JPS60215956A - 衝撃音の少ない床材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は快適な歩行感とともに衝撃音の少ない床材を提
供する。

従来より集合住宅においては階上の衝撃音、特に日常生
活において多発する軽衝撃前が階下に響くことが階下の
住民のクレームとなり、この問題の解決が望まれていた
。

市販の発泡層付長尺床材を施工しても、若干の衝撃音の
減少は得られても望ましい環境からは程遠く、また特開
昭５５−１５５８６１号公報にはクッション層上に剥離
可能なように表面層が形成され、表面層のみが容易に貼
替えられる旨の記載がある。しかし、クッション層とし
てはポリ塩化ビニル（ＰＶＣ）発泡層のみが開示されて
いるが、床衝撃音を減少させるにはｐｖｃ発泡体のクッ
ション層では甚だ不満足な結果であった。

本発明は基材をｐｖｃ以外の合成樹脂であって発泡倍率
が５倍以上の独立気泡の２＋ＩＩａ１以上の厚さを有す
る発泡体とすることにより、ＪＩＳ　Ａ　１４１８によ
る床衝撃音レベルがＬ５０以下とすることがはじめて可
能となり、この結果、集合住宅において階上の騒音に煩
わされることなく静かな環境が得られるのである。

本発明は発泡倍率が５倍以上の独立気泡の発泡体で且つ
２間以上の厚さを有するポリ塩化ビニルを除く熱可塑性
樹脂からなる基材に表面材が着脱可能に固定されたこと
を特徴とする衝撃音の少ない床材を要旨とする。

以下、図面を参照して実施例を詳細に説明する。

ただし、本明細書中に記載されている構成は、この発明
の範囲をそれらのみに限定するものでなく、単なる説明
例にすぎない。

第１図は施工された本発明床材の断面図である。

ｌは表面材、２は着脱自在の固定手段である。

表面材ｌは軟質ｐｖｃシート、さらに好ましくは厚さ！
闘以上の軟質ＰｖＣ発泡シートが適当であり、表面材は
従来のシート状床材がそのまま適用できる。

表面材は着脱可能な固着手段２により基材３に固定され
、基材は床下地Ｇに接着される。着脱可能な固着手段と
しては両面粘着テープやベルクロファスナ−等が例示さ
れ、袋貼りにされるか、適宜間隔をおいて貼付けられる
。また公知の粘着剤やビールアップ性接着剤を用いて全
面塗布してもよい。

表面材ｌは相当長い年月使用された後、容易に貼替えら
れる。とくに基材上に接着剤が全面塗布されない場合は
使用済表面材の剥離に際して基材の表面を損傷しないの
で望ましい。

基材３は発泡倍率が５倍以上で、好ましくは８倍以上の
独立気泡の発泡体で且つ２關以上の厚さを有する熱可塑
性樹脂発泡体である。

熱可塑性樹脂としてはＰＶＣを除く樹脂、例えばポリエ
チレン（ＰＥ）、ポリプロピレン等のポリオレフィン、
５ＢＲ１エチレン−酢酸ビニルコポリマー、ポリスチレ
ン、ポリウレタン（Ｐ　Ｕ）等が好適であるが、とりわ
けＰＥ発泡体が望ましい。なお、基材は歩行感や施工性
も考慮して２〜ｌＯ間とするのが望ましい。

本発明床材において上記構成の基材を有することにより
、基材分だけでも確実に床衝撃音が減少し、さらに適宜
軟質表面材を設けた場合、とくにＩ　ｍＭ以上の発泡表
面材を設けることによりＪＩＳ　Ａ　し目８の方法にお
いてＬ５０ｄＢのレベル、更にはＬ４５ｄＢ以下のレベ
ルが得られ、非常に静かな環境が得られる。

なお、本願基材である発泡体として上記樹脂発泡体のう
ちＰＶＣよりもヤング率の低い例えばＰＲ，ＳＢＲ％Ｐ
Ｕ等の独立発泡体を選択すると床衝撃によるエネルギー
が有効に吸収され、かつ床衝撃音対策が軽い場合はこの
衝撃発生源が２１ｕ以上の独立気泡である発泡層を圧潰
して床下地に直接衝撃を与えることはないので最も良好
に衝撃音を低下させることができる。

一方、ＰＶＣの場合は５倍以上わけても・８倍以上の完
全な独立気泡体は製造困難であり、本願基材としては不
適当である。

また高発泡倍率であっても連続気泡体であると床面に直
接衝撃を与え衝撃音の減少に寄与しないＯ 上記の通り本発明はＬ５０ｄＢレベル以下の静けさが得
られ、有効な床衝撃音対策が可能になるとともに、容易
に表面材が貼替えられる集合住宅に適した床材を提供す
るものである。

実施例１〜４ 厚さ１６０のコンクリート・モルタル アクリル系接着剤で第１表の各構成の基材を接着し、そ
の上に両面粘着テープで各々の構成の表面材を基材に固
定した。

比較例１，２ 厚さ１５ｃｔｎのコンクリート・モルタル床下地に直接
実施例１，２と同様のｐｖｃ発泡長尺床材を接着した。

比較例８、４ 実施例と同じ床下地に第１表に示された基材および表面
材を固定した。

上記の実施例および比較例をＪＩＳ　Ａ　１４１８によ
る床衝撃音（軽量）の測定法で測定した結果を第１表に
示した。

プ か 發 耽 妾 米ＰＶＣ発泡シート状床材（ＣＦシートホーム・東洋リ
ノリユーム製） 一ｌＰｖｃ発泡シート状床材（ＣＦホームデラックス・
東洋リノリユーム製） 実施例１〜４はいずれもＬｄＢ＝５０以下、さらにＬｄ
Ｂ＝４５までのレベルが示され、本発明により静かな環
境が得られたことが理解される。

実施例１，２と比較例１，２とを比較すると本発明によ
り床衝撃音が大巾に減少することは明らかであり、比較
例３のＰＶＣ発泡体および衝撃音源が床下地を直接撃つ
、比較例４の連続気泡体は実施例１，３．４はどの結果
が得られなかった。

また第２図に本発明および比較例に使用した基材の荷重
−凹み曲線を示す。

ＡはＰＥ、Ｂは独立気泡ＰＵ１ＣはＳＢＲ，Ｉ）はＰＶ
ＣｌＥは連続気泡のＰＵを示す。

上記曲線より得られたヤング率は、Ａが０．５１Ｋｇ・
ｚ−２、Ｂは０．４５Ｋｇ・ｍ−２、Ｃがｏ、６ｏＫｇ
０ｃｍ−２、Ｄが１．１４Ｋｇ・ｃｍ−”である。

Ａ−ＣはＤのＰＶＣに比し小さいヤング率の独立気泡で
あり、変形に際してより大きく衝撃エネルギーが吸収さ
れて、この結果第１表に示される様に良好な床衝撃音の
低下が得られた。

Ｅは連続気泡体であるが、直接床下地を打撃するので、
床衝撃音レベルの低下に関しては不満足な結果であった
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明床材断面、第２図は基材の荷重−凹み曲
線である。 以　上 特許出願人　東洋リノリユーム株式会社手続補正書（自
発） １、事件の表示 昭和５９年　特許願　第７１６１４　号２、発明の名称 衝撃音の少ない床材 ３、補正をする者 ヒガシアリオカ 伊丹市東有岡５丁目１２５番地 トウヨウ 東洋リノリユーム株式会礼 ４、補正命令の日付　自　発 ５、補正により増加する発明の数 補正の内容 １．明細書第４頁第２行 「独立気泡の」を「独立気泡４を有する」と補正する。 ２、明細書第５頁第３行 「独立気泡」を「独立気泡４」と補正する。 以　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. Ｌ　発泡倍率が５倍以上の独立気泡の発泡体で且つ２１
   １１８以上の厚さを有するポリ塩化ビニルを除く熱可塑
   性樹脂からなる基材に表面材が着脱可能に固定されたこ
   とを特徴とする衝撃音の少ない床材。