JPH0723055Y2 - 複合プレス金型 - Google Patents

複合プレス金型

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JPH0723055Y2
JPH0723055Y2 JP3249989U JP3249989U JPH0723055Y2 JP H0723055 Y2 JPH0723055 Y2 JP H0723055Y2 JP 3249989 U JP3249989 U JP 3249989U JP 3249989 U JP3249989 U JP 3249989U JP H0723055 Y2 JPH0723055 Y2 JP H0723055Y2
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JP
Japan
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die
shaped bending
punch
twist
press
Prior art date
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JP3249989U
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JPH02123313U (ja
Inventor
文雄 後藤
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、平坦な金属基板の両サイドに張り出す掛け止
用フックとしての耳部にV字曲げ,および捻り加工を施
すプレス金型に関する。
〔従来の技術〕
まず、第5図に本考案の実施対象となる加工物の製品形
状を示す。図において、1は平坦な金属基板、2は基板
1の左右両サイドに張り出して次記のようにプレス加工
して成形された耳部である。この耳部2は第6図
(a),(b)で示すように、プレス加工前の状態で平
坦面を呈しているL字形の耳部に対し、まず加工線Pに
沿って角度90゜にV字曲げし、さらに加工線Qに沿い基
板1を基準面として脚部に45゜の角度に捻りを加えて成
形されたものである。
一方、従来では前記した耳部2のV字曲げ,捻りプレス
加工を次記のように各独立した二つの工程に分けて実施
している。すなわち、耳部2にV字曲げ加工を施すに
は、第7図に示すようにV字形のパンチ3aとダイ3bを組
合せたV字曲げプレス金型3を用いてプレス加工する。
次にV字曲げ加工済みの加工物を第8図に示す捻りプレ
ス金型4に移して捻り加工を行う。図中で4aは捻りパン
チ、4bは捻りダイ、4cはストリッパである。なお、V字
曲げプレス金型3,捻りプレス金型4のプレス動作は周知
でありここではその説明を省く。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、前記した従来のプレス加工法では、耳部2に
V字曲げ,捻り加工を施すのに各独立した二つのプレス
金型で別々に行う工程が必要であるために、設備,人員
配置などが増す他、プレス金型への加工物の位置決めな
どに起因する累積誤差が大となり、製品の寸法精度の維
持が困難となる。
本考案は上記の点にかんがみなされたものであり、従来
では耳部のV字曲げ,捻りプレス加工を二つの工程に分
けて実施していたものを、1工程で連続的に加工できる
ようにした複合プレス金型を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本考案のプレス金型は、V
字曲げパンチ部,および捻りパンチ部を併設した下押し
式の上型と、上型に対向して下方からばね付勢された可
動式のV字曲げダイ,および固定の捻りダイを併設した
下型との組合せ構造体として成り、上型を下押しするス
トロークの前半工程でV字曲げパンチ部,ダイで耳部を
V字曲げ加工し、後半工程では耳部をV字曲げパンチ
部,ダイの間に挟持したまま捻りパンチ部,ダイで基板
を垂直角度に旋回させて捻り加工するよう構成したもの
である。
〔作用〕
上記の構成で、プレス金型に加工物をセットして上型を
下押し操作すると、そのストロークの前半工程ではV字
曲げパンチ部,ダイが先に作動して耳部をV字曲げ加工
する。さらに続けて上型を下押しするストロークの後半
工程では、V字曲げパンチ部,ダイの間に耳部を挟持し
たままV字曲げダイがばねに抗して下方に後退し、同時
に捻りパンチ部,ダイの動作で基板を垂直姿勢に旋回
し、これにより耳部の脚部が所定角度に捻り加工され
る。
〔実施例〕
第1図,第2図は第5図に示した製品を加工対象物とす
る本考案実施例のプレス金型の構成図、第3図,第4図
はそれぞれV字曲げ,捻りプレス加工の動作説明図であ
る。
まず、第1図,第2図において、プレス金型は上型5と
下型6との組合せから成り、上型5は製品の耳部2(第
5図)に対応する左右一対のV字曲げパンチ部5aと、パ
ンチ部5aの間にまたがる捻りパンチ部5bとを備えてい
る。これに対して、下型6は、前記したV字曲げパンチ
部5aと対をなす上下可動式のV字曲げダイ6aと、捻りパ
ンチ部5bと対をなす固定の捻りダイ6bとを備えている。
また、下型6にはパンチパット7,バッキングプレート8,
下型ホルダ9が結合されており、ここで前記したダイ6a
はパンチパット7のガイド穴7aに嵌挿され、かつダイ6a
に連結してバッキングプレート8を貫通した吊りボルト
6cと下型ホルダ9との間にダイ6aを上方に向けて押圧付
勢するばね10が介装されている。なお、前記の捻りパン
チ部5bと捻りダイ6bの対向面間には金属基板1の板厚に
相応したギャップgが設定されている。また、ばね10の
ばね力は、V字曲げ加工の際に加える加圧力に対してダ
イ6aを定位置に保持する強さに選定されている。
次に上記したプレス金型によるプレス動作を第3図,第
4図について説明する。まず、上型5が上死点にある状
態で下型6の上に第5図に示した製品の加工物を第3図
のセット位置I(鎖線)に水平姿勢に装荷する。この場
合にダイ6bに設けた位置決め突起6dを頼りに基板1を位
置決めする。この状態で図示されてないラム機構で上型
5を下降操作すると、まず耳部2を上下からV字曲げパ
ンチ部5a,ダイ6aが挟み、その加圧力で耳部がV字曲げ
加工される。この時点では基板1は金型から何等の拘束
を受けないので、V字曲げ加工と同時に基板1はセット
位置IからIIで示すように姿勢が斜め角度45゜に傾く。
引き続いて上型5をさらに下降操作するストローク工程
の後半では、耳部2をV字曲げパンチ部5aとダイ6aとの
間に挟持したまま、第4図のようにダイ6aが付勢ばね10
に抗して下方に後退し、同時に基板1が上型5の捻りパ
ンチ部5bとダイ6bとの間に挟まれる形で耳部2を中心に
IIで示す斜め姿勢からIIIで示す垂直姿勢に旋回する。
これにより耳部2と基板1との間の脚部が角度45゜に捻
り加工される。
〔考案の効果〕
本考案によるプレス金型は、以上説明したように構成さ
れているので、次記の効果を奏する。
(1)同じプレス金型にV字曲げ,捻り加工用のパン
チ,ダイが併設されており、したがって上型の下押しス
トローク操作により、金属基板のサイドに張り出した耳
部に対し、同じ工程でV字曲げ,および捻り加工を連続
して行うことができ、従来のプレス加工法と比べて工数
を半減できる。
(2)プレス金型へ加工物をセットする際の位置決め回
数が1回で済み、これにより位置決めに起因する加工位
置の誤差,ばらつきが少なくなり、製品の加工精度の向
上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のプレス金型の全体構造を示す正
面図、第2図は第1図の要部の縦断面図、第3図,第4
図はそれぞれV字曲げ,捻りプレス加工の動作説明図、
第5図(a),(b)は加工対象となる製品の平面図,
および側面図、第6図(a),(b)は第5図における
耳部のプレス加工状態図、第7図(a),(b)、およ
び第8図(a),(b)はそれぞれ従来におけるV字曲
げ加工,捻り加工の工程図である。図において、 1:金属基板、2:耳部、5:上型、5a:V字曲げパンチ部、5
b:捻りパンチ部、6:下型、6a:V字曲げダイ、6b:捻りダ
イ、10:付勢ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属基板より側方に張り出した耳部に対
    し、V字曲げ,および捻り加工を行う複合プレス金型で
    あって、V字曲げパンチ部,および捻りパンチ部を併設
    した下押し式の上型と、上型に対向して下方からばね付
    勢された可動式のV字曲げダイ,および固定の捻りダイ
    を併設した下型との組合せ構造体として成り、上型を下
    押しするストロークの前半行程でV字曲げパンチ部,ダ
    イで耳部をV字曲げ加工し、後半行程では耳部をV字曲
    げパンチ部,ダイの間に挟持したまま捻りパンチ部,ダ
    イで基板を垂直角度に旋回させて捻り加工するよう構成
    したことを特徴とする複合プレス金型。
JP3249989U 1989-03-22 1989-03-22 複合プレス金型 Expired - Lifetime JPH0723055Y2 (ja)

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JPH02123313U JPH02123313U (ja) 1990-10-11
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