JPH10338196A

JPH10338196A - 船外機のエンジンカバー

Info

Publication number: JPH10338196A
Application number: JP9151240A
Authority: JP
Inventors: Shuichi Mishima; 秀一三嶋; Toshio Watanabe; 敏夫渡辺; Eiji Shimada; 英次島田; Katsuhiro Fukuda; 克宏福田; Jun Ito; 潤伊藤; Akira Takahashi; 暁高橋; Shuichi Hagino; 修一萩野
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1997-06-09
Filing date: 1997-06-09
Publication date: 1998-12-22

Abstract

(57)【要約】【課題】構造の簡素化と部品点数の削減とを図った船外
機のエンジンカバーを提供するにある。【解決手段】エンジンホルダ２上にカムチェーンケース
７を介してエンジンを配置すると共に、これらの周囲を
エンジンカバー２０で覆った船外機１において、エンジ
ンカバー２０は左右のサイドカバー２４Ｌ，２４Ｒに分
割可能なロアカバー２１と、このロアカバー２１の上部
に着脱可能に設けられアッパーカバーとから構成される
一方、カムチェーンケース７とエンジンホルダ２との接
合面側部に上下方向に両方に跨がるように凹陥部２７を
形成すると共に、これらの凹陥部２７に対向するサイド
カバー２４Ｌ，２４Ｒ内面に支持ボス２８を一体的に突
設し、これらの支持ボス２８をマウント部材２９を介し
て凹陥部２７に嵌合してサイドカバー２４Ｌ，２４Ｒを
船外機１に固定したものである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、船外機のエンジン
カバーに関する。

【０００２】

【従来の技術】船外機のエンジンはエンジンカバーによ
り覆われている。エンジンカバーは、例えば船外機側に
固定され、左右に分割可能なサイドカバーと、このサイ
ドカバー上に着脱自在に設けられたアッパーカバーとか
ら構成されるものがあり、その構造の具体例として例え
ば特開昭６２−１８３９４号公報に示すようなものがあ
る。

【０００３】この従来例において示されるサイドカバー
の支持方法は船外機側にゴム等の弾性体から形成された
凸形状のマウント部材を設け、サイドカバーの内側に形
成された凹部をこのマウント部材に嵌合させる方法であ
る。

【０００４】ところで、通常サイドカバーの内側下部に
はシール部が設けられており、エンジンカバー内に外部
からの水の浸入を防止している。シール部は、例えば船
外機側に鍔状のシールフランジを設け、このシールフラ
ンジにその全周に亘ってゴム等の弾性体から形成された
シール部材を取付けると共に、サイドカバーの内側に全
周に亘って凹溝を形成し、この凹溝にシール部材を嵌め
込むようにしている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、船外機
にマウント部材を設けたり、サイドカバーの内側に全周
に亘って凹溝を形成すると構造が複雑になる。また、マ
ウント部材とシール部材とを別体に備えることは部品点
数の増加となる。

【０００６】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、構造の簡素化と部品点数の削減とを図った船外
機のエンジンカバーを提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明に係る船外機のエ
ンジンカバーは、上述した課題を解決するために、請求
項１に記載したように、エンジンホルダ上にカムチェー
ンケースを介してエンジンを配置すると共に、これらの
周囲をエンジンカバーで覆った船外機において、上記エ
ンジンカバーは左右のサイドカバーに分割可能なロアカ
バーと、このロアカバーの上部に着脱可能に設けられア
ッパーカバーとから構成される一方、上記カムチェーン
ケースと上記エンジンホルダとの接合面側部に上下方向
に両方に跨がるように凹陥部を形成すると共に、これら
の凹陥部に対向する上記サイドカバー内面に支持ボスを
一体的に突設し、これらの支持ボスをマウント部材を介
して上記凹陥部に嵌合して上記サイドカバーを船外機に
固定したものである。

【０００８】また、上述した課題を解決するために、請
求項２に記載したように、上記カムチェーンケースおよ
び上記エンジンホルダの周囲に鍔状のシールフランジを
形成し、このシールフランジにシール部材を嵌合して上
記サイドカバー内面との間をシールすると共に、このシ
ール部材と上記マウント部材とを一体に形成したもので
ある。

【０００９】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項３に記載したように、上記シール部材の一部分を
上記サイドカバー内面から離して空気取入口を形成した
ものである。

【００１０】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項４に記載したように、カムチェーンケースの
前部にシフトロッドを配置すると共に、このシフトロッ
ドが挿通するロッドブーツを上記シール部材と一体に形
成したものである。

【００１１】そして、上述した課題を解決するために、
請求項５に記載したように、上記シールフランジの前側
を前斜め上方に傾斜するように形成したものである。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。

【００１３】図１は、この発明を適用した船外機の左側
面図であり、その一部（エンジンカバー）を断面で示
す。また、図２はこの船外機の左側縦断面図である。図
１および図２に示すように、この船外機１はエンジンホ
ルダ２を備え、このエンジンホルダ２の上方にエンジン
３が設置される。このエンジン３は、例えば水冷４サイ
クル三気筒エンジンであり、シリンダヘッド４、シリン
ダブロック５およびクランクケース６等を組み合わせて
構成され、カムチェーンケース７を介してエンジンホル
ダ２上に載置される。

【００１４】クランクケース６の後方、図においては右
側にシリンダブロック５が配置される。また、シリンダ
ブロック５の後方にはシリンダヘッド４が配置される。
そして、クランクケース６、シリンダブロック５および
シリンダヘッド４の下部にカムチェーンケース７が配置
される。

【００１５】クランクケース６内にはクランクシャフト
８が垂直に配置される一方、エンジンホルダ２の下部に
はオイルパン９が配置される。また、オイルパン９の下
部にはドライブシャフトハウジング１０が設置される。
さらに、クランクシャフト８の下端部にはドライブシャ
フト１１の上端部が例えばスプライン嵌合される。そし
て、ドライブシャフトハウジング１０内に形成されたシ
ャフトパイプ１２内をドライブシャフト１１が下方に向
かって延び、ドライブシャフトハウジング１０の下部に
設けられたギヤケース１３内の図示しないクラッチ機構
およびプロペラシャフトを介してプロペラ１４を駆動す
るように構成される。

【００１６】また、このエンジン３にはシフトロッド１
５を介して接続されたクラッチコントロール手段（図示
せず）によりクラッチ機構を遠隔操作し、このクラッチ
機構の切換操作によってプロペラ１４の回転方向を変換
するように構成される。シフトロッド１５はドライブシ
ャフト１１の前方にドライブシャフト１１とほぼ平行に
配置される。また、シフトロッド１５の上部はカムチェ
ーンケース７の前部を通って上方に延び、リンク機構１
６を介して例えば図示しないシフトケーブル等に接続さ
れる。

【００１７】一方、シリンダヘッド４内にはカムシャフ
ト１７等の動弁機構１８が配置される。また、カムチェ
ーンケース７内には図示しないカムチェーンが配置さ
れ、このカムチェーンによってカムシャフト１７とクラ
ンクシャフト８とが作動連結される。なお、シリンダヘ
ッド４の後部はシリンダヘッドカバー１９によって覆わ
れる。

【００１８】エンジン３と、カムチェーンケース７、エ
ンジンホルダ２およびオイルパン９の廻りは例えば合成
樹脂製のエンジンカバー２０によって覆われる。このエ
ンジンカバー２０は、カムチェーンケース７、エンジン
ホルダ２およびオイルパン９の周囲に配置され、永続的
に固定されるロアカバー２１と、その上部に着脱可能に
設けられるアッパーカバー２２とを備え、上下分割式に
構成される。なお、上下のカバーはロックレバー２３に
より固定される。

【００１９】また、ロアカバー２１はポート（左）側サ
イドカバー２４Ｌとスターボード（右）側サイドカバー
２４Ｒとに分割される左右分割式に構成され、さらにこ
れらのサイドカバー２４Ｌ，２４Ｒの前部には別体のフ
ロントパネル２５が設けられる。そして、これらのサイ
ドカバー２４Ｌ，２４Ｒの断面形状は、前方に向かうに
連れて上方に傾斜し、さらに中心に向かって絞られた形
状に設定される。

【００２０】図３は、カムチェーンケース７の平面図で
あり、図４はカムチェーンケース７の底面図である。ま
た、図５は図３のＶ−Ｖ線に沿う断面図である。さら
に、図６は、エンジンホルダ２の平面図であり、図７は
エンジンホルダ２の底面図である。また、図８は図６の
VIII−VIII線に沿う断面図である。そして、図９は、カ
ムチェーンケース７およびエンジンホルダ２の左側面図
である。

【００２１】図３〜図９に示すように、カムチェーンケ
ース７およびエンジンホルダ２の周囲にはこれらの外周
側に突出する鍔状のシールフランジ２６が形成される。
このシールフランジ２６は、カムチェーンケース７側に
一体に形成された前半フランジ２６Ｆと、エンジンホル
ダ２側に一体に形成された後半フランジ２６Ｒとから構
成される。

【００２２】前半フランジ２６Ｆは、カムチェーンケー
ス７の前面からその上縁に沿って側方に周り込み、その
後部が後斜め下方に傾斜してカムチェーンケース７の下
縁で途切れるように形成される。一方、後半フランジ２
６Ｒはエンジンホルダ２左右側面の中間部分やや前より
から始まって後方に延び、高面に周り込むように形成さ
れ、その始まり部分が前斜め上方に傾斜してエンジンホ
ルダ２の縁部から始まるように形成される。

【００２３】そして、図９に示すように、カムチェーン
ケース７とエンジンホルダ２とが接合されると前半フラ
ンジ２６Ｆと後半フランジ２６Ｒとが滑らかに繋がり、
シールフランジ２６がカムチェーンケース７からエンジ
ンホルダ２にかけて連続的に構成される。さらに、カム
チェーンケース７とエンジンホルダ２との接合面側部に
は上下方向に両方に跨がるように複数個の凹陥部２７が
形成される。

【００２４】図１０は、図１のＸ−Ｘ線に沿う断面図で
あり、図１１は図１０のXI−XI線に沿う断面図である。
また、図１２は図１０のXII −XII 線に沿う断面図であ
り、図１３は図１０のXIII−XIII線に沿う断面図であ
る。

【００２５】図１０〜図１３に示すように、両方のサイ
ドカバー２４Ｌ，２４Ｒ内面で、カムチェーンケース７
とエンジンホルダ２との接合面側部に形成された凹陥部
２７に対向する部位には支持ボス２８が一体的に突設さ
れる。そして、これらの支持ボス２８はゴム等の弾性体
から形成されるマウント部材２９を介して凹陥部２７に
嵌合され、両方のサイドカバー２４Ｌ，２４Ｒ、すなわ
ちロアカバー２１がカムチェーンケース７およびエンジ
ンホルダ２、すなわち船外機１に固定される（図１１参
照）。

【００２６】一方、カムチェーンケース７およびエンジ
ンホルダ２の周囲に形成されたシールフランジ２６には
そのほぼ全周に亘ってシール部材３０が取り付けられ
る。シール部材３０のシールフランジ２６側にはシール
フランジ２６に外周側から嵌合可能な溝３０ａが形成さ
れると共に、シール部材３０のサイドカバー２４Ｌ，２
４Ｒ側には変形可能なリップ部３０ｂが形成され、サイ
ドカバー２４Ｌ，２４Ｒ内面の形状に沿って密着可能に
構成される（図１２参照）。

【００２７】そして、シール部材３０は上記マウント部
材２９同様ゴム等の弾性体から形成され、シール部材３
０とマウント部材２９とは一体に形成される。

【００２８】ところで、前記シフトロッド１５はカムチ
ェーンケース７の前部を通って上方に延びるため、カム
チェーンケース７に形成された前半フランジ２６Ｆの一
部が切り欠かれ、この切欠部７ａをシフトロッド１５が
通る。そして、この切欠部７ａから水が浸入しないよう
ロッドブーツ３１がシール部材３０と一体に形成され、
このロッドブーツ３１内をシフトロッド１５が挿通する
（図２および図１３参照）。

【００２９】また、シール部材３０はサイドカバー２４
Ｌ，２４Ｒ内面の全周に亘って密着するように構成され
るが、船外機１後部の一部分のシール部材３０がサイド
カバー２４Ｌ，２４Ｒ内面から離れ、空気取入口３２
（図１０において網状のハッチングで示す部分）を形成
すると共に、サイドカバー２４Ｌ，２４Ｒの前方下部に
開口部３３が形成され、この開口部３３から取り入れら
れた外気を空気取入口３２からアッパーカバー２２内に
導く。

【００３０】次に、本実施例の作用について説明する。

【００３１】カムチェーンケース７とエンジンホルダ２
との接合面側部に上下方向に両方に跨がるように複数個
の凹陥部２７を形成すると共に、これらの凹陥部２７に
対向する両方のサイドカバー２４Ｌ，２４Ｒ内面に支持
ボス２８を一体的に突設し、これらの支持ボス２８をマ
ウント部材２９を介して凹陥部２７に嵌合して両方のサ
イドカバー２４Ｌ，２４Ｒをカムチェーンケース７およ
びエンジンホルダ２に固定するようにしたことにより、
構造が簡素化できる。

【００３２】また、サイドカバー２４Ｌ，２４Ｒは通常
その断面形状が前方に向かうに連れて上方に傾斜し、さ
らに中心に向かって絞られた形状に設定されているた
め、シール部材３０を水平に配置するとサイドカバー２
４Ｌ，２４Ｒの前部においてシール幅が充分に確保でき
ないことがあるが、カムチェーンケース７およびエンジ
ンホルダ２の周囲に形成され、シール部材３０が嵌合さ
れる鍔状のシールフランジ２６の前側を前斜め上方に傾
斜するように形成したことによりサイドカバー２４Ｌ，
２４Ｒの前部において充分なシール幅が確保できる。

【００３３】さらに、シール部材３０とマウント部材２
９とロッドブーツ３１とを同様な素材から形成し、シー
ル部材３０とマウント部材２９とを一体に形成すれば、
構造が簡素化されるとともに、部品点数も削減でき、さ
らに組み付け工程数も減ってコストを低減できる。

【００３４】さらにまた、シール部材３０の一部分をサ
イドカバー２４Ｌ，２４Ｒ内面から離して空気取入口３
２を形成したことにより、従来エンジンカバー２０の外
面に形成されていた空気取入口３２を撤去できたり、そ
の形状やレイアウトを変更するなどが可能となり、エン
ジンカバー２０の設計自由度が増す。

【００３５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機のエンジンカバーによれば、エンジンホルダ上にカム
チェーンケースを介してエンジンを配置すると共に、こ
れらの周囲をエンジンカバーで覆った船外機において、
上記エンジンカバーは左右のサイドカバーに分割可能な
ロアカバーと、このロアカバーの上部に着脱可能に設け
られアッパーカバーとから構成される一方、上記カムチ
ェーンケースと上記エンジンホルダとの接合面側部に上
下方向に両方に跨がるように凹陥部を形成すると共に、
これらの凹陥部に対向する上記サイドカバー内面に支持
ボスを一体的に突設し、これらの支持ボスをマウント部
材を介して上記凹陥部に嵌合して上記サイドカバーを船
外機に固定したため、サイドカバーの取付構造が簡素化
される。

【００３６】また、上記カムチェーンケースおよび上記
エンジンホルダの周囲に鍔状のシールフランジを形成
し、このシールフランジにシール部材を嵌合して上記サ
イドカバー内面との間をシールすると共に、このシール
部材と上記マウント部材とを一体に形成したため、シー
ル部の構造が簡素化され、部品点数も削減される。

【００３７】さらに、上記シール部材の一部分を上記サ
イドカバー内面から離して空気取入口を形成したため、
エンジンカバーの設計自由度が増す。

【００３８】さらにまた、カムチェーンケースの前部に
シフトロッドを配置すると共に、このシフトロッドが挿
通するロッドブーツを上記シール部材と一体に形成した
ため、シール部の構造が簡素化され、部品点数も削減さ
れる。

【００３９】そして、上記シールフランジの前側を前斜
め上方に傾斜するように形成したため、サイドカバーの
前部におけるシール幅の確保が充分できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る船外機のエンジンカバーの一実施
例を示す船外機の左側面図。

【図２】図１に示す船外機の左側縦断面図。

【図３】カムチェーンケースの平面図。

【図４】カムチェーンケースの底面図。

【図５】図３のＶ−Ｖ線に沿う断面図。

【図６】エンジンホルダの平面図。

【図７】エンジンホルダの底面図。

【図８】図６のVIII−VIII線に沿う断面図。

【図９】カムチェーンケースおよびエンジンホルダの左
側面図。

【図１０】図１のＸ−Ｘ線に沿う断面図。

【図１１】図１０のXI−XI線に沿う断面図。

【図１２】図１０のXII −XII 線に沿う断面図。

【図１３】図１０のXIII−XIII線に沿う断面図。

【符号の説明】

１船外機２エンジンホルダ３エンジン７カムチェーンケース１５シフトロッド２０エンジンカバー２１ロアカバー２２アッパーカバー２４Ｌ，２４Ｒサイドカバー２６シールフランジ２６Ｆ前半フランジ２６Ｒ後半フランジ２７凹陥部２８支持ボス２９マウント部材３０シール部材３１ロッドブーツ３２空気取入口

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者福田克宏静岡県浜松市高塚町300番地スズキ株式会社内 (72)発明者伊藤潤静岡県浜松市高塚町300番地スズキ株式会社内 (72)発明者高橋暁静岡県浜松市高塚町300番地スズキ株式会社内 (72)発明者萩野修一静岡県浜松市高塚町300番地スズキ株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】エンジンホルダ上にカムチェーンケース
を介してエンジンを配置すると共に、これらの周囲をエ
ンジンカバーで覆った船外機において、上記エンジンカ
バー２０は左右のサイドカバー２４Ｌ，２４Ｒに分割可
能なロアカバー２１と、このロアカバー２１の上部に着
脱可能に設けられアッパーカバー２２とから構成される
一方、上記カムチェーンケース７と上記エンジンホルダ
２との接合面側部に上下方向に両方に跨がるように凹陥
部２７を形成すると共に、これらの凹陥部２７に対向す
る上記サイドカバー２４Ｌ，２４Ｒ内面に支持ボス２８
を一体的に突設し、これらの支持ボス２８をマウント部
材２９を介して上記凹陥部２７に嵌合して上記サイドカ
バー２４Ｌ，２４Ｒを船外機１に固定したことを特徴と
する船外機のエンジンカバー。
【請求項２】上記カムチェーンケース７および上記エ
ンジンホルダ２の周囲に鍔状のシールフランジ２６を形
成し、このシールフランジ２６にシール部材３０を嵌合
して上記サイドカバー２４Ｌ，２４Ｒ内面との間をシー
ルすると共に、このシール部材３０と上記マウント部材
２９とを一体に形成した請求項１記載の船外機のエンジ
ンカバー。
【請求項３】上記シール部材３０の一部分を上記サイ
ドカバー２４Ｌ，２４Ｒ内面から離して空気取入口３２
を形成した請求項２記載の船外機のエンジンカバー。
【請求項４】カムチェーンケース７の前部にシフトロ
ッド１５を配置すると共に、このシフトロッド１５が挿
通するロッドブーツ３１を上記シール部材３０と一体に
形成した請求項３記載の船外機のエンジンカバー。
【請求項５】上記シールフランジ２６の前側を前斜め
上方に傾斜するように形成した請求項４記載の船外機の
エンジンカバー。