JPS60218457A - 永久磁石合金 - Google Patents

永久磁石合金

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JPS60218457A
JPS60218457A JP59073201A JP7320184A JPS60218457A JP S60218457 A JPS60218457 A JP S60218457A JP 59073201 A JP59073201 A JP 59073201A JP 7320184 A JP7320184 A JP 7320184A JP S60218457 A JPS60218457 A JP S60218457A
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magnet
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、セリウムージジム(ジジムはNd−Pr合金
の通称)と鉄を主成分とした低コストで高性能な永久磁
石合金に関する。
〔従来技術〕
従来実用化されている磁石の主なものを、化学組成と製
造法にもとづいて分類すると@1表のようになる。
第1表 表中○印は生産されているもの、X印は生産されていな
いものを示している。日本市場においては焼結アルニコ
を除く他の5種類の磁石が生産されている。この5種類
の磁石は、ノテ日本市場において出荷金額および半量重
量で99%以上(1983年)占めており、磁石といえ
ばこれらのどれかであると言える。磁石の種類がこのよ
うVC多いのは、各々のものがそねそれ長所短所を持っ
ており、種々の応用から装束される仕様によりそれぞれ
使いわけられているからである。これらの磁石の長所短
所を挙げてみる。まず焼結フェライト磁石であるが、こ
の磁石は他のものに比べて単価が最も安いことから、現
在多量に使用されている(於日本、1983年の推定5
9.000 ton )。単価は、等方性で0.5〜1
円/ 1 、異方性で2〜6日/2であり、性能はエネ
ルギー積で示すと等方性で1MGOe程度、異方性で3
.5〜4.0 MGOe 8度である。このように焼結
フェライト磁石は性能は低いが、それにも増して単価に
メリットがある。しかしながら、本来がセラミック磁石
なので硬くて脆く、耐衝撃性に乏しい。そして複雑な形
状には加工しにくいという欠点を有している。この欠点
を補う目的で作られたのが、グラスチックボンド型7工
ライト磁石である。通常フェライトボンド磁石と呼ばれ
るこの磁石は、靭性に富んでいるので割れ欠けに強く複
雑形状の磁石も簡単にできる。
製造法は、射出成形、押出し成形、圧延成形が主に採用
されている。等方性の磁石はエネルギー積で0,5〜I
 MGOe、単価0.6円/f程度であり、一方異方性
の磁石はエネルギー積1.5程度、単価は2.8円/を
程度である。異方性のものは、単価が焼結フェライトよ
り若干高くしかも性能が低いのは、バインダー材として
高価なエンジニアプラスチックを用いているからであり
、およそプラスチックは40〜50 v01%含まれて
いる。この単価が高く、性能が低いという欠点にもかか
わらず異方性のものけ、需要が急増している。これは前
述の長所が大き(効いていることに他にらない。
次にはアルニコ磁石であるが、希土類磁石が出現する以
@には高磁束を得ようとする斤らばこの磁石しかなかっ
たので、生産額もフェライト磁石をしのぐ程太きかった
、しかし、希土類磁石の出現、コバルト価格の不安定さ
、その保磁力の小ささなどが原因となり1979年頃か
ら需用は低下し続け、遂[1985年には生産額で希土
類磁石に抜かれてし寸っだ。今後もこの傾向は続き、磁
石全体の中で占める割合は将来10%以下になることは
間違いないだろう。最後に希土類磁石であるが1970
年頃から試験的に作られ始め、1976年あたりより工
業的な意味での生産が開始された。
1976年の日本の生産量は若干5 tonであるが、
その後急激に伸び1983年には、290 ton生産
されたものと推定されている。希土類磁石がこのように
伸びた理由は、ポーにそのエネルギー積の高さく焼結法
で16〜3o yaoe )がうまく市場のニーズと一
致したからである。しかし、単価の方は他の磁石に比べ
桁違いに高くて、40〜50円/fである。、また焼結
希土類磁石は、非常vc瞼いという欠点を有しており、
割れ欠けが起りやすく1吏い[(い、この脆弱性を克服
したものに希土類プラスチックボンド磁石がある。圧粉
成形で製造されるものは、エネルギー積10〜18MG
Oeを有しており、この範囲では焼結のものに優位を保
っている。また近年、射出成形、押出し成形といった技
術によってもこの希土類プラスチック磁石は製造される
ようになり増々その応用範囲を拡大している。しかし、
バインター−を混入させるのでどうしても磁気性能がト
けられず、しかも単価も焼結のものに比べあまり低下し
ないのでコストパフォーマンスはあまり上らない。
磁石のコストパフォーマンスを評価するのに、従来エネ
ルギー積(BH)max(Mooe)をMjL価CW?
)で割り算した指標が便宜的に使用されているが、実際
には重さ肖りではなく体積当りの指標にした方が理論的
には正しい。従って密Wfpとすると指標よりは ID=(B)] )max/(ρ・単価)とするのガよ
いであろう。この指標にもとすいて前述した5種桶の磁
石のコストパフォーマンスを計算した(第2表a、b)
第2表(a) 第2表(bン この表から分るように、コストパフォーマンスの高い磁
石は、性能が低く、逆に性能の高い磁石はコストパフォ
ーマンスが低いという現象が出ている。従って、従来の
磁石では性能が市場の要求にあう程度に高くてしかもコ
ストパフォーマンスのすぐれた磁石は存在しないという
問題点があった。
〔目的〕
本発明はこのような問題点を解決するもので、その目的
とするところは、性能が高くしかも低コストの磁石を提
供することにある。
〔概要〕
本発明による永久磁石合金は、セリウムージジム、鉄、
銅、ボロンを主成分としたものである。
広い意味では希土類磁石の範ちゅうに入るが、従来のサ
マリウム−コバルトを主体とした磁石とは成分を全く異
にする、 希土類元素は一般[15種類が混合宿生として産出する
。個々の元素を取り出すには混合粘土を分離精製しなけ
ればならない。4た時延の元素のみが多く使用されると
他の元素が余ってしまい都合が悪い。従って希土類の値
段は、単に資源の豊゛富さ、需要偕ばかりでなく、精練
の難易さ、他の元素とのバランス性によって足まってく
る。結果としてSmは約6万!J1/ Kq 、ミツ7
ユメタルは約3千円/Kfというふうになる(いずれも
1985年の値)、、CG−TJl(ジジム)・は、・
混合希土中にモナザイトおよびバストネサイト鉱の場合
それぞれ約75係および70チも含壕れており、精練も
ミツシュメタルよりも少し複雑なだけであり、また近年
の重希土14(smからLu1C至る元素)の伸びHミ
ツシュメタル需要減から余剰が生ずる傾向にあり、バラ
ンス性も心配ない。従って多量に使用するようになプ1
.げ、ミツ7ユメタルとあまり変らない価格で手に入る
ようになるであろう。本発明による永久磁石合金の特徴
の第1はこのように安価な希土類メタルを使用したこと
にある。
本発明による永久磁石合金の第2の特1aは、従来の希
土類磁石の主成分の一つであるコバルトを用いていない
ことである。通常、Ce−1)i−Feだけではキュー
リ一点が低くて強磁性体としては使用できないが、ボロ
ンを適量添加することによりキュリ一点が上昇し強磁性
は安?する。ボロンは、純粋々ものを使用してもよいし
、安価斤フェロボロンも使用できる。コバルトを使用の
代りに鉄を使用したことにより資源的な制約条件から解
放されるとともに合金コストも大幅に引き下げられる。
本発明による永久磁石合金の声3の%徴は、保磁方向上
のため銅CCu)tl−添加したことにある。
Cuを添加しないと保磁力1)]Cは3〜4 KOe程
度しか得られないが、添加することにより格段に大きな
保磁力が得られる。また、本合金を1ラスチックボンド
磁石に利用する時、Cuを添加しないと磁粉の粒度が2
〜5mpにならないと満足な保磁力が得られないが銅を
添加すると保磁力は粒度にあまり依存しなくなる。従っ
てCu添加により磁粉の粒Ifを大きくできるとともに
粒度調整も行うことができ、磁石の安冗性と磁気性能が
一段と向トする。Cuの一部’5Fi、Zr、Hf、V
、Nb。
Taのうち少なくとも一つの元素で1#僕するとこのC
uの効果は強められる。
また、一本発明のC!e−Di−Fe−Ou−B合金の
Bの一部を/V!、Ga、In、Si、Ge、P、S、
Bi。
Sm、Pbの少なぐとも一つの元素て置換しても強磁性
を安定化する効果は減ることはない。希土類元素の一部
ffLaで置換しても少量では磁力の低下は起らない、
そしてLa の入ったO e−IJ i −L、aメタ
ルは、入らないものより製造法が簡単で低コストになる
効果がある。
次に組成域の駆足の理由を述べる。希土類元素中での元
素の数の割合R= Oe+−a−bN6a Prbを示
す指標aおよびbは、0e−IJi合金を工業的に安価
に製造できる組成範囲を取っである。λ4 = Fet
−x−y cuxBy (!: シたときのRとMの比
Z(RMZ’)は保磁力を5 KOθ以ト出そうとする
と4.0から9.0の間[なる、、M中の組成比XはC
uの効果が出始めるのは0.01以りであり、0,2を
越えると飽和磁束密貼の低下が著しいという理由で決め
られた。、M中のy/d同様KBの効果が出始めるのは
0.001以上であり、0.15を越えると保磁力、飽
和磁化が急激に低下するという理由による。
〔実施例〕
以下、本発明について実施例に基つき詳細に説明する。
実施例1 R= Oeo、s N(50,4Pr(i、l 、 M
 = Fe、o、52QuO,l Bo、osでRMZ
とした時、Z=4.0 、4;5 、5.口、5.5,
6.0゜6、5 、7.0 、7.5 、8. O、a
 5 、9.0 (7)11種類の合金(表示はすべて
原子数比)を、低周波誘導炉を用いて溶解した。Bt/
i萌もってFeと母合金を作製し、溶解しやすいよう°
にした。各合金は、アルゴン雰囲気中で11oO〜12
00 tl:(7)ltJI(’)最通温度で溶体化処
理を4時間行った後、室温までクエンチされた。その後
800℃で2〜50時間の間の時間で熱処理を行い保磁
力を付与した。
合金は次に、10〜20mμの平均粒譲に粉砕され、3
重量%のエポキシ樹脂と混練された。混練された磁性粉
は、15KOeの磁場中で加圧成形され、エポキシをキ
ュアーさせて磁石にした。各組成の中でエネルギー積が
最大である磁石の磁気特性を2値とと[第1図に示した
。z値が4〜9の間で高保磁力が得られ、列留磁束密度
Brも安定して高い値が−得ら力、ている。たffzが
大きくなるとヒステリシスの角形性が低−トし、(B)
] )maxもZ=9に近くなると低−トする。しかし
この相聞の磁気特性があれirフェライト磁石よりも性
能が高いのでこの組成域の合金は充分に実用して々る。
実施例2 z=60としてRとMの中の組成比を変化ζせた合金を
12種杯実施例1と同様な方法で溶解して熱処理して磁
石にした。合金の組成は、第3表に示す、各合金の中で
瀞大のエネルギー積を示す磁石の磁気特性を合金ごとに
第4表に示す。
第3表 第4表 各組成にわたり、(BE ) maxが8以上のものが
得られており中りではSm、Co、、系の最高性能と同
等のものが得られており、このような磁石が低コストで
得られることは意義深い。
実施例3 Cuの一部を、Ti、Zr、B、f、■、Nb、Taで
置換した合金を実施例1の方法で溶解した。ただしM=
Feonz−wC!uo、+ AwBo、os (Aは
上記の6元素を示す)としてWを0.01から0.02
刻みで0.19まで10種類敗り、R= 01130.
5 Nd O,4Pro、t とし、RとMの比2は5
.8とした。磁石製造法は実施例1と同様の方法で行っ
た。第2図にA=Zrの場合の結果を示した。各々の値
は最もよい熱処理条件で行ったものである。Zrの添加
によりiHcは向とするので、高いエネルギー積を得る
に、IHCは10KOθ程度で抑えてヒステリシスの角
型性を高めるようにした。Zr添加しないものよりある
程度添加した方がよい結果が得られていることが分る。
上記6元素の添加によりどれ位添加PIJVc比べて性
能が向上したかを第5表に示す。
第5表 実施例4 Bの一部を、AI’、、Ga、In、Si、Ge、P、
81゜Bi、Sn、Pb で置換した合金を実施例1の
方法で溶解した。ただしM = Feats cuo、
+ Bugs−uQu (Q、は上記の10元素を示ス
)、u f:0.01から0.01刻みで0.10まで
10filj類取り、R= Oe as Ma4Pra
tとし、RとMの比2は5.8とした。磁石製造法は実
施例1と同様の方法で行った。各置換元素で得られた磁
石で(E)])max≧12 MGOe 以上のものの
中からその合金のキュリ一点が添加前に比べて最高に向
上した合金のキューリ点の向七分を各元素ごとr示すと
第6表のようになる。
第6表 実施例5 希土類元素の一部1をLaで置換した合金を実施例1と
同様な方法で磁石にした。ただし、組成としてはR=C
eo、5s−c、Ndo3sProts 1IJac(
c == 0.02 。
0、08 、0.15 、0.25 ) 、 M =、
Feo、a20uo、+ BonsそしてRM 6.5
の4種類を対象とした。得らt″L、た磁気特性を第3
図に示す。La f:加えると、微量のとき[ijヒス
テリ7スの角型性が若干向上することが示されている。
角型性の評価のSQ値は、4πニ−H減磁曲線上で4π
工=0.9Brに々る磁場Hの絶対値をHk とすると
、S Q ==Hk/ iEcで与えられる。
実施例6 実施例5と同絹成の合金を実施例1と同様な方法で溶解
して、焼結法により磁石を作製した。焼結温度は120
0〜1300℃の間の最適条件(収縮が最も大きい条件
)で行い、焼結後、室温まで2〜3時間除冷を行った。
そして再常温度をと昇し、850〜400℃i°で多段
時効を行った。
得られた磁石の磁気特性を第4図に示す、図に示すよう
に、本組成のような安価な拐#4を用いてもSm−Co
系と同等の磁石が得られることが分る。
〔効果〕
以上述べたように本発明によれば、安価な希土類化合物
0e−111’i用いて高性能なフ”ラスチックボンド
磁石および焼結磁石が発現でき、従来の研石にない高コ
ストパフォーマンスが達成できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、Ceo、s NdoAPro、t (Feo
、520uo、t Eo、os ) Z組成において、
希土類と他元素との比2を変化させた時のプラスチック
ボンド磁石の磁気特性を示す。 第2図は、Ceo5Ndaa PrO,+ (?ea、
527w0uO,t ZrwBaos)s、s組成にお
いて、ZrのtWを変化掻せた時のプラスチックボンド
磁石のエネルギー積を示す。 第3図は、0e05S−c NdO,35Pro、15
 Iac (FeOJ20uO,l BOf18)6.
5の組成において、Laの量Cを変化させた時のプラス
チックボンド磁石の角型性およびエネルギー積の変化を
示す。 第4図は、OeO,5s−c Nd0.35 PrO,
lS LaQ(FeOJ2 Cu0D1f30.0B)
uの組成において、Laの量Cを変化させた時の焼結磁
石のエネルギー積の変化を示す。 以 上 出願人 株式会社諏訪精工舎 代理人 弁理土量 上 務 241+ 第1図 0、ol O,050,090,130,170,21
W41 + 第2図 0.01) 0.田0.10 17.11; OjD 
O,25C埴 9 第3図 0.00 0.05 0,10 0.1”a O,20
0,25C(遺 → 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 +11 Ce−Nd−Pr−Fe−Cu−B系合金にお
    いて希土類元素Rと他の元素Mとの原子比を2(2=M
    の原子数/Rの原子数)とし、Rの中での原子数の割合
    を、R= Ce ) −+a・−b Nd、a Pr 
    bとしまたMの中での原子数の割合を、M = Fef
    −x−y Oux Byで表した時、係数a、b、x、
    −y、zが次の値、すなわち 0、05 < a < 0.7 0、0 5 < b <: 0.7 0、0 1 < x < 0.2 o、oolくy≦0.15 4.0≦Z <:、 9.0 を取ることを特徴とする永久磁石合金。 +21 0tの一部を、Ti、Z、r、Hf、V、Nb
    。 Taの少なくとも一つの元素で置換したことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記鯖の永久磁石合金。 (3)Bの一部を、All、Ga、In、Si、Ge、
    P。 S、Bi、Sn、Pbの少なくとも一つの元素で置換し
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の永久磁
    石合金。 (4)希土類元素の一部をLaで置換したことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の永久磁石合金。
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