JPS6022610Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents

電解コンデンサ

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Publication number
JPS6022610Y2
JPS6022610Y2 JP1773277U JP1773277U JPS6022610Y2 JP S6022610 Y2 JPS6022610 Y2 JP S6022610Y2 JP 1773277 U JP1773277 U JP 1773277U JP 1773277 U JP1773277 U JP 1773277U JP S6022610 Y2 JPS6022610 Y2 JP S6022610Y2
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JP
Japan
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electrolytic capacitor
electrode
foil
electrode leads
folded
Prior art date
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Expired
Application number
JP1773277U
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English (en)
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JPS53112749U (ja
Inventor
秀好 胡桃沢
公雄 内山
善重 池田
Original Assignee
ニチコン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電解コンデンサの電極箔および電極箔より引き
出された電極リードのインダクタンスを減じ、使用周波
数の限界を高めることのできる電解コンデンサに関する
ものである。
従来、電解コンデンサのインダクタンスを減する方法と
しては第1図イ、第2図イ、第3図イに示すように陽極
箔1、陰極箔2の両電極箔の対向する同一箇所より電極
リード11 と21.1□と2□、139 149
Isと23,24,25を引き出し、両電極消量に電解
紙3を介在させて巻回して第1図口、第2図咀第3図口
に示すように無誘導化した電解コンデンサ素子を構威し
、インダクタンスを減することが知られている。
これら第1図、第2図、第3図に示した電解コンデンサ
は電極箔のもつインダクタンスのために使用周波数が高
くなるとインピーダンスが増大するので、使用周波数の
上限がかなり低かった。
本考案は上記p米点を除去し、電極箔および電極箔より
引き出された電極リードのインダクタンスを著しく減じ
て高い周波数に使用できる電解コンデンサを提供しよう
とするものである。
以下、本考案を第4図〜第7図について説明する。
第4図イ9口に示すように陽極箔1、陰極箔2のそれぞ
れ巻始め付近と巻終り付近に電極リード4.5,6,7
を挿入貫通させて接続し、巻始め付近または巻終り付近
の電極リードのいずれか一方〔第4図イ9口では4,6
側〕を折り返して電極リード4’、6’とする。
この折り返しは第4図イ9口に示すように両電極箔のい
ずれかの位置で折り返してもよい。
折り返された電極リードの一方と同一電極箔に挿入され
折り返されていない電極リード5,7を接続しく図では
4′と5.6′と7を接続する)、電極箔間(陽極箔1
と陰極箔2の間)に電解紙3を介在して巻回する。
電極箔の中間で電極リードを折り返す場合、巻取作業中
に巻取を一時停止して折り返せばよい。
上述の第4図イ9口に示すように電極リードを配置して
巻回した電解コンデンサ素子8の形状はそれぞれ第4図
ハ、二に示すようになる。
電解コンデンサ素子8より引き出された電極リードは第
5図に示すように封口板9に取付けられた外部端子10
,11,12.13にそれそハ接続される。
封口板9に保持された電解コンデンサ素子8はアルミニ
ウムケース14に収納され、コンパウンドなどの絶縁部
15により電解コンデンサ素子8はアルミニウムケース
14に固定され、封口板9をアルミニウムケース14の
開口部に嵌合し、開口部の先端を巻締16して電解コン
デンサ17を構成する。
上述のように構成された本考案の電解コンデンサは第6
図に示すパルス整流回路のフィルタとして使用した場合
に好結果が得られた。
スイッチングパルスはトランス18を介して二次側にパ
ルス電圧を得て整流器19で整流する。
パルス周波数は一般に10〜40kHzであるが、高周
波はMHzオーダに及び、フィルタ特性が悪いと負荷2
0にスパイク状の電圧が重畳して良好な結果が得られな
い。
すなわち、第6図のような整流回路に用いたとき電解コ
ンデンサ17に流れる交流分は対向する陽極箔1.陰極
箔2によって形成されたコンデンサを通して流れ、直流
分は折り返した電極リード4’、6’を通して附加20
に流れる。
これは折り返した電極リード4’、6’が、第4図の実
施例に示したように陽極箔1、陰極箔2の巻回長さの途
中で折り返されることになるので、折り返されて陽極箔
1.陰極箔2に接する部分は電気的に接続され、しかも
折り返した電極リード4’、6’と電極リード5,7と
を電気的に接続される。
そのため単に巻始め付近および巻終り付近のみから引出
した電極リード4,5および6,7同志を接続したもの
でなく、上述の陽極箔1.陰極箔2の巻回長さ方向の途
中で陽極リード4’、6’を接続することができるので
、コンデンサの等価直列抵抗およびインピーダンスを著
しく低減できる効果がある。
これは近年薄形機器に要求される陽極箔、陰極箔の長さ
寸法が犬なる薄形コンデンサには特に有効である。
また第4図の実施例に示すように、折り返した電極リー
ド4’、6’の位置を任意に変えて所望の周波数特性を
得ることができる。
第7図は定格静電容量4700ILF 、定格電圧50
Vの従来の電解コンデンサ(曲線A)と、同一定格の本
考案の電解コンデンサ〔第4図口に示す構造のもの(曲
線B)、第4図へに示す構造のもの(曲線C))とのイ
ンピーダンス−周波数特性を示す。
電極箔の幅および長さは従来の電解コンデンサと本考案
の電解コンデンサとも同一寸法で、電極リード以外の製
造条件は同一である。
第7図に示すインピーダンス−周波数特性より明らかな
ように、本考案の電解コンデンサは従来の電解コンデン
サに比べて高周波におけるインピーダンスが著しく小さ
いため、高周波におけるフィルタ特性が良好である。
叙上のように本考案の電解コンデンサは電極箔に起因す
るインダクタンスを減じて、その使用周波数の限界を高
めるとともに容量効果を高めるものであり、実用的価値
大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第3図は従来の電解コンデンサ素
子で、イは説明図、口は見取図、第4図は本考案の電解
コンデンサ素子で、49口は説明図、ハ、二は見取図、
第5図は本考案の電解コンデンサの正断面図、第6図は
本考案の電解コンデンサを用いたパルス整流回路の結線
図、第7図は従来の電解コンデンサと本考案の電解コン
デンサのインピーダンス−周波数特性図を示す。 1:陽極箔、2:陰極箔、3:電解紙、4゜5.6,7
:電極リード、4’、6’:電極リード4.6の折り返
した側の電極リード、8:電解コンデンサ素子、9:封
口板、10,11,12゜13:外部端子、14ニアル
ミニウムケース、15:絶縁物、16:巻締部、17:
電解コンデンサ、18ニドランス、19:整流器、20
:負荷、A:従来の電解コンデンサ、B、C:本考案の
電解コンデンサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 対をなす電極箔の間に誘電体層を介在させて巻回し、各
    電極箔の巻始め付近および巻終り付近に電極リードを挿
    入し、同極のいずれか一方の電極リードを巻回長さの途
    中で折り返し、折り返した側のいずれか一方の電極と折
    り返さない側の電極リードを接続し、それぞれ独立した
    外部端子に接続してなる4端子型電解コンデンサ。
JP1773277U 1977-02-15 1977-02-15 電解コンデンサ Expired JPS6022610Y2 (ja)

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JP1773277U JPS6022610Y2 (ja) 1977-02-15 1977-02-15 電解コンデンサ

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JPS53112749U JPS53112749U (ja) 1978-09-08
JPS6022610Y2 true JPS6022610Y2 (ja) 1985-07-05

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ID=28843665

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JP6349626B2 (ja) * 2013-05-13 2018-07-04 日本ケミコン株式会社 コンデンサの製造方法

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JPS53112749U (ja) 1978-09-08

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