JPS60211096A - 高耐食性表面処理鋼板 - Google Patents
高耐食性表面処理鋼板Info
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- JPS60211096A JPS60211096A JP6639984A JP6639984A JPS60211096A JP S60211096 A JPS60211096 A JP S60211096A JP 6639984 A JP6639984 A JP 6639984A JP 6639984 A JP6639984 A JP 6639984A JP S60211096 A JPS60211096 A JP S60211096A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- plating
- steel sheet
- alloy plating
- corrosion resistance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、耐食性に優れた積層型Zn系合金めっき鋼板
に関するものである。
に関するものである。
近年、自動車用鋼板は、冬期寒冷地で使用される凍結防
止剤としての岩塩や塩化カルシウムなどによる厳しい環
境下でも、所定の期間、赤錆や穴あきに耐える表面処理
鋼板が望まれるようになっている。
止剤としての岩塩や塩化カルシウムなどによる厳しい環
境下でも、所定の期間、赤錆や穴あきに耐える表面処理
鋼板が望まれるようになっている。
自動車用鋼板は、前記のような厳しい環境に耐える高耐
食性を付与するために種々検討がなされてきたが、同時
に加工性や溶接性も要請されているため、薄くても耐食
性に優れた積層型Zn系合金電気めっき鋼板が注目され
ている。
食性を付与するために種々検討がなされてきたが、同時
に加工性や溶接性も要請されているため、薄くても耐食
性に優れた積層型Zn系合金電気めっき鋼板が注目され
ている。
Zn系合金めっきとは、Zn−Fe、Zn−旧、 Zn
−Go、 Zn−Fe−Ni、 Zn−N1−Goな
どの合金めっきを意味する。さらに、このようなZn系
合金めっきを組合わせた積層型Zn系合金めっき鋼板と
して1次のものが提案されているが、実験の結果、それ
ぞれ欠点を有していることを知見した。
−Go、 Zn−Fe−Ni、 Zn−N1−Goな
どの合金めっきを意味する。さらに、このようなZn系
合金めっきを組合わせた積層型Zn系合金めっき鋼板と
して1次のものが提案されているが、実験の結果、それ
ぞれ欠点を有していることを知見した。
なお、近年、自動車メーカーから車体防錆用表面処理鋼
板として、板合わせ部あるいは袋構造部における裸耐食
性、さらに塗膜欠損部等における塗膜ふくれの抑制およ
び赤錆の抑制に優れたものが強く要求されており、これ
らの耐食性能を全て満足する表面処理鋼板の開発が望ま
れている。
板として、板合わせ部あるいは袋構造部における裸耐食
性、さらに塗膜欠損部等における塗膜ふくれの抑制およ
び赤錆の抑制に優れたものが強く要求されており、これ
らの耐食性能を全て満足する表面処理鋼板の開発が望ま
れている。
従来より種々の耐食性表面処理鋼板が開発されている。
その代表例は以下の通りであるが、前述の如く、また比
較例にも示すように十分な耐食性を発揮していない。
較例にも示すように十分な耐食性を発揮していない。
1)特開昭51−112436号
2)特開昭51−112437号
・上記2件の特許はいずれも、第1層としてZnを主成
分とし、Cr、 In、 Zr、 Goの酸化物および
/または水酸化物の1種以上を含有しためっき層、第2
層として0.2 g/rrf以上のZnのみからなるめ
っき層をもつ2層めっき鋼板である。
分とし、Cr、 In、 Zr、 Goの酸化物および
/または水酸化物の1種以上を含有しためっき層、第2
層として0.2 g/rrf以上のZnのみからなるめ
っき層をもつ2層めっき鋼板である。
拳電着塗装後、素地鋼に達するまでのクロスカットを入
れた試験材の腐食試験において、クロスカット部で塗膜
ふくれを生じやすい欠点が認められた。
れた試験材の腐食試験において、クロスカット部で塗膜
ふくれを生じやすい欠点が認められた。
・なお、第2層にZn−CjQ系合金めっきが示されて
いない。
いない。
・本発明は第2層をZn−Go系めっき層とするもので
あり、本発明とは明らかに異なる。
あり、本発明とは明らかに異なる。
3)特開昭52−85030号
・第1層としてZnを主成分とし、Goの酸化物および
/または水酸化物を含有しためつき層、第2層としてZ
nを主成分とし、Cr、 Sn、 Inの酸化物および
水酸化物の1種以上を含有しためつき層をもつ2層めっ
き鋼板である。
/または水酸化物を含有しためつき層、第2層としてZ
nを主成分とし、Cr、 Sn、 Inの酸化物および
水酸化物の1種以上を含有しためつき層をもつ2層めっ
き鋼板である。
・電着塗装後、素地鋼に達するまでのクロスカットを入
れた試験材の腐食試験において、クロスカット部で塗膜
ふくれを生じやすい欠点が認められた。
れた試験材の腐食試験において、クロスカット部で塗膜
ふくれを生じやすい欠点が認められた。
・なお、第2層にZn−Go系合金めっきが示されてい
ない。
ない。
・本発明は第2層をZn−Go系めっき層とするもので
あり、本発明と明らかに異なる。
あり、本発明と明らかに異なる。
4)特公昭57−28754号
・第1層として5〜120 g/ln’ (7)Znま
たは複合Znめっき層、第2層としてZn−Feめつき
層(Fe含有率1〜60wt%)をもつ2層めっき鋼板
である。
たは複合Znめっき層、第2層としてZn−Feめつき
層(Fe含有率1〜60wt%)をもつ2層めっき鋼板
である。
拳電着塗装後、素地鋼に達するまでのクロスカットを入
れた試験材の腐食試験において、クロスカット部で塗膜
ふくれを生じやすい欠点が認められた。
れた試験材の腐食試験において、クロスカット部で塗膜
ふくれを生じやすい欠点が認められた。
・なお、実施例において、第2層にZn−Go系合金め
っきが示されていない。
っきが示されていない。
・本発明は第2層をZn−Go系めっき層とするもので
あり、本発明と明らかに異なる。
あり、本発明と明らかに異なる。
5)特開昭56−142885号
・第1層(内層)として防食金属被覆層、第2層(表面
)としてFe系連続被覆層をもつ2層めっき鋼板である
。
)としてFe系連続被覆層をもつ2層めっき鋼板である
。
・電着塗装後、素地鋼に達するまでのクロスカットを入
れた試験材の腐食試験において、クロスカット部で顕著
な赤錆発生が認められた。
れた試験材の腐食試験において、クロスカット部で顕著
な赤錆発生が認められた。
・なお、実施例において、第1層および第2層ともにZ
n−Go系合金めっきが示されていない。
n−Go系合金めっきが示されていない。
・本発明は第1層および第2層をともにZn−G。
系めっき層とするものであり、本発明とは明らかに異な
る。
る。
6)特開昭56−166390号
・第1層として厚さ 0.03〜1.50−の旧。
Co、 Sn、Cuの単一被覆層、第2層としてCo。
Fe、 Sn、 Mn含有量が総量で10〜95%のZ
n −Co系合金めっき層をもつ2層めっき鋼板である
。
n −Co系合金めっき層をもつ2層めっき鋼板である
。
・電着塗装後、素地鋼に達するまでのクロスカットを入
れた試験材の腐食試験において、クロスカット部で赤錆
が生じやすい欠点が認められた。
れた試験材の腐食試験において、クロスカット部で赤錆
が生じやすい欠点が認められた。
・なお、第1層がZn−Co系めっきでなく、さらに実
施例において、第2層のGo含有率が10%以上と高く
、本発明のCo含有率0.1〜6 wt%と明らかに異
なる。
施例において、第2層のGo含有率が10%以上と高く
、本発明のCo含有率0.1〜6 wt%と明らかに異
なる。
本発明は、第1層がめつき付着量1−10g/m′、G
o含有率6〜3−Out%であるZn−Co合金めっき
、第2層がめつき付着量3〜30g/rn’、Co含有
率0.1〜8 wt%であるZn−Co合金めっきを少
なくとも一方の面に形成してなる高耐食性表面処理鋼板
を提供するものである。
o含有率6〜3−Out%であるZn−Co合金めっき
、第2層がめつき付着量3〜30g/rn’、Co含有
率0.1〜8 wt%であるZn−Co合金めっきを少
なくとも一方の面に形成してなる高耐食性表面処理鋼板
を提供するものである。
本発明はまた、第1層がめつき付着量1〜10g/rr
i’、Co含有率6〜30wt%であるZn−Co合金
めっき、第2層がめつき付着量3〜30 g/rn’、
Co含有率0.1〜8 wt%、さらにクロム、アルミ
ナ、シリカおよびチタニアよりなる群より選ばれた1種
以上を0.01〜3 wt%含有するZn−Co系合金
めっきを少なくとも一方の面に形成してなる高耐食性表
面処理鋼板を提供するものである。
i’、Co含有率6〜30wt%であるZn−Co合金
めっき、第2層がめつき付着量3〜30 g/rn’、
Co含有率0.1〜8 wt%、さらにクロム、アルミ
ナ、シリカおよびチタニアよりなる群より選ばれた1種
以上を0.01〜3 wt%含有するZn−Co系合金
めっきを少なくとも一方の面に形成してなる高耐食性表
面処理鋼板を提供するものである。
本発明はまた、第1層がめつき付着量1−103/rn
’、Co含有率6〜30wt%、さらにクロム、アルミ
ナ、シリカおよびチタニアよりなる群より選ばれた1種
以上を0.01〜3 wt%含有するZn−G。
’、Co含有率6〜30wt%、さらにクロム、アルミ
ナ、シリカおよびチタニアよりなる群より選ばれた1種
以上を0.01〜3 wt%含有するZn−G。
系合金めつき、第2層がめつき付着量3〜30g/rn
’、Co含有率0.1〜8wt%であるZn−Co合金
めっきを少なくとも一方の面に形成してなる高耐食性表
面処理鋼板を提供するものである。
’、Co含有率0.1〜8wt%であるZn−Co合金
めっきを少なくとも一方の面に形成してなる高耐食性表
面処理鋼板を提供するものである。
本発明はさらに、第1層がめつき付着量1〜10 g/
rn” 、 Co含有率6〜30wt%、さらにクロム
、アルミナ、シリカおよびチタニアよりなる群より選ば
れた1種以上を0.01〜3 wt%含有するZn−C
o系合金めっき、第2層がめつき付着量3〜30g/r
n’、Co含有率0.1〜111wt%、さらにクロム
、アルミナ、シリカ、チタニアの1種以上を0、O1〜
3 wt%含有するZn−Co系合金めっきを少なくと
も一方の面に形成してなる高耐食性表面処理鋼板を提供
するものである。
rn” 、 Co含有率6〜30wt%、さらにクロム
、アルミナ、シリカおよびチタニアよりなる群より選ば
れた1種以上を0.01〜3 wt%含有するZn−C
o系合金めっき、第2層がめつき付着量3〜30g/r
n’、Co含有率0.1〜111wt%、さらにクロム
、アルミナ、シリカ、チタニアの1種以上を0、O1〜
3 wt%含有するZn−Co系合金めっきを少なくと
も一方の面に形成してなる高耐食性表面処理鋼板を提供
するものである。
以下、本発明の詳細な説明する。
第1層のZn−Co合金めっきの旧含有率は6〜30w
t%が望ましい、6wt%未満では耐食性向上効果が認
められず、30wt%を超えるとめっき層が硬くなり、
めっき密着性が低下するので望ましくない。Zn−Co
合金めっきの付着量としては1〜Log/rn’が望ま
しい。1g/m″未満では耐食性向上効果が認められず
、10g/m″を超えると加工性が低下し、またコスト
上からも望ましくなくなる。
t%が望ましい、6wt%未満では耐食性向上効果が認
められず、30wt%を超えるとめっき層が硬くなり、
めっき密着性が低下するので望ましくない。Zn−Co
合金めっきの付着量としては1〜Log/rn’が望ま
しい。1g/m″未満では耐食性向上効果が認められず
、10g/m″を超えると加工性が低下し、またコスト
上からも望ましくなくなる。
Zn−Co合金めっきにさらにクロム、アルミナ、シリ
カおよびチタニアよりなる群より選ばれた1種以上を0
.O1〜3 wt%含有させると、より一層耐食性が向
上したが、0.01 wt%未満では耐食性向上効果が
認められず、3 at%を超えると、めっき密着性の低
下を生じるので望ましくない。
カおよびチタニアよりなる群より選ばれた1種以上を0
.O1〜3 wt%含有させると、より一層耐食性が向
上したが、0.01 wt%未満では耐食性向上効果が
認められず、3 at%を超えると、めっき密着性の低
下を生じるので望ましくない。
第2層のZn−Co合金めっきのGo含有率は0.1〜
fl1wt%が望ましい。0.1 wt%未満では耐食
性向上効果が認められず、8 wt%を超えると下層の
Zn −Co系合金めっきの影響をうけ、めっき密着性
が低下するので望ましくない。Zn−Co合金めっきの
付着量としては3〜30 g/rri”が望ましい。3
g/rn’未満では耐食性向上効果が認められず、3
0g/rrfを超えると溶接性、加工性が低下し、また
コスト上からも望ましくない。Zn−Co合金めっきに
、さらにクロム、アルミナ、シリカおよびチタニアより
なる群より選ばれた1種以上を0.01〜3wt%含有
させると、より一層耐食性が向上したが、 0.01w
t%未満では耐食性向上効果が認められず、3wt%を
超えるとめっき密着性の低下を生じるので望ましくない
。
fl1wt%が望ましい。0.1 wt%未満では耐食
性向上効果が認められず、8 wt%を超えると下層の
Zn −Co系合金めっきの影響をうけ、めっき密着性
が低下するので望ましくない。Zn−Co合金めっきの
付着量としては3〜30 g/rri”が望ましい。3
g/rn’未満では耐食性向上効果が認められず、3
0g/rrfを超えると溶接性、加工性が低下し、また
コスト上からも望ましくない。Zn−Co合金めっきに
、さらにクロム、アルミナ、シリカおよびチタニアより
なる群より選ばれた1種以上を0.01〜3wt%含有
させると、より一層耐食性が向上したが、 0.01w
t%未満では耐食性向上効果が認められず、3wt%を
超えるとめっき密着性の低下を生じるので望ましくない
。
Go含有率の比較的高いZn−Co系合金めっきを第1
層とし、Go含有率の比較的低いZn−Co系合金めっ
きを第2層とする本発明の積層めっき鋼板が、耐食性に
優れる理由は必ずしも明らかでないが、次のように考え
られる。
層とし、Go含有率の比較的低いZn−Co系合金めっ
きを第2層とする本発明の積層めっき鋼板が、耐食性に
優れる理由は必ずしも明らかでないが、次のように考え
られる。
第2層(上層)のZn−Co系合金めっきは、Go含有
率が0.1〜8 wt%でZnリッチなめっき層である
ため、犠牲防食能が優れる。従って、素地鋼板の腐食に
よる赤錆発生を防止するのに顕著な効果がある。また、
めっき層中のcoは、保護作用の優れた腐食生成物Zl
l(OH)2の安定性を高めるため、腐食の進行を抑制
する。さらにクロム、アルミナ、シリカおよびチタニア
よりなる群より選ばれた1種以上を少量含有すると、腐
食生成物211(OH)2の安定性をより一層高めると
ともに、めっき層あるいは腐食過程で存在するこれら微
粒子状の酸化物あるいは水酸化物の立体効果により、表
面における腐食生成物の保持と不活性化により耐食性が
顕著に向上すると考えられる。
率が0.1〜8 wt%でZnリッチなめっき層である
ため、犠牲防食能が優れる。従って、素地鋼板の腐食に
よる赤錆発生を防止するのに顕著な効果がある。また、
めっき層中のcoは、保護作用の優れた腐食生成物Zl
l(OH)2の安定性を高めるため、腐食の進行を抑制
する。さらにクロム、アルミナ、シリカおよびチタニア
よりなる群より選ばれた1種以上を少量含有すると、腐
食生成物211(OH)2の安定性をより一層高めると
ともに、めっき層あるいは腐食過程で存在するこれら微
粒子状の酸化物あるいは水酸化物の立体効果により、表
面における腐食生成物の保持と不活性化により耐食性が
顕著に向上すると考えられる。
第1層(下層)のZn−Co系合金めっきはGo含有率
が6〜30wt%と比較的高いため、犠牲防食能は若干
抑制されている。第1層のめっきは素地鋼板と直接接触
するため、鋼板との電位差は少ない方が望ましい、また
、クロスカット等により傷つけられためっき欠損部にお
いては、塩水が溜りゃすく、さらに、そこを起点として
腐食が進行すると腐食生成物を生じ、その腐食生成物が
水分を保持するため、濡れた環境下におかれる時間が長
くなる。特にめっき欠損部の深部においてこの傾向が強
いため、本発明のごとく、第1層は6〜30wt%のC
oを含有するZn−Co合金めっきが好適である。また
、めっき層中のCoは前述のように、保護作用の優れた
腐食生成物Zn (OH) 2の安定性を高めるのにも
効果がある。さらにクロム、アルミナ、シリカおよびチ
タニアよりなる群より選ばれた1種以上を少量含有する
と前述のごとき効果を有するため、耐食性が顕著に向上
する。
が6〜30wt%と比較的高いため、犠牲防食能は若干
抑制されている。第1層のめっきは素地鋼板と直接接触
するため、鋼板との電位差は少ない方が望ましい、また
、クロスカット等により傷つけられためっき欠損部にお
いては、塩水が溜りゃすく、さらに、そこを起点として
腐食が進行すると腐食生成物を生じ、その腐食生成物が
水分を保持するため、濡れた環境下におかれる時間が長
くなる。特にめっき欠損部の深部においてこの傾向が強
いため、本発明のごとく、第1層は6〜30wt%のC
oを含有するZn−Co合金めっきが好適である。また
、めっき層中のCoは前述のように、保護作用の優れた
腐食生成物Zn (OH) 2の安定性を高めるのにも
効果がある。さらにクロム、アルミナ、シリカおよびチ
タニアよりなる群より選ばれた1種以上を少量含有する
と前述のごとき効果を有するため、耐食性が顕著に向上
する。
本発明は、それぞれ特徴を有する第1層と第2層を組合
わせた積層めっきの相乗効果により、薄くても耐食性に
優れ、溶接性と加工性の良好なZn系表面処理鋼板を提
供するものである0本発明のZn系合金めっきをベース
とする積層型めっき鋼板は第1層と第2層のめっき厚を
変えることにより、車体の内面と外面の腐食環境に比較
的容易に対応できる。すなわち、めっき厚は電流密度、
ラインスピードを変えることにより、容易に変えること
ができ、実生産上有利である。
わせた積層めっきの相乗効果により、薄くても耐食性に
優れ、溶接性と加工性の良好なZn系表面処理鋼板を提
供するものである0本発明のZn系合金めっきをベース
とする積層型めっき鋼板は第1層と第2層のめっき厚を
変えることにより、車体の内面と外面の腐食環境に比較
的容易に対応できる。すなわち、めっき厚は電流密度、
ラインスピードを変えることにより、容易に変えること
ができ、実生産上有利である。
Zn−Co合金めっき浴は、塩化物浴、硫酸塩浴、スル
ファミン酸塩浴等、あるいはこれら浴の混合浴を用いる
ことができ、特定の浴組成に限定されない。
ファミン酸塩浴等、あるいはこれら浴の混合浴を用いる
ことができ、特定の浴組成に限定されない。
次に本発明を実施例に基づいて説明する。
冷延鋼板(spcc)をアルカリ電解脱脂し、5%塩酸
で酸洗した後、水洗し、以下の条件により第1層のZn
−Co系合金めっきを行い、つづいて第1層の上に第2
層のZn−Co系合金めっきを行なった。攪拌はポンプ
により行い、液流速は約60 m/win 、電流密度
75 A/dm2で、液温は50℃とした。
で酸洗した後、水洗し、以下の条件により第1層のZn
−Co系合金めっきを行い、つづいて第1層の上に第2
層のZn−Co系合金めっきを行なった。攪拌はポンプ
により行い、液流速は約60 m/win 、電流密度
75 A/dm2で、液温は50℃とした。
(1) Zn−Co系合金めっき条件
浴組成 塩化亜鉛 200 g/見
基塩化カリウム 300 g//
境化コバルト lO〜200 g/皇
p)12.5
Go含有率の異なるZn−Co合金めっき鋼板は浴中の
fil化コバルト濃度を変えることにより作製した。ま
た、Zn −Co合金めっき層中に共析させるクロム、
アルミナ、シリカ、チタニアは次のものを用い、添加濃
度を変えることにより所定の含有率を得た。
fil化コバルト濃度を変えることにより作製した。ま
た、Zn −Co合金めっき層中に共析させるクロム、
アルミナ、シリカ、チタニアは次のものを用い、添加濃
度を変えることにより所定の含有率を得た。
ク ロ ム:塩化第ニクロムをクロム金属として0.1
−15 g/文添加。
−15 g/文添加。
アルミナ:日産化学工業■製、アルミナゾル#520
(Al103.20wt%)を5〜100+I/文添加
。
(Al103.20wt%)を5〜100+I/文添加
。
シ リ カニ日産化学工業■製、スノーテックス−0(
Si02 、 20wt%)、ス/−チー7 クスーA
K(Si02 、 l 8wt%、Al103 、2w
t%)を 5〜1O01/皇添加。
Si02 、 20wt%)、ス/−チー7 クスーA
K(Si02 、 l 8wt%、Al103 、2w
t%)を 5〜1O01/皇添加。
チタニア:チタニアゾル(Ti02 、9wt%)を5
〜501/文添加。
〜501/文添加。
(2) Zn−Co系合金めっき条件
浴組成 塩化亜鉛 200 g/fL
塩化カリウム 300 g/皇
塩化コバルト 0.I N100 g/皇p)1 2.
5 Go含有率の異なるZn−Co合金めつき鋼板は、浴中
の塩化コバルト濃度を変えることにより作製した。また
、Zn−Go系合金めっき層中に共析させるクロム、ア
ルミナ、シリカ、チタニアは上記と同じものを用いた。
5 Go含有率の異なるZn−Co合金めつき鋼板は、浴中
の塩化コバルト濃度を変えることにより作製した。また
、Zn−Go系合金めっき層中に共析させるクロム、ア
ルミナ、シリカ、チタニアは上記と同じものを用いた。
鋼板にめっきを施した供試材はJIS Z 2371に
よる塩水噴霧試験(SST)を行い、耐食性を調べた。
よる塩水噴霧試験(SST)を行い、耐食性を調べた。
SST用供試材の処理条件と耐食性評価方法は次のとお
りとした。
りとした。
裸 材
■処理:そのまま
■評価:5ST21El後の赤錆発生面積率塗装材
■処理:ボンデライト#3030(DiPタイプ)→カ
チオン電着塗装20−(日本ペイント製パワートップU
−30)→クロスカット(素地鋼板に達するまでの傷を
つける) ■評価:5ST7日後のクロスカット部の赤錆発生率と
塗膜ふくれ幅。
チオン電着塗装20−(日本ペイント製パワートップU
−30)→クロスカット(素地鋼板に達するまでの傷を
つける) ■評価:5ST7日後のクロスカット部の赤錆発生率と
塗膜ふくれ幅。
赤錆発生率
@・・・赤錆発生率 10%以下
O・・・ // l O〜30%
Δ・・・ 〃 30〜50%
X・・・ l/ 50%以上
塗膜ふくれ幅
0・・・塗膜ふくれ幅 1.5■膳以下0・・・ 〃
1.5〜3 層■ Δ・−― 〃 3 〜6 層■ X・・・ // 9 醜1 以」二 〔めっき密着性〕 デュポン衡撃試験:撃心坏インチ径、荷重1Kg、高さ
50c鵬。
1.5〜3 層■ Δ・−― 〃 3 〜6 層■ X・・・ // 9 醜1 以」二 〔めっき密着性〕 デュポン衡撃試験:撃心坏インチ径、荷重1Kg、高さ
50c鵬。
0・・・めっき剥離なし
Δ・・・めっき剥離わずかにあり
第1表ないし第4表に各特許請求の範囲に対応させた試
験結果を示す、これから明らかなように、本発明の鋼板
は、比較例に示す従来のものに比して耐食性が優れてl
、%ることカtよくわ力)る。
験結果を示す、これから明らかなように、本発明の鋼板
は、比較例に示す従来のものに比して耐食性が優れてl
、%ることカtよくわ力)る。
Claims (4)
- (1)第1層がめつき付着量1−103/m″、Go含
有率6〜30wt%であるZn−Co合金めっき、第2
層がめつき付着量3〜30g/ゴ、 Co含有率0.1
〜8 wt%であるZn−Co合金めっきを少なくとも
一方の面に形成してなる高耐食性表面処理鋼板。 - (2)第1層がめつき付着量1〜log/rn’、Go
含有率6〜30wt%であるZn−Co合金めっき、第
2層がめつき付着量3〜30g/m″、Co含有率0.
1〜8wt%、さらにクロム、アルミナ、シリカおよび
チタニアよりなる群より選ばれた1種以上を0.01〜
3 wt%含有するZn−Co系合金めっきを少なくと
も一方の面に形成してなる高耐食性表面処理鋼板。 - (3)第1層がめつき付着量1〜10g/ln’、 G
o含有率6〜30wt%、さらにクロム、アルミナ、シ
リカおよびチタニアよりなる群より選ばれた1種以上を
0.O1〜3 wt%含有するZn−Co系合金めっき
、第2層がめつき付着量3〜30g/ln’、Co含有
率0.1〜8 wt%であるZn−Co合金めっきを少
なくとも一方の面に形成してなる高耐食性表面処理鋼板
。 - (4)第1層がめつき付着量1〜lOg/m’、Go含
有率6〜30wt%、さらにクロム、アルミナ、シリカ
およびチタニアよりなる群より選ばれた1種以上を0.
O1〜3 wt%含有するZn−Co系合金めっき、第
2層がめつき付着量3〜30g/m’、Co含有率0.
1〜8 wt%、さらにクロム、アルミナ、シリカ、チ
タニアの1種以上を0.01〜3 wt%含有するZn
−Co系合金めっきを少なくとも一方の面に形成してな
る高耐食性表面処理鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6639984A JPS60211096A (ja) | 1984-04-03 | 1984-04-03 | 高耐食性表面処理鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6639984A JPS60211096A (ja) | 1984-04-03 | 1984-04-03 | 高耐食性表面処理鋼板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60211096A true JPS60211096A (ja) | 1985-10-23 |
JPS6318678B2 JPS6318678B2 (ja) | 1988-04-19 |
Family
ID=13314693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6639984A Granted JPS60211096A (ja) | 1984-04-03 | 1984-04-03 | 高耐食性表面処理鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60211096A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62224699A (ja) * | 1986-03-26 | 1987-10-02 | Nippon Steel Corp | 溶接性に優れたZn系分散めつき鋼板 |
JPS62230999A (ja) * | 1986-04-01 | 1987-10-09 | Nippon Steel Corp | 高耐食性分散めつき鋼板 |
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JPS64299A (en) * | 1987-02-19 | 1989-01-05 | Nippon Steel Corp | Two-layer plated steel sheet having excellent resistance weldability |
JPH01290797A (ja) * | 1988-05-17 | 1989-11-22 | Nippon Steel Corp | 耐食性に優れた複合電気めっき鋼板 |
JPH05279889A (ja) * | 1992-03-30 | 1993-10-26 | Nkk Corp | 耐黒変性に優れ、化成処理後の外観が良好な電気亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 |
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JPS54159342A (en) * | 1978-06-08 | 1979-12-17 | Nippon Steel Corp | Manufacture of corrosion resistant zinc composite- electroplated steel products |
-
1984
- 1984-04-03 JP JP6639984A patent/JPS60211096A/ja active Granted
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JPH0248638B2 (ja) * | 1986-04-01 | 1990-10-25 | Nippon Steel Corp | |
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JPH01290797A (ja) * | 1988-05-17 | 1989-11-22 | Nippon Steel Corp | 耐食性に優れた複合電気めっき鋼板 |
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JPH05279889A (ja) * | 1992-03-30 | 1993-10-26 | Nkk Corp | 耐黒変性に優れ、化成処理後の外観が良好な電気亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 |
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---|---|
JPS6318678B2 (ja) | 1988-04-19 |
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