JPH10127969A - 針棒天秤ミシン - Google Patents

針棒天秤ミシン

Info

Publication number
JPH10127969A
JPH10127969A JP28837296A JP28837296A JPH10127969A JP H10127969 A JPH10127969 A JP H10127969A JP 28837296 A JP28837296 A JP 28837296A JP 28837296 A JP28837296 A JP 28837296A JP H10127969 A JPH10127969 A JP H10127969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread
needle
needle bar
balance
upper thread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28837296A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tsukioka
高志 月岡
Kazuaki Ishii
一明 石井
Hiroshi Oda
洋 小田
Takayuki Shiina
隆行 椎名
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Juki Corp filed Critical Juki Corp
Priority to JP28837296A priority Critical patent/JPH10127969A/ja
Priority to TW086116099A priority patent/TW353118B/zh
Priority to CN97108397A priority patent/CN1106471C/zh
Publication of JPH10127969A publication Critical patent/JPH10127969A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上糸のたるみを一針毎に十分に解消し、針刺
し現象を十分に解決する。 【解決手段】 針棒天秤2は針66と同時的に上下揺動
する。糸押え3は針66に上糸を供給する上糸供給経路
中で針棒天秤2の糸掛け21より針66側に設けられて
いる。この発明の特徴をなす糸取りばね4はコイルばね
41と糸取り部42とからなる。この糸取りばね4は上
糸供給経路中でコイルばね41により弾性的に支持され
て設けられ、糸取り部42で上糸を案内する。糸取りば
ね4は上糸からの糸張力を受けて弾性的に揺動すること
により、針棒天秤2の下降に際し発生する上糸のたるみ
を一針毎に解消する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、針と同時的に上
下揺動する針棒天秤を備えた針棒天秤ミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】針棒天秤ミシンでは、針と針棒天秤とが
同時的に揺動するため、この針及び天秤の下降に際し
て、針先に図12に示すような糸のたるみが生じること
により、上糸を針刺ししてしまうという問題があった。
なお、符号110は針、符号111は針孔、符号Iは上
糸、符号Bはボタン、符号B1、B1はボタンホールで
ある。
【0003】上記問題を解決するために、実公昭61−
21019号公報に開示の技術が提案されている。同公
報の技術は、図13に示すように、単環縫いボタン付け
ミシンの面板170に、上糸Iを針110に供給する上
糸供給経路中で針棒天秤120の糸掛け121の手前
に、下に開口した平板状の弾性体よりなるバネ体130
を設けている。符号171は縦孔、符号140は糸掛
け、符号150は糸案内体、符号160は糸掛けであ
る。
【0004】針棒天秤120が上昇するときは、糸掛け
121の上昇により、この糸掛け121の手前位置にお
ける上糸Iが上昇してバネ体130に挟持される。その
後、針棒天秤120の下降に伴い、糸掛け121が下降
すると、上糸Iがバネ体130により挟持されているの
で、図14に示すように、上糸Iのたるみが解消され
る。
【0005】また、上糸供給経路中に上糸を弾性的に押
圧する糸押えを設けて、上糸Iのたるみをとる従来技術
もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の技
術では以下のような問題があった。
【0007】すなわち、前記実公昭61−21019号
公報に開示の技術では、図15に示すように、糸案内体
150とバネ体130との間の上糸Iの長さをA1、バ
ネ体130と糸掛け121との間の上糸Iの長さをA
2、糸案内体150と糸掛け121との直線距離をBと
すると、上糸Iのたるみのとれる糸長さは、「(A1+
A2)−B」である。
【0008】しかしながら、一般的に単糸環縫ボタン付
ミシンなどでは、上糸Iのたるみを十分に解消すること
ができないという問題がある。
【0009】すなわち、前記「(A1+A2)−B」を
大きくするために、面板170におけるバネ体130の
取付け位置を高くすると、針棒天秤120が上死点にあ
るときに、上糸Iを挟持できなくなる一方で(針棒天秤
120の揺動幅を越えた高さにバネ体130を取り付け
られない)、上糸Iを挟持可能な最大高さにバネ体13
0を取り付けたのでは、上糸Iのたるみをとりきれず、
針刺さり現象が発生してしまうという問題である。
【0010】そこで、この発明の目的は、前記の課題を
解決し、上糸のたるみを一針毎に十分に解消し、針刺し
現象を十分に解決することを可能とすることにある。
【0011】また、この発明の別の目的は、さらに、針
棒天秤の引き上げに際して上糸の糸ループの形成に影響
しないようにすることにより、環縫いの縫目の目飛びが
生じないようにすることにある。
【0012】この発明の別の目的は、さらに、上糸供給
経路中に種々の目的で配置される部品を、上糸供給経路
中の任意の位置に配置できるようにすることにある。
【0013】この発明の別の目的は、さらに、針棒天秤
の上昇に際し、上糸の引き戻し量が安定するようにする
ことにある。
【0014】また、別の課題として、前記の上糸供給経
路中に糸押えを設ける技術では、糸押えによる上糸の押
圧により、針棒天秤の上昇に際して単環縫いの形成に悪
影響を与えてしまうという問題があった。
【0015】そこで、この発明の別の目的は、上糸のた
るみ解消による針刺し現象の防止により、針棒天秤の上
昇に際して単環縫いの形成に悪影響を与えないようにす
ることにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段を、後述する発明の実施の形態における対応す
る部材や符号などもカッコ書きで付記して説明する。
【0017】(1)請求項1に記載の発明は、針(66)
と、この針の上下動と同位相で上下動する針棒天秤
(2)と、針に上糸(I)を供給する上糸供給経路中で
前記針棒天秤の糸掛け(21)より針側に設けられてい
る糸押え(3)と、前記上糸供給経路中に(糸取りばね
4〔のコイルばね41〕により)弾性的に支持されて設
けられ上糸を案内する糸案内部(糸取りばね4〔の糸取
り部42〕)とを備え、この糸案内部(糸取りばね4)
は、上糸からの糸張力を受けて弾性運動することにより
前記針棒天秤の下降に際し発生する上糸のたるみを一針
毎に解消するものである、針棒天秤ミシン(1)であ
る。
【0018】請求項1に記載の針棒天秤ミシンによれ
ば、上糸供給経路中に弾性的に支持されて設けられて上
糸を案内し、上糸からの糸張力を受けて弾性運動するこ
とにより針棒天秤の下降に際し発生する上糸のたるみを
一針毎に解消する糸案内部により、上糸のたるみをとる
ことができる。特に、針が連続してほぼ同じ位置に落ち
る最終針で顕著な効果がある。
【0019】この糸案内部による上糸のたるみとりは、
前記従来の技術のように針棒天秤の糸掛けの上下揺動幅
に左右されることはなく、配置位置や取付け向きなどを
適宜選択することにより、上糸のたるみを十分に解消す
ることができる。
【0020】従って、請求項1に記載の針棒天秤ミシン
によれば、上糸のたるみを一針毎に十分に解消し、針刺
し現象を十分解決することができる。
【0021】(2)請求項2に記載の発明は、前記糸案内
部は、その上糸を引く力が前記糸押えより上の針棒天秤
側の上糸のたるみを取る、請求項1に記載の針棒天秤ミ
シンである。
【0022】環縫いでは、針が下死点から上昇して、ル
ーパが上糸をすくうための糸ループが形成されるが、請
求項2に記載の針棒天秤ミシンによれば、糸案内部は、
その上糸を引く力が糸押えより上の針棒天秤側の上糸の
たるみを取るものであるから、前記糸ループに影響を与
えることがなく、糸ループが安定し、前記糸案内部を設
けても縫目の目飛びが発生することがない。
【0023】(3)請求項3に記載の発明は、前記上糸供
給経路中に設けられ上糸を係止するニッパ(76)を備
え、前記糸押えは、前記上糸供給経路中で前記ニッパよ
り針側に設けられ、前記糸案内部は、前記上糸供給経路
中で前記ニッパと前記糸押えとの間に配置されている、
請求項1又は請求項2に記載の針棒天秤ミシンである。
【0024】請求項3に記載の針棒天秤ミシンによれ
ば、糸案内部は、上糸供給経路中で、何れも糸のたるみ
をとることのできるニッパと糸押えとの間に配置するか
ら、この両者の間の区間における任意の位置に配置して
も十分に上糸のたるみをとることができる。
【0025】従って、請求項3に記載のによれば、糸案
内部の配置位置を気にせず、種々の目的で種々の部材を
上糸供給経路中、あるいは、その周辺位置など、任意の
位置に配置することができる。
【0026】(4)請求項4に記載の発明は、前記糸案内
部は、前記上糸供給経路中で前記糸掛けと前記糸押えと
の間に配置されている、請求項1〜請求項3の何れかに
記載の針棒天秤ミシンである。
【0027】請求項4に記載の針棒天秤ミシンによれ
ば、糸案内部は、上糸供給経路中で糸掛けと糸押えとの
間に配置されているので、上糸供給経路中の他の位置に
配置する場合に比べ、上糸が糸案内部で引き戻されるに
際し、多くの糸案内を通過することを回避することがで
きる。
【0028】従って、請求項4に記載の針棒天秤ミシン
によれば、上糸が引き戻されるに際して、引き戻し量を
安定させることができる。
【0029】(5)請求項5に記載の発明は、針(66)
と、この針の上下動と同位相で上下動する針棒天秤
(2)と、針側に上糸を供給する上糸供給経路中に設け
られている糸押え(3)と、前記上糸供給経路中で前記
糸押えより前に設けられ、この針棒天秤の上下動に対し
て所定の位相差で上下動する第2の天秤(補助天秤8)
と、前記上糸供給経路中で前記針棒天秤と前記第2の天
秤との間に設けられている糸案内(8a)とを備えてい
る、針棒天秤ミシン(1a)である。
【0030】請求項5に記載の針棒天秤ミシンによれ
ば、針棒天秤に対する第2の天秤の位相の異なる上下動
と、糸案内とにより、上糸のたるみを吸収することがで
きる。
【0031】この上糸のたるみとりは、前記従来の技術
のように針棒天秤の糸掛けの上下動幅に左右されること
はなく、第2の天秤の上下動幅や前記糸案内の取付け位
置の適切な選択により、十分に上糸のたるみをとること
ができる。
【0032】なお、例えば、前記位相差は逆位相(18
0°の違い)とし、前記糸案内は針棒天秤や第2の天秤
の下死点近傍に取り付けるようにすることができる。こ
れにより、針棒天秤が上死点から下死点へ降下するに従
って大きくなる上糸のたるみを、第2の天秤がそのまま
ひきとるようにすることができる。
【0033】(6)請求項6に記載の発明は、針(66)
と、この針の上下動と同位相で上下動する針棒天秤
(2)と、針側に上糸を供給する上糸供給経路中に設け
られ(コイルばね32により)弾性的に付勢されている
可動部材(糸押え3)で上糸を押圧して張力を与える糸
押え(3)と、前記針棒天秤の上下動に一定の位相差で
連動して前記可動部材の開閉を行う可動部材開閉手段
(糸押え押え棒9)とを備えている、針棒天秤ミシン
(1b)である。
【0034】請求項6に記載の針棒天秤ミシンによれ
ば、針棒天秤の上下動と可動部材の開閉とを一定の位相
差で行う。これにより、針棒天秤は、上死点を越えて上
死点からいくぶん下がった位置で糸押えが閉じ、その
後、下死点を越えて下死点からいくぶん上がった位置
で、糸押えを開くようにすることが可能となる。
【0035】このように糸押えを開閉することにより、
針差しの直前(糸押えを閉じて上糸のたるみを最も抑え
たい針位置である)は糸押えを閉じて上糸のたるみをと
るが、針が下死点を越えて上昇を始めると、ほどなく糸
押えは開くので、針棒天秤の上昇に際して糸押えの作用
で単環縫いの形成に悪影響を与えることがない。
【0036】
【発明の実施の形態】
〔発明の実施の形態1〕まず、構成について説明する。
【0037】図1に示すように、この発明の実施の形態
1である針棒天秤ミシン1は、駆動軸(図示省略)に設
けられた針棒偏心カム61の回転により揺動する針棒ク
ランクロッド62を備え、このクランクロッド62の尾
端側には、針棒揺動杆63の一端側が回動可能に連結さ
れている。針棒揺動杆63はミシンフレーム(図示省
略)に回動可能に取り付けられていて、針棒クランクロ
ッド62により上下揺動する。針棒揺動杆63の他端側
には針棒抱きスライド駒64を介して針棒65が取り付
けられている。この針棒65には針66と針棒天秤2と
が取り付けられ、針棒65の上下揺動により揺動する。
針棒天秤2には糸掛け21が形成されている。
【0038】符号7はミシンの面部に取り付けられる面
板である。この面板7には針棒天秤2が上下揺動する長
孔71と、糸案内72と、ねじ孔73a、73bと、糸
通し74、75とが形成されている。
【0039】糸押え取付台31には孔31b、31cが
形成され、面板7には、ねじ32a、32bとねじ孔7
3a、73bとのねじ作用により、この糸押え取付台3
1が取り付けられている。この糸押え取付台31の中央
部分からは雄ねじ31aが延出している。糸押え3は、
その中央部に孔3aが形成されている。この孔3aに雄
ねじ31aを挿通し、糸押えばね32を介装して調節ナ
ット33a、33bを雄ねじ31aにねじ作用で取り付
けることにより、糸押え3は、ばね32により弾性的に
付勢されて糸押え取付台31に取り付けられている。ま
た、前記ねじ32aは、糸取りばね調節軸34を糸押え
取付台31に固定している。
【0040】この糸取りばね調節軸34には、この発明
の特徴をなす糸取りばね4が取り付けられている。この
糸取りばね4は、その基端部分がコイルばね41に形成
されていて糸取りばね調節軸34に取り付けられてい
る。このコイルばね41からは糸取り部42が延出して
いる。
【0041】図2に示すように、符号11は針棒天秤ミ
シン1の頭部であり、この頭部11上にはニッパ76
と、ニッパ角駒77が設けられている。ニッパ角駒77
は回動自在であり、ニッパ76の押え部76aに当接
し、上糸Iを挟んで係止する。
【0042】図2、図3においてあきらかなように、糸
押え3は、上糸Iの供給経路中でニッパ76より針66
側に設けられ、また、糸取りばね4は上糸Iの供給経路
中でニッパ76と糸押え3との間に配置されている。さ
らに、上糸Iの供給経路中で糸取りばね4は針棒天秤2
の糸掛け21と糸押え3との間に配置されている。
【0043】次に、作用について説明する。
【0044】針棒天秤ミシン1によれば、糸取りばね4
は、上糸Iの供給経路中にコイルばね41により弾性的
に支持されて設けられ、糸取り部42で上糸Iを案内す
る。そして、上糸Iからの糸張力を受けて弾性的に揺動
することにより、針棒天秤2の下降に際し発生する上糸
Iのたるみを一針毎に解消することができる。特に、針
66が連続してほぼ同じ位置に落ちる最終針で顕著な効
果がある。
【0045】つまり、図3において、針棒天秤2が上昇
した位置(同図において実線で実線で示す位置)にある
とき、上糸Iは同図において実線で示すように糸掛け2
1と糸通し75とを略一直線で結ぶように張られた状態
にある。これにより、糸取りばね4はコイルばね41の
弾性力に抗して実線で示すように針棒天秤2の方に移動
する。
【0046】また、針棒天秤2が下降した位置(図3に
おいて点線で示す位置)にあるとき、上糸Iは糸掛け2
1と糸押え3との間でたるもうとするが、糸取りばね4
はコイルばね41の弾性力により点線で示すように針棒
天秤2から離れる方向に移動するから、上糸Iは点線で
示すごとく糸掛け21と糸押え3との間で引っ張られた
状態となる。
【0047】従って、針66及び針棒天秤2の下降のと
きに、上糸Iが針孔との摩擦により下方に引っ張られ
て、糸押え3より上の上糸Iが引き込まれそうになって
も、糸取りばね4により張られた状態にあり、糸押え3
より針66側には引き込まれないから、針66の近傍で
上糸Iがたるむことがない。
【0048】また、ばねの弾性力を利用して、たるみを
取る構成であるから、ミシンを高速運転しても確実に追
従し得る。つまり、ミシンを高速回転しても確実にたる
みを取ることができる。
【0049】この糸取りばね4による上糸Iのたるみと
りは、前記従来の技術のように針棒天秤の糸掛けの上下
揺動幅に左右されることはない。すなわち、糸取りばね
4の配置位置や取付け向きなどを適宜選択することによ
り、上糸のたるみを十分に解消することができる。
【0050】糸押え3の押圧力は調節ナット33a、3
3bで調節できるが、この押圧力を比較的小さく調節し
ても、糸取りばね4の上糸Iを引く力が小さいので、糸
押え3より針66側の上糸Iを糸取りばね4の弾性力で
引き上げてしまうことがない。環縫いでは、針66が下
死点から上昇して、ルーパ(図示省略)が上糸Iをすく
うための糸ループが形成されるが、この針棒天秤ミシン
1では、糸押え3より針66側の上糸Iを糸取りばね4
で前記のように引き上げてしまうことがないため、糸ル
ープに影響を与えることがない。そのため、糸ループが
安定し、糸取りばね4を設けても縫目の目飛びが発生す
ることがない。
【0051】糸取りばね4は、前記のとおり、上糸Iの
供給経路中で、何れも糸のたるみをとることのできるニ
ッパ76と糸押え3との間に配置されている。そのた
め、糸取りばね4は図2、図3に示されているような配
置位置のみならず、ニッパ76と糸押え3との間の区間
における任意の位置に配置しても十分に上糸Iのたるみ
をとることができる。
【0052】そのため、糸取りばね4の配置位置を気に
せず、種々の目的で種々の部材を上糸Iの供給経路中、
あるいは、その周辺位置など、任意の位置に配置するこ
とができる。
【0053】糸取りばね4は、上糸Iの供給経路中で針
棒天秤2の糸掛け21と糸押え3との間に配置されてい
るので、上糸Iの供給経路中で他の位置に配置する場合
に比べ、上糸Iが糸取りばね4で引き戻されるに際し、
多くの糸案内を通過することを回避することができる。
そのため、上糸Iが引き戻されるに際して、上糸Iの引
き戻し量を安定させることができる。
【0054】〔発明の実施の形態2〕図4に示すよう
に、この発明の実施の形態2にかかる針棒天秤ミシン1
aが、前記発明の実施の形態1にかかる針棒天秤ミシン
1と構成上相違する点は、糸取りばね4に代えて、この
発明の特徴をなす補助天秤8と糸案内8aとが設けられ
ていることである。図4〜図6において、図1〜図3と
同一符号の部材は、前記針棒天秤ミシン1と同様の部材
であるため詳細な説明は省略する。以下では、針棒天秤
ミシン1aの特徴をなす補助天秤8(及びその駆動機
構)と糸案内8aとを中心に説明する。
【0055】まず、構成について説明する。
【0056】針棒偏心カム61には、補助天秤駆動ロッ
ド81の一端側が、前記針棒クランクロッド62と逆位
相に揺動するように、ねじ81aにより回動可能に取り
付けられている。この補助天秤駆動ロッド81の他端側
は、補助天秤駆動レバー82の一端側と、ねじ82aに
より回動可能に連結されている。補助天秤駆動レバー8
2は、ねじ82bによりミシンフレーム(図示省略)に
回動可能に取り付けられている。補助天秤駆動レバー8
2の他端側には補助天秤8がねじ82cにより固定され
ている。符号83は、補助天秤8の糸掛けである。
【0057】面板7には、長孔71と並列して形成され
た別の長孔71aが形成されている。また、この両長孔
71、71aの下端側で、長孔71、71aの中間位置
には、ねじ孔73cが形成されていて、このねじ孔73
cには糸案内8aが、ねじ作用により取り付けられてい
る。
【0058】次に、作用について説明する。
【0059】図5に示すように、上糸Iは、針棒天秤2
の糸掛け21に糸通しされ、糸案内8aに糸掛けされて
から、補助天秤8の糸掛け83に糸通しされて、糸押え
3に糸通しされている。
【0060】図6に示すように、符号〜は、この順
番に、針棒偏心カム61の回転による針棒クランクロッ
ド62の揺動による移動位置を位相角90°毎に示して
おり、符号´〜´は、針棒クランクロッド62とは
逆位相に揺動する補助天秤ロッド81の位相角90°毎
の位置を示している(符号〜に対応している)。ま
た、符号A〜Dは、符号〜に対応して、針棒揺動杆
63の針棒クランクロッド62側端部の揺動を示すもの
であり、符号A´〜D´は、符号´〜´に対応し
て、補助天秤駆動レバー82の補助天秤駆動ロッド81
側端部の揺動を示すものである。
【0061】図7は、針棒65及び補助天秤8の揺動の
位相と時間との関係を示すものである。符号A1〜D1
は、符号〜、符号A〜Dに対応して、針棒65の位
置を示すものであり(符号Aが上死点、符号Cが下死
点)、符号A´1〜D´1は、符号´〜´、符号A
´〜D´に対応して、補助天秤8の揺動を示すものであ
る(符号A´が上死点、符号C´が下死点)。
【0062】針棒揺動杆63の針棒クランクロッド62
側端部と、補助天秤駆動レバー82の補助天秤駆動ロッ
ド81側端部との揺動の位相が互いに逆位相になってい
るため、針棒天秤2と補助天秤8も互いに逆位相にな
る。また、針棒天秤2と補助天秤8との間に設けられて
いる糸案内83は、針棒天秤2や補助天秤8の下死点近
傍に設けられている。そのため、針棒天秤2が上死点か
ら下死点へ降下するに従って大きくなる上糸Iのたるみ
を、補助天秤8と糸案内83とがそのままひきとるよう
にすることができる。なお、この例では、針棒天秤2と
補助天秤8は並列に並んでいるが、必ずしもこのように
並べる必要はない。
【0063】針棒天秤2と補助天秤8との相対的な位相
は逆位相でなくても、所定の位相差があれば上糸Iのた
るみをとることができる。そして、前記従来の技術のよ
うに針棒天秤の糸掛けの上下揺動幅に左右されることは
なく、補助天秤8の揺動幅や糸案内8aの取付け位置の
適切な選択により、上糸Iのたるみを十分にひきとるこ
とができる。
【0064】〔発明の実施の形態3〕図8に示すよう
に、この発明の実施の形態3にかかる針棒天秤ミシン1
bが、前記発明の実施の形態1にかかる針棒天秤ミシン
1と構成上相違する点は、糸取りばね4に代えて、この
発明の特徴をなす糸押え押し棒9が設けられていること
である。図8〜図10において、図1〜図3と同一符号
の部材は、前記針棒天秤ミシン1と同様の部材であるた
め詳細な説明は省略する。以下では、針棒天秤ミシン1
bの特徴をなす糸押え押し棒9(及びその駆動機構)を
中心に説明する。
【0065】まず、構成について説明する。
【0066】針棒偏心カム61には、角駒91が、前記
針棒クランクロッド62と所定の位相差(位相角θで角
駒91の位相遅れ)で揺動するようにねじ91aで回動
可能に取り付けられている。この角駒91はL字形の糸
押え駆動レバー92の一端側に形成されている長孔92
aに摺動可能に係合している。糸押え駆動レバー92の
中央部はねじ92bで回動可能にミシンフレーム(図示
省略)に取り付けられている。糸押え駆動レバー92の
他端側には長孔92cが形成されている。
【0067】糸押え駆動リンク93は中央部分がねじ9
3aで回動可能にミシンフレーム(図示省略)に取り付
けられている。この糸押え駆動リンク93の一端側には
角駒94がねじ94aで回動可能に取り付けられ、この
角駒94は前記長孔92cに摺動可能である。糸押え駆
動リンク93の他端側は糸押え駆動ロッド95の一端側
とねじ93bにより回動可能に取り付けられている。ガ
イド板96は、ねじ96aによりミシンフレーム(図示
省略)に取り付けられている。このガイド板96には孔
96bが貫通していて、前記糸押え駆動ロッド95の他
端側が挿通し、支持されている。
【0068】前記孔96bに挿通されている糸押え駆動
ロッド95の先端部には、孔95aが形成されている。
この孔95aには糸押え押し棒9の一端側が差し込まれ
て、ねじ95bで固定されている。面板7には孔73d
が貫通しており、また、糸押え取付台31には孔31d
が貫通している。前記糸押え押し棒9の他端側は、この
孔73d、31dに挿通して、先端部が糸押え3に当接
可能である。
【0069】次に、作用について説明する。
【0070】図9に示すように、上糸Iは、針棒天秤2
の糸掛け21に糸通しされてから、そのまま糸押え3に
糸通しされている。
【0071】図10に示すように、符号〜は、この
順番に、針棒偏心カム61の回転による針棒クランクロ
ッド62の位置を位相角90°毎に示しており、符号
´〜´は、針棒クランクロッド62と位相差(位相遅
れ)θで揺動する角駒91の位相角90°毎の位置を示
している。また、符号A〜Dは、符号〜に対応し
て、針棒揺動杆63の針棒クランクロッド62側端部の
揺動位置を示すものであり、符号A´〜D´は、符号
´〜´に対応して、糸押え押し棒9の揺動位置を示す
ものである。
【0072】図11は、針棒65及び糸押え押し棒9の
揺動の位相と時間との関係を示すものである。符号A1
〜D1は、符号〜、符号A〜Dに対応して、針棒6
5の揺動位置を示すものである。図11において、符号
A1は針棒65の下死点にあり、符号C1は上死点にあ
る。また、符号A´は糸押え押し棒9が糸押え3を押圧
して最も大きく開いている位置にあり、符号C´は糸押
え押し棒9が糸押え3から最も退避した位置(糸押え3
は閉)にある。
【0073】上記の例で、符号A´とC´との中間位置
である符号B´、D´が糸押え3の開と閉の境界位置で
あるとすると、針棒65が上昇して上死点(符号C1)
に達する直前に糸押え3は閉じ、その後、針棒65が下
降して下死点(符号A1)に達する直前に開く。
【0074】これにより、針棒天秤2の下降に際して、
特に被縫物への針差しの直前においては、糸押え3によ
り上糸Iのたるみを解消することができる。そして、針
棒天秤2の上昇に際しては、上糸Iは糸押え3から解放
されるので、糸押え3の作用で単環縫いの形成に悪影響
を与えることがない。
【0075】なお、この例における位相差θの範囲は、
針棒65が上死点から下死点に移動するときに上糸Iを
挟持し、針棒65が下死点から上死点に移動するときに
上糸Iの挟持を解放できる角度であればよい。
【0076】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、上糸の
たるみを一針毎に十分に解消し、針刺し現象を十分解決
することができる。
【0077】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様の効果を奏するほか、上糸の糸ルー
プを安定させて、前記糸案内部を設けても縫目の目飛び
を生じないようにすることができる。
【0078】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は請求項2に記載の発明と同様の効果を奏するほか、
糸案内部の配置位置を気にせず、種々の目的で種々の部
材を上糸供給経路中、あるいは、その周辺位置など、任
意の位置に配置することができる。
【0079】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
〜請求項3の何れかに記載の発明と同様の効果を奏する
ほか、上糸が引き戻されるに際して、引き戻し量を安定
させることができる。
【0080】請求項5に記載の発明によれば、上糸のた
るみを一針毎に十分に解消し、針刺し現象を十分解決す
ることができる。
【0081】請求項6に記載の発明によれば、針棒天秤
の上昇に際して糸押えの作用で単環縫いの形成に悪影響
を与えることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1である針棒天秤ミシン
の分解斜視図。
【図2】この発明の実施の形態1である針棒天秤ミシン
の頭部の斜視図。
【図3】この発明の実施の形態1である針棒天秤ミシン
の面板部分の正面図。
【図4】この発明の実施の形態2である針棒天秤ミシン
の分解斜視図。
【図5】この発明の実施の形態2である針棒天秤ミシン
の面板部分の正面図。
【図6】この発明の実施の形態2である針棒天秤ミシン
の作用を説明する図。
【図7】この発明の実施の形態2である針棒天秤ミシン
の作用を説明する図。
【図8】この発明の実施の形態3である針棒天秤ミシン
の分解斜視図。
【図9】この発明の実施の形態3である針棒天秤ミシン
の面板部分の正面図。
【図10】この発明の実施の形態3である針棒天秤ミシ
ンの作用を説明する図。
【図11】この発明の実施の形態3である針棒天秤ミシ
ンの作用を説明する図。
【図12】従来の針棒天秤ミシンを説明する図。
【図13】従来の針棒天秤ミシンを説明する図。
【図14】従来の針棒天秤ミシンを説明する図。
【図15】この発明の課題を説明する図。
【符号の説明】
1 針棒天秤ミシン 2 針棒天秤 21 糸掛け 3 糸押え 32 コイルばね 4 糸取りばね 41 コイルばね 42 糸取り部 66 針 76 ニッパ 1a 針棒天秤ミシン 8 補助天秤 8a 糸案内 1b 針棒天秤ミシン 9 糸押え押え棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椎名 隆行 東京都調布市国領町8丁目2番地の1 ジ ューキ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針と、 この針の上下動と同位相で上下揺動する針棒天秤と、 針に上糸を供給する上糸供給経路中で前記針棒天秤の糸
    掛けより針側に設けられている糸押えと、 前記上糸供給経路中に弾性的に支持されて設けられ上糸
    を案内する糸案内部とを備え、 この糸案内部は、 上糸からの糸張力を受けて弾性運動することにより前記
    針棒天秤の下降に際し発生する上糸のたるみを一針毎に
    解消するものである、針棒天秤ミシン。
  2. 【請求項2】前記糸案内部は、 その上糸を引く力が前記糸押えのより上の針棒天秤側の
    上糸のたるみを取る力とする、請求項1に記載の針棒天
    秤ミシン。
  3. 【請求項3】前記上糸供給経路中に設けられ上糸を係止
    するニッパを備え、 前記糸押えは、 前記上糸供給経路中で前記ニッパより針側に設けられ、 前記糸案内部は、 前記上糸供給経路中で前記ニッパと前記糸押えとの間に
    配置されている、請求項1又は請求項2に記載の針棒天
    秤ミシン。
  4. 【請求項4】前記糸案内部は、 前記上糸供給経路中で前記糸掛けと前記糸押えとの間に
    配置されている、請求項1〜請求項3の何れかに記載の
    針棒天秤ミシン。
  5. 【請求項5】針と、 この針の上下動と同位相で上下動する針棒天秤と、 針側に上糸を供給する上糸供給経路中に設けられている
    糸押えと、 前記上糸供給経路中で前記糸押えの前に設けられ、この
    針棒天秤の上下動に対して所定の位相差で上下動する第
    2の天秤と、 前記上糸供給経路中で前記針棒天秤と前記第2の天秤と
    の間に設けられている糸案内とを備えている、針棒天秤
    ミシン。
  6. 【請求項6】針と、 この針の上下動と同位相で上下揺動する針棒天秤と、 針側に上糸を供給する上糸供給経路中に設けられ弾性的
    に付勢されている可動部材で上糸を押圧して張力を与え
    る糸押えと、 前記針棒天秤の上下動に一定の位相差で連動して前記可
    動部材の開閉を行う可動部材開閉手段とを備えている、
    針棒天秤ミシン。
JP28837296A 1996-10-30 1996-10-30 針棒天秤ミシン Pending JPH10127969A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28837296A JPH10127969A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 針棒天秤ミシン
TW086116099A TW353118B (en) 1996-10-30 1997-10-29 Needlebar balance sewing machine
CN97108397A CN1106471C (zh) 1996-10-30 1997-10-30 具有针线挑线杆的缝纫机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28837296A JPH10127969A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 針棒天秤ミシン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10127969A true JPH10127969A (ja) 1998-05-19

Family

ID=17729357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28837296A Pending JPH10127969A (ja) 1996-10-30 1996-10-30 針棒天秤ミシン

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JPH10127969A (ja)
CN (1) CN1106471C (ja)
TW (1) TW353118B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108642737A (zh) * 2018-07-11 2018-10-12 吴江市震宇缝制设备有限公司 一种缝纫机用缝纫针固定装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1094534C (zh) * 1998-04-08 2002-11-20 周鹤鸣 一种缝纫机用的四杆挑线机构
JP2006000372A (ja) * 2004-06-17 2006-01-05 Brother Ind Ltd ミシン
CN103726238B (zh) * 2013-12-27 2015-12-30 吴江市震宇缝制设备有限公司 一种角度可调式挑线杆

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2686486A (en) * 1951-12-15 1954-08-17 Singer Mfg Co Rotary take-up for sewing machines
US2746609A (en) * 1955-06-10 1956-05-22 Margaret E Welsh Wire shelf for closets and the like
US3028824A (en) * 1960-02-24 1962-04-10 Singer Mfg Co Thread take-up mechanism for sewing machines
US3785309A (en) * 1972-11-13 1974-01-15 Singer Co Thread tensioning mechanism for a sewing machine
US4215641A (en) * 1979-07-05 1980-08-05 The Singer Company Electronic control of needle thread in a sewing machine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108642737A (zh) * 2018-07-11 2018-10-12 吴江市震宇缝制设备有限公司 一种缝纫机用缝纫针固定装置

Also Published As

Publication number Publication date
TW353118B (en) 1999-02-21
CN1106471C (zh) 2003-04-23
CN1190140A (zh) 1998-08-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6729251B2 (en) Regulating device for handling a needle thread in a multi-needle double chain stitch sewing machine
US4977842A (en) Overlock sewing machine with a threading mechanism for easily threading a looper
JPH10127969A (ja) 針棒天秤ミシン
JP3364164B2 (ja) 偏平縫いミシンの空環形成装置
JP2003299894A (ja) ミシンの上糸保持装置
JP3754710B2 (ja) 多本針二重環縫いミシン
JP2001162068A (ja) 環縫いミシン
JP2624512B2 (ja) オーバーロックミシン
JPS596679B2 (ja) 環縫いミシンにおける針糸制御機構
JPS62170289A (ja) ミシンの糸取上装置
JPH1043455A (ja) 鎖縫ミシン用縫合糸制御装置
JP2624513B2 (ja) オーバーロックミシン
JPS6029514B2 (ja) ボタン孔縢りミシンにおける上糸張力付与装置
JPS60194984A (ja) ボタン穴ミシンの縫製物挟持装置
US4784072A (en) Sewing machine handle operated threading device
TWI283275B (en) Needle thread feeding device of sewing machine
JP2827252B2 (ja) オーバーロックミシン
JPS6260592A (ja) ミシン
JPH0331271Y2 (ja)
US4757776A (en) Thread pull-out mechanism for a sewing machine
JP2000218071A (ja) 多本針二重環縫いミシン
GB2057025A (en) Device for automatically threading a sewing machine
US4884518A (en) Overcasting attachment for use with a sewing machine
JP3661948B2 (ja) ミシン
JPH05115650A (ja) ミシン

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20060123

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20060131

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060330

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060530