JPS60194984A - ボタン穴ミシンの縫製物挟持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、特許請求の範囲第１項の１）り提概念に記載
の縫製物挾持装置に関し、より厳密には、ボク／穴縫い
領域が縫い過程中にしわができないように、平らになる
ように縫製物を緊張せしめる／ζめの縫製物挟持装置に
関するものである。

従来技術 この種の縫製物挟持装置は、米国％許第２１８７２３５
号公報から公知である。この公知の縫製物挟持装置は、
旋回可能に支承される相持レバーに配置され、縫製物載
置板に対して予じめ弾性的に状勢されるだ円形の押え装
置を有している。押え装置は、ボタン穴の形状に対応し
ている開口部を備え、この開口部のなかで、担持レバー
と結合される管状の押え部材が押え装置に対して運動可
能である。

載置板には、管状の押え部材と対応している、ボタン大
川穴あけカッター或は針の貫通のための開口部が設けら
れている。押え装置を持ち上げた状態で載置板に載置さ
れる縫製物は、押え装置が降ろされると捷ず穴あけ領域
或は縫い領域の周囲で載置板に押圧され、しつかシと挾
持される。押え装置がさらに降下すると、管状の押え部
材が縫製物を載置板の開口部のなかへ押し入れ、その際
縫い領域を、例えば太鼓の皮のようにあらゆる方向へ緊
張せしめる。

この縫製物挾持装置の場合、担持レバー用の降Ｆ装置を
除けば、縫製物を縫い・領域にて緊張せしめるだめの固
有の駆動手段を必要としないが、この種の緊張態様の場
合、縫製物を押え部材によつ−Ｃ開口部のなかへ押し入
れる際にしわが生じるのが欠点である。また厚い縫製物
を処理する場合、開口部への押し込みによって装置が破
損するおそれがあり−１一方薄い縫製物を緊張せしめる
ことは全く不可能である。

ドイツ特許第８８６２４２号公報から公知の縫製物挾持
装置では、縫製物がまず、２つの締付はリブを備えた縫
製物クランプフレームによって、針板を包含している縫
製物載置仮に完全に押圧される。

縫製物載置仮には、ボタン穴縦軸線に対して平行に延び
る溝が設けられている。縫製物が縫製物クランプフレー
ムによって載置板にてしっかりと挟持された後、２つの
、締付はリブの１つの側方に上下動可能に配置される緊
張棒が縫製物を前記溝のなかへ押し込み、縫製物をボタ
ン穴縫い頑截にて緊張せしめる。この緊張棒は、ハンド
１／バーを操作することによって手動で、もしくはミン
ンの始動時に作用する付加的なレバー棒を介して機械的
に操作され、縫製物を緊張せしめる。

この縫製物挾持装置の場合、縫製物を載置板の溝幼なか
へ押し込める際、視覚的に認められるほどの変形が縫製
物に残るおそれがあるばかシでなく、緊張棒が後に形成
されるボタン穴スリットの片側に、且つ２つの給飼はリ
ブの１つの側方に密に隣接して配置されているため、縫
製物が横方向に反り、その結果縫製物クランプフレーム
の２つの締付はリブの間の領域で、生地の個々の糸の状
態に乱れが生じやすくなり、それによって縫い線の積み
重みによシ歪が生じやすい縫製物に、ボタン穴の捷わり
でしわができることがあシ、或はこのようなしわの深さ
が犬きくなることがある。

目　的 本発明は、特許請求の範囲第１項の前提概念に記載の縫
製物挾持装置に於て、縫製物挾持装置の運動方向に対し
て平行に縫製物を緊張させる装置のための駆動手段を必
要とすることなしに、ボタン穴縫い領域にて縫製物をし
わができないように引張り、縫い過程中に歪が生じない
ように挾持することを目的とする。

構　成 本発明は、上記目的を達成するため、押え装置が、クラ
ンプフレームに対して間隔をもって縫製物運動方向にず
らして配置され、且つ降下時に、挾持面が鋭角にし載置
板に突き当たるクランプフレームの前にもたらされるよ
うにしたことを重機とするものである。

他の有利な構成は、特許請求の範囲第２項及び第３項に
開示されている。

作　用 挟持面が載置板に対し傾斜しているクランプフレームに
対して押え装置が前方に配置されていることにより、担
持レバーが降ドすると押え装置は捷ず縫製物上に載置さ
れ、縫製物を、クランプフレームから間隔をもって載置
板」二でしっかりと押えつける。相持レバーがさらに降
下すると、傾斜した挟持面の、押え装置とは運の側の千
“稜が、縫製物に突き当たり、クランプフレームが、ボ
タン穴縦軸線に対して横に向けられる支持軸の１わりに
旋回運動を行ない、縫製物を縫製物運動方向へしわがで
きないように引張る。との引張りは、挟持面が載置板に
対して平行に縫製物上へ全面にて載置され、縫製物を軽
く緊張させた状態でボタン穴縫い領域にてしっかりと締
付けるまで行なわれる。このように縫製物を傷めないよ
うにしてしわの形成が確実に阻止される。

効　果 本発明により、縫製物挾持装置の運動方向に対して平行
に縫製物を緊張させる装置のための駆動手段を必要とす
ることなしに、ボタン穴縫い領域にて縫製物をしわがで
きないように引張り、縫い過程中に歪が生じないように
挾持することができる。

実施例 次に、本発明の１実施例を添付の図面を用いて説明する
。

公知のボタン穴ミシンは１の符号で表わされている。ボ
タン穴ミシンは、上下動可能で且つミシンの縦軸線に対
して垂直に往復動し、糸を案内する針３を備えた針棒２
を有している０針３は、ベッド４に配置され図示されて
いないルーバーと協働して縫い線を形成する。ベッド４
の縦みぞ５内で滑り板６が案内されている。滑り板６に
は縫製物載置板７が固定されている。載置板７は、該載
置板７とともに縫製物クランプを形成している縫製物ク
ランプフレーム８の下方まで達している。

クランプフレーム８は、針３とボタン穴カッターとが貫
通するための縦スリット９を有する挾持板１０から成る
。挾持板１０の挾持面は粗く形成され、或はみそが形成
されている。挾持板１０ハ、両幅狭側に支持板１２　、
１３を有している。さらに挾持板１０は、ミシンの縦軸
線に対して平行に向けられるねじ１７によって、担持部
材１６のアーム１４　、１５に枢着され、そして担持部
材■６Ｆｉ、ミシンの縦軸線に対して垂直に向けられる
ビン１９のまわりに旋回可能に担持レバー１８に配置さ
れている。これによって、挾持板工０は平らでないどん
な縫製物にも適合する。

ビン１９には脚ばね２０が配置されている。脚はね２０
の１つの脚２１は、担持レバー１８の穴に差し込まれ、
そして他の脚２２は、担持部材１６に係着されている。

この脚ばね２０Ｖｃよって、クランプフレーム８は、傾
斜状態へ持ち上げられた位置で止めどン２３に対して押
圧され、この位置で挾持面１１と載置板７とは鋭角を形
成する。

担持レバー１８は、滑動部材２５の支持ビン２４のまわ
りに旋回可能に支持されている。滑動部材２５は、ミシ
ンのアームに固定される２つの案内棒２６上を滑動する
。図示した実施例では、担持レバー１８の一端に、該担
持レバー１８を固定するための引張チェーン２７が掛合
している。担持レバー１８の他端には、案内ロー２２９
のための■字形の案内みぞ２８が設けられている。案内
ローラ２９ハ、ミシンのアーム内で鉛直方向に可動でば
ねによって状勢される押え棒３０の下端に回動可能に装
着されている。滑動部材２５は、湾曲体３１によって載
置板７の滑シ板６と結合されている。

担持レバー■８の自由端には、押え装置３２がねじ３３
によって固定されている。押え装置３２は、クランプフ
レーム８が縫製物Ｗの上に載置される前に、縫製物Ｗを
クランプフレーム８から間隔をおいて載置板７の上に押
えつけ固定するために用いられる。この押′え装置３２
は固定板３４を有し、該固定板３４　Ｋ　Ｕ字形の支持
部材３５がはんだ付は或は溶接により取り付けられてお
り、該支持部材３５のアーム３６　、３７で押え板３８
が該押え板に設けられる滑行用ビン３９により軸線方向
に可動に案内されている。アーム３６　、３７の間には
案内台／１．０が固定されておシ、該案内台４０の案内
突出部４１は支持台３５のアーム３７のスリット４２の
なかで案内されている。押え板３８の底面は、接着摩擦
係数の高いゴム等の物質から成るライニング材４３が取
９付けられている。案内台４０と支持部材３５のアーム
３６との間には、圧縮ばね４４が滑行用ビン３９に配置
され、該圧縮ばね４４によって押え板３８が載置板７に
対して予じめ弾性的に緊張せしめられるＯ クランプフレーム８と押え装置３２とを備えた相持レバ
ー１８を滑り板６及び載置板７とともにミシンの縦軸線
に対して平行に移動させるために、ボタン穴ミシンで通
常使用される制御板４５が用いられる。この制御板４５
は、１ＩＩＩ１４６のまわりに回転可能にミシンのアー
ムに装着され、制御みぞ４７を有している。制御みぞ４
７のなかには、ミシンのアームに支持ピン４９に取シ付
けられ円弧状のスリット５１を有する揺れ腕５０のビン
４８が突出している。

ビン４８には、摩擦を少なくさせるために、制御みぞ４
７に係入するローラを配置することができる。

制御みぞ４７から、担持レバーエ８及び滑シ板６と結合
されている滑動部材２５へ運動を伝達するために、ビン
５３によって一端を滑動部材２５に枢着されている二分
割された送ｐ棒５２が用いられる。

送り棒５２の他端にはねじビン５４が固定されている。

ねじビン５４は、揺れ腕５０の円弧状のスリット５■を
貫通し、そして載置板７とクランプフレーム８の移動運
動の大きさを変えるために、従ってボタン穴の大きさを
変えるために、支持ビン４９に対して位置調整可能であ
り、且つねじレバー５５によって固定可能である。

作用態様 まず担持レバ−１８ヲ操作することによってクランプフ
レーム８と押え装置３２とが、引張チェーン２７ｖＣＪ
ｔ）、押え棒３０を付勢しているばねの作用に抗して載
置板７から持ち上げられ、第３図に示した位置へもたら
でれる。この位置でクランプフレーム８は脚ばね２０に
よって傾斜状態へもたらされ、相持部材１６が止めどン
２３に押圧される。ボタン穴を縫い付けるボタン縁を備
えたシャツ前部分等の縫製物Ｗが載置板７上に載置され
、所定の方向へ向けられる。引張チェーン２７ｆ：弛緩
させ・ることによシ、担持レバー１８は、案内ローラ２
９を備えた押え棒３０に作用する前記ばねによって反時
計方向へ支持ピン２４のまわシに旋回し、その結果クラ
ンプフレーム８と押え装置３２が降ろされる。

クランプフレーム８と押え装置３２は次のように配置で
れ、即ち押え装置３２の、圧縮はね４４によって載置板
７に対して予じめ弾性的に状勢される押え板３８が、挾
持板１０の挾持面１１の前にもたらされ、従って捷ず縫
製物Ｗに載置され、次に縫製物Ｗを載置板７に押しつけ
るように配置されている。

挾持面１１が載置板７と鋭角を形成しているクランプフ
レーム８の傾斜状態によって、押え装置３２とは逆の側
の挟持板１０の稜が、押え装置３２の押え板３８が降Ｆ
している間に縫製物ＷｖＣ突き当たる。

このときクランプフレーム８は、押え板３８の降下が終
了するまで反時計方向に支持ピン１９のまわ９に旋回し
、その際押え装置３２とは逆の側の挾持板１０の稜が押
え装置３２から離間し、その結果縫製物Ｗがボタン穴縫
い付は領域にて自動的に滑行して緊張せしめられ、挾持
板１０の挾持面１１が全面にて縫製物Ｗに載置され、縫
製物Ｗを、公知のごとく経過する縫い過程のために載置
板７上で緊張状態でしっかりと締付ける。それによって
、縫製物のボタン穴の周囲にしわができることが簡単に
阻止される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による縫製物挟持装置を備えたボタン穴
ミシンの側面図、第２図は押え装置の拡大図、第３図は
持ち上げられた位置［ある相持レバーを縫製物クランプ
フレーム及び押え装置とともに示した図、第４図は降Ｆ
した位置にある担持レバーを、挾持位置にある縫製物ク
ランプフレーム及び押え装置とともに示した、第３図に
類似した図である。 ７・・・載置板　８・・・クランプフレーム１１・・・
挾持面　３２・・・押え装置；、 ｔ′

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （ｉ）　縫製物を載置するための載置板と、旋回可能に
   支承される担持レバーに設けられ、該担持レバーの旋回
   軸に対して平行な軸のまわりに旋回可能なりランプフレ
   ームと、縫製物をボタン穴領域にて緊張せしめるための
   緊張装置とを備え、該緊張装置が、載置板に対して予じ
   め弾性的に状勢される押え装置を有し、該押え装置が、
   載置板へ降下可能で、且つ載置板と協働してボタン穴縦
   軸線に対して平行に運動可能である、ボタン穴ミシンの
   縫製物挾持装置に於て、押え装置（３２）が、クランプ
   フレーム（８）Ｋ対して間隔をもって縫製物運動方向に
   ずらして配置され、且つ降下時に、挟持面（１１）が鋭
   角にて載置板（７）に突き当たるクランプフレーム（８
   ）の前Ｋ　モｆｃらされるようにした前記縫製物挾持装
   置。 （２）押え装置（３２）が、クランプフレーム（８）の
   挟持面（１１）と載置板（７〕とによって形成される角
   度の辺の間に配置されていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項に記載の縫製物挟持装置。 （３）押え装置（３２）と相持レバー（１８）の旋回軸
   （２４）との間隔がクランプフレーム（８）と前記旋回
   軸（２４）との間隔よりも大きいことを特徴とする特許
   請求の範囲第１項または第２項に記載の縫製物挾持装置
   。