JPS60202180A - 一液型弾性シ−ラント - Google Patents

一液型弾性シ−ラント

Info

Publication number
JPS60202180A
JPS60202180A JP59060391A JP6039184A JPS60202180A JP S60202180 A JPS60202180 A JP S60202180A JP 59060391 A JP59060391 A JP 59060391A JP 6039184 A JP6039184 A JP 6039184A JP S60202180 A JPS60202180 A JP S60202180A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parts
component
incyanate
sealant
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP59060391A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Moroishi
裕 諸石
Isoji Sakai
酒井 五十治
Shoji Tawara
昌治 田原
Isao So
宗 伊佐雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP59060391A priority Critical patent/JPS60202180A/ja
Publication of JPS60202180A publication Critical patent/JPS60202180A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Material Composition (AREA)
  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、分子内に遊離のインシアネート基を有する
アクリル−ポリオキシアルキレン系プレポリマーを主成
分とし、空気中の水分によって硬化しうる一液型弾性シ
ーラントに関する。
建造物などの目地に充填するシーラントは、目地を構成
する建材などの熱的影響などによる変動に応じて伸縮で
きる弾性特性、とくに低モジュラスで高伸びを有してい
ることが必要で、また耐候性にすぐれたものが望まれる
従来から、ポリオキシアルキレンポリオールに有機ジイ
ソシアネートを反応させて得られる分子末端にインシア
ネート基を有するプレポリマーを生成分として充填剤、
軟化剤などが配合された空気中の水分によって硬化しう
る一液型ウレタン系シーラントが知られているが、この
ような従来のウレタン系シーラントは耐候性に問題があ
り、長期間屋外暴露されるきシーラントの表面にひび割
れが生じるという欠点があった。
これに対して、最近ではアクリル系低分子量共重合体に
インシアネート基を導入して得られる分子内に遊離のイ
ンシアネート基を有するアクリル系プレポリマーを主成
分とする一液型アクリル系弾性シーラントが知られるよ
うになってきた。この種のシーラントは耐候性、耐久性
、耐熱性、着色性などに優れるという利点を有している
しかしながら、このアクリル系シーラントでは、シーラ
ントの施工作業性とシーラント硬化物の特性、特にモジ
ュラス、伸びなどの弾性特性の調整が難しいという欠点
がある。すなわち、シーラント硬化物を低モジュラスで
高伸びとするためには、アクリル−系プレポリマー分子
内のインシアネート基間の分子鎖が長いことが必要であ
り、この分子鎖を長くするために通常、シーラントの施
工作業性を低下させない範囲内でアクリル系プレポリマ
ーの分子量を高くして1分子あたりのインシアネート基
含量(重量%)が低くなるようにしている。
しかし、アクリル系プレポリマー中に導入されているイ
ンシアネート基の位置は不特定であるため、上記のよう
に分子量を高くしても所望の弾性特性を得られない場合
がある。一方、アクリル系プレポリマーの分子量をさら
に高くした場合には、所望の弾性特性が得られやすいが
シーラントの粘度が高くなりすぎて施工作業性を低下さ
せることになる。
そこで、この発明者らは、上記のような欠点をもたず、
建造物などの目地充填用として充分な弾性特性、特に低
モジュラス、高伸びを有するとともに耐候性などにもす
ぐれ、しかも施工作業性にもすぐれたー液型弾性シーラ
ントを得ることを目的として種々検討した結果、この発
明をなすに至った。
すなわち、この発明は、数平均分子量400以上のポリ
オキシアルキレンポリオールに有機ジイソシアネートを
反応させて得られる分子末端にインシアネート基を有す
るポリオキシアルキレン系イソシアネート成分と、a)
インシアネート基と反応しうる官能基を有する不飽和単
量体とb)一般式; %式% (ただし、R1は水素もしくはメチル基を、R2は炭素
数2〜14のアルキル基を示す。)で表わされる不飽和
単量体とを共重合させて得られるアクリル系低分子量共
重合体とを、この共重合体中のイソシアネート基と反応
しうる官能基1当量に対して前記のポリオキシアルキレ
ン系インシアネート成分のインシアネート基が18〜4
.0当量となる割合で反応させて得られるプレポリマー
100重量部に、反応促進触媒0.01〜10重量部と
充填・剤30〜200重量部とを配合し、この配合物を
脱水処理してなる一液型弾性シーラントに係るものであ
る。
この発明の一液型弾性シーラントは、分子末端にイソシ
アネート基を有するポリオキシアルキレン系イソシアネ
ート成分と、インシアネート基と反応しうる官能基を分
子内に有するアクリル系低分子量共重合体とを上記の特
定割合で反応させて得られるプレポリマーを主成分とし
ている。このため、このシーラントはアクリル系シーラ
ントとしてのすぐれた耐候性を有するとともに、前記の
プレポリマーにおけるインシアネート基が長鎖のほぼ両
末端に位置するため、プレポリマーの分子量を、シーラ
ントの施工作業性を良好に維持しうる範囲内に保ちなが
ら低モジュラスで高伸び−という所望の弾性特性を有す
るものとなっている。
つまり、この発明の一液型弾性シーラントは、建造物な
どの目地充填用として充分な弾性特性を有するとともに
耐候性にもすぐれ、しかも施工作業性も良好なものであ
る。
前記のプレポリマーを得るために用いる分子末端にイン
シアネート基を有するポリオキシアルキレン系インシア
ネート成分は、末端基定量法により測定される数平均分
子量が400以上、好ましくは400〜6.000のポ
リオキシアルキレンポリオールに有機ジイソシアネート
を反応させて得られる。このポリオールの数平均分子量
が400未満では、シーラント硬化物のモジュラスが高
くなるとともに伸びが低下するため不適当である。
また、この数平均分子量が高すぎるとシーラントの粘度
が高くなり施工作業性が低下するため好ましくない。
このポリオールは通常多価アルコールとアルキレンオキ
シドとを反応させて得られる。この多価アルコールとし
ては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコ−
/lz、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチ
ロールプロパンなどが挙げられるが、好ましくはエチレ
ングリコール、プロピレングリコールなどのジオール類
、グリセリンなどのトリオール類を用いる。。また、前
記アルキレンオキシドとしては、プロピレンオキシド、
エチレンオキシド、ブチレンオキシドなどが挙げられ、
これらを単独もしくは2種以上の混合で用いる。
前記のポリオールに反応させる有機ジイソシアネートと
しては、このポリオールにインシアネート基を導入しう
るものであれば特に制限はなく、たとえば4・4′−ジ
フェニルメタンジイソシアネート、3・3′−ジメチル
−4・4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、4・
4−シクロヘキシルメタンジイソシアネート、トルイレ
ンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
、キシリレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソ
シアネート、m−フェニレンジイソシアネート、イソホ
ロンジイソシアネート、1・3−ビスイソシアナートメ
チルシクロヘキサン、4・4−イソプロピリデンジシク
ロヘキシルイソシアネートなどがあり、これらを単独で
もしくは2種以上の混合で用いる。
この有機ジイソシアネートの使用量としては、前記のポ
リオールの水酸基1当量に対して、この有機ジイソシア
ネートのインシアネート基が18〜23当量となるのが
好ましい。この使用量が少なすぎると、得られるポリオ
キシアルキレン系インシアネート成分の分子量が高くな
って高粘度となったり、場合によってはゲル化するため
好ましくない。また、この使用量が多すぎると未反応の
有機ジイソシアネートの量が多くなってシーラント硬化
物のモジュラスが高くなったり伸びが低下するため好ま
しくない。
前記のポリオールと有機ジイソシアネートを反応させる
には通常の方法に従って行えばよく、反応温度および反
応時間は、有機ジイソシアネートの種類によって異なる
が、通常は室温〜150°Cの範囲の温度で数時間〜数
十時間反応させればよい。この際、必要とあればジブチ
ルチンジラウレートなどの触媒を用いてもよい。
なお、上記の反応を行わせるにあたっては、前記のポリ
オールをあらかじめ減圧加熱などにより脱水処理してそ
の水分量を0,05重量%以下にしておくことが望まし
い。
このようにして得られたポリオキシアルキレン系インシ
アネート成分と反応させるアクリル系低分子量共重合体
は、a)インシアネート基と反応しうる官能基を有する
不飽和単量体とb)一般式;%式% (ただし、R1は水素もしくはメチル基を、R2は炭素
数2〜14のアルキル基を示す。)で表わされる不飽和
単量体とを通常の重合開始剤および連鎖移動剤の存在下
に共重合させることにより製造されるものであり、a成
分単量体によって導入されたインシアネート基と反応し
うる官能基を通常−分子中に平均18〜25個有し、蒸
気圧浸透法による数平均分子量が通常1,000〜20
,000の範囲にあるものが好ましく用いられる。
−分子中に平均1.8〜25個の官能基を有するとは、
前記アクリル系低分子量共重合体が分子量分布を有し、
かつこの低分子量共重合体中の官能基の数が0.1.2
・ n個となる場合があるが、数平均分子量に対し18
〜2.5個の官能基が含まれるものであることを意味す
る。この官能基の数があまり少なすぎるとシーラント硬
化物の強度が弱(、またあまり多すぎる場合にはシーラ
ント硬化物の伸び率が少なくなる。
また、前記のアクリル系低分子量共重合体の数平均分子
量が低すぎるとシーラント硬化物のモジユラスが高くな
り伸びが小さくなるため好ましくなく、この分子量が高
ずきるとシーラントの粘度が高くなり作業性が低下する
ため好ましくない。
ここで使用するa成分単量体としては、イソシアネート
基と反応しうる官能基たとえはカルボキシル基、水酸基
、アミ7基などを有する不飽和単量体であればよく、具
体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、2−ヒドロ
キシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタク
リレート、ポリエチレングリコールアクリレート(メタ
クリレート)、ポリプロピレングリコールアクリレート
(メタクリレート)、N−メチルアミノエチルアクリレ
ート、N−メチルアミノエチルメタクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルメタクリレートなどが挙げられる。
これらのa成分単量体は、後述するb成分単量体に対す
るモル比が115〜11500となるような割合で用い
るのがよく、この範囲内で、それ自体の重合性比や重合
開始剤および連鎖移動剤の使用量によって決定される重
合度などを勘案して共重合体分子中に通常平均18〜2
5個の官能基が導入されるように決定する。
上記a成分単量体と共重合させるb成分単量体は、一般
式 %式% (ただし、R1は水素もしくはメチル基を、R2は炭 
、・素数2〜14のアルキル基を示す。)で表わされる
アルキルアクリレートもしくはアルキルメタクリレート
で、これらの一種もしくは二種以上を使用する。
上記一般式中のアルキル基(R2)は分岐状であっでも
非分岐状であっても差支えなく、このアルキル基の具体
例としてはエチル、n−ブチル、イソブチル、1−エチ
ルプロピル、■−メチルペンチル、2−メチルペンチル
、3−メチルペンチル、1−エチルブチル、2−エチル
ブチル、イソオクチル、3・5・5−トリメチルヘキシ
ル、デシル、ドデシルなどを挙げることができる。この
アルキル基の炭素数が14を越えるものを用いた場合に
は弾性シーラント用の組成物と、して建材などの目地拐
に対する接着性に問題が生じる。
なお、この発明においては上記す成分単量体のうち、そ
の約半分までは他の共重合可能な不飽和単量体に置換す
ることができる。共重合可能な不飽和単量体の具体例と
してはビニルピリジン、ビニルエーテル類、アクリロニ
トリル、メタクリレートリル、メチルメタクリレート、
N−N−ジメチルアミノエチルアクリレート、ハロゲン
化ビニル、ブタジェン、クロロプレン、スチレン、アク
リル酸アミド、ビニルピロリドン、シクロへキシルアク
リレート、グリシジルアクリレート、β−エトキシアク
リレート、酢酸ビニル、モノ(2−ヒドロキシエチル−
α−クロロアクリレート)アシッドフォスフェート、フ
ルオロアルキルアクリレートなどが挙げられる。
これら不飽和単量体の種類および使用割合は弾性シーラ
ントの使用目的に応じて適宜決定すればよいが、b成分
単量体との総量中に占める割合が半分より多くなるとア
クリル系シーラントとじての前記特性が損われるおそれ
がある。
この発明で使用する重合開始剤としては、ベンゾイルパ
ーオキシド、ラウロイルパーオキシド、メチルエチルケ
トンパーオキシド、アゾビスイソブチロニトリル、アゾ
ビスバレロニトリルなど公知の重合開始剤が使用でき、
通常はb成分単量体100重量部に対して01〜2重量
部の割合で使用する。
また、連鎖移動剤としては、重合の途中で重合連鎖を移
動しうる能力の大きな化合物であればよく、具体的には
四塩化炭素、四臭化炭素、n−ブチルメルカプタン、ラ
ウリルメルカプタンなどを挙げることができる。これら
の連鎖移動剤は、b成分単量体100重量部に対して一
通常01〜15重量部の割合で使用されるが、この使用
量を変えることによりアクリル系低分子量共重合体の分
子量を変化させることがでべろ。
分子量の調節は重合開始剤の量を変化させることによっ
てもなし得るが、たとえば重合開始剤を多量に使用して
分芋量を低下させようとする場合には、重合発熱が大き
くなって重合操作上非常な困難をきたす。ところが連鎖
移動剤を使用する場合には発熱が問題にならず、アクリ
ル系低分子量共重合体の製造を容易になしうる。
前記a成分単量体とb成分単量体とを共重合させるには
常法に準じて行えばよく、まず所定割合のa成分単量体
とb成分単量体と連鎖移動剤との混合物を重合槽に仕込
む。仕込み方法については、重合当初から全量を一括し
て仕込んでもよいし、はじめに一部だけを仕込み、残り
を重合反応の進行とともに滴下法により徐々に仕込んで
もよい。
重合開始剤は、前記単量体と連鎖移動剤との混合物が仕
込まれた1浴が所定の重合温度になり、しかも重合槽内
の空気を窒素などの不活性気体で充分に置換してから添
加するのがよい。
この重合反応においては連鎖移動剤の使用が重合制御を
容易にするため、媒体としての溶剤を必要としないが、
特に溶剤の使用を望むならば、たとえばn−へブタン、
トルエン、n−ヘキサン、ジオキサン、メチルエチルケ
トン、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、イソプロ
パツールなどの溶剤を使用すればよい。
重合温度は、単量体および重合開始剤の種類により異な
るが、一般に約50〜90°Cの範囲が好適である。も
し重合温度が高くなりすぎて発熱が激しすぎるときは水
冷などの手段により適当に調節する。
重合時間は主として上記重合温度および単量体の種類に
依存する。未反応の単量体ができるだけ残存せず、かつ
ゲル状化物が生じないように反応終点を定めるが、通常
は発熱が生じなくなった時点を終点とすれば便利である
このようにして得られたアクリル系低分子量共重合体と
前記のポリオキシアルキレン系インシアネート成分とを
、この共重合体中のイソシアネート基と反応しつる官能
基1当量に対して、インシアネート成分のインシアネー
ト基が18〜40当量、好ましくは2.0〜35当量と
なるように配合し、加熱もしくは触媒を添加してイソシ
アネート基と共重合体の官能基とを反応させることによ
りプレポリマーが得られる・。上記のインシアネート基
が18当量未満てはプレポリマーの分子量が高くなって
高粘度となったり、場合によってはゲル化する。また、
4当量を超えるとシーラントの耐候性が低下する。なお
、通常は前記の割合でかつ共重合体100重量部に対し
てインシアネート成分が5〜500重量部の範囲となる
ように配合して反応させるのが好ましい。
以上のようにして得られたプレポリマーは、通常、分子
内に含まれる遊離のインシアネート基の含量が05〜3
.5重量%の範囲にあり、このプレポリマーは空気中の
水分による硬化が可能でこの発明の一液型弾性シーラン
トの主成分として用いられる。
この発明で用いる反応促進触媒とは前記のプレポリマー
中の遊離のイソシアネート基と空気中の水分との反応を
促進するための触媒であり、ウレタン化反沁に一般に用
いられる各種の触媒がいずれも使用できる。その好まし
い具体例としてはジブチルチンジラウレート、オクチル
酸スズ、オクチル酸鉛、モノブチルチンオキシド、ジオ
クチルチンジラウレート、オクチル酸マンガンの如き有
機金属化合物、N−N−ジメチルシクロヘキシルアミン
、トリーn−ブチルアミン、トリエチレンジアミン、N
−N−ジメチルベンジルアミン、■・8−ジアザビシク
ロ[5・4・6〕ウンデセン−7の如きアミン化合物お
よびこれらの塩などが挙げられる。
これらの反応促進触媒は前記のプレポリマー100重量
部に対して001〜10重量部、好ましくは0.5〜5
重量部の割合で添加するのがよい。この触媒の使用量が
001重量部未満の場合には上記反応の促進効果が充分
でない。この反応促進効果は使用量の増大とともに大き
くなるが、10重量部程度のところでほとんど飽和して
しまい、それ以上の量の触媒を添加しても反応促進効果
の増大はほとんど認められない。
この発明で用いる充填剤は、この発明の弾性シーラント
の強度を向上させるとともにシーラントの粘度を適度な
ものとして作業性を向上させるためのものであって、た
とえば炭酸カルシウム、シリカ粉、タルク、ガラス粉、
マグネシア、粘土粉、酸化チタンなどが□好ましく用い
られる。その添加割合は前記のプレポリマー100重量
部に対して30〜200重量部、好ましくは50〜15
0重量部とするのがよく、30重量部未満では所望の強
度を有するものが得に<<、また200重量部を超える
と、硬化物の伸び率が低くなってしまい、好ましい弾性
特性を得ることが難しい。
なお、これら充填剤を配合するにあたっては、あらかじ
め減圧加熱などにより脱水して水分量を01重量%以下
としておくことが好ましい。
この発明の一液性弾性シーラントは、所定割合のプレポ
リマーと反応促進触媒と充填剤とを通常の混合機で充分
に混合し、さらに必要に応じて一般のシーラントに使用
されるような顔料、揺変剤、老化防止剤、防カビ剤、酸
化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、オゾン劣化防止剤、
粘着付与剤などを添加混合して1.この全配合物を最後
に脱水処理することにより得られる。
脱水処理は通常の脱水処理法たとえば減圧加熱法などを
採用して行えばよ(、この場合配合系の水分量を一般に
005重量%以下とするのが望ましく、配合物中の水分
量が多い場合には、シーラント施工までの間にこの水分
とプレポリマー中のインシアネート基とが反応して粘度
が上昇し、作業性が悪くなったり最悪の場合には硬化し
てしまうおそれがある。
なお脱水処理は特別な場合ゼオライト、シリカゲルなど
の吸湿剤ないし乾燥剤を使用して行うこ、ともでき、こ
の場合は系内の水分を吸収させたこれらの添加剤を配合
物中からあえて取り除かなくてもシーラントの貯蔵安定
性を図り得る。
以下に、この発明の実施例を記載する。なお、以下にお
いて部とあるのは重量部を、%とあるのは重量%を、分
子量とあるのは数平均分子量をそれぞれ意味する。
実施例1 n−ブチルアクリレート100部、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート11部およびラウリルメルカプタン4部
を配合し、この配合組成物の30%を4つ目フラスコに
入れて窒素を流通させながら撹拌下に70°Cまで加温
した。フラスコ内を約60分間窒素置換した後、α・α
′−アゾビスイソブチロニトリル0.1部を加えるとす
みやかに発熱が始まった。この発熱がやや隠やかになっ
てから上記組成物の残りにα・α′−アゾビスイソブチ
ロニトリル02部を加えた1ものを滴下漏斗を用いてフ
ラスコ内に徐々に滴下した。滴下時間は約3時間であり
、以後発熱が認められなくなった時点で重合を終了した
このようにして得られたアクリル系低分子量共重合体は
重合率100%、B型回転粘度計による粘度が20ポイ
ズ(308C,2rpm)、蒸気圧浸透法による分子量
が2,500,1分子あたりの水酸基数が214であっ
た。
一方、末端基是量法による分子量が1,500のポリプ
ロピレングリコール100部を減圧加熱して充分に脱水
したのち、これにジブチルチンジラウレート0.001
部を加えて充分に撹拌し、次いで2・4−トリレンジイ
ソシアネート24.3部を加え、撹拌しなから65°C
に加温した。約5時間で反応が終了し、ポリオキシプロ
ピレン系インシアネート成分(インシアネート基含量4
5%)を得た。
このインシアネート成分100部に、前記のアクリル系
低分子量共重合体60部を脱水処理したものを加え、6
5°Cで5時間反応させてプレポリマー(インシアネー
ト基含量15%)を得た。
このプレポリマー100部に炭酸カルシウム76部、二
酸化チタン7部、エーテル・エステル型界面活性剤(楠
本化成社表向品名デイスパロン360ON)5部、酸化
防止剤(チバガイギー社製商品名イルガノックス101
0)0.5部およびジブチルチンジラウレート01部を
配合した。この配合組成物をニーダ−により予備混合し
たのち3本ロールにより混練し、次いでニーターにより
減圧加熱を行い、配合組成物中の水分量が(1,01%
となるまで脱水処理してこの発明の一液型弾性シーラン
トを得た。
実施例2 2−エチルへキシルアクリレート95部、スチレン5部
、2−ヒドロキシエチルアクリレート9部、n−ブチル
メルカプタン3部からなる配合組成物を用いて実施例1
と同様にしてアクリル系低分子量共重合体を得た。この
共重合体は重合率100%、B型回転粘度計による粘度
が35ポイズ(30°C72r pm)、蒸気圧浸透法
による分子量が2.900.1分子あたりの水酸基数が
207であった。
一方、末端基定量法による分子量が1.000のポリプ
ロピレングリコール70部と末端基定量法による分子量
が1500のポリ(オキシプロピレン)トリオール30
部とを混合して減圧加熱して充分に脱水したのち、これ
にジブチルチンジラウレート0.001部を加えて充分
に撹拌し、次いで2・4−トリレンジイソシアネート3
66部を加えて撹拌しなから65°Cまで加温した。約
5時間で反応が終了し、ポリオキシプロピレン系インシ
アネート成分(イーンシアネート基含it6.1%)を
得た。
このインシアネート成分100部に前記のアクリル系低
分子量共重合体100部を脱水処理したものを加えて、
65°Cで5時間反応させプレポリマー(インシアネー
ト基含量16%)を得た。
このプレポリマー100部に炭酸カルシウム100部、
二酸化チタン17部、酸化カルシウム20部、エーテル
・エステル型界面活性剤(実施例1と同じもの)5部、
ジブチルチンジラウレート0.2部およびカーボンブラ
ンク02部を配合した。この配合組成物をニーダ−で予
備混合したのち3本ロールで充分に混練し、次いで再び
ニーダ−に入れて減圧加熱し、配合組成物中の水分量が
0.01%となるまで脱水処理してこの発明の一液型弾
性シーラントを得た。
実施例3 末端基定量法による分子量が2,000のポリプロピレ
ングリコール100部を減圧加熱して充分に脱水したの
ち、これにジブチルチンジラウレー1−0.001部を
加えて充分に撹拌し、次いて1・3−ビスイソシアナー
トメチルシクロヘキサン20,4部を加えて撹拌しなが
ら65℃まで加温した。約5時間で反応が終了しポリオ
キシプロピレン系イソシアネート成分(インシアネート
基含量34%)を得た。
このインシアネート成分100部に実施例1のアクリル
系低分子量共重合体40部を脱水処理したものを加えて
、65°Cで5時間反応させプレポリマー(インシアネ
ート基含量16%)を得た。
このプレポリマーを用いて実施例1と同様にしてこの発
明の二液型弾性シーラントを得た。
実施例4 n−ブチルアクリレート80部、n−ブチルメタクリレ
ート20部、メタクリル酸8部、ラウリルメルカプタン
4部からなる配合組成物を用いて寥流側1と同様にして
アクリル系低分子量共重合体を得た。この共重合体は重
合率99.5%、B型回転粘度計による粘度が35ポイ
ズ(30℃、 2 rpm)、蒸気圧浸透法による分子
量が2,600.1分子あたりのカルボ判シル基数が2
.09であった。
この共重合体を用いて実施例1と同様にしてプレポリマ
ー(インシアネート基含量1.6%)を得た。このプレ
ポリマーに実施例1と同様に充填剤等の添加剤を配合し
脱水処理して°この発明の一液型弾性シーラントを得た
上記実施例1〜4で得られた一液型弾性シーラントにつ
いて、J I S −A−5758に基づいて特性評価
を行ったところ、いずれのシーラントもスランプはOm
mであり、汚染性が無かった。また、押出し性、引張接
着性は次表に示す値であった。
また、上記実施例1〜4の一液型弾性シーラントについ
て硬化物の屋外暴露試験(6力月間)を行ったところい
ずれにも表面の亀裂は生じなかった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)数平均分子量400以上のポリオキシアルキレン
    ポリオールに有機ジイソシアネートを反応させて得られ
    る分子末端にイソシアネート基を有するポリオキシアル
    キレン系イソシアネート成分と、a)インシアネート基
    と反応しうる官能基を有する不飽和単量体とb)一般式
    ; %式% (ただし、R1は水素もしくはメチル基を、R2は炭素
    数2〜14のアルキル基を示す。)で表わされる不飽和
    単量体とを共重合させて得られるアクリル系低分子量共
    重合体とを、この共重合体中のイソシアネート基と反応
    しうる官能基1当量に対して前記のポリオキージアルキ
    レン系インシアネート成分のインシアネート基が1,8
    〜4.0当量となる割合で反応させて得られるプレポリ
    マー100重量部に、反応促進触媒001〜10重量部
    と充填剤30〜200重量部とを配合し、この配合物を
    脱水処理してなる一液型弾性シーラント。
JP59060391A 1984-03-27 1984-03-27 一液型弾性シ−ラント Pending JPS60202180A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59060391A JPS60202180A (ja) 1984-03-27 1984-03-27 一液型弾性シ−ラント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59060391A JPS60202180A (ja) 1984-03-27 1984-03-27 一液型弾性シ−ラント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS60202180A true JPS60202180A (ja) 1985-10-12

Family

ID=13140801

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59060391A Pending JPS60202180A (ja) 1984-03-27 1984-03-27 一液型弾性シ−ラント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60202180A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01279913A (ja) * 1988-05-06 1989-11-10 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 硬化性組成物
JP2003034710A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Asahi Kasei Corp アクリル系ポリイソシアネート組成物及びそれを含むシーリング材

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01279913A (ja) * 1988-05-06 1989-11-10 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 硬化性組成物
JP2003034710A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Asahi Kasei Corp アクリル系ポリイソシアネート組成物及びそれを含むシーリング材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4002998B2 (ja) 湿分硬化性ホットメルト組成物
US4259231A (en) One-part curable elastic sealant
JPS6076589A (ja) 一液型弾性シ−ラント
JPS60202180A (ja) 一液型弾性シ−ラント
JPH0310649B2 (ja)
JPS61115983A (ja) 一液型弾性シ−ラント
JPS60202181A (ja) 一液型弾性シ−ラント
JPH0222781B2 (ja)
JP3433997B2 (ja) ポリサルファイド含有ブロック共重合体、その製造方法及びその硬化型組成物
JPS6166778A (ja) 一液型弾性シ−ラント
JPS61118486A (ja) 一液型弾性シ−ラント
JPS6053583A (ja) 弾性シ−ラント
JPS61103978A (ja) 一液型弾性シ−ラント
JPS62575A (ja) 一液型弾性シ−ラント
JPS62574A (ja) 一液型弾性シ−ラント
JPS59176378A (ja) 弾性シ−ラント
JPS61293284A (ja) 一液型弾性シ−ラント
JPS6166779A (ja) 一液型弾性シ−ラント
JPS62573A (ja) 一液型弾性シ−ラント
JPS6053584A (ja) 弾性シ−ラント
JPS61293283A (ja) 一液型弾性シ−ラント
JPS6166780A (ja) 一液型弾性シ−ラント
JPS6274982A (ja) 弾性シ−ラント
JPS6274981A (ja) 弾性シ−ラント
JPS6183277A (ja) 弾性シ−ラント