JPS6019288B2 - 光学活性n―置換ジアリールスルフイルイミンの製造法 - Google Patents
光学活性n―置換ジアリールスルフイルイミンの製造法Info
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- JPS6019288B2 JPS6019288B2 JP8431476A JP8431476A JPS6019288B2 JP S6019288 B2 JPS6019288 B2 JP S6019288B2 JP 8431476 A JP8431476 A JP 8431476A JP 8431476 A JP8431476 A JP 8431476A JP S6019288 B2 JPS6019288 B2 JP S6019288B2
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Description
本発明は、硫黄原子上に光学活性を有するN−置換ジァ
リールスルフィルィミンの製造法に関する。 さらに詳しくは、非対称ジアリールスルフィド、光学活
性アルコール、ハロゲン化剤とアミドアニオン又はアリ
ールアミンとを樋性溶媒中−30℃〜0℃で反応させる
ことを特徴とする医薬、界面活性剤、種々の合成中間体
、光学分割説剤等として有用な硫黄原子上に光学活性を
有するN−置換スルフィルィミンの製造法に関する。以
下、本発明において、光学活性スルフイルィミンとは硫
黄原子上に光学活性を有するスルフィルィミンを意味す
る。 従来、光学活性N−置換スルフィルィミンは、僅かに、
光学活性スルホキシドと、N−スルフィニルーp−トシ
ルアミド又はN・N′ービス(pートシル)サルフアー
ジィミドとの反応により光学活性N−トシルスルフィル
ィミンを得た例があるが、原料光学活性スルホキシドは
1−メントキシスルフィニルェステルとグリニャ試薬と
の反応による不整合成、又は光学分割等の繁雑な手段に
よらなければ得ることはできず、又、得られる光学活性
スルホキサィドも限られ、更に、N−置換基としてはト
シル基のみであった。 スルフイルイミン系化合物は、その特異な化学構造に起
因して、医薬品、界面活性剤、合成樹脂原料、樹脂添加
剤、種々の合成中間体等として、その利用は多分野にお
よぶ。更に、光学活性スルフィルイミンは、光学活性な
るが故に、その各々の利用分野において、とくに医薬品
、医薬品合成中間体として、優れた効果が期待でき、か
つ不整合成用試剤、光学分割試薬等としての有用性が加
味される等、一般的、かつ容易な合成方法が渇望されて
いた。本発明者らは、光学活性N−置換スルフイルイミ
ンの製造方法について鋭意研究の結果、極性溶媒中、一
30〜0℃で、オルト位に置換基を有する非対称ジアリ
ールスルフィド、光学活性アルコールとハロゲン化剤と
の反応により、光学活性アルコキシジアリールスルホニ
ウム塩へ不整合成でき、さらにアミドアニオン、アリー
ルアミンとの反応により光学活性N−置換ジアリールス
ルフィルィミンが、容易にかつ収率良く得られる事を見
出だし、本発明を完成した。 すなわち本発明は、 ‘1}式: 〔式中、R1、R2はフェニル基、低級アルキル置換フ
ェニル基、低級アルコキシ置換フェニル基を示し、R1
、R2のいずれか一方若しくは両方に、合計1〜2個の
オルト置換基を有している。 寮3は炭素原子上に光学活性を有するアルキル置換シク
ロアルキル基を示し、×はハロゲン原子を示す。〕で表
わされる硫黄原子上に光学活性を有するアルコキシジア
リールスルホニウム塩と、式: HN−R4 〔式中、R4はフェニルスルホニル基、アルキル置換フ
ェニルスルホニル基、ハロゲン置換フェニルスルホニル
基、アルコキシ置換フェニルスルホニル基、並びにアル
キルカルボニル基、ハロゲン置換アルキルカルボニル基
、ベンゾイル基、ニトロベンソ′ィル基を示す。 〕で表わされるアミドアニオン、又は 式: 〜NH2 〔式中、〜はフェニル基、アルキル置換フェニル基、ハ
ロゲン置換フェニル基を示す。 〕で表わされるアリールアミンとを、極性溶媒中、一3
0〜0℃で反応させるとを特徴とする、式:又は (式中、R1、R2、R4、Arは前述と同じ。 )で表わされる硫黄原子上に光学活性を有するN−置換
ジァリールスルフィルィミンの製造法、又は{2) 式
: R1一S一R2〔式中、R1、R2はフェニ
ル基、低級アルキル置換フェニル基、低級アルコキシ置
換フェニル基を示し、R1、R2のいずれか一方若しく
は両方に、合計1〜2個のオルト置換基を有している。 R1、R2は環を成していても良い。〕で表わされるオ
ルト置換非対称ジアリールスルフイドと、 *式:*
R3 −OH 〔式中、R3は炭素原子上に光学活性を有するァルキル
置換シクロアルキル基を示す。 〕で表わされる光学活性アルコールとハ。 ゲン化剤とを極性溶媒中、一30〜0℃で反応させ、式
:* 〔式中、R1、R2、R3 は前述と同じ。 Xはハロゲン原子を示す。〕で表わされる硫黄原子上に
光学活性を有するアルコキシジアリールスルホニウム塩
とし、式: HN‐R4 〔式中、R4はフェニルスルホニル基、アルキル置換フ
ェニルスルホニル基、ハロゲン置換フェニルスルホニル
基、ァルコキシ置換フェニルスルホニル基、並びにアル
キルカルボニル基、ハロゲン置換アルキルカルボニル基
、ベンゾィル基、ニトロベンゾイル基を示す。 〕で表わされるアミドアニオン、又は 式: 〜NH2 〔式中、〜はフェニル基、ァルキル置換フェニル基、ハ
ロゲン置換フェニル基を示す。 〕で表わされるアリールアミンとを極性溶媒中、一30
〜0℃で反応させることを特徴とする、式:又は (式中、R1、R2、R4、Arは前述と同じ。 )で表わされる硫黄原子上に光学活性を有するN−置換
ジアリールスルフィルィミンの製造法である。一般に、
S原子上の反応は、種々の反応機構が考えられ、立体保
持で進行するか、反転するのか、又、ラセミ化を伴なう
か等を予測する事は非常に困難である。 本発明方法において、光学活性体が収率良く得られるが
、これはオルト置換非対称ジアリールスルフィドと光学
活性アルコールとハロゲン化剤との反応によって生成す
る光学活性アルコキシジアリールスルホニウム塩が、立
体的こみ具合等の原因により優立な立体配置をとり、更
にアミドアニオン、ァリールアミンとの反応においても
ラセミ化を伴なわず進行する為と推定される。一般に光
学活性スルホニゥム塩のラセミ化速度は非常に速いこと
が知られており、本発明者らの研究ではスルホキシドの
ラセミ化速度の1び2倍程度であることが分つている。
その為、光学活性スルホニウム塩は−4000以下程度
の極低温においてのみ安定に存在するものと思われてい
た。しかし、本発明者らは、驚くべきことに、一30〜
0℃においても溶剤の選択により、光学収率高く光学活
性N−置換ジアリールスルフィルィミンが容易に得られ
ることを見出だした。このことは、極性の強い溶剤中に
おいては、一30〜0℃程度の温度でも、アルコキシジ
アリールスルホニウム塩は意外にも安定化され、立体的
に優位な立体配置で、ラセミ化せず存在しうる為と推定
される。又、0℃以上ではラセミ化の為、光学収率は非
常に低くなり、実用的ではない。本発明におけるオルト
置換非対称ジアリールスルフィ日こおいて、置換基とし
ては、活性水素を有していないものが好ましく、アルキ
ル基、アリール基等の炭化水素基の外には、例えば、ハ
ロゲン、ニトロ基、シアノ基、アルコキシ基、アリーロ
キシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アシル基、
スルホニル基等が挙げられる。 オルト置換非対称ジァリールスルフィドとしては、これ
ら前記の置換基が、任意に一方のアリール基に1〜2個
オルト置換しているジアリールスルフィド、若しくは、
両方のアリール基にそれぞれ、上記置換基が、任意に、
オルト置換したジァリールスルフィドを示し、かつ、メ
タ位、パラ位には前記置換基が、任意に置換していても
良い。オルト置換非対称スルフィドは、例えば、オルト
置換アニリンのジアゾニウム塩とチオフェノールとの反
応等の通常の方法によって得られる。オルト置換非対称
スルフイドとしては、例えば、SーフェニルーS一oー
トリルスルフイド、Sーフヱニル−S−oーメトキシフ
エニルスルフイド、Sーフエニル−S一o−ニトロフエ
ニルスルフイド、SーフエニルーS一o−クロロフエニ
ルスルフイド、S−フエニル−S一oーブロモフエニル
スルフイド、S−フエニルーS一oーシアノフエニルス
ルフイド、Sーフエニル−S−o−エチルチオフエニル
スルフイド、S−2・6−ジメトキシフエニルーS−フ
エニルスルフイド、S一2ーメチルー6−クロロフヱニ
ル−Sーフエニルスルフイド、S−o−メトキシフエニ
ルーS−oートリルスルフイド、S−2・4ージメチル
フエニルーS一4ークロロフエニルスルフイド、S一2
ーニトロフエニル−S一2−メチル一4ークロロフエニ
ルスルフイド、S−2ークロロフエニルーS一3ーニト
ロフエニルスルフイド、S一2・4・6−トリメチルフ
エニル−S−フエニルスルフイド、S一2ーシアノフエ
ニル−S一p−トリルスルフイド、Sーフエニル−S−
o−t−ブチルフエニルスルフイド、SーフエニルーS
一oーアセチルフエニルスルフイド、S−フエニルーS
−メチルスルホニルフェニルスルフィド、等が挙げられ
る。光学活性アルコールとは炭素原子上に光学活性を有
する置換又は無置換のァルキルァルコール・置換シクロ
アルキルアルコール、置換又は無置換のアラルキルアル
コールであって、置換基としては活性水素を有していな
いものが好ましく、炭素水素基の外には例えば、ハロゲ
ン、ニトロ基、シアノ基、アルコキシ基、アリーロキシ
基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アシル基、スル
ホニル基等が挙げられる。 光学活性アルコールとしては例えば、メントール、ボル
ネオール、サフロール、コレステロールなどの天然光学
活性アルコール類、Q−フェネチルアルコール、2ーオ
クタノールなどの合成光学活性アルコール類等が挙げら
れる。本発明に係るハロゲン化剤としては、通常のハロ
ゲン系酸化剤が支障なく用いられるが、例えば、塩素、
臭素、沃素などのハロゲン、次亜塩素酸ナトIJゥム、
次確臭素酸カリ、次亜塩素酸カルシウムなどの次頭ハロ
ゲン酸塩、次亜塩素酸エチル、次亜臭素醗イソブロピル
、次亜塩素酸t−フチル等の次亜ハロゲン酸アルキル、
N−クロロサクシンイミド、N−プロモサクシンィミド
等のN−ハロゲンサクシンィミドなどが挙げられる。 これらのハロゲン系酸化剤は1種又は数種混合して用い
てもよい。又、光学活性フルコキシスルホニウム塩とし
ては、例えば、前記のオルト置換非対称ジァリールスル
フィド、光学活性アルコール、ハロゲン化剤のそれぞれ
に対応する光学活性アルコキシスルホニゥム塩が挙げら
れる。 アミドアニオンはカルボン酸アミド又はスルホン酸ァミ
ドのアルカリ金属又はアルルカリ士類金属の塩を示し、
置換基としては、活性水素を有していないものが好まし
く、炭素水素基の外には、例えば、ハロゲン、ニトロ基
、シアノ基、アルコキシ基、アリーロキシ基、アルキル
チオ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基等が
挙げられる。 カルボン酸アミドアニオンとしては、例えば、アセチル
アミド、ブチラミド、ラウリルアミド、クロロアセチル
アミド、ジクロロアセチルアミド、トリクロロアセチル
アミド、3−〆トキシプロピオナミド、ベンズアミド、
pーニトロベンズアミド、p−メトキシベンズアミド、
oークロoベンズアミド、pープチルチオベンズアミド
、mーシアノベンズアミド、1−ナフタミド、フエニル
アセチルアミド、シクロヘキシルカルボン酸アミド等の
IJチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カ
ルシウム塩等のアルカリ金属、アルカリ士類金属塩等が
挙げられる。スルホン酸アミドアニオンとしては、例え
ば、メチルスルホンアミド、クロロメチルスルホンアミ
ド、3ーエトキシプロピルスルホンアミド、3ーニトロ
ブチルスルホ:ノアミド、2ーブロモエチルスルホンア
ミド、4日シアノヘキシルスルホンアミド、ベンゼンス
ルホソアミド、oークロロベンゼ、ンスルホンアミド、
pートシルアミド、o一トリルスルホンアミド、o−メ
トキシフエニルスルホンアミド、mーニトロベンゼンス
ルホンアミド、pーシア/ベンゼンスルホンアミド、ペ
ンジルスルホンアミド、1−ナフチルスルホンアミド、
シクロヘキシルスルホンアミド等のIJチウム、ナトリ
ウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等のアルカ
リ金属塩、アルカリ士類金属塩等が挙げられる。 ァリールアミンは置換基としては、活性水素を有してい
ないものが好ましく、炭化水素基の外には、例えばハロ
ゲン、ニトロ基、シア/基、アルコキシ基、アリーロキ
シ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アシル基、ス
ルホニル基等が挙げられる。 アリールアミンとしては、例えば、アニリン、p−クロ
ルアニリン、oーブロモアニリン、p−シアノアニリン
、m−ニトロアニリン、pーニトロアニリン、oーメト
キシアニリン、m−アニシジン、1ーナフチルアミン、
等が挙げられる。本発明に用いる事のできる溶剤の例と
しては、アセトニトリル、ピリジン、t−ブチルアルコ
ール、ジメトキシヱタン等が挙げられるが、これらと同
等程度の通性を有し、一30〜0℃の反応系で液状で存
在する溶剤であれば、これらに限られるものではない。 溶剤は単独で用いても、数種混合して用いても良い。本
発明は例えば次のようにして実施することができる。 各々当モル程度のo−置換非対称ジアリールスルフィド
と光学活性アルコールとを極性溶剤に添加し、要すれば
当モル程度のピリジンを加ス、一30〜0℃に冷却する
。更に当モル程度のハロゲン化剤を燈拝しながら加える
。ハロゲン化剤を添加後、光学活性アルコキシジアリー
ルスルホニウム塩が生成するが、単離しても、単離せず
そのまま次の工程の反応に用いても良いが、単離するな
ら、非常に光学的に不安定なスルホニウム塩のラセミ化
を抑制する条件で行なう。単離しない場合はそのまま一
30〜0℃で当モル〜やや過剰モルのアミドアニオン又
はアリールアミンを加え、例えば10分〜1時間程度−
30〜0℃に冷却下燈拝を続け、必要なら室温で更に例
えば数分〜30分程度濃伴し、相当するN一置換ジァリ
ールスルフィルイミンが生成する。生成したN−置換ジ
ァIJ−ルスルフイルイミンは抽出、カラムクロマトグ
ラフィー等の通常の手段によって分離すれば良い。再結
晶すると非常に光学純度の高いN−置換ジアリールスル
フィルィミンが得られる。反応の全工程はラセミ化を防
ぐため、70午0以下で行なうのが好ましい。本発明方
法によって得られるN−置換ジァリールスルフイルイミ
ンとしては、例えば、Nーフェニルスルホニル−Sーフ
エニル−S−o−トリルスルフイルイミン、N一pート
シルーS−フエニルーS−oーメトキシフエニルスルフ
イルイミン、N−p−シアノフエニルスルホニルーS−
フエニルーS−oーニトロフエニルスルフイルイミン、
N−oークロロフエニルスルホニルーSーフエニルーS
−o−クロロフエニルスルフイルイミン、N一pーメト
キシフエニルスルホニルーS−フエニルーS一oーフロ
モフエニルスルフイルイミン、N一pートシルーS一o
ーメトキシフエニルーS一oートリルスルフイルイミン
、NーメチルスルホニルーS−フエニルーS一o−アセ
チルフエニルスルフイルイミン、Nーベンジルスルホニ
ル一SーフエニルーS−2・6ージメトキシフエニルス
ルフイルイミン、N−3−クロロプロピルスルホニル−
S−フエニル−S−oートリルスルフイルイミン、N一
p−トリルーSーフエニル−S一oーメチルスルホニル
フ工ニルスルフイルィミン、等の硫黄原子上に光学活性
を有するN−スルホニルジアリールスルフイルイミン、
Nーアセチル−Sーフエニル−S−o−ニトロフエニル
スルフイルイミン、Nージクロロアセチル−S−フエニ
ル−S一oーメトキシフエニルスルフイルイミン、N一
3ーメトキシブチリル−S−フヱニルーS−o−メトキ
シフエニルスルフイルイミン、NーベンゾイルーS−フ
エニル−S−oートリルスルフイルイミン、N一oーア
セチルベンゾイル−SーフエニルーS一o−クロロフエ
ニルスルフイルイミン、N一mークロロベンゾイルーS
−o−トリルーS−o−ニトロフエニルスルフイルイミ
ン、N−p−シアノベンゾイル−SーフヱニルーS−o
−シアノフエニルスルフイルイミン、N一p−メチルチ
オベンゾイルーSーフエニル−S−o−フロモフエニル
スルフイルイミン、N−mーニトロベンゾイルーS−フ
エニルーS−o−t−ブチルフエニルスルフイルイミン
、N−1ーナフトイルーSーフエニル−S一oートリル
スルフィルィミン等の硫黄原子上に光学活性を有するN
ーアセチルジアリールスルフィルイミン、Nーフエニル
ーS−フエニルーS一2・6−ジメチルフヱニルスルフ
イルイミン、N一pークロロフエニルーS−フエニルー
S一○ーニトロフエニルスルフイルイミン、N−mーニ
トロフエニル−S−oーメトキシフエニルーS一oート
リルスルフイルイミン、N一pーアセチルフエニルーS
−フエニル−S一oーシアノフエニルスルフイルイミン
、N−1−ナフチル−S−フヱニルーS一o−クロロフ
ェニルスルフィルイミン等の硫黄原子上に光学活性を有
するNーアリールジアリールスルフィルィミンなどが挙
げられる。 N−置換スルフィルィミンは医薬、農薬、界面活性剤、
合成樹脂添加剤、各種合成中間体等として有用であるが
、更に光学活性N−置換ジアリールスルフィルィミンは
本発明者らの研究により、例えば強酸処理後アルカリ処
理してもラセミ化せず、光学活性N−無置換スルフイル
イミンを与える事、又、例えば光学活性N−無置換スル
フィルィミンはラセミ化せず、容易にNーアルキルスル
フイルイミン、Nーアシルスルフイルイミン、N−スル
ホニルスルフイルイミン、N一/・ロスルフィルィミン
等の光学活性体を与える事、クロラミンT等のスルフィ
ルィミノ化剤との反応で光学活性スルホンジィミンを、
酸化により光学活性スルホキシィミンをそれぞれ容易に
得られる事が見出され、種々の光学活性スルフィルィミ
ン系化合物の合成中間体として重要な化合物である。 以上述べたように、本発明は光学純度の高い光学活性ス
ルフィルィミンを、容易に、かつ高収率に与える等、斯
業に貢献する処極めて大きい。 以下に実施例を述べる。実施例中の部は重量部を示す。
実施例 1 S−フエニルーS一oーメトキシフエニルスルフイド5
4部、1−メントール3$部、ピリジン2碇部をアセト
ニトリル50礎部‘こ溶解し、一25qoに冷却し、に
rtーブチルハイポクロライト28部/アセトニトリル
100部を−25qoに冷却し、蝿梓下20分で滴下し
、溶液1を得る。 実施例 2 溶液1にp−トシルアミドナトリウム5$部を冷却下加
え一25℃で30分櫨梓後、室温で更に1び分間燈梓す
る。 反応液をチオ硫酸ナトリウム水溶液中にそそぎ、クロロ
ホルムで抽出し、苛性ソーダ水溶液で洗浄、乾燥後、5
0℃以下で溶剤を蟹去し、粗生成物を得る。粗生成物を
2回アセトンーnーヘキサンで再結晶し、光学純度10
0%のNートシルーSーフエニルーS一o−メトキシフ
エニルスルフィルィミン(S‐confi奴ねtion
)14.5部(収率15%)を得る。〔Q〕色5一98
.00、mp161.5〜162.000IR(KBr
);ひSNニ964凧‐I NMR(CDC13):6=8.18〜6.87(m)
、3.76(S)、2‐35地肌(S)cd特性〔〔a
〕×10‐3、(n仇)、MeOH〕:43.3(28
5)、一29.7(235)、十44(218)UV吸
収〔ご、(nの)、MeOH〕:*斑0(2総)、15
500(229)元素分析 C2虹,9NQS2 実測値;C、62.58:日、4.総:N、3.敗%計
算値:C、62.31:日、4.97;N、3.45%
実施例 3溶液1にp−クロロベンゼンスルホンアミド
ナトリウム54部を冷却下加え実施例2と同様にして、
光学純度100%のN−pークロロフェニルスルホニル
−S−フエニルーS一o−メトキシフエニルスルフイル
イミン(S−coMigmation)12.2夕(収
率12%)を得る。 〔Q〕色5一78.20、mp160.5〜161.0
30瓜(KBr);レSNニ963肌‐I NMR(CDC13);6ニ8,09〜6.86(m)
、3.73脚(S)cd特性〔〔a〕×10‐3、(n
の)、MeOH〕:31.3(285)、−20.5(
233)、十39(217)UV吸収〔‘、(nの)、
MeOH〕;3900(285)、22600(231
)元素分析 C,射,ぶ03S2CI 実測値:C、56.45:印、3.斑:N、3.48%
計算値;C、56.22:日、3.97;N、3.45
%実施例 4溶液1にp−メトキシベンゼンスルホンア
ミドナトリウム55部を冷却下加え実施例2と同様にし
て光学純度100%のN−p−メトキシフェニルスルホ
ニル−Sーフエニル−S一oーメトキシフエニルスルフ
イルイミン(S−configMation)5夕(収
率5%)を得る。 〔Q〕色5−母870、mp149.5〜150.yo
m(KBr);レSNニ952弧‐I NMR(CDq3);6=8.11〜6.74(m)、
3.78(S)、3‐73脚凧(S)cd特性(
リールスルフィルィミンの製造法に関する。 さらに詳しくは、非対称ジアリールスルフィド、光学活
性アルコール、ハロゲン化剤とアミドアニオン又はアリ
ールアミンとを樋性溶媒中−30℃〜0℃で反応させる
ことを特徴とする医薬、界面活性剤、種々の合成中間体
、光学分割説剤等として有用な硫黄原子上に光学活性を
有するN−置換スルフィルィミンの製造法に関する。以
下、本発明において、光学活性スルフイルィミンとは硫
黄原子上に光学活性を有するスルフィルィミンを意味す
る。 従来、光学活性N−置換スルフィルィミンは、僅かに、
光学活性スルホキシドと、N−スルフィニルーp−トシ
ルアミド又はN・N′ービス(pートシル)サルフアー
ジィミドとの反応により光学活性N−トシルスルフィル
ィミンを得た例があるが、原料光学活性スルホキシドは
1−メントキシスルフィニルェステルとグリニャ試薬と
の反応による不整合成、又は光学分割等の繁雑な手段に
よらなければ得ることはできず、又、得られる光学活性
スルホキサィドも限られ、更に、N−置換基としてはト
シル基のみであった。 スルフイルイミン系化合物は、その特異な化学構造に起
因して、医薬品、界面活性剤、合成樹脂原料、樹脂添加
剤、種々の合成中間体等として、その利用は多分野にお
よぶ。更に、光学活性スルフィルイミンは、光学活性な
るが故に、その各々の利用分野において、とくに医薬品
、医薬品合成中間体として、優れた効果が期待でき、か
つ不整合成用試剤、光学分割試薬等としての有用性が加
味される等、一般的、かつ容易な合成方法が渇望されて
いた。本発明者らは、光学活性N−置換スルフイルイミ
ンの製造方法について鋭意研究の結果、極性溶媒中、一
30〜0℃で、オルト位に置換基を有する非対称ジアリ
ールスルフィド、光学活性アルコールとハロゲン化剤と
の反応により、光学活性アルコキシジアリールスルホニ
ウム塩へ不整合成でき、さらにアミドアニオン、アリー
ルアミンとの反応により光学活性N−置換ジアリールス
ルフィルィミンが、容易にかつ収率良く得られる事を見
出だし、本発明を完成した。 すなわち本発明は、 ‘1}式: 〔式中、R1、R2はフェニル基、低級アルキル置換フ
ェニル基、低級アルコキシ置換フェニル基を示し、R1
、R2のいずれか一方若しくは両方に、合計1〜2個の
オルト置換基を有している。 寮3は炭素原子上に光学活性を有するアルキル置換シク
ロアルキル基を示し、×はハロゲン原子を示す。〕で表
わされる硫黄原子上に光学活性を有するアルコキシジア
リールスルホニウム塩と、式: HN−R4 〔式中、R4はフェニルスルホニル基、アルキル置換フ
ェニルスルホニル基、ハロゲン置換フェニルスルホニル
基、アルコキシ置換フェニルスルホニル基、並びにアル
キルカルボニル基、ハロゲン置換アルキルカルボニル基
、ベンゾイル基、ニトロベンソ′ィル基を示す。 〕で表わされるアミドアニオン、又は 式: 〜NH2 〔式中、〜はフェニル基、アルキル置換フェニル基、ハ
ロゲン置換フェニル基を示す。 〕で表わされるアリールアミンとを、極性溶媒中、一3
0〜0℃で反応させるとを特徴とする、式:又は (式中、R1、R2、R4、Arは前述と同じ。 )で表わされる硫黄原子上に光学活性を有するN−置換
ジァリールスルフィルィミンの製造法、又は{2) 式
: R1一S一R2〔式中、R1、R2はフェニ
ル基、低級アルキル置換フェニル基、低級アルコキシ置
換フェニル基を示し、R1、R2のいずれか一方若しく
は両方に、合計1〜2個のオルト置換基を有している。 R1、R2は環を成していても良い。〕で表わされるオ
ルト置換非対称ジアリールスルフイドと、 *式:*
R3 −OH 〔式中、R3は炭素原子上に光学活性を有するァルキル
置換シクロアルキル基を示す。 〕で表わされる光学活性アルコールとハ。 ゲン化剤とを極性溶媒中、一30〜0℃で反応させ、式
:* 〔式中、R1、R2、R3 は前述と同じ。 Xはハロゲン原子を示す。〕で表わされる硫黄原子上に
光学活性を有するアルコキシジアリールスルホニウム塩
とし、式: HN‐R4 〔式中、R4はフェニルスルホニル基、アルキル置換フ
ェニルスルホニル基、ハロゲン置換フェニルスルホニル
基、ァルコキシ置換フェニルスルホニル基、並びにアル
キルカルボニル基、ハロゲン置換アルキルカルボニル基
、ベンゾィル基、ニトロベンゾイル基を示す。 〕で表わされるアミドアニオン、又は 式: 〜NH2 〔式中、〜はフェニル基、ァルキル置換フェニル基、ハ
ロゲン置換フェニル基を示す。 〕で表わされるアリールアミンとを極性溶媒中、一30
〜0℃で反応させることを特徴とする、式:又は (式中、R1、R2、R4、Arは前述と同じ。 )で表わされる硫黄原子上に光学活性を有するN−置換
ジアリールスルフィルィミンの製造法である。一般に、
S原子上の反応は、種々の反応機構が考えられ、立体保
持で進行するか、反転するのか、又、ラセミ化を伴なう
か等を予測する事は非常に困難である。 本発明方法において、光学活性体が収率良く得られるが
、これはオルト置換非対称ジアリールスルフィドと光学
活性アルコールとハロゲン化剤との反応によって生成す
る光学活性アルコキシジアリールスルホニウム塩が、立
体的こみ具合等の原因により優立な立体配置をとり、更
にアミドアニオン、ァリールアミンとの反応においても
ラセミ化を伴なわず進行する為と推定される。一般に光
学活性スルホニゥム塩のラセミ化速度は非常に速いこと
が知られており、本発明者らの研究ではスルホキシドの
ラセミ化速度の1び2倍程度であることが分つている。
その為、光学活性スルホニウム塩は−4000以下程度
の極低温においてのみ安定に存在するものと思われてい
た。しかし、本発明者らは、驚くべきことに、一30〜
0℃においても溶剤の選択により、光学収率高く光学活
性N−置換ジアリールスルフィルィミンが容易に得られ
ることを見出だした。このことは、極性の強い溶剤中に
おいては、一30〜0℃程度の温度でも、アルコキシジ
アリールスルホニウム塩は意外にも安定化され、立体的
に優位な立体配置で、ラセミ化せず存在しうる為と推定
される。又、0℃以上ではラセミ化の為、光学収率は非
常に低くなり、実用的ではない。本発明におけるオルト
置換非対称ジアリールスルフィ日こおいて、置換基とし
ては、活性水素を有していないものが好ましく、アルキ
ル基、アリール基等の炭化水素基の外には、例えば、ハ
ロゲン、ニトロ基、シアノ基、アルコキシ基、アリーロ
キシ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アシル基、
スルホニル基等が挙げられる。 オルト置換非対称ジァリールスルフィドとしては、これ
ら前記の置換基が、任意に一方のアリール基に1〜2個
オルト置換しているジアリールスルフィド、若しくは、
両方のアリール基にそれぞれ、上記置換基が、任意に、
オルト置換したジァリールスルフィドを示し、かつ、メ
タ位、パラ位には前記置換基が、任意に置換していても
良い。オルト置換非対称スルフィドは、例えば、オルト
置換アニリンのジアゾニウム塩とチオフェノールとの反
応等の通常の方法によって得られる。オルト置換非対称
スルフイドとしては、例えば、SーフェニルーS一oー
トリルスルフイド、Sーフヱニル−S−oーメトキシフ
エニルスルフイド、Sーフエニル−S一o−ニトロフエ
ニルスルフイド、SーフエニルーS一o−クロロフエニ
ルスルフイド、S−フエニル−S一oーブロモフエニル
スルフイド、S−フエニルーS一oーシアノフエニルス
ルフイド、Sーフエニル−S−o−エチルチオフエニル
スルフイド、S−2・6−ジメトキシフエニルーS−フ
エニルスルフイド、S一2ーメチルー6−クロロフヱニ
ル−Sーフエニルスルフイド、S−o−メトキシフエニ
ルーS−oートリルスルフイド、S−2・4ージメチル
フエニルーS一4ークロロフエニルスルフイド、S一2
ーニトロフエニル−S一2−メチル一4ークロロフエニ
ルスルフイド、S−2ークロロフエニルーS一3ーニト
ロフエニルスルフイド、S一2・4・6−トリメチルフ
エニル−S−フエニルスルフイド、S一2ーシアノフエ
ニル−S一p−トリルスルフイド、Sーフエニル−S−
o−t−ブチルフエニルスルフイド、SーフエニルーS
一oーアセチルフエニルスルフイド、S−フエニルーS
−メチルスルホニルフェニルスルフィド、等が挙げられ
る。光学活性アルコールとは炭素原子上に光学活性を有
する置換又は無置換のァルキルァルコール・置換シクロ
アルキルアルコール、置換又は無置換のアラルキルアル
コールであって、置換基としては活性水素を有していな
いものが好ましく、炭素水素基の外には例えば、ハロゲ
ン、ニトロ基、シアノ基、アルコキシ基、アリーロキシ
基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アシル基、スル
ホニル基等が挙げられる。 光学活性アルコールとしては例えば、メントール、ボル
ネオール、サフロール、コレステロールなどの天然光学
活性アルコール類、Q−フェネチルアルコール、2ーオ
クタノールなどの合成光学活性アルコール類等が挙げら
れる。本発明に係るハロゲン化剤としては、通常のハロ
ゲン系酸化剤が支障なく用いられるが、例えば、塩素、
臭素、沃素などのハロゲン、次亜塩素酸ナトIJゥム、
次確臭素酸カリ、次亜塩素酸カルシウムなどの次頭ハロ
ゲン酸塩、次亜塩素酸エチル、次亜臭素醗イソブロピル
、次亜塩素酸t−フチル等の次亜ハロゲン酸アルキル、
N−クロロサクシンイミド、N−プロモサクシンィミド
等のN−ハロゲンサクシンィミドなどが挙げられる。 これらのハロゲン系酸化剤は1種又は数種混合して用い
てもよい。又、光学活性フルコキシスルホニウム塩とし
ては、例えば、前記のオルト置換非対称ジァリールスル
フィド、光学活性アルコール、ハロゲン化剤のそれぞれ
に対応する光学活性アルコキシスルホニゥム塩が挙げら
れる。 アミドアニオンはカルボン酸アミド又はスルホン酸ァミ
ドのアルカリ金属又はアルルカリ士類金属の塩を示し、
置換基としては、活性水素を有していないものが好まし
く、炭素水素基の外には、例えば、ハロゲン、ニトロ基
、シアノ基、アルコキシ基、アリーロキシ基、アルキル
チオ基、アリールチオ基、アシル基、スルホニル基等が
挙げられる。 カルボン酸アミドアニオンとしては、例えば、アセチル
アミド、ブチラミド、ラウリルアミド、クロロアセチル
アミド、ジクロロアセチルアミド、トリクロロアセチル
アミド、3−〆トキシプロピオナミド、ベンズアミド、
pーニトロベンズアミド、p−メトキシベンズアミド、
oークロoベンズアミド、pープチルチオベンズアミド
、mーシアノベンズアミド、1−ナフタミド、フエニル
アセチルアミド、シクロヘキシルカルボン酸アミド等の
IJチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カ
ルシウム塩等のアルカリ金属、アルカリ士類金属塩等が
挙げられる。スルホン酸アミドアニオンとしては、例え
ば、メチルスルホンアミド、クロロメチルスルホンアミ
ド、3ーエトキシプロピルスルホンアミド、3ーニトロ
ブチルスルホ:ノアミド、2ーブロモエチルスルホンア
ミド、4日シアノヘキシルスルホンアミド、ベンゼンス
ルホソアミド、oークロロベンゼ、ンスルホンアミド、
pートシルアミド、o一トリルスルホンアミド、o−メ
トキシフエニルスルホンアミド、mーニトロベンゼンス
ルホンアミド、pーシア/ベンゼンスルホンアミド、ペ
ンジルスルホンアミド、1−ナフチルスルホンアミド、
シクロヘキシルスルホンアミド等のIJチウム、ナトリ
ウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム等のアルカ
リ金属塩、アルカリ士類金属塩等が挙げられる。 ァリールアミンは置換基としては、活性水素を有してい
ないものが好ましく、炭化水素基の外には、例えばハロ
ゲン、ニトロ基、シア/基、アルコキシ基、アリーロキ
シ基、アルキルチオ基、アリールチオ基、アシル基、ス
ルホニル基等が挙げられる。 アリールアミンとしては、例えば、アニリン、p−クロ
ルアニリン、oーブロモアニリン、p−シアノアニリン
、m−ニトロアニリン、pーニトロアニリン、oーメト
キシアニリン、m−アニシジン、1ーナフチルアミン、
等が挙げられる。本発明に用いる事のできる溶剤の例と
しては、アセトニトリル、ピリジン、t−ブチルアルコ
ール、ジメトキシヱタン等が挙げられるが、これらと同
等程度の通性を有し、一30〜0℃の反応系で液状で存
在する溶剤であれば、これらに限られるものではない。 溶剤は単独で用いても、数種混合して用いても良い。本
発明は例えば次のようにして実施することができる。 各々当モル程度のo−置換非対称ジアリールスルフィド
と光学活性アルコールとを極性溶剤に添加し、要すれば
当モル程度のピリジンを加ス、一30〜0℃に冷却する
。更に当モル程度のハロゲン化剤を燈拝しながら加える
。ハロゲン化剤を添加後、光学活性アルコキシジアリー
ルスルホニウム塩が生成するが、単離しても、単離せず
そのまま次の工程の反応に用いても良いが、単離するな
ら、非常に光学的に不安定なスルホニウム塩のラセミ化
を抑制する条件で行なう。単離しない場合はそのまま一
30〜0℃で当モル〜やや過剰モルのアミドアニオン又
はアリールアミンを加え、例えば10分〜1時間程度−
30〜0℃に冷却下燈拝を続け、必要なら室温で更に例
えば数分〜30分程度濃伴し、相当するN一置換ジァリ
ールスルフィルイミンが生成する。生成したN−置換ジ
ァIJ−ルスルフイルイミンは抽出、カラムクロマトグ
ラフィー等の通常の手段によって分離すれば良い。再結
晶すると非常に光学純度の高いN−置換ジアリールスル
フィルィミンが得られる。反応の全工程はラセミ化を防
ぐため、70午0以下で行なうのが好ましい。本発明方
法によって得られるN−置換ジァリールスルフイルイミ
ンとしては、例えば、Nーフェニルスルホニル−Sーフ
エニル−S−o−トリルスルフイルイミン、N一pート
シルーS−フエニルーS−oーメトキシフエニルスルフ
イルイミン、N−p−シアノフエニルスルホニルーS−
フエニルーS−oーニトロフエニルスルフイルイミン、
N−oークロロフエニルスルホニルーSーフエニルーS
−o−クロロフエニルスルフイルイミン、N一pーメト
キシフエニルスルホニルーS−フエニルーS一oーフロ
モフエニルスルフイルイミン、N一pートシルーS一o
ーメトキシフエニルーS一oートリルスルフイルイミン
、NーメチルスルホニルーS−フエニルーS一o−アセ
チルフエニルスルフイルイミン、Nーベンジルスルホニ
ル一SーフエニルーS−2・6ージメトキシフエニルス
ルフイルイミン、N−3−クロロプロピルスルホニル−
S−フエニル−S−oートリルスルフイルイミン、N一
p−トリルーSーフエニル−S一oーメチルスルホニル
フ工ニルスルフイルィミン、等の硫黄原子上に光学活性
を有するN−スルホニルジアリールスルフイルイミン、
Nーアセチル−Sーフエニル−S−o−ニトロフエニル
スルフイルイミン、Nージクロロアセチル−S−フエニ
ル−S一oーメトキシフエニルスルフイルイミン、N一
3ーメトキシブチリル−S−フヱニルーS−o−メトキ
シフエニルスルフイルイミン、NーベンゾイルーS−フ
エニル−S−oートリルスルフイルイミン、N一oーア
セチルベンゾイル−SーフエニルーS一o−クロロフエ
ニルスルフイルイミン、N一mークロロベンゾイルーS
−o−トリルーS−o−ニトロフエニルスルフイルイミ
ン、N−p−シアノベンゾイル−SーフヱニルーS−o
−シアノフエニルスルフイルイミン、N一p−メチルチ
オベンゾイルーSーフエニル−S−o−フロモフエニル
スルフイルイミン、N−mーニトロベンゾイルーS−フ
エニルーS−o−t−ブチルフエニルスルフイルイミン
、N−1ーナフトイルーSーフエニル−S一oートリル
スルフィルィミン等の硫黄原子上に光学活性を有するN
ーアセチルジアリールスルフィルイミン、Nーフエニル
ーS−フエニルーS一2・6−ジメチルフヱニルスルフ
イルイミン、N一pークロロフエニルーS−フエニルー
S一○ーニトロフエニルスルフイルイミン、N−mーニ
トロフエニル−S−oーメトキシフエニルーS一oート
リルスルフイルイミン、N一pーアセチルフエニルーS
−フエニル−S一oーシアノフエニルスルフイルイミン
、N−1−ナフチル−S−フヱニルーS一o−クロロフ
ェニルスルフィルイミン等の硫黄原子上に光学活性を有
するNーアリールジアリールスルフィルィミンなどが挙
げられる。 N−置換スルフィルィミンは医薬、農薬、界面活性剤、
合成樹脂添加剤、各種合成中間体等として有用であるが
、更に光学活性N−置換ジアリールスルフィルィミンは
本発明者らの研究により、例えば強酸処理後アルカリ処
理してもラセミ化せず、光学活性N−無置換スルフイル
イミンを与える事、又、例えば光学活性N−無置換スル
フィルィミンはラセミ化せず、容易にNーアルキルスル
フイルイミン、Nーアシルスルフイルイミン、N−スル
ホニルスルフイルイミン、N一/・ロスルフィルィミン
等の光学活性体を与える事、クロラミンT等のスルフィ
ルィミノ化剤との反応で光学活性スルホンジィミンを、
酸化により光学活性スルホキシィミンをそれぞれ容易に
得られる事が見出され、種々の光学活性スルフィルィミ
ン系化合物の合成中間体として重要な化合物である。 以上述べたように、本発明は光学純度の高い光学活性ス
ルフィルィミンを、容易に、かつ高収率に与える等、斯
業に貢献する処極めて大きい。 以下に実施例を述べる。実施例中の部は重量部を示す。
実施例 1 S−フエニルーS一oーメトキシフエニルスルフイド5
4部、1−メントール3$部、ピリジン2碇部をアセト
ニトリル50礎部‘こ溶解し、一25qoに冷却し、に
rtーブチルハイポクロライト28部/アセトニトリル
100部を−25qoに冷却し、蝿梓下20分で滴下し
、溶液1を得る。 実施例 2 溶液1にp−トシルアミドナトリウム5$部を冷却下加
え一25℃で30分櫨梓後、室温で更に1び分間燈梓す
る。 反応液をチオ硫酸ナトリウム水溶液中にそそぎ、クロロ
ホルムで抽出し、苛性ソーダ水溶液で洗浄、乾燥後、5
0℃以下で溶剤を蟹去し、粗生成物を得る。粗生成物を
2回アセトンーnーヘキサンで再結晶し、光学純度10
0%のNートシルーSーフエニルーS一o−メトキシフ
エニルスルフィルィミン(S‐confi奴ねtion
)14.5部(収率15%)を得る。〔Q〕色5一98
.00、mp161.5〜162.000IR(KBr
);ひSNニ964凧‐I NMR(CDC13):6=8.18〜6.87(m)
、3.76(S)、2‐35地肌(S)cd特性〔〔a
〕×10‐3、(n仇)、MeOH〕:43.3(28
5)、一29.7(235)、十44(218)UV吸
収〔ご、(nの)、MeOH〕:*斑0(2総)、15
500(229)元素分析 C2虹,9NQS2 実測値;C、62.58:日、4.総:N、3.敗%計
算値:C、62.31:日、4.97;N、3.45%
実施例 3溶液1にp−クロロベンゼンスルホンアミド
ナトリウム54部を冷却下加え実施例2と同様にして、
光学純度100%のN−pークロロフェニルスルホニル
−S−フエニルーS一o−メトキシフエニルスルフイル
イミン(S−coMigmation)12.2夕(収
率12%)を得る。 〔Q〕色5一78.20、mp160.5〜161.0
30瓜(KBr);レSNニ963肌‐I NMR(CDC13);6ニ8,09〜6.86(m)
、3.73脚(S)cd特性〔〔a〕×10‐3、(n
の)、MeOH〕:31.3(285)、−20.5(
233)、十39(217)UV吸収〔‘、(nの)、
MeOH〕;3900(285)、22600(231
)元素分析 C,射,ぶ03S2CI 実測値:C、56.45:印、3.斑:N、3.48%
計算値;C、56.22:日、3.97;N、3.45
%実施例 4溶液1にp−メトキシベンゼンスルホンア
ミドナトリウム55部を冷却下加え実施例2と同様にし
て光学純度100%のN−p−メトキシフェニルスルホ
ニル−Sーフエニル−S一oーメトキシフエニルスルフ
イルイミン(S−configMation)5夕(収
率5%)を得る。 〔Q〕色5−母870、mp149.5〜150.yo
m(KBr);レSNニ952弧‐I NMR(CDq3);6=8.11〜6.74(m)、
3.78(S)、3‐73脚凧(S)cd特性(
〔0〕
×10‐3、(nm)、MeOH〕:39.1(285
)、−41.4(2斑)、十65(217)UV吸収〔
ご、(n肌)、MeOH〕;4760(282)、23
700(235)元素分析 C2瓜,ぶ04S2 実測値:C、59.75;日、4.班:N、3.52%
計算値;C、59.83:日、4.77:N、3.49
%実施例 5溶液1にベンゼンスルホンアミドナトリウ
ム46部を冷却下加え、実施例2と同様にして得た粗生
成物をァセトン10$織こ溶解し、過マンガン酸カリ9
部を加え、1時間室温下蝿梓後、メタノール2碇部を加
え更に1時間磯拝する。 反応混合物にクロロホルム50碇部を加え、不溶物を炉
8Uし、炉液を水で洗浄、乾燥後50qo以下で溶剤を
留去し、カラムクロマトグラフィー(充填剤:シリカゲ
ル、展開溶剤;クロロホルム)で分離し、N−フェニル
スルホニルーSーフヱニルーS−o−メトキシフェニル
スルフィルイミン(〔Q〕色5一20.0o )57.
5部(収率62%)を得る。アセトンーnーヘキサンに
て再結晶し、結晶より、〔Q〕登5−2.70 のもの
38.$部(収率42%、mp143.5〜144.0
00)、母液より〔Q 〕奪n79.3のもの( S
−confi則的tion)4.6部(収率5%)を得
る。m(KBr〉:レSNニ967の‐INMR(CD
Cl3);6ニ8.13〜6.83(m)、3.75脚
(S)cd特性(
×10‐3、(nm)、MeOH〕:39.1(285
)、−41.4(2斑)、十65(217)UV吸収〔
ご、(n肌)、MeOH〕;4760(282)、23
700(235)元素分析 C2瓜,ぶ04S2 実測値:C、59.75;日、4.班:N、3.52%
計算値;C、59.83:日、4.77:N、3.49
%実施例 5溶液1にベンゼンスルホンアミドナトリウ
ム46部を冷却下加え、実施例2と同様にして得た粗生
成物をァセトン10$織こ溶解し、過マンガン酸カリ9
部を加え、1時間室温下蝿梓後、メタノール2碇部を加
え更に1時間磯拝する。 反応混合物にクロロホルム50碇部を加え、不溶物を炉
8Uし、炉液を水で洗浄、乾燥後50qo以下で溶剤を
留去し、カラムクロマトグラフィー(充填剤:シリカゲ
ル、展開溶剤;クロロホルム)で分離し、N−フェニル
スルホニルーSーフヱニルーS−o−メトキシフェニル
スルフィルイミン(〔Q〕色5一20.0o )57.
5部(収率62%)を得る。アセトンーnーヘキサンに
て再結晶し、結晶より、〔Q〕登5−2.70 のもの
38.$部(収率42%、mp143.5〜144.0
00)、母液より〔Q 〕奪n79.3のもの( S
−confi則的tion)4.6部(収率5%)を得
る。m(KBr〉:レSNニ967の‐INMR(CD
Cl3);6ニ8.13〜6.83(m)、3.75脚
(S)cd特性(
〔0〕×10‐3、(n肌)、MeO
H〕;32.8(285)、一31.8(235)、十
47(218)UV吸収〔ご、(nm)、MeOH〕:
3920(288)、14400(225肩)元素分析
C,幻,7N03S2 実測値;C、61.25;日、4.47;N、3.75
%計算値;C、61.43;日、4.61:N、3.7
7%実施例 6溶液1にo−トルェンスルホンアミドナ
トリゥム5の部を冷却下加え、実施例6と同様にして、
カラムクロマトグラフイーで分離後、アセトンーnーヘ
キサンより再結晶し、結晶よりN−o−トリルスルホニ
ル−Sーフエニル−S−oーメトキシフェニルスルフイ
ルイミン(〔Q〕。 −4.9o、mp153〜154午○)43.3部(収
率45%)、母液よりN−oートリルスルホニル−S−
フエニル−S−oーメトキシフエニルスルフイルイミン
(〔Q〕o−49.r、mp149〜15が0、S−c
onfi処ration)5.8部(収率6%)を得る
。瓜(KBr);地N二967肌‐I NMR(CDC13);6=8.20〜6.82(m)
、3.69くS)、2‐60坪帆(S)cd特性〔〔8
〕×10‐3、(nの)、MeOH〕:(285)UV
吸収〔z、(n凧)、MeOH〕:滋70(2総)、1
9400(225)元素分析 C2虹,ふ03S2 実測値;C、62.58;日、4.93;N、3.55
%計算値;C、62.31:日、4.97;N、3.6
5%実施例 7溶液1にアセチルアミドナトリウム21
部(アセチルアミドとナトリウムtーブトキシドとtー
フタノールより調整した懸濁液)を添加し、一25qo
で30分間鷹梓後、室温で10分間縄拝する。 反応混合物をチオ硫酸ナトリウム水溶液中にそそぎ、ク
ロロホルムで抽出、苛性ソーダ水溶液で洗浄、乾燥後5
0oo以下で留去し、アセトンーn−へキサンより再結
晶し、N−アセチルーS−フェニル−S−oーメトキシ
フエニルスルフイルイミン(〔Q〕。 十0.280、R−conRgmation、mp13
0.0〜130.5qo)37.53部(収率55%)
を得る。m(KBr):侭Nニ795肌‐1・比。ニ1
579弧‐INMR(CDC13);6=8.04〜6
.84(m)「 3.78(s)、2.21胸(s)元
素分析 C,5日,ぷQS 実測値;C、65.71;日、5.45:N、5.15
%計算値:C、65.91:日、5球:N、512%実
施例 8溶液1にpーニトロベンズアミドナトリウム4
9部(pーニトロベンズアミド、ナトリウムt−ブトキ
シド、t−ブタノールより調整した懸濁液)を加え、実
施例7と同機にして、アセトンーヘキサンより再結し、
N−pーニトロベンゾイルS−フエニルーS一o−メト
キシフエニルスルフイルィミン〔〔Q〕o〜00〕69
.3部(収率73%)を得る。 元素分析 C2虹,ぶ204S 実測値;C、63.30:日、4.15;N、7.42
%計算値;C、63.15:日、4.24:N、7.3
6%実施例 9溶液1にペンズアミドナトリウム39.
$部(ベンズアミドとナトリウムt−プトキシドとtー
プタノールより調整した懸濁液)を添加し、実施例7と
同様にして処理し、5030以下で留去後、得られた粗
生成物をアセトン100部に溶解し、過マンガン酸カリ
9部を加え、1時間室温下鷹梓後、メタノール2碇部を
加え更に1時間燈梓する。 反応浪合物にクロロホルム500部を加え、不溶物を炉
即し、炉液を水で洗浄、乾燥後50午0以下で蟹去し、
カラムクロマトグラフィー(充填剤;シリカゲル、展開
溶剤;クロロホルム)で分離し、N−ペンゾイルーSー
フエニルーS−oーメトキシフエニルスルフィルィミン
(〔Q〕D−13.0o)54.4部(収率65%)を
得る。ベンゼン−へキサンより再結晶し、N−ペンゾイ
ル−S−フェニルーS−oーメトキシフェニルスルフィ
ルィミン41.8部(収率50%、mpl18〜119
0、〔Q〕o−1.ヅ)を得る。母液より〔Q〕。一般
。のもの(S−confi劉ration)4.2部(
収率5%)を得る。 IR(KBr);偽Nニ798伽‐INMR(CDq3
);6ニ8.40〜6.85(m)、3.82脚(S)
cd特性〔〔8〕×10‐3、(n肌)、MeOH〕;
34.7(279)、一51.6(232)、十62(
217)UV吸収〔ご、(n机)、MeOH〕;990
0(275肩)、12900(257)、18900(
232)元素分析 C2山,7N02S実測値;C、7
1.84:日、4.97;N、4.27%計算値;C、
71.62:日、5.11:N、4.18%実施例 1
0溶液1中に、ジクロロアセチルアミドナトリウム(ジ
クロロアセチルアミドとナトリウムt−ブトキシドとt
−ブタノールより調整した懸濁液)41.2部を加え実
施例9と同様にして、カラムクロマトグラフィーで分離
後、ベンゼン−へキサンにて再結晶し、Nージクロロア
セチルーSーフェニル−S一o−メトキシフエニルスル
フイルイミン(〔Q〕。 十1.7o )53.$部(収率63%、mpl16.
5〜117.80、R−Conigmation)を得
る。IR(KBr);ひC。ニ1603仇‐INMR(
CDCl3):6ニ8.14〜6.86(m)、3.8
1脚(S)cd特性〔〔8〕×10‐3、(nm)、M
eOH〕:十(280)UV吸収〔ど、(nの)、Me
OH〕;6=4300(2磯)、16200(225肩
)元素分析 C,迅,3N02SC12 実測値;C、52.91;日、371:N、4.15%
計算値;C、52.64:日、3.83:N、4.09
%実施例 11溶液1中にトリクロロアセチルアミドナ
トリウム50.6部(トリクロロアセチルアミドとナト
リウムt−ブトキシドとtーブタノールより調整した懸
濁液)を加え、実施例9と同様にして、カラムクロマト
グラフィーで分離後、ベンゼン−へキサンより再結晶し
、Nートリクロロアセチル一S−フエニルーS−o−メ
トキシフエニルスルフイルィミン57.4部(収率61
%、〔Q〕o十27.80、R−confi則rati
on、mp120.0〜120.5qo)を得る。 灰(KBr);レC。ニ1634肌‐INMR(CDC
l3);6ニ8,18〜6.89(m)、3.85胸(
S)cd特性〔〔8〕×10‐3、(n仇)、MeOH
〕:+(285)、一(248)、十(232)UV吸
収〔ご、(nm)、MeOH〕;4100(287)、
14700(227)元素分析 C,5日,3N02S
C12 実測値;C、47.95;日、3.40;N、3.80
%計算値;C、47.83:日、3.21;N、3.7
2%実施例 12S−フエニル−S一oーメトキシフエ
ニルスルフィド54部、1−メントール3$部、pーク
ロロアニリン35部をアセトニトリル50の織こ溶解し
、一25ooで損拝しながらtープチルハイポクロライ
ト28部/ァセトニトリル100部を1粉ごで滴下する
。 苛性ソーダ水溶液を反応混合物に加え、室温で更に蝿拝
する。クロロホルムで抽出し、チオ硫酸ナトリウム水溶
液、水で洗浄、乾燥後、カラムクロマトグラフィー(充
填剤;シリカゲル、展開溶剤:クロロホルム)で分離し
、エーテルーヘキサンより再結晶し、N−pークロロフ
ェニルーS−フエニルーS一oーメトキシフエニルスル
フイルィミン46.1部(収率54%、〔Q〕o−4.
90、mp94〜95.60)を得る。IR(KBr)
;レSN=90&松‐I NMR(CDCl3);6ニ8.03〜6.84(m)
、3.76跡(S)元素分析 C,虹,6NOSCI 実測値;C、66.43:日、4.83:N、4.13
%計算値;C、66.75;日、4.72;N、4.1
0%実施例 13S−フエニル−S−o−トリルスルフ
イド50部、1−メントール3袋部、ピリジン2碇部を
アセトニトリル50の織こ熔解し、一2yoに冷却し、
企rt−プチルハィポクロラィト28部/アセトニトリ
ル10碇都を−2500に冷去し、縄梓下20分で滴下
し、その溶液にp−トシルアミドナトリウム5碇部を加
え、実施例2と同様にして、アセトンーn−へキサンよ
り2回再結晶しN一pートシルーSーフェニルーS−o
−トリルスルフィルィミン10.15部(収率11%、
〔Q〕o−410mp122.0〜122.5qO S
−confi則ration)を得る。 IR(KBr);WN=96&ネ‐I NMR(CDC13);6=7.96〜7.05(m)
、2.34(S)cd特性〔〔8〕×10‐3、(n机
)、MeOH〕:14.0(270)UV吸収〔ご、(
nm)、MeOH〕:3300(267肩)、2150
0(229)元素分析 C2虹,が02S2 実測値;C、私.69:日、5.15:N、3.79%
計算値:C、65.01;日、5.18;N、3.79
%
H〕;32.8(285)、一31.8(235)、十
47(218)UV吸収〔ご、(nm)、MeOH〕:
3920(288)、14400(225肩)元素分析
C,幻,7N03S2 実測値;C、61.25;日、4.47;N、3.75
%計算値;C、61.43;日、4.61:N、3.7
7%実施例 6溶液1にo−トルェンスルホンアミドナ
トリゥム5の部を冷却下加え、実施例6と同様にして、
カラムクロマトグラフイーで分離後、アセトンーnーヘ
キサンより再結晶し、結晶よりN−o−トリルスルホニ
ル−Sーフエニル−S−oーメトキシフェニルスルフイ
ルイミン(〔Q〕。 −4.9o、mp153〜154午○)43.3部(収
率45%)、母液よりN−oートリルスルホニル−S−
フエニル−S−oーメトキシフエニルスルフイルイミン
(〔Q〕o−49.r、mp149〜15が0、S−c
onfi処ration)5.8部(収率6%)を得る
。瓜(KBr);地N二967肌‐I NMR(CDC13);6=8.20〜6.82(m)
、3.69くS)、2‐60坪帆(S)cd特性〔〔8
〕×10‐3、(nの)、MeOH〕:(285)UV
吸収〔z、(n凧)、MeOH〕:滋70(2総)、1
9400(225)元素分析 C2虹,ふ03S2 実測値;C、62.58;日、4.93;N、3.55
%計算値;C、62.31:日、4.97;N、3.6
5%実施例 7溶液1にアセチルアミドナトリウム21
部(アセチルアミドとナトリウムtーブトキシドとtー
フタノールより調整した懸濁液)を添加し、一25qo
で30分間鷹梓後、室温で10分間縄拝する。 反応混合物をチオ硫酸ナトリウム水溶液中にそそぎ、ク
ロロホルムで抽出、苛性ソーダ水溶液で洗浄、乾燥後5
0oo以下で留去し、アセトンーn−へキサンより再結
晶し、N−アセチルーS−フェニル−S−oーメトキシ
フエニルスルフイルイミン(〔Q〕。 十0.280、R−conRgmation、mp13
0.0〜130.5qo)37.53部(収率55%)
を得る。m(KBr):侭Nニ795肌‐1・比。ニ1
579弧‐INMR(CDC13);6=8.04〜6
.84(m)「 3.78(s)、2.21胸(s)元
素分析 C,5日,ぷQS 実測値;C、65.71;日、5.45:N、5.15
%計算値:C、65.91:日、5球:N、512%実
施例 8溶液1にpーニトロベンズアミドナトリウム4
9部(pーニトロベンズアミド、ナトリウムt−ブトキ
シド、t−ブタノールより調整した懸濁液)を加え、実
施例7と同機にして、アセトンーヘキサンより再結し、
N−pーニトロベンゾイルS−フエニルーS一o−メト
キシフエニルスルフイルィミン〔〔Q〕o〜00〕69
.3部(収率73%)を得る。 元素分析 C2虹,ぶ204S 実測値;C、63.30:日、4.15;N、7.42
%計算値;C、63.15:日、4.24:N、7.3
6%実施例 9溶液1にペンズアミドナトリウム39.
$部(ベンズアミドとナトリウムt−プトキシドとtー
プタノールより調整した懸濁液)を添加し、実施例7と
同様にして処理し、5030以下で留去後、得られた粗
生成物をアセトン100部に溶解し、過マンガン酸カリ
9部を加え、1時間室温下鷹梓後、メタノール2碇部を
加え更に1時間燈梓する。 反応浪合物にクロロホルム500部を加え、不溶物を炉
即し、炉液を水で洗浄、乾燥後50午0以下で蟹去し、
カラムクロマトグラフィー(充填剤;シリカゲル、展開
溶剤;クロロホルム)で分離し、N−ペンゾイルーSー
フエニルーS−oーメトキシフエニルスルフィルィミン
(〔Q〕D−13.0o)54.4部(収率65%)を
得る。ベンゼン−へキサンより再結晶し、N−ペンゾイ
ル−S−フェニルーS−oーメトキシフェニルスルフィ
ルィミン41.8部(収率50%、mpl18〜119
0、〔Q〕o−1.ヅ)を得る。母液より〔Q〕。一般
。のもの(S−confi劉ration)4.2部(
収率5%)を得る。 IR(KBr);偽Nニ798伽‐INMR(CDq3
);6ニ8.40〜6.85(m)、3.82脚(S)
cd特性〔〔8〕×10‐3、(n肌)、MeOH〕;
34.7(279)、一51.6(232)、十62(
217)UV吸収〔ご、(n机)、MeOH〕;990
0(275肩)、12900(257)、18900(
232)元素分析 C2山,7N02S実測値;C、7
1.84:日、4.97;N、4.27%計算値;C、
71.62:日、5.11:N、4.18%実施例 1
0溶液1中に、ジクロロアセチルアミドナトリウム(ジ
クロロアセチルアミドとナトリウムt−ブトキシドとt
−ブタノールより調整した懸濁液)41.2部を加え実
施例9と同様にして、カラムクロマトグラフィーで分離
後、ベンゼン−へキサンにて再結晶し、Nージクロロア
セチルーSーフェニル−S一o−メトキシフエニルスル
フイルイミン(〔Q〕。 十1.7o )53.$部(収率63%、mpl16.
5〜117.80、R−Conigmation)を得
る。IR(KBr);ひC。ニ1603仇‐INMR(
CDCl3):6ニ8.14〜6.86(m)、3.8
1脚(S)cd特性〔〔8〕×10‐3、(nm)、M
eOH〕:十(280)UV吸収〔ど、(nの)、Me
OH〕;6=4300(2磯)、16200(225肩
)元素分析 C,迅,3N02SC12 実測値;C、52.91;日、371:N、4.15%
計算値;C、52.64:日、3.83:N、4.09
%実施例 11溶液1中にトリクロロアセチルアミドナ
トリウム50.6部(トリクロロアセチルアミドとナト
リウムt−ブトキシドとtーブタノールより調整した懸
濁液)を加え、実施例9と同様にして、カラムクロマト
グラフィーで分離後、ベンゼン−へキサンより再結晶し
、Nートリクロロアセチル一S−フエニルーS−o−メ
トキシフエニルスルフイルィミン57.4部(収率61
%、〔Q〕o十27.80、R−confi則rati
on、mp120.0〜120.5qo)を得る。 灰(KBr);レC。ニ1634肌‐INMR(CDC
l3);6ニ8,18〜6.89(m)、3.85胸(
S)cd特性〔〔8〕×10‐3、(n仇)、MeOH
〕:+(285)、一(248)、十(232)UV吸
収〔ご、(nm)、MeOH〕;4100(287)、
14700(227)元素分析 C,5日,3N02S
C12 実測値;C、47.95;日、3.40;N、3.80
%計算値;C、47.83:日、3.21;N、3.7
2%実施例 12S−フエニル−S一oーメトキシフエ
ニルスルフィド54部、1−メントール3$部、pーク
ロロアニリン35部をアセトニトリル50の織こ溶解し
、一25ooで損拝しながらtープチルハイポクロライ
ト28部/ァセトニトリル100部を1粉ごで滴下する
。 苛性ソーダ水溶液を反応混合物に加え、室温で更に蝿拝
する。クロロホルムで抽出し、チオ硫酸ナトリウム水溶
液、水で洗浄、乾燥後、カラムクロマトグラフィー(充
填剤;シリカゲル、展開溶剤:クロロホルム)で分離し
、エーテルーヘキサンより再結晶し、N−pークロロフ
ェニルーS−フエニルーS一oーメトキシフエニルスル
フイルィミン46.1部(収率54%、〔Q〕o−4.
90、mp94〜95.60)を得る。IR(KBr)
;レSN=90&松‐I NMR(CDCl3);6ニ8.03〜6.84(m)
、3.76跡(S)元素分析 C,虹,6NOSCI 実測値;C、66.43:日、4.83:N、4.13
%計算値;C、66.75;日、4.72;N、4.1
0%実施例 13S−フエニル−S−o−トリルスルフ
イド50部、1−メントール3袋部、ピリジン2碇部を
アセトニトリル50の織こ熔解し、一2yoに冷却し、
企rt−プチルハィポクロラィト28部/アセトニトリ
ル10碇都を−2500に冷去し、縄梓下20分で滴下
し、その溶液にp−トシルアミドナトリウム5碇部を加
え、実施例2と同様にして、アセトンーn−へキサンよ
り2回再結晶しN一pートシルーSーフェニルーS−o
−トリルスルフィルィミン10.15部(収率11%、
〔Q〕o−410mp122.0〜122.5qO S
−confi則ration)を得る。 IR(KBr);WN=96&ネ‐I NMR(CDC13);6=7.96〜7.05(m)
、2.34(S)cd特性〔〔8〕×10‐3、(n机
)、MeOH〕:14.0(270)UV吸収〔ご、(
nm)、MeOH〕:3300(267肩)、2150
0(229)元素分析 C2虹,が02S2 実測値;C、私.69:日、5.15:N、3.79%
計算値:C、65.01;日、5.18;N、3.79
%
図面は、実施例2と同様な方法で合成したN−pートシ
ルーSーフエニルーS一oーメトキシフエニルスルフイ
ルイミン(〔Q〕D−950(C=0.97、CHC1
3)、光学純度97%)(1)、実施例9と同様な方法
で合成したN−ペンゾィルーSーフエニル−S−o−メ
トキシフエニルスルフイルイミソ(〔Q〕。
ルーSーフエニルーS一oーメトキシフエニルスルフイ
ルイミン(〔Q〕D−950(C=0.97、CHC1
3)、光学純度97%)(1)、実施例9と同様な方法
で合成したN−ペンゾィルーSーフエニル−S−o−メ
トキシフエニルスルフイルイミソ(〔Q〕。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1、R^2はフエニル基、低級アルキル置
換フエニル基、低級アルコキシ置換フエニル基を示し、
R^1、R^2のいずれか一方若いは両方に、合計1〜
2個のオルト置換基を有している。 ■は炭素原子上に光学活性を有するアルキル置換シクロ
アルキル基を示し、Xはハロゲンを示す。〕で表わされ
る硫黄原子上に光学活性を有するアルコキシジアリール
スルホニウム塩と、式: HN^−R^4〔式中、R^
4はフエニルスルホニル基、アルキル置換フエニルスル
ホニル基、ハロゲン置換フエニルスルホニル基、アルコ
キシ置換フエニルスルホニル基、並びにアルキルカルボ
ニル基、ハロゲン置換アルキルカルボニル基、ベンゾイ
ル基、ニトロベンゾイル基を示す。 〕で表わされるアミドアニオン、又は 式: ArNH_2 〔式中、Arはフエニル基、アルキル置換フエニル基、
ハロゲン置換フエニル基を示す。 〕で表わされるアリールアミンとを、極性溶媒中、−3
0〜0℃で反応させることを特徴とする、式:▲数式、
化学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1、R^2、R^4、Arは前述と同じ。 〕で表わされる硫黄原子上に光学活性を有するN−置換
ジアリールスルフイルイミンの製造法。2 式: R^
1−S−R^2 〔式中、R^1、R^2はフエニル基、低級アルキル置
換フエニル基、低級アルコキシ置換フエニル基を示し、
R^1、R^2のいずれか一方若しくは両方に、合計1
〜2個のオルト置換基を有している。 〕で表わされるオルト置換非対称ジアリールスルフイド
と、式: ■−OH 〔式中、■は炭素原子上に光学活性を有するアルキル置
換シクロアルキル基を示す。 〕で表わされる光学活性アルコールとハロゲン化剤とを
極性溶媒中、−30〜0℃で反応させ、式:▲数式、化
学式、表等があります▼ 〔式中、R^1、R^2、■は前述と同じ。 Xはハロゲン原子を示す。〕で表わされる硫黄原子上に
光学活性を有するアルコキシジアリールスルホニウム塩
とし、式: HN^−R^4 〔式中、R^4はフエニルスルホニル基、アルキル置換
フエニルスルホニル基、ハロゲン置換フエニルスルホニ
ル基、アルコキシ置換フエニルスルホニル基、並びにア
ルキルカルボニル基、ハロゲン置換アルキルカルボニル
基、ベンゾイル基、ニトロベンゾイル基を示す。 〕で表わされるアミドアニオン、又は、 式: ArNH_2 〔式中、Arはフエニル基、アルキル置換フエニル基、
ハロゲン置換フエニル基、を示す。 〕で表わされるアリールアミンとを極性溶媒中、−30
〜0℃で反応させることを特徴とする、式:▲数式、化
学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R^1、R^2、R^4、Arは前述と同じ。 〕で表わされる硫黄原子上に光学活性を有するN−置換
ジアリールスルフイルイミンの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8431476A JPS6019288B2 (ja) | 1976-07-15 | 1976-07-15 | 光学活性n―置換ジアリールスルフイルイミンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8431476A JPS6019288B2 (ja) | 1976-07-15 | 1976-07-15 | 光学活性n―置換ジアリールスルフイルイミンの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS539730A JPS539730A (en) | 1978-01-28 |
JPS6019288B2 true JPS6019288B2 (ja) | 1985-05-15 |
Family
ID=13827035
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8431476A Expired JPS6019288B2 (ja) | 1976-07-15 | 1976-07-15 | 光学活性n―置換ジアリールスルフイルイミンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6019288B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6033797A (ja) * | 1983-08-05 | 1985-02-21 | Sanko Seiki Kk | マイクロホン |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01109808U (ja) * | 1988-01-12 | 1989-07-25 |
-
1976
- 1976-07-15 JP JP8431476A patent/JPS6019288B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6033797A (ja) * | 1983-08-05 | 1985-02-21 | Sanko Seiki Kk | マイクロホン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS539730A (en) | 1978-01-28 |
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