JPS60197492A

JPS60197492A - 船外機のカウリング構造

Info

Publication number: JPS60197492A
Application number: JP59053137A
Authority: JP
Inventors: Osamu Matsumoto; 治松本; Jun Amano; 天野　順
Original assignee: Yanmar Diesel Engine Co Ltd
Current assignee: Yanmar Co Ltd
Priority date: 1984-03-19
Filing date: 1984-03-19
Publication date: 1985-10-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、船外機において、エンジン周りを覆うために
取付けられるカウリングの構造に関するものである。

従来技術船外機においては、ドライブユニットのケース上へエン
ジンを載置し、このエンジンを該ドライブユニットケー
スへ取付けたカウリングで覆う。

他方、プロペラを正逆転させる所謂前後進切換えクラッ
チは、ドライブユニットケース内の動力伝達経路中に設
けられるが、この前後進切換えクラッチを操作するため
の操作仕組みは、前記カウリング内において、ドライブ
ユニットケースへ取付けたプラケットで支持することが
行われている。

この場合、これらの操作仕組みはカウリング内に配置す
るとしても、その操作レバーはカウリング外部に設ける
こととなるため、該操作レバーを支持するためのシャフ
トは当然ボトムカウリングの内外にわたって取付けるこ
とが必要となる。従来、このような操作仕組みの取付け
は、まず、上記操作仕組みのシャフトを取付けたブラケ
ットをドライブユニットケースへ取付け、しかるのち、
カウリングを取付けており、このカウリング取付けのた
め該カウリング下端部分に切欠を設け、この切欠部分に
前記ブラケット部分が嵌るようにして取付けている。そ
のため、この従来の構造では、カウリング下端或いは底
部は、切欠かれるため該切欠部分のシールが困難で、結
局コスト的に高くつくという欠点があった。

発明の目的本発明は、このような従来構造の欠点を解消して、カウ
リングより突出する操作仕組み用シャフト部分における
シール構造が簡単で、全体に安価に構成することのでき
るカウリング構造を提供することを目的としている。

発明の構成かかる目的を達成するため、本発明では、カウリング内
に上記ブラケットを配置してドライブユニットケースへ
取付け、前記クラッチ用のシャフトをこのブラケットに
て支持するとともに、該シャフトの端部をカウリング壁
の孔より突出させた点を特徴とするものである。

実施例以下、本発明の構成を図示の実施例にもとづいて説明す
ると、第１図は、この種船外機の全体構造を示しており
、図において、（１）は、アッパーケース（２）とロア
ケース（３）とからなるドライブユニットケースであっ
て、このドライブユニットケース（１）上にエンジン（
４）が載置される。該エンジン（４）を覆うカウリング
（５）は、下半部部分を覆う合成樹脂製のボトムカウリ
ング（６）と、上半部部分を覆う同じく合成樹脂製のト
ップカウリング（７）とからなり、ボトムカウリング（
６）の底部において、前記ドライ　゛ブユニットケース
（１１の外周へ取付けられるものである。また、ドライ
ブユニットケース＋１１内には上下方向のドライブ軸（
８）が配置され、このドライブ軸（８）の上端が前記エ
ンジン（４）のクランク軸（図示せず）へ連結され、他
方その下端が、傘歯車式前後進切換えクラッチ（９）を
介して、プロペラ軸（１０）へ連結される。

（１１）は、船体（１２）へ取付けられたクランプブラ
ケットであって、このクランプブラケット（１１）には
、上下方向へ回動自在としてスイベルブラケット（１３
）が取付けらる。このスイベルブラケット（１３）には
、上下方向に貫通してスイベル軸（１４）が取付けられ
、このスイベル軸（１４）を介し、上記ドライブユニッ
トケース（１１及びエンジン（４）が左右方向へ回動す
るようになっている。（１５）は、上記スイベル軸（１
４）内を通って上下方向へ配置されたシフト用のリンク
であって、このリンク（１５）の下端は、アッパーケー
ス（２）の中間部分よりドライブユニットケース（１１
内を通ってロアケース（３）下端まで延長され、その先
端には、前記前後進切換えクラッチ（９）を作動させる
ためのシフトカム（１６）が取付けられている。又、リ
ンク（１５）の上端は、上記カウリング（５）内におい
て、シフトシャフト（１７）によって支持された中間レ
バー（１８）へ連結され、該中間レバー（１８）が上下
方向へ回動すると、このリンク（１５）が上下方向に移
動し、以て前後進の切り換え操作を行うものである。

しかして、第２図以下は、上記シフトシャフト（１７）
の仕組み部分とボトムカウリング（６）取付は部分の構
造を示している。まず、ボトムカウリング（６）は、第
３図で示すように底壁部（１９）を開口させた舟形の一
体形状であって、上記開口部（２０）の周縁は、第４図
で示すように、上方へ屈曲した後更に外方へ屈曲した断
面り字形とされている。

他方、ドライブユニットケース（１１におけるアッパー
ケース（２）の上端外周には、板上のフランジ（２１）
が一体に突設されており、このフランジ（２１）の端部
には、シールゴム（２２）が、その溝（２３）部分にお
いて嵌着しである。そして、本実施例において、ボトム
カウリング（６）は、前記開口部（２０）周縁における
、Ｌ字状部の先端水平部（２４）を、上記シールゴム（
２２）上へ載置するようにして取付け、しかるのち、こ
の開口部周縁（２０）の下面に押さえプレート（２５）
を当て、これら押さえプレート（２５）とボトムカウリ
ング底壁（６）へ挿し込んだボルト（２６）及びナツト
（２７）によって、該押さえプレート（２５）と前記水
平部（２４）とでシールゴム（２２）を挟み、これによ
ってボトムカウリング（６）を支持せしめている。この
ような取付は構造では、ボトムカウリング（６）を取り
つけるに際し、該ボトムカウリング＋６１をアッパーケ
ース（２）側へ嵌合させたりする必要がなく、単純に上
方がらこのアッパーケース（２）のフランジ（２１）へ
載置して、押さえプレート（２５）で押さえ付けるよう
にすればいいから、取付けが容易である。また、ボトム
カウリング（６）は一体構造であるから、分割形成する
場合に比較して、軽量かつ安価である。

上記のようにして、アッパーケース（２）へ取りつけら
れたボトムカウリング（６）内においては、シフトシャ
フト（１７）を支持するためのブラケット（２８）が取
付けられる。このブラケット（２８）は、概略馬蹄形状
であって、その両端部（２９）　（２９）が、ボルト（
３０）によって前記アッパーケース（２）の上面へ、ボ
トムカウリング（６）の取付は後に取付けられる。そし
て、このブラケット（２８）の一方の側壁部（３１）に
は、外方へ突出する軸受はボス（３２）が一体に形成さ
れており、この軸受はボス（３２）を貫通して左右方向
に設けた軸支孔（３３）には、前記シフトシャフト（１
７）が回転自在として挿入され、該ブラケット（２８）
内方に突出するこのシフトシャフト（１７）の内端部分
に、前記中間レバー（１８）が取付けられている。他方
、ボトムカウリング（６）には、第３図で示すように、
その側壁部に貫通孔（３４）が形成されており、シフト
シャフト（１７）の外端がこの貫通孔（３４）より外方
へ突出する。（３５）は環状のシールゴムであり、この
シールゴム（３５）の外周に形成した溝（３６）部分に
おいて、前記ボトムカウリング（６）の貫通孔（３４）
へ嵌着されており、シフトシャフト（１７）の外端が、
このシールゴム（３５）を貫通して外方に突出し、これ
によって、該シフトシャフト（１７）の周りを密封して
いる。（３７）は、ボトムカウリング（６）より外方へ
突出するこのシフトシャフト（１７）外端部分において
、該シフトシャフト（１７）へ取付けたクラッチ用操作
レバーを示している。

なお、図中（３８）は、上記シフトシャフト（１７）と
同様にしてブラケット（２８）へ取付け、その外端を、
同様のシールゴム（３９）を介して、ボトムカウリング
（６）外方へ突出させたレギュレータ即ち調速装置用の
シャフトを示している。

効果以上の如く本発明によれば、シフトシャフトを支持する
ためのブラケットは、ボトムカウリング内に配置されて
該ボトムカウリングによって覆われ、且つシフトシャフ
トは、該ボトムカウリングに形成した孔より外方へ突出
させているから、従来のようにボトムカウリングに切欠
部を設けてブラケットを突出させたものと異なって、シ
フトシャフトと前記ボトムカウリングの孔部分とのシー
ルのみ行えばよく、ブラケットと切欠部のシールは全く
不要であり、シール構造が簡単となって全体に安価に構
成できる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、船外機全体の正面図、第２図は、ボトムカウ
リング内部の構造を上方から見た場合の一部横断拡大平
面図、第３図は、ボトムカウリングとシフトシャフトと
の仕組み構造を示す要部分解斜視図、第４図は、ボトム
カウリングのアッパーケースへの取付は構造を示す要部
拡大縦断面図を示している。ｆｉｌ・・・ドライブユニットケース、（２）・・・ア
ッパーケース、（４ン・・・エンジン、（６）・・・ボ
トムカウリング、（９）・・・前後進切換えクラッチ、
（１７）・・・シフトシャフト、（２０）・・・開口部
、（２１）・・・フランジ、（２２）・・・シールゴム
、（２５）・・・押さえプレート、（３４）・・・孔、
（３５）・・・シールゴム。特　許出願人　ヤンマーディーゼル株式会社代理人弁理
士　樟　本　久　幸

Claims

【特許請求の範囲】１、ドライブユニット上にエンジンを取付け、同じくこ
のドライブユニットへ取付けたカウリングにて前記エン
ジンを覆う船外機において、このカウリング内において
、上記ドライブユニットのケースへ取付けたブラケット
にて同じくケース内の前後進クラッチを作動させるシャ
フトを支持し、該シャフトの端部を前記カウリング壁の
孔より突出させたことを特徴とする船外機のカウリング
構造。２、ボトムカウリングの開口部周縁と該開口部周縁の下
部へ取付ける押さえプレートとで前記開口部端面倒に凹
部を形成し、この凹部を前記ドライブユニットケース外
周のフランジヘレール材を介して嵌合させて、前記カウ
リングをドライブユニットケースへ固定した特許請求の
範囲第１項記載の船外機のカウリング構造。