JPS60224402A

JPS60224402A - 移動農機のロ−リング装置

Info

Publication number: JPS60224402A
Application number: JP8427784A
Authority: JP
Inventors: 弘和仲
Original assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Current assignee: Iseki and Co Ltd; Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date: 1984-04-23
Filing date: 1984-04-23
Publication date: 1985-11-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は移動農機のローリング装置に関するもので、
苗植機や、施肥、播種機等に利用できる圃場走行時にお
いて、移動農機の車輪は耕盤の凹凸によってト下するが
作業装置は走行車体に対してローリングしながら土壌面
を走行して作業を行なう移動農機では、旋回時などでロ
ーリング制御が働いた状態のままで作業装置を非作業位
置へ上昇させると、この作業装置は車体に対して傾斜し
たままの姿勢で上昇するため不安定であり、特に苗植機
の多条植などの場合にはその傾向が著しい。

この発明は、このため次ような技術的手段を講じる。即
ち、走行車体（１）に対して作業装置（２）を昇降可能
にする昇降装置（３）と、該走行車体（１）に対してロ
ーリング姿勢にある該作業装置（２）を中立位置へ弾発
付勢せるばね（４）に・抗してローリング制御するロー
リング制御装置（５）とを有する移動農機において、該
昇降装置（３）による該作業装置（２）の上昇位置操作
によって該ローリング制御装置（５）の制御規制を解除
すべく連動構成してなるローリング装置の構成とする。

この発明は、このような構成により次のような技術的効
果を有する。即ち、走行車体（１）による作業装置（２
）ｆ進行によって作業を行うときは、土壌描に対する走
行車体（１）と作業装置（２）との関係位置を、ローリ
ング制御装置（５）によって作業装置（２）を土壌面に
ほぼ平行状にして走行維持すべくローリング位置を制御
して常に作業状態を一定化させるが、昇降装置（３）に
よって作業装置（２）を非作業位置へ上昇させるときに
は、この上昇操作と連動してローリング制御位置が解除
されて、この作業装置（２）はローリング規制を受ける
ことなくばね（４）によって走行車体（１）に対する取
付姿勢を保持して上昇されるため、この作業装置（２）
を走行車体（１）に対してローリングによる傾斜姿勢の
まま走行することがなく、その操作は連動によって簡単
に的確に行いうる。

なお、図例において走行車体（１）の前部上側には原動
機（６）、中程下方にはミッションケース（７）、後部
には操縦席（８）を配設している。該ミッションケース
（７）の左右両側には後方斜め下方に延びる伝動ケース
（９）の基端部を設け、この伝動ケース（９）後端にお
いて後輪（１０）を連動すべく軸装している。　（１１
）は前輪で走行車体（１）の前部下方に装着して、この
前輪の上方には操縦ハンドル（１２）を設けている。

該走行車体（１）の後部にはリンク機構（１３）を枢着
して、このリンク機構（１３）の後端には前記作業装置
（２）を昇降装置（３）・により昇降可能に連結してい
る。

該作業装置（２）は植付部フレーム（１４）と、該フレ
ーム（１４）の上方前側に向って傾斜した苗タンク（１
５）およびこの苗タンク（１５）の後部には挿苗機構（
１６）を設け、更に下方には３個のフロート（１７）　
（２Ｂ）　（２７）を配設している。

前記リンク機構（１３）はアッパリンク（１８）とロワ
リンク（１９）　（１９）の後端に支持枠（２０）を設
けて、この支持枠（２０）の下部にはローリング軸（２
１）を後方へ延設し、前記植付部フレーム（１４）中央
部より前方へ突設した軸（２２）に回動自在に嵌入して
いる。又支持枠（２０）の上部左右にはアーム（２３）
を設け、このアーム（２３）の先端と前記植付部フレー
ム（１４）の左右両側とを前記ばね（４）で各々連結し
ている。

前記昇降装置（３）は基端部を前記ミッションケース（
７）の後端に枢着し、他端はアッパリンク（１８）に枢
着している。前記操縦席（８）の横倒には油圧レバー（
２４）を設け、このレバー（２４）と油圧装置（３）の
回路切替バルブ（図面省略）とは操作ワイヤ（２５）で
連結している。又、該油圧装置（３）はフロー）　（２
Ｂ）を土壌圧検出用のセンサーとして、フロー）　（２
Ｂ）が一定規上に上動するとリンク（１８）を上昇させ
、又一定規下に下動すると下降させるべく昇降を自動制
御させて、耕盤の深さ変動に拘らず挿苗機構（１Ｂ）等
を土壌面に対して一定状態を維持して走行推進すべく構
成するもよい。

前記ローリング制御装置（５）はフロートセンサ（１７
）、ローリング油圧シリンダ（２８）および切替バルブ
（２９）　（３０）により構成されている。

該フロートセンサ（１７）は後部を作業装置（２）に対
して上下回動自在に枢着して、このフロートセンサ（１
７）の上下揺動により土壌面に対する接地圧を検出しう
る構成としている。該ローリング油圧シリンダ（２８）
は基端部を前記支持枠（２０）の−側に枢支し、他端部
は植付フレーム（１４）の−側に枢支して作業装置（２
）機体幅の中央部よりフロートセンサ（１７）寄りに偏
位して装着している。該切替バルブ（２８）はフロ１ト
センサ（１７）の上方に設け、このフロートセンサ（１
７）と連動連結しているもので、連通ずるローリング油
圧シリンダ（２８）に油圧ポンプ（３１）より送油上昇
、排油下降、および遮断などの切替を行う構成である。

又前記油圧レバー（２４）と切替バルブ（３０）とは操
作ワイヤ（３２）で連結して、ローリング油圧シリンダ
（２８）の排油下降を独立的に切替える構成としている
。

該油圧レバー（２４）を矢印（イ）方向へ操作して作業
装置（２）を上昇させる時には、操作ワイヤ（３２）を
介して切替バルブ（３ｏ）を排油下降側へ切替え、同時
に操作ワイヤ（２５）を介して回路切替バルブ（図面省
略）を送油上昇側に切替えて昇降装置（３）へ送油連通
すべく関連連動する構成としている。

各部を動力伝動して、油圧レバー（２４）を反矢印（イ
）側へ操作して切替バルブ（３０）を遮断回路へ切替え
、昇降装置（３）により作業装置（２）を下降してフロ
ート（１７）　Ｃ２Ｂ）　（２７）を土壌面に接地させ
、走行車体（１）を前進させなから挿苗機構（１Ｇ）に
より苗植作業を行う。このとき走行車体（１）は車輪（
１ｏ）　（１１）の踏圧する耕盤の凹凸によって傾斜す
るが、側方のフロートセンサ（１７）が土壌面との接地
圧を感知して切替バルブ（２９）を上昇、又は下降側へ
切替え、ローリング油圧シリンダ（２８）を作動させて
、左右のフロート（１７）　（２７）が土壌面に均等な
圧力で接地滑走すべく作業装置（２）をローリング制御
する作業装置（２）を非作業位置へ上昇する場合には、
油圧レバー（２４）を上昇位置（イ）へ操作すると、操
作ワイヤ（３２）を介して切替バルブ（３０）が排油位
置に切替わりローリング姿勢にある油圧シリンダ（２８
）の油圧が抜ける。これと同時に操作ワイヤ（２５）を
介して昇降装置（３）が作動して、ばね（４）により作
業装置（２）は中立位置へ弾発付勢され上昇する。

従って油圧レバー（２４）によって上昇操作するときに
は、ローリング制御による切替バルブ（２９）による回
路規制を解除してばね（４）により作業装置（２）を走
行車体（１）に対して中立位置へ復帰させて上昇するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

図は、この発明の一実施例を示すもので、第１図は側面
図、第２図は一部の平面図、第３図はその油圧回路図で
ある。図中、符号（１）は走行車体、（２）は作業装置、（３
）は昇降装置、（４）はばね、（５）はローリング制御
装置を示す。特許出願人の名称井関農機株式会社代表者　井　関　昌　孝第２図第３ト、１

Claims

【特許請求の範囲】

走行車体（１）に対して作業装置（２）を昇降可能とす
る昇降装置（３）と、該走行車体（１）に対してローリ
ング姿勢にある該作業装置（２）を中立位置へ弾発付勢
せるばね（４）に抗してローリング制御するローリング
制御装置（５）とを有する移動農機において、該昇降装
置（３）による該作業装置（２）の上昇位置操作によっ
て該ローリング制御装置（５）の制御規制を解除すべく
連動構成してなるローリング装置。