987186840U JPH0410649Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07

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JP1987186840U JPH0410649Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07

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Publication Number Publication Date
JPH0189705U JPH0189705U (ja) 1989-06-13
JPH0410649Y2 true JPH0410649Y2 (ja) 1992-03-17

Family

ID=31478045

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JP1987186840U Expired JPH0410649Y2 (ja) 1987-12-07 1987-12-07

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9401183B2 (en) 1997-04-04 2016-07-26 Glenn J. Leedy Stacked integrated memory device

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JPS625610B2 (ja) * 1984-03-16 1987-02-05 Hirotaka Sato

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS625610U (ja) * 1985-06-26 1987-01-14
JPS62154603U (ja) * 1986-03-20 1987-10-01
JPS62168610U (ja) * 1986-04-15 1987-10-26

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