JP2002305865A - 円筒状積層コアユニット及び円筒状積層コア - Google Patents

円筒状積層コアユニット及び円筒状積層コア

Info

Publication number
JP2002305865A
JP2002305865A JP2001102149A JP2001102149A JP2002305865A JP 2002305865 A JP2002305865 A JP 2002305865A JP 2001102149 A JP2001102149 A JP 2001102149A JP 2001102149 A JP2001102149 A JP 2001102149A JP 2002305865 A JP2002305865 A JP 2002305865A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminated core
magnetic steel
cylindrical laminated
cylindrical
center line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001102149A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Sugita
聡 杉田
Tamaki To
玉▲棋▼ 唐
Hideyuki Ishii
秀幸 石井
Shinji Suzuki
信二 鈴木
Satoru Onodera
悟 小野寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001102149A priority Critical patent/JP2002305865A/ja
Publication of JP2002305865A publication Critical patent/JP2002305865A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F41/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
    • H01F41/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
    • H01F41/0206Manufacturing of magnetic cores by mechanical means
    • H01F41/0233Manufacturing of magnetic circuits made from sheets

Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁性鋼板の積層密度が高い円筒状積層コアユ
ニットを提供する 【解決手段】 磁性鋼板7の内側端部7aを円筒状積層
コアユニット1の中心線CLを中心とする第1の半径r
1を有する第1の仮想円C1の円周上に位置させる。ま
た磁性鋼板7の外側端部7bを第1の半径r1よりも大
きな第2の半径r2を有し中心線CLを中心とする第2
の仮想円C2の円周上に位置させる。内側端部7aの端
縁7fと外側端部7bの端縁7gを中心線CLに沿って
延びるように配置する。複数枚の磁性鋼板7のそれぞれ
の一対の側面7d,7eの全部または主要部分を隣接す
る他の磁性鋼板7の対向する側面の全部または主要部分
と接触するように、複数枚の磁性鋼板7を周方向にそれ
ぞれ湾曲して積層する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円筒状積層コアユ
ニット及び円筒状積層コアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平11−332211号公報に示さ
れたシリンダ型リニアモータは、磁極面の形状が円弧状
になるように櫛歯状の複数枚の磁性鋼板を積層して形成
した複数個の固定子コアユニットを周方向に間隔を開け
て配置した固定子コアを備えている。これに対して、特
開平10−322945号公報には、全体または主要部
が複数枚の磁性鋼板を積層して形成された鋼板積層部か
らなる円筒状積層コアユニットの一例が開示されてい
る。この公報に示された円筒状積層コアユニットは、複
数の磁性鋼板の内周側端部(内側端部)を相互に接触さ
せ、隣接する磁性鋼板間に楔状の空間を形成させるよう
に複数の磁性鋼板を周方向に並べて円筒状に形成した構
造を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
10−322945号公報に示されている従来の円筒状
積層コアユニットでは、隣接する2枚の磁性鋼板間に楔
状の空間が形成されるため、磁気抵抗が大きくなる問題
があった。またこの楔状の空間維持した状態で個の空間
に絶縁性樹脂を充填する作業は面倒であった。さらにこ
の楔状の空間があるために、磁性鋼板の積層密度が小さ
くなって推力を低下させる問題があった。
【0004】本発明の目的は、磁性鋼板の積層密度が高
い円筒状積層コアユニットを提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、組立が容易な円筒状
積層コアを提供することにある。
【0006】本発明の別の他の目的は、大きな推力を発
生させることができる円筒状積層コアユニットを提供す
ることにある。
【0007】また本発明の別の他の目的は、鉄損(うず
電流損)を減らし高効率の円筒形リニア同期モータを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、全体または主
要部が複数枚の磁性鋼板を積層して形成された鋼板積層
部からなる円筒状積層コアユニットを改良の対象とす
る。本発明では、複数枚の磁性鋼板が、それぞれ円筒状
積層コアユニットの中心線側に位置する内側端部と、内
側端部の外側に位置する外側端部と、内側端部と外側端
部との間に位置して厚み方向に対向する一対の側面とを
具備している。そして複数枚の磁性鋼板は、内側端部が
前述の中心線を中心とする第1の半径を有する第1の仮
想円の円周上に実質的に位置し且つ外側端部が第1の半
径よりも大きな第2の半径を有し前述の中心線を中心と
する第2の仮想円の円周上に実質的に位置し、しかも内
側端部の端縁及び外側端部の端縁がそれぞれ中心線に沿
って延びるように配置されている。そして複数枚の磁性
鋼板のそれぞれの一対の側面の全部または主要部分が、
隣接する他の磁性鋼板の対向する側面の全部または主要
部分と接触するように、複数枚の磁性鋼板は周方向の一
方向に凸または凹となるようにそれぞれ湾曲している。
このようにすれば、積層されて隣接する磁性鋼板の間に
大きな隙間が生じることがないので、高い空間占積率ま
たは積層密度を有する円筒状積層コアユニットを得るこ
とができる。
【0009】本発明で用いる複数枚の磁性鋼板の形状は
同じであることが望ましい。同じ形状の磁性鋼板を用い
ることで、円筒状積層コアユニットの価格を低下させる
ことができて、しかも製造が容易になる利点がある。
【0010】本発明の円筒状積層コアユニットを用いて
円筒状積層コアとする場合には、複数個の円筒状積層コ
アユニットを、中心線を一致させるように重ねて構成す
る。このようにすれば、円筒状積層コアを容易に組立て
ることができる。この場合、隣接する2つの円筒状積層
コアユニットの間に巻線が収納される環状の巻線収納用
スロットが形成されるように、複数の磁性鋼板の形状を
定めればよい。このように磁性鋼板の形状を変えるだけ
で、巻線収納用スロットの形状を自由に設定することが
できる。
【0011】本発明の円筒状積層コアを固定子コアに用
いて円筒型リニア同期モータを構成すると、固定子コア
の積層密度が高く、しかも磁気抵抗が小さいため、大き
な推力を発生させることができ、鉄損が小さく高効率な
円筒形リニア同期モータを得ることができる。また本発
明の円筒状積層コアの外周部に複数の永久磁石を固定し
て円筒型リニア同期モータの可動子を構成することもで
きる。この可動子も可動子コアの積層密度が高く、しか
も磁気抵抗が小さいため、円筒型リニア同期モータの特
性の改善に大きく寄与する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態の一例を詳細に説明する。図1は本発明の円筒状
積層コアユニットの実施の形態の構造の一例を概念的に
示した斜視図である。この図では、積層面の描写はせず
に、積層部の輪郭だけをしめしている。なお理解を容易
にするために、積層された複数枚の磁性鋼板のうち1枚
の磁性鋼板を破線で示してある。また図2は、本発明の
円筒状積層コアユニットの磁性鋼板の積層状態の基本例
を概念的に示した平面図である。
【0013】円筒状積層コアユニット1は、複数枚の磁
性材料からなる磁性鋼板7…が積層されて構成された鋼
板積層部3と、この円筒状積層コアユニット1に後述す
る環状巻線の半部が収納された状態で、環状巻線のリー
ド線を円筒状積層コア1の外部に引き出すリード線引出
し溝5cを備えた補助コア5とを有している。鋼板積層
部3は、複数枚の磁性鋼板7…が周方向にそれぞれ湾曲
した状態で積層されて構成されている。磁性鋼板7…
は、円筒状積層コアユニット1の中心線CL側に位置し
ている台形形状の内側端部7a、この内側端部7aの径
方向外側に位置している長方形形状の外側端部7b、内
側端部7aと外側端部7bとの間にあって内側端部7a
と外側端部7bとを連結する連結部7cとを備えてい
る。また磁性方向7は、磁性鋼板7…の厚み方向(ユニ
ット1の周方向)に対向する一対の側面7d,7eを有
している。この連結部7cの中心線CLに沿う方向の長
さ(幅)は、内側端部7a及び外側端部7bの中心線C
Lに沿って延びる辺(後述する端縁)の長さよりも小さ
くなっている。そして複数枚の磁性鋼板7…はそれぞれ
同じ形状を有している。
【0014】鋼板積層部3を構成する複数枚の磁性鋼板
7…は、磁性鋼板7の内側端部7aが円筒状積層コアユ
ニット1の中心線CLを中心とする第1の半径r1を有
する第1の仮想円C1の円周上に位置し、また磁性鋼板
7の外側端部7bが中心線CLを中心とする、第1の半
径r1よりも大きい第2の半径r2を有する第2の仮想
円C2の円周上に位置するように配置されている。その
結果、磁性鋼板7の内側端部7aの端縁7fは中心線C
Lに沿って延びており、また磁性鋼板7の外側端部7b
の端縁7gも中心線CLに沿って延びている。図2に示
すように、複数枚の磁性鋼板7…は、それぞれの一方の
側面7d…が隣接する他の磁性鋼板7の他方の側面7e
と近接するようにユニット1の周方向の一方向に凸また
は凹となるように湾曲している。そのため複数枚の磁性
鋼板7…は、実質的にそれらの側面同志で接触した状態
で周方向に積層されている。なお鋼板積層部3には、積
層面からワニス等の樹脂が含浸されており、各磁性鋼板
7は相互にワニス等の樹脂で結合されている。
【0015】ユニット1の中心線1が延びる方向に位置
する両側面には、後述する環状巻線が収納される環状の
巻線収納用スロット半部9,11がそれぞれ形成されて
いる。この巻線収納用スロットの半部9,11は、円筒
状積層コアユニット1を中心線CLに一致させて連結し
たときに、隣接する円筒状積層コアユニット間に完全な
巻線収納用スロットを形成する。巻線収納用スロットは
半部9,11の形状を変えることにより、すなわち磁性
鋼板7…の形状を変えることにより、任意に変更するこ
とができる。
【0016】図1に示した円筒状積層コアユニット1で
は、鋼板積層部3は周方向全体にわたって磁性鋼板7…
を積層させた完全な環状を呈していない。図2に示すよ
うに、磁性鋼板7…を積層して円筒型リニア同期モータ
の鋼板積層部3を周方向全体にわたって形成した場合に
は、他の円筒状積層コアユニットと連結して円筒状積層
コアとした場合に、2つの円筒状積層コアユニット間に
収納する環状巻線から出るリード線をその円筒状積層コ
アの外部に引き出す作業が難しくなる。そのためこのよ
うなユニットと組み合わされるユニットとして、図1に
示した円筒状積層コアユニット1のように鋼板積層部3
と磁性材料の鋳造品からなる補助コア5とを組み合わせ
たユニットを用いる。この補助コア5は、その側面5
a,5bが磁性鋼板7の外側端部7bに対応する部分と
は接触しない(言いかえると外側端部7bに相当する部
分が存在しない)形状を有している。したがって補助コ
ア5の周方向両側に位置する2枚の磁性鋼板7の側面7
d及び7eの外側端部7bに対応する部分が露出してい
る。その結果、ユニット1の外周部には1箇所だけ径方
向外側に向かって開口する凹部8が形成されることにな
る。また補助コア5の中心線CLが延びる方向の一方側
の側面には、環状巻線を収納したときに環状巻線のリー
ド線を引き出すための溝部5cが形成されている。この
溝部5cの外側端部は、凹部8内に開口している。
【0017】図3は、図1で用いる磁性鋼板7を湾曲さ
せる方法を説明するために用いる工具の断面図である。
符号13で示されている部材は、底部側に雌型15が配
置されされたガイド用の箱状部材である。この箱状部材
13の上方空間内には雌型15と対なって使用される雄
型17が上下方向に摺動自在に嵌合されている。雌型1
5の型面15aと雄型17の凸面17aとは、それぞれ
整合する形状を有しており、これらの型を合わせること
により、所定の湾曲した磁性鋼板7を製造する。磁性鋼
板7の湾曲形状は、図2に示す通りであるが、この湾曲
形状は使用する磁性鋼板の厚み及び枚数とユニット1の
内径寸法r1及び外径寸法r2等のデータに基づいてコ
ンピュータを利用して簡単に決定することができる。
【0018】磁性鋼板7を湾曲させる場合には、まず磁
性鋼板7の一端を雌型15の一端15bに一致させるよ
うに箱状部材13の内部に傾斜させて配置する。次に箱
状部材13の開口部13aから箱状部材13の内部空間
に向かって雄型17を挿入する。これによって蓋状部材
17は、所定の形状に湾曲する。その後、雌型17を箱
状部材13から引出し、湾曲した磁性鋼板7を取り出
す。
【0019】図4は、湾曲した磁性鋼板7…を周方向に
積層して、円筒状積層コアユニット形成するために用い
る積層用の治具の構成を示す概略斜視図である。この治
具18には、図1に示した円筒状積層コアユニット1の
中心線CLを中心とする第2の半径r2を有する第2の
仮想円C2と実質的に一致する内周面を有する有底の円
筒体19を備えている。この円筒体19の低部21に
は、湾曲した磁性鋼板7の内側端部7aの一部と外側端
部7bの一部が嵌合される2つの環状溝21a及び21
bが形成されている。また低部21の中心には、外径寸
法が前述の第1の半径r1を有する第1の仮想円C1と
実質的に一致する円柱部23が一体に設けられている。
【0020】図4中に符号25,27を付して示した2
つの湾曲用治具は、図1の補助コア5を挿入するための
スペースを形成する目的と、複数枚の磁性鋼板7に積層
方向に加圧力を加える目的のための用いられている。湾
曲用治具25,27には、湾曲用治具25,27が組み
合わされた状態で2本のねじ孔が形成されるように4本
の半円柱状の孔25a〜27bが形成されている。これ
ら半円柱状の孔25a〜27bの内周面には、対応する
孔どうしが組み合わされて1つの貫通孔になった状態で
ネジ部材29及び31の雄ネジ部29a及び31aが螺
合される螺旋状の雌ネジ溝を形成する複数本の溝がそれ
ぞれ形成されている。
【0021】湾曲した複数枚の磁性鋼板7は、磁性鋼板
7の外側端部7bと内側端部7aの一部を治具18内の
環状溝21a及び21b内にそれぞれ嵌合させた状態
で、複数枚の磁性鋼板7が周方向に重なるようにして治
具18内に挿入される。複数枚の磁性鋼板7を治具18
内に挿入する際には、2つの圧縮用治具25及び27に
は、ネジ部材29及び31は装着されていない。複数枚
の磁性鋼板7を治具18内に挿入した後に、ネジ部材2
9及び31の雄ネジ部29a及び31aを2つの圧縮用
治具25及び27間に形成されたネジ孔に螺合させてい
く。このようにすると、2つの圧縮用治具25及び27
は、周方向に離れるように移動し、この移動に伴って治
具18内の複数枚の積層鋼板には積層方向(周方向)に
向かう圧力が加えられる。この状態で、治具18の開口
部から積層面にワニス等を含浸させて、複数枚の磁性鋼
板7どうしを結合させることにより鋼板積層部3を形成
する。その後、ネジ部材29及び31を外して、圧縮用
治具25及び27を抜き出し、その跡に補助コア5を嵌
合させる。そして補助コア5と鋼板積層部3の接合面に
ワニス等を含浸させて両者を接合する。このようにして
図1に示したユニットを製造する。
【0022】なお補助コア5を有しない図2に示すよう
なユニットを製造する場合には、前述の円筒体19に相
当する部分が径方向に移動可能な治具を用いればよい。
また磁性鋼板7…を仮積層させた円筒状積層コアユニッ
トを中心線CLを中心に回転させ、回転している円筒状
積層コアユニットの外側から中心に向かって、第2の仮
想円C2の第2の半径に相当する半径を有する半円状の
凹部を備えた2つの治具を近づけていき、接合させる。
その後鋼板積層部3にワニス等を含浸させて各磁性鋼板
7…を接合し積層させてもよい。
【0023】図5は本発明の円筒状積層コアユニットを
積み重ねて円筒状積層コアとして構成する場合の、円筒
状積層コアユニットと環状巻線との位置関係を示す概略
斜視図である。環状巻線37は、合成樹脂製のボビン3
9に巻線導体が巻回されて構成されている。ボビン39
は、円筒部39aの両端に環状の2枚の鍔部39a,3
9bが結合された構造を有している。この2枚の部39
a及び39bの間に巻線導体が巻回されて環状巻線37
が構成されている。ボビン39の一方の鍔部39bが、
図1の巻線収納用スロットの半部9または11に収納さ
れる。図5においては、符号37a,37bで示した部
材は、環状巻線37の引出し用リード線である。このリ
ード線37a,37bは円筒状積層コアユニット1aに
配置されている補助コア5に設けられている溝部5cに
よって外部に引き出される。
【0024】図6は、円筒状積層コアを固定子コアとし
て構成した場合の概略斜視図である。円筒状積層コア3
3は、6個の円筒状積層コアユニット1a〜1kが図1
に示したそれぞれの中心線CLを一致させるように積み
重ねられて構成されている。積み重ねられた状態の隣接
する円筒状積層コアユニット1a〜1kの間には、巻線
導体35が環状にボビン39に巻かれて形成された環状
巻線37が収納される、環状の巻線収納用スロットが形
成されている。
【0025】図7は、図6に示した円筒状積層コアを固
定子コアに用いて円筒型リニア同期モータを構成する場
合の固定子と可動子を中心線に沿って半分に切断した状
態の斜視図である。図7において、図1〜図6に示した
部材と同様の部材には、図1〜図6に付した符号に10
0の数を加えた数の符号を付して原則として説明を省略
する。図7に示す円筒型リニア同期モータ140は、円
筒状積層コアユニット141a,141b,…をそれぞ
れの中心線CLが一致するように積み重ねて形成した円
筒状積層コア141を可動子コアとして用いている。な
お、図7では、可動子143が固定さる直動軸は図示を
省略している。可動子143を構成する円筒状積層コア
141の外周部141aには、筒状の複数の永久磁石1
45a,145b,…が軸線方向に並んで構成された永
久磁石列145が固定されている。またこの例では、固
定子コア134としても図6に示したような円筒状積層
コア133を用いている。101a及び101b並び1
01c及び101dは、間に環状巻線収納用スロットを
形成するように組み合わされる一対の円筒状積層コアユ
ニットである。この例では1組の円筒状積層コアユニッ
ト101a及び101bまたは101c及び101dの
間に環状巻線137a及び137bがそれぞれ配置され
ている。
【0026】図8は、図6に示したような円筒状積層コ
アを固定子コアに用いた円筒形リニア同期モータの固定
子と可動子を中心線に沿って半分に切断した状態の斜視
図である。これらの図において、図7に示した部材と同
様の部材には、図6に付した符号に200の数を加えた
符号を付してある。この例では、可動子本体241が磁
性材料から形成された円筒状のブロック部材241a,
241b,…を中心線を一致させるように積み重ねて構
成されている。その他の構造は、図7の例と同じであ
る。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、複数の磁性鋼板を隙間
なく積層して鋼板積層部を構成することができるので、
積層率(積層密度)の高い円筒状積層コアユニットを得
ることができる。また本発明の円筒状積層コアユニット
を用いれば、推力の高い円筒型リニア同期モータを構成
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の円筒状積層コアユニットの実施の形態
の構造の一例を概念的に示した斜視図である。
【図2】本発明の円筒状積層コアユニットの磁性鋼板の
積層状態の基本例を概念的に示した平面図である。
【図3】図1で用いる磁性鋼板を湾曲させる方法を説明
するために用いる工具の断面図である。
【図4】湾曲した磁性鋼板を周方向に積層して、円筒状
積層コアユニット形成するために用いる積層用の治具の
構成を示す概略斜視図である。
【図5】本発明の円筒状積層コアユニットを積み重ねて
円筒状積層コアとして構成する場合の、円筒状積層コア
ユニットと環状巻線との位置関係を示す概略斜視図であ
る。
【図6】円筒状積層コアユニットを用いて構成した円筒
状積層コアの概略斜視図である。
【図7】図6に示した円筒状積層コアを固定子コアに用
いて円筒型リニア同期モータを構成する場合の固定子と
可動子を中心線に沿って半分に切断した状態の斜視図で
ある。
【図8】図6に示した円筒状積層コアを固定子コアに用
いた円筒形リニア同期モータの固定子と可動子を中心線
に沿って半分に切断した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 円筒状積層コアユニット 3 鋼板積層部 7 磁性鋼板 7a 内側端部 7b 外側端部 7d,7e 一対の側面 r1 第1の半径 r2 第2の半径 C1 第1の仮想円 C2 第2の仮想円
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 秀幸 東京都豊島区北大塚一丁目15番1号 山洋 電気株式会社内 (72)発明者 鈴木 信二 東京都豊島区北大塚一丁目15番1号 山洋 電気株式会社内 (72)発明者 小野寺 悟 東京都豊島区北大塚一丁目15番1号 山洋 電気株式会社内 Fターム(参考) 5E062 AC01 AC13 5H002 AA03 AE07 AE08 5H641 BB06 BB14 GG02 GG04 HH03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体または主要部が複数枚の磁性鋼板を
    積層して形成された鋼板積層部からなる円筒状積層コア
    ユニットであって、 前記複数枚の磁性鋼板は、それぞれ前記円筒状積層コア
    ユニットの中心線側に位置する内側端部と、前記内側端
    部の外側に位置する外側端部と、前記内側端部と前記外
    側端部との間に位置して厚み方向に対向する一対の側面
    とを具備しており、 前記複数枚の磁性鋼板は、前記内側端部が前記中心線を
    中心とする第1の半径を有する第1の仮想円の円周上に
    実質的に位置し且つ前記外側端部が前記第1の半径より
    も大きな第2の半径を有し前記中心線を中心とする第2
    の仮想円の円周上に実質的に位置し、しかも前記内側端
    部の端縁及び前記外側端部の端縁が前記中心線に沿って
    延びるように配置されており、 前記複数枚の磁性鋼板のそれぞれの前記一対の側面の全
    部または主要部分が、隣接する他の磁性鋼板の対向する
    前記側面の全部または主要部分と近接するように、前記
    複数枚の磁性鋼板が周方向にそれぞれ湾曲していること
    を特徴とする円筒状積層コアユニット。
  2. 【請求項2】 前記複数枚の磁性鋼板の形状が同じであ
    る請求項1に記載の円筒状積層コアユニット。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の前記円筒状積層コアユ
    ニットが、複数個前記中心線を一致させるように重ねら
    れて構成されている円筒状積層コア。
  4. 【請求項4】 隣接する二つの前記円筒状積層コアユニ
    ットの間に巻線が収納される環状の巻線収納用スロット
    が形成されるように、前記複数の磁性鋼板の形状が定め
    られている請求項3に記載の円筒状積層コア。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載の円筒状積層コアを固定
    子コアに用いて構成された円筒型リニア同期モータ。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の円筒状積層コアの外周
    部に複数の永久磁石が固定されて構成された可動子を用
    いる円筒型リニア同期モータ。
JP2001102149A 2001-03-30 2001-03-30 円筒状積層コアユニット及び円筒状積層コア Withdrawn JP2002305865A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001102149A JP2002305865A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 円筒状積層コアユニット及び円筒状積層コア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001102149A JP2002305865A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 円筒状積層コアユニット及び円筒状積層コア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002305865A true JP2002305865A (ja) 2002-10-18

Family

ID=18955376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001102149A Withdrawn JP2002305865A (ja) 2001-03-30 2001-03-30 円筒状積層コアユニット及び円筒状積層コア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002305865A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009105253A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Tokuden Co Ltd 静止型電磁機器の円形鉄心
JP2011004602A (ja) * 2003-03-10 2011-01-06 Hoganas Ab リニア・モータの固定子鉄心

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011004602A (ja) * 2003-03-10 2011-01-06 Hoganas Ab リニア・モータの固定子鉄心
JP2009105253A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Tokuden Co Ltd 静止型電磁機器の円形鉄心

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5583387A (en) Stator of dynamo-electric machine
JP5429132B2 (ja) 回転電機の固定子の製造方法および回転電機の固定子
EP2713479A2 (en) Split stator core of a rotary electric machine and corresponding manufacturing method
JP2003037951A (ja) 車両用交流発電機の固定子
JP5827851B2 (ja) 固定子
KR20060118498A (ko) 발전기기 고정자 및 그것에 예비권선 코일을 설치하는 방법
JP2930556B2 (ja) 同期電動機の機種拡張方法及び該拡張方法により製造される同期電動機
JP2010016931A (ja) 回転電機の固定子及び回転電機
KR100518012B1 (ko) 왕복동식 모터의 고정자 조립 구조
JP5911018B2 (ja) 電機子およびその電機子を備えた回転電機
JPH08149725A (ja) 回転電機の固定子
JP2005348470A (ja) 回転電機の固定子及びその製造方法
JP2007082282A (ja) ステータコア、それを用いたモータ及びその製造方法
EP1341288B1 (en) Electric rotary machine
JP5125623B2 (ja) 回転電機の固定子及び回転電機
JP6551819B2 (ja) 多相クローポールモータと該多相クローポールモータを構成する固定子
JP2002305865A (ja) 円筒状積層コアユニット及び円筒状積層コア
WO2022009521A1 (ja) 固定子及び回転電機
JPH08205434A (ja) 固定子積層鉄心
JP2010011569A (ja) ステータ
KR20040047320A (ko) 리니어 모터용 스테이터 조립 구조 및 그 제작 방법
JP2005168187A (ja) 電動機固定子、その製造方法、およびその固定子を用いた永久磁石形電動機
JP2929145B2 (ja) 電動機の固定子及び直巻式電動機の固定子の製造方法
JP2020150753A (ja) ステータ及びブラシレスモータ
JP5256835B2 (ja) 回転電機の固定子及び回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080603