JPS60206532A - 長尺部材のプレス曲げ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、車輌用ドアーサツシュ等を製造するべく、予
め異形横断面形状に折曲成形した長尺部材を軸線曲げす
るところの長尺部材のプレス曲げ装置に関するものであ
る。

背景技術 従来、車輌用ドアーサツシュ等は、予め異形横断面形状
にロール成形した長尺部材Ｓの左右端部をチャックＣで
挾持し、その軸線を曲げ型Ｔに圧接するストレッチベン
ダを用いて軸線曲げすることにより製造されている（第
１図ａ、ｂ参照）。

然し、このストレッチベンダで車輌用のドアーサツシュ
の如き軸線を横曲げすると共に縦方向にも曲げ、更には
端部を大きな曲率で曲げる複雑な複次元曲げをするもの
を製造するときには、チャックＣの多方向移動で行うた
め、所望通りの曲線に成形することが困難で事後に作業
員の手作業で行う矯正が必要であり、またチャックＣで
挾持した部分が比較的長く捩れてしまうためスクラップ
代を大きく取って排棄部分Ｓ′を切断除去しなければな
らない。

発明の開示 本発明は、長尺部材を所望曲線に曲げ加工できてしかも
スクラップ化を少なくすることのできる長尺部材のプレ
ス曲げ装置を提供すること、を目的とする。

即ち、本発明に係るプレス曲げ装置においては、長尺部
材を挾持するダイとポンチを備え、それらを部分的に横
振れ揺動可能にすると共に揺動部分の各対向面を長尺部
材の曲げカーブと相応する斜面で形成し、ポンチの下降
動で各対向面間に長尺部材を挾持すると共にポンチ側か
ら突出したカムプレートで揺動側のダイ部分を押圧揺動
することにより、揺動側のダイとポンチで挾持した長尺
部材の軸線部分を複次元方向に軸線曲げできるよう構成
されている。

実施例 以下、第３〜１０図を参照して説明すれば、次の通りで
ある。

このプレス曲げ装置は、予め異形横断面形状に折曲成形
した長尺部材Ｓを載置するダイ１と、その上方で相対す
るポンチ２とを備えている。これらダイ１並びにポンチ
２は長尺部材Ｓの曲げ処理を要する長さに応じた奥長な
もので、ポンチ２の対向面２′が長尺部材Ｓの側面形状
に相応ししかもダイｌを受入れる嵌合面として構成され
ていることにより全長に亘って互いに嵌り合うよう形成
されている。ダイ１はダイプレート３の板面に装着され
、またポンチ２はポンチプレート４の板面に取付けられ
て、各プレート３．４の間にガイドポスト５．６を掛渡
すと共にポンチプレート４に駆動シリンダ等（図示せず
）を装着することによリボンチ２が昇降動可能にされて
いる。

これらダイｌ並びにポンチ２は全長麻略二分割されてお
り、その片側が横振れ揺動可能にピン７．８で軸承連結
されている。この軸承部は、ダ　喉イ側にあっては揺動
側１ａと固定側１ｂとを互いにさね嵌合してピン７で連
結し、ポンチ側にあっては揺動側ポンチ２ａをピン８で
ポンチプレート４に枢支して手前側ポンチ２ｂと摺接可
能にするよう構成されている。その手前側のポンチ部分
２ｂは、ポンチプレート４に挿通して軸端を螺合したボ
ルト９．１０で支持し、この軸線上にコンプレジョンス
プリング１１．１２を介装配置することにより偏位可能
に取付けられている。また、揺動側のグイ部分１ａ並び
にポンチ部分２ａは相対面が手前側から引続いて長尺部
材Ｓの所望曲率に相応したカーブの斜面１ｃ、　２ｃで
形成され、下り勾配のダイ側と突出方向に傾斜したポン
チ側とが互いに整合するようになっている。

揺動側ダイｌａは、グイプレート３に装着したコンプレ
ジョンスプリング１３で押しピン１４を介して横振れ方
向から押圧されている。また、他側は側面に係合ピン１
５を突出してグイプレート３の板面に装着したガイドプ
レート１６に当接することにより、ダイ１ａが固定側ダ
イと通常時は直線状に位置するように配置されている。

これに対し、揺動側ポンチ２ａはポンチプレート４に装
着したコンプレッションスプリング１７で横振れ方向よ
り弾発支持され、また他側を側板１８で支持することに
より常時は手前側ポンチ２ｂと整合している。そのポン
チ側にはポンチプレート４に突出装着したカムプレート
１９を備え、このカムプレート１９がグイ側のガイドプ
レー）１６に摺接嵌合すると共に係合ピン１５を押圧可
能に構成されている。

このように構成するプレス曲げ装置では、ダイ１に長尺
部材Ｓを載置した後にポンチプレート４を下降動してポ
ンチ２を降下すると、ポンチ２の嵌合面２′が長尺部材
Ｓを受け入れてダイｌと嵌り合うようになる。それと共
にカムプレート１９がガイドプレート１６に嵌合して係
合ピン１５を押圧し、揺動側ダイｌａをピン７を支点に
して横振れ移動する。この横振れ移動に伴って、ダイｌ
とポンチ２が嵌り合っていることにより揺動ポンチ２ａ
も横振れ移動し、それらの間に挾持した長尺部材Ｓの軸
線部分を水平方向に曲げることができる。また、揺動側
のグイ部分１ａとポンチ部分２ａとは相対面が互いに整
合する斜面で形成されているため、その間に長尺部材Ｓ
の軸線部分を挾持することにより縦方向にも曲げ加工で
きるものである。その曲げ加工工程終了後、ポンチプレ
ート４を上昇動してポンチ２をダイｌから離反すると、
揺動側のダイ部分１ａ並びにポンチ部分２ｄはコンプレ
ッションスプリング１３．１７で押圧されて元の位置に
復帰する。

このプレス曲げ装置は、予めストレッチベンダで捩れが
生じない程度に軸線的げした後、端部の大きくカーブす
る部分を曲げるよう用いることができる。その場合には
チャックＣで挾持して曲げ型Ｔに圧接する曲げ処理を単
純化できるため、この装置の曲げと相俟って所望通りの
曲率に正確に曲げ得ると共にチャックＣで挾持した部分
に捩れなどが生ずることはない。

発明の効果 以上の如く、本発明に係る長尺部材のプレス曲げ装置に
依れば、車輌両ドアーサツシュの如き複雑な複次元曲げ
を行わねばならないものでも所望通りの曲率で曲げるこ
とができ、また端部側に捩れが生じないためスクラ・ン
プ代を少なくできて材料費の節減も可能にするものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂは従来行われている長尺部材の曲げ加工工
程を示す平面図並びに正面図、第２図は同工程で曲げ加
工した長尺部材の斜視図、第３〜６図は本発明に係るプ
レス曲げ装置の構造を示す説明図、第７，８図は同装置
の動作説明図、第９図ａ、ｂは同装置を適用する前工程
の曲げ処理工程を示す平面図並びに正面図、第１Ｏ図は
本発明に係るプレス曲げ装置で端部曲げした長尺部材の
斜視図である。 Ｓ：長尺部材、１：ダイ、２：ポンチ、２′：嵌合面、
　ｌａ、　２ａ：揺動側、ｌｂ、２ｂ：他側、ｌｃ、　
２ｃ：斜面、１９：カムプレート。 第４図 第２図 １３ｍ 第４図 第５図 第７図 第８図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 予め異形横断面形状に折曲成形した長尺部材を長手方向
   に沿って載置するグイと、そのダイに相対して長尺部材
   の側面形状と相応するグイとの嵌合面を持つポンチとを
   ポンチの昇降動で近接乃至離反動可能に備え、 これらダイ並びにポンチを前後で分割して片側を横振れ
   揺動可能に他側と軸承連結し、その各揺動側を横振れ方
   向からスプリング支持すると共に、揺動側の各対向面を
   長尺部材の曲げカーブに相応した斜面で形成し、 更に、ポンチ側に揺動側ダイをスプリング支持に抗して
   押圧揺動するカムプレートを装着し、そのカムプレート
   をポンチの下降動と共に揺動タイと当接することにより
   、揺動側のグイとポンチで挾持した長尺部材の軸線曲げ
   を可能にしたことを特徴とする長尺部材のプレス曲げ装
   置。