JPH0382746A - 加工性・塗装性に優れた表面処理鋼板 - Google Patents
加工性・塗装性に優れた表面処理鋼板Info
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- JPH0382746A JPH0382746A JP21906089A JP21906089A JPH0382746A JP H0382746 A JPH0382746 A JP H0382746A JP 21906089 A JP21906089 A JP 21906089A JP 21906089 A JP21906089 A JP 21906089A JP H0382746 A JPH0382746 A JP H0382746A
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Landscapes
- Coating With Molten Metal (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、十分な耐食性や塗装性を有することは勿論、
優れたプレス加工性およびスポット溶接性を有し、自動
車用防錆鋼板として好適な、加工性・塗装性に優れた表
面処理鋼板に関するものである。
優れたプレス加工性およびスポット溶接性を有し、自動
車用防錆鋼板として好適な、加工性・塗装性に優れた表
面処理鋼板に関するものである。
(従来の技術)
近年、自動車車体の防錆性能に対する要求は一段と厳し
くなってきており、所謂“10−5−2 ”の防錆目標
(孔あき腐食10年保証、外面錆5年保証、エンジンル
ーム内の表面12年保証)が掲げられるに至って、自動
車用防錆鋼板の一層の防錆性能の向上策は緊急の課題と
なっていた。
くなってきており、所謂“10−5−2 ”の防錆目標
(孔あき腐食10年保証、外面錆5年保証、エンジンル
ーム内の表面12年保証)が掲げられるに至って、自動
車用防錆鋼板の一層の防錆性能の向上策は緊急の課題と
なっていた。
従来、自動車用防錆鋼板としては’Zn−Ni合金電気
メッキ鋼板(メッキ付着量=20〜40g/m”) I
、rZn−Fe合金電気メッキ綱板(メッキ付着量=2
0〜40g/m”)JあるいはrZn電気メッキ鋼!f
f(メッキ付着量:20〜100 g/m”Nが使用さ
れていたが、上述のような防錆要求の高度化に伴って、
メッキ層の一層の厚目付化が検討された。ところが、こ
のような各種の電気メッキ鋼板の厚目付化は電力の大量
使用に伴う多大な製造コストアップにつながるものであ
ることから、自動車用防錆鋼板に対しても、電気メッキ
鋼板に比較してコストの著しい上昇を防ぎつつ厚目付化
が容易である溶融亜鉛系メッキ(溶融亜鉛メッキ、合金
化溶融亜鉛メッキ、溶融亜鉛−アルミニウム合金メッキ
等)鋼板の採用が検討されるようになってきた。
メッキ鋼板(メッキ付着量=20〜40g/m”) I
、rZn−Fe合金電気メッキ綱板(メッキ付着量=2
0〜40g/m”)JあるいはrZn電気メッキ鋼!f
f(メッキ付着量:20〜100 g/m”Nが使用さ
れていたが、上述のような防錆要求の高度化に伴って、
メッキ層の一層の厚目付化が検討された。ところが、こ
のような各種の電気メッキ鋼板の厚目付化は電力の大量
使用に伴う多大な製造コストアップにつながるものであ
ることから、自動車用防錆鋼板に対しても、電気メッキ
鋼板に比較してコストの著しい上昇を防ぎつつ厚目付化
が容易である溶融亜鉛系メッキ(溶融亜鉛メッキ、合金
化溶融亜鉛メッキ、溶融亜鉛−アルミニウム合金メッキ
等)鋼板の採用が検討されるようになってきた。
しかしながら、溶融亜鉛系メッキ鋼板には次のような問
題が指摘されており、この溶融亜鉛系メッキ鋼板を自動
車用防錆鋼板に適用するにはその克服が不可欠であった
。
題が指摘されており、この溶融亜鉛系メッキ鋼板を自動
車用防錆鋼板に適用するにはその克服が不可欠であった
。
すなわち、「溶融亜鉛メッキ鋼板」や「溶融亜鉛−アル
ミニウム合金メッキ鋼板」では、プレス加工時にメッキ
層が金型に焼付いて摺動抵抗が増大し部分的にメッキ層
がむしり取られる現象、所謂“フレーキングと称される
現象が発生し、脱落したメッキ層の破片がプレス金型に
堆積して成形品に押し込み疵を発生させる等のトラブル
を生しることがあった。
ミニウム合金メッキ鋼板」では、プレス加工時にメッキ
層が金型に焼付いて摺動抵抗が増大し部分的にメッキ層
がむしり取られる現象、所謂“フレーキングと称される
現象が発生し、脱落したメッキ層の破片がプレス金型に
堆積して成形品に押し込み疵を発生させる等のトラブル
を生しることがあった。
また、溶融亜鉛メッキH板を加熱処理することによって
Zn−Fe合金メッキ層を形成させた「合金化溶融亜鉛
メッキ鋼板」では、合金化度が低い場合には前述の溶融
亜鉛メッキ銅板と同様にフレーキングの問題が発生し、
また合金化度が高い場合には厳しい加工を受けるとメッ
キ層が崩壊し粉末状に剥離・脱落する現象、所謂“パウ
ダリングと称される現象が発生して、加工後の耐食性を
劣化せしめると同時に剥離・脱落したメッキ層の破片が
プレス金型に堆積して、やはり成形品に押し込み疵を発
生させる等のトラブルが生じがちであった。その上、「
合金化溶融亜鉛メッキ鋼板」では、カチオン電着塗装の
際に、“クレータリングと称される凹凸欠陥が電着塗膜
の表面に生し易く、特に約230v以上の高電圧の電着
条件でこの傾向が強かった。
Zn−Fe合金メッキ層を形成させた「合金化溶融亜鉛
メッキ鋼板」では、合金化度が低い場合には前述の溶融
亜鉛メッキ銅板と同様にフレーキングの問題が発生し、
また合金化度が高い場合には厳しい加工を受けるとメッ
キ層が崩壊し粉末状に剥離・脱落する現象、所謂“パウ
ダリングと称される現象が発生して、加工後の耐食性を
劣化せしめると同時に剥離・脱落したメッキ層の破片が
プレス金型に堆積して、やはり成形品に押し込み疵を発
生させる等のトラブルが生じがちであった。その上、「
合金化溶融亜鉛メッキ鋼板」では、カチオン電着塗装の
際に、“クレータリングと称される凹凸欠陥が電着塗膜
の表面に生し易く、特に約230v以上の高電圧の電着
条件でこの傾向が強かった。
そこで、溶融亜鉛系メッキ鋼板に見られる上記問題を解
決すべく、以下のような提案がなされた6(a)Fe−
Zn系合金(Zn≦4帽1%:以降、本明細書において
、特にことわりが無いかぎり成分割合を表わす「%」は
「重量%Jを意味するものとする。)の上層メッキを施
す(特開昭56−133488号公報、同56−142
885号公報)。
決すべく、以下のような提案がなされた6(a)Fe−
Zn系合金(Zn≦4帽1%:以降、本明細書において
、特にことわりが無いかぎり成分割合を表わす「%」は
「重量%Jを意味するものとする。)の上層メッキを施
す(特開昭56−133488号公報、同56−142
885号公報)。
(b)Fe−P系合金(P :0.0003〜0.5%
)の上層メッキを施す(特開昭51211592号公報
、同61253397号公報、同62−29084号公
報)。
)の上層メッキを施す(特開昭51211592号公報
、同61253397号公報、同62−29084号公
報)。
(c)Pa−B系合金(B :O,001〜3%)また
はFe−3系合金(S +0.001〜0.41%)の
上層メッキを施す(特開昭62−253796号公報)
。
はFe−3系合金(S +0.001〜0.41%)の
上層メッキを施す(特開昭62−253796号公報)
。
(d)Z nまたはZn−Ni系合金の上層メッキを施
す(特開昭61−207597号公報)。
す(特開昭61−207597号公報)。
(発明が解決しようとする課H)
しかし、前記の(a)〜(C)に示す如きFe −Zn
系合金、Fe−P系合金、Pe−B系合金等のPe系合
金の上層メッキを施す対策では、得られる鋼板の化或処
理性や耐クレータリング性等の塗装性は向上するものの
、Fe系合金メッキ固有の問題として「メッキ付着量が
多い場合に赤錆を発生し易い」との問題点がある。また
、加工性の面からは、パウダリングやフレーキング等の
現象に対しての改善効果が認められないという問題点も
あり、自動車用防錆鋼板として用いるには適当でない。
系合金、Fe−P系合金、Pe−B系合金等のPe系合
金の上層メッキを施す対策では、得られる鋼板の化或処
理性や耐クレータリング性等の塗装性は向上するものの
、Fe系合金メッキ固有の問題として「メッキ付着量が
多い場合に赤錆を発生し易い」との問題点がある。また
、加工性の面からは、パウダリングやフレーキング等の
現象に対しての改善効果が認められないという問題点も
あり、自動車用防錆鋼板として用いるには適当でない。
一方、上記(d)に示したZnまたはZn−Ni系合金
の上層メッキを施す対策は特にメッキ層の加工性の改善
を狙ったものであるが、ここで言う「加工性の改善」と
は「パウダリング性の改善」を意味するものであり゛’
Znメッキ”または”Ni含有量が30%以下のZn
Ni系合金メッキ”のような延性のあるメッキを上層
メッキとして施すことを特徴としている。そして、この
対策ではr”Ni含有量が30%以下のZn−Ni合金
メッキ”とはη相とT相との2相から構成され、適度な
延性を有するものであるJとしているが、η相とT相と
の2相からなるZn−Ni合金メッキとはNi含有量が
10%を下回るものであることが学術的に明らかであり
(例えば「金属表面技術」νo1.31 (1980)
、 klO,第512頁や、「鉄と鋼J Vol、6
6(1980)、 Na 7 、第771頁を参照され
たい)、この対策は結局Ni含有量が10%を下回るZ
n−Ni系合金メッキを上層メッキとして施すものであ
る。しかしながら、Znメッキまたはη+γの2相から
威るZn−Ni系合金メッキを上層メッキとして施す対
策では、確かにこの上層には延性があるが故にパウダリ
ングの抑制効果は得られるかもしれないが、その表面は
Znリッチな層となるためブレス成形時に、金型との間
の摺動抵抗の増加による擬似焼付現象、いわゆるカジリ
現象が発生してメッキ層のフレーキングを生じ易いとの
間題があり、その意味からは加工性の改善対策として十
分なものではなかった。したがって、ZnまたはZn−
Nt系合金の上層メッキを施す対策によっても、所望の
自動車用防錆@板を得ることはできなかったのである。
の上層メッキを施す対策は特にメッキ層の加工性の改善
を狙ったものであるが、ここで言う「加工性の改善」と
は「パウダリング性の改善」を意味するものであり゛’
Znメッキ”または”Ni含有量が30%以下のZn
Ni系合金メッキ”のような延性のあるメッキを上層
メッキとして施すことを特徴としている。そして、この
対策ではr”Ni含有量が30%以下のZn−Ni合金
メッキ”とはη相とT相との2相から構成され、適度な
延性を有するものであるJとしているが、η相とT相と
の2相からなるZn−Ni合金メッキとはNi含有量が
10%を下回るものであることが学術的に明らかであり
(例えば「金属表面技術」νo1.31 (1980)
、 klO,第512頁や、「鉄と鋼J Vol、6
6(1980)、 Na 7 、第771頁を参照され
たい)、この対策は結局Ni含有量が10%を下回るZ
n−Ni系合金メッキを上層メッキとして施すものであ
る。しかしながら、Znメッキまたはη+γの2相から
威るZn−Ni系合金メッキを上層メッキとして施す対
策では、確かにこの上層には延性があるが故にパウダリ
ングの抑制効果は得られるかもしれないが、その表面は
Znリッチな層となるためブレス成形時に、金型との間
の摺動抵抗の増加による擬似焼付現象、いわゆるカジリ
現象が発生してメッキ層のフレーキングを生じ易いとの
間題があり、その意味からは加工性の改善対策として十
分なものではなかった。したがって、ZnまたはZn−
Nt系合金の上層メッキを施す対策によっても、所望の
自動車用防錆@板を得ることはできなかったのである。
ここに、本発明の目的は、従来の自動車用防錆鋼板に指
摘されていた前記問題点を解消し、十分な耐食性を有し
、加工性・塗装性に優れた表面処理銅板を提供すること
にある。
摘されていた前記問題点を解消し、十分な耐食性を有し
、加工性・塗装性に優れた表面処理銅板を提供すること
にある。
(課題を解決するための手段)
本発明者らは、上記課題を解決するため種々検討を重ね
た。その結果、自動車用防錆鋼板鋼板として所望の防錆
性能を付与するには、従来の手段と同様に、やはり鋼板
表面に溶融亜鉛系メッキを施すことが重要であることを
知見した。
た。その結果、自動車用防錆鋼板鋼板として所望の防錆
性能を付与するには、従来の手段と同様に、やはり鋼板
表面に溶融亜鉛系メッキを施すことが重要であることを
知見した。
しかし、この溶融亜鉛系メッキ層は、プレス加工時の摺
動特性が高く、このままではフレーキングの発生を防止
することができない。
動特性が高く、このままではフレーキングの発生を防止
することができない。
そこで、この摺動特性の低下を目的として、前述の溶融
亜鉛系メッキの上層として、Zn−Fe合金メッキを施
すことにより、優れた耐プレス摺動性並びに耐クレータ
リング性を付与することができることを、本発明者らは
知見したのである。
亜鉛系メッキの上層として、Zn−Fe合金メッキを施
すことにより、優れた耐プレス摺動性並びに耐クレータ
リング性を付与することができることを、本発明者らは
知見したのである。
なお、特開昭56−133488号公報ならびに同56
142885号公報に開示されているように、従来より
Fe含有量が60%以上のZn −Fe合金メッキがカ
チオン電着塗装性(耐クレータリング性)に優れている
とされている。しかし、これらの技術はZn −Fe合
金メッキ単体として検討された結果であって、特に溶融
亜鉛系メッキの上層メッキとして検討されたものではな
い。
142885号公報に開示されているように、従来より
Fe含有量が60%以上のZn −Fe合金メッキがカ
チオン電着塗装性(耐クレータリング性)に優れている
とされている。しかし、これらの技術はZn −Fe合
金メッキ単体として検討された結果であって、特に溶融
亜鉛系メッキの上層メッキとして検討されたものではな
い。
さらに、従来よりZn −Fe系の上層メッキとしては
、特開昭55−7388号公報に開示されているように
、鉄含有量が1〜60%の鉄含有亜鉛メッキ層を亜鉛メ
ッキ層または複合亜鉛メッキ層の上層メッキとして施す
ことによる、裸耐食性および塗装後メッキ鋼板の耐食性
を改善すべく、メッキ層の大部分は合金化を施されてい
ない通常の亜鉛メッキ層で構成し、化成処理皮膜または
塗膜との界面を形成するメッキ層の上層部のみを鉄含有
率1〜60%のZn −Fe合金メッキ層とする2層の
メッキ層である。
、特開昭55−7388号公報に開示されているように
、鉄含有量が1〜60%の鉄含有亜鉛メッキ層を亜鉛メ
ッキ層または複合亜鉛メッキ層の上層メッキとして施す
ことによる、裸耐食性および塗装後メッキ鋼板の耐食性
を改善すべく、メッキ層の大部分は合金化を施されてい
ない通常の亜鉛メッキ層で構成し、化成処理皮膜または
塗膜との界面を形成するメッキ層の上層部のみを鉄含有
率1〜60%のZn −Fe合金メッキ層とする2層の
メッキ層である。
特に、下層の亜鉛メッキ層または複合亜鉛メッキ層は、
その実施例においても示されているように電気メッキで
あり、溶融亜鉛メッキを対象としていない。また、当然
のことながら合金化溶融亜鉛メッキも対象とされていな
い。
その実施例においても示されているように電気メッキで
あり、溶融亜鉛メッキを対象としていない。また、当然
のことながら合金化溶融亜鉛メッキも対象とされていな
い。
そこで、本発明者らは、さらに検討を重ね、溶融亜鉛系
メッキ、特に合金化溶融亜鉛メッキを施した場合、メッ
キ層の表面はミクロ的には凹凸のある表面を有している
ことが、Feの合金化度とともに、カチオン電着塗装性
が劣る原因の一つであることを知見したのである。この
ような合金化溶融亜鉛メッキ層の電着塗装性を改善する
手段として、Zn −Fe合金メッキの上層メッキを施
す手段について種々検討した結果、合金化溶融亜鉛系メ
ッキ層上のミクロ的凹凸へのZn −Fe合金電気メッ
キのつきまわり性も影響し、Fe含有量が30%以上6
0%未満のZn−Fe合金メッキを施すことが有効であ
ることを見い出して、本発明を完成した。
メッキ、特に合金化溶融亜鉛メッキを施した場合、メッ
キ層の表面はミクロ的には凹凸のある表面を有している
ことが、Feの合金化度とともに、カチオン電着塗装性
が劣る原因の一つであることを知見したのである。この
ような合金化溶融亜鉛メッキ層の電着塗装性を改善する
手段として、Zn −Fe合金メッキの上層メッキを施
す手段について種々検討した結果、合金化溶融亜鉛系メ
ッキ層上のミクロ的凹凸へのZn −Fe合金電気メッ
キのつきまわり性も影響し、Fe含有量が30%以上6
0%未満のZn−Fe合金メッキを施すことが有効であ
ることを見い出して、本発明を完成した。
すなわち、第1図に示される如く、少なくとも鋼板1の
片面に、溶融亜鉛系メッキの下層2と、付着量が片面当
り0.5〜20g/−であって、“Fe含有量が30重
景気以上60重量%未満のZn −Pe合金メッキ”の
上層3とで構成されるメッキ層を有する表面処理鋼板を
構成することにより、優れた耐プレス摺動性等の加工性
、並びに塗装性を付与することができることを知見して
、本発明を完成した。
片面に、溶融亜鉛系メッキの下層2と、付着量が片面当
り0.5〜20g/−であって、“Fe含有量が30重
景気以上60重量%未満のZn −Pe合金メッキ”の
上層3とで構成されるメッキ層を有する表面処理鋼板を
構成することにより、優れた耐プレス摺動性等の加工性
、並びに塗装性を付与することができることを知見して
、本発明を完成した。
ここに、本発明の要旨とするところは、少なくともその
片面に、溶融亜鉛系メッキの下層と、付着量が片面当り
0.5〜20g/lであって、Fe含有量が30重景気
以上60重量%未満のZn −Fe合金メッキの上層と
を有することを特徴とする加工性・塗装性に優れた表面
処理鋼板である。
片面に、溶融亜鉛系メッキの下層と、付着量が片面当り
0.5〜20g/lであって、Fe含有量が30重景気
以上60重量%未満のZn −Fe合金メッキの上層と
を有することを特徴とする加工性・塗装性に優れた表面
処理鋼板である。
さらに、上記の本発明においては、前記下層の溶融亜鉛
系メッキは、合金化溶融亜鉛メッキであることか好適で
ある。
系メッキは、合金化溶融亜鉛メッキであることか好適で
ある。
(作用)
以下、本発明を作用効果とともに詳述する。
本発明において、下層である「溶融亜鉛系メッキ」は鋼
板に所望の防錆性能を付与する上で欠かせないものであ
るが、この「溶融亜鉛系メッキ」には、溶融亜鉛メッキ
、合金化溶融亜鉛メッキ(例えば合金化度がメッキ層の
平均Fe含有量で5〜15%のもの)、さらには溶融亜
鉛−アルミニウム合金メッキ (例えばAQ含有量:4
〜60%)等が包含される。
板に所望の防錆性能を付与する上で欠かせないものであ
るが、この「溶融亜鉛系メッキ」には、溶融亜鉛メッキ
、合金化溶融亜鉛メッキ(例えば合金化度がメッキ層の
平均Fe含有量で5〜15%のもの)、さらには溶融亜
鉛−アルミニウム合金メッキ (例えばAQ含有量:4
〜60%)等が包含される。
ここで、合金化溶融亜鉛メッキの合金化度はパウダリン
グ防止の点から、メッキ層の平均Pe含有量で12%以
下とすることがさらに望ましい。
グ防止の点から、メッキ層の平均Pe含有量で12%以
下とすることがさらに望ましい。
なお、溶融メッキ法については、従来から用いられてい
るように、溶融した亜鉛または亜鉛系合金中に鋼板を浸
漬し、合金化溶融亜鉛メッキの場合には、さらに直ちに
加熱して合金化処理すればよく、何らの制限をも必要と
しない。
るように、溶融した亜鉛または亜鉛系合金中に鋼板を浸
漬し、合金化溶融亜鉛メッキの場合には、さらに直ちに
加熱して合金化処理すればよく、何らの制限をも必要と
しない。
また、メッキ付着量は、耐食性を充分に確保するという
観点から、20〜120 g/−程度が望ましい。
観点から、20〜120 g/−程度が望ましい。
上記のように、本発明は、少なくとも片面に溶融亜鉛系
メッキを施した鋼板について、プレス加工時において、
このメッキ層の摺動特性が高いために生ずるメッキ層の
フレーキングの防止、およびカチオン電着塗装時のクレ
ータリング(下層として合金化溶融亜鉛メッキを用いた
場合に特に目立つ)への対策を目的に、Pe含有量が3
0%以上60%未満のZn−Fe合金メッキを片面当り
0.5〜bこのように、本発明において、上層のZn−
Fe合金メッキ層のFe含有量とメッキ付着量とをそれ
ぞれ制限する理由を説明する。
メッキを施した鋼板について、プレス加工時において、
このメッキ層の摺動特性が高いために生ずるメッキ層の
フレーキングの防止、およびカチオン電着塗装時のクレ
ータリング(下層として合金化溶融亜鉛メッキを用いた
場合に特に目立つ)への対策を目的に、Pe含有量が3
0%以上60%未満のZn−Fe合金メッキを片面当り
0.5〜bこのように、本発明において、上層のZn−
Fe合金メッキ層のFe含有量とメッキ付着量とをそれ
ぞれ制限する理由を説明する。
Pe:30σp上600−′′
Zn −Pe合金メッキは、Fe含有量が30%以上で
は、主に「相が主体となりFe含有量が40%以上で徐
々にα相があられれ、60%以上ではα相が主体となる
とされている。したがって、本発明のFe含有量の範囲
、すなわちFe含有量が30%以上60%未満の範囲に
おいては、上層メッキは主としてr相よりなる。この「
相よりなるめっき層は硬度が高く、メッキ層の摺動特性
が向上して金型との間の摩擦係数の低下をもたらすため
、プレス加工時にメッキ層の金型への擬似焼付現象が卯
制されて、フレーキングに対し、極めて有利になる。
は、主に「相が主体となりFe含有量が40%以上で徐
々にα相があられれ、60%以上ではα相が主体となる
とされている。したがって、本発明のFe含有量の範囲
、すなわちFe含有量が30%以上60%未満の範囲に
おいては、上層メッキは主としてr相よりなる。この「
相よりなるめっき層は硬度が高く、メッキ層の摺動特性
が向上して金型との間の摩擦係数の低下をもたらすため
、プレス加工時にメッキ層の金型への擬似焼付現象が卯
制されて、フレーキングに対し、極めて有利になる。
これに対して、Fe含有量が30%未満である場合、メ
ッキ層はδ8、ζ、η相等からなり、メッキ層の硬度が
低下して摺動特性が低下するために、フレーキングが多
発する。また、Fe含有量が60%以上の場合、メッキ
層はα相が主体となり、やはりメッキ層の硬度が低下し
てフレーキングが多発するとともに、下層である溶融亜
鉛系メッキ層に対して、上層のほうが電気化学的に責に
なってしまうために、本来下地である鋼板に対して作用
すべき、下層の溶融亜鉛系メッキ層中のZnの犠牲防食
作用が、上層のZn −Fe合金メッキ層に対して作用
してしまい、腐食の進行時には、耐食性の確保の主体で
ある下層の溶融亜鉛系メッキ層の消耗を早めて赤錆の発
生を助長することになり、成品の耐食性を劣化させるの
である。
ッキ層はδ8、ζ、η相等からなり、メッキ層の硬度が
低下して摺動特性が低下するために、フレーキングが多
発する。また、Fe含有量が60%以上の場合、メッキ
層はα相が主体となり、やはりメッキ層の硬度が低下し
てフレーキングが多発するとともに、下層である溶融亜
鉛系メッキ層に対して、上層のほうが電気化学的に責に
なってしまうために、本来下地である鋼板に対して作用
すべき、下層の溶融亜鉛系メッキ層中のZnの犠牲防食
作用が、上層のZn −Fe合金メッキ層に対して作用
してしまい、腐食の進行時には、耐食性の確保の主体で
ある下層の溶融亜鉛系メッキ層の消耗を早めて赤錆の発
生を助長することになり、成品の耐食性を劣化させるの
である。
また、主に「相からなるZn −Fe合金メッキ層の耐
クレータリング性は溶融亜鉛系メッキ層、特に合金化溶
融亜鉛メッキ層に比べて優れており、上層メッキとして
施すことにより、合金化溶融亜鉛系メッキ鋼板の耐クレ
ータリング性をも改善することができる。一方、Fe含
有量が30%未満では「相に61相やη相が混入するこ
とが原因であるのか詳細は不明であるが、耐クレータリ
ング性は低下し、合金化溶融亜鉛メッキ鋼板と同じレベ
ルになってしまう。
クレータリング性は溶融亜鉛系メッキ層、特に合金化溶
融亜鉛メッキ層に比べて優れており、上層メッキとして
施すことにより、合金化溶融亜鉛系メッキ鋼板の耐クレ
ータリング性をも改善することができる。一方、Fe含
有量が30%未満では「相に61相やη相が混入するこ
とが原因であるのか詳細は不明であるが、耐クレータリ
ング性は低下し、合金化溶融亜鉛メッキ鋼板と同じレベ
ルになってしまう。
そこで、本発明においては、上層のZn−Fe合金メッ
キ層のFe含有量を30%以上60%未満と制限したの
である。
キ層のFe含有量を30%以上60%未満と制限したの
である。
なお、電着塗装性に関して、従来の結果との差違の原因
については明瞭ではないが、Pe含有量をr30%以上
60%未満」とすることによって、合金化溶融亜鉛メッ
キの凹凸表面へのFe Zn合金電気メッキのつきま
わり性が向上するため、Zn−Fe合金メッキ層を上層
として設けることにより、下層である合金化溶融亜鉛系
メッキ層の表面の凹凸等の形状を是正するためであると
考えられるが、詳細は不明である。
については明瞭ではないが、Pe含有量をr30%以上
60%未満」とすることによって、合金化溶融亜鉛メッ
キの凹凸表面へのFe Zn合金電気メッキのつきま
わり性が向上するため、Zn−Fe合金メッキ層を上層
として設けることにより、下層である合金化溶融亜鉛系
メッキ層の表面の凹凸等の形状を是正するためであると
考えられるが、詳細は不明である。
7召り橿【あエニ鐘aC
一方、メッキ付着量について0.5〜20g/m”とし
たのは、0.5 g/m”未満では、所望の耐ブレス拝
動性等の加工性、および塗装性の改善効果を離合するこ
とができず、一方20g/m2を越えてもより路上の改
善効果は得られずに経済的な不利を招くたけだからであ
る。
たのは、0.5 g/m”未満では、所望の耐ブレス拝
動性等の加工性、および塗装性の改善効果を離合するこ
とができず、一方20g/m2を越えてもより路上の改
善効果は得られずに経済的な不利を招くたけだからであ
る。
なお、上層であるZn−Pe合金メッキ層の形成方法は
、従来から知られているように、電気メッキ法を用いれ
ばよく、何ら制限を要さないことはいうまでもない。
、従来から知られているように、電気メッキ法を用いれ
ばよく、何ら制限を要さないことはいうまでもない。
なお、本発明において、溶融亜鉛系メッキの下層とZn
−Fe合金メッキの上層とは、鋼板の片面だけでなく
、両面に設けてもよいことはいうまでもなく、得られる
表面処理鋼板に要求される加工性・塗装性の他、耐食性
やコストの観点から適宜選択すればよい。
−Fe合金メッキの上層とは、鋼板の片面だけでなく
、両面に設けてもよいことはいうまでもなく、得られる
表面処理鋼板に要求される加工性・塗装性の他、耐食性
やコストの観点から適宜選択すればよい。
さらに、本発明を実施例を用いて詳述するが、これはあ
くまでも本発明を例示するものであり、これにより本発
明が限定されるものではない。
くまでも本発明を例示するものであり、これにより本発
明が限定されるものではない。
実施例
まず、Fi厚: 0 、8mmの“溶融亜鉛メッキ鋼板
”および゛合金化度の異なる合金化溶融亜鉛メッキ測板
”と第1表に示すようなZn Pe系合金電気メッキ
液とを準備した。
”および゛合金化度の異なる合金化溶融亜鉛メッキ測板
”と第1表に示すようなZn Pe系合金電気メッキ
液とを準備した。
第1表
次に、前記の各溶融亜鉛系メッキ剥離片に脱脂、酸洗処
理を施した後、第1表に示したメッキ液を用いると共に
、そのFe”濃度とZn”濃度とを変化させて電気メッ
キを行うことにより、前記の各溶融メッキ鋼板に、さら
に0〜20g/m”の付着量でPe含有量が20〜80
%のZn−Fe合金メッキを施した。
理を施した後、第1表に示したメッキ液を用いると共に
、そのFe”濃度とZn”濃度とを変化させて電気メッ
キを行うことにより、前記の各溶融メッキ鋼板に、さら
に0〜20g/m”の付着量でPe含有量が20〜80
%のZn−Fe合金メッキを施した。
次いで、このようにして作成された表面処理鋼板につい
て、メッキ層のパウダリング性およびフレーキング性を
チエツクするためのビード付ハツト底形試験、メッキ面
と工具面との間の摺動特性調査、塗装性調査、塗膜密着
性調査および塗膜密着性調査をそれぞれ実施した。
て、メッキ層のパウダリング性およびフレーキング性を
チエツクするためのビード付ハツト底形試験、メッキ面
と工具面との間の摺動特性調査、塗装性調査、塗膜密着
性調査および塗膜密着性調査をそれぞれ実施した。
なお、前記各試験および調査は次の要領で実施した。
互二」コム1ヱ」迩硼勿&狡
第2図(a)に示ずビード付のハツト成形によって得た
成形品について、第2図(ロ)で示すようなビード側壁
部におけるメッキ層のパウダリング性およびフレーキン
グ性を粘着テープでチエツクすると共に、第2図(C)
で示す如く金型ビード部に堆積した金属粉を同時に粘着
テープでチエツクした。そして、その評価は、「金型ビ
ード部へのメッキ剥離片の付着状況」については ◎・・・メッキ剥離片の付着なし、 ○・・・メッキ剥離片の付着微少、 Δ・・・メッキ剥離片の付着少、 ×・・・メッキ剥離片の付着多 で表示し、また「成形品のビード側壁部のテープ剥離状
況」についても、同じく ◎・・・メッキ剥離片の付着なし、 O・・・メッキ剥離片の付着微少、 Δ・・・メッキ剥離片の付着少、 ×・・・メッキ剥離片の付着多 で表示した。
成形品について、第2図(ロ)で示すようなビード側壁
部におけるメッキ層のパウダリング性およびフレーキン
グ性を粘着テープでチエツクすると共に、第2図(C)
で示す如く金型ビード部に堆積した金属粉を同時に粘着
テープでチエツクした。そして、その評価は、「金型ビ
ード部へのメッキ剥離片の付着状況」については ◎・・・メッキ剥離片の付着なし、 ○・・・メッキ剥離片の付着微少、 Δ・・・メッキ剥離片の付着少、 ×・・・メッキ剥離片の付着多 で表示し、また「成形品のビード側壁部のテープ剥離状
況」についても、同じく ◎・・・メッキ剥離片の付着なし、 O・・・メッキ剥離片の付着微少、 Δ・・・メッキ剥離片の付着少、 ×・・・メッキ剥離片の付着多 で表示した。
措動豊止盪査
メッキ面と工具面との間の摺動特性調査には、第3図に
示すような、バウデン試験を改良した“改良バウデン試
験法”によりメッキ面の摩擦係数を求める方法を採用し
、このようにして求めた摩擦係数の大小によって摺動特
性を評価した。
示すような、バウデン試験を改良した“改良バウデン試
験法”によりメッキ面の摩擦係数を求める方法を採用し
、このようにして求めた摩擦係数の大小によって摺動特
性を評価した。
隻装止胤査
浸漬型リン酸亜鉛処理(日本バー力ライジング社製のパ
ルボンド3020 (商品名)による処理)を施した後
、カチオン電着塗料(関西ペイント社製のニレクロン9
410 (商品名))に浸漬し、各設定電圧で急激に通
電を行い、クレータリングの発生する電圧を求めること
により電着塗装性を評価した。
ルボンド3020 (商品名)による処理)を施した後
、カチオン電着塗料(関西ペイント社製のニレクロン9
410 (商品名))に浸漬し、各設定電圧で急激に通
電を行い、クレータリングの発生する電圧を求めること
により電着塗装性を評価した。
里皇抜傭わ14翳査
塗装後耐食性については、リン酸亜鉛処理および電着塗
装を施した後、更にメラミンアルキッド系の中塗りおよ
び上塗りを施した塗装Fi (70nusX1501I
I11、総合膜厚100 M)にクロスカットを入れ、
これを半年間屋外暴露テスト (この間、週2回の塩水
散布を実施)シて′クロスカント部からの赤錆発生具合
”および“クロスカント部からの塗膜のブリスター幅”
を求めて評価した。なお、塗装後耐食性は ◎・・・赤錆なし、 O・・・赤錆僅かに発生、 Δ・・・赤錆発生小、 ×・・・赤錆発生大 で表示した。
装を施した後、更にメラミンアルキッド系の中塗りおよ
び上塗りを施した塗装Fi (70nusX1501I
I11、総合膜厚100 M)にクロスカットを入れ、
これを半年間屋外暴露テスト (この間、週2回の塩水
散布を実施)シて′クロスカント部からの赤錆発生具合
”および“クロスカント部からの塗膜のブリスター幅”
を求めて評価した。なお、塗装後耐食性は ◎・・・赤錆なし、 O・・・赤錆僅かに発生、 Δ・・・赤錆発生小、 ×・・・赤錆発生大 で表示した。
塗股番看杜姐立
カチオン電着塗装、中塗りおよび上塗りの塗装を実施し
た後、50゛Cの温水(イオン交換水)中に10日間浸
漬してから1++m間隔のゴバン目を100マス入れた
ものについて、テープ剥離テストを実施し、このときの
塗膜の残存率(残存したマス目数(1))を用いて、塗
膜密着性を評価した。
た後、50゛Cの温水(イオン交換水)中に10日間浸
漬してから1++m間隔のゴバン目を100マス入れた
ものについて、テープ剥離テストを実施し、このときの
塗膜の残存率(残存したマス目数(1))を用いて、塗
膜密着性を評価した。
これらの試験結果を第2表にまとめて示す。
(以下余白)
第2表に示される結果からも明らかなように、本発明に
かかる表面処理鋼板は何れの特性調査においても優れた
底積を示しており、最近の自動車用防錆鋼板に対する厳
しい要求をも十分に満足するのに対して、本発明で規定
する条件を満たさない比較例の鋼板は十分な特性を有し
ないことが分かる。
かかる表面処理鋼板は何れの特性調査においても優れた
底積を示しており、最近の自動車用防錆鋼板に対する厳
しい要求をも十分に満足するのに対して、本発明で規定
する条件を満たさない比較例の鋼板は十分な特性を有し
ないことが分かる。
なお、本実施例ではメッキ第1Nが“合金化溶融亜鉛メ
ッキ”゛溶融亜鉛メッキ”または°゛5%Al2−Zn
合金メッキ”の例について説明したが、これら以外に、
例えばAQを4〜60%含む溶融亜鉛アルミニウム合金
メッキを施したものについても、その上層としてFe含
有量が30%以上60%未満のZn −Fe合金メッキ
を0.5〜208/−の付着量で施せば、本実施例と同
様に、加工性・塗装性に優れた表面処理鋼板が得られる
ことは言うまでもない。
ッキ”゛溶融亜鉛メッキ”または°゛5%Al2−Zn
合金メッキ”の例について説明したが、これら以外に、
例えばAQを4〜60%含む溶融亜鉛アルミニウム合金
メッキを施したものについても、その上層としてFe含
有量が30%以上60%未満のZn −Fe合金メッキ
を0.5〜208/−の付着量で施せば、本実施例と同
様に、加工性・塗装性に優れた表面処理鋼板が得られる
ことは言うまでもない。
(発明の効果)
以上に説明した如く、本発明によれば、十分な耐食・防
錆性は勿論、プレス加工性、スポット溶接性並びに塗装
性等の緒特性も共に優れた表面処理鋼板を提供すること
ができ、自動車用防錆鋼板等に適用してその性能をさら
に向上させることが可能となるなど、産業上極めて有用
な効果がもたらされる。
錆性は勿論、プレス加工性、スポット溶接性並びに塗装
性等の緒特性も共に優れた表面処理鋼板を提供すること
ができ、自動車用防錆鋼板等に適用してその性能をさら
に向上させることが可能となるなど、産業上極めて有用
な効果がもたらされる。
第1図は、本発明に係る表面処理鋼板の概略構成図;
第2図(a)は、ビード付ハフ)成形試験の概略説明図
; 第21jJ(b)および第2図(C)は、ビード付ハツ
ト成形試験における粘着テープ評価部を示す概略説明図
:および 第3図は、改良型バウデン試験法の概要説明図である。 1: 鋼板 2: 溶融亜鉛系メッキ(溶融亜鉛メッキ、合金化溶融
亜鉛メッキまたは溶融亜鉛−アルミニウム合金メッキ)
層 3:Zn−Fe合金メッキ層(Pe含有量:30%以上
60%未満〉
; 第21jJ(b)および第2図(C)は、ビード付ハツ
ト成形試験における粘着テープ評価部を示す概略説明図
:および 第3図は、改良型バウデン試験法の概要説明図である。 1: 鋼板 2: 溶融亜鉛系メッキ(溶融亜鉛メッキ、合金化溶融
亜鉛メッキまたは溶融亜鉛−アルミニウム合金メッキ)
層 3:Zn−Fe合金メッキ層(Pe含有量:30%以上
60%未満〉
Claims (2)
- (1)少なくともその片面に、溶融亜鉛系メッキの下層
と、付着量が片面当り0.5〜20g/m^2であって
、Fe含有量が30重量%以上60重量%未満のZn−
Fe合金メッキの上層とを有することを特徴とする加工
性・塗装性に優れた表面処理鋼板。 - (2)前記下層の溶融亜鉛系メッキは、合金化溶融亜鉛
メッキである請求項1記載の加工性・塗装性に優れた表
面処理鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21906089A JPH0382746A (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 加工性・塗装性に優れた表面処理鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21906089A JPH0382746A (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 加工性・塗装性に優れた表面処理鋼板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0382746A true JPH0382746A (ja) | 1991-04-08 |
Family
ID=16729642
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21906089A Pending JPH0382746A (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 加工性・塗装性に優れた表面処理鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0382746A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5324594A (en) * | 1991-10-30 | 1994-06-28 | Kawasaki Steel Corporation | Galvannealed steel sheets exhibiting excellent press die sliding property |
-
1989
- 1989-08-25 JP JP21906089A patent/JPH0382746A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5324594A (en) * | 1991-10-30 | 1994-06-28 | Kawasaki Steel Corporation | Galvannealed steel sheets exhibiting excellent press die sliding property |
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