JPS6018253B2 - タンデム圧延機の制御方法 - Google Patents

タンデム圧延機の制御方法

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Publication number
JPS6018253B2
JPS6018253B2 JP56157399A JP15739981A JPS6018253B2 JP S6018253 B2 JPS6018253 B2 JP S6018253B2 JP 56157399 A JP56157399 A JP 56157399A JP 15739981 A JP15739981 A JP 15739981A JP S6018253 B2 JPS6018253 B2 JP S6018253B2
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JP
Japan
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stand
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plate thickness
schedule
rolling
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JP56157399A
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JPS5858908A (ja
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邦男 関口
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6018253B2 publication Critical patent/JPS6018253B2/ja
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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/16Control of thickness, width, diameter or other transverse dimensions
    • B21B37/24Automatic variation of thickness according to a predetermined programme
    • B21B37/26Automatic variation of thickness according to a predetermined programme for obtaining one strip having successive lengths of different constant thickness

Description

【発明の詳細な説明】 【aー 技術分野の説明 本発明は金属帯を圧延すべく複数のスタンドを連続して
配置したタンデム圧延機において圧延途中でパススケジ
ュールを変更する場合、張力変動を小さくして変更時の
トラブルおよびオフゲージ量を減少せしめる夕ンデム圧
延機の制御方法に関する。
‘b’従来技術の説明 圧延機では生産性あるいは品質の向上を目的に圧延機を
停止すること無く、圧延中にパススケジュールを変更す
る圧延機制御方法が種々考えられ、既に袷間タンデム圧
延機では実施されている。
この従来方法の一例はサイズ変更点があるスタンド{こ
到達したとき、そのスタンドのロールギャップ設定値を
変更後のパススケジュールに対応する値に変更すると同
時に該スタンドを含む出側或し、は入側の全スタンドの
速度を比率一定に保ちつつ変更する方法である(特公昭
48一17145)又、他の従来方法の例はサイズ変更
点がiスタン日こ到達したときiスタンドの出側張力を
変更0前の張力に保つべくiスタンドの速度を変更し、
同時にiスタンドの出側板厚を変更後の板厚にすべくロ
ールギャップを変更しサイズ変更点が(i+1)スタン
ド‘こ到達したとき(i+1)スタンドの速度を基準に
iスタンドを含んで上流スタンタドの速度を変更後の速
度比を保つべく変更し同時にiスタンドのロールギャッ
プを変更後スケジュールに対応した値に変更する方法で
ある。
(特公昭55一11923)これら従来方法を適用する
場合、サィス変更に0要する材料長さが、スタンド間距
離より短かいことが条件となる。
すなわち、第1図に示す如く、iスタンドの。ールギャ
ップあるいは速度の変更が完了した時点でサイズ変更開
始点が(i+1)スタンドに到達していないような変更
を行なう錫タ合には前記従釆方法は有効である。しかし
第2図に示す如くiスタンドのロールギャップあるいは
速度の変更が完了していないうちにサイズ変更開始点が
(i+1)スタンドーこ到達し(i+1)スタンドのロ
ールギャップあるいは速度を変更すると、前記従来方法
によれば、i、(i+1)スタンド間のマスフローバラ
ンスがくずれ張力変動を発生してしまう。
例えば従来方法1(特公昭48−17145)によれば
、第2図のようにサイズ変更開始点が(i+1)スタン
ドもこ到達した場合(i+1)スタンドのロールギャッ
プを変更後のスケジュール(ム汎蜂Bスケジュールとす
る)の設定値に変更を開始しiスタンドの速度を‘1}
式のようにV′iに変更する。
V′i=若・Vj+; .・・‘11ここで Vi
:iスタンドロール周速度Vi+,:(i+1)ス
タンドロール周速度 添字A:変更前スケジュール(以降A スケジュールとする)の値 添字B:Bスケジュールの値 ここでm式は全スタンドBスケジュールに変更完了した
時点でのマスフロー一定則■式ViB hi十亭(1十
fi+亭) ‐‐‐【21Vi+喜一hiB(1
十fiB)ここで hi:iスタンド出側板厚 fi:iスタンド先進率 と、サイズ変更開′点が(i十1)スタンド‘こ到達し
た時のマスフローー定則‘3’式V′i hi+亭(1
十fi十亭2 “‐【3,Vi+f− hiB
(1十fiB)から、■=脚として導出されたもので、
iスタンド出側板厚はBスケジュールの値hiBになっ
ていることが前提となっている。
しかし第2図のようにiスタンドが変更途中である場合
ではiスタンド出側板厚はBスケジュ−ルの値にはなっ
ておらず従ってi,(i+1)両スタンドのロールギャ
ップあるいは速度が同時に変更される状態ではマスフロ
ーバランスがくずれ張力変動が発生してしまう欠点があ
る。
ホットストリップシル仕上圧延機のように材料温度を保
持する必要からライン速度を任意に変えられない場合、
あるし、は圧下制御装置や速度制御4装置の応答の限界
から第2図のようなケースは容易に発生する。
{c’発明の目的 本発明の目的は上述の欠点を解決し安定且つ精度の良い
パススケジュールの変更が行なえる圧延機制御方法を提
案するものである。
‘d} 発明の構成・作用 以下本発明の詳細を説明する。
いま任意のjスタンドと(i+1)スタンド‘こついて
考える。
圧延中にサイズ変更を行なう場合、圧延状態としては次
の2つに分けて考えられる。
1 サイズ変更開始点がiスタンドーこ到達してからサ
イズ変更開始点が(i十1)スタンドーこ到達する迄。
D サイズ変更開始点が(i+1)スタンドに到達して
からサイズ変更終了点が(i+1)スタンドを通過する
迄。
本発明はこの2つの圧延状態に対しスタンド間張力変動
を極力小さく安定な圧延操業を維持するとともにオフゲ
ージ長さの少ないパススケジュールの変更方法を達成す
るものである。
すなわち上記1の圧延状態においてはiスタンド前方張
力(=(i+1)スタンド後方張力)をAスケジュール
の値に保持するようiスタンドロール周速度を制御し、
特にホットストリップミル仕上圧延機において顕著に現
われる(i十1)スタンド後方張力変動による(i十1
)スタンド出側板幅の変化と、(i+1)スタンド出側
板厚の変化を防止することを特長とする。
また上記0の圧延状態においてはiスタンド前方張力(
=(i+1)スタンド後方張力)をBスケジュールの値
に遠かに移行し第2図の如く変更開始点から変更終了点
の間に複数のスタンドが存在するような場合であっても
安定なパススケジュールの変更を行なうことを特長とす
る。
いまiスタンドの出側材速をv。
i,(i+1)スタンドの入側村速をvei十,とする
とiスタンド前方張力tfiが‘4}式で表わされるこ
とは周知である。けi=畠′。
t(VeiM−Vの)dt ‐‐‐‘41ここで E
圧延材のヤング率L スタンド間にある無張力時の圧延 材長ご t 時間 前記1の圧延状態でiスタンドの前方張力をAスケジュ
ールの値けiAに保っためには(4’式よりV。
i=Ve… …【51となるよう
iスタンドロール周速度を制御すればよい。すなわちサ
イズ変更開始点がiスタンドに到達する前のiスタンド
のAスケジュール出側材速v。i^を保持することによ
り{51式は満足される。このときのiスタンドロール
周速度をVi^、先進率をfi^とするとV。
i^=Vi^(1十fi^) …【61で
表わされる。前記1におけるiスタンドの圧延状態の変
化は■ 入側板厚HjがBスケジュールの板厚HiBに
向って変化している。
■ 出側板厚hiをBスケジュールの板厚biBにすべ
〈ロールギャップSiが変化している。
■ 後方張力ti‐,がAスケジュールの値からBスケ
ジュールの値に変更される。
である。
これら圧延状態の変化により先進率が変化し出側材速が
変化する量をロール周速度を修正することにより吸収し
出側村速をv似に保持するものとすると側式よりV。
i^:(Vi^+△Vi)(1十fi^+△fi)二V
i^(1十fiA)+△Vi(1十fi^)十Vi^・
△fi …(7}が成立する。ここ
で△fiは前記■〜■の圧延状態の変化による先進率変
化量、△Viはロール周速度修正量である。‘7)式よ
り △Vi=−三台t・Vi^ …【8’とするこ
とによりv。
へま一定値に保たれ、jスタンド前方張力はAスケジュ
ールの値に保持される。(8ー式において先進率変化△
fiは △fi=誌・△Hi+詩・△hi+亀・△tは.・・側
で得られる。
ここで鯖,詩,鼻雌雄れ先進率fi‘こ対する入側板厚
Hi、出側板塵血、後方張力tbiの影響係数である。
また△Hj,△hi,△tbiはサイズ変更開始点がi
スタンドに到達する直前のAスケジュ−ル圧延状態から
の入側版厚、出側板厚および後方張力の変化量をそれぞ
れ表わす。
第3図は上記。
ール周速度修正量△Viを求める具体的一方法を示した
ものである。第3図の横軸はサイズ変更開始点がiスタ
ンドに到達した時刻からの時間を表わし縦軸はiスタン
ドの入側板厚Hi、出側板厚hi、後方張力比i、先進
率fi、およびロール周速度Viである。
いま第3図の如く板厚、後方張力をAスケジュールの値
からBスケジュールの値に直線的に変更するものとして
t=0からサイズ変更終了点がiスタンドを通過する時
刻tNまでをN分割し各時亥Utiくiこ1〜N)にお
ける入側板厚、出側板厚、後方張力の変化量△Hi(0
),△hi(ti),△帆(ti)を求め{9ー式より
先進率変化量△f i(ti)を算出し、【8)式より
ロール周速度修正量△Vi(ti)を求める。サイズ変
更開始点がiスタンドに到達する前に上記計算を行ない
予め△Vi(ti)を求めておき、サイズ変更開始点が
iスタンド‘こ到達した時点から時刻tiにおけるロー
ル周速度修正量が予め求めた△Vi(ti)に等しくな
るよう速度制御する。
またiスタンドのロールギャップSiは第3図の時刻t
i(i=1〜N)においてiスタンド出側板厚としてh
i(tj)が得られるような値Si(ti)を予め求め
ておきサイズ変更開始点がiスタンド‘こ到達した時点
から時刻tiにおけるiスタンドロールギャップ力$i
(tj)となるようロールギャップSiを制御する。ギ
ャップ設定値$i(ti)は既存の理論式により容易に
求めることができる。次に前記圧延状態0すなわち、サ
イズ変更開始点が(i+1)スタンド‘こ到達してから
、サイズ変更終了点が(i+1)スタンドを通過する迄
に対する本発明の詳細を説明する。
前述の如くこの圧延状態において本発明では(i+1)
スタンドの後方張力すなわち、iスタンド前方張力をB
スケジュールの値に変更するが具体的には例えば、第3
図に示したiスタンド後方張力の如くサイズ変更開始点
(i十1)スタンド‘こ到達した時点からサイズ変更終
了点が(i十1)スタンドを通過する時点までの間でA
スケジュールの値からBスケジュールの値に直線的に変
更する。
(i+1)スタンドのロ−ル周速度は前述のiスタンド
と同様に(i十1)スタンドの前方張力をAスケジュー
ルの値に保持すべく制御される。
従ってiスタンドの前方張力をBスケジュールの値に変
更するにはiスタンドのロール周速度を制御する必要が
ある。第4図はサイズ変更開始点が(i+1)スタンド
に到達した時刻からの時間に対するiスタンド前方張大
九fi、入側板厚Hi、出側板厚hi(i+1)スタン
ドの入側板厚Hi+,、出側板厚hL,の変化パターン
の例を示したものである。
tNはサイズ変更終了点が(i十1)スタンドを通過す
る時刻である。
第4図に示す如くサイズ変更開始点が(i十1)スタン
ド‘こ到達したタイミングt:0においてもサイズ変更
終了点はiスタンドを必ずしも通過していない。
このような圧延状態でもiスタンド前方張力をAスケジ
ュールの値tfiAからBスケジュールの値tfiBに
安定に変更しなければならない。
このための具体的な一方法を以下に述べる。第4図に示
す如くt=0からtNまでの間をNVi(tj)=Vi
十,(ti).{ 1十fi+.(U)}・hL,(t
i){1十fi(tD} ,HL,(tj)となり、時
刻ti(j=1〜N)において、iスタンドロール周速
度vi(ti)が(15)式で得られる値となるように
速度制御することによりiスタンド前方張力なAスケジ
ュールの値からBスケジュールの値に安定に変更される
板厚変更開始点、終了点およびその間の距離の検出につ
いて詳述する。
通常ホットストリップルシル仕上圧延機で走間板厚変更
を行う場合、仕上圧延機入側における材料先端から板厚
変更開始点までの材長が指定される。
場合によっては仕上圧延機出側における材長あるいは板
厚変更開始点までの材料重量などが指定されることもあ
るが、これらを仕上圧延機入側における材長に換算する
ことは容易である。
また板厚変更に要する材長も予め決められる。
第6図に板厚変更時の板形状を示すが一例として各スタ
ンド出側における板厚変更に要する材料体積Uiが等し
くなるように板厚変更に要する材長liを決定する方法
を説明する。※分割し各時刻ti(i;1〜N)におい
てiスタンド前方強力をその時刻の張力tfi(ti)
とするための(i+1)スタンド入側材側vei+,(
tj)およびiスタンド出側村速v。
i(tj)は側,(11)で表わされる。va十,(t
i)コVi十,(tj)・{1十fi+,(ti)}・
hi+,oi2 ・・・
・・・【lQHL,(ti)v。
i(ti)=Vi(ti)・{1十fi(ti)}
…(11)00の,(11)における先進率fL,(
tj)およびfi(ti)は時刻tiにおける圧延条件
を既存の理論式に代入することにより容易に求めること
が出釆る。すなわちfi十,(ti)=f {Hi十,
(ti),hL,(ti),tfi十,^,タ
tfi(ti)}・.・・・
・(12)fi(ti)if {Hi(ti),hi(
ti),tfi(ti),tfi‐,(tj)}...
...(13)時刻tiにおいて、iスタンド前方張力
をtfi(tj)とするためには(14)式が満足され
ればよい。
o v。,(tj)=ve…(ti)
…(14)(14)式に{IQ,(11)式を代入し
Vi(ti)でまとめると、.・・1..・・・(15
) 夕 し、ま、第6図の如く板厚をテーパ状に変更したと
するとUi=li‐h土子土・Bi …(16)=
Const0であるから、 例えば最終nスタンド出側での材長lnを指定するとA
スケジュールおよびBスケジュールの出厚は既知であり
、且つ各スタンド出幅Biは等しいとすると各スタンド
出側における材長liは夕 ・i:筈壬王日申‐ln
. ‐‐‐(17)で決定される。
次に変更点位置の検出方法を説明する。
板厚変更開始点が仕上圧延機の第1スタンド‘こ0到達
するタイミングは圧延材が第1スタンド‘こかみ込んで
からの圧延材長を測定することによって検出できる。
すなわち、第1スタンドの入側材速Ve,はVe.=常
‐Y・‐(1十f・) ‐‐‐(18)第1スタンド圧
延材長じ,はじ,=ノo‘Ve,.dt
…(1めで得られる。
ここで Hi:第1スタンド入厚 hi:第1スタンド出厚 Vi:第1スタンドロール周速度 fi:第1スタンド先進率 t :圧延材が第1スタンドにかみ込ん でからの時間 このLe,が前記板厚変更開始点までの材長と等しくな
ったタイミングが第1スタンドの板厚変更開始点が到達
したタイミングとなる。
次に第1スタンドより下流スタンドに板厚変更開始点が
到達するタイミングの検出方法と板厚変更開始点から終
了点までの間の距離の検出方法を説明する。
いずれもスタンド出側材速を積分することによって検出
できる。
すなわち、iスタンドの出側材速VoiはVoi=Vi
(1十fi) …00)iスタンド出側材
長いiはいi=JもiVoi・dt
…(21)で得られる。
ここで ti:iスタンドlこ板厚変更開始点が到達し
てからの時間このLoiがiスタンドと(i十1)スタ
ンド間距離に等しくなったタイミングが板厚変更開始点
が(i+1)スタンドに到達したタイミングである。
また山iが前記板厚変更に要する材長liに等しくなっ
たタイミングが板厚変更終了点がiスタンド‘こ到達し
たタイミングである。
従って 0くりi<li の間がiスタンド‘こて板厚変更が行われている期間と
なり、この期間のLoiが、板厚変更中の距離である。
以上の如く本発明はサイズ変更時の圧延状態の変化に対
応しロール周速度変更量を求めこれに従って、ロール周
速度を制御することによりサイズ変更開始点がiスタン
ド‘こ到達後(i十1)スタンドに到達する迄はiスタ
ンドの前方張力をAスケジュールの値に保持しサイズ変
更開始点が(i十1)スタン日こ到達後、サイズ変更終
了点が(i+1)スタンドを通過する迄の間でiスタン
ド前方張力をAスケジュールの値からBスケジュールの
値に変更することを特長とする。第5図は3スタンドホ
ットストリップシル仕上圧延機に本発明を適用した一実
施例である。
1対のワークロールとバックアップロールからなる圧延
機1,2,3により圧延材4を圧延している。
5,6,7はそれぞれ圧延機1,2,3を駆動する電動
機であり、速度制御装置8,9,10によりそれぞれ所
望の回転数に速度制御される。
11,12,13はそれぞれ圧延機1,2,3の上下ワ
ークロール間のギャップを所望の値に制御する圧下制御
装置である。
両スタンド間の張力はルーパー17,19のルーパー押
上力制御装置18,20‘こより所望の値に制御される
14,15,16は電動機5,6,7にそれぞれ直結さ
れた速度検出器であり、各電動機の回転速度すなわち圧
延機1,2,3のワークロール間速度に比例した信号を
出力する。
21,22,23は圧延機1,2,3の出側板蝉を(2
2)式に示したゲージメータで演算する演算装置であり
、圧下制御装置11,12,13からの各スタンド圧延
荷重とロールギャップの現在値を(22)式に代入し演
算する。
hi=Si十品 .・・(22)ここで・ S
i:iスタンドロールギヤツプPi:iスタンド圧延荷
重Mi:iスタンドミル定数 24は圧延機1の入厚を連続的に測定する板厚検出器で
ある。
25は圧延機1,2,3の先進率および出側村速を演算
する演算装置でこれには板厚計24の出力、演算装置2
1,22,23の出力、速度検出器14,15,16の
出力、およびルーパ‐押上力制御装置18,20からの
ルーパー押上力現在値が入力される。
演算装置25は板厚計24の出力を板厚計24から圧延
機1までの距離だけ遅延することにより圧延機1の入側
板厚を求め、また、演算装置21,2の出力である圧延
機1,2の出側板厚をそれぞれの下流スタンドまでの距
離だけ遅延することにより圧延機2および3の入側板厚
を求める。
このデータの遅延は速度検出器14および15の出力信
号を用い従来技術で容易に行なえる。演算装置25は更
にルーパー押上力制御装置18,20から送られるルー
パー押上力現在値から圧延機1および2の前方張力を(
17)式より演算する。伯母(iコ1,2) .・・(
23) ここでFlj:ルーパー押上力 B :板幅 圧延機1の後方張力と圧延機3の前方 張力は零とする。
演算装置25は前記入力データと演算した入側板厚およ
び張力の値から、既存の理論式を用いることにより各ス
タンドの先進率fiと出側村速Voiを時々刻々演算し
、出力する。
すなわちfi:f(Hi,hi,ゼi−.,tfi)
・・・(2心v。
i=Vi.(1十fi) …05)Vi
=Ki・PLi …06)ここで
Pしi:速度検出器14,15,16の出力Ki :
ロール周速度換算係数 26はサイズ変更時の各スタンドギャップ設定値、ロー
ル周速度設定値の演算と変更点のトラッキングを行なう
演算制御装置である。
ギャップ設定値、ロール周速度設定値の演算はサイズ変
更開始点が圧延機1の入側に接近したあるタイミングで
予め求めておく。
すなわち、この設定値計算タイミングにおけるAスケジ
ュール圧延状態を設定値演算の基準とし、このタイミン
グにおける演算装置21,22.23の出力である各ス
タンド出側板厚、演算装置25の出力である各スタンド
入側板厚、前方張力、先進率、出側材速および速度検出
器14,15,16の出力より演算できるロール周速度
をそれぞれAスケジュール値hi^,Hi^,tfiA
(=tbi+^,),fi^,v。i^,Vi^とする
演算装置26はこれらの入力データと、予め定められた
Bスケジュールの各スタンド出側板厚、前方張力値を用
い棚,{9}式からサイズ変更開始点がiスタンド‘こ
到達し(i+1)スタンドーこ到達する迄の間のiスタ
ンドロール周速度修正量を猿算すると同時にiスタンド
出側板厚をBスケジュールの目標板厚に変更するための
iスタンドロ−ルギャップ設定値を演算する。
更に(15)式からサイズ変更開始点が(i十1)スタ
ンドに到達後、サイズ変更終了点が(i+1)スタンド
を通過するまでの間のiスタンドロール欄速度設定値を
演算する。サイズ変更点が圧延機1か別項次圧延機3に
移行するに従って、演算装置26は予め演算したロール
ギャップ設定値を圧下制御装置11,12,13に出力
し、ロール周速度設定値を速度制御装置5,6,7に出
力することにより、AスケジュールからBスケジュール
の圧延に変更される。
演算装置25はその上述の内容を実施するものでその一
実施例を第7図に詳細に示す。演算装置25の入力信号
は速度検出器14,15,16のパルス信号PLi、板
厚検出器24の出力HR、演算装置21,22,23の
出側板厚演算出力hiおよびルーパ押上力制御装置18
,20の出力であるルーパ押上力現在値F1iである。
第7図においてカウンタ27にてパルス信号PLiがカ
ウントされその出力と設定器28に予め設定されたロー
ル周速度換算係数Kiとの積((26)式)が演算され
各スタンドのロール間遠度Viが演算される。また29
,30は遅延回路であり、遅延回路29には板厚検出器
出力のHR、圧延機1のロール周速度Viおよび板厚検
出器24と圧延機1の間の距離Lxが入力され、遅延回
路29はHRをLxだけ遅延し圧延機1の入側板厚H.
を出力する。
遅延回路30には圧延機1および2の出側板厚hi、圧
延機1および2のロール周速度Viおよびスタンド間距
離Lsが入力され、遅延回路3川まhiをLsだけ遅延
し次スタンドの入側板厚Hiを出力する。演算装置31
は出側板厚hj、ルーパ押上力F1iおよび板厚Bを入
力信号とし(17)式を用いて出側張力地を演算する。
演算回路32は各圧延機の入厚、出厚、前方張力の各入
力信号を用い既存の理論式から先進率fiを演算する。
・この先進率fiが設定器33に設定されロール周速度
とViとの積が演算され各スタンド出側材速Voiが出
力される。
以上の如く演算装置25からはロール周速度Vi、出側
材速Voi、入側板厚Hi、先進率fi、前方張力tf
iが出力される。
また、演算制御装置26は前述の内容を実施するもので
第8図にその一実施例の機能フローを示す。
演算制御装置26には大きく3つの機能がある。すなわ
ち、 ■ 変更点のトラツキング ■ ロールギャップ設定値および ロール周速度設定値の演算。
■ ロールギャップ設定値および ロール周速度設定値の出力 である。
第6図aは上記3つの機能のうち■と■について第8図
bは■について記している。
第8図aに示す如くサイズ変更点のトラッキングは圧延
材4が第1スタンドである圧延機1にかみ込んだタイミ
ングより始まる。まず(19)式にて第1スタンド圧延
材長Le,が側長されサイズ変更開始点が第1スタンド
入側のある位置に到達したタイミングにおいてSUBを
計算する。
このSUBはロールギャップ設定値およびロール周速度
設定値を計算するサブルーチルであり第8図bにその詳
細を示す。
まず変更開始点が第1スタンド入側に到達したタイミン
グにおける各スタンドの入厚、出厚、前方張力および先
進率をロックオンする。この圧延状態をAスケジュール
現在値としそれぞれHi^,hr,tfi^,fi^と
する。次に(17)式によりサイズ変更に要する各スタ
ンド出側材長liを決定し、【91式の演算に用いる影
響係数(af/aH)i、(af/ah)i、(af/
6tb)iを求め決定する。次にliをN分割し各分割
点におけるロールギャップ設定値およびロール周速度設
定値を決定する。
この時liがスタンド間距離より長い場合には前述の如
く次スタンドと同時に設定値の変更を行う区間のロール
周速度設定値は(15)式で算出する。
liをN分割した各点の設定値をサイズ変更点が当該ス
タンド‘こ到達した時刻を基準とした時間の関数とし記
憶する。
以上によりロールギャップ設定値およびロール周速度設
定値が決定される。
次にサイズ変更開始点が第1スタンド‘こ到達したタイ
ミングを検出し設定値の変更を開始する。
第8図aにてkはサイズ変更開始点の到達したスタンド
数を表わす。サイズ変更開始点が第1スタンド到達以後
1〜kスタンドについて(21)式にて出側材長いi(
i=1〜k)を演算する。更にサイズ変更開始点が当該
スタンド‘こ到達して時点からの時間に応じてSUBに
て決定したロールギャップ設定値およびロール周速度設
定値を出力する。次にkスタンドの出側材長いkがスタ
ンド間距離Lsに等しくなったタイミングがサイズ変更
開始点が次にスタン日こ到達したタイミングでありkを
1ふやす。
この様にしてサイズ変更終了点が最終スタンドを通過す
るまで行う。
触 発明の効果 以上説明の様に本発明によればサイズ変更点がスタンド
を通過する際の張力変動を微少にすることが可能となり
安定且つオフゲージ量の少ない圧延スケジュールの変更
が出来、これによる生産性および品質向上効果の大きい
タンデム圧延機の制御方法を提供することが出来る。
{f} 変形例 又、以上の説明は板厚、板幅一定の素材から異なる製品
板厚を得るスケジュール変更を例に説明したが、サイズ
変更点において素材の板厚あるいは板幅が異なる場合で
あっても本発明はそのま)適用出来る。
又、最終スタンドをピボツトスタンドとしたいわゆるア
ップストリームの制御方法をとる夕ンデム圧延機を例に
説明したがピボットスタンドが上流スタンド‘こある場
合はiスタンドの代りに(i+1)スタンドのロール周
速度を制御すればよく本発明の本質は変わらない。
【図面の簡単な説明】
第1図はサイズ変更開始点が(i+1)スタンドに到達
する前にiスタンドのサイズ変更が終了する板厚変更例
を示す図、第2図はサイズ変更開始点が(i+1)スタ
ンド通過後もiスタンドのサイズ変更が終了しない板厚
変更例を示す図、第3図はサイズ変更開始点がiスタン
ドに到達以後のiスタンド圧延状態の時間的変化を示す
図、第4図はサイズ変更開始点が(i十1)スタンドに
到達以後のiスタンド、(i+1)スタンド圧延状態の
時間的変化を示す図、第5図は本発明の一実施例の制御
系統図である。 第6図は板厚変更時の板形状を示すモデル図、第7図は
演算制御装置25の一実施例を示した詳細なブロック図
、第8図は演算制御装置26の機能を示す流れ図である
。1,2,3……圧延機、4……圧延材、5,6,7・
・・・・・電動機、8,9,10・・・・・・速度制御
装置、11,12,13・・・・・・圧下制御装置、1
4,15,16・・・・・・速度検出器、17,19・
・・・・・ルーパー、18,20・・・・・・ルーパー
押上力制御装置、21,22,23・・・・・・演算装
置、24・・・・・・板厚検出器、25・・・・・・演
算装置、26・・…・演算制御装置。 第1図 第2図 第7図 第3図 第4図 第5図 第6図 第8図(a) 第8図(b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 複数の圧延機を直列に配置し鋼板等を連続的に圧延
    するタンデム圧延機において、圧延中、圧延材のある長
    さを要して、圧延スケジユールを変更する場合、変更開
    始点が前記タンデム圧延機の任意のiスタンドに到達後
    、前記変更開始点が(i+1)スタンドに到達する迄の
    間、前記変更開始点がiスタンドに到達する直前のiス
    タンド前方張力を保持すべく前記iスタンドもしくは(
    i+1)スタンドロール周速度を変更し、前記変更開始
    点が(i+1)スタンドに到達後、変更終了点が(i+
    1)スタンドを通過するま迄の間でiスタンド前方張力
    を変更後の圧延スケジユールの張力値に変更すべくiス
    タンドもしくは(i+1)スタンドのロール周速度を変
    更することを特長とするタンデム圧延機の制御方法。
JP56157399A 1981-10-05 1981-10-05 タンデム圧延機の制御方法 Expired JPS6018253B2 (ja)

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