JPS60199086A - エアゾ−ル型感圧性接着剤組成物 - Google Patents

エアゾ−ル型感圧性接着剤組成物

Info

Publication number
JPS60199086A
JPS60199086A JP59056498A JP5649884A JPS60199086A JP S60199086 A JPS60199086 A JP S60199086A JP 59056498 A JP59056498 A JP 59056498A JP 5649884 A JP5649884 A JP 5649884A JP S60199086 A JPS60199086 A JP S60199086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
hydrosil
water
monomer
parts
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP59056498A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6247914B2 (ja
Inventor
Takao Yoshikawa
吉川 孝雄
Shintaro Wada
和田 伸太郎
Isoji Sakai
酒井 五十治
Isao So
宗 伊佐雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Electric Industrial Co Ltd filed Critical Nitto Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP59056498A priority Critical patent/JPS60199086A/ja
Publication of JPS60199086A publication Critical patent/JPS60199086A/ja
Publication of JPS6247914B2 publication Critical patent/JPS6247914B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は感圧接着性を有する特定のヒドロシル組成物を
スプレー塗布可能とすることにより、作業性、耐汚染性
、初期接着性、耐水性などの各種特性を著しく改善した
新規な無溶剤タイプで水分散系のエアゾール型感圧性接
着剤組成物に関するものである。
従来、感圧性接着剤は接着面に直接塗布して使用するか
、或いは紙又はプラスチックフィルムなどの支持体の片
面又は両面に塗布した感圧性接着テープとして使用され
ていたが、前者の場合は広い面積への塗布や作業性の面
で問題があり、また後者の場合は特Vc:徂面に対して
使用し離<、使用用途が限定されていた。
これらの問題点を解消する方法として感圧性接着剤の噴
霧塗布化は作業の簡便さや組頭に対する均一塗布性など
の点で工業的用途の他に一般家庭用としても使用できる
利点があり、要望も多いものである。
エアゾール型の感圧性接着剤としては、特公昭46−1
2460号公報に見られる如く有機溶剤を媒体として用
いた溶剤タイプのものが使用されている。しかし、この
ような溶剤タイプのエアゾール型感圧性接着剤はスプレ
ー性や各種接着特性の点では良好であるが、スプレー時
の糸σ1き現象を防止するために比較的低濃度化してい
るので多量の有機溶剤の使用が免れず、使用時における
引火性、人体に対する吸入毒性、その他公害上の諸問題
を有しており、使用に際しては細心の注意を払う必要が
あった。
上記問題点の改良を目指してエマルジ1ンタイプの感圧
性接着剤のスプレー化が開発されているが、無公害化は
図れる反面、エマルシロン粒子の安定性の点からエアー
スプレー、エアーレススプレーとしては使用できるが、
携帯性の観点から最も間使で要望の長いエアゾールスプ
レーとしテハ使用出来ないものであった。つまり、エマ
ルジ。
メタイブの感圧性接着剤を液化石油ガス(LPG)、フ
ロンガス、エーテル類などの噴射剤と共に耐圧缶に封入
した場合、保存時にエマルシロン粒子が噴射剤によって
膨潤、凝集・ゲル化、増粘などの現象を起こし不安定化
する。更に噴霧した場合、噴出口において大きな機械的
剪断力を受けてエマルシロン粒子が破壊されるために噴
出口の詰まりを生じ、スプレー性不良を起したり、該感
圧性接着剤の製造時に使用する界面活性剤に起因したス
プレー時の発泡が避けられず、均一な塗布が出来ないと
いった問題点があり、無溶剤タイプのエアゾール型感圧
性接着剤は未だ実用化されていないのが現吠である。
本発明者らは、エアゾール型の感圧性接着剤を得るため
に検討を重ねた結果、上記ヒドロシルに特定の単量体を
特定量で交叉結合することによって得られたヒドロシル
組成物に噴射剤を必須成分として用いることによってエ
アゾールスプレーがiJ能となり、且つ得られた塗膜は
初期炭層力、凝集力に優れることを見い出し、本発明に
至ったものである。
即ち、本発明は酸性基を有する不飽和単量体1〜20重
jl:%と、これと共重合可能な他のアクリル系不飽和
単量体80〜99重量%とからなる重量平均分子量10
4〜106の共重合体に、アルカリ及び水を加えて該共
重合体中の酸性基の一部又は全部を中和し、転相させて
得らゎる平均粒子径0.01〜0.1 p mの水分散
ヒドロシル内に、該ヒドロシルの固形分100重量分に
対して0.01〜15重量部のエチレン性不飽和結合を
2個以上有する単量体を交叉結合してなるヒドロシル組
成物と、噴射剤とを必須成分とするエアゾール型感圧性
接着剤組成物を提供するものである。
本発明において共重合体を得るために用いられる酸性基
を有する不飽和単量体は、ヒドロシル化する際に重要な
官能基を共重合体に導入するための必須成分であり、例
えばアクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン
酸、マレイン殴、7マール酸の如き不飽和カルボン酸、
スチレンスルホン酸、アリルスルホン酸、スルホプロピ
ルマクリレート、2−アクリロイルオキシナフタレン−
2−スルホン酸、2−メタクリロイルオキシナフタレン
−2−スルホン酸、2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸、2−アクリロイルt−+シベンゼン
スルホン酸の類キネ飽和X ルホン酸などが挙げられ、
これら単量体は一種又は二種以上用いることが出来る。
上記酸性基を有する不飽和単量体の使用量は、共重合体
を得るための単量体混合物中1〜20重1<、好適には
3〜10重量%が望ましい。該単量体の使用量が1重量
%に満たない場合は、ヒドロシル化を行ない難く、また
20重量%を越えて使用する場合は、粘着性や接着性な
どの接着特性に支障をきたす恐れがある。
一方、上記単量体と共重合可能な他のアクリル系不飽和
単量体は感圧接着性を付与するために重要な成分であり
、例えばアクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸イソオクチル、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸ブチルなどのアルキル
基の炭素数が2〜15の(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルが主として挙げられ、これら単量体は一種又は二
種以上用いることが出来る。更に改質用単量体として上
記単量体に、アクリル酸メチルやメタクリル酸メチルの
如きアルキル基の炭素数が上記範囲外の(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステル、酢酸ビニル、アクリロニトリル
、スチレン、アクリル酸2−メトキシエチル、ビニフレ
エーテル類、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリ
シジル、メタクリルI!#2−ヒドロキシエチル、アク
リルアミド、N−メチロールアクリルアミドなどの単量
体を上記単量体の40重量%以下の範囲で置換して併用
することも可能である。
前記共重合可能なアクリル系不飽和単量体の使用量は、
共重合体を得るための単量体混合物中80〜99重i1
%、好適には90〜97重量襲が望ましい。
これらの単量体の混合物は、溶液混合法、乳化■合法、
懸濁重合法、塊状重合法などの従来公知の方法により共
重合することが出来るが、特に好適には塊状重合法及び
少量の溶剤を使用した溶液重合法である。これらの重合
法のうち塊状重合法では、該重合法によって得られたア
クリル系共重合体をそのままヒドロシル化の原料として
使用出来る。溶液重合法では、溶削使用量が20重量%
より多い場合には蒸留などの手段によって重合後に有機
溶剤を除去するが、20重量%以下であっても上記手段
で含有量を減少ないし皆無とすることが望ましい。
この溶液重合法において用いられる溶剤としては、一般
の有機溶剤を種々使用できるが、好ましくはメチルアル
コール、エチルアルコール、n−ブチルアルコール、ル
ープロピルアルコール、イソプロピルアルコール、l5
ee−ブチルアルコールなどのアルコール系親水性溶剤
なイ或いは水層基、カルボキシル基、アミノ基などの親
水基を有するオリゴマーないしプロポリマーの使用が望
ましい。
一方、他の重合法ではそれぞれに用いた媒体を合成後に
適宜の手段で除去して冥質的に媒体を含まない固形物と
する。即ち、乳化重合法では塩析によって凝固させ、分
離することによって水分を除去し、また懸濁重合法では
粒状の共重合体を濾取することによって水分を取り除く
。この際ニ有機溶剤以外の媒体は完全に除去されること
が望ましいが、多少の残存は許容される。
なお、乳化重合法や懸濁重合法では重合時に用いた乳化
剤又は分散剤が共重合体粒子の表面ic 一部付着して
くるが、これらは上記の媒体除去操作時に除去され、ま
た必要があれば数回の洗浄を行なってほぼ完全に除去す
ればよい。また、乳化重合法では高度に三次元化された
共重合体、いわゆるゲル化物が生成してくることがある
が、このような共重合体はヒドロシル化の障害となる場
合もあり、乳化重合に当って該共重合体の生成を出来る
だけ防ぐことが望ましい。しかし、少量の該共重合体が
生成しても、ミキシングロールやバンバリーミキサ−な
どを使用し、高い剪断力を作用させて素練りすることに
より解消することも出来る。
このようにして得られる共重合体の態量平均分子量は1
04〜106の範囲に設計することが必要であり、該分
子量が低すぎると本発明の感圧性接着剤の凝集力が乏し
くなるために、被塗物にスプレーしたのち接着しても充
分な接着力が得られず、脱落する恐れがあり好ましくな
い。また該分子量が高すぎるとヒドロシル化が困難とな
り、接着特性などの面での好ましくない結果を生じる場
合がある。
以上のようにして得られた共重合体を攪拌を行ないなが
ら、アルカリ及び水を加えて該共重合体中の酸性基の一
部又は全部を中和すると共VcO/W型に転相させて水
分散ヒドロシルを調製するが、ヒドロシル化を容易にす
るために必要に応じて共重合体の固形分100重量部に
対して201ift部以下のメチルアルコール、エチル
アルコール、ループロピルアルコール、イソプロピルア
ルコール、8ec−ブチルアルコールなどのアルコール
系水溶性溶剤を添加したのち、アルカリ及び水を加えて
転相させてもよい。
ここで使用されるアルカリは水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムの如きアルカリ金属の水酸化物、エチルアミン
、プロピルアミンの如きアミン類、アンモニア、α−ア
ミノエチルアルコールナトカ挙げられるが、アンモニア
に代表されるようなスプレーした際に容易に飛散し得る
ものが好ましく、非揮散性のアルカリの残存による接着
特性の低下などを防止することが出来る。上記アルカリ
の使用量は共重合体中の酸性基の一部又は全部を中和す
るために、共重合体の酸性基に対して0,02〜2当量
の割合で加えればよい。
中和処理時の温度は共重合体の種類及び性状に応じて適
宜設定出来るが、一般に30〜95°Cの範囲が望まし
い。中和処理及びヒドロシル化の方法の一例としては、
所定量のアルカル又はアルカリ水溶液を先に重合、分離
した共重合体中に加えてよく攪拌混合したのち、引き続
き水を徐々に加えて転相させることによって水を連続相
となし、共重合体粒子が微細に分散されたO/W型の分
散体を生成させる方法があるが、何等これに限定される
ものではなく、転相時に使用する水の代わりにアルカリ
水溶液を加え、中和処理とヒドロシル化を同時に行なっ
てもよい。
このようにして得られた水分散ヒドロシルは、平均粒子
径が0.01〜0.1/+111の範囲で安定に分散さ
れたものであり、噴霧性良好な固形分濃度としては5〜
45重量%であり、その粘度は25゛Cの測定温度にお
いて0.1〜1000ボイズであるう本発明において用
いられるエチレン性不飽和結合を2個以上有する単量体
は、上記で得られた水分散ヒドロシル粒子内に交叉結合
を施こし、粒子内部の凝集力を向上させるための成分で
あり、多価アルコールのポリ (メタ)アクリレート化
単壕体及びジビニルベンゼンが好適であり、上記ポリ(
メタ)アクリレート化単量体として、例えばエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ
(メタ)了クリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリプロビレロールプロパントリ 
(メタ)アクリレ−)、1.4−ブタンジオールジ(メ
タ)アクリレート、1,3−プチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、テトラメチロールメタンテトラ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)
アクリレート、アリルメタクリレート、ジアリルフタレ
ート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソミアヌ
レート、トリアリルトリメリテートなどが挙げられ、こ
れらの単量体のうち一種以上を使用することが出来る。
上記単量体はヒドロシル粒子内へ充分に含浸させる必要
があるので、含浸に要する時間や分配率などの点から油
溶性の高い単量体を使用することが望ましい。
上記エチレン性不飽和結合を2個以上有する単量体は、
前記とドロゾルの固形分100重量部に対して0.01
〜15重量部、好ましくは0.1〜10重量部の範囲で
添加することが望ましい。添加量が0.01重量部に満
たない場合は充分な粒子内架橋が行なわれないために凝
集力の向上があまり期待出来ず、また15重1部を越え
る場合は粒子内架橋が過度に進行するために、粘着力低
下や初期接着性低下の原因となり好ましくない。
上述したエチレン性不飽和結合を2個以上有する単量体
を交叉結合のために後重合させる際に用いる重合開始剤
は、ラジカル重合を引き起こすものであれば特に制限は
なく、例えばベンゾイルパーオキシド、ターシャリ−ブ
チルパーオキシド、ハロゲン化ベンゾイルパーオキシド
の如き有機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、ア
ゾビスイソブチルアミド、メチルバレロニトリル、ジア
ゾアミノアゾベンゼンの如きアゾ化合物、過硫酸ナトリ
ウム、過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウムの如き過硫
酸塩、又はこれら過硫酸塩と亜硫酸塩、重亜硫酸塩の如
き還元剤との組み合せによるレドックス系開始剤、過酸
化水素などが挙げられるが、確実・且つ均一にヒドロシ
ル粒子内にて後重合を開始させるためには有機過酸化物
の如き水素引き抜き型の油溶性開始剤を選択することが
望ましい。これら重合開始剤の使用量は、交叉結合のた
めの後重合に使用される単量体100重臆部に対して0
.01〜5重量部、好ましくはO11〜3車一部がよい
前記単量体を後重合させる方法としては、先にヒドロシ
ル化させた共重合体に、前記エチレン性不飽和結合を2
個以上有する単量体の所定量を一括添加し、充分に攪拌
混合してヒドロシル粒子内に含浸させるか、或いは前記
ヒドロシル粒子VC該単量体を逐次滴下添加してヒドロ
シル粒子内に含浸させる。重合開始剤は単量体に溶解又
は分散させてヒドロシルに添加してもよく、また単量体
をヒドロシルに添加する前、又は後に添加してもよい。
単量体を滴下添加する方法は一般に重合反応を単量体の
滴下と同時に開始、進行させる場合であり、ヒドロシル
の不安定化を生じない濃度、及び滴下速度などに注意を
払ってヒドロシル粒子内での重合が均一に進行するよう
にする必要がある。
更に、重合反応の開始はヒドロシル粒子内に単量体が充
分に含浸した後に行なうことが重要であり、系内に単量
体が油滴状で存在している場合は、粒子外で該単量体の
単独重合体が生成するために粒子内架橋が施こされず望
ましい効果が期待出来ない。従って、添加した単量体の
含浸が完丁するまでは反応系の温度を低温に維持する必
要があり、含浸完了後、熱開裂型開始剤を用いる場合は
反応系の湿炭を40〜90℃に、またレドックス系開始
剤を用いる場合は室温以上の温度に昇温して重合反応を
開始させる。
上記の如くして得られるヒドロシル組成物は、ヒドロシ
ル粒子内部にエチレン性不飽和結合を2個以上有する交
叉結合性の単量体が付加重合又はグラフト重合でいるも
のであって、高度に三次元化された形態を有し、また平
均粒子径が後重合交叉結合する前の水分散ヒドロシル粒
子とほとんど変化なく、約0201〜0.1 、II 
mの範囲であり、安定に水中に分散した状態のものであ
る。
上述の如くして得られたヒドロシル組成物に、必要に応
じて接着特性の向上のために後重合の前又は後に外部架
橋剤を添加してもよく、また通常の粘着付与剤、軟化剤
、可塑剤、充填剤、粒子安定化剤、造膜助剤、着色剤、
香料、螢光剤、老化防止剤、訪錆剤、抗菌剤などの各種
添加剤及びアルコール類、セルソルブ類の如き少量の親
水性溶剤を後述する噴射剤を配合する工程も含め、いず
れの製造工程でも添加することが出来る。
本発明のエアゾール型感圧性接着剤組成物は密閉された
エアゾール用耐圧容器に前記ヒドロシル組成物と噴射剤
とを必須成分として充填されるが、使用される噴射剤と
しては、例えばLP Q −、7oンガス、ジメチルエ
ーテルなどの通常エアゾール用噴射剤として使用されて
いるものであれば使用可能であるが、スプレー性の面か
らフロンガス、ジメチルエーテルが好ましい。該噴射剤
と前記ヒドロシル組成物(固形分濃度5〜45重量%)
との配合割合は通常30〜90重量%/10〜70重量
%であり、使用目的や使用した単量体の種類などに応じ
て適宜選択することが出来る。噴射剤の配合割合が上記
範囲を越えると目的とする接着性を得るために大量のス
プレーを必要とする。また配合割合が少ない場合には系
の粘度が高くなるために均一スプレーが出来ず、均一な
塗膜が得られない場合が生じる。
以上のように本発明のエアゾール型感圧性接着剤組成物
は、酸性基を有する特定のアクリル系共重合物を前述の
手段にてヒドロシル化した粒子の内部で交叉結合性を有
する単量体を後重合させて、高度に三次元化した超微細
粒子状のヒドロシル組成物を噴射剤と組み合わせて使用
するためにエマルジジンタイプでは達成し得なかった貯
蔵安定性と、スプレー性を有し、且つ溶剤タイプの欠点
である公害上の諸問題などを解決しうるちのである。
即ち、本発明の組成物をスプレーした際、界面活性剤を
含有していないために発泡せず、粒子径が約0.01〜
0.1声購と非常に微細であるため均一な塗膜が得られ
、該塗膜は微細粒子化と比例関係を示す早期乾燥性によ
って初期接着力に優れるといった性能を発揮し、溶剤タ
イプに匹敵するスプレー性と、粒子内部を高度に三次元
化することによる凝集方向上によって貯蔵安定性及び接
着特性にも優れたものである。
以下に本発明の実施例を示し、さらに具体的に説明する
が、本発明はこれらに@定されるものではなく、技術的
思想を逸脱しない範囲で慎々の応用が可能である。なお
、実施例中で部とあるのは重量部を意味する。
実施例1 アクリル酸ループチル90部、アクリル酸エチル10部
、アクリル酸9部、ベンゾイルパーオキシド0.1部、
ラウリルメルカプタン0,05部からなる混合物のうち
10重量%を四つロフラスコに仕込み、攪拌しながら約
40分間窒素置換を行なった。次いで内温温度を昇温し
て重合反応を開始させ、攪拌速度、外温温度、残余混合
物の滴下速度によって反応湿度を83°C±5℃に制御
しながら残余混合物を滴下しながら4時間反応させ、重
量平均分子15X 10’(GPCKよる)の共重合体
を調製した。
次に上記共重合体のカルボキシル基に対して0.4当量
のアンモニア水(101131%)を加えて中和処理を
行ない、更に水を加えて転相させて連続相が水のヒドロ
シルを得た。得られたヒドロシルは固形分濃度29.3
重量%、25“CKおける粘度24ボイズ、平均粒子径
(ナノサイザーによる)0.05/1111であった。
更に、得られたヒドロシルを窒素気流下にて攪拌しなが
ら約40°CK加熱し、ヒドロシルの固形分100重量
部に対して2.3重量部のジエチレングリコールジメタ
クリレート、及び0.0046Mのベンゾイルパーオキ
シドの混合液を約1時間かけて滴下し、充分にヒドロシ
ル粒子内に含浸させたのち、内温温度を70〜80°C
に昇温して約2時間重合反応を行ない、固形分濃度29
.5重量%、25“CKおける粘度20ボイズ、平均粒
子径0.05声愚のヒドロシル組成物を得た。
得られたヒドロシル組成物100部にメチルセルソルブ
1,5部及び香料0.5部を添加した混合物を60重量
%、ジメチルエーテル40重ffi%の割合で混合し、
エアゾール缶に充填して本発明のエアゾール型感圧接着
剤組成物を得た。
実施例2 アクリル酸2−エチルヘキシル80部、アクリル酸ルー
プチル15部、アクリロニトリル5部、メタクリル#!
8部からなる単を体混合物のうち10重量%ト、ループ
ロピルアルコール5部を四つロフラスコに仕込み、攪拌
しながら約40′分間窒素置換を行なった。次いでベン
ゾイルパーオキシド0.1部を添加して完全に溶解後、
80°CK昇温し重合を開始した。重合反応は残余単量
体混合物を滴下しながら、攪拌速度、外温温度、滴下速
度を調節して反応温度を83℃±5°CK制御して4時
間反応させて・重量平均分子1114X tO’(GP
CKよる)の共重合体を調製した。
次に上記共重合体のカルボキシル基に対して0.8当量
のアンモニア水溶液(10重量%濃度)と水を加えて、
70℃の温度下で中和処理、転相を行ない、連続相が水
のヒドロシルを得た。得られたヒドロシルは固形分濃度
33重量%、25℃における粘度72ボイズ、平均粒子
径(ナノサイザーによる)0.06戸mであった。
更に、得られたヒドロシルを窒素気流下にて攪拌しなが
ら該ヒドロシルのlI!形分100部に対して5部のジ
ビニルベンゼンを加えて、充分にヒドロシル粒子内に含
浸させたのち内温温度を約65°Cに昇温し、重合開始
剤として過硫酸アンモニウムを0.015部添加して重
合を開始させた。反応温度を75±5°0.に維持しな
がら約3時間重合反応を行ない、固形分濃度33重ff
i%、25°CKおける粘度57ボイズ、平均粒子径0
.07/1111のヒドロシル組成物を得た。
得られたヒドロシル組成物65部にジクロロジフルオロ
メタン(7レオン12)35部を混合し、エアゾール缶
に充填して本発明のエアゾール型感圧性接着剤組成物を
得た。
実施例3 アクリル酸が−ブチル90部、アクリル酸2−メトキシ
エチル10部、アクリル酸5部、ラウリルメルカプタン
0.15部、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエ
ーテル311.水160部からなる混合液を四つロフラ
スコに仕込み、攪拌しなから70”Cに加熱して、過硫
酸カリウム水溶液(21[**濃度)5部を加えて重合
を開始させ、反応湿度を約70℃に維持しながら3時間
乳化菖合を行なって、菖蓋平月分子菫5X 105(G
)’CKよる)の共重合体エマルジョンを得た。
次に得られた共重合体エマルジョンを常法の手段で塩析
して、沈殿した共重合体を濾過、水洗、乾燥し、該共重
合体100部に対して5部のイソプロピルアルコールを
添加混合したのち、実施例1と同様の操作でヒドロシル
を得た。得られたヒドロシルは固形分濃度32重量%、
25°CKおける粘度53ゲイズ、平均粒子径、(ナノ
サイザーによる)0.08声mであった。
更に、得られたヒドロシルを窒素気流下、室温で攪拌し
ながら、該ヒドロシルの固形分100部に対して0.8
部のトリメチロールプロパントリメタクリレート及び過
硫酸カリウム水溶液(1重量%濃度)0.4部を加えて
、充分にヒドロシル粒子内に含浸させたのち内温温度を
40℃に昇温し、前記過硫酸カリウムと等モル量の重亜
硫酸水素ナトリウムの1重量%水溶液を加えて重合を開
始させた。約3時間反応を行ない固形分濃度31重量%
、25゛Cにおける粘度47ポイズ、平均粒子径0.0
8pmのヒドロシル組成物を得た。
得られたヒドロシル組成物に実施例1と同様の操作を行
ない本発明のエアゾール型感圧性接着剤組成物を得た。
比較例 実施例3にで得られた共重合体エマルジ冒ンをヒドロシ
ル化せずに、カルボキシル基に対して0.3当量のアン
モニア水溶液(25重量%濃度)を加えて増粘し、エマ
ルジ蒼ンタイプの感圧性接着剤をNた。該エマルジ繋ン
は固形分濃度39.2重量%、25°CKおける粘度9
0メイズ、平均粒子径(ナノサイザーによる) 0.1
5/l屏であった。
得られたエマルジョンタイプの感圧性接着剤に実施例1
と同様の操作を行ない、エマルジ嘗ンタイブのエアゾー
ル型感圧性接着剤組成物を得た。
各実施例にて得られたエアゾール型感圧性接着剤組成物
を用いて第1表に示した各被塗布材に塗布量1009/
rdで均一にスプレーし、5秒後に被着体に貼り合わせ
、1kgのローラーで1往復圧着したのち、所定時間放
置した。放置後、被着面に対し180度方向に被塗布材
を剥離して按涜!ig1度を測定した。測定結果を第1
表に示した。
なお比較例にて得られたエマルジョンタイプのエアゾー
ル型感圧性接着剤組成物をスプレーした際、噴出口にタ
レや凝集物を生じ、スプレー性が非常に悪いため、均一
な塗膜が得られなかった。
また塗布面に発泡も見られた。さらに貯蔵後1週間で内
容物が凝集し、スプレー化が全く不能となった0 第 1 表 第1表から明らかなように、本発明のエアゾール型感圧
性接着剤組成物はスプレーすると初期接着性の発現が非
常に早く、良好な接着強度が得られ、またスプレー性良
好のために発泡や噴出口における凝集物やタレの発生が
見られないものであった。更に40”Cにて6ケ月間保
存しても内容物は凝集せず、優れた貯蔵安定性を示した

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸性基を有する不飽和単量体1〜20重量襲と、
    これと共重合可能な他のアクリル系不飽和単量体80〜
    99重量%とからなる重量平均分子量10’〜106の
    共重合体に、アルカリ及び水を加えて該共重合体中の酸
    性基の一部又は全部を中和し、転相させて得られる平均
    粒子径0.01〜0.1声島の水分散ヒドロシル内に、
    該ヒドロシルの(2)形分100重量部に対して0.0
    1〜15重量部のエチレン性不飽和結合を2個以上有す
    る単量体を交叉結合してなるヒドロシル組成物と、噴射
    剤とを必須成分とするエアゾール型感圧性接着剤組成物
JP59056498A 1984-03-23 1984-03-23 エアゾ−ル型感圧性接着剤組成物 Granted JPS60199086A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59056498A JPS60199086A (ja) 1984-03-23 1984-03-23 エアゾ−ル型感圧性接着剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59056498A JPS60199086A (ja) 1984-03-23 1984-03-23 エアゾ−ル型感圧性接着剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60199086A true JPS60199086A (ja) 1985-10-08
JPS6247914B2 JPS6247914B2 (ja) 1987-10-09

Family

ID=13028764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59056498A Granted JPS60199086A (ja) 1984-03-23 1984-03-23 エアゾ−ル型感圧性接着剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60199086A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61241375A (ja) * 1985-04-19 1986-10-27 Nichiban Co Ltd 噴霧可能な接着剤組成物
JPH04117478A (ja) * 1990-09-07 1992-04-17 Sekisui Chem Co Ltd スプレー性粘着剤組成物
WO1994006879A1 (de) * 1992-09-14 1994-03-31 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Antislipmittel
US8669320B1 (en) * 2009-10-20 2014-03-11 The Sherwin-Williams Company Water-borne spray adhesive
JP2019123802A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 関西ペイント株式会社 調色試験塗板用クリヤー塗料組成物、及びこれを用いた調色方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61241375A (ja) * 1985-04-19 1986-10-27 Nichiban Co Ltd 噴霧可能な接着剤組成物
JPH04117478A (ja) * 1990-09-07 1992-04-17 Sekisui Chem Co Ltd スプレー性粘着剤組成物
WO1994006879A1 (de) * 1992-09-14 1994-03-31 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Antislipmittel
US8669320B1 (en) * 2009-10-20 2014-03-11 The Sherwin-Williams Company Water-borne spray adhesive
JP2019123802A (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 関西ペイント株式会社 調色試験塗板用クリヤー塗料組成物、及びこれを用いた調色方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6247914B2 (ja) 1987-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW523539B (en) Pressure sensitive adhesives composition
KR940004713B1 (ko) 우수한 습접착특성을 지닌 비닐 아세테이트/에틸렌 공중합체 에멀젼
JP2676672B2 (ja) コアとシェルの間に改善された相結合を有するコア/シェル分散粒子のグラフト共重合体ラテックスの製造方法
JPS61264077A (ja) 水分散型感圧性接着剤組成物の製造法
US3882057A (en) Adhesive composition containing as a binder a graft polymer on a water-soluble cellulose ether of an unsaturated carboxylic acid, alkyl acrylate and vinyl acetate; and process for preparing the same
JP3670049B2 (ja) ディレードタック型粘着剤組成物
JPS60199086A (ja) エアゾ−ル型感圧性接着剤組成物
JPH02289662A (ja) 非水性プラスチック組成物
JPH07144979A (ja) 無機板用プライマー組成物
JPS61254678A (ja) エアゾ−ル型感圧性接着剤組成物
JPH0334786B2 (ja)
WO1997003128A1 (fr) Composition de polymere carboxylee
KR20010052950A (ko) 저온에서의 막 형성이 개선된 라텍스내 신규의 보호콜로이드
EP0544401B1 (en) Method for lowering latex dilatancy
JPH0155673B2 (ja)
JP7439750B2 (ja) 接着剤組成物用ラテックス及び接着剤組成物
JPH0339522B2 (ja)
JPS6345430B2 (ja)
JPS59179676A (ja) 感圧性接着テ−プの製造方法
JPH046751B2 (ja)
JPS5953949B2 (ja) 家庭用糊料組成物
JPS58167667A (ja) 感圧性接着テ−プの製造方法
JPS60202731A (ja) ヒドロゾル組成物及びその製造法
JPH0892538A (ja) 一液水性加工紙用接着剤組成物
JPS59184273A (ja) 感圧性接着テ−プの製造方法