JPS60226107A - 電機の積層鉄芯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の利用分野） 本発明は磁性材料の薄板を所定形状に打抜き形成した鉄
芯単体を複数枚積層して一体的に固着して形成する電機
の積層鉄芯、例えば電動機、発電機等の回転電機、変圧
器等の静止器等の積層鉄芯に関するものである。

（発明の背景） 従来磁性材料の薄板を所定形状に打抜き形成した鉄芯単
体を複数枚積層して一体的に固着する手段としては、（
１）接着によるもの、（２）リベットで一体的に固着す
るもの、（３）溶接によるもの等がある・が、最近では
鉄芯単体に板厚方向に半抜きの適宜数の突起を設け、こ
の突起を隣接する鉄芯単体に設けた同じ位置の半抜き状
の凹部に嵌入して圧着し結合する固着手段が開発され、
この手段によれば連続的に打抜いた鉄芯単体を順次積層
し直ちに固着できるので生産性が高く、又固着時の精度
が良いので広く普及している。

即ち従来第１図ｔａｇ、　（ｂｌに示すような積層鉄芯
を形成するには第２図（ａ）、　（ｂ）に示すように所
定の形状に打抜かれた鉄芯単体１−１．１−２　・・・
１−ｎに例えば２個の半抜き突起３．４を同一方向に突
出させて形成し、この鉄芯単体ＬＬ　１−２　・・１−
ｎを抜き方向を揃えて積層し隣接する鉄芯単体に設けた
半抜き突起と凹部とを嵌合させ圧着することによって突
起部がカシメられ一体的に固着されるようにしている。

しかしながら上記の半抜き突起に依る積層鉄芯の固着手
段に於いては半抜き状の突起の突出方向は全て一定の方
向、例えば鉄芯単体の打抜き方向に揃えて設けられてい
るので積層された鉄芯の一方の端面に打抜き時のバリ２
が突出し、このバリ２が巻線溝に挿入した絶縁紙を損傷
する等の問題が生じていた。

この問題を解決する為に端面に位置する鉄芯単体を表裏
反転して打抜き方向のバリを積層鉄芯の内側に向け、バ
リ２が端面方向に突出しないようにして、絶縁紙の損傷
を防止しようとした場合、従来の半抜き突起に依る固着
手段に於いては、上記のように半抜き突起の突出方向が
全て一方向に揃えて設けられているので端面に位置する
鉄芯単体を表裏反転させると半抜き突起の方向が隣接し
た鉄芯単体とは逆方向となり、突起又は凹部が夫々対向
することとなるから固着することができない。

即ち第３図ｉａ１．　Ｔｂｌは第２図（ａ）、　（ｂｌ
の鉄芯単体を中心ｇ　ｘ　−ｘ’を軸喫して表裏反転さ
せたもので第２図（ａｌ、　（ｂｌの鉄芯と第３図＜ａ
ｌ、　（ｂ）の鉄芯とを重ねると夫々の半抜き突起の突
出部か、あるいは凹部とが対向し結合ができなくなる。

（本発明の目的） 本発明の目的は上記のような従来より実施されている半
抜き突起に依る固着手段を改良し、鉄芯単体の打抜き方
向に制約されない固着手段によって結合した精度の高い
積層鉄芯を得るにある。

（発明の概要） 本発明の電機の積層鉄芯は、磁性材料の薄板を所定形状
に打抜き形成した鉄芯単体に板厚の方向に半抜き状の突
起を線対称の位置に対となるよう、且つ上記対となる突
起の夫々の突出方向が鉄芯単体の表裏逆方向となるよう
に設け、このようにした複数の鉄芯単体の任意数を前記
対称線を中心として反転し前記打抜き方向が互いに対向
するようになる形で上記半抜き状突起を隣接する鉄芯単
体の半抜き状凹部に嵌入して圧着形成したことを特徴と
する。

（発明の実施例） 以下図面に従い本発明の詳細な説明する。

本発明に於いては第４図（ａｔ、　（ｂ）に示すように
鉄芯単体に中心線ｘ　−ｘ’について対称の位置に半抜
き突起３と４とを互いに反対方向に半抜きして形成し、
例えば突起３が背面側に突出していれば、他の突起４は
表面側に突出するようにし、このようにした鉄芯単体１
４．１−２　・・・１−ｎを略２分し、この一方を第５
図（ａｌ　、　（ｂ）に示すように軸Ｘ−Ｘ′を中心と
して表裏反転せしめ、第４図（ａｌ、　（ｂ）の鉄芯に
重ね合わせる。このようにすれば半抜き突起は夫々凹部
と対向し嵌合されて一体的に固着することができる。尚
２分した両方の鉄芯の打抜き方向は夫々対向しバリ２が
端面方向に突出しないようにする。

本発明の他の実施例では第４図＋ａ）、　（ｂ）に示す
ように形成した鉄芯単体１−１〜１−ｎ＋１のうち１−
１〜１−ｎまでを第６図（ａｌに示すように同じ打抜き
方向で積層し、最後の１−ｎ＋１番目の鉄芯単体をＸ−
Ｘ’に！上で表裏反転し両者の打抜き方向互いに対向す
るようにして積層鉄芯を構成する。

この実施例によれば同じく前後両端に位置する鉄芯単体
の打抜き方向が内側に対向し、バリ２が両方の端面方向
に突出することがないから、このハリで巻線溝内に挿入
した絶縁紙を損傷することはない。゛ 本発明の更に他の実施例に於いては第７図（ａ）。

（ｂｌに示すようにその中心部で板厚の方向に曲げて突
出部２１を形成廿しめた鉄芯単体を用い、この鉄芯単体
を適宜数同じ打抜き方向に積層し一体的に固着した積層
鉄芯ブロック２個を用意し、該鉄芯ブロックの中の１個
を第８図（ａｌ、　（ｂ）に示すようにｘ−ｘ’綿線上
表裏反転せしめ、第８図（ｂ）に示すように中心突出部
２１が第７図ｆｂ）と逆の方向を向き、しかも半抜き突
起３と４とが対向し、且つ鉄芯の打抜き方向が対向する
ようにし、第９図ｔａｇ、　（ｂ）に示すように両方の
積層鉄芯ブロックを圧着し一体的に固着する。

本発明の更に他の実施例としては半抜き突起を１対２個
以上設けることも可能である。即ち第１０図（ａｌに示
すように半抜き突起ＡＢＣＤを９０度のピンチで夫々逆
方向に且つ中心線ｘ−ｘ′に対し線対称の位置に設け、
中心ｇｘ−ｘ′を軸に表裏反転させても第１０図（ｂｌ
のように各半抜き突起の方向が同じとなるようにし、こ
の第１０図（ａｌ、　（ｂｌに示す鉄芯単体を重ねて固
着するようにしても本発明の積層鉄芯を形成することが
できる。

尚この実施例に於いては第１０図（ｂｌのように反転し
た鉄芯単体を中心０を中心として１８０度回転させても
、対向する半抜き突起の方向は同じであるから、この場
合も互いに重ねて固着できるので隣接する鉄芯単体を中
心０を中心として１８０度回転させて積層し鉄芯の形状
誤差を緩和させる回転積みも実施できる。

又第１１図（ａｌ、　（ｂｌに示すように更に半抜き突
起を４５度ピンチで突出方向を逆にして設けても良く、
その効果は第１０図（ａｌ、　（ｂｌに示す実施例とほ
り同じであり回転積層するときの回転ピンチを９０度と
することができる。

（発明の効果） 上記のように本発明によれば （１）積層鉄芯の両端面に位置する鉄芯単体の打抜き方
向を鉄芯の内側に向け、打抜き時のパリが端面より突出
しないようにして絶縁紙の損傷を防止でき、又このよう
にした積層鉄芯を半抜き突起に依る固着手段のみで、゛
且つ高精度で効率良く生産できる。

（２）軸方向に曲げられた、非対称構造の鉄芯単体を、
表裏反転させて固着し、軸方向に対称となる積層鉄芯を
精度良く、しかも効率良く生産できる。

（３）回転積層によって形状誤差、従って磁極配置の誤
差を減らし高精度の積層鉄芯を効率良く生産できる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａｌ、　（ｂｌは積層鉄芯の正面図及び側面図
、第２図（ａｌ、　（ｂ）は従来の積層鉄芯単体の正面
図及び断面図、第３図（ａｌ、　ｆｂｌは従来の積層鉄
芯単体を反転して示した正面図及び断面図、第４図（ａ
ｌ、　（ｂｌは本発明の積層鉄芯単体の正面図及び断面
図、第５図（ａ）、　（ｂｌは同じくこれを反転して示
した正面図及び平面図、第６図（ａｌは本発明の他の実
施例における積層鉄芯の断面図、第６図ｆｂ１．　（ｅ
ｌは夫々その左側面図及び右側面図、第７図（ａ）、　
（ｂｌは本発明の更に他の実施例における積層鉄芯単体
の平面図及び断面図、第８図ｆａｌ、　（ｂｌはこれを
反転して示した正面図及び断面図、第９図（ａ）　、　
”　ｌｂｌはこの実施例における積層鉄芯の正面図及び
断面図、第１Ｏ図ｔａｇ、　（ｂｌは本発明の更に他の
実施例を示す積層鉄芯単体の平面図及び背面図、第１１
図ｔａｇ、　ｆｂｌは同じく他の実施例における積層鉄
芯単体の平面図及び背面図である。 １−１．１−２・・・１−ｎ　−鉄芯単体、２−ハリ、
３．４−半抜き突起、２１−中心突出部。 ４ｒ−Ｉ （ａ） ＋２０ （０）　（ｂ） ＋３圓 （ａ）　（ｂン （０）　（ｂ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１ｍ性材料の薄板を所定形状に打抜き形成した鉄芯
   単体に板厚の方向に半抜き状の突起を線対称の位置に対
   となるよう、且つ上記対となる突起の夫々の突出方向が
   鉄芯単体の表裏逆方向となるように設け、このようにし
   た複数の鉄芯単体の任意数を前記対称線を中心として反
   転し前記打抜き方向が互いに対向するようになる形で上
   記半抜き状突起を隣接する鉄芯単体の半抜き状凹部に嵌
   入して圧着形成したことを特徴とする電機の積層鉄芯。 （２）積層された鉄芯の両端面に位置する鉄芯単体の打
   抜き方向が、互いに対向する方向であることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の電機の積層鉄芯。 （３）　前記鉄芯単体の中央部が板厚方向に曲げられて
   いることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の電機
   の積層鉄芯。