JPH0327578Y2 - - Google Patents

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JPH0327578Y2
JPH0327578Y2 JP9747788U JP9747788U JPH0327578Y2 JP H0327578 Y2 JPH0327578 Y2 JP H0327578Y2 JP 9747788 U JP9747788 U JP 9747788U JP 9747788 U JP9747788 U JP 9747788U JP H0327578 Y2 JPH0327578 Y2 JP H0327578Y2
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cloth
support
hanger
sewing machine
needle drop
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ミシン、特にダーツを縫製するのに
適するミシンに用いられ、このミシンの針落ちへ
布を供給する装置の改良に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種の布供給装置は、布を支持する布
支持体と、この布支持体をミシンの針落ちへ移動
させる移動手段とからなり、移動手段は、その適
宜箇所、例えば基端、で回動自在に基台に取り付
けられている。これを第8図に略示する。図にお
いて、aは布支持体、bは移動手段、cは回動
軸、oは針落ち、pは進行方向を示す。
ここで、この布供給装置の作動を説明する。
布を二つ折りにして、布支持体aに引つ掛け
る。
移動手段bにより、布支持体aの先端が針落
ちo位置に来るまで、布支持体aを移動させ
る。移動完了位置にある布支持体をa1で示
し、移動距離をlで示す。
以上により布の供給は完了し、布支持体aが
定位置にもどされた後、布をp方向にに送りな
がらミシン(図示せず)によるダーツ縫いが行
われる。
次に、ダーツ縫いの角度を変更する手順を説明
する。
回動軸cを中心として、移動手段及び布支持
体を回転する。回転後の移動手段をb2、布支
持体をa2で示す。
移動手段b2により、布支持体a2を移動さ
せる。ここで、この移動距離を前回と同じlと
すると、布支持体はa3で示す位置まで移動し
てしまう。その結果、針落ちoに布支持体a3
の先端が位置せず、縫着ができなくなる。
そのため、移動距離を修正して、mとし、布
支持体をa3の位置ではなく、a4の位置で停
止させる。
〈考案が解決しようとする課題〉 このように、従来の布供給装置においては、布
支持体の布進行方向に対する角度を変更するため
に、移動手段の角度の調整と、移動距離の調整と
の二つの調整を行わなければならない。しかも、
移動距離の調整は、実際に布支持体を移動させ、
針落ちにその先端が位置することを確認して行わ
なければならず、その調整に手間がかかるもので
あつた。
〈課題を解決するための手段〉 そこで本考案は、ダーツ縫い等のミシンの縫製
を施すべき布を支持する布支持体1と、この布支
持体をミシンの針落ちoから離れた位置から針落
ちo位置に平行移動させる移動手段2とを備え、
この布支持体1と移動手段2とが、針落ちoの鉛
直線上を中心として回動可能に設けられた回動体
3の適宜位置に取り付けられたことを特徴とする
ミシンの布供給装置を提供することにより、上記
の課題を解決する。
〈作 用〉 本考案の作用を第1図の概念図に基づき説明す
る。
布を布支持体1により支持する。
移動手段2により、針落ちo位置へ布支持体
1の先端を平行移動させる。この移動距離をl
で示す。
ダーツ縫いの角度を変更するには、針落ちo
の鉛直線上を中心として、回動体3を回転させ
る。この回転に伴い、回動体3に固定された布
支持体1及び移動手段2も回転する。
回動体3に固定された布支持体1及び移動手
段2も針落ちoの鉛直線上を中心として、回動
しているため、移動手段2により、布支持体1
を前回と同一距離lだけ平行移動させれば、
布支持体1の先端は、針落ちo位置に停止す
る。
〈実施例〉 以下図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
第2図は一実施例のダーツシーマの平面図であ
り、第3図は同ダーツシーマの布供給装置の正面
図である。尚、第2図において、左方向がミシン
の布の順送り方向である。このダーツシーマは、
テーブルT上に配置された自動縫製ミシンMと、
このミシンMによりダーツ縫いが施される布(図
示せず)を供給する布供給装置と、縫製時に布を
押さえる布押さえ装置4とからなる。この布供給
装置は布支持体1と、この供給体1を移動させる
移動手段2とからなり、両者1,2は、共に回動
体3に取り付けられている。
回動体3 回動体3は、第2図及び第3図に示すように、
テーブルTの下面に配される板状の下腕111
と、上面に配される板状の上腕112と、両者を
継ぐ板状の縦腕113とからなる。
下腕111は、ミシンMの針落ちoの鉛直線上
において軸支される。この軸支は、補助腕114
に対して軸支用ピン115を用いてなされる。こ
の補助腕114は一端がテーブルTの下面の適宜
箇所に固定され、他端が針落ちoの鉛直線上にま
で延設された板状体であり、この他端と、下腕1
11の一端とが回動可能に軸支されている。
次に、下腕111の略中央には、ガイド孔11
6が形成されており、このガイド孔116を貫い
て、ボルト117が補助腕114に螺合されてい
る。このガイド孔116は、図示は略するが、平
面視において、前記軸支点を中心とした円弧形状
をなす。これにより、下腕111は補助腕に対し
て回動可能であり、且つ、このボルト117を締
めることにより適宜回動位置にて、下腕111ひ
いては回動体3全体を固定する。
下腕111は、平面視状をなし、一端は上記
の通り針落ちoの鉛直線上で軸支され、他端はテ
ーブルTの外まで延設されている。この他端に縦
腕113の下端が固定され、縦腕113の上端
は、テーブルTの上面位置まで延設されている。
縦腕113の上端には、上腕112の一端が固
定され、上腕112の他端は、テーブルT方向に
延設されている。そして、この上腕112上に、
布支持体1及びその移動手段2が取り付けられて
いる。
布支持体1 布支持体1について説明すると、第3図に示す
ように、この布支持体1は、後述する移動手段の
構成要素たるレール151上に配置されている。
即ち、レール151上には、レールの長手方向
に摺動可能な走行基体121が配置され、この走
行基体121と共に下記の布支持体1全体が移動
する。
この布支持体1は、布を直接支持する部材とし
て、薄板状の2本の第1(可動)ハンガ122第
2(可動)ハンガ123と1本の第3(固定)ハン
ガ124とを有する。
第3(固定)ハンガ124は、その基端が走行基
体121上に固定されている。この固定は、走行
基体121上に固定ハンガ124を載置し、その
上に取り付け板125を配し、走行基体121と
取り付け板125とをボルト(図示せず)により
固定することによりなされる。
第1、第2(可動)ハンガ122,123は、
走行基体上に可動に取り付けられており、その構
造を以下に説明する。
まず、第4図に示すように、取り付け板125
の端部には、状をなす上折り板126を介して
空気圧シリンダ127が取り付けられている。こ
のシリンダのピストンロツド128の先端には摺
動軸129が取り付けられている。この摺動軸1
29は、2本の摺動支持体130,131に摺動
可能に挿通され、両摺動支持体130,131は
走行基体121に固定されている。尚、第3図で
は、この摺動支持体の図示を省略した。
この摺動軸129には、第1ハンガ基体132
と、第2ハンガ基体133とが取り付けられてい
る。第1ハンガ基体132は、第4図に示すよう
に略U字状をなし、その両腕が摺動軸129に固
定されている。第2ハンガ基体133は、第1ハ
ンガ基体132の両腕間に、摺動軸129に対し
て回動可能に配置されている。
この第1ハンガ基体132の底部には、第3図
に示すように、第1(可動)ハンガ122の基端
が取り付けられている。これにより、第1(可動)
ハンガ122は、空気圧シリンダ127を駆動源
として、ピストンロツド128及び摺動軸129
の摺動により、横方向(第4図の矢印方向)に動
く。
次に、第2ハンガ基体133の底部には、第3
図に示すように、第2(可動)ハンガ123の基
端が取り付けられている。この第2(可動)ハン
ガ123は第1(可動)ハンガ122の上方に少
しの間隔を置いて位置する。
又、第3図、第4図に示すように、第2ハンガ
基体133には、その天部134から延設される
垂下部材135に、回転ローラ136が軸支され
ている。他方、取り付け板125には、斜面を有
するカム137が取り付けられている。これによ
り、摺動軸129の摺動に伴い、第2(可動)ハ
ンガ123は、第1(可動)ハンガ122と共に
横方向へ移動する。且つ、摺動軸129を中心と
して回転ローラ136の反対側に位置する第2
(可動)ハンガ123は、回転ローラ136がカ
ム137の斜面を登ることにより、下方に動く。
この下方への動きによつて、第2(可動)ハンガ
123は第1(可動)ハンガ122と共に布(図
示せず)を挟着する。
尚、第2ハンガ基体133には、第3図に示す
ように、スプリング挿入穴138が形成され、こ
の穴内に圧縮コイルスプリング139が配されて
いる。この圧縮コイルスプリング139の下端
は、第1(可動)ハンガ122の基端上に圧接し
ている。これによつて、第1、第2(可動)ハン
ガ122,123は、常時適宜の間隔を保ち、第
2(可動)ハンガの下方への動きは、このスプリ
ングの弾性力に抗して行われる。
ここで、第3図のV−V線断面図である第5図
に基づき、各ハンガによる布の支持について説明
する。
第3(固定)ハンガ124に、二つ折りにし
た布Nを引つ掛け、第1、第2(可動)ハンガ
122,123間に通す(第5図A)。
空気圧シリンダ127が作動し、第1、第2
(可動)ハンガ122,123が横方向に移動
すると共に、回転ローラ136がカム137の
斜面を登り、第2(可動)ハンガ123が下方
向に動き布Nを挟着する(第5図B)。
回転ローラ136がカム137の斜面を登
り、第1、第2(可動)ハンガ122,123
が布Nを挟着した状態で、さらに、両ハンガ1
22,123は横方向への移動を続ける。これ
によつて、第1、第2(可動)ハンガ122,
123と第3(固定)ハンガ124との間で、
布Nはピンと張られる(第5図C)。
移動手段2 上記の要領で布は布支持体1に支持された後、
移動手段2によりミシンMの針落ちoまで移動さ
せられる。以下この移動手段について説明する。
まず、第2図に示すように、前述の回動体3の
上腕112の長手方向に沿つてレール151が固
定されている。このレール151上には、第3図
に示すように、布支持体1の走行基体121が摺
動可能に配置されている。
この走行基体121に取着された取り付け板1
25は、下方折り曲げ部152を有し、この下方
折り曲げ部152には、移動用空気圧シリンダ1
53のピストンロツド154先端が固定されてい
る。この移動用空気圧シリンダ153は、取り付
け板155を介して、上腕112の端部に固定さ
れている(第2図)。そして、この移動用空気圧
シリンダ153のピストンロツド154の動きに
より、布支持体1全体が、針落ちoから離れた位
置から針落ちo位置へ平行移動する。第2図に移
動後の第2、第3ハンガ123,124の先端の
みを二点鎖線で示す。
尚、レール151の端部には、縦棒156が立
設され、この縦棒156の上端寄りには、頭部を
有するストツパ用ネジ157が螺合されている。
このストツパ用ネジ157は、布支持体1を停止
させるもので、詳しくは、ストツパ用ネジ157
の頭部が、布支持体の空気圧シリンダ127の端
面に当たることにより、布支持体1を停止させ
る。そして、このストツパ用ネジ157は縦棒1
56に螺合されているため、ネジを調整して、布
支持体1の停止位置を微調整することができる。
角度変更 以上、布支持体1は、針落ちから離れた位置
(テーブル外)から針落ち位置へ、移動手段2に
より平行移動される。そして、布支持体1と移動
手段2は、回動体3の上腕112に固定されてい
る。そして、ハンガ122,123,124によ
り供給される布と、ミシンMの布の送り方向pと
の角度を変える場合には、次の方法によりなされ
得る。これを第1図の概念図に基づき説明する。
布を布支持体1に支持させる。
移動手段2により、針落ちo位置へ布支持体
1の先端を平行移動させる。この移動距離をl
で示す。
ミシンによるダーツ縫いが行われる(この構
成及び工程は後に説明する)。
ダーツ縫いの角度を変更するため、針落ちo
の鉛直線上にある軸支用ピン115を中心とし
て、回動体3を回転する。この回転に伴い、回
動体3に固定された布支持体1及び移動手段2
も移動する。
移動手段2により、布支持体1を前回と同一
距離lだけ移動させれば、布支持体1の先端
は、針落ちo位置に停止する。
以上のように、この実施例においては、回動体
の角度を変更するだけで、供給される布とミシン
の布の送り方向pとの角度を変更でき、且つ、変
更後の布支持体1の先端は、常に、針落ちo位置
に停止する。よつて、従来例のように、移動手段
2による布支持体1の移動距離を調整する必要も
なく、極めて簡単に角度変更をなし得るものであ
る。
変更例 以上、本考案は上記実施例の他、種々変更し得
る。
実施例では布支持体1を、3本のハンガ12
2,123,124を備えたものとしたが、従
来の1本のハンガ、或いはハンガにバキユーム
吸引装置を取り付けてその吸引力で布を支持す
るもの等に変更し得る。
移動手段2は、布支持体1を平行移動できる
ものであれば足り、直線移動の他、曲線移動で
もよく、又、駆動手段は流体圧シリンダの他、
電動機等に変更し得る。
回動体3は補助腕114を介してテーブルに
取り付けたが、直接ミシン装置の一部に取り付
けてもよく、回転の中心が針落ちの鉛直線上に
あるという条件を満たせば、ミシン装置以外の
所に取り付けてもよい。
布支持体1と移動手段2とが、回動体3に取
り付けられるとは、両者1,2が回動体3の回
動と共に移動し得るということであり、回動体
3によつて、両者1,2の全自重が支持される
必要はない。これら1,2の自重は、テーブル
T等に支持させればよく、又、回動後の移動位
置の固定は、これら1,2に取り付けられる押
さえ具や挟着具等の固定手段により行つてもよ
い。
本考案の布供給装置は、ダーツ縫着用のダー
ツシーマに適するが、他の各種縫着をなすミシ
ンにも適用できる。
布押さえ装置4 最後に、叙上の布供給装置により針落ちまで供
給された布の縫着を、布押さえ装置4を中心に説
明する。
この布押さえ装置4は、第7図に示すように、
上押さえプレート201と、その下に配される下
押さえプレート202との間に、供給された布
(図示せず)を挟み、縫着時に布を押さえて支持
するものである。
両押さえプレート201,202は、ほぼ同形
状をなし、中央に上下に貫通する溝203,20
4が形成されている。
次に、上押さえプレート201は、第7図に示
すように、上基板211に固定されている。又、
下押さえプレート202は、下基板212に固定
されている。
下基板212には、支柱213が立設されてい
る。この支柱213は、第6図に示すように適宜
間隔を置いて2本立設され、その上端間にバー2
14を介して押圧用空気シリンダ216が取り付
けられている。
この空気圧シリンダ216のピストンロツド2
17の先端は、上基端211上に回動可能に取り
つけられている。又、上基板211の基端は、支
柱233,233の下端に、回動可能に支持され
ている。
以上により、押圧用空気シリンダ216のピスト
ンロツド217が伸びれば、上基板211が下方
に回動し、上押さえプレート201が下押さえプ
レート202を押圧する。ピストンロツド217
が縮めば、上基板211が上方に回動し、両押さ
えプレート201,202が開く。
第7図に示す押さえ棒220は、スプリング
(図示せず)によつて下方に付勢され、これによ
つて、上押さえプレート201の押さえ力を高め
る。
そして、第6図に示すように、この下基板21
2は、軸支点232によつて主基板231に回動
可能に取り付けられている。この主基板231の
両端には、前端ガイド軸挿通部233と後端ガイ
ド軸挿通部234が取り付けられている。両ガイ
ド軸挿通部233,234は、第2図に示すよう
に、ミシンMの前後方向に配されたガイド軸24
0に、摺動自在に挿通されている。従つて、叙上
の上下の押さえプレート201,202及び上下
の基板211,212は、主基板231に対して
回動自在であり、且つ、主基板231と共にミシ
ンの前後方向に摺動自在である。
ガイド軸240は、第2図に示すように、その
一端が前端支持部235に、他端が後端支持部2
36に支持されている。前端支持部235の上端
には、ストツパ用空気圧シリンダ238が取り付
けられ、このピストンロツド239に当接する対
ストツパ当接部241が、主基板の前端ガイド軸
挿通部233に取り付けられている。
他方、後端支持部236の上端には、戻し用空
気圧シリンダ243が取り付けられ、このピスト
ンロツド244に当接する戻し用当接部245
が、主基板の後端ガイド軸挿通部234に取り付
けられている。
又、主基板231の後端近くのテーブルT上に
は、原点ガイド板250がネジ止めされている。
この原点ガイド板250は、原点凹部251とこ
れに連なる斜辺252とを有する。そして、この
原点凹部251に入り込み得るピン253が下基
板212に突設されている。
布押さえ装置の動き 次に、布押さえ装置との動きを説明する。
布を支持した布支持体1が、移動手段2によ
り、針落ちo位置に移動させられる。
両押さえプレート201,202は開いた状
態で待つており、両押さえプレート201,2
02間に布支持体1の各ハンガ222,22
3,224が入る。
上押さえプレート201が下方に回動し、両
押さえプレート201,202が閉じる。これ
により、針落ちoを中心として、布の左右両側
が一度に押さえられる。
移動手段2によつて、布支持体1のみが針落
ちo位置より遠ざかり、布のみが両押さえプレ
ート201,202によつて押さえられた状態
で残る。
布支持体1の後退後布の縫着がなされる。こ
の縫着中に、布支持体1は、元の位置に戻り、
その各ハンガ122,123,124も元の状
態(第5図Aの状態)に戻る。そして、縫着中
に、次の布を布支持体1に支持させることによ
り、連続的縫製が可能となる。
縫着中、布押さえ装置は、ミシンの送り歯に
より、第2図X1,Y,X2方向へ送られる。
詳しくは上押さえプレート201の溝203
が、ミシンの押さえの下面に形成された突起
(図示せず)に嵌合し、下押さえプレート20
2の溝204は、ミシンの針板の上に形成され
た突起(図示せず)に嵌合する。これら突起に
よつて両プレート201,202は誘導され、
溝の平面形状(第6図)通りに布が移動する。
両プレート201,202の送りは、ミシンの
送り歯(図示せず)がなす。
縫着終了により、布押さえ装置は停止し、そ
の押圧用空気シリンダ216が作動して上押さ
えプレート201が開く。
開いた上下の押さえプレート201,202
間から布が取り出される。この取り出しは、適
宜の取り出し装置或いは人の手で行う。
戻し用空気圧シリンダ244が作動し、その
ピストンロツド244が伸張し、ピストンロツ
ド244先端が戻し用当接部245に当接し
て、布押さえ装置を元の位置まで移動させる。
ストツパ用空気圧シリンダ238のピストン
ロツド239に対ストツパ当接部241が当接
して、布押さえ装置は前後に正しい原点位置で
停止する。
又、原点ガイド板250の斜辺252に導か
れ、下基板212のピン253が、原点凹部2
51内に入る。これにより、主基板231に対
する軸支点232と、原点ガイド板250にガ
イドされたピン253との2点によつて、横方
向にも正しい原点位置で布押さえ装置は停止す
る。
以上の布押さえ装置は、上下の押さえプレート
をミシンの送り歯によつて送るようにしたが、ミ
シンの送りと連動するステツピングモータによつ
て移動させるようにしてもよい。又、布押さえ装
置は、上下の押さえプレートを用いない形式のも
のとしてもよく、既成のミシンの布押さえのみと
してもよい。
〈考案の効果〉 以上本考案においては、回動体の角度を変更す
るだけで、供給される布とミシンの布の送り方向
pとの角度を変更でき、且つ、変更後の布支持体
1の先端は、常に、針落ちo位置に停止する。よ
つて、従来例のように、移動手段2による布支持
体1の移動距離を調整する必要もなく、極めて簡
単且つ正確に角度変更をなし得る布供給装置を提
供し得たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の布供給装置の概念説明図、第
2図は本考案の一実施例の全体平面図、第3図は
布供給装置の正面図、第4図は布供給装置の拡大
右側面図、第5図A,B,Cは布供給装置のハン
ガの作動状態説明図、第6図は布押さえ装置の拡
大平面図、第7図は布押さえ装置の拡大右側面
図、第8図は従来の布供給装置の概念説明図であ
る。 M……自動縫製ミシン、o……針落ち、N……
布、T……テーブル、p……布の送り方向、l…
…移動距離、1……布支持体、2……移動手段、
3……回動体、4……布押さえ装置、111……
下腕、112……上腕、113……縦腕、114
……補助腕、115……軸支用ピン、121……
走行基体、122……第1(可動)ハンガ、12
3……第2(可動)ハンガ、124……第3(固
定)ハンガ、125……取り付け板、127……
空気圧シリンダ、128……ピストンロツド、1
29……摺動軸、132……第1ハンガ基体、1
33……第2ハンガ基体、136……回転ロー
ラ、137……カム、151……レール、153
……移動用空気圧シリンダ、154……ピストン
ロツド、201……上押さえプレート、202…
…下押さえプレート、203,204……溝、2
11……上基板、212……下基板、216……
押圧用空気シリンダ、217……ピストンロツ
ド、231……主基板、232……軸支点、23
3……前端ガイド軸挿通部、234……後端ガイ
ド軸挿通部、238……ストツパ用空気圧シリン
ダ、239……ピストンロツド、240……ガイ
ド軸、243……戻し用空気圧シリンダ、244
……ピストンロツド、250……原点ガイド板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダーツ縫い等のミシンの縫製を施すべき布を支
    持する布支持体と、この布支持体をミシンの針落
    ちから離れた位置から針落ち位置に平行移動させ
    る移動手段とを備え、この布支持体と移動手段と
    が、針落ちの鉛直線上を中心として回動可能に設
    けられた回動体の適宜位置に取り付けられたこと
    を特徴とするミシンの布供給装置。
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