JPS60227271A - 静電荷像現像用キヤリアの製造方法 - Google Patents

静電荷像現像用キヤリアの製造方法

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JPS60227271A
JPS60227271A JP60043606A JP4360685A JPS60227271A JP S60227271 A JPS60227271 A JP S60227271A JP 60043606 A JP60043606 A JP 60043606A JP 4360685 A JP4360685 A JP 4360685A JP S60227271 A JPS60227271 A JP S60227271A
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Japan
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carrier
coating layer
resin
coating
toner
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JP60043606A
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Kunio Shigeta
邦男 重田
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Konica Minolta Inc
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G9/00Developers
    • G03G9/08Developers with toner particles
    • G03G9/10Developers with toner particles characterised by carrier particles
    • G03G9/113Developers with toner particles characterised by carrier particles having coatings applied thereto
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は静電荷1si現雛用キヤリア、即ちトナーと共
に静電荷像境諌刑な構成するキャリアの製造方法に関す
るものである。
電子写真においては、先導I!住要素よりなる感光体に
+Ifj9′rにて均一な表th[、荷を与えた後、画
像露光により静題荷潜倣を形成し、どの静電荷像を現像
して可視像を形成する。
一般に斯かるIW題荷像を現像する方法は湿式視像法と
乾式現像法とに大別される。
湿式現像法は絶縁性有機液体中に各棟の顔料や染料を微
細粒子として分散して成る液体現像剤を用いて現像する
方法であり、また乾式現像法は、天然又は合成の樹脂中
にカーボンブラック等の着色材ン分散含有して成るトナ
ーと称する微粉末検電粉な使用する現像方法である。こ
の乾式現像方法には前記トナーのみな主成分とした現像
剤を用いる所謂、毛ブラシ法、インプレッション法、パ
ウダークラウド法のほか鉄粉或いはガラスピーズ等より
成るキャリアと前記トナーとの混合体を現像剤として用
いる所謂、磁気ブラシ法、カスフード法がある。
これらの現像方法により、現像剤中に含有される電荷を
有するトナー粒子等の検電粒子が静電荷像に付着して可
視像が形成される。この可視像は熱、圧力、溶媒蒸気等
によりそのまま感光体上に、或いは紙等の他の像支持体
圧転写され、後に窓層される。
本発明は、上記現像方法のうち、磁気ブラシ法及びカス
フード法忙用いる現像剤のキャリア、即ちトナーと共に
攪拌されることによってトナーに所望の電荷を付与する
ためのキャリアに関するものである。
〔従来技術〕
一般にこのキャリアは導電性キャリアと絶縁性キャリア
とに大別することができる。
導電性キャリアとしては通常酸化された又は未酸化の鉄
粉が用いられるが、この鉄粉キャリアを成分とする現像
剤においてはトナーに対する摩擦帯電特性が不安定であ
り、また現像剤により形成される可視像にカブリが発生
する欠点がある。即ち、現像剤の使用に伴い鉄粉キャリ
ア粒子の表面にトナー粒子が融着するためキャリア粒子
の電気抵抗が増大してバイアス電流が低下し、しかも摩
擦帯電特性が不安定となり、この結果形成される可視像
の画像濃度が低下しカプリが増大する。従って鉄粉キャ
リアを含有する現像剤を用いて電子複写装置により連続
的に複写を行なうと少数回で現像剤が劣化するため現像
剤を早期に交換することが必要となり、安定して潰れた
画像を得ることができない。
また絶縁性キャリアとしては、一般に鉄、ニッケル、フ
ェライト等の強磁性体より成るキャリア芯材の表面を絶
縁性樹脂により均一に被覆したキャリアが代表的なもの
である。この絶縁性キャリアな用いた現像剤においては
キャリア粒子表面にトナー粒子が融着することが導電性
キャリアの場合に比べて少なく、同時にトナーとキャリ
アとの摩擦帯電特性を制御することができ、また耐久性
にも比較的優れ、特に尚速の電子複写機く好適であると
いう利点がある。而して、この絶縁性キャリアにおいて
は、そのキャリア芯材の表面を被覆する被覆層が十分な
耐摩滅性を有すること、キャリア粒子表面にトナーによ
る膜体が形成されぬよう被覆層が良好な固着防止特性を
有すること及びキャリアと共に用いられる特定のトナー
との摩擦により所望の大きさ並びに極性の帯電状態が得
られることか要求される。
即ち、絶縁性キャリア粒子は現像器内において他のキャ
リア粒子、トナー粒子及び器壁等と摩擦されるが被覆層
がこの摩擦に工り摩滅するとトナーとの摩擦にLつて生
ずる帯電特性の安定性が失われる↓うになり、結局トナ
ー粒子に所望の帯電状態を付与することができない。ま
た、絶縁性キャリアの被覆層が十分な耐摩滅性を有して
いても、そのキャリア芯材に対する接着性が低いと上述
の摩擦にエリ被覆層か剥離し、或いは砕けることにLり
同様に帯電特性が失われるようになる。更に被覆層の表
面にトナーが付着して被膜が形成されるとやはり帯電特
性が不安定となる。斯かる場合には何れの場合において
も現像剤全体を早期に新しいものと交換する必要がある
そこで、例えは特開昭55−33109号公報には、キ
ャリア芯材表面をアルキルトリアルコキシ、シラン及び
テトラアルコキシシランの混合物の部分加水分解物で表
面処理した後樹脂被覆する技術が記載されており、また
特開昭57−93353号公報及び特開昭57−933
54号公報には、特定の構造を有する有機チタン系カッ
プリング剤を用いて樹脂被覆する技術が記載されている
しかしながら、上記の前者の技術におけるキャリアにお
いては、シランカップリング剤の加水分解性が高いため
に耐湿性が低く、特性の劣化が大きいという欠点があっ
た。また、後者の技術におけるキャリア忙おいては、特
定の有機チタン系カップリング剤を用いることに1って
被覆層の接着性は向上したものの当該被覆層の強度がい
まだ十分でな(、耐久性に劣るという欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、キャリア芯材に対する被覆層の接着性
が高くかつ当該被覆層の強度が大きくて優れた耐久性を
有し、しかも安定した摩擦帯電特性を有する静電荷像現
像用キャリアの製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、耐湿性に優れ、環境変化に対して
も安定した摩擦帯電特性を維持する静電荷像現像用キャ
リアの製造方法を提供することにある。
〔発明の構成〕
本発明に係る静電荷像現像用キャリアの製造方法は、キ
ャリア芯材の表面に、少くともシラン系カップリング剤
を含有せしめた樹脂よりなる被覆層を形成せしめ、該被
覆層を、前記樹脂のガラス転移温度以上の温度で熱処理
することを特徴とする。
以下、本発明について具体的に説明する。
本発明の製造方法の一例を示すと、まずシラン系カップ
リング剤及び樹脂を、必要に応じて添加される添加剤と
共に有機溶剤に溶解して被覆液を調製し、この被覆液を
キャリア芯材の表面に塗布して乾燥させ被覆層を形成せ
しめた後、更に前記樹脂のガラス転移温度以上の温度1
cよって熱処理する。
キャリア芯材の表面に被覆液を塗布する具体的手段とし
ては、被覆液中にキャリア芯材を浸漬する手段、被覆液
をキャリア芯材に噴霧する手段、キャリア芯材を被覆液
の存在する表面上で転勤処理する手段、その他を挙げる
ことができるが、特に流動床による手段は、キャリア芯
材の表面忙均−な塗膜を形成することができる点で好ま
しい。
上記製造方法を更に詳細に説明すると、例えば流動化ベ
ッド装置において、上昇する加圧ガス流によりキャリア
芯材を平衡状態となる高さまで上昇せしめ、次に前記キ
ャリア芯材が再び落下する時までに前記被覆液をスプレ
ー塗布する。この工うな塗布をくり返し行なって、あら
かじめキャリア芯材の表面に被覆層を形成する。次いで
、この被覆層が形成された粒子を、例えば空気循環炉を
用いて、被覆層全構成する樹脂のガラス転移温度以上、
好ましくはガラス転移温度Lす50℃ はど高い温度以
下の温度で好ましくは5分間以上熱処理し、必要に応じ
て篩分けを行なって所望の大きさのキャリアを得る。熱
処理温度がガラス転移温度工り低い場合には、得られる
キャリアの被覆層の強度が十分なものとならず、一方、
熱処理温度が例えばガラス転移温度エリ50℃ を越え
て高い場合には被覆層が変質して摩擦帯電特性が安定化
しないことがある。
本発明において用いるシラン系カップリング剤は下記一
般式^〜(Q Kよって表わされるものを含む。
一般式(A ) R81(OR+)3 一般式CB ) 5i(OR’ )4 一般式(C) Rz8i (OR’ )2(各式中、R
及びR′はそれぞれ炭素原子数が1〜4の置換されてい
てもよいアルキル基を表わし、互に同一であっても異な
っていてもよい。) 上記一般式で表わされるシラン系カップリング剤の具体
例としては、例えば、メチルトリメトキシシラン、エチ
ルトリエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、テ
トラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトラプ
ロポキシシラン、テトラブトキシシラン、ジメチルジメ
トキシシラン、ジエチルジェトキシシランを挙げること
ができる0以上のシラン系カップリング剤はその複数を
併用してもよい。
本発明において用いる被覆用樹脂としては、例えば、ス
チレン類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アク
リル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル
酸フェニル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル
、メタクリル酸n −ブチル、メタクリル酸フェニルな
どのα−メチレン脂肪族モノカルボン酸エステル類;ア
クリロニトリル、メタアクリロニトリルなどのビニルニ
トリル類;ビニルメチルエーテル、ビニルイノブチルエ
ーテルなどのビニルエーテル類;2−ビニルピリジン、
4−ビニルピリジンなどのビニルピリジン類;N−ビニ
ルピロリドンなどのN−ビニル環状化合物類;ビニルメ
チルケトン、ビニルエチルケトン、メチルインプロペニ
ルケトンなどのビニルケトン類;プロピレン、エチレン
、イソプレン、ブタジェンなどの不飽和炭化水素類など
の単量体を重合させたホモポリマーあるいはこれら単量
体を2種以上組合せた共重合体およびこれらの混合物ま
たは、フッ化ビニル、フッ化ビニ’Jfy、テトラフル
オロエチレン、ヘキサフルオロプロピレン、フルオロア
クリレート、フルオロメタクリレートなどの単量体を重
合あるいは共重合させたフッ素系樹脂、または、ロジン
変性フェノールホルマリン樹脂、油変性エポキシ樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、セルロース樹脂
、ポリエーテル樹脂などの非ビニル系樹脂あるいはこれ
らと前記ビニ、ル系樹脂との混合物を挙げることができ
る。
そして、トナーとして負帯電性のものを用いる場合には
、キャリアの被覆用樹脂としてスチレン−アクリル樹脂
、スチレン−ブタジェンm脂、その他が特に好適である
。一方、トナーとして正帯電性のものを用いる場合には
、キャリアの被覆用樹脂としてフッ素系樹脂、ポリエス
テル樹脂が好適であり、特にポリフッ化ビニリデン、ポ
リフルオロメタクリレートが好ましく、またキャリア芯
材との接着性をさらに向上させるために、これらの樹脂
にスチレン−アクリル樹脂、スチレン−ブタジェン樹脂
等を混合したものであっても↓い。
また被覆用樹脂のガラス転移温度は少くとも60℃であ
ることが好ましく、ガラス転移温度が低いとキャリア同
士の摩擦、キャリアと現像器の器壁との摩擦などで発熱
した場合に当該樹脂が粘着性を帯びるようになり、流動
性が悪くなる。
前記シラン系カップリング剤の配合比は、前記被覆用樹
脂100重鰍電圧対して0.5〜30重量部程度である
ことが好ましい。シラン系カップリング剤の配合比が0
.5重置部未満では被覆層の接着性ならびにそれ自体の
強度が不十分となり、シラン系カップリング剤の配合比
が30重量部を越えるとこのカップリング剤自体の影響
による弊害が生ずるようになる。
本発明におけるキャリア芯材の材質としては、砂、ガラ
ス、金属なと従来キャリア芯材として用いられているも
のを使用することができるが、特忙、磁場に1ってその
方向に強く磁化する物質、例えばフェライト、マグネタ
イトをはじめとして、鉄、コバルト、ニッケルなどの強
磁性を示す金属、あるいはこれらの金属を含む合金また
は化合物、強磁性元素を含まないが適当な熱処理を施す
こと忙よって強磁性を示す15になる合金、例えばマン
ガン−銅−アルミニウム、マンガン−銅−錫などのマン
ガンと銅とを含むホイスラー合金と呼ばれる種類の合金
、または二酸fヒクロム、その他を挙げることができる
。これらのキャリア芯材の粒径は30〜1000/jm
、好ましくは50〜500μmである。
本発明における被覆層には、必要に応じて荷電制御剤な
どの添加剤を含有せしめることができ、また当該被覆層
の膜厚は0.1〜2μmが好ましい。
また、本発明によって得られるキャリアは、共忙用いら
れるトナーに対し、通常の使用条件で、絶対値で5〜4
0マイクロク一ロン/gの電荷を与えるものであること
が好ましい。
本発明によって得られるキャリアと共に現像剤を構成す
るトナーワ、結着剤樹脂中に着色剤全分散せしめて成る
ものであり、ここに結着剤樹脂としては、種々の熱可塑
性樹脂が用いられる。その具体例としては、例えば、ス
チレン、パラクロロスチレン、α−メチルスチレンなど
のスチレン類;アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、
アクリル酸n−プロピル、アクリル酸n−ブチル、アク
リル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n
−ブチル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エ
チルヘキシルなどのα−メチレン脂肪族モノカルボン酸
エステル類;アクリロニトリル、メタアクリロニトリル
などのビニルニトリル類;2−ビニルピリジン、4−ビ
ニルピリジンなどのビニルピリジン類;ビニルメチルエ
ーテル、ビニルイソブチルエーテルナトのビニルエーテ
ル類;ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、メチ
ルイソプロペニルケトンなどのビニルケトン類;エチレ
ン、プロピレン、イソプレン、フタジエン等の不飽和炭
化水素類及びそのハロゲン化物、クロロプレンなどのハ
ロゲン系不飽和炭(ヒ水素類などの単量体による重合体
あるいは、これら単址体を二種以上組み合わせて得られ
る共重合体、及びこれらの混合物、あるいは、例えばロ
ジン変性フェノールホルマリン樹脂、油変性エポキシ樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイミド
樹脂、セルロース樹脂、ボIJ x −テA/樹脂など
の非ビニル縮合系樹脂あるいはこれらと前記ビニル系樹
脂との混合物を挙げることができる0 また、前記着色剤の具体例としては、例えば、カーボン
ブラック、ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコオ
イルブルー、クロームイエロー、ウルトラマリンブルー
、メチレンブルー、ローズベンガル、フタロシアニンブ
ルー、又はこれらの混合物を挙げることができる。
なお、本発明により得られるキャリアと共に現像剤を構
成するトナーは、上記着色剤のほか、ワックス類、シリ
カ、ステアリン酸亜鉛等の外添剤を含有していてもよい
現像剤を構成する場合における本発明によるキャリアと
トナーとの配合比は、本発明によるヤギリフ100重歓
部に対し、トナー0,3〜20重祉部が好ましい。
〔発明の効果〕
本発明の製造方法に↓れば、後述する実施例からも明ら
かなように、被覆層が強固にキャリア芯材に固着してそ
の欠落が生ぜず優れた耐久性を有し、しかも安定した摩
擦帯電特性を長期にわたって維持することができ、良好
な現像を達成することのできる静電荷像現像用キャリア
を得ることができる。
本発明における上述の効果が奏される理由は必ずしも明
確ではないが、シラン系カップリング剤を含有せしめた
樹脂よりなる被覆層を、前記樹脂のガラス転移温度以上
の温度で熱処理するので、シラン系カップリング剤によ
る樹脂高分子の分子架橋が促進されるとともに、ブラウ
ン運動に基づく樹脂高分子のセグメント運動が活発化さ
れ、キャリア芯材に対して樹脂高分子よりも大きな親和
力を有するシラン系カップリング剤分子がキャリア芯材
表面にいわば高密度の状態で規則的に配位するようセグ
メントの配向が生ずるため、樹脂被覆層はそれ自体大き
な強度を有するものとなり、しかもキャリア芯材に対し
て大きな親和力K1って結合するものと考えられる。ま
た、樹脂高分子のセグメントの配向により当該樹脂高分
子の形態が規則性を有するようになり、被覆層の摩擦帯
電特性が安定化する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について述べるが、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
実施例1 スチレン/メタクリル酸メチル共重合体(共重合比30
ニア0)15gと、メチルトリメトキシシラン1gとを
トルエン−メタノール(容量比9:1)混合溶媒500
−に溶解して被覆液を調製した。次いでこの被覆液によ
って球形鉄粉1’−D8F−135CJ(同和鉄粉工業
社製)1即を、流動1ヒペツド装置を用いて槽内温度5
0℃で20分間かけて被覆し、さらに槽内を昇温速度2
0℃/分で昇温して温度120℃で10分間熱処理し、
その後室温まで冷却し、凝集物を篩分けして被覆層の膜
厚が約2μmの本発明によるキャリアを得た。これを「
試料1」とする。
実施例2 実施例IVcおいて温度120℃で10分間熱処理した
代りに温度150℃で5分間熱処理したほかは、実施例
1と同様にして本発明によるキャリアを得た。これを「
試料2」とする。
実施例3 実施例1において温度120℃で10分間熱処理した代
りに温度110℃で3分間熱処理したほかは、実施例1
と同様圧して本発明によるキャリアを得た。これを「試
料3」とする。
実施例4 実施例1におけるメチルトリメトキシシランの代りにテ
トラエトキシシランを用いたほかは、実施例1と同様に
して本発明によるキャリアを得た。
これを「試料4」とする。
実施例5 実施例IKおけるメチルトリメトキシシランの代りにメ
チルトリエトキシシランを用いたほかは、実施例1と同
様にして本発明に↓るキャリアを得た。これを「試料5
」とする0 実施例6 7ツ【ヒビニリデン/四フッ化エチレン共重合体15g
と、メチルトリメトキシシラン1gと金アセトンーメチ
ルエチルケトン(容置比l:1)混合溶媒600−に溶
解して被覆液を調製した。次いでこの被覆液によって球
形鉄粉[DBP−135CJIKFを、流動化ベッド装
置を用(・て槽内温度5カで25分かけて被覆し、さら
に槽内を昇温速度20℃/分で昇温して温度90℃で1
0分間熱処理し、その後室温まで冷却し、凝集物を篩分
けして被覆層の膜厚が約2μmの本発明によるキャリア
を得た。これ金「試料6」とする。
実施例7 実施例6におけるメチルトリメトキシシラン1gの代り
にメチルトリメトキシシラン065gおよびテトラエト
キシシランo、sgt−用いたほかは。
実施例6と同様にして本発明キャリアを得た。これを「
試料7」とする。
実施例8 上記構造の共重合体15gと、テトラエトキシシラン1
gとを1.1.2− )リフルオロ−1,1,2−に トリクロルエタン600 ヘ溶解して被覆成金調製した
。次いでこの被覆液によって鉄粉「DBP−138j(
同和鉄粉工業社!!iり 14に、流動化ベッド装置を
用いて槽内温度20℃で25分間かけて被覆し、さらに
槽内を昇温速度20℃/分で昇温して温度100℃で5
分間熱処理し、その後室温まで冷却し、凝集物を篩分け
して被覆層の膜厚が約2μm の本発明によるキャリア
を得た。これを「試料8」とする。
比較例1 熱処理をしないほかは実施例1と同様にして比較中キャ
リアを得た。これを「比較試料1」とする0 比較例2 実施例1において温度120℃で10分間熱処理した代
りに温度70℃で120 分間熱処理したほかは、実施
例1と同様にして比較用キャリアを得た。これを「比較
試料2」とする。
比較例3 メチルトリメトキシ7ランを加えないほかは実施例1と
同様にして比較用キャリアを得た。これを「比較試料3
」とする。
実験例1 試料1〜8ならびに比較試料1〜3の成膜状態を電子顕
微鏡によって観察したところ、いずれも良好であった。
次に、試料1〜8および比較試料1〜3の各々をボール
ミルで72時間にわたって攪拌し、各試料の攪拌前と攪
拌後の被覆層を抽出してその重置変化を測定し、膜はが
れの程度音調べた。その結果を第1表に示す。ただし評
価は、◎:膜はがれなし、○:膜はがれ5%未満、×:
膜はかtt、ps以上、03段階で行なった。
第1表 実験例2 試料1〜5ならびに比較試料1.2の各々98重緻部に
対して電子写真複写機[U−Bix4500J(小西六
写真工業社製)用のトナー2重皿部を混合して現像剤全
調製し、これら現像剤の各々について、温度30℃、相
対湿度80%の高温高湿度雰囲気(以下「雰囲気1」と
いう。)および温度10℃、相対湿度20%の雰囲気(
以下「雰囲気■」という。)下において、摩擦帯電テス
トならびに電子写真複写機[U−Bix4500J K
工ろ実写テストを行ない、形成された可視画像について
最高画像+1[f調べた。その結果を第2表に示す。た
だし、#導帯′亀テストの結果は、現像剤を20分間振
と5して摩擦帯電させた後、公知のブローオフ法金用い
て測定したトナー1g当りの帯電電荷量(表中において
はQで表わす。)によって示し、また液晶画像濃度1)
rnBxは、原画の画像濃度ヲ1.3としたときの複写
画像の相対濃度である。
第 2 表 実験例3 試料1〜5ならびに比較試料1.2の各々98重量部に
対して電子写真複写機[U−Bix450OJ用のトナ
ー2重置部を混合して現像剤を調製し、これら現像剤の
各々について、温度20℃、相対湿度50%の常温常湿
度雰囲気下において、電子写真複写機「U−B1X45
00Jに工って連続複写テス)k行ない現像剤の耐久性
ttaべた。その結果を第3表に示す。ただし現像剤の
耐久性は、連続複写においてカプリの発生がみられ画質
が低下し始めたとき′のコピー回数で表わす。
第 3 表 実験例4 試料6〜8の各々98重量部と、スチレン/メタクリル
酸/メタクリル酸n−ブチル共重合体(共重合比50:
20:30)100重量部、カーボンブラック[リーガ
ル660Rj(キャボット社製)10重量部および低分
子量ポリプロピレン「ビスコール660Pl(三洋化成
工業社製)3.5重量部をボールミルにより混合し、混
練、粉砕、分級の各工程を経て得られた平均粒径9μm
のトナー2重量部とを混合して現像剤を調製した。
次に、キャリア発生物質としてアントアントロン系顔料
を用い、キャリア輸送物質としてカルバゾール誘導体を
用いてなる負帯電性二層構造の有機光導電性感光体を搭
載した電子写真複写機「U−Bix3000J(小西六
写真工業社製)改造機を使用して、上記現像剤の各々に
ついて80,000回にわたる連続複写テストヲ行なっ
たところ、いずれの場合においても画質の劣化がなく8
0,000回複写後も良好な複写画像が得られた。
以上の実験例1〜4の結果から明らかなように、本発明
によって得られるキャリアはいずれも漬れた耐久性なら
びに耐湿性を有し、長期間にわたってその浸れた特性か
維持され、良好な静遊荷像の現像を達成することができ
た。これに対し、比較用キャリアは特性の劣化が著しく
、長期間にわたって艮好な可視画像の現像を達成するこ
とができなかった。
/I’−” ’ y、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)キャリア芯材の表面に、少くともシラン系カップリ
    ング剤を含有せしめた桐詣よりなる被覆層を形成せしめ
    、該被覆層ン、前記’148Hのガラス転移温度以上の
    温度で熱処理することを特徴とする静電荷像現像用キャ
    リアの製造方法。
JP60043606A 1985-03-07 1985-03-07 静電荷像現像用キヤリアの製造方法 Pending JPS60227271A (ja)

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