JPS6349092Y2 - - Google Patents

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JPS6349092Y2
JPS6349092Y2 JP1980022722U JP2272280U JPS6349092Y2 JP S6349092 Y2 JPS6349092 Y2 JP S6349092Y2 JP 1980022722 U JP1980022722 U JP 1980022722U JP 2272280 U JP2272280 U JP 2272280U JP S6349092 Y2 JPS6349092 Y2 JP S6349092Y2
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JP
Japan
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conductor
slot
rotor
iron core
grooves
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JP1980022722U
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JPS56126178U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電動機等の回転機の回転子に関し、特
に2次導電体の改良に関する。
この種回転子の従来例を第1図に示す。
図において、1は回転子の鉄心、2は鉄心1に
構成した2次導電体、11は鉄心1の構成単位で
ある鉄心コア、12は鉄心コア11に配置したス
ロツトを示す。
かかる従来の回転子において、上記2次導電体
2は鋳造で形成され電動機特性により求められる
2次抵抗値は2次導電体2の材質とスロツト12
の断面積で略決定されてしまうため電動機設計の
自在性に欠けるものである。
又、2次導電体2を鋳造によつて形成する構成
は、製作工程において、多量の湯口を必要とし材
料の歩留りが悪く、又、2次導電体2の溶解と保
温に多くのエネルギー浪費がある等の欠点があ
る。
次に、回転子の他の実施例を第2図及び第3図
に示す。
図において、21は中心軸に対して傾斜角度を
もつて形成されたスロツト12に挿入された断面
円形のコンダクター、22は鉄心1の両端面に配
設され、コンダクター21に固着された端板であ
る。この場合鉄心コア11を、そのスロツト12
を揃えた状態で積層し、鉄心1の両端面に端板2
2を当接し、スロツト12より小さな径のコンダ
クター21を挿入してから端板22の一方を固定
して他の端板22を回転させることによりコンダ
クター21が所定の傾斜角度をもつて配設される
ようにし、この後コンダクター21と端板22と
を固着して構成する。
かかる回転子において、コンダクター21とス
ロツト12との寸法関係を第3図に示す。
第3図Aにおいて、鉄心1の一方の端板22を
除いた時の1個のスロツト12の一端面部をイに
示し他端面部をロに示す。
図において、スロツト12のA1寸法はイ,ロ
とも同じであるが、所定の角度Bだけ回転して傾
斜するように形成されるため、コンダクター21
の太さはC寸法だけ細いA2寸法以下でなければ
ならない。
一方、第3図Bはスロツト12の中心で展開断
面した図を示す。この図において、スロツト12
が断面円形状である場合、スロツト12のA1
法は第3図AにおけるA1寸法と同じであるが、
同図における角度Bだけ回転して傾斜するように
形成されるため鉄心コア11は1枚毎D寸法だけ
ずれ、鉄心コア11の板厚t寸法により角度Eの
傾きをスロツト12は持つことになる。従つて、
このスロツト12に挿入されるコンダクター21
の径はA3寸法以下でなければならない。
又、端板22も板厚に応じてA4寸法を設定し
なければならない。
即ち、夫々所定の角度で傾斜するように形成さ
れたスロツト12に挿入されるコンダクター21
の径は第3図AのA2寸法と第3図BのA3寸法の
いずれか小さい方に設定しなければならない。
従つて、従来のものではスロツトより小さいコ
ンダクターでなければ使用出来ないため所望の2
次抵抗値を確保することが出来ず、スロツトをあ
らかじめ大きく形成しようとすると各スロツト間
の磁束の流れる面積が減少する等特性の良い回転
子を構成することが困難であつた。
以下、本考案の実施例を第4図〜第8図に基づ
いて説明する。
第4図〜第6図において、鉄心コア11の外周
縁部には複数の切り欠き溝12を所定寸法F離間
させて形成し、各切り欠き溝12はその形状を鉄
心1の中心軸に向う方向に長い卵形状等の形状に
形成する。そして、夫々の鉄心コア11を所定角
度ずらして積層することにより中心軸に対して所
定角度傾斜したスロツト32を外周部に有した鉄
心1が形成される。
コンダクター21の断面形状は、前述した第3
図Bにおけるスロツト12のA1寸法に対するA3
寸法を周方向の巾としてスロツト22と同じ卵形
状に形成してある(第7図A,B参照)。
尚、コンダクター21はスロツト22より挿入
を容易にするために若干小さく形成し、引き抜き
加工等により成形する。
端板22は第8図に示すように、長手方向の一
側縁部に複数の切り欠き溝23Aを設けて帯状板
材を順に巻回しかつこの切り欠き溝23A相互が
合致するように面相互を順に重合して外周縁部に
前記コンダクター両端部に夫々嵌合する溝23を
設けたリング状に形成してある。
この場合帯状部材の1巻回毎に同方向に切り欠
き溝23Aのピツチをずらすことにより、溝23
を鉄心1のスロツト12の傾斜角度と近似した角
度をもつ形状に形成することが出来る。
尚、端板22はプレス加工等により打抜き形成
すれば良く、又これを構成する細長板材の板厚は
鉄心コア12の板厚と同程度にすることが望まし
い。
次に、回転子の組立て寸法について説明する。
即ち、第4図に示す如く鉄心1の両端面に端板
22を夫々当接配置し、一方の端板22の溝23
からコンダクター21をスロツト32に挿入して
後端板22とコンダクター21とを固着するよう
にする。
以上のように構成すれば、コンダクター21を
鉄心1の軸直角な方向に長い卵形状等に形成した
からコンダクター21に必要な断面積を確保した
状態即ち、所望する2次抵抗値を確保することが
出来ると共に鉄心1における各スロツト32間の
肉厚を所定巾にすることが出来るからスロツト3
2間の磁束の流れる面積を充分に確保出来特性の
良い回転子を得ることが出来る。
又、従来のように、2次導電体を鋳造する構造
を廃し、コンダクター21を所望する材質、形状
で形成するようにしたから電動機設計の自在性に
優れ、又製作も簡単である。
更に、上記構成によれば端板22を帯状部材の
積層によつて構成するようにし、その外周縁部に
設けた切り欠き溝23Aでコンダクター21が嵌
め込まれる溝23を設けるようにし、特に、切り
欠き溝23Aのピツチをずらすことにより溝23
を鉄心1のスロツト12の傾斜角度と近似した角
度で傾斜させることが出来、単にリング状板材外
周縁部にあらかじめ溝を設ける端板のように該溝
を傾斜して切削加工する必要がなくプレス加工等
で打抜き形成出来るから製作が簡単である。
尚、かかる構成において、端板22の材質にア
ルミニウムを、コンダクター21の材質には銅を
使用して電動機特性により要求される2次抵抗値
を得るようにしても良い。
以上説明したように、本考案によれば回転子の
鉄心コアの両端面の端板を製作するのに、従来の
リング状板材の外周縁部にあらかじめ溝を設ける
端板のようにこの溝を傾斜して切削加工する工程
を必要とせず、プレス加工で打抜き形成できるか
ら極めて簡単に製作できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転子構造を示す図で、Aは斜
視図、Bは平面図、第2図は回転子の他の従来例
を示し、Aは斜視図、Bは正面図、第3図A,B
は従来の回転子におけるスロツトとコンダクター
の関係を示す図、第4図は本考案に係る回転子の
全体図、第5図は同上の回転子におけるスロツト
形状を示す図、第6図は鉄心形状を示す図、第7
図A,Bはコンダクター形状を示す図、第8図
A,Bは端板形状を示す図である。 1……鉄心、11……鉄心コア、21……コン
ダクター、22……端板、23……溝、23A…
…切り欠き溝、32……スロツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周縁部に複数の切欠き溝を有する複数の鉄心
    コアを積層して、その外周部に中心軸に対して所
    定角度傾斜したスロツトを形成し、該スロツトに
    棒状コンダクターを装着し、その鉄心の両端面に
    配設されて、スロツト装着された前記コンダクタ
    ーの両端部にそれぞれ嵌合されて固着される回転
    子端板22を備えた回転機の回転子において、前
    記回転子端板22は、長手方向の一側縁部に複数
    の切り欠き溝23Aを設けた帯状部材を順に巻回
    し、かつ、面相互を順に重合して該帯状部材を整
    数回巻回しする毎に周方向に切り欠き溝23Aの
    ピツチをずらすことによりコンダクターの傾斜角
    度と近似する角度で傾斜する溝23が形成され、
    これらの溝23が前記コンダクターの両端部にそ
    れぞれ嵌合することを特徴とする回転機の回転
    子。
JP1980022722U 1980-02-22 1980-02-22 Expired JPS6349092Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980022722U JPS6349092Y2 (ja) 1980-02-22 1980-02-22

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1980022722U JPS6349092Y2 (ja) 1980-02-22 1980-02-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56126178U JPS56126178U (ja) 1981-09-25
JPS6349092Y2 true JPS6349092Y2 (ja) 1988-12-16

Family

ID=29618841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1980022722U Expired JPS6349092Y2 (ja) 1980-02-22 1980-02-22

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6349092Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54141312U (ja) * 1978-03-24 1979-10-01

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56126178U (ja) 1981-09-25

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