JPS6166778A - 一液型弾性シ−ラント - Google Patents

一液型弾性シ−ラント

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Publication number
JPS6166778A
JPS6166778A JP19023284A JP19023284A JPS6166778A JP S6166778 A JPS6166778 A JP S6166778A JP 19023284 A JP19023284 A JP 19023284A JP 19023284 A JP19023284 A JP 19023284A JP S6166778 A JPS6166778 A JP S6166778A
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JP
Japan
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prepolymer
weight
parts
sealant
molecular weight
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Pending
Application number
JP19023284A
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English (en)
Inventor
Yutaka Moroishi
裕 諸石
Isoji Sakai
酒井 五十治
Shoji Tawara
昌治 田原
Isao So
宗 伊佐雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6166778A publication Critical patent/JPS6166778A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] この発明は建造物の目地充填用などとして有用な空気中
の水分によって硬化しうる一液型弾性シーラントに関す
る。
〔従来の技術〕
建造物などの目地に充填するシーラントは、目地を構成
する建材などの熱的影響などによる変動に応じて伸縮で
きる弾性特性、とくに低モジュラスで高伸びを有してい
ることが必要で、また耐候性にすぐれたものが望まれる
従来から、ポリオキシアルキレンポリオールに有機ジイ
ソシアネート化合物を反応させて得られる分子末端にイ
ソシアネート基を有するプレポリマーを主成分として充
填剤、軟化剤などが配合された空気中の水分によって硬
化しうる一液型ウレタン系シーラントが知られているが
、このような従来のウレタン系シーラントは耐候性に問
題があり、長期間屋外暴露されるとシーラントの表面に
ひび割れが生じるという欠点があった。
これに対して、最近では(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル系低分子量共重合体にイソシアネート基を導入し
て得られる分子内に遊離のイソシアネート基を有するア
クリル系プレポリマーを生成分とする一液型アクリル系
弾性シーラントが知られるようになってきた。この種の
シーラントは耐候性、耐久性、耐熱性、着色性などに優
れるという利点を有している。
しかしながら、このアクリル系シーラントでは、シーラ
ントの施工作業性とシーラント硬化物の特性、特にモジ
ュラス、伸びなどの弾性特性の調整が難しいという欠点
がある。すなわち、シーラント硬化物を低モジュラスで
高伸びとするためには、アクリル系プレポリマー分子内
のイソシアネート基間の分子鎖を長くすることが必要で
あり、この分子鎖を長(するために通常シーラントの施
工作業性を低下させない範囲内でアクリル系プレポリマ
ーの分子量を高くして1分子あたりのイソシアネート基
含量(重量%)が低くなるようにしている。
しかし、アクリル系プレポリマー中に導入されているイ
ソシアネート基の位置は不特定であるため、上記のよう
に分子量を高くしても所望の弾性特性を得られない場合
がある。一方、アクリル系プレポリマーの分子量をさら
に高くした場合には、所望の弾性特性が得られやすいが
シーラントの粘度が高くなりすぎて施工作業性を低下さ
せることになる。
[発明が解決しようとする問題点〕 この発明は、上記の如〈従来の一液型の弾性シーラント
では耐候性、弾性特性および施工作業性をいずれも満足
させることが難しいという問題点を解決して、建造物な
どの目地充填用として充分な弾性特性、特に低モジュラ
ス、高伸びを有するとともに耐候性にもすぐれ、しかも
施工作業性にもすぐれる一液型弾性シーラントを得るこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段] この発明者らは、上記の問題点を解決するために鋭意検
討した結果、特定のポリオキシアルキレン系フレポリマ
ーと特定のアクリル系プレポリマーとを特定割合で併用
することにより、前記問題点の解消された工業的有用な
一液型弾性シーラントが得られることを知り、この発明
をなすに至った。
すなわち、この発明は、A)数平均分子量400以上の
ポリオキシアルキレンポリオールに有機ジイソシアネー
ト化合物を反応させて得られる分子末端にイソシアネー
ト基を有するポリオキシアルキレン系プレポリマー10
〜75重量%と、B)分子内にイソシアネート基と反応
する官能基を有する(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル系低分子量共重合体に有機ジイソシアネート化合物を
反応させて得られる1分子中に平均1.8〜2.5個の
イソシアネート基を有するアクリル系プレポリマー90
〜25重量%とからなるイソシアネートプレポリマー1
00重量部に、反応促進触媒0.01〜10重量部と充
填剤30〜200重量部とを配合し、この配合物を脱水
処理してなる一液型弾性シーラントに係るものである。
〔発明の構成・作用〕
この発明の前記A成分からなるポリオキシアルキレン系
プレポリマーは、末端定量法により測定される数平均分
子量が400以上、好ましくは400〜6,000のポ
リオキシアルキレンポリオールに有機ジイソシアネート
化合物を反応させて得られる。このポリオールの数平均
分子量が400未満では、シーラント硬化物のモジュラ
スが高くなるとともに伸びが低下するため不適当である
また、この数平均分子量が高すぎるとシーラントの粘度
が高くなり施工作業性が低下するため好ましくない。
このポリオールは通常多価アルコールとアルキレンオキ
シドとを反応させて得られる。この多価アルコールとし
ては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、クリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロー
ルプロパンなどが挙げられるが、好ましくはエチレング
リコール、プロピレングリコールなどのジオール類、グ
リセリンなどのトリオール類を用いる。また、前記アル
キレンオキシドとしては、プロピレンオキシド、エチレ
ンオキシド、ブチレンオキシドなどが挙げられ、これら
を単独もしくは2種以上の混合系で用いる。
前記のポリオールに反応させる有機ジイソシアネート化
合物としては、このポリオールにイソシアネート基を導
入しうるものであれば特に制限はなく、たとえば4・4
′−ジフェニルメタンジイソシアネート、3・3−ジメ
チル−4・4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、
4・4′−シクロヘキシルメタンジイソシアネート、ト
ルイレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネート、p−フェニレン
ジイソシアネート、m−フェニレンジイソシアネート、
インホロンジイソシアネート、1・3−ビスイソシアネ
ートメチルシクロヘキサン、4・4−イソプロピリデン
ジシクロヘキシルイソシアネートなどがあり、これらを
単独でもしくは2種以上の混合系で用いる。
これらの有機ジイソシアネート化合物の中でも、特にl
・3−ビスイソシアネートメチルシクロへ牛サンおよび
インホロンジイソシアネートはシーラント硬化物の非黄
変性、耐熱性などにすぐれているのでもつとも好ましい
ものである。
この有機ジイソシアネート化合物の使用量としては、前
記のポリオールの水酸基1当量に対して、この有機ジイ
ソシアネート化合物のイソシアネート基が1.8〜2.
3当量となるのが好ましい。この使用量が少なすぎると
、得られるポリオキシアルキレン系プレポリマーの分子
盪が高くなって高粘度となったり、場合によってはゲル
化するため好ましくない。また、この使用量が多すぎる
と未反応の有機ジイソシアネート化合物の量が多くなっ
てシーラント硬化物のモジュラスが高くなったり伸びが
低下するため好ましくない。
前記のポリオールと有機ジイソシアネート化合物とを反
応させるには通常の方法に従って行えばよく、反応温度
および反応時間は、有機ジイソシアネート化合物の種類
によって異なるが、通常は室温〜150 ’Cの範囲の
温度で数時間〜数十時間反応させればよい。この際、必
要とあればジブチルチンジラウレートなどの触媒を用い
てもよい。
なお、上記の反応を行わせるにあたっては、前記のポリ
オールをあらかじめ減圧加熱などにより脱水処理してそ
の水分量を0.05重量%以下にしておくことが望まし
い。
この発明の前記B成分からなるアクリル系プレポリマー
は、分子内にイソシアネート基と反応する官能基を有す
る(メタ)アクリル酸アルキルエステル系低分子量共重
合体に有機ジイソシアネート化合物を反応させることに
より得られる。
上記の(メタ)アクリル酸アルキルエステル系低分子量
共重合体は、a)イ・ノシアネート基と反応する官能基
を有する不飽和単量体と、b)つぎの一般式; %式% (ただし、R1は水素もしくはメチル基を、R2は炭素
数2〜14のアルキル基を示す) で表わされる不飽和単量体つまり(メタ)アクリル酸ア
ルキルエステルとを共重合させることにより得ることが
できる。
ここで使用するa成分単量体としては、イソシアネート
基と反応する官能基たとえばカルボキシル基、水酸基、
アミノ基などを有する不飽和単量体であればよく、具体
例としては、アクリル酸、メタクリル酸、2−ヒドロキ
シエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリ
レート、ポリエチレングリコールアクリレート(メタク
リレート)、ポリプロピレングリコールアクリレート(
メタクリレート)、N−メチルアミノエチルアクリレー
ト、N−メチルアミノエチルメタクリレート、2−ヒド
ロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピル
メタクリレートなどが挙げられる。
上記a成分単量体は、一般に後述するb成分単量体に対
するモル比が115〜1//iooとなるような割合で
使用される。
また、b成分単量体としては、前記一般式中のアルキル
基(R2)が分枝状であっても直鎖状であっても差し支
えなく、このアルキル基の具体例としてはエチル、n−
ブチル、イソブチル、1−エチルプロピル、■−メチル
ペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、
l−エチルブチル、2−エチルブチル、イソオクチル、
3・5・5−トリメチルヘキシル、デシノペ ドデシル
などを挙げることができる。このアルキル基の炭素数が
14を越えるものを用いた場合には弾性シーラント用の
組成物として建材などの目地材に対する接着性に問題が
生じる。
なお、この発明においては上記す成分単量体のうち、そ
の約半分までは他の共重合可能な不飽和単量体に置換す
ることができる。共重合可能な他の不飽和単量体の具体
例としてはビニルピリジン、ビニルエーテル類、アクリ
ロニトリル、メタシクロニトリル、メチルメタクリレー
ト、N−N−ジメチルアミノエチルアクリレート、ハロ
ゲン化ビニル、ブタジェン、クロロプレン、スチレン、
アクリル酸アミド、ビニルピロリドン、シクロへキシル
アクリレート、グリシジルアクリレート、β−エトキシ
アクリレート、酢酸ビニル、モノ(2−ヒドロキシエチ
ル−α−クロロアクリレート)アシッドフォスフェート
、フルオロアルキル′アクリレートなどが挙げられる。
これら他の不飽和単量体の種類および使用割合は弾性シ
ーラントの使用目的に応じて適宜決定すればよいが、b
成分単量体との総量中に占める割合が半分より多くなる
とアクリル系シーラントとしての前記特性が損なわれる
おそれがある。
上記のa成分単量体とb成分単量体との共重合は、重合
開始剤および連鎖移動剤を用いて常法に準じて行えばよ
い。重合温度としては一般に約50〜90°Cの範囲が
好適である。また、連鎖移動剤の使用は重合制御を容易
にするため、媒体としての溶剤を必ずしも必要としない
が、特に望むなら、たとえばn−へブタン、トルエン、
n−へ牛サン、ジオキサン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン、酢酸エチル、イソプロパ/−ルな
どの溶剤を使用すればよい。
上記の重合開始剤としては、分子内にイソシアネート基
と反応する官能基を有するものであってもこのような官
能基を有しないものであってもよい。前者の例としては
、アゾビスシア/バレリアン酸、過酸化シュウ酸、アゾ
ビスシアノペンタノールなどが挙げられ、また後者の例
としては、ベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオ
キシド、メチルエチルケトンパーオキシド、アゾビスイ
ソブチロニトリル、アゾビスバレロニトリルナトの公知
の各種開始剤が挙げられる。使用量はb成分単量体10
0重量部に対して通常0.1〜2重量部の範囲とされる
また、上記連鎖移動剤としては、分子内にイソシアネー
ト基と反応する官能基を有するものであってもこのよう
な官能基を有しないものであってもよい。前者の例とし
ては、チオグリコール酸、2−メルカプ、ト酢酸、2−
メルカプトエタノール、2−アミノエタンチオールなど
が挙げられ、また後者の例としては、四塩化炭素、四臭
化炭素、ロープチルメルカプタン、ラウリルメルカプタ
ンなどが挙げられる。使用量はb成分単量体100重量
部に対して通常0.1〜15重量部の範囲とされる。
このようにして得られる(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル系低分子量共重合体は、蒸気圧浸透法により得ら
れる数平均分子量が1,000〜20.OOOの範囲に
あるのが好ましい。この分子量が低すぎるとシーラント
硬化物のモジュラスが高くなり伸びが小さくなるため好
ましくなく、また逆に高すぎるとシーラントの粘度が高
くなり作業性が低下するため好ましくない。
また、この低分子量共重合体は、その分子内の任意の位
置にa成分単量体に由来するイソシアネート基と反応す
る官能基が導入されており、また重合開始剤および/ま
たは連鎖移動剤として分子内にイソシアネート基と反応
する官能基を有するものを用いた共重合体にあっては、
上記a成分単量体に由来する官能基のほか上記重合開始
剤および/または連鎖移動剤に由来する官能基が共重合
体分子の分子末端に導入されている。
これら官能基の総数は、1分子あたり平均1.8〜2.
5個に設定されているのがよい。このような官能基数に
設定することにより、この共重合体に有機ジイソシアネ
ート化合物を反応させることによって1分子中に平均1
8〜2.5個のイソシアネート基を有するアクリル系プ
レポリマーを容易に得ることができる。この官能基数が
少なすぎるとシーラント硬化物の強度が弱くなり、また
多すぎるとシーラント硬化物の伸び率が小さくなるから
、いずれも好ましくない。
このような官能基数とされたものの中でも特に好適な低
分子量共重合体は、重合開始剤および/または連鎖移動
剤として分子内にイソシアネート基と反応する官能基を
有するものを選択使用してこれに由来する上記官能基を
分子末端に1分子あたり平均10個と、分子内の任意位
置にa成分単量体に由来する官能基を1分子あたり平均
0.8〜1.5個とを導入してなるものである。この共
重合体は、シーラント硬化物のモジュラスを低くしかつ
伸びを大きくするのに、特に好結果を与える。
なお、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系低分子量
共重合体の分子量および1分子あたりの官能基数を上述
の如く設定するには、a成分単量体、重合開始剤および
連鎖移動剤の種類や量あるいは重合時間などを適宜選択
することにより、容易に行えるものである。
上記方法にて得られる(メタ)アクリル酸アルキルエス
テル系低分子量共重合体に有機ジイソシアネート化合物
を上記共重合体の官能基1当量あたりイソシアネート基
が略2当量となるように反応させることにより、1分子
中に平均1.8〜2.5個のイソシアネート基を有する
アクリル系プレポリマーを得ることができる。ここに使
用する有機ジイソシアネート化合物の種類および反応操
作は、前記ポリオキシアルキレン系プレポリマー中得る
場合と全く同じである。なお、イソシアネート基を上記
個数に設定しているのは、前記低分子量共重合体の官能
基数の設定について述べたのと同様の理由によるもので
ある。
この発明においては上記A成分からなるポリオキシアル
キレン系プレポリマーと上記B成分からなるアクリル系
プレポリマーとを混合して、空気中の水分によって硬化
しうる一液型弾性シーラントの主成分としてのイソシア
ネートプレポリマーを調製する。この混合後のプレポリ
マー中に含まれるイソシアネート基の含量は、通常0.
5〜3.5重量%程度である。
ポリオキシアルキレン系プレポリマーとアクリル系プレ
ポリマーとの混合比率は、前者が10〜75重量%、好
ましくは20〜70重量%、後者が90〜25重量%、
好ましくは80〜30重量%となるようにする。ポリオ
キシアルキレン系プレポリマーが75重量%を超えると
シーラント硬化物の耐候性が悪くなり、10重量%未満
となるとシーラントの低粘度化を図りにくくなって施工
作業性を損なったりまたシーラント硬化物の伸びが小さ
くなるため、いずれも不適当である。
なお、上記両プレポリマーを混合するに際しては、両プ
レポリマーの相溶性や水分による硬化反応性を考慮して
、たとえば各プレポリマーの性能に応じて混合比率を前
記範囲内で最適値に設定したりあるいは両プレポリマー
の合成に用いた有機ジイソシアネート化合物の種類を同
一にするなどの配喧をするのが望ましい。
この発明で用いる反応促進触媒とは前記のプレポリマー
中の遊離のイソシアネート基と空気中の水分との反応を
促進するための触媒であり、ウレタン化反応に一般に用
いられる各種の触媒がいずれも使用できる。その好まし
い具体例としてはジブチルチンジラウレート、オクチル
酸スズ、オクチル酸鉛、モノブチルチンオキシド、ジオ
クチルチンジラウレート、オクチル酸マンガンの如き有
機金属化合物、N−N−ジメチルシクロヘキシルアミン
、トリーローブチルアミン、トリエチレンジアミン、N
−N−ジメチルベンジルアミン、1・8−ジアザビシク
ロ〔5・4・6]ウンデセン−7の如きアミン化合物お
よびこれらの塩などが挙げられる。
これらの反応促進触媒は前記のイソシアネートプレポリ
マー100重量部に対して0.01〜10重量部、好ま
しくは0.5〜5重量部の割合で添加するのがよい。こ
の触媒の使用量が0.01重量部未満の場合には上記反
応の促進効果が充分でない。
この反応促進効果は使用量の増大とともに大きくなるが
、10重量部程度のところでほとんど飽和してしまい、
それ以上の量の触媒を添加しても反応促進効果の増大は
ほとんど認められない。
この発明で用いる充填剤は、この発明の弾性シーラント
の強度を向上させるとともにシーラントの粘度を適度な
ものとして作業性を向上させるためのものであって、た
とえば炭酸カルシウム、シリカ粉、タルク、ガラス粉、
マグネシア、粘土粉、酸化チタンなどが好ましく用いら
れる。その添加割合は前記のイソシアネートプレポリマ
ー100重量部に対して30〜200重量部、好ましく
は50〜150重量部とするのがよく、30重量部未満
では所望の強度を有するものが得にくく、また200重
量部を超えると、硬化物の伸び率が低くなってしまい、
好ましい弾性特性を得ることが難しい。
なお、これら充填剤を配合するにあたっては、あらかじ
め減圧加熱などにより脱水して水分量を0.1重量%以
下としておくことが好ましい。
この発明の一液型弾性シーラントは、所定割合のイソシ
アネートプレポリマーと反応促進触媒と充填剤とを通常
の混合機で充分に混合し、さらに必要に応じて一般のシ
ーラントに使用されるような顔料、種変剤、老化防止剤
、防カビ剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、オゾ
ン劣化防止剤、粘着付与剤などを添加混合して、この全
配合物を最後に脱水処理することにより得られる。
脱水処理は通常の脱水処理法たとえば減圧加熱法などを
採用して行えばよく、この場合配合系の水分量を一般に
0.05重量%以下とするのが望ましく、配合物中の水
分量が多い場合には、シーラント施工までの間にこの水
分とイソシアネートプレポリマー中のイソシアネート基
とが反応して粘度が上昇し、作業性が悪くなったり最悪
の場合には硬化してしまうおそれがある。
なお脱水処理は特別な場合ゼオライト、シリカゲルなど
の吸湿剤ないし乾燥剤を使用して行うこともでき、この
場合は系内の水分を吸収させたこれらの添加剤を配合物
中からあえて取り除かなくてもシーラントの貯蔵安定性
を図り得る。
〔発明の効果〕
以上の説明にて明らかなように、この発明においては、
特定のポリオキシアルキレン系プレポリマーと特定のア
クリル系プレポリマーとを特定割合で混合してなるイソ
シアネートプレポリマーを一液型弾性シーラントの主成
分として用いているから、上記両プレポリマーのそれぞ
れの機能とさらにその相乗効果により、建造物などの目
地充填用として充分な弾性特性、特に低モジュラス、高
伸びを有するとともに耐候性にもすぐれ、しかも施工作
業性にすぐれる一液型弾性シーラントを得ることができ
る。
〔実施例1 以下に、この発明の実施例を記載する。なお、以下にお
いて部とあるのは重量部を、%とあるのは重1%を、分
子量とあるのは数平均分子量をそれぞれ意味する。
実施例1 n−ブチルアクリレート100部、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート2部およびメルカプト酢酸2部を混合し
、その30%を4つロフラスコに入れて窒素を流通させ
ながら撹拌下に70℃まで加温した。フラスコ内を約6
0分間窒素置換したのち、α・α′−アゾビスイソブチ
ロニトリル0.1部を加えるとすみやかに発熱が始まっ
た。この発熱がやや穏やか番となってから上記組成物の
残りにα・α′−アゾビスイソブチロニトリル0.2部
を加えたものを滴下漏斗を用いてフラスコ内に徐々に滴
下した°。滴下時間は約3時間であり、以後発熱が認め
られなくなった時点で重合を終了した。
このようにして得られたアクリル酸アルキルエステル系
低分子量共重合体は重合率99,4%、B型回転粘度計
による粘度が116ポイズ(30’C。
2rpm)、蒸気圧浸透法による分子量が5.4001
1分子あたりのイソシアネート基と反応する官能基数が
2.04であった。
この低分子量共重合体100部を減圧加熱して充分に脱
水したのち、これにジブチルチンジラウレート0.00
1部を加えて充分に撹拌し、次いで2・4−トリレンジ
イソシアネート6.8部を加え、撹拌しながら60℃に
加温した。約5時間で反応か柊了し、アクリル系プレポ
リマー(イソシアネート基含量147%)を得た。
一方、ポリプロピレングリコール(分子量400)10
0部を減圧加熱して充分に脱水したのち、これにジブチ
ルチンジラウレート0001部を加えて充分に撹拌し、
ついで2・4−トリレンジイソシアネート9.2部を加
え、撹拌しながら60°Cに加温した。約5時間で反応
が終了し、ポリオキシアルキレン系プレポリマー(イソ
シアネート基含量1.92%)を得た。
上記のアクリル系プレポリマー60部とポリオキシアル
キレン系プレポリマー40部とを混合し、これに炭酸カ
ルシウム76部、二酸化チタン7部、エーテル・エステ
ル型界面活性剤(楠本化成社製商品名デイスパロン36
0ON)5部、酸化防止剤(チバガイギー社製商品名イ
ルガノックス] 0 ]、 O) 0.5部およびジブ
チルチンジラウレート01部を配合した。この配合組成
物をニーダ−により予備混合したのち3本ロールにより
混練し、次いでニーダ−により減圧加熱を行い、配合組
成物中の水分量が0.01%となるまで脱水処理してこ
の発明の一液型弾性シーラントを得た。
実施例2 n−ブチルアクリレート70部、エチルアクリレート3
C1,2−ヒドロキシエチルアクリレート3部および2
−メルカプトエタノール2部を用いて実施例1と同様に
してアクリル酸アルキルエステル系低分子量共重合体を
得た。この共重合体は、重合率が999%、B型回転粘
度計による粘度が80ポイズ(30’C、2rpm)、
蒸気圧浸透法による分子量が4,200,1分子あたり
のイソシアネート基と反応する官能基数が2.08であ
った。
この低分子量共重合体100部を用いてこれに1・3−
ビスイソシアネートメチルシクロヘキサン10部を実施
例1の場合と同様にして反応させ、アクリル系プレポリ
マー(イソシアネート基含量1.87%)を得た。
一方、ポリプロピレングリコ−ノビ分子量3,000)
70部とポリ(オキシプロピレン)トリオール(分子量
4,000)30部とを混合し、これに1・3−ビスイ
ソシアネートメチルシクロヘキサン141部を実施例1
の場合と同様にして反応させ、ポリオキシアルキレン系
プレポリマー(イソシアネート基台ff12.54%)
を得た。
上記のアクリル系プレポリマー70部とポリオキシアル
キレン系プレポリマー30部とを混合し、これに炭酸カ
ルシウム100部、二酸化チタン17部、酸化カルシウ
ム20部、エーテル・エステル型界面活性剤(実施例1
と同じもの)5部、ジブチルチンジラウレート0.2部
およびカーボンブラック0,2部を配合した。この配合
組成物をニーダ−で予備混合したのち3本ロールで充分
に混練し、次いで再びニーダーに入れて減圧加熱し、配
合組成物中の水分量が0.01%となるまで脱水処理し
てこの発明の一液型弾性シーラントを得た。
実施例3 2−エチルへギシルアクリレート100g、スチレン1
5部、アクリル酸1.5部およびメルカプト酢酸1.8
部を用いて実施例】と同様にしてアクリル酸アルキルエ
ステル系低分子量共重合体を得た。この共重合体は、重
合率が99.7%、B型回転粘度計による粘度が180
ポイズ(30℃、2rpm)、分子量が6,200.1
分子あたりのイソシアネート基と反応する官能基数が2
.05個であった。
この低分子量共重合体100部を用いてこれに4・4′
−ジフェニルメタンジイソシアネート89部を実施例1
の場合と同様にして反応させ、アクリル系プレポリマー
(イソシアネート基含量1.3%)を得た。
一方、ポリプロピレングリコール(分子量4,000)
100部に4・4′−ジフェニルメタンジインシアネ−
)13.1部を実施例1の場合と同様にして反応させ、
ポリオキシアルキレン系プレポリマー(イソシアネート
基台ff11.86%)を得た。このプレポリマー50
部と前記のアクリル系プレポリマー50部とを混合し、
以下実施例1と同様にしてこの発明の一液型弾性シーラ
ントを得た。
上記実施例1〜3で得られたー液型弾性シーラントにつ
いて、JIS−’A−5758に基づいて特性評価を行
ったところ、いずれのシーラントもスランプはOmmで
あり、汚染性が無かった。また、押出し性、引張接着性
は次表に示す値であった。
また、上記実施例1〜3の一液型弾性シーラントについ
て硬化物の屋外暴露試験(6力月間)を行ったところい
ずれにも表面の亀裂は生じなかった。
特許出願人  日東電気工業株式会社 手続補正書 昭和59年12月28日 特願昭59−190232号 2、発明の名称 一液型弾性シーラント 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 1王  所  大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号2 
  稀  (396)日東電気工業株式会社代表者 上
方三部 4、代理人 郵便番号  530 7、補正の内容 A、明細書: (1)  第6頁第1行目; 「末端定量法」とあるを「末端基定量法」と訂正いたし
ます。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)A)数平均分子量400以上のポリオキシアルキ
    レンポリオールに有機ジイソシアネート化合物を反応さ
    せて得られる分子末端にイソシアネート基を有するポリ
    オキシアルキレン系プレポリマー10〜75重量%と、
    B)分子内にイソシアネート基と反応する官能基を有す
    る(メタ)アクリル酸アルキルエステル系低分子量共重
    合体に有機ジイソシアネート化合物を反応させて得られ
    る1分子中に平均1.8〜2.5個のイソシアネート基
    を有するアクリル系プレポリマー90〜25重量%とか
    らなるイソシアネートプレポリマー100重量部に、反
    応促進触媒0.01〜10重量部と充填剤30〜200
    重量部とを配合し、この配合物を脱水処理してなる一液
    型弾性シーラント。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6462378A (en) * 1987-09-01 1989-03-08 Dowa Iron Powder Co Ltd Sound insulating sealing composition
JPS6462379A (en) * 1987-09-03 1989-03-08 Dowa Iron Powder Co Ltd Sound insulating sealing composition

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JPS6462378A (en) * 1987-09-01 1989-03-08 Dowa Iron Powder Co Ltd Sound insulating sealing composition
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