JP3211205B2 - 船外機のカウリング - Google Patents

船外機のカウリング

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穀 圭 介 大
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Superstructure Of Vehicle (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は船外機のカウリング、特
にボトムカウルとトップカウル間のシール装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4は一般的な船外機を示す側面図であ
って、船外機1のドライブシャフトハウジング2の下部
に、プロペラ3を水平に支持するとともにそのプロペラ
3を回転駆動する歯車機構を内蔵したギアケーシング4
が連結されており、上記ドライブシャフトハウジング2
の上部にエンジンを内蔵するカウリング5が設けられ、
ドライブシャフトハウジング2に設けられている取付金
具6によって図示しない船体に装着し得るようにしてあ
る。
【0003】図5は上記カウリング5の縦断面図であっ
て、そのカウリング5はボトムカウル5aとトップカウ
ル5bとから構成されており、ボトムカウル5aの上端
縁部にシールラバ7を介してトップカウル5bを装着す
るようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記シール
ラバー7は従来図6に示すようにトップカウル5bの下
端縁に装着されている。したがって、シールを確実にす
るためにはシールラバー取付部の形状を確実にする必要
があり、また当然当該部の肉厚も厚くする必要があり、
トップカウルの軽量化に問題があるとともに、その製法
にも制限が生じ、また外観上も余り好ましくない形状と
なる等の問題がある。
【0005】そこで、図7に示すようにボトムカウル5
aの上端縁にシールラバー7を装着することも提案され
ている。しかしこの場合にはトップカウル5bの下端縁
部を外周方向に膨らませてシールラバー7の外周を覆う
ようにする必要があり、カウリングの外周に突条が出
来、カウリングの表面に凹凸がないいわゆるフラッシュ
サーフエスの要望に反することになって、デザイン的に
好ましくない等の問題がある。
【0006】本発明はこのような点に鑑み、トップカウ
ルを簡単に、薄く、軽く作ることができてフラッシュサ
ーフエスとすることができ、良好なシール性を得ること
ができるようにした船外機のカウリングを得ることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボトムカウル
にトップカウルを装着してエンジンを覆う船外機のカウ
リングにおいて、ボトムカウルの上端面内周側にシール
ラバー装着用の係合片を上方に突設し、外側面にトップ
カウルの下部内周面との径方向シールを行う第1のリッ
プを設け下部外周にトップカウルの下端面との間のシー
ルを行う高さ方向シール用の第2のリップを設けたシー
ルラバーを、上記係合片にその係合片を被覆するように
装着する。
【0008】さらに、ボトムカウル内壁に軸支されボト
ムカウル内に突入されたレバー軸の頂端部にそのレバー
軸とともに回動するロックプレートを装着するととも
に、ボトムカウル内に高さ方向調節自在な受部材を設
け、トップカウル内壁には、トップカウルをボトムカウ
ルに装着したとき、前記ロックプレートを係合し得るフ
ックを上下調節可能に装着するとともに、上記受部材に
当接する突起部を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】ボトムカウルの上端面内周側に突設された係合
片にシールカバーを装着し、そのシールカバーの外周面
及び下部外周に設けたリップによってトップカウルとの
間のシールを行なうので、トップカウルの肉厚を必要以
上に厚くする必要がなく、薄く、軽量にでき、カウリン
グのフラッシュサーフエス化を図ることができる。ま
た、トップカウルのボトムカウルに対する高さ方向の隙
間調整は、ボトムカウルに設けられた受部材とトップカ
ウルに設けられた突起部とによって、ロックプレートと
フックとの係合とは別に行なうので、良好なシール性を
得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、図1乃至図3を参照して本発明の実施
例について説明する。
【0011】図1及び図2において、ボトムカウル5a
の上端面にはその内周側に上方に突出するシールラバー
装着用の係合片10が全周にわたって突設されており、
その係合片10にシールラバー11が係合装着されてい
る。上記シールラバー11は、図2に示すように、係合
片10にその上方から被覆係合し得るように断面逆U字
状に形成され、その外側面にトップカウルの下部内周面
と当接する第1のリップ11aが設けられ、また下部外
周にトップカウルの下端面が当接する断面コ字状の第2
のリップ11bが一体的に設けられている。
【0012】しかして、ボトムカウル5aにトップカウ
ル5bを装着したとき、図1に示すように、トップカウ
ル5bの下部内周面が第1のリップ11aに圧接され一
つのシール部が形成されるとともに、トップカウル5b
の下端面が第2のリップ11bに圧接され他のシール部
が形成される。
【0013】このように本発明においては、ボトムカウ
ル5aにシールラバー11を装着するので、トップカウ
ル5bの肉厚を全体的に比較的薄く形成することがで
き、ボトムカウル5bにならってトップカウル5bの形
状が決まり、フラッシュサーフエス化を図ることができ
る。
【0014】ところで、ボトムカウル5aにトップカウ
ル5bを合わせた状態でッフラッシュサーフエス化する
ためには、第2のリップ11bのように高さ方向でシー
ルした方が簡単であり、信頼性も向上する。
【0015】そこで、本発明においてはさらにトップカ
ウル5bのボトムカウル5aに対する高さ方向の位置決
めを容易に且つ確実に行ない得るような構成が設けられ
ている。
【0016】すなわち、図1に示すように、ボトムカウ
ル5aにはトップカウル5bをロックするためのロック
プレート操作用のレバー軸12が軸受13a,13bに
よって軸支されている。すなわち、ボトムカウル5a内
には、その内側壁寄りにボス14が突設され、そのボス
14内に上記レバー軸12が貫挿され、軸受13a、1
3bによってそのレバー軸12が軸支されている。
【0017】レバー軸12の下端にはレバー12aが設
けられており、上端にはロックプレート15が装着され
ている。またボス14上にはワッシャー16が設けら
れ、そのワッシャー16とロックプレート15間にはス
プリング17が介装されており、ロックプレート15を
介してレバー軸12が上方に付勢され、その抜け出しが
防止されている。
【0018】一方、トップカウル5bの内壁面には、リ
ベット18によってブラケット19が固着されており、
そのブラケット19に前記ロックプレート15が係合す
るフック20がボルト21によって装着されている。そ
して、上記フック20のボルト21挿通孔22は上下方
向に延びる長孔としてあり、その長孔によってフック2
0の上下位置を調整可能としてある。さらに、上記ブラ
ケット19には、フック20の一側方に下方に突出する
突起23が設けられ、この突起23にクッションゴム2
4が被覆装着されている。また、ボトムカウル5aに
は、上記ブラケト19に設けられた突起23と対向する
位置に、突起23にクッションゴム24を被覆した突起
部が当接する受部材25が螺着されており、その受部材
25を回動することによって、その受部材25の高さ位
置を調節できるようにしてあり、ロックナット26によ
ってその高さ位置を固定するようにしてある。
【0019】しかして、トップカウル5bをボトムカウ
ル5aに装着し、シールラバー11の第2のシール11
bが所定量圧縮された状態になると突起23に装着した
クッションゴム24が受部材25に当接し、トップカウ
ル5bの位置が所定高さ位置に設定され、レバー12a
によってレバー軸12を軸線回りに回動することによっ
て、ロックプレート15をフック20に係合させ、トッ
プカウル5bの固定を行なうことができる。
【0020】このようにして、受部材25及びフック2
0の高さ位置調整によってボトムカウル5aとトップカ
ウル5bとの高さ方向の隙間を調節することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はボトムカ
ウルの上端面内周側にシールラバーを装着し、そのシー
ルラバーの外側面及び下部外周に設けたリップによって
トップカウル間のシールを行なうようにしたので、トッ
プカウルの肉厚を薄く、軽くすることができ、しかもフ
ラッシュサーフエス化を容易に図ることができる。さら
に、トップカウルに設けた突起部とボトムカウルに設け
た受部材との当接により、トップカウルとボトムカウル
との高さ方向の隙間が所定値に調節されるので、常にシ
ール性、確実性を保持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の船外機カウリングにおけるトップカウ
ルとボトムカウルとのロック装置部の縦断面図
【図2】本発明におけるシールラバー取付状態を示す断
面図
【図3】トップカウルとボトムカウルのロック装置部の
図1の矢示方向に見た部分図
【図4】船外機の側面図
【図5】船外機のカウリングの断面側面図
【図6】従来のカウリングにおけるシール部の断面図
【図7】従来のカウリングにおけるシール部の他の実施
例の断面図
【符号の説明】
5a ボトムカウル 5b トップカウル 10 係合片 11 シールラバー 11a 第1のリップ 11b 第2のリップ 12 レバー軸 12a レバー 14 ボス 15 ロックプレート 19 ブラケット 20 フック 23 突起 24 クッションゴム 25 受部材 26 ロックナット

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボトムカウルにトップカウルを装着してエ
    ンジンを覆う船外機のカウリングにおいて、ボトムカウ
    ルの上端面内周側にシールラバー装着用の係合片を上方
    に突設し、外側面にトップカウルの下部内周面との径方
    向シールを行う第1のリップを設け下部外周にトップカ
    ウルの下端面との間のシールを行う高さ方向シール用の
    第2のリップを設けたシールラバーを、上記係合片にそ
    の係合片を被覆するように装着し、ボトムカウル内壁に
    軸支されボトムカウル内に突入されたレバー軸の頂端部
    にそのレバー軸とともに回動するロックプレートを装着
    するとともに、ボトムカウル内に高さ方向調節自在な受
    部材を設け、トップカウル内壁には、トップカウルをボ
    トムカウルに装着したとき、前記ロックプレートを係合
    し得るフックを上下調節可能に装着するとともに、上記
    受部材に当接する突起部を設けたことを特徴とする、船
    外機。
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US7210973B2 (en) 2002-04-11 2007-05-01 Brp Us Inc. Outboard engine cowling
JP2006182221A (ja) * 2004-12-28 2006-07-13 Yamaha Marine Co Ltd 船外機のカウル構造
JP2006188079A (ja) 2004-12-28 2006-07-20 Yamaha Marine Co Ltd 船外機
JP2006182218A (ja) 2004-12-28 2006-07-13 Yamaha Marine Co Ltd 船外機のカウル構造
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