JPS584186Y2 - デンカイコンデンサ - Google Patents
デンカイコンデンサInfo
- Publication number
- JPS584186Y2 JPS584186Y2 JP12808072U JP12808072U JPS584186Y2 JP S584186 Y2 JPS584186 Y2 JP S584186Y2 JP 12808072 U JP12808072 U JP 12808072U JP 12808072 U JP12808072 U JP 12808072U JP S584186 Y2 JPS584186 Y2 JP S584186Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrode
- capacitor
- electrode assembly
- terminal
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、交流電源によって作動せしめられる直流電源
装置から供給される整流電流の脈動分を平滑化して少な
くともIMHzまでのパルス成分を抑圧するための電極
組立体を内包しかつ両端で密閉された金属容器と、そし
て前記電極組立体に接続された端子手段とを具備する低
インピーダンスのフィルタ用貫通端子型電解コンデンサ
に関する。
装置から供給される整流電流の脈動分を平滑化して少な
くともIMHzまでのパルス成分を抑圧するための電極
組立体を内包しかつ両端で密閉された金属容器と、そし
て前記電極組立体に接続された端子手段とを具備する低
インピーダンスのフィルタ用貫通端子型電解コンデンサ
に関する。
本考案の目的はコンデンサへの入力側および出力側回路
接続部間の有効直列インピーダンスを減少せしめてそし
て広い周波数範囲にわたって有効な性能を達成するよう
改良された金属箔電極を有しその金属箔間のセパレータ
に電解液を含浸した巻込み型電解コンテ゛ンサを提供す
ることにある。
接続部間の有効直列インピーダンスを減少せしめてそし
て広い周波数範囲にわたって有効な性能を達成するよう
改良された金属箔電極を有しその金属箔間のセパレータ
に電解液を含浸した巻込み型電解コンテ゛ンサを提供す
ることにある。
電解コンデンサは電源フィルターとして使用される場合
、印加された整流交流電流を平滑し脈動分が最小できる
直流電流出力を供給する二とが目的とされる。
、印加された整流交流電流を平滑し脈動分が最小できる
直流電流出力を供給する二とが目的とされる。
同様に、間欠的に作動される負荷であっても、電源電圧
は一定に維持されるべきである。
は一定に維持されるべきである。
このような条件下に於ける性能の改良は、所与の巻込み
型金属箔電極部に対して、それぞれの電極金属箔の幅全
体にわたって溶着され他方電極側と対向するように配設
された線状の貫通導体よりなる端子接続部を設けること
により遠戚される。
型金属箔電極部に対して、それぞれの電極金属箔の幅全
体にわたって溶着され他方電極側と対向するように配設
された線状の貫通導体よりなる端子接続部を設けること
により遠戚される。
これらの導体は電極金属箔の幅全体にわたって対向する
位置で接合される。
位置で接合される。
これらの端子はコンテ゛ンサの両側にそれぞれ2個の異
極端子が存在する。
極端子が存在する。
電源フィルタ用コンテ゛ンサとして使用される場合、電
源は片側の異極端子対へ接続され、負荷は他側の異極子
対へ接続される。
源は片側の異極端子対へ接続され、負荷は他側の異極子
対へ接続される。
次に本考案の実施例を第1〜5図に従い詳述する。
第3図はコンテ゛ンサ部へ巻込まれる電極組立体の一部
を示す。
を示す。
この組立体は、陽極を構成する電解的に形成される金属
箔10、陰極金属箔12、多孔性紙の如き2枚のセパレ
ータ14および2本の端子線16ならびに18を含む。
箔10、陰極金属箔12、多孔性紙の如き2枚のセパレ
ータ14および2本の端子線16ならびに18を含む。
第4図において、端子線16は容易に金属箔10へ溶接
され得る金属でかつ電解的に形成され得る中央部16
aを含む。
され得る金属でかつ電解的に形成され得る中央部16
aを含む。
これら両者は、例えばアルミニウムでもよい。
2本の端子線16 bおよび16 Cは錫メッキされた
銅線のようなものからなり、端子手段の接続部品16
aを構成するアルミニウム線の端へ突合わせ溶接される
。
銅線のようなものからなり、端子手段の接続部品16
aを構成するアルミニウム線の端へ突合わせ溶接される
。
同様に、金属箔12への端子接続部品18は、溶接され
るかまたは効果的に金属箔に接続される線よりなる接続
部品18aを含み、そしてまた端子接続部18は錫メッ
キされた銅線かまたは他のハンダ付けに適した線の2個
の突合せ溶接された端子部品18 bおよび18C(第
1図)を含む。
るかまたは効果的に金属箔に接続される線よりなる接続
部品18aを含み、そしてまた端子接続部18は錫メッ
キされた銅線かまたは他のハンダ付けに適した線の2個
の突合せ溶接された端子部品18 bおよび18C(第
1図)を含む。
接続部品18 aおよび金属箔陰極12は共にアルミニ
ウムより成り、冷間溶接される。
ウムより成り、冷間溶接される。
電極は、電解コンデンサに於ける陽極および陰極を組成
するように通常の方法で製造され、それから部品が第3
図に示すように組立てられ、そして組立てられた部品が
巻込まれてコンデンサ電極部となる。
するように通常の方法で製造され、それから部品が第3
図に示すように組立てられ、そして組立てられた部品が
巻込まれてコンデンサ電極部となる。
実際上は、線16および18は巻込み部の中心付近に在
り、はぼ対称的に形成される。
り、はぼ対称的に形成される。
しかしながら、それらは絶縁シールを介してコンデンサ
容器(第2図)の端から突出するので、線間のスペース
を必要なだけ保つよう分離される。
容器(第2図)の端から突出するので、線間のスペース
を必要なだけ保つよう分離される。
組立続即ち容器へ挿入後、巻込み部には適当な電解液を
含浸する。
含浸する。
コンデンサ部が完成されそして容器20へ挿入される場
合、2本の端子線16および18は絶縁物製円板22の
シールはと目24に貫通させられるかまたはそれらの間
を分離絶縁してその他の適当な方法で端部カバーへ封入
される。
合、2本の端子線16および18は絶縁物製円板22の
シールはと目24に貫通させられるかまたはそれらの間
を分離絶縁してその他の適当な方法で端部カバーへ封入
される。
それぞれの端部円板は、容器を玉ぶちにして容器20の
端部を折曲げることにより容器端へ適切に封入される。
端部を折曲げることにより容器端へ適切に封入される。
実際に行われる封入の詳細については、封入部が電解コ
ンデンサ特有の部品であると云うことを除けば、周知技
術に属し、ここでは重要なことではない。
ンデンサ特有の部品であると云うことを除けば、周知技
術に属し、ここでは重要なことではない。
完成したコンデンサは、陽極および陰極金属箔が多孔性
絶縁体により分離絶縁されて巻回されさらに電解液の含
浸された組立体を包含している。
絶縁体により分離絶縁されて巻回されさらに電解液の含
浸された組立体を包含している。
金属箔電極のそれぞれは、それぞれの金属箔電極に電気
的かつ機械的に接続されそして対向端子(16bおよび
16 Cまたは18bおよび18C)を形成する2本の
貫通導体(16または18)を備えており、その結果1
方の端子から反対側の同極端子への電流路(例えば16
bから160)は線に沿って伸びている。
的かつ機械的に接続されそして対向端子(16bおよび
16 Cまたは18bおよび18C)を形成する2本の
貫通導体(16または18)を備えており、その結果1
方の端子から反対側の同極端子への電流路(例えば16
bから160)は線に沿って伸びている。
線16および18は互に接近しており、それぞれの電極
のしかるべき部位に接続される。
のしかるべき部位に接続される。
結論として入力回路および出力回路間の変位電流は、そ
の都度相互に打消し合う磁界を形成する。
の都度相互に打消し合う磁界を形成する。
コンテ゛ンサの1端側の端子からコンデンサ部へ入る変
位電流についても同様である。
位電流についても同様である。
そしてまた負荷側端子からコンテ゛ンサ部へ導入される
パルス性の負荷電流に起因する変位電流に関しても同様
なことが適用される。
パルス性の負荷電流に起因する変位電流に関しても同様
なことが適用される。
このように大部分自己消去される磁界を生じさせる構造
により、コンテ゛ンサのインダクタンス分が減少し、し
たがって有効直列インピーダンスも、前記の構造により
低い値に維持される。
により、コンテ゛ンサのインダクタンス分が減少し、し
たがって有効直列インピーダンスも、前記の構造により
低い値に維持される。
いずれにしろ、本考案にかかる巻込み型4端子電解コン
デンサの性能は、第5図のグラフで示されるように、同
一内部構造の2端子コンテ゛ンサに較べ大幅に改善され
る。
デンサの性能は、第5図のグラフで示されるように、同
一内部構造の2端子コンテ゛ンサに較べ大幅に改善され
る。
このグラフは、120H2での測定容量値が5900
Mfdで3Q VD−C定格である電解コンデンサの性
能を表わすものである。
Mfdで3Q VD−C定格である電解コンデンサの性
能を表わすものである。
従来の2端子コンテ゛ンサの性能は、10000 Hz
以上ではインピーダンスが増加しはじめ、100000
Hz以上では急激に上昇するが、第1〜4図に示すよ
うな本考案にかかる貫通型4端子を有する同一容量のコ
ンデンサのインピーダンスはIMHzまで低い値に留ま
る。
以上ではインピーダンスが増加しはじめ、100000
Hz以上では急激に上昇するが、第1〜4図に示すよ
うな本考案にかかる貫通型4端子を有する同一容量のコ
ンデンサのインピーダンスはIMHzまで低い値に留ま
る。
第3図に示すそれぞれの金属箔細片の端部間を横断する
端子線16および18の配列は、実際の製造上の構造か
らすると好ましいのであるが、必ずしもそうしなくても
よい。
端子線16および18の配列は、実際の製造上の構造か
らすると好ましいのであるが、必ずしもそうしなくても
よい。
端子線は、細長い金属箔細片に沿った中間位置において
それぞれの金属箔細片に接合しても良い。
それぞれの金属箔細片に接合しても良い。
これによりコンテ゛ンサ部の有効インピーダンスは減少
し、貫通型4端子線の利点が実現される。
し、貫通型4端子線の利点が実現される。
端子線の配置は、金属箔細片に沿った多数の断続位置で
金属箔細片全体にわたることも可能であるが、大事なの
はそれらが可能な限り互に相対応する対称位置にあるこ
とである。
金属箔細片全体にわたることも可能であるが、大事なの
はそれらが可能な限り互に相対応する対称位置にあるこ
とである。
上記のそれぞれ1電極あたり2個の4端子を装着した複
数のコンデンサ部は1つの共通の容器に装入され、それ
により出来たそれぞれの端子は並列接続のコンデンサ部
を形成するように接続することもできる。
数のコンデンサ部は1つの共通の容器に装入され、それ
により出来たそれぞれの端子は並列接続のコンデンサ部
を形成するように接続することもできる。
さらに線16および18は互に接近しているが、これら
は絶縁上問題ないかぎりできるだけ接近していた方がよ
い。
は絶縁上問題ないかぎりできるだけ接近していた方がよ
い。
端子線の接続部16aおよび18 aは図示のような丸
い線の代りに平らなストリップでもよい。
い線の代りに平らなストリップでもよい。
この場合、これらの線の平らな面はインダクタンスを最
小にするために互に対向される。
小にするために互に対向される。
本考案の実施例によるコンデンサの修正変更が容易であ
ることは当業者にとって明らかであろう。
ることは当業者にとって明らかであろう。
従って本考案はその精神および範囲に応じて広く解釈さ
れるべきである。
れるべきである。
第1図は本考案の実施例によるコンテ゛ンサの側面図、
第2図は第1図のコンテ゛ンサの端部の図、第3図は第
1、第2図のコンデンサ用のコンテ゛ンサ電極組立体を
形成させるため巻込みを行う前の金属箔細片電極、セパ
レータおよび端子接続手段の断片図、第4図は第3図の
2つの電極のそれぞれを示す金属箔細片電極および金属
箔細片電極への端子接続部の頂部平面図、および第5図
は従来の2端子電解コンデンサと本考案にかかる第1〜
第4図に於ける型式の巻込み型4端子コンデンサの周波
数対インピーダンス特性曲線である。 図中上な参照符号の対応は次の通りである。 10゜12:電極箔細片、14:絶縁体(セパレータ)
、16゜18:端子線、20:容器。
第2図は第1図のコンテ゛ンサの端部の図、第3図は第
1、第2図のコンデンサ用のコンテ゛ンサ電極組立体を
形成させるため巻込みを行う前の金属箔細片電極、セパ
レータおよび端子接続手段の断片図、第4図は第3図の
2つの電極のそれぞれを示す金属箔細片電極および金属
箔細片電極への端子接続部の頂部平面図、および第5図
は従来の2端子電解コンデンサと本考案にかかる第1〜
第4図に於ける型式の巻込み型4端子コンデンサの周波
数対インピーダンス特性曲線である。 図中上な参照符号の対応は次の通りである。 10゜12:電極箔細片、14:絶縁体(セパレータ)
、16゜18:端子線、20:容器。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 交流電源によって作動せしめられる直流電源装置から供
給される整流電流の脈動分を平滑化しそして少なくとも
IMHzまでの周波数のパルス成分を抑圧するための電
極組立体を内包しかつ両端で密閉された金属容器と、そ
して前記電極組立体に接続された端子手段とを具備する
低インピーダンスのフィルタ用貫通端子型電解コンテ゛
ンサにおいて、 前記電極組立体が、巻込まれた2枚の細片状電極箔およ
び該両電極苗量を分離しかつ電解質の含浸された絶縁物
質から形成されること。 前記端子手段が、2本の連続する金属導体から戒り、該
善導体が前記電極箔の幅全体にわたりそれぞれ相対応す
る位置において接続され、さらに該善導体が前記金属容
器両端の密閉部を貫通して外部にわたって入出力基2端
子を形成していること、および、 前記巻込電極箔および電解質含浸絶縁物質から成る電極
組立体が約6000μFの最小キャパシタンスを有し、
そして1kHzからIMHzの周波数範囲にわたって実
質上0.1 、Q以下の伝達インピーダンスを有するこ
と、 を特徴とする前記電解コンテ゛ンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12808072U JPS584186Y2 (ja) | 1972-11-08 | 1972-11-08 | デンカイコンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12808072U JPS584186Y2 (ja) | 1972-11-08 | 1972-11-08 | デンカイコンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS4934943U JPS4934943U (ja) | 1974-03-27 |
JPS584186Y2 true JPS584186Y2 (ja) | 1983-01-24 |
Family
ID=28034653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12808072U Expired JPS584186Y2 (ja) | 1972-11-08 | 1972-11-08 | デンカイコンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS584186Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5814222B2 (ja) * | 1980-02-19 | 1983-03-17 | 株式会社 モリタ製作所 | 治療台等の動作部の油圧駆動制御装置 |
-
1972
- 1972-11-08 JP JP12808072U patent/JPS584186Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS4934943U (ja) | 1974-03-27 |
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